●靴日記

★1日履いた靴の情報を中心に日記形式で紹介します。

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※昨年分を以下の部分にリンクしましたので、よろしくお願いします。

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8/30(土)〜9/1(日) オールデンのローファー

この週末は、高原での1泊ゴルフ大会でしたが、黒っぽい服装でしたので、たまたま着た同系色の服装に合わせて、黒のローファーをセレクトしました。
ホテルですぐにゴルフシューズに履き替えるので、脱ぎ履きが楽なスリッポンタイプにしようと考えたことと、土のフィールドには出ないと予想して、レザーソールのローファーにしたのです。
さらには、降水確率がほとんど無かったので、コードヴァンにしました(コードヴァンは、雨に当たるとしばらくは跡が残るのです)。
オールデンのローファーを履くのは本当に久し振りですが、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンの質感を楽しめました。
甲がフラット気味でかつ広めなので、コードヴァンを十二分に堪能できて、明らかにカーフの靴とは違う風合いを、活かしきっている靴と思います。
しかも、コードヴァン特有の履き皺も良い感じで入っています。
デザイン的にも、オーソドックスなスタイルですので、カジュアルではどんな服装も合わせやすいです。
オールデン好きは当然のこととして、一般的にも魅力的な靴ではないでしょうか。


8/30(金) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、暑い中カジュアルディーでしたので、ライト感覚の服装にしたので、足元も軽くするために、ローファーをセレクトしました。
そして、明るめの天候に合わせて、何となく紺色にしました。
この濃い目の紺色は、とても洒落た足元を演出してくれます。
明るい日差しの中では、青をより感じますし、室内では黒っぽい感じにも見えます。
今回の薄めの色合いの全体コーディネートの中では、濃い色合いの足元に見えましたが、アクセントになりました。
足元のコントラストがはっきりしても、このフレンチティスト溢れる小粋なデザインなら好印象になります。
このJ.M.ウェストンのローファーのデザインはとてもナチュラルで親しみやすく、ある意味では難しい色合いの紺色も自然な感じになり、とてもコーディネートしやすいのです。
パリでは定番ですし、日本でも価格アップ無しにカラーオーダー可能とのことですので、1足目の紺色の靴としてはお勧めです。
 
トゥに芯が入っていないのか、まだきついものの、馴染みつつあるのを実感しています。
さらに履き込んで、自分の足に馴れてくるのがとても楽しみです。


8/29(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、ここ3週間木曜日に習慣的に履いているシャンボールをセレクトしました。
(さらには、結果として、3日連続で、流麗なジョンロブ・パリの8695ラストの靴を履いたことになります。)
先週と同様にブラックスーツ(物は違いますが)を着ていたので、自然とコーディネートに合わせてしまったともいえます。
黒のスーツは比較的スッキリとしたイメージになるので、このシャープなラインが結構似合うのです。
スキのないほどきれいにまとまった細身のシルエットは、U型のステッチとも絶妙にバランスがとれており、ナローなスタイルのUーチップとしては比類なき存在と思います。
手のかかるトゥのスキンステッチも、見事な仕上がりで、靴好きとしては心揺さぶられます。
とにかく、この靴を履いていると、足元はビシッと引き締まります。
 
土踏まず部分が薄くなったスペードソールではありますが、まだまだ硬いです。
さらに履き込んで、馴染んでくるのが楽しみです。


8/28(水) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、昨日のフィリップに引き続いて同じラストのマッタをセレクトしました。
とにかく、磨き込まれた趣味の良いアンティークの調度品を連想させる靴です。
ダークオークと呼ばれるダークブラウンの上質な色合いが、良く手入れされてエイジングを重ねたかのような風合いを演出しているからです。
ウルトラスムースで上質な革が広い面積の甲を覆い、内面から上質な光沢を放っているかのような輝きなのです。
さらには、キュッと絞られた流麗なトゥとシームレスな踵が、この靴のエレガンスに華を添えています。
シングルモンクとしては、この靴ほど艶やかな靴はないのではないかとさえ思います。
今回は、紺系のスーツに合わせましたが、ベルトとネクタイを同系色にして、メリハリをつけてみました。
足元主体のコーディネートには違いありませんが、視点は足元以外にも分散させることができたように思います。
黒と違って存在感があるので、コーディネートには少々気を使いますが、その分、どう合わせようかななどと、いろいろ考えることを楽しめる靴でもあります。


8/27(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、目覚めた時からこれしかないとの気持ちになり、フィリップをセレクトしました。
いつも服を着て出かけの瞬間に履く靴を決めるのですが、約一ヶ月振りになるので、どうしても履きたくなったのです。
トゥに向けて絞られた何とも麗しいシルエットには、とても心惹かれます。
ダークオークと呼ばれるダークブラウンの革は、しなやかでウルトラスムースなことはもちろん、上質でヴィヴィッドな光沢を惜しげも無く放ち、エレガントな雰囲気に華を添えています。
履いていると見えませんが、ステッチの無いシームレスなヒールはセクシーで、普通の靴とは違うとのアピールをしているかのようです。
ジョンロブ・パリの靴としては、ハンドメイドのウェイトが高いとのことで、土踏まずがカーブを描くベベルドウェイストなど、細かなディテールも丁寧に仕事されています。
パーフェクトすぎてスキがないとも言えますが、キャップ部分に小さく控えめなパンチングが施されていて、デザイン的な堅苦しさを少しはやわらげてくれています。
とにかく、ストレートチップとしては、比類無き存在と思います。
黒と違って、このダークオークは存在を主張する靴ですので、履いていると足元主体のコーディネートになりますが、良い靴を履いているとの満足感で一杯になります。
ビジネス用としては、ダーク系の色合いに合わせるなどコーディネートにも気を使いますが、トータル・コーディネートのグレードが一つ上がったかのような雰囲気を演出できる靴と思います。


8/26(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めの習慣として、朝一番に足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
靴の数がある程度揃った最近は、週初めでもタッセルモカシンを履いていない場合も多いですが、このスリッポンタイプの靴を履くと、憂鬱な気分が多少は和らぐような気がします。
スムーズにビジネスタイムがスタートするような気がするのです。
個人的に、長年そうしてきた習慣からかもしれませんが。
しかも、靴としてもとても良く出来ていると思います。
タッセル飾りの両脇の三角形に小さく出た合わせ革のデザインが、他のタッセルとは違うアクセントになっていて、カッチリした出来の良い靴との印象を強めています。
70%以上ハンドメイドの7分仕立てなので、基本的な造りも丁寧です。
特に、1枚革で覆われているにもかかわらず、土踏まず部分の密着感は素晴らしく、履き心地はスリッポンタイプとしては、最高レベルと思います。
さらには、スーツとの相性も悪くなく、簡単に脱ぎ履きできるので、ビジネスシーンにおける宴会など使い勝手の範囲はとても広い靴でもあります。
私としては、必須アイテムの靴となっています。
 

8/25(日) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、そろそろ今シーズンも着納めかなと思いながら、個人的に夏主体に身につけてきた白の綿パンに合わせて、紺のヨットシューズをセレクトしました。
海に行ったわけではなく街中を数時間歩いただけですが、夏スタイルの淡い色合い服装には、このヨットシューズは似合います。
やや明るめの紺色が、白とか青などの夏色の服装にはマッチするのです。
もともとカジュアル度の高い靴ですし、ある意味ではスニーカー感覚で履けます。
リゾート感覚溢れる靴ではありますが、普通にカジュアル感覚で気軽に履きこなしても、違和感が全くありません。
丸みを帯びたトゥ、2つしかないアイレットと、ヨットシューズとしてはプレーンな雰囲気であることに加えて、羽根の外側にロゴが入っているのでカジュアル度が増して、所謂良い靴との印象が薄れるように思います。
(個人的には、ロゴは入っていない方が好みですが)
さらには、ビブラムソール状のラバーソールではありますが、履き味がとてもソフトですし、トゥに芯が入っていないので履いていてとても楽です。
この4駆と呼ばれるヨットシューズは、それ程人気があるわけではありませんが、さりげなくJ.M.ウェストンの靴を履いてカジュアルを楽しむには良い靴ではないでしょうか。

この紺色のヨットシューズは、日本では定番ではありませんが、フランスのJ.M.ウェストンのショップでは定番です。
フランスに行く機会がありましたら、購入する候補としても良いと思います。


8/24(土) ベルルッティのアンディー

今日は、出かける時間的余裕が無く少々急いでいたので、スリッポンタイプの靴の何かにしようと思っていたのですが、気がついたらこのアンディーをセレクトしていました。
明るめの色合いが目についたからか、無意識のうちに履いていたのです。
靴入れの中では、このポインティーで美しいシルエットも全ては見えなかったはずですが、明るく発色の良いライトブラウン系のパティーヌ(色付け)は惚れ惚れするほど魅力的な色合いは目についていたからです。
何色か重ねて、良い意味で染みのような風合いを持たせた独特の色合いはエイジングも感じさせてくれて、まさに芸術品のような佇まいです。
何もつけずにブラッシングして軽く磨くだけでも、眩いばかりの光沢なのです。
ベルルッティだけに使われる門外不出のベネティアンレザーは、とにかく他の革には無いスペシャリティに溢れています。
しかも、ロングノーズでトゥに向けてシェイプされた魅惑的なシルエットが大きめなベロァとあいまって、バランス良くまとまっています。
まさに、「ベルルッティか、それ以外の靴か」と言いたくなる靴です。


8/23(金) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン

今日は、どうしてもベルルッティの靴を履きたくなり、Uーチップをセレクトしました。
ベルルッティの靴は1週間振りなのですが、しばらく履いていないような気がしました。
他の靴とは明らかに異なる趣の靴ですので、しばらく履いていないと禁断症状が出るような感じなのです。
スクエア気味のトゥに向けてキュッと絞られたロングノーズでポインティーなラストは、好みはあると思いますがが、好きになるととことん好きになる可能性を秘めています。
かくいう私は、魅せられてしまったわけです。
デザイン的にも、低く深い位置からスタートするU型のステッチはこの靴のシルエットの美しさを強調していますし、上部に2つしかないアイレットはロングノーズなデザインを一層引き立てています。
濃いダークブラウンを主体に、たくさんの色をちりばめられたパティーヌ(色付け)もエイジングを重ねてきたかのようにも見えます。
まさに、靴の領域を越えて、芸術品のレベルにまで達しているような気さえします。
私のファースト・ベルルッティでして、ベルルッティの魅力に引き込まれてしまうきっかけとなった個人的に記念すべき靴です。
 
甲上部の1枚革がロングノーズで広めなのですが、足の形に合わせて変化してピタリと吸い付くのような心地良さです。
もともとロングノーズの靴は、足の上部に包み込むような履き味なのですが、ベネティアンレザーは類稀なる伸縮性も特徴ですので足に合わせて形が変化しやすいからか吸い付くような感じで、履き心地も最高です。


8/22(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、特に深い理由はありませんが、Uーチップを履きたくなり、シャンボールドをセレクトしました。
少々テーパードがかった黒のパンツに合わせましたが、思ったよりも渋くまとまりました。
この靴は、フィリップなどのトップラインほどの光沢では無く、程良い光り具合です(普通の靴よりは光沢があります)ので、革質だけでは全体コーディネートの中でもそれ程顕著には主張することはありません。
しかしながら、細身でロングノーズ気味のシルエットが、絶妙なバランスに配置されたU型ステッチと組み合わされて、とてもシャープに見えて、いかにも他の靴とは違う雰囲気を醸し出しています。
一見すると冷たさを感じる程、キレのいい美しいラインがトゥに向けて容赦無く絞りこまれて、この流麗な佇まいを演出しているのです。
革質だけでも一般的には上質の靴との印象かもしれませんが、バランスのとれていてエレガントなこの流麗なデザインがあってこそ、この靴の存在感をさらに高めています。
数あるUーチップの中でも、もっとも美しい靴ではないでしょうか。

まだまだ、履き馴らし中でして、硬めな印象はそのままです。
土踏まず部分が薄くなるスペードソールなのですが、決してソフトな履き心地ではないのです。
ある意味では、ジョンロブ・パリの靴らしい、剛性感に溢れた履き心地とも言えます。
早く、馴染んで欲しいものです。


8/21(水) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ・メダリオン(ダークブラウン)

今日は、無性にJ.M.ウェストンの靴を履きたくなり、遊び心のあるメダリオン付きのストレートチップをセレクトしました。
会議と幹部説明があり、少々重い案件をオーソライズすることになっていて、襟をただして望みたいとの気分でしたので、この質実剛健な靴を履こうと考えたのです。
極普通のシルエットですので、気分を盛り上げるほどの華やかさはありませんが、メダリオンが付いているので程よい存在感があります。
オーソドックスなデザインでもあり履いていると足元はさりげなくまとまるので、(足元など)余計なことに気を使う必要がないからか、気分的に平静さも保たれるような気がします。
この靴を履いた効果かどうかはわかりませんが、全てうまく進みました。
クラシカルなセミスクエア気味のトゥですし、全体的なデザインも流行とは無縁なので、極普通のストレートチップのように見えます。
しかも、ダークブラウンは、あまりその存在を主張する色合いではありません。
しかしながら、基本がシッカリした造りで耐久性も高く、プレーンなデザインも長年付き合うにはメリットでもあります。
目立つ靴では無いので、スーツとの相性も良いです。
さりげなく良い靴を履いて足元を楽しむには、最適な靴ではないでしょうか。


8/20(火) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、宴会が予定されていたので、靴の脱ぎ履きが楽なシングルモンクのマッタをセレクトしました。
玄関に数足並んだ靴の中で、上質な光沢が目についたことも、履いた理由です。
比類無きウルトラスムースな質感ですし、しなやかで履き皺も残りにくい、いかにも最上質な革質です。
少々薄いのですが、あまり伸びることはなく、とにかくしっかりしています(フィッティングが合っていない場合は馴染ませるのが困難ではないかと感じるほどです)。
このダークオークと呼ばれるダークブラウンの光沢は、きめの細かい革の内部から輝いているかのような上質感です。
もちろん、好き嫌いはあるとは思いますが、既製靴ではジョンロブ・パリのトップラインでしか味わえない革と思います。
このシングルモンクのマッタは、甲上部の1枚革が広いので、十二分に堪能しました。
濃いチャコールグレー系のスーツとの相性は良かったですが、やはり足元中心のコーディネートになりました。
シングルモンクなので、元々スーツとの相性は良く、コーディネートは楽です。
黒よりも目立つ色合いではありますが、上質な靴を履いているとの実感を味わうことができます。
上質な存在感を楽しむには、最適な靴ではないでしょうか。


8/19(月) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、台風が接近しており、雨模様でしたので、こんな時に最適のゴルフをセレクトしました。
ビジネス用には同じダークブラウンではロジェの方が向いていますが、デビューに際して大雨の時に履くのはさすがに躊躇してしまいました。
雨の時には、ローテの都合などで、ビジネス用にもこのゴルフを履くこともあります。
本来カジュアル用ですが、雨天時にはレザーソールの靴よりもこのゴルフの方が相応しいと考えています。
特に、このダークブラウンはシックで目立たない色合いなので、足元がそれ程は主張しないこともあって、ビジネス用としてもさりげなく履きこなせます。
紺系のスーツとの相性は良かったです。
ところで、出勤の際に、相当勢いのある雨に遭遇しましたがびくともせず、会社では足元が濡れている人が多い中、私は普段と変わらず濡れていなかったので、いつも通りに仕事をスタートできました。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんし、水が浸出する個体もあるようですが、フッ素加工された革とラバーソールで完全武装されているこのゴルフを履いていると、通常はどんな大雨でも安心できます。
(ちなみに、甲のU型のステッチ部分にまで水が溜まるほどの大雨の時には、浸出したきた記憶もあります。)
雨でも履く靴のレベルを維持できますので、満足感が高いのです。
とても汎用性が高くて重宝しているので、ゴルフ4足とロジェ3足揃ってしまいました。
これから、秋雨のシーズンも始まりますが、個人的に雨対策は万全です。


8/18(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、雨が降ったり止んだりと、はっきりしない天気でしたので、こんな時に最適な全天候型のゴルフをセレクトしました。
この紺色の革は、フッ素加工がされていないものの純正クリームで何度も手入れしたので、今日のような雨に当たるか当たらないかの天気に一度履いて、効果を試したいと考えていたのです。
結果は、少々雨に当たりましたし、濡れた路面も歩きましたが、問題はありませんでした。
元々J.M.ウェストンの革は耐久性には定評があるので、少々の雨に当たるくらいでは問題がなくて当然ともいえます。
一方、ウェルトからの水の浸出もとりあえずはありませんでしたが、本格的な雨ではどうかはわかりません。
総合評価として、大雨ではどうかはわかりませんが、とりあえずは少々の雨なら合格です。

丸みを帯びてコロンとしたシルエットは、とにかくカジュアルなら汎用性は高いですし、紺色は控えめながらも他とは違う風合いが感じられるので、1足持っているとコーディネートの応用範囲が広まります。
ちなみに、今日のようなすっきりしない天気では、黒に近い色合いに感じられて、渋い雰囲気になりました。
一方、晴れて明るい太陽の下では、明らかに青っぽく感じられます。
光加減によって、見た目が変化するのも、濃い紺色の特徴ですし、個人的にはとても好きになった色合いです。
最初に買った紺色系の靴はやや青みが強い紺色はヨットシューズですが、本格的に紺系が好きなったきっかけは、この靴の濃い色合いです。
新しい趣味が花開いたような気がして、同じ色合いのローファーと、AUBERCYのホールカットも買ってしまいました。
既製靴には紺色が少ないので限界はありますが、、個人的には今後も紺色の靴がもっと増える可能性があります。

この紺色は、フランスでも定番ではありませんが、日本では代官山のブルターニュでのみ販売されています。


8/17(土) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、高原にドライブに行ったのですが、先週デビューさせたばかりで馴らし中の紺のローファーをセレクトしました。
本来ならば、ゴルフなどのラバーソールの靴の方が向いているのでしょうか、車で運転する時間が長く実際に歩く時間は短いと想定したのです。
実際、整備された遊歩道を数十分歩いただけですので、履き馴らしにはちょうど良かったです。
まだまだ硬いですが、丸いトゥ部分に芯が入っていないからか普通の靴よりも足先が楽なこともあり、2回目の着用ではありますが、全体的にも違和感は無くなりつつあります。
ところで、淡い色合いを中心に紺色のボーダー柄のシャツをアクセントにしたコーディネートでしたが、足元の紺色が全体と調和がとれてうまくまとまりました。
程よい光沢と、濃くてシックな色合いの紺の革が、控えめながら洒落た存在感なのです。
しかも、デザイン的には、オーソドックスながらも小粋なフレンチティストに溢れています。
この紺のローファーは履いているだけで、さりげなくお洒落な足元を演出してくれるようです。


8/16(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、カジュアル・フライディーなので、暑いこともあってローファーにしようか迷いましたが、ソフトな履き心地のホールカットのアレッサンドロをセレクトしました。
私が持っているベルルッティの靴の中では、ローファータイプのアンディーがややピッタリサイズなこともあって、意識的にコンフォート感溢れるこのアレッサンドロを履きました。
カッチリした履き心地のジョンロブ・パリの靴を3連続で履いたので、楽な靴が履きたくなったのです(読み返すと、前回もそうでした)。
さらには、ベルルッティの靴を履きたい気分が、自分の心の中で盛り上がっていたことは確かです。
とにかく、スクエアでポインティーなシルエットと、他に類を見ない美しいパティーヌ(色付け)が、芸術的といえるほどに調和していて、とても印象的なのです。
ベルルッティにだけ使われる門外不出のベネティアンレザーは、パティーヌで有名ですが、カーフとしては履き皺がクッキリと入ってエイジングを重ねたかのような演出ができることも特徴です。
アンティークな雰囲気でありながら魅惑的でもある佇まいには、麻薬的な程に魅了されています。
このような独特の味わいの靴を楽しめるのは、私の持っている靴の中ではベルルッティだけです。
ですので、無性にベルルッティの靴を履きたくなることがあるのですが、今日がまさにそれでした。
 
比較的プレーンなデザインでコーディネートしやすい(紺系のツイル素材のパンツと合わせたのですが、相性も良かったです)ですし、ノルベジアン製法ですのでガンガン履いてもある程度の耐久性はあると思われるので、1足目のベルルッティの靴としてお勧めです。
フランスに行く予定が無い場合は、消費税込みで16.8万円投資するのに見合った靴といえると思います(ちなみに、フランス価格は、免税込みで約10万円ちょっとです)。


8/15(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、パッと目についた靴の中で、Uーチップが履きたくなり、シャンボールドをセレクトしました。
フィリップとマッタなどと同じ8695ラストですので、トゥに向けて絞られたきれいなシルエットなのですが、U型のステッチの効果かよりシャープに見えます。
掬い縫いに加えてトゥのスキンステッチも見事な仕上がりで、靴好きとしては、とても心が擽られます。
この美しいラインは、この靴を普通の靴とは明らかに違った特別な存在にしていて、いかにも良い靴であると視覚的にアピールしているかのようです。
スキがないとも言えなくはありませんが、優雅ながらもメリハリあるこの靴独特の雰囲気は、数あるUーチップの中でも極上の佇まいを醸し出しています。
もちろん、好き嫌いはあるかもしれませんが、どこから見ても文句のつけようが無いUーチップと思います。
さすがに、革質とか造りは、同じジョンロブ・パリでもフィリップとマッタクラスには及びませんが、ダブルソールでもあり堅固さは一段上にさえ感じます。
Uーチップなので、ある意味では少々カジュアルな面もあるので、この少々厚みのある革の方が似合っているとも思います(今日はスーツに合わせましたが)。
とにかく、履いているだけで、足元がシャープかつ華麗にまとまる靴と思います。
 
ダブルソールなので、当然のことながら硬めの履き心地ですが、逆に剛性感を感じて安心できます。
ただ、今回も少しですが踵が擦れ気味でしたので、足に完全に馴染むのはまだまだ先のようです。


8/14(水) ジョンロブ・パリのヴィンテージ2000(ダブルモンク・Uーチップ)

今日は、昨日のマッタに引き続いて、何となくストラップ付きの靴を履きたくなり、ダブルモンクのヴィンテージ2000をセレクトしました。
靴入れに後ろ向きに入っている靴の中で唯一のシームレスな踵が目についたこともあります(偶然ですが、フィリップとマッタは正面を向いていました)。
とにかく、靴好きを刺激するアイテムに溢れた靴です。
ダブルモンク、スキンステッチ、ロングノーズ・スクエアトゥ、スペードソール、・・・、そしてシームレスなヒール、と、こんなにもスペックが充実した靴は他には無いのではないでしょうか。
しかも、それらのアイテムが、付け入る隙すらないように、調和が取れてまとまっています。
完璧すぎて、近づきがたいほど高貴な佇まいなのです。
荘厳な靴ではありますが、グレー系のスーツに合わせると、何とかシックリくるようにはなりつつあります。
ただ、今回も、この靴に似合う高貴な人間に振舞わなければならないと、感じさせる威厳は感じました。
基本的には、Uーチップですので、少々着崩したコーディネートでも大丈夫なのかもしれませんが、まだ完全なカジュアルには合わせたことがありません。
いつか、挑戦したいものです。


8/13(火) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、特に何を履くか決めていなかったのですが、上質な光沢が目についたマッタをセレクトしました。
実は、前回履いた後に、クリームとワックスで少々念入りに手入れをしたのですが、黒よりもこのダークブラウンは結構光沢が目立ちます。
光具合・強さだけなら、他のブランドでも存在するかも知れませんが、革の内面から光が放たれているかのような、上質な色艶なのです。
特に、このマッタは、甲の上部が1枚革で広く覆われているので、一層光沢が引き立ちます。
さらには、光沢があるだけでなく、やや薄くしなやかで、凹凸の少ないウルトラスムースな最上質な質感です。
一方、ソフトな感じは無く、剛性感が強くカチッとしています(この硬さは好みが分かれるかもしれません)。
また、シングルモンクではありますが、キュット絞られたシルエットと、この最上質な革質の相乗効果で、趣味の良いアンティークの調度品のような佇まいです。
スーツとの相性も良く、程よく手入れしてこの靴を履くと、足元は引き立ちます。
ジョンロブ・パリのトップラインの靴ですので、価格もそれなりに高いですが、この革質を楽しむだけでも、買う価値があるのではないでしょうか。


8/12(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、朝一番に足入れが楽な、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
週初めは、このタッセルモカシンを履くことが多いのですが、フランス旅行などのイベントが重なったからか、ダークブラウンのローテになって初めての登場です。
久し振りに履いて、これまで何年も続けてきた週初めの標準スタイルでしたので、何と言いますか身体にしみついた習慣に戻り、ホッとした安心感で一杯でした。
デザインといい、履き心地といい、自分のスタイルにしっくりと馴染むのです。
ところで、このJ.M.ウェストンのタッセルモカシンは、70%以上ハンドメイドの7分仕立てでカチッとした造りです。
そのおかげか、1枚革にもかかわらず、土踏まず部分がピッタリとしていて、スリッポンタイプとしては履き心地も最高です。
この履き心地が、足に慣れてしまっていて、リラックスできたのかもしれません。
しかも、デザイン的にも、タッセル飾りがネクタイと相性が良く、スーツとのコーディネートも楽ですので、汎用性が高いです。
ダークブラウンは、濃い色目のスーツと相性も良く、それほど目立たない色合いですので、さりげなく履きこなすこともできます。
現在、日本では売っていません(以前はシップスで扱っていましたが)が、パリでしか買えない靴の中では、お勧めの靴の一つです。


8/11(日) ベルルッティのアンディー

今日は、特に深く考えるでもなく、気がついたら、このアンディーをセレクトしていました。
それほどまでに、我ながらこのベルルッティの靴を好きになってしまったのかなぁと、日記を書きながら感じ入っています。
(暑かったので、このアンディーでなくても、ローファーにしたと思いますが。)
トゥに向けてキュッと絞られたポインティーなラインは魅惑的ですし、目についたら履かざるを得ない雰囲気があります。
しかも、ライトブラウン主体で所々に色合いを重ね合わされたパティーヌ(色付け)も、アンティークかつ芸術的な風合いを醸し出しています。
さらには、この門外不出のベネティアンレザーは、パティーヌも美しいですが、その光沢もとてもきれいなのです。
軽く磨いただけで、眩いばかりに輝きます。
程よく入った履き皺が、さらにこの革にエイジングを重ねたかのような、良い感じにしています。
履いていると、この美しい靴を見ているだけで、満足感で一杯になることもあるほどです。
メリハリのある独特なデザインなので、好きになると、とことん好きにさせられる要素があり、私は魅せられてしまいました。
ところで、明るめの色合いの服装に合わせたのですが、足元が引き立ちながらも、全体コーディネートにうまくマッチしたように思います。
いずれにしても、足元主体になりました。

今年最高気温な中、アスファルト上を歩く機会があったのですが、何となく足に熱気が感じられました(気のせいかもしれませんが)。
これまで、マッケイ製法のデメリットはあまり感じたことはありませんでしたが、大地をダイレクトに足に伝えやすいとのことで、熱帯の夏にはどちらかといえば向かないかもしれません。
といいますか、製法に限らずレザーソールの靴は、異常な程強い直射日光で焼かれたアスファルトは、向いているはずがないとも言えます。


8/10(土) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、昨日のローファーに引き続いて、青系の靴を履きたくなり、紺のヨットシューズをセレクトしました。
車で、少々遠くへ出かけようとした(結局は暑い中での渋滞で断念)ので、リゾート気分を高めようとの思いもありました。
ローファーとゴルフよりは、ほんの少し明るめの色合いなこともあり、夏の強い日差しに当たって少々目立ちます。
その色合いが、アウトドア風のデザインにマッチして、日常から離れたリゾート感に溢れているような気がするのです。
さらには、少々深く刻みの入ったラバーソール、低めで大きめな甲、2つと少な目のアイレット、などのディテールも、いかにもオンタイム用ではないオフ向きの雰囲気なのです。
個人的には、コートダジュールの高級リゾート地のカンヌで買ったことも、そのような思い込みに影響しているかもしれません。
青系は、この靴が最初でして、その後も数足増えました。
そういう意味では、私に新しい靴の世界を広げてくれた靴とも言えます。

昨日履いたローファーと比較すると、とても楽な履き心地です。
サイズは全く同じで、ラストもほぼ同じ、この靴もトゥに芯が入っていないこともありますが、革がソフトに感じたほどです。


8/9(金) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、今回フランスで買ってきた靴のデビュー第1号として、紺のJ.M.ウェストンのローファーをセレクトしました。
暑い中カジュアルディーですので、足元もレースアップよりは涼しげなスリッポンタイプにしたかったこともあり、思わず履いてしまったわけです。
朝、家を出た瞬間に感じたのですが、季節がらか直射太陽に当たると、濃い色合いとはいえ、クッキリと青がさえます。
そういう意味では、どちらかといえば、夏にも合わせやすい靴と感じました。
一方、シットリした深みのある色合いでもあり、基本的には半年前に買ったJ.M.ウェストンのゴルフの紺色と同じ色です。
ですので、室内では濃い色合いで、それほど目立たずに、程よい存在感です。
また、デザイン的には、完成された小粋なフレンチスタイルですので、履いているだけでお洒落な雰囲気が感じられます。
実際に履くと、紺もこの小洒落たデザインと相性が良く、意外にもライトブラウンよりも遊び心が少なくカッチリした印象になったような気がします(今後履き込むうちに、印象が変わるかもしれませんが)。
色の違いだけで、こんなにも印象が異なるのかなぁと、正直感じました。
本格靴としては一番最初に買ったライトブラウンのローファー以来、スムースレザータイプとしては10年以上たってこの靴を買ったのですが、とっても新鮮な気分です。
この靴が、円安で以前よりは価格差が縮まったとはいえ、フランスでは3万円台のプライスですので、パリに行かれる方には紺に限らずお勧めの1足です。
 
最近は、靴の馴らしも慣れていると自覚していましたが、さすがはJ.M.ウェストンの靴だけあって、板の上に乗っているかのような感覚で結構きつかったです。
トゥに芯が無いのでまだましかもしれませんが、シングルソールにもかかわらず、ラバーソールのヨットシューズよりも硬く感じるほどです。
でも、サイズはこれがベストとわかっていますので、馴染むまでしばらくがんばります。


8/8(木) AUBERCYのウィングチップ・トリプルソール

今日は、特に理由はありませんが、ボリューム感のあるボディーが目について、このトリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
いくつかの靴と並んでいると、やはり張り出したコバが印象的で、何となく履いて欲しいと誘っているようにも思えたのです。
実際に履いてしまえば、渋いダークブラウンの色合いと、内羽根式の収まりの良さからか、意外なほど目立ちません。
さりげなく、他の靴との違いを主張しているような、絶妙な存在感なのです。
グレー系のスーツにも、とてもマッチしていていました。
フランスの靴雑誌「TREPOINTES」で見て、1/2メジャー(パターンオーダーの1種)したのですが、買って大正解でした。
 
厚いソールにもかかわらず、履き心地は比較的ソフトで心地良いです。
土踏まず部分までフォローしている芯の効果で、ピッタリとした感じでもあります。
履き馴らしが進んでも、当初のタイトな履き心地が維持されているのも、この大きめな芯のおかげかもしれません。


8/7(水) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ・メダリオン(ダークブラウン)

今日は、ダークブラウンのローテになって唯一履いていないビジネス用の靴が、このメダリオン付きのストレートチップであることにふと気がつき、思わずセレクトしました。
トゥなどに適度なメダリオンが付いている遊び心溢れるストレートチップではありますが、煌びやかな雰囲気は決して無く、むしろ質実剛健な靴との印象が強いです。
クラシカルなセミスクエアなトゥ、耐久性に溢れ適度に光沢がある革、少々小振りで華奢なシルエット、など、基本が良く出来ているのです。
ダークブラウンの色合いも、目立つ程の光沢があるわけでもありませんで、濃い色合いのスーツには良くマッチします。
とにかくこの靴は、全体コーディネートの中では存在感をそれ程は主張せずに、さりげなく履きこなすことができます。
目立つ程上品なシルエットの靴も好きですが、たまにこの靴のようなオーソドックスなスタイルの靴も、肩の力が抜けて自然に履くことができます。
耐久性に定評のあるJ.M.ウェストンの靴ですし、オーソドックなデザインのため、今後何十年も履き続ける靴と思います。


8/6(火) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、2日間の研修最終日だったので、集中力を維持するために意識を高める意味もあって、エレガントなUーチップのシャンボールドをセレクトしました。
フィリップ、マッタと同じラストなのですが、U型のステッチとトゥに入ったスキンステッチのバランスが良いからか、さらにシャープな印象にも感じます。
トゥに向けてのシェイプがより強調されて見えるのです。
とにかく、流麗なラインを描くこの靴を履くと、自然と気分が高揚します。
上着無し・ノーネクタイの完全カジュアルなスタイルに合わせたのですが、全体の中で足元がいかにも決まっている、そんな靴主体のコーディネートになったような気がします。
上品で美しいシルエットは、少なからぬ存在感があり、いかにも良い靴を履いている雰囲気を醸し出していました。
ビジネス主体にはなりますが、基本的にはUーチップですので、今回のようにカジュアルにも合わせられないことはないので、便利でもあります。
最も美しくかつ完成されたUーチップの一つと思います。

買って以来半年以上経過しているもののまだまだ馴らし中であることに、履いてから気づきました。
まだまだ全体的に硬めで、良い意味では剛性感に溢れているとも言えなくもありませんが、踵部分が軽い靴擦れになってしまいました。
土踏まず部分が薄くなるスペードソールなのですが、靴の返りが良くなるのはまだ先のようです。
とはいえ、ほぼ馴染んだバロスの馴らし中も踵に刺激がある同じような症状でしたので、足にピッタリする履き心地になる期待が持てます。


8/5(月) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、研修でカジュアルな服装であったこともありますが、明るいグレー系の服装に合わせて、私の持っている中では最も明るい色合いのこのアレッサンドロをセレクトしました。
普段の業務とは離れるので、発想の転換も必要になるとも考えて、何となくソフトな雰囲気の靴にしようとの考えが自然に浮かんだことも、この靴を履いた理由です。
グリーン地をベースにパティーヌ(色付け)されているので、決して派手ではありませんが、さすがに太陽光に直接当たると明るい色合いがはっきりします。
同じベルルッティのスムースレザー程の光沢はさすがにありませんが、ベルルッティ以外の靴と比較すると、光沢も十分あります。
しかも、革が伸びるトゥ部分ではスムースレザーのような光沢でもあり、良い感じです。
この凋みが入ることで、革の光り方にもメリハリができてエイジングを重ねたかのような風合いも感じられて、何ともいえない佇まいなのです。
派手な光沢を放つスムースレザーとは異なり、ベルルッティの靴としては落ち着いた雰囲気も演出できて、さりげなく履きこなすこともできます。
この独特の凋みの入ったグレインレザーは、昨年から発売になったタイプですが、スムースレザーとは違った魅力を感じます。
2足目のグレインレザータイプのUーチップも今回のフランス旅行で買ってしまった程気に入ってしまいました。

気がついたら、5日間で4回もベルルッティの靴を履いたことになります。
他の靴には無い独特の佇まいに、魅せられてしまっています。
もちろん、ソフトで楽な履き心地なので、連続的に履いても足に優しいことも、つい履いてしまう理由です。


8/4(日) ベルルッティのアンディー

今日は、短時間ではありましたが、暑い中休日出勤したので少々体もだるかったのですが、気持ちだけは軽やかになるようにスリッポンタイプのアンディーをセレクトました。
明るいライトブラウン系にきれいにパティーヌ(色付け)されていますし、ソフトな履き心地でもあり、この靴を履くと何となく気分も明るくなるような気がしたのです。
実際、ベルルッティの靴を履いている満足感で、多少はリラックスできるから不思議です。
それほど、気に入ってしまったのです。
トゥに向けて急激に絞られたポインティーなラストは、見れば見るだけ、魅せられてしまいます。
日本ではまだ扱っていない頃、初めてこの靴を雑誌で見た時には、何と奇抜な靴なのだろうと正直感じたのとは、全く解釈が変わってしまいました。
ある意味では、実物を見ると美しさが一層引き立つ靴ともいえます。
メリハリのある魅惑的なカーブを描いたこの靴に芸術的な美観を感じるのです。
最近は、同様なデザインもコピーされて出回ってきていますが、このオリジナルなデザインを最初に創り出した現当主のオルガ・ベルルッティさんは、私が言うのもおこがましいですが、本当に偉大な方と思います。


8/3(土) J.M.ウェストンのローファー

今日は、少し車で出かけただけですので、簡単に履けるスリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
蒸し暑くてカジュアルな服装でもあったので、レースアップの靴よりは多少は涼しいスリッポンタイプを履こうと考えたのです。
季節がら、この明るいライトブラウンは、爽やかな印象も与えてくれます。
10年以上たって、少々薄くなってきた色合いも、また良い感じなのです。
小粋なフレンチスタイルのローファーですので、履いていると軽やかで洒落た感じがします。
何度見ても、最も完成されたデザインのローファーの一つと思います。
本格靴として、初めて買った靴ですが、まだまだ現役でして、小傷はあるものの傷みはほとんどありません。
買った当初は、天候に関係無くがんがん履いて来たので、J.M.ウェストンの耐久性を、実感してきた靴です。
履いている時は、いつも履いている普通の靴の一つとして自然な気持ちでいるのですが、改まって考えると、この靴を履いていて出会った様々な出来事が思い起こされます
今後も、ずっと履き続ける思い出深い靴です。


8/2(金) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン

今日は、昨日に引き続いてベルルッティを履きたくなり、最もベルルッティらしいシルエットのUーチップをセレクトしました。
このトゥに向けて急激に絞られたポインティーかつスクエアなラインは、一言では表現できませんが、とにかく魅惑的です。
低く深い位置から始まるU型のステッチに加えて、アイレットが上部に2つしかないことで、ロングノーズもかなり強調されていて、メリハリのあるデザインを演出しています。
この甲上部の1枚革が広いデザインは、美しさを引き出していると同時に、伸縮性のある革なので足に貼り付くかのような履き心地も実現しています。
しかも、濃茶系で様々の色を重ね合わせた独特のパティーヌも、この靴をさらに魅力的なものにしています。
靴全体が見える程度の長さのパンツに合わせたのですが、この独特ではありますが、美しい靴を十二分に堪能できました。
ある意味では、癖のある靴でもありますが、それだけに好きになると、とことん好きになる、麻薬的な要素を持った靴と思います。
私は、まさに、惚れてしまっています。


8/1(木) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、3日連続でカッチリした履き心地のジョンロブ・パリが続いたので、さすがにソフトな靴が履きたくなり、ベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
パティーヌ(色付け)で有名なベネティアンレザーですが、類稀なる伸縮性も特徴で、足に優しい履き心地なのです。
ロングノーズなので、足が包み込まれるような感触でもあります。
しかも、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法の靴ではありますが、ソールも比較的柔らかめなのです。
足に合っていたら、これほどコンフォート感溢れる気持ち良い履き心地の靴は、ノルベジアン製法としては他には無いのではとないかとさえ思います。
ところで、ベルルッティのクラブラインの靴としては、比較的落ち着いたプレーンなデザインでもあり、ビジネス用にも何とか合わせています。
もちろん、ベネティアンレザーは軽く磨いただけで、ビガッと光り、しかもその光沢が持続するので、全体コーディネートの中で足元は結構主張します。
しかしながら、ミディアム・ブラウンなので、やや明るめの色合いのスーツには合わせやすいのです。
逆にこの靴を履くと、遊び心が自然と芽生えるので、発想が豊かにもなるような気がします。
ベルルッティの靴としては、比較的自然に履くことができるうえ、その魅力を堪能できる靴でもあり、初めてのベルルッティの靴としては、お勧めできる1足です。
16万円の高価格に見合う価値は、十二分にあると思います。


7/31(水) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、送別会があって靴の脱ぎ履きの機会が多くなると想定されたので、シングルモンクのマッタをセレクトしました。
スリッポンタイプの方がもっと楽なことは確かですが、この靴もモンクストラップを留めるだけなので、比較的容易に靴を履くことができました。
なぜか、私の回りには靴の紐を結ぶのに時間をかけている人はほとんど皆無(ほとんど紐は結ばれたまま)なので、店の移動などのペースに合わせることができました。
もちろん、使い勝手の良さだけでなく、この靴を履いていると、いかにもジョンロブ・パリのトップラインらしい上質感を堪能できます。
甲上部に広がる1枚革は、やや薄くかつしなやかで最上質な質感がありながら、実際履くとデリケートな感じはなく逆に剛性感すらあります。
しかも、その光沢はウルトラスムースな革質を反映して内面から湧き出ているかのようで、独特の存在感があります。
シンプルなシングルモンクながら、この最上質な革質が、細身でロングノーズのシルエットをいっそう際立たせていて、優雅で美しい靴を演出しています。
この靴を履くと、全体コーディネートの中でも、良い意味で足元が結構存在を主張します。
軽く磨いて光沢を出したのですが、チャコールグレー系のコーディネートの中で足元がアクセントになりました。
履いてるだけで、全体が引き締まる、そんな靴と思います。


7/30(火) ジョンロブ・パリのヴィンテージ2000(ダブルモンク・U−チップ)

今日は、かなり久し振りにヴィンテージ2000をセレクトしました。
とにかく崇高で、ある種の威光すら感じる靴です。
ロングノーズかつスクエアなシルエットに、U型のステッチと甲上部にある2つのモンクストラップがバランス良く配置されたデザインは、一見すると近づきがたい印象すらします。
この高貴な佇まいには、まだ完全には慣れきっているは言えませんが、自分もこの靴に相応しいレベルの人間になろうと意識させてくれる靴でもあります。
履くたびに上昇意欲を高めてくれるほど、個人的な思い入れが強いのです。
とはいうものの、フランス帰りの私には、今日はさすがに蒸し暑くて、上着を着る気がしなかったので少々着崩したコーディネート(チャコールグレーのパンツ+半袖シャツ+ネクタイ)に偶然なったのですが、意外とこの靴と相性が良かったです。
やはり、Uーチップですので、それほどカッチリしていないスタイルにも合うことがわかりました。
もちろん、そんなスタイルでも、ある種の緊張感のようなものは履いていて感じてはしました。
いずれにしても、手の届かない位置にあるような感じすらしていたのですが、しだいに自分のものになりつつあります。


7/29(月) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、夏休みボケがないように、気合を入れるために、ジョンロブ・パリのトップラインのフィリップをセレクトしました。
足元だけはシャープに引き締めて、休みあけではありますが、仕事は滞り無く進める必要があると感じたからです。
このフィリップを履いていた効果かどうかはわかりませんが、実際はそれほど緊急な案件もなく、休み明け初日としては、無難なスタートをきれました。
黒ほどではありませんが、やや華やかなダークブラウンでも、この端正な面持ちの靴を履くと自然と気が引き締まります。
トゥに向けて絞られたシルエットは、さりげなく他の靴と差別化されています。
しかも、このダークオークと呼ばれるダークブラウンの革は、軽く手入れするだけでまばゆいばかりの光沢を放ち、華麗な印象を強調しています。
ですので、黒よりも、ジョンロブ・パリのトップラインの靴を履いているとの意識が自然と涌き出てくるような気がして気分も高まります。
そういう意味では、トゥに一列のメダリオンがあるだけのシンプルなストレートチップではありますが、独特なオーラを放っているような感じすらあります。
一方、少々小傷は目につきやすいので、逆に枯れた感じに変化していくのも、楽しみでもあります。
趣味の良いアンティークの調度品のような風合いが、さらに磨きがかかるような気がするのです。
黒の方がビジネス用としては無難ではありますが、この華のあるダークオークもいかにも「違いのわかる靴」を実感できるので、どちらが好きかは迷うところです。


7/18(木)〜28(日) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今回のフランス旅行では、前回に引き続いて、黒のゴルフをセレクトしました。
以前は、オールデンのUーチップとかチャッカーブーツも履いて行ったこともあるのですが、このゴルフを入手してからはフランス旅行ではもっぱらこればかりです。
フッ素加工されたアッパーとラバーソールで武装された、いかにも頑丈そうな造りが、長期間利用しても安心なのです。
靴のコロンとしたかわいいシルエットは、カジュアルなスタイルの多い旅行では、使い回しも楽で、合わせやすいです。
ニースでは、さすがに日中はサンダルと併用したものの、パリではこのゴルフのみでかなり長時間歩き回りました。
連日の着用にもかかわらず靴自体にヘタリもなく、大活躍してくれました。
ラバーソールなので少々硬めではありますが、丸みを帯びて楽なトゥと、適度にタイトな土踏まずより後半部分のバランスがとれていて、とても履き心地の良い靴と感じました。
今後とも、旅行などで、活躍しそうです。

ちなみに、今回は、シューツリーも持っていったのですが、一夜でかなり回復するのか、無い時よりも靴の状態は良かったです。
やはり、シューツリーがあると、型崩れを防ぐだけでなく湿気もかなり吸収してくれて靴の持ちも良さそうです。


7/17(水) AUBERCYのウィングチップ・トリプルソール

今日は、一見して派手な外観が目についた、トリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
コバが3段になった独特のシルエットに、他の靴にはない風格を感じたのです。
実際に履くと、内羽根式ですし、ダークブラウンですので、パッと見ほどの派手さはありません。
コバが張っていますし、光沢のある革ですので、決して落ち着いた雰囲気ではありませんが、さりげなく履きこなすことができる靴と思います。
ミディアムグレーのスーツに合わせましたが、ほどよく足元が主張してアクセントになり、全体コーディネートにメリハリがつきました。
AUBERCYとしては、初めて買った靴なのですが、タッチがソフトで入り込みやすく、自然に履きたくなる靴です。
基本的に造りは良いのですが、適度に履き皺が入り、適度に光沢がある靴ですので、肩意地張ったスキの無い印象はなく、親しみが湧くのです。
しかも、土踏まず部分まで伸びた芯が土踏まずを効果的にサポートして、履き心地も良い靴です。
ゴツイ外見に似合わずに、比較的柔らかい履き心地でして、靴の返りも良くトゥ部分の磨耗もそれ程進んでいません。
適度な存在感を主張しながらも履き心地も良く、心身ともにリラックスできる靴と感じました。


7/16(火) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ(ダークブラウン)

今日は、特に理由も無く自然な気持ちで、プレーンな内羽根式ストレートチップをセレクトしました。
スクエア気味のトゥ、大きめなキャップ、カッチリした丁寧な造りなど、いかにもJ.M.ウェストンらしいオーソドックスな質実剛健な靴です。
少々ぶつけても傷のつきにくい丈夫な革は、目立つことは無いものの程よい光沢もあり、剛性感の高い靴を造り出しています。
クラシカルなこの靴は、足元が目立つことも無くまとまり、逆にスーツを引き立てていると感じる程で、とても相性がいいです。
しかも、比較的目立たないダークブラウンですし、特に濃い色目のスーツとのコーディネートはとても楽です。
スーツに合わせてさりげなく履いているオーソドックスな靴が、実は上質なJ.M.ウェストン製である、そんな演出ができます。
この靴をビジネス用に履いていると、あまり足元は意識しないで済む、汎用性のとても高い靴と思います。


7/15(月) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、ダークブラウンのローテションに変えた初日ですので、何となく気合が入り、節目に履くことの多い、フィリップをセレクトしました。
このダークオークと呼ばれるダークブラウンは、とにかく軽く磨いただけでビガッと光ります。
薄くしなやかな最上質の革は、黒以上にその上質感が明らかです。
とはいえ、人工的な感じはなく、何と言いますか、いかにも上質で趣味の良いアンティークの調度品のような雰囲気を味わえます。
ですので、黒よりも、華やかですし、存在そのものをかなり主張する靴といえます。
トゥのキャップ部分に一列だけメダリオンが入ったシンプルなパンチド・キャップトゥと呼ばれる普通のストレートチップなのですが、色艶が少々目立つので自然と足元中心のコーディネートになります。
ここらへんは、深く意識しないでビジネス用に履ける黒とは対照的です。
ちなみに、今回は無難にグレーのスーツと茶系のネクタイに合わせました。
ダークブラウンですので、黒よりも合わせる色合いの応用範囲は本来広いのですが、あえて濃い色目の服装に合わせて、この靴の華麗な佇まいを引き立てようとも考たのです。
とにかく、この靴を実際に味わうと、満足感で一杯になります。
さらには、この靴を履いていると、「良い靴を履いていますね」と声をかけられることが多い靴でもあります(今日は、声がかかりませんでしたが)。
そういう意味では、存在感ある光沢から誰が見ても良い靴と感じてくれる、わかりやすい靴とも言えます。


7/14(日) J.M.ウェストンのローファー

今日は、風はありましたが暑かったので、ちょっとでも涼しい靴にしようと思い、スリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
素足では履かなかったので、実際はそれほど涼しかったわけではないのでしょうが、気分的には足元が軽くなったような感じでした。
しかも、色もライトブラウンなので、軽やかな印象ではあります。
約12年前に買って以来、経年変化以外の傷みもほとんど無いのですが、色合いが少々薄くなってきている分、一層明るい印象になるようです。
今でも、光沢はほど良くありますし、小粋でフレンチティストに溢れたデザインも、現在売っている物とほとんど変わりはありません。
カジュアルなシーンでは、このローファーを履いていると、無難にまとまりますので、便利な靴でもあります。
今日は色落ちしたデニムに合わせましたが、相性は良かったです。

とにかく、私が靴好きになった記念すべき靴ですし、リペアを繰り返すことで、一生履き続けるであろう靴です。
現在でこそ登場回数が減っていますが、買った当初は週に1回以上、雨でも天候に関係無く履いていたことを考えると、J.M.ウェストンの耐久性を、まさに実感してきた靴です。
まさに、永世定番と言っていい靴と思います。

足型がソールに沈み込むほどに馴染んでいますが、心地良いきつさを保っています。
実はトゥは足先が少し触れていますが、このローファーは例外的に芯が入っていないので、問題は無いのです。
いまだにカッチリした履き心地を保っているのは、さすがは、J.M.ウェストンの靴と思います。


7/13(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、晴れたり曇ったりの天候でしたが、夕方には雨の心配もあり、紺のゴルフをセレクトしました。
アッパーにフッ素加工されてはいませんが、もともとJ.M.ウェストンの革は雨でも耐久性がありますし、純正クリームで何度も手入れをしたので、ある程度の雨でも安心と思ったのです。
結局は、運良く傘が必要かどうかギリギリの小雨程度にしか遭遇しなかったので、全く問題はありませんでした。
(この靴が、雨でウェルト部分から水が浸出しやすい固体かどうかは、確かめられませんでした。)
濃い色のジーンズに合わせたのですが、同じような色合いでしたので、相性はバッチリでした。
薄い日差しに当たって、濃いながら青っぽい色合いと完全にわかりましたが、適度な光沢があって洒落た感じだったと思います(場合により、暗い室内では、黒っぽくも見えます)。
鮮やかな青ではないので、意外とコーディネートは楽ですし、他の靴にはないオリジナリティーを感じることができて、履いていてうれしい靴でもあります。
普通に道を歩いていても誰も注目してはいませんが、それなりのショップでは、ちらりと足元がチェックされることが多いです。
さりげなく、違いを主張したい方には、お勧めの靴です。

この靴は、パリでカラーオーダーしました。
パリでは25%アップですが、日本では、今のところアップ料金の設定は無いようですので、ねらい目の靴とも言えます。


7/12(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン・グレインレザー

今日は、白に近い淡い色合いの綿パンとカラシ色のカットソーを着ていていたので、明るいベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
暑い中、運良くカジュアルディーなので、なるべく涼しい格好をしようと考えたら淡い色合いのコーディネートになったので、足元も明るめな靴にしようと考えたのです。
本来目立つ色ではありますが、グレインレザーですので目立つほどの艶も無く落ち着いた風合いも感じられて、適度に存在を主張しています。
緑色をベースに、明るい茶系にパティーヌ(色付け)されていますが、グレインレザー独特の凋み部分には緑色も感じられて、渋い印象もあります。
しかも、買った当初はほぼ単一色でしたが、手入れをするうちに、所々に色ムラができて、アンティークな良い感じになってきました。
スクエア気味のシルエットも、自分自身見慣れてきたこともありますが、ベルルッティの靴であることをそれ程意識しないで、極自然に履けるような感覚になっています。
もちろん、この靴もポインティーなラストではありますが、他のベルルッティの靴よりは癖が少なく入り込みやすいとも思います。
さらには、比較的ソフトな履き心地ではありますが、ノルベジアン製法ですので、ほとんどのベルルッティに採用されているマッケイ製法より、耐久性はあります。
私自身は、靴の数が揃ってきて、それぞれの靴の登場頻度が少なくなっているのでマッケイ製法でも気になりませんが、週に1回以下のペースで履く方には、このノルベジアン製法もお勧めです。
ベルルッティは、耐久性云々を問題にする靴ではないと思うだけに、なおさらこのがんがん履けるノルベジアン製法の靴は貴重な存在と思います。


7/11(木) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、台風後の快晴でしたので、レザーソールの靴を履こうと思い、目についたマッタをセレクトしました。
フィリップは靴箱の扉の中にあったのですが、たまたまこのマッタは外に置いている靴入れにあって、シームレスな踵が目に付いたのです。
シームレスな踵は技術的にはさほど難しくないとのことですが、他の靴と比較して明らかな違いを感じて、これを履くしかないとの気分にさせられました。
履いてしまうと自分からは見えないのですが、何となく他の靴にはない優越感を感じさせられるのです。
踵は見えませんが、甲の上部一面に使われている、しなやかでウルトラスムースな最上質な革は十二分に堪能させられます。
加えて、キュッとシェイプの効いたロングノーズのシルエットは、瀟洒かつ優雅な雰囲気を演出しています。
もちろん、ハンドメイドの割合もかなり高くて、ステッチなどの基本的な造りも良く出来ています。
シングルモンクストラップとしては、これほど美しい靴は他にはないのではないでしょうか。
もともと、モンクストラップはクラシカルな靴ですし、あらゆるスーツとの相性も良く、靴の脱ぎ履きも簡単なので、使い回しはとても楽です。
ジョンロブ・パリのトップラインの靴ですので、価格はそれなりに高価ですが、価格に見合う価値は十分にあると思います。


7/10(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、台風の天気予報でしたので、当然のことのように、ロジェをセレクトしました。
運良く朝に家を出る時には雨は降っていませんでしたが、帰りには運悪く大雨に遭遇しました。
路面には水溜りが出来る程の激しい雨の中、傘を差して歩いたのですが、ズボンはびしょ濡れだったにもかかわらず、靴はビクともしませんでした。
さすがは、フッ素加工のアッパーとラバーソールで完全武装されていることだけあります。
ウェルト靴ですので、必ずしも完全防水ではありませんが、この固体は雨が侵入することはまず無いようです。
とにかく、今日のような大雨でも足元には気を使わことがなかったので、ロジェを持っていて良かったと心から思いました。
ところで、比較的細身でシェイプのきいたシルエットなので、ビジネス用に履いています(Uーチップですので、カジュアルにも合わせます)。
U型の重ね縫いされたステッチのバランスが素晴らしく、小粋で洒落た足元を演出できるのです。
ソフトな印象の強いUーチップですが、スーツ姿に合わせて違和感は全くなく、好感の持てる足元になりました。
全天候型のビジネス靴として、晴れでも履けますし、雨の時にも靴のレベルを落とさずに済むことから、1足持っているとローテションが楽になりますので、2足目以降に購入する靴としてお勧めできます。

何度も紹介していますが、細身なシルエットが影響して私の足に合っていないのか、フィッティングは必ずしも最高レベルとは言えません。
ベストなサイズで、足に馴染んではいますが、ピッタリと吸い付くような感覚ではないのです。
足全体の面ではなく、数カ所のポイントで、支えているような感じがします。
馴らしの際の苦労を思えばこれでも良い状態ですし、他の靴のレベルと考えると遜色無いのですが、J.M.ウェストンの靴ですので高いレベルを求めてしまうのです。
もちろん、足に合っている方には、他のJ.M.ウェストンの靴同様、素晴らしい履き心地になると思います。


7/9(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、少々派手な外見がぱっと目についた、ドゴールをセレクトしました。
特にどんな靴を履くか決めていなかったですが、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法が大ぶりな外観にマッチして、威圧的ともいえるほどの存在感を感じたのです。
とはいえ、黒ですので、実際に履いてしまうと、全体コーディネートにうまく隠れるからか、靴入れに収まっている姿よりは、意外と派手さは感じないから不思議です。
足入れ部分が2重になっているなど、基本的にはクラシカルなスタイルのUーチップですので、スーツからカジュアルまで汎用性が広い靴です。
しかも、90%以上ハンドメイドの9分仕立てですので、スキンステッチといい、細部のステッチといい、丁寧に造られています。
この派手な外観に似合わず、足にピッタリとする履き心地は、ハンドメイドの割合が高いから実現しているのでしょうか(履き馴らしには苦労しますが、馴染むと最高です)。
圧倒的な存在感と、ピッタリする履き心地を実現している靴という意味では、このドゴールの右に出る靴は、私の知る限りはありません。
とにかく、J.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。
 
今日も、踵にある金属プレートが高らかに響いていたからか、地下鉄のホームで、振り向かれてしまいました。
オリジナルが好みなので、ラバーに替える気はありませんが、この大きな響く足音は特徴でもあるものの、周囲には気を使う必要があります。


7/8(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、典型的な夏空でしたので、週初めに履くことの多いタッセルモカシンを、迷うことなくセレクトしました。
朝一番の足入れが楽なので、気が重くなりやすい週初めでもスタートしやすいのです。
さらには、この靴は雨に弱いコードヴァンですので、雨の心配の無かったことも、履いた理由です。
素っ気無いデザインの多いオールデンとしては、細身のアバディーンラストなので、普通にオンタイム用に合わせられます。
といいますか、個人的には、ビジネス用にしか合わせていません。
さらには、週初めに履くことはもちろん、宴会など靴の脱ぎ履きが多いシチュエーションでも、活躍します。
スリッポンタイプのビジネス靴は、これしか持っていないのですが、個人的にデザインが好きなこともあって、とても気に入っています。
とにかく、タッセルモカシンに限らず、スリッポンタイプのビジネス靴は1足あると汎用性が高くてとても重宝すると思います。


7/7(日) ベルルッティのアンディー

今日は、久し振りに完全に陽が差していたので、うれしくなり明るめの色合いのアンディーをセレクトしました。
さんさんと降り注ぐ陽光を浴びて、明るい茶色をベースに何色もの色彩が交じり合った美しい色調が、さらに強調されています。
この絶妙なパティーヌ(色合い)を、久し振りに十二分に堪能できました。
完全に晴れていると、この美しい靴がさらに引き立ちます。
色合いだけでなく、トゥに向けてキュッと絞られたロングノーズでポインティなラストも、輝いて見えます。
パンツの裾がそれほど長くなく、自分からも靴全体が見えていたのですが、とても満足感で一杯でした。
美しいなシルエットはもちろん、大きめなベロアとの全体的なバランスも良く、いかにもベルルッティらしいデザインと思います。
この靴は、大地の感触をダイレクトに伝えて、かつ、オールソールリペアが何度も出来ないとされるマッケイ製法ですが、今のところは不自由を感じていません。
ある程度靴の数が揃って、個人的には登場頻度が少ないので傷みが少ないこともありますが、ベルルッティは他の靴ブランドとは違って、耐久性云々を問題にする靴では無いと、解釈しています。
「ベルルッティかそれ以外の靴か」と、思います。


7/6(土) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン

今日は、晴れていたので、コードヴァンのカジュアル靴を履こうと考えて、目についたAUBERCYのホールカットをセレクトしました。
この靴はアッパーにまでステッチが入ったノルベジアン製法ですので、黒い革に白いステッチがコントラスト豊かに目立って、とても印象的だったのです。
ステッチは細めに幅が細めになっていて、決して派手ではありませんが、白い糸が使われているのでクッキリと縁取りされている感じなのです。
この効果か、スクエアでトゥに向けて狭くなったロングノーズのシルエットが、強調されて良い感じです。。
しかも、縫い合わせの無い1枚革で造られているので、コードヴァンの鈍い独特の光沢は存在感十分でして、この白いステッチとの相性もバッチリです。
さらには、この靴に使われているコードヴァンは、肉厚で均質な、上質なものが使われています。
黒の綿パンとグレイのカットソーに合わせましたが、足元主体のコーディネートになりました。
手入れしてコードヴァンの光沢を目立たせた場合は、良くも悪くも足元主体になります。

土踏まず部分まで伸びた芯の効果か、ある程度履き馴らしてもトゥに向けてタイトな感触が残る独特な履き味です。
ソールも比較的柔らかく、派手なノルベジアン製法の外観に似合わず、履き心地もとても良い靴です。


7/5(金) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、7月に入って初めてのカジュアルディーでしたので、何となくリゾート気分になりJ.M.ウェストンのヨットシューズをセレクトしました。
仕事上はバタバタしていたものの、この靴を履いた効果かどうかはわかりませんが、気合が空回りせずにソフトな気分で対応できたからか、うまく進みました。
この靴の青は、ゴルフの紺色とは違って、少々明るい色合いです。
深みのある色合いではありますが、暗いシチュエーションでも、青を感じることができて、軽やかな印象です。
外側アイレット下にあるJ.M.WESTONのロゴも、それ程目立たたない程度の絶妙な色合いと思います。
ビブラムソール状のオリジナルなソールも、大地をカッチリと踏みしめている感じで、安心感が強いです。
色合いといい、スタイルといい、ヨットシューズであることを十二分に感じることができて、履いていてとても気分が良いです。
この靴をカンヌで思わず買ってしまって、ニースのプロムナード・デ・ザングレ(海沿いのメインストリート)の闊歩したことを思い出します。
早くフランスのコートダジュールに行きたい気分が高まってきました。
 
この靴は、日本では扱っていない色ですが、カラーオーダーは可能とのことです。
価格アップ無しでオーダーできるとのことですので、リゾート気分を味わいたい方にはお勧めです。


7/4(木) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、雨の心配がない天気予報でしたので、昨日に引き続いて、コードヴァンの靴の中からアバディーンラストのストレートチップをセレクトしました。
(とても、暑い1日でしたが、梅雨は明けたのでしょうか?)
昨日履いたモディファイドラストのストレートチップとは異なり、オールデンとしては細身なシルエットです。
無骨なスタイルの多いオールデンの靴ではありますが、このアバディーンラストのストレートチップは、比較的洗練されたスタイルの靴と思います。
極普通のシルエットとも思いますが、モディファイドラストのストレートチップを履いた後ではそう感じます。
さらには、部位によって質感が異なることも多いコードヴァンですが、この靴には上質な革が使われていて、鈍い光沢がさらに磨きがかかっています。
ビガッと光ったコードヴァンは、黒ではありますが、濡れたようにも見える程の質感です。
キャップと羽根の間に入った履き皺は、コードヴァン独特の味わいはありますが、このきれいな靴には似合わないような気もするほどの好印象な靴です。
ある意味では、オールデンらしくない靴ともいえますが、ビジネス用に合わせるには、最適な靴の一つではないでしょうか。
 
造りは、アメリカンな靴らしく大味なところもあります。
コバの張り具合が一定でなかったり、ステッチが均質でなかったしています。
このあたりは、人間味を感じるオールデンらしさでもあり、ご愛嬌ではないでしょうか。


7/3(水) オールデンのストレートチップ(モディファイドラスト)

今日は、スッキリとはしない空模様ではありましたが、降水確率が低かったので、コードヴァンのストレートチップをセレクトしました。
コードヴァンは、雨に当たると跡が残って、しばらくとれないので、なるべく雨には当てたくないのです。
それにしても、印象に残る程グラマラスなシルエットです。
たっぷりとした丸みを帯びたトゥは、かなり目を引きます。
このお世辞にも美しいとは言えないシルエットながら、目を惑わすような豊満な佇まいが、良くも悪くもこの靴の特徴です。
トゥには余裕がかなりあり、土踏まず部分に向けてギュッと絞られた、履き心地を重視した造りの結果、このようなデザインの靴になったと想像します。
無骨で素っ気無い造りのオールデンならではの靴と思います。
しかしながら、妙な緊張感もなく、気軽かつ自然に履ける靴でもあり、親しみやすい靴でもあります。
モディファイドラストなので、まさに足にピッタリと吸いつき、麻薬的な履き心地の良さですし、オールデン(モディファイドラスト)でしか味わえません。
しかも、コードヴァンの鈍い光沢はビガッと光り、この靴を存在感を高めています。
まさに、無骨なスタイルが真骨頂なオールデンらしい1足と思います。


7/2(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、ウィークディーとしては久し振りに降水確率の低い天気予報でしたので、レザーソールの靴を履こうと考え、マッタをセレクトしました。
後ろ向きに入れた靴入れの中で、シームレスな踵部分が妙に目についたことも、履いてしまった理由です。
さらには、前回履いた時につけてしまった小傷がどのような状態に見えるか、実際に確かめたかったこともあります。
とにかく、ウルトラスムースな最上質な革が贅沢に使われた、いかにも瀟洒な靴です。
この甲上部の広い上質な1枚革が、キュッとシェイプのきいたトゥのシルエットの美しさをさらに強調しています。
数あるシングルモンクの中では、最も華麗な印象を与えてくれる靴なのではないでしょうか。
ある意味では近づきがたい印象もありますが、オーソドックスなシングルモンクなので、スーツとの相性も良く普通に履きこなすことができます。
しかも、スリッポンタイプほどではありませんが、ストラップはレースアップよりは脱ぎ履きがとても楽ですので、宴会などでも重宝します。
黒のビジネス靴のラインナップとしては、個人的に外せない存在となっています。

ヒールカップ部分につけたしまった傷ですが、間近で見ると良くわかりますし、浅くはありません。
しかしながら、内側ですので歩いていると見えない位置ですし、黒いクリームで傷の部分をケアしてあるので、実際に履いている時はそれ程は目立ちませんでした。
黒なので、傷部分の着色がしやすくて、ラッキーだったともいえます。


7/1(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、あいにくの雨模様だったので、当然のようにロジェをセレクトしました。
フッ素加工されたアッパーとラバーソールで完全武装されているので、雨でも安心なのです。
このロジェは、J.M.ウェストンとしては比較的新しい靴で、つい数年前に発売になったのですが、雨天時のビジネス向きの靴として無くてはならない存在となっています。
細身のトゥと低めな甲のデザインがビジネス用として相性が良く、遊び心のあるUーチップではありますが、主にスーツに合わせています。
U型の重ね縫いされたステッチの大きさと、先割れしたトゥのバランスが絶妙で、洗練されている靴との印象がとても強いです。
この靴と同じようなデザインでレザーソールのタイプはかなり前からあり、多くの靴ブランドからコピーされた程完成されたものと思います(レザーソールのタイプとの違い:アイレットの数が少ない、ストームウェルトに刻みがある、トゥのシェイプ具合が僅かに緩やか、など)。
Uーチップとしては、最も美しい靴の一つではないでしょうか。
この靴のおかげで、雨が降っている時のビジネス靴の心配をしなくてもよくなりました(連続して雨が降ると、履けませんが)。
汎用性も高くて、1足持っているととても重宝する靴です。
 
このシェイプがきいたシルエットのため、私の足には完全には合っていないのか、必ずしも履き心地は足全体に吸いつくような感じではありません。
小指から踵までの外側の側面と、親指付け根あたりで支えている感じです。
もちろん、巷に溢れる普通の靴よりは優れているのですが、J.M.ウェストンの靴には高いレベルを求めてしまいます。


6/30(日) オールデンのUーチップ

今日は、怪しい空模様でしたが雨は降っていなかったので、コードヴァンの靴を履こうと考えて、久し振りにUーチップをセレクトしました。
路面が、完全には乾いていなかったので、レザーソールではなく、プランテーション・クレープソールと呼ばれるラバーソールの靴の中から選びました。
オールデンのレザーソールは、雨に濡れると結構柔らかくなり、小石がめり込みやすいのです。
それにしても、無骨でワイルドなデザインです。
トゥの部分が盛り上がっているかのようにも感じる、独特のシルエットです。
全体的に丸みを帯びた、お世辞にも美しいとはいえないデザインですが、アメリカンテイストに溢れて大味なオールデンらしい靴と思います。
さらには、コードヴァンの鈍い独特の光沢が、U型のステッチが施された広めの甲との相性もとてもいいです。
このある意味で素っ気無い靴ですが、コードヴァンが使われていることで、他の靴との差別化がはっきりするからか、履いていて満足感が高いです。
この靴は、黒の靴はコードヴァンしか持っていなかった頃に、雨でも履こうと買ったのですが、コードヴァンは雨に当たると後が残って簡単には消えないので、靴の数が揃ったからか雨では履かなくなったこともあって、登場回数が少なくなっています。
しかしながら、レースアップのUーチップですので、コーディネートは比較的楽ですし、汎用性は高い靴と思います。
フランス旅行に履いて行ったこともあります。


6/29(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日も、あいにくの雨でしたので、当然のことのようにゴルフをセレクトしました。
明るめのベージュ系のパンツに合わせたので、4色持っているゴルフの中でライトブラウンにしたわけです。
とにかく、甲高で丸みを帯びたシルエットは、コロンとしてかわいらしく、小粋な足元を演出してくれます。
カジュアルなシーンでは、天候にかかわず、このゴルフを履いている限り、色合いにさえ気をつけたら、足元は安心です(雨が続くと、ビジネスにも使いますが)。
このライトブラウンは、手入れをするうちに、やや深みのある色合いになってきたのですが、これが渋くてまだ3年程度しか経過していないにもかかわらず、何と言いますか年月を感じさせる風合いになってきました。
J.M.ウェストンの茶系の純正クリームには、ライトブラウンはなく、販売されている中では一番薄い茶系のミディアムブラウンを使ってきたからでしょうか。
前回のフランス旅行で、日本では今のところ扱っていない黄色のクリームを買ってきて使ったのですが、革の表面に残ったミディアムブラウンのクリームと混ぜ合わされたのか、逆にもっと深みのある感じになったりもしました。
このあたりは、感じ方は人それぞれですし、とても微妙な感じがします。
靴の手入れには、ある程度の基本はありますが、完全には確立された方法がなく、個人的趣向が色濃く反映させられると、再認識しました。


6/28(金) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、怪しい空模様でしたが、降水確率は低かったので、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
他の靴でも良かったのですが、多少なりとも雨の心配があり、レザーソールの靴の中ではノルベジアン製法で頑丈な造りなので、不意の雨にも強いドゴールにしたわけです。
もちろん、レザーソールの靴ですので本来は雨には当てたくないので、運良く雨には遭遇しなかったので、ホッとしました。
さらには、お世話になった上司の送別会兼お祝い会でもあり、気分が高揚してもいて、思わずJ.M.ウェストンの最高峰ドゴールを履いてしまったともいえます。
この靴を履くと、堂々とした存在感に溢れたデザインが、履いている上からでも確認できて、自分までも最高レベルの人間になった気にさせられるのです。
とはいえ、黒は、色合いから比較的目立たない佇まいでもあり、程よく足元が主張する感じです。
しかも、このゴツイ造りに似合わずに、馴染んでくると足にピッタリと吸い付くような履き心地です。
存在感と、履き心地が両立しているので、履いていると、とにかく満足感でいっぱいになります。
個人的には、「これ以上は無い靴」と、感じています。



6/27(木) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、またまた雨でしたので、昨日とは色違いのダークブラウンのゴルフをセレクトしました。
本来なら黒のローテなのですが、さすがに雨が連続して続くと違う色の登場になってしまいます。
中1日で、黒のロジェを履こうかと迷いましたが、雨に当たってから完全には乾いていないかも知れないので、今回は何となく躊躇してしまいました。
とはいえ、このダークブラウンはシックな色合いで、それほど靴の存在を主張することはなく、まとまります。
しかも、フッ素加工されたアッパーなので、普通の革よりはマットな光沢なのです。
チャコールグレー系のコーディネートの中で、無難にまとまりました。
このフッ素加工されたアッパーのダークブラウンの靴では、パリのショップにロジェをカラーオーダー中です(パリでは、ダークブラウンは定番ではありません)。
本来は、ロジェの方がビジネス向きなので、早くフランスに行って入手したいと感じました。


6/26(水) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、昨日に引き続いての雨模様でしたが、さすがにロジェを連続して履くわけにはいかず、ゴルフをセレクトしました。
本来は、甲高なシルエットに立ち気味のU型ステッチが施されていてカジュアル向きの靴ですが、最初から雨の時にはレザーソールの靴を履くよりもベターとのポリシーを個人的に持っていて、場合によってはビジネス用にもゴルフを履きます(晴れている時には履きません)。
とにかく、フッ素加工されたアッパーとラバーソールは、少々の雨ならビクともしません。
もちろん、ウェルト靴ですので完全防水ではなく、水が浸出する固体もあるそうですが、少なくても私の持っているゴルフはそんなことはありません。
まさに、全天候型の靴です。
フッ素加工されているからか、心持ちマットな色合いなので、濃紺系の全体コーディネートの中でも靴がそれ程は目立つことはありませんでした。
本来はビジネス向きでは無い靴ではありますが、さりげなく履きこなせたような気がします。
梅雨時ですので、今後もビジネス用に履く機会があると思います。
1足持っていると汎用性の高い靴であることは確かで、フランス旅行などに履いていく最有力候補の一つとなっています。


6/25(火) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、朝に家を出るときには雨が上がっていましたが路面が濡れていたことと、降水確率が高かったので、例によって全天候型のロジェをセレクトしました。
フッ素加工アッパーにラバーソールと、雨には万全なのです。
しかも、甲が低くシェイプのきいたシルエットは、スーツに良くマッチします。
Uーチップですので、もちろん、カジュアルにも合います。
U型のステッチのバランスもよく、遊び心溢れるデザインで、この靴を履いていると小粋にまとまるので、足元は安心です。
とにかく、多くの他のブランドにコピーされた程完成されたもので、晴れている時にも十二分に使えるデザインです。
この梅雨時に、1足持っていると、汎用性が高くてとても重宝する靴です。


6/24(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週はじめであることと、宴会の予定があったので、迷うことなくスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
月曜日は、週末の哀愁を引きづって何となく憂鬱なので、朝一番に足入れしやすいこの靴を履く機会が多くなります。
さらには、脱ぎ履きがしやすいので、宴会にはとても便利なのです。
デザイン的にも、オールデンとしては、スタイリッシュなアバディーンラストですし、タッセル飾りがネクタイと相性がいいので、スーツにも合います。
しかも、コードヴァンの鈍い光沢が、他では味わえない魅力となっています。
タッセル飾りに隠れて、甲上部の革の質感はそれ程は目立ちませんが、さりげなく他の靴との差別化がされています。
ソールとヒールの縫い合わせがうまくマッチしていないなど、造りは決して丁寧ではありませんが、逆に親しみを覚えます。
オールデンは、もともとアメリカンな大味な造りなのですが、愛着がわくといいますか、気にならないから不思議です。
ビジネス用のオールデンの靴としては、靴の揃った最近でこそ登場回数は少なくなったものの、長年にわたりかなり酷使してきて、ほつれも目につくようになっています。
靴の状態から考えると、もしかしたら一生は履けないかもしれませんが、今後も、できる限り履き続けようと考えています。

6/23(日) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン

今日は、怪しい空模様で、黒っぽい服装でしたので、同系色の黒の靴にしようと思い、目についたホールカットをセレクトしました。
休日ですので、じっくりと履く靴を考える余裕があったのですが、肉厚のコードヴァンの鈍い輝きが、合わせ革の無い1枚革で造られたこのホールカットにとっても似合っていて、思わず履いてしまったのです。
黒系主体の服装でしたので、全体コーディネートにうまく溶け込んでいましたし、白いステッチがアクセントになり良い感じでした。
さて、希少なコードヴァンだからか、オールデンの場合は良くも悪くも品質が一定していないことも結構ありますが、このAUBERCYは左右の質感も同一ですし、ステッチなどの細部の造りも丁寧です。
芯も土踏まず部分までありますし、基本的に手の込んだ靴と思います。
この芯の効果か、土踏まずまでピッタリする履き心地ですし、最初はつま先に少々余裕が合ったのですが、普通の靴とは違って履き込むほどにタイト気味にさえ感じられるのです。
トゥ部分がキュッと締まっているのですが、この独特の履き味のおかげか、トゥ部分が痛くなることはありません。
AUBERCYの靴はこの靴も含めて2足しか持っていませんが、スタイルといい、履き心地といい、とても気に入ってしまっています。
パリで、3足目になるオーダー済みの紺のホールカットを手にするのが本当に楽しみです。


6/22(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、降水確率は高くはありませんでしたが、どんよりとした空模様でしたので、ゴルフをセレクトしました。
フッ素加工はされていない革ですが、J.M.ウェストンの革はもともと少々の雨なら問題ないですし、暑くなってきた季節柄、何となく紺色にしたわけです。
(結局は、運良く、雨には当たりませんでした。)
空模様から日当たりが弱かったので、屋外でも黒に近い色合いに感じました。
画像にあるような明るい日差しに当たっている色合いではなく、もっと暗い感じです。
パッと見は黒、良く見ると紺色という感じでしょうか。
さらには、コロンとした甲高で丸みのあるシルエットは、かわいらしいですし、何と言いますか愛着が湧きます。
深みのある濃い紺色は、このゴルフ特有のデザインにも似合っています。
とにかく、黒に近い使い方ができるうえ、さりげない違いを感じることができて、とても便利と感じています。
カジュアル靴としては、このゴルフを履いていたら足元は安心できます。


6/21(金) ベルルッティのアンディー

今日は、夜にちょっと緊張する宴会があり、靴の脱ぎ履きがすぐにできるローファータイプのアンディーをセレクトしました。
やはり、スリッポンタイプの靴は、宴会に限らず、急ぐ時など脱ぎ履きに時間をかけたくない時にとても重宝します。
カジュアルなシーンでは、ローファーがあると便利です。
黒系のコーディネートに、この明るい茶系のパティーヌ(色付け)の靴ですので、コントラストがはっきりとして、結構目立ちました。
しかも、靴全体が見える程度の裾の長さでしたので、このトゥに向けて急激に絞り込まれたシルエットの美しさを堪能できました。
足元がアクセントになった、コーディネートでした。
とにかく、このポインティーなラストは、メリハリがきいてとても魅惑的です。
このようなベルルッティでしか味わえない佇まいは、惚れてしまうかのような魅力に溢れています。
「ベルルッティか、それ以外の靴か」と、感じる程、他の靴と差別化が確立している靴と今回も感じました。

この靴は、私が持っている唯一のマッケイ製法です。
履き味は、グッドイヤー・ウェルト製法と比較しても、それ程差は感じませんでしたが、ややトゥ部分がタイトに感じるようになってきました。
沈み込みはあまり無いはずなのですが、トゥの芯部分は伸びずに回りが馴染んで、足に当たり気味になったのでしょうか(理由は良くわかりません)。


6/20(木) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、午後から雨模様の天気予報ではありましたが、黒のローテにしてから一度も履いていないドゴールをセレクトしました。
久し振りなことに気づいてしまって、どうしても履きたいとの思いが強かったことと、ソールが厚くゴツいノルベジアン製法なので、少々の雨なら問題がないからです。
運悪く、傘が必要な程度の小雨に当たりましたが、ビクともしませんでした。
とにかく、画像の通り存在感溢れる靴です。
アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法が組み込まれた派手なシルエットは、一目でドゴールとわかります。
ただし、黒なので、全体的なコーディネートに合わせやすく、茶よりは目立ちません。
適度に存在感を主張している感じです。
黒のスーツに合わせたので、全体コーディネートにマッチすることは自明ですが、足元もさりげなく主張していました。
さらには、このある意味では派手なデザインからは想像できないほど、履き心地も最高です。
靴の上部がクッションのような感じで、足にピッタリと吸い付くような心地良さなのです(まだまだ、硬いですが)。
この存在感と履き心地を両方味わえることは、他の靴にはない魅力です。
J.M.ウェストンの最高峰の靴たる価値は十二分にあると思います。


6/19(水) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、久し振りにスッキリした晴天になったので、迷うことなくフィリップをセレクトしました。
とにかく、気分まで晴々として気持ち良かったこともあり、履いているだけで気持ちも高揚するこの靴を堪能したくなったのです。
程よくシェイプされたトゥと、少々張り出しが目立つコバが、うまく調和されたきれいなシルエットです。
技術的にはそれ程困難ではないとのことですが、ステッチのないシームレスな踵部分もきれいなラインを描いていて、こだわりを感じます。
さらには、内部から上品に光っているかのような光沢を放つ、しなやかでウルトラスムースな革質が、他の靴にはない魅力を醸し出しています。
ジョンロブ・パリのトップラインなので、ハンドメイドの割合もかなり高いとのことで、細かなステッチもきれいですし、造りも全く妥協していません。
欠点が全く見当たらない、パーフェクトな靴と思います。
画像で見るとスキがなく近づきがたいような印象もあるかとは思いますが、形的には普通のストレートチップです。
ですので、ビジネス用に履いていても、見た目程は違和感がありません。
パッと見は普通のストレートチップですが、わかる人にはフィリップとわかる、そんなさりげなさも持ち合わせているのです。
まさに、キング・オブ・ビジネスシューズの称号に相応しい靴と思います。
エレガントの極みを普通に味わいたい方には、自信を持ってお勧めできます。


6/18(火) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、朝から傘の必要な雨模様でしたので、こんな時の定番のロジェをセレクトしました。
フッ素加工アッパー、ラバーソールと、完全武装されているので、雨でも安心です。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、水溜りを踏んだ程度では、水が浸出することはありません。
(ある方のロジェは、このウェルト部分から水が浸出しやすいとの情報もあり、その靴の固体によっては水がにじんでくる場合もあるようです。)
細身でスタイリッシュなシルエットの靴ですので、スーツにも合わせやすいですし、とても重宝しています。
U型のステッチ部分が靴全体の中でバランスがとてもとれていて、ソフトでスマートな印象も与えてくれます。
靴の数がある程度揃ってきたので、ここ最近は雨天時しか履いていませんが、プランニングの時に履くと発想の転換が図れるような気もします。
とにかく、今日のような雨でも、この流麗な靴を履いているので、満足感で一杯でした。


6/17(月) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、降水確率は低かったのですが、曇り空でしたので、雨に弱いコードヴァンではなくカーフの靴を履こうと考え、ピッタリして気持ちの良いプレステージクラブのストレートチップをセレクトしました。
(結局は、雨には遭遇しませんでした)
とにかく、足全体がピッタリと貼り付くような感覚です。
もちろんトゥにはやや余裕がありますが、他は足全体が靴下のように一体化しているような感じさせします。
プレステージクラブは、コンピューターで計測するオーダー方式なので、このような履き心地になるのでしょうか。
さらには、羽根の締まり具合の僅かに開いた感じが絶妙で、合わせ革の甲の上部が盛り上がったデザインとのバランスもとれています。
この既製タイプにはない、プレステージクラブ特有のカーブを描いた合わせ革のデザインは、靴全体の丸みを帯びたシルエットとも何となく通じるものがあります。
この丸みを帯びたオーソドックスなデザインは、スーツ姿なら、畏まることなく気軽に履きこなせて、汎用性も高いです。
今日は、チャコールグレーのスーツに合わせましたが、もちろん、無難にまとまりました。

この靴は、パリでしかオーダーできません。
計測後の靴作成期間の3ヶ月以上空けて、パリに(2回)行く予定がある方は、このプレステージクラブに挑戦することをお勧めします。
ちなみに、この靴の他にも、既製靴タイプには無い様々なバリエーションがあります。


6/16(日) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン・クラブライン

今日も、怪しい雲行きでどんよりとした空模様でしたので、濃い色合いのベルルッティのUーチップをセレクトしました。
この靴は、私のファースト・ベルルッティなのですが、スクエアなトゥに向けてのシェイプが最も急になっていて、とても魅惑的なシルエットです。
特徴的なシルエットなので、ある意味では癖がありますが、ロングノーズでポインティーな佇まいは、他の靴にはない独特な存在感があります。
メリハリのきいたラインは、まさに芸術的な境地に達しているとさえ思います。
ベルルッティにだけ使われる門外不出のベネティアンレザーは、ダークブラウン系を中心に様々な色が重ね合わされたパティーヌ(色塗り)が施されて、この靴の魅力に花を添えています。
光沢もかなりあり、他の革とは一味違った風合いがあります。
この靴を履くと、ベルルッティの魅力を存分に味わうことができます。
好き嫌いが別れる靴とは思いますが、好きになるととことん好きになる、そんな魅力を秘めた靴と思います。

この靴は、私の足に合っているのか、履き心地も吸い付くような心地良さです。
伸縮性のあるベネティアンレザーのおかげで、足の上部にもピッタリと貼りついて、脱ぐときにも苦労するほどです。
しかも、通常は硬い履き心地のノルベジアン製法でありながら、驚くほどソフトな履き心地も実現しています。
見かけに似合わず、履き心地も良い靴です。


6/15(土) ジョンロブ・パリのバロス

今日は、車でちょっと出かけたのですが、カジュアル用で唯一所有してるバロスをセレクトしました。
昼頃まで寝ていて、出かけるまで時間があったので、何を履こうかゆっくり考えていたら、そういえばしばらくこのバロスを履いていないことに気がついたからです。
10数年前に、雑誌で見て一番最初に欲しいと感じた本格靴がこのバロスなので、感慨深いこともあり今日は時間があったからか、「バロスを履こう」とふと脳裏に浮かんだのです。
結局、最初に買った本格靴であるウェストンのローファー以来、入手したのは10年以上経過した昨年のことになりましたが、思い入れの強い靴でもあります。
(サブスタンダード品でない正規品にもかかわらず、ヤフーのオークションで格安でお譲りいただきました。)
とにかく、ロングノーズでU型の甲の部分がとても広くて特徴的です。
立ち気味のU型のステッチも張り出しが小さく、丸みを帯びたトゥと低いロングノーズ・シルエットが全体とのバランスが良く、いかにもジョンロブ・パリの靴らしい上品さが感じられます。
足入れ部分が2重になっていることも、クラシカルな雰囲気を漂わせて、普通の靴とは違うと、主張しているかのようです。
さらには、フィリップなどのトップラインの靴ほどのしなやかさとかスムースさはありませんが、内面から上品に光っているかのようないかにも上質な革質です。
さて、カーキのパンツとグレー系のレーヨンのシャツに合わせましたが、足元が目立つことなくさりげなくまとまりました。
カジュアル用の靴としては、デザインといいダークブラウンの色合いといい、濃い目の服装には合わせやすい靴です。
スキのないジョンロブ・パリの靴ではありますが、丸みを帯びたカジュアル用の靴ですし、比較的入り込みやすい1足と思います。


6/14(金) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、ゴルフ・コンペに行ったのですが、雨模様の天気予報でしたので、例によって全天候型のゴルフをセレクトしました。
(結局、運良く雨にはほとんど当たりませんでした。)
群馬県にあるゴルフ場はかなりの山の中にあり、ワイルドな景色にゴルフはマッチしていました。
全体的に頑丈な印象ですし、ラバーソールが大地をがっちりと踏みしめるような感じなのです。
そういえば、東京では、アスファルトとかコンクリートでなく、土の上を歩く機会は減ってきました(私の実家の北海道の某都市では、まだ土のフィールドがかなり残っていますが)。
少なくても、ウィークディーではそんな機会は全くありません。
実際は、ゴルフシューズに履き替えるのであまり土を踏む時間は長くはありませんでしたが、土のフィールドにもゴルフは似合うと思いました。
とにかく、天候を選ばずにどんなシチュエーションでも履けるので、この靴が1足あるととても安心です。
丸みを帯びた甲高なシルエットは、コロンとしてかわいらしいですし、カジュアルなスタイルではこの靴を履いていると合わせやすいです。
特に、昨年買った黒は、汎用性がとても高い靴で、フランス旅行などに出かける際に履いていく有力候補となっています。


6/13(木) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、いつもよりも早く家を出る必要があったのですが、ちょっと遅れ気味になり、ストラップを締めるだけで履けるマッタをセレクトしました。
やはり、レースアップよりも足入れが楽です。
(ちなみに、スリッポンタイプのタッセルモカシンの方が楽なのですが、同じ週に2回履く気にはなれませんでした。)
さて、急いでいると良いことは無いようで、石造りの階段で水溜りを避けたその瞬間、左靴の後部を擦ってしまいました。
すぐに、チェックすると、細いですが革の生地の色がはっきりわかるほどの縦方向の傷が入っていました。
それ程深くはないのですが、黒い靴ですので、コントラストがクッキリとして傷がわかります。
これほどの傷は、かなり久し振りです・・・。
家に帰ってケアすると黒ですので、ある程度は目立たなくなりましたが、やはり気になります。
靴を履いている以上、傷ができることもある程度は覚悟しているのですが、さすがにその当日はショックです。
しばらくすると、風合いと割り切れるようになるので、時間の経過が解決してくれると自らを慰めています。
やはり、時間には余裕を持って行動した方が良いと心に誓いました。
※動揺しているので、傷がついたことに関する内容だけになってしまいましたが、ご理解願います。


6/12(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、小雨模様のウィークディーなので、こんな時に最適なロジェをセレクトしました。
フッ素加工されたアッパーにラバーソール付きと、全天候型の靴なので、雨でも安心なのです。
ウェルト靴ですので、完全防水ではないとは思いますが、この固体は水溜りに入っても水が浸出してくることはありません。
この靴のおかげで、雨天時にスーツに合わせる靴で迷うことはありません。
U型のステッチも寝かせて重ね縫いされた甲が低めのデザインですし、細身でスタイリッシュなシルエットなので、スーツにも良くマッチします。
靴の数がある程度揃ってきた最近は雨の時にしか登場していませんが、晴れている時に履いても十分にお洒落な靴と思います。
とにかく、数あるUーチップの中でも、流麗で完成されたデザインの一つと思います。
(このロジェは数年前から販売になったJ.M.ウェストンの靴としては比較的新しい靴ではありますが、同じようなデザインのレザーソールのタイプは何十年も前からある靴とのことです。)
細身なのでフィッティングには苦労しますが、1足持っていると使い回しが楽な靴です。
この靴を履いていると、Uーチップなのでソフトな雰囲気を醸し出しながら、小粋でお洒落にまとまります。


6/11(火) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、楽な靴を履きたくなり、モディファイドラストのVーチップをセレクトしました。
土踏まず部分がギュッと絞り込まれているので、足に密着する心地良さです。
足先には余裕がありながらも、土踏まず辺りのサイド部分で固定される独特の履き味なので楽なのです。
このコンフォート感に溢れる履き心地は、まさに癖になるような感じですらあります。
ソールも程よく沈み込み、履いていて気分が良い靴です。
しかしながら、履き心地とは裏腹に、デザイン的には素っ気無いものとなっています。
贔屓目に見ても、お洒落とはいえないのですが、逆にこの無骨な靴の魅力ですらあります。
アメリカンなオールデンなので、大味な造りであることも、温もりを感じるといいますか、片意地張らずに履けて安心できる印象なのです。
しかも、甲上部のV型のステッチ部分はたっぷりしていて、コードヴァンの鈍い光沢を存分に味わえます。
履き皺も、きれいに入っていて、とてもいい感じです。
さらには、Vーチップではありますが、ステッチが重ねて縫い込まれており、甲の高さが低めですので、比較的違和感無くビジネスシーンにも使えるので、ブラックスーツに合わせました。
とにかく、オールデンのモディファイドラストの靴は、何度履いても飽きのこない味のある靴です。

6/10(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、サッカーワールドカップ日本初勝利の余韻を引きづって、会社モードに中々ならなかったので、例によって、朝一番に足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
やはり、朝に紐を結ばないでそのまま履けるのは、ウィークエンドを哀愁(今回は興奮)などを引きづった時のスタートとしては気が楽になります。
ですので、スリッポンタイプのビジネス靴は、このタッセルモカシンしかないので、どうしても週初めの登場が多くなります。
小さ目の甲の上部分と、タッセル飾りは、程よいバランスと思います。
さらには、オールデンにしては、細身のアバディーンラストなので、比較的きれいなラインを描いたシルエットでもあります。
元々はオールデンオリジナルなデザインであったとのことですが、もはや、他の本格靴ブランドでも、同様なデザインは出回っています。
その位、ポピュラーな靴のですが、日本ではいまいち盛り上がっていません。
やはり、靴に興味の無い方がこのタッセルモカシンのバリエーション(人工皮革等)を履いていることを結構見かけるからでしょうか。
とても便利で良い靴なのですが、印象で損をしている靴とでもいえましょう。


6/9(日) ベルルッティのアンディー

今日は、暑い陽気ながら風が心地良く、気分良くベルルッティのアンディーをセレクトしました。
ライトブラウンをベースに独特の色むらが重ねられ、アンティークな雰囲気がとても良く出ているパティーヌ(色付け)がされています。
磨くと綺麗に光りますし、何ともいえない美意識を刺激される色合いです。
さらには、スクエアなトゥに向けてギュッとシェイプされており、U型のステッチもバランスが良く、ポインティーなラストを強調しています。
甲上部のベロア部分も大きいことも、ポインティーなラストとのバランスが良くとれています。
とにかく、メリハリのきいた魅惑的なラインを描いていて、とても美しいのです。
ある意味では、癖のあるデザインではありますが、この世界で一番美しいシルエットとパティーヌの組み合わせは、夢中にさせる媚薬的な効果をもっているとさえ思います。
私は、このアンディーを履くと、心から満たされた気分で一杯になります。


6/8(土) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、長時間出かける用事があったのですが、休日なのでベルルッティの靴を履きたいと思い、アレッサンドロをセレクトしました。
ベルルッティの美しさには、虜になってしまっているので、履ける機会があると、つい登場回数が多くなっています。
この門外不出といわれるベネティアン・レザーに、パティーヌ(色付け)された色合いは、惚れ惚れするほどです。
ミディアムブラウン主体に、様々な色を混ぜ合わせて、他の靴ではありえないオリジナルな1足に仕上がっています。
しかも、眩いばかりの光沢もあり、軽くクロスで磨くだけで、ビガッと光ります。
さらには、類稀なる伸縮性も兼ね備えていて、足にピッタリする履き心地と、独特な味のある履き皺も実現しています。
ベージュの綿パンとレーヨンのチェック柄シャツ合わせましたが、当然ながら足元主体のコーディネートになりました。
デザイン自体はベルルッティとしては遊びが少ないこともあって、比較的履きこなしは楽です。

アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、目立つ処理をしていないので、プレーンなホールカットのようにも見えます。
マッケイ製法には、何度もリペア出来ないなど、少々耐久性に不安を持つ方にも、お勧めの1足です。


6/7(金) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン

今日は、カジュアルフライデイーでしたので、ちょっとお洒落をして、ホールカットをセレクトしました。
とにかく、1枚革で造られているので、コードヴァンの鈍い光沢と、独特の履き皺を十二分に堪能できる靴です。
いかにも肉厚なコードヴァンでして、左右の質の差も無く、とても良い革という感じです。
オールデンのコードヴァンでは、革質が一致していない固体があることも良い意味で当たり前になっていますが、このAUBERCYはそんなことはないのではと思います(この1足しか持っていないので、あくまでも想像です)。
アッパーにまで縫い目の入ったノルベジアン製法の処理も素晴らしいですし、細部にわたって丁寧な造りです。
このように全体から感じられる上質感が、履いていてとても満足感の高い靴となっています。
カーキ色のパンツに合わせましたが、コードヴァンの光沢が目立つ足元は良い意味でアクセントになり、全体コーディネートも引き締まります。
さらには、少々目立つ白いステッチが、存在感とお洒落感を出しています。

カーフの紺もオーダーしているので、夏のフランス旅行で、出来上がり品を目にするのがとても楽しみです。
このAUBERCYは、パリに行ったら、必ず良く靴ショップの一つになっています。


6/6(木) オールデンのVーチップ(アバディーンラスト)

今日は、久しぶりにアバディーンラストのVーチップをセレクトしました。
この靴は、Y型に掬い縫いのステッチの入った、オールデンらしい無骨なスタイルの靴です。
アバディーンラストなので、基本的には細身のシルエットなのですが、洗練されたお高いイメージはなく、いかにも親しみやすい感じがします。
さらには、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンも、普通の靴との違いをさりげなく主張しています。
コードヴァン特有の履き皺も、ステッチが入っている分、比較的目立たない感じになっています。
いずれにしても、シルエットといい、コードヴァンといい、パッと見たら、いかにもオールデンの靴とわかる雰囲気を醸し出しています。

甲部分のコードヴァンの表面がややざらついていたり、ソールのコバの処理が甘かったり、大味な造りになっています。
これもまた、アメリカンなオールデンの特徴で、デメリットにならず親しみすら覚えるから不思議です。
隙のない靴もいいですか、このように人間味溢れるオールデンを好きな方には、とても魅力的に写るのではないでしょうか。


6/5(水) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、昨日善戦して引き分けた日本の余韻を引きずって、気分良くJ.M.ウェストンのプレステージクラブのストレートチップをセレクトしました。
プレステージクラブは、コンピューターで計測してビスポークする、J.M.ウェストンオリジナルな注文靴なのですが、とにかく履き心地が良いのです。
きついのに痛くない、何と言いますか足全体がピッタリとしている、そんな感じです。
J.M.ウェストンの既製靴は、履き始めは痛みを伴うこともあるほどキツイこともあるのですが、この靴にはそんなことはありませんでした。
シルエット的には、流行りのロングノーズ・ポインティーなラストではありませんが、オーソドックスなスタイルの内羽根式ストレートチップです。
甲上部で盛り上がっている合わせ革が、既製靴にはないプレステージクラブの靴であることをさりげなく主張しています。
同じデザインで色違いのライトブラウンのような妖艶な雰囲気はありませんが、丸みを帯びたラインが印象的です。
何の変哲も無いシンプルな黒の内羽根式ストレートチップながら、既製靴とはさりげない違いがあり、しかも足にピッタリとフィットしている、とにかくとても心が豊かになる靴です。
この靴を履いていると、自分もインテリジェントな人間になったかのような気分になります。


6/4(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、特に何も意識せずに、気づいたらこのマッタをセレクトしていました。
通勤経路を歩いている時に、マッタを履いているんだと認識した次第です。
基本的には、クラシカルなシングルモンクですので、スーツに合わせるには深く考えなくても似合います。
濃紺のスーツに合わせましたが、全体コーディネートにうまく溶け込んでいたと思います。
ストラップで留めるだけですので、紐を縛る手間がないことも、つい履いていた理由といえます。
さて、履いている姿を自ら見ても、華麗な雰囲気が伝わります。
甲上部まで1枚で覆われた凹凸の無いウルトラスムースの革質を十二分に堪能できるのです。
今回はデリケートクリームのみの手入れで控えめな光沢に仕上げたのですが、目立たないながら底光りする上質な輝きです。
トゥに向けて絞られたシルエットが、美しいラインを描いていて、この最高品質の革とうまくマッチしています。
この凛とした佇まいは、履いていると背筋がピンと伸びるかのような由緒正しい靴という雰囲気も醸し出しています。
クラシカルなシングルモンクですので、スーツに合わせるには最適ですし、普通1足目に揃えるストレートチップの次として、2足目のビジネス靴としては、有力な選択肢になる靴ではないでしょうか。


6/3(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、ワンパターンですが、個人的に週初めに履く靴の恒例となっているスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
アメリカンスタイルでは、この靴もスーツに合わせていいと勝手に解釈しているので、朝一番の足入れが楽なこともから、この靴を履くことが多いのです。
さらには、雨の心配が無いので、コードヴァンの靴を履きたい気分もありました。
コードヴァンは、雨に当たると雨跡がしばらくはとれないので、雨とわかっている時には履かないようにしています。
ところで、この靴は、オールデンの靴としては、一番古かったローファーがレストレーション後に新品に入れ替わったので、実質的には一番古い靴になります。
レストレーションで、革はきれいにリペアされていますが、履き皺はしっかりと残っていますし、所々縫い目が綻んできていたりと傷みがあって、時の経過を感じます。
このエイジングも、新品の靴では味わえない魅力となっています。
長年履いてきた勲章として、インナーにはクッキリと足跡が刻まれていて、まさにオリジナルな1足になっています。
履いていると、足の一部になったかのような感じすらします。
オールデンは、インナーの沈み込みも大きくて、他の靴では味わえない独特な、ある種の癖になる履き心地を堪能することができるのです。
ステッチの位置がズレていたりとアメリカンで大味な造りながらも、オーソドックスで飽きのこないデザインも、安心感を与えてくれます。
人間味のある温かさを感じさせてくれるのです。
傷み具合から、あと10年は履けても、もしかしたら一生は履ける靴ではないのかもしれませんが、とにかく魅力溢れる靴です。


6/2(日) ベルルッティのアンディー

今日は、少しだけ車で出かけたのですが、履きやすいスリッポンタイプを履こうと考えて、アンディーをセレクトしました。
昨日、手入れをしたのですが、茶系のクリームを入れて独特の色染み部分を深みのある色合いにしたので、実際に履いた感じがどんな感じか気になっていたのです。
2〜3回履くと1回は手入れはしているので、特に気にする必要はないのですが、手入れした翌日に履くとさすがにどんな感じかなぁと考えます。
さらには、普通は、黄色系のクリームを使うので、それほどは色が変化しないのですが、今回は茶系にしたこともあってなおさらそう感じていました。
実際に履いてみると、以前とそれ程は違いはなく、明るめの茶系の色合いのままに感じました。
ただし、光沢はかなりクリアな感じになり、よりいっそう輝いて見えました。
門外不出とされるベネティアンレザーは、パティーヌ(色付け)できるだけでなく、光沢もかなり出ることも特徴といえます。
さらには、普通の革よりも、光沢の持続力もあります。
ブラッシングだけで、数回履いても光沢が維持されるのです。
加えて、カーフにしては履き皺が残ることも特徴といえます。
アンティークのような感じのパティーヌと履き皺が、ポインティーなシルエットにあいまって、他の靴にはない魅惑的な雰囲気を演出しています。
とにかく、惚れてしまう程の魅力に溢れた靴と思います。


6/1(土) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、季節柄、明るい色合いの靴を履きたくなり、緑がかったライトブラウンのアレッサンドロをセレクトしました。
この靴は、緑をベースに明るい茶色にパティーヌ(パティーヌ)されているので、グレインレザーの凋みに緑色を感じることができる、渋い色合いです。
太陽光に当たると、クッキリと明るく目立ちますが、グレインレザーなので光り輝くような光沢ではなく、しっとりとした大人らしい光沢なのです。
もちろん、ベルルッティ以外の靴よりは目立ちますが、スムースレザーのベルルッティの靴と比較すると、比較的控えめな印象になり、さりげないお洒落な足元を演出できる靴と思います。
しかも、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、縫い目が小さくそれほど目立ちませんし、履き心地もソフトです。
全体的なデザイン的も、ベルルッティの靴としては普通な方ですし、汎用性も高いと思います。
さらには、履き心地も、タイトな感じは無いにもかかわらず、ソフトで優しい感じで足をしっかりと包み込むような独特の心地良さです。
ベルルッティを知ってしまうと、他の靴とは明らかに違うので、惚れてしまう程、気に入ってしまいました。

コバの目立たないマッケイ製法中心のベルルッティではありますが、このノルベジアン製法でしたらデザイン上もプレーンな雰囲気ですし、耐久性もあるので、グッドイヤーウェルト製法の靴に慣れ親しんでいる方にはお勧めです。


5/31(金) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、朝に家を出る時にも曇り模様でしたし、夕方の降水確率も半々でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
この紺の革は、フッ素加工はされてはいませんが、もともとJ.M.ウェストンのカーフは耐久性もありますしクリームで何度もケアしたので、少々の雨に当たっても平気かなとの思いもありました。
プレーンなベージュ系カジュアルのコーディネートだったので、足元とベルトは紺色にして、メリハリをつけたかったのです。
結局は雨には当たりませんでしたが、紺の靴の効果で足元がアクセントになり全体コーディネートはまとまりました。
外に出て日に当たる時間もかなりあったのですが、落ち着いた紺色がさりげなく主張していました。
室内では黒に近い紺色、明るい太陽光を浴びるとスッキリした紺色に見えて、絶妙な色合いと思います。
このような深みのある青でしたら、比較的コーディネートの幅も広いですし、人と違ったオリジナリティーを演出できます。
特に、カジュアル用のゴルフでしたら、紺色でも履きこなしも楽です。
この靴から、紺色の靴に興味を覚えるようになりました。

この色はフランスでも日本でも定番カラーではなく、スペシャルオーダーしないと入手できません。
フランスでは25%アップで、完成する3ヶ月後に、現地に取りに行く必要尾があります。
日本では、今のところ、追加料金無しの定価で、カラーオーダーできるようです。


5/30(木) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、履き心地の良い靴を履きたくなり、オールデンのモディファイドラストのVーチップをセレクトしました。
とにかく、足にピッタリと吸い付くような、履いていてとても満足感のある履き心地です。
トゥ部分には余裕がありながら土踏まず部分を中心に足を固定している感じで、これがコンフォートな独特の心地良さなのです。
コンピューターで計測するビスポークのJ.M.ウェストンのプレステージクラブは足全体が靴にふっついている感じなのですが、この靴は靴の中に余裕があって足の一部で支えている感じであるにもかかわらず、勝るとも劣らない履き心地なのです。
ソールの沈み込みも大きく、馴染んだ現状では、くっきりと足跡がついていて、自分用のオリジナルな靴に出来上がってもいます。
この履き心地を楽しみだけでも、履く価値がある靴です。

履き心地は最高ですが、外見は無骨でそっけない感じです。
このお世辞にも洗練されているとは言えない雰囲気も、オールデンの魅力となっています
とはいえ、V型の甲が大きく、履き皺も良い感じでくっきりと入って、コードヴァンの鈍い光沢を引き出してもいます。
何と言いますか、この靴を履いていると片意地張らずにリラックスできます。


5/29(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、昨日のフィリップの余韻を引きづって、同じラストながらレースアップではないシングルモンクのマッタをセレクトしました。
このマッタは、フィリップ同様トゥがシェイプされていて、派手さはありませんが瀟洒な佇まいです。
今日はミディアムグレーのスーツに合わせましたが、クラシカルなシングルモンクタイプなので、基本的にはどんなスーツにも良く合います。
凛とした1本筋の通った、正統派の靴というような印象なので、全体コーディネートでも足元は万全なのです。
ところで、ジョンロブ・パリのトップラインだけあって、全く妥協のないパーフェクトな造りですので、見ていても飽きません。
特に、凹凸の少ないウルトラスムースの革質は、甲の上部まで1枚革なので、十二分に堪能できます。
革の内面から、上質な光を放っている、そんな感じすらします。
しかも、シューツリーを入れておくと、数日で履き皺がきれいに無くなります。
この革がどのタンナー製なのかはわかりませんが、エルメス傘下なので、世界中でも最も最上質な革を使っているのでしょうか。
とにかく、この革質を楽しむだけでも、価値のある靴と思います。


5/28(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、いくつかの靴を眺めて、そのエレガントな佇まいが目についたフィリップをセレクトしました。
キュッとシェイプの効いたトゥ、少々張りのあるコバ、しなやかで凹凸の無い革・・・etc、実際に履かずに外見を見ただけでも心を高揚させらます。
さらには、ディテールも、土踏まずが削られてカーブを描いたベベルド・ウェイストソール、前部と後部で厚みの異なるスペードソール、シームレスな踵など、靴好きの心を揺さぶるアイテムに溢れています。
とにかく、一切妥協しないで造られたパーフェクトな靴と言い切れる靴です。
ある意味ではスキの無い靴ではありますが、キャップ部分に一列だけパンチングがあるだけのシンプルなストレートチップですので、普通にビジネス用に履いてもピタリと決まります。
特に、この黒は磨くとビガッと光りはしますが、スーツに合わせると全体コーディネートの中ではそれ程目立つことはありません(ダークブラウンの方は目立ちますが)。
パッと見はプレーンなストレートチップですが、わかる人には明確にフィリップとわかる、そんな靴なのです。
そういう意味では、さりげなくビジネス用に履きこなすことができます。
まさに、キング・オブ・ビジネスシューズの称号に相応しい靴なのではないでしょうか。

5/27(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨模様の天気でしたので、例によって、ロジェをセレクトしました。
最近の東京は、スッキリしない天気が続きますが、ラバーソールとフッ素加工アッパーで完全武装されているこのロジェ(とゴルフ)があるおかげで、それほど不自由な思いはしていません。
家を出る時に、弱い雨に当たりましたが、当然ながら問題はありませんでした。
大雨に遭遇したことも何度もありますが、この靴を履いている限りは安心でした(個体差があるとのことですが、ステッチからの滲みはありません)。
このロジェは、細身でスタイリッシュな上、甲が低くステッチも寝かしてあるので、スーツとの相性もいい靴です。
甲部分にあるU型ステッチの大きさのバランスもよく、Uチップなのでソフトな雰囲気ながらもきれいな靴に写ります。
数あるUーチップの中でも、完成されたデザインの一つと思います。
天候に関係無く、晴れていてもスーツに合わるとお洒落にまとまります。
もちろん、Uーチップなので、カジュアルに合わせられますし、スマートな雰囲気を演出できます
パリでカラーオーダーしたダークブラウンを持って帰ってくるのも楽しみです。
この靴を履くといつも感じるのですが、やはり、トゥが細いので、フィッティングは本格靴としてはパーフェクトではありません。
足全体ではなく、部分部分で支えているような感じなのです。
もちろん普通の靴としては、十分に満足できるレベルではありますが、細くスタイリッシュなデザインと履き心地の両立は、やはり難しいのかもしれません。

5/26(日) オールデンのローファー(黒)

今日も、昼頃に家を出るときには、暑い位でしたので、スリッポンタイプのオールデンのコードヴァン・ローファーをセレクトしました。
夕方には、一時雷雨にも見舞われましたが、車での移動でしたので、雨が上がっている間に家にたどり着くことが出来たので、ほっと一息つきました。
コードヴァンは、雨に当たると、手入れをしても雨跡がしばらく残ってとれないからです。
久しぶりにこのローファーを履いて、ビガッと鈍く光るコードヴァンは、やはりローファーが一番似合うかなぁと感じました。
甲の上部が低く平らで面積も広く、コードヴァンの魅力を堪能できたからです。
靴を履いていても、上からよく見えるのですが、凹凸のない革の表面の特徴が良くわかりますし、カーフにはない独特な魅力を感じました。
しかも、希少なことからか、部分で色が異なるなど品質が一定していないこともあるコードヴァンですが、この靴の革の固体は全て上質で、質のバラツキもありません。
さらには、造りが大味なことも魅力となっているオールデンですが、このローファーはアラがそれ程は目立ちません。
掬い縫いのステッチも見事です。
デザイン的にはオールデンオリジナルではありますが、何といいますか普通な雰囲気で目立たないことも気に入っています(磨くと、それなりに目立ちますが)。
無骨でオーソドックスなローファーでありながら、素材がさりげなくコードヴァンというのが、何ともいえない魅力なのです。
今日は、黒系の服装でしたが、濃い色合いのカジュアルでは、この靴を履いているととにかく足元はまとまります。
オールデンのコードヴァンの靴としては、最近はチャッカーブーツなどの方が人気があるとのことですが、このローファーが原点かなと個人的に思いました。


5/25(土) J.M.ウェストンのローファー(ライトブラウン)

今日は、汗ばむような陽気でしたので、スリッポンタイプを履きたくなり、私が靴好きになった原点であるJ.M.ウェストンのローファーをセレクトしました。
この靴は、11年以上使っていますが、まだまだアッパーの輝きといい、全体的な状態といい、新品の頃と比べても遜色ないレベルと思います。
今日などは、少々タイトに感じたほどで、柔な造りではないことを、再度実感しました。
インナーが擦り切れてリペアしたり、オールソールリペアしたり、修理は何度もやってもらっていますが、さすがは耐久性の高いJ.M.ウェストンの靴だけあります。
色合いはさすがに薄くなってきているのですが、生成りに近い淡いブルーの綿パンとの相性も良かったです。
小粋で洒落た雰囲気なので、このローファーを履いていると足元は見事にまとまります。
甲のステッチ、型抜きされたベロア、などの個々のデザインも目を引きますし、全体的なシルエットも見事にバランスがとれています。
様々なブランドにコピーされる程このローファーは完成されたデザインの一つと思います。
これからの暖かい季節には、ライトブラウンは合わせやすいので登場する機会も増えそうです。


5/24(金) ベルルッティのアンディー

今日は、病院に行くので靴の脱ぎ履きがあることから、スリッポンタイプにしようと考え、芸術的な美しさのアンディーをセレクトしました。
特に、どのスリッポンタイプの靴を履くか決めていなかったのですが、細いきれいなシルエットと艶っぽい光沢のこの靴が目にとまったのです。
トゥに向けて急激に絞られたシルエットは一見すると奇抜にも感じるかもしれませんが、メリハリあるシルエットが残像として残るほどインパクトの強いデザインと思います。
しかも、独特の色ムラをつけたパティーヌ(色付け)は、この靴に華を添えています。
独特なポインティーなラストと、きれいで艶っぽいパティーヌを同時に味わうことは、このベルルッティでしかできません。
他の靴にはない特徴を兼ね備えたベルルッティの靴は、好きになると徹底的に虜にしてしまうほどの魅力があります。
個人的には、この靴に惚れてしまっているような気がするほどです。
まさに、芸術的な美しさといっても過言はありません。

この靴を履くと、耐久性のないマッケイ製法であることとか、足に必ずしもフィットしていないこととかが、気にならないから不思議です。
普通の靴とは、次元の違う靴のように思えてしまいます。


5/23(木) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、黒のローテションになってからまだ登場していないドゴールをセレクトしました。
といいますか、昨日しばらく履いていないことにふと気がついて、どうしても履きたくなりました。
気になると履かずにはいられない、そんな魅力を秘めている靴と思います。
アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法に代表される圧倒的な存在感と、足にピッタリするような履き心地が両立していて、とにかく満足感がとても高いのです。
画像の通り派手な外観ながらも、基本的にはステッチが立っていないタイプのUーチップですし、足入れ部分が2重になっているなどクラシカルな佇まいなので、ビジネス用にも履いています。
しかも、黒はそれ程は目立たない色なので、濃い服装と合わせると、全体コーディネートにうまくマッチしてそれ程は存在を主張しません。
今日は、黒のスーツに合わせましたので、さりげなく、J.M.ウェストンの最高峰の靴を味わっている気分になりました。
この靴を履いていると、自分までランクが高くなったかのような気持ちにさせられます。


5/22(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、病院に治療に行く必要があり、シングルモンクなので、靴の履き脱ぎが楽なマッタをセレクトしました。
そういえば、久し振りに、このシングルモンクストラップを履いたことになりますが、やはり良い物は良いと感じました。
最上質な素材を惜しげもなく吟味して使われていて、造りも妥協のない丁寧な様子がうかがい知れるのです。
まずは、ノングノーズで絞られたトゥに代表される美しいシルエットが、モンクストラップだけでアイレットがないのでとても強調されています。
このようなデザインを流行る前から実現していた既製靴はあまりなかったのではないでしょうか。
しかも、ジョンロブ・パリのトップラインの靴に使われている、凹凸のないウルトラスムースな上質な革質が、大きめな甲部分で一層引き立ちます。
軽くブラッシングしただけで、品良く光りますし、シューツリーを入れておくと、履き皺がきれいになくなります。
細かなステッチもきれいですし、靴を眺めていていても、惚れ惚れとしてしまいます。

今日は、ダークグレーのスーツに合わせましたが、自然とまとまりました。
もともとシングルモンクはクラシカルな靴ですので、スーツとの相性はとてもいいと思います。
久し振りの晴れでしたし、この瀟洒な靴を履いていて、とても気分の良い1日でした。


5/21(火) オールデンのストレートチップ(モディファイドラスト)

今日は、降水確率の低い天気予報でしたので、コードヴァンの何かを履こうと考え、モディファイドラストのストレートチップをセレクトしました。
久し振りにこの靴を履いて、お世辞にも美しいとはいえなシルエットにある種の感動すら覚えました。
ふっくらと丸みを帯びて太めなトゥが、土踏まず部分がえぐれているので、なおさら強調されています。
しかも、コードヴァン特有の鈍い光沢が、この靴を目立つ存在にしています。
流行のポインティーなラストとは、あまりにかけ離れていて、とんがった気持ちが和らいだような気分になりました。
さらには、このモディファイドラストに特有な土踏まずが狭められた造りが、足に心地良い圧迫感を与えてくれてもいます。
麻薬のように癖になる履き心地と言っても過言ではありません。
この靴を履くと、「靴は実用品であり、心を高揚させてではなく、リラックスして履くのが一番」と、いつも思います。
このような流行にないデザインは、アメリカンで無骨な雰囲気が売り物のオールデンらしい靴とも思います。


5/20(月) オールデンのタッセルモカシン(黒)

今日は、怪しい空模様でしたが、コードヴァンのタッセルモカシンをセレクトしました。
病院に行く予定があり、靴を脱ぐ必要があったので、スリッポンタイプが便利だからです。
もちろん、何となく気の重い月曜日の朝一番なので、足入れが楽なことも理由の一つでもあります。
さて、今日は、小雨に当たりましたが、こまめにアッパーを拭いたので、シミにはなりませんでした。
コードヴァンは、雨に当たると手入れをしても雨跡がしばらく残ってシミになるので、やはり気になっていただけにほっとしました。
さて、この靴を久し振りに履きましたが、何とも大味ながら、それが魅力でもあります。
コバの幅の左右での不一致、ステッチの甘さなど、普通なら気になる点も、無骨でオーソドックスなオールデン特有なアメリカンな雰囲気を演出しています。
カッチリとした隙の無い靴も良いですが、このような雰囲気の靴を履くと不思議と心が癒されるなような気がします。
しかも、このタッセルモカシンは、アメリカンなスタイルではスーツにも合わせられるので、スリッポンタイプとしてとても便利です。
タッセル飾りが、ネクタイとの相性がいいのです。
今後も、個人的に晴れた月曜日の登場確率が高い靴であり続けると思います。


5/19(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、午後から雨との天気予報でしたが、薄い日差しが射していたので、紺のゴルフをセレクトしました。
ゴルフとはいえ、まだ新しい靴でもあるので少々躊躇しましたが、雨に当たってもしょうがないと決意しました。
紺の革はフッ素加工されていないのですが、もともとJ.M.ウェストンの革は耐久性が強いので、ある程度クリームで手入れをしたら少々の雨でも平気です。
この靴は、何度も手入れをしたので、そろそろ雨でも大丈夫だろうと考えた訳です。
結局は、雨に当たりませんでした。
それにしても、この紺色は深い色合いの良い感じの色合いです。
今日のような薄日では、濃い紺色に見えてシックにまとまります。
晴天では明るいネービー、室内では黒にも見えます。
ちなみに、もう1足持っている紺色のJ.M.ウェストンのヨットシューズよりも濃い色合いです。
この靴を履いてから、濃い紺色の靴にとても興味が湧くようになりました。
オーダー済みのAUBERCYのホールカットも紺色ですし、気になっているJ.M.ウェストンのローファーも紺色です。

それにしても、今日で3日連続ゴルフの登場になりました。
カジュアル用としては、この靴を履いていると足元は安心です。


5/18(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、午後にはウゴリーニの仮縫いチェックがあるので遊びのある靴を履きたい気持ちもあったのですが、病院に行く必要があった朝一番には雨が降っていたので、昨日とは色違いのライトブラウンのゴルフをセレクトしました。
休日の午前中はゆっくりしていることが多いのですが、今日も通常なら家を出る時間帯の午後からは雨が上がっていてレザーソールの靴も履くことが可能だったので、その場合はゴルフの登場はなかったかもしれません。
車での移動でしたので、雨にはそれほど当たりませんでしたが、とにかく足元は安心でした。
茶系の綿パンとの相性も、バッチリです。
特に、雨模様(晴れていても)のカジュアル靴としては、このゴルフに限るとの意識がより強く感じました。

ところで、この靴はフランスでカラーオーダーしたのですが、日本で販売されている通常のライトブラウンと違って、特別にフッ素加工されていてややマットな色合いなので、明るい色合いではありますが、それ程派手な雰囲気はありません。
程よい存在感が感じられる程度です。
黄色の純正クリームで手入れをしたら、やや深みのある色合いになってきて、いい感じになっています。
ミディアムブラウンのクリームで手入れをした時よりも、濃い色合いにさえ感じる程です。
使うクリームについては、確立された方法はないので、今後も試行錯誤してその時々の好みに合わせたいと思っています。


5/17(金) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、まさに雨の一日でしたので、こんな時に最適なゴルフをセレクトしました。
ラバーソールとフッ素加工されたアッパー、甲高で頑丈そうなスタイルと、いかにも全天候型の靴です。
ただし、アウトドア専門のようなゴツさはなく、ワイルドながらも丸みを帯びてかわいらしい、街中で履くカジュアル用としては絶妙なバランスのとれた靴と思います。
雨でも、回りのシチュエーションをあまり気にしないでガンガン履けるカジュアル用の本格靴は貴重です(オンタイム用のロジェを履いた翌日は、止むを得ずスーツに合わせる時もありますが)。
この靴があるおかげで、雨模様の天気でも靴のレベルを落とさずにいられるのでとても重宝しています。
台風の時に履いても、スーツは水浸しになっても足元はびくともしませんでした。
(私の所有する紺以外のゴルフは、少々の水溜りを踏んでも水の浸出はありませんが、靴の固体によっては水が浸出してくる固体もあるようです)
この靴があると、雨でももちろん晴れていても、カジュアルにあわせると足元は安心です。
特に、黒はスタンダードな1足と思います。


5/16(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨模様の天気予報で、朝に家を出る時にも傘が必要が無い程度の小雨が降ってもいたので、迷うことなくロジェをセレクトしました。
結局雨にはほとんど当たりませんでした。
ラバーソールとフッ素加工アッパーで完全武装された全天候型の靴ですが、寝かせて縫い合わされたU型のステッチ、程よくシェイプされたトゥ、とスタイリッシュなシルエットですので、スーツにも合います。
靴の数が揃ってきた現在は、雨専用になってはいますが、晴れていても十二分にビジネス用に使えます。
このUーチップは、以前からあるレザーソールのタイプとほぼ同様なJ.M.ウェストンのオリジナルのタイプですが、完成されたきれいなデザインと思います。
やはり、雨の時にも履く靴のレベルを落としたくないと考える方が多いと思うのですが、これから、雨模様の天気が多くなりますが、この靴があるので安心しています。
ということで、とても汎用性が高いので、フランスでは定番でない色のダークブラウンもカラーオーダーしています。


5/15(水) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、久し振りにコードヴァンの靴を履きたくなり、ストレートチップをセレクトしました。
このストレートチップは、野暮ったい雰囲気の多いオールデンの靴にしては、細身なアバディーンラストのためか、シャープな印象です。
今でこそ普通に感じますが、黒はオールデンのコードヴァンと決めていた時には、とても新鮮に感じました(特に、洗練されたジョンロブ・パリの靴を買う前)。
ただ、靴の数が揃った現在、冷静に他の靴と比較すると、極自然なシルエットともいえます。
ですので、ある意味ではとてもプレーンな外羽根式のストレートチップですので、フォーマル以外のビジネスシーンには、合わせやすい靴です。
さらには、コードヴァン特有の鈍い独特の光沢は、さりげなく他の靴との差別化を演出しています。
品質にバラツキの多いオールデンにしては、特に上質な固体の革のようで、どんなカーフよりも凹凸のない革でもあります。
しかも、履き皺もクッキリと入るので、自分だけの1足にもなります。
この靴の場合はプレーンなストレートチップなので、必ずしも履き皺が残る方が良いともいえないかもしれませんが、長年履いてオールデン特有の靴に仕上がっていることは確かです。
とにかく、晴れた日のビジネスシューズとしてこの靴を履くと、足元は万全です。


5/14(火) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒

今日は、特に何も考えずに自然にJ.M.ウェストンのプレステージクラブをセレクトしました。
この靴はコンピューターでオーダーしたビスポークなのですが、ピッタリとする履き心地を足が要求したとでもいいましょうか。
意外とトゥの捨て寸が少なく、靴全体に足がきつめにフィットしている感覚なのです。
その分、全体的に丸みを帯びたシルエットになっています。
この黒もプレステージクラブ特有の微妙なカーブを描いてはいますが、魅惑的な雰囲気のライトブラウンと異なり、どちらかというと質実剛健な雰囲気も漂います。
全く同じデザインの靴なのですが、色の違いでこんなにも印象が変わるとは、ある意味で驚きです。
この黒の革は、昨日のフィリップほどのスムースさはなく、茶色のように目を引くほどのレベルではありませんが、適度に上質で光沢も素晴らしいです。
節度を保ちながら、上質なレベルを維持している革です。
ということで、ビスポークの履き心地と、甲の上部が盛り上がったプレステージクラブ独特のデザインでありながらも主張しないデザインと、さりげない上質感の革に代表される高質感、を実現しているのです。
とにかく、普通にビジネス用に使えるオーソドックスな内羽根式のキャップトゥのイメージが強く、ビスポークでありながら、あらゆるシーンに肩の力を抜いて履くことができます。
私にとって、初めてのビスポークですが、使い回しも楽で大満足しています。


5/13(月) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、黒のローテに変えたので、どうしてもキング・オブ・ビジネスシューズを履こうと考えて、フィリップをセレクトしました。
何かの節目には、とにかく、このフィリップを履いておくと個人的に安心なのです。
トゥに向けて適度にシェイプされた流麗なシルエットと、適度に張っているコバがワンポイントになって、エレガントな靴です。
キャップ部分に、一列横に入ったメダリオンが入っただけのシンプルなデザインも、ハードすぎずソフトすぎず絶妙なバランスを感じさせる佇まいです。
さらには、技術的にはそれほど難しいことではないとのことですが、シームレスな踵であることもとても印象的で、この靴を特長づけています。
もちろん、ウルトラスムースな革質も、この靴の特長でして、しなやかで底光りするような上質な光沢です。
しかも、履き皺がシューツリーを入れておくと数日できれいにとれて回復します。
購入以来約2年経って、もちろん小傷は付いていますが、買った当初と変わらなく感じるほどの耐久性もあります。
ジョンロブ・パリの中でもトップラインの靴なので、ハンドメイドのウェイトが高いとのことで、細部にわたって妥協していません。
まさに、「パーフェクトな靴」と言っても過言ではありません。

スキのない靴との印象もあるとは思いますが、基本的には内羽根式のパンチド・キャップトゥなので、特に黒はビジネス靴として普通に履くことは可能ですし、気になる方は是非トライすることをお勧めします。


5/12(日) ベルルッティのアンディー

今日は、休日でもありローファーを履こうと考えていたのですが、薄めの色合いのパンツに合わせるので、淡い色合いのアンディーをセレクトしました。
といいますか、一目見たときからアンディーを履きたくなったのです。
とにかく、ポインティーで魅惑的なラインは芸術的な美しさで、惹かれてしまいました。
ギュッと絞られたトゥと広めのベロアのバランスにメリハリがあって、とても印象的です。
ライトブラウンをベースに色むらがつくようにパティーヌ(色付け)されたアッパーも、この靴の美しさに色を添えます。
履き皺も適度に入って、良い感じです。
もちろん、好き嫌いはあるとは思いますが、ある意味では美しい靴の究極に位置する靴の一つと思います。

この靴はインナーにステッチの見えるマッケイ製法の靴ですが、今のところ不自由は感じていません。
大地をダイレクトに足に伝えやすく、オールソールリペアも何回もできないなどとといわれていますが、少なくても履き心地に関してはややソフトに感じる程度です(日本の平らな道では特にそうです)。
今後、長年履いていく内に、グッドイヤー製法とかノルベジアン製法よりは履き味が変わるのかもしれませんが、とにかくこのベルルッティの靴に関しては、耐久性云々はそれほど気にならない靴(決して弱いとも思えませんが)と思います。
この芸術品を味わうことに意味があるのだと、個人的に感じています。


5/11(土) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン

今日は、掲示板でお世話になっている方に会うので、ちょっと気合を入れて、AUBERCYのホールカットをセレクトしました。
多分、このコードヴァン仕様は日本で唯一の靴?と自負しているので、自然と靴関連のイベントの時には履くことが多くなります。
履き皺もしだいに入って、良い感じにこなれてきました。
このコードヴァンは、少々肉厚ではありますが、多分オールデンなどと同じホーウィン製と思われるので、自分にとっては馴染みのある革です。
あえて、クリームを加えないで、ブラッシングだけの手入れにしばらくしていましたが、やはり、コードヴァン独特の鈍い独特の光沢を放っています。
さらには、ステッチ自体はそれほど派手ではないのですが、白い糸なので、シルエット全体にメリハリがついてアクセントになっています。
スクエアでポインティーな流行りのラストでもあり、きれいなラインを描いてもいます。
とにかく、全体的な佇まいから、とても目を引く靴と思います。
この靴を履いていると、フランスまで行って、靴を買ってきてよかったとつくづく感じてしまうほど、気に入っています。

このAUBERCYは、WEBから通販可能ですが、1回はパリのショップでサイズ合わせをして欲しいとのことでした。
特に、1/2ムジュールと呼ばれる、サイズ合わせと革・ラストを自由に選ぶパターンオーダーは、パリに行ったほうが無難と思います。
大手資本の入っていない家族経営の靴ブランドは貴重ですので、雰囲気を味わうためにも、パリに行く機会のある方はショップに尋ねてみることをお勧めします。


5/10(金) ジョンロブ・パリのバロス

今日は、怪しい空模様でしたが、前日確認した降水確率がそれほど高くなかったので、レザーソールのバロスをセレクトしました。
しかしながら、朝に天気予報を見る時間が無かったのですが、降水確率は80%に変わっていて、完璧な雨に当たってしまいました・・・(もちろん、さすがは、ジョンロブ・パリの靴だけあって、ビクともしませんでしたが)。
よく考えると、ジョンロブ・パリの靴を履くのは久し振りです。
ウィークディのローテションのライトブラウンの靴を持っていないことと、週末のカジュアル用の靴はこのバロスしか持っていないからです。
この靴は、私が本格靴を買った時にも、憧れの靴でした。
約10数年前にJ.M.ウェストンのローファーを清水の舞台を飛び降りる気持ちで買って、2足目に買おうかと迷った靴でもあります(結局はサイズ合わせに失敗したJ.M.ウェストンのレザーソールのUーチップを買いました)。
そういう意味では、この靴を履くと当時の気分がよみがえります。
当時の自分には、ジョンロブ・パリの靴は少々上品すぎるかなと感じていたのです。
しかしながら、靴の数が揃ってきた現状では、ジョンロブ・パリの靴としてはこのバロスは履きやすい靴と思います。
ロングノーズで低めな甲なのですが、丸みを帯びたトゥなのでカジュアル用のとしては合わせやすい佇まいなのです。
しかも、足入れ部分が2重になっていて、クラシカルの雰囲気もありますし、やはりジョンロブ・パリの靴ですので、どことなく上品な感じもします。
ある意味でエレガントでスキがないジョンロブ・パリの靴を嗜むスタートとしては、このバロスもお勧めです。


5/9(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、朝家を出る時は曇りの空模様でしたが、降水確率が低かったので、レザーソールのプレステージクラブをセレクトしました。
この靴は、ライトブラウンを履いているローテの場合は、週に1回は履きたくなる靴になってきました。
既製靴と同じレベルの革との説明は受けましたが、とにかく濡れたような独特の色艶の革が目を引いて、魅惑的なラインを描くデザインとの相性も良くて、とても気に入ってしまったのです。
内羽根式のプレーンなストレートチップなのですが、明るい色合いに加えて、シルエットも丸みを帯びた独特の雰囲気なので、とても華やかな印象です。
質実剛健な雰囲気の多いJ.M.ウェストンの靴としては、既製ではこのような雰囲気は味わえないと思います。
そういう意味でも、プレステージクラブ(コンピューターオーダー)に挑戦して、大正解でした。

コンピュータで計測する方式とはいえ、完全なビスポークなので、きついのに痛くない絶妙な履き心地です。
ソールも沈み始めて、アイレットの間の隙間も狭くなってきて、デビュー当初よりもさらに履き心地が良くなっています。
もう1足、カジュアルな茶系の靴に挑戦したいような気がしています・・・。


5/8(水) J.M.ウェストンのストレートチップ・メダリオン(ライトブラウン)

今日は、雨の確率はそれ程高くなかったのですが、朝に家を出る時はまだ路面が濡れていたので、ダブルソールのストレートチップをセレクトしました。
J.M.ウェストンのダブルソールなら、少々路面が濡れている程度では、水が浸出することはありません。
このストレートチップはメダリオンがあるので、少々遊びはありますが、基本的にはオーソドックスな佇まいです。
トゥの形も普通ですし、全体的なデザインも奇抜なところがありません。
質実剛健な、まさにJ.M.ウェストンらしい靴と思います。
このデザインは、基本的には何十年たっても、スタンダードなままと想像します。
ですので、明るく目立つライトブラウンではありますが、スーツに合わせると浮くことなくピタリと決まります。
紺のスーツに、同じライトブラウンのJ.M.ウェストンのベルトを合わせて、鞄も同系色にしたら、見かけは仕事の出来るビジネスマンに写るような錯覚を覚えてしまいました。
メダリオンのデザイン、合わせ革のギャザリングなどのディテールから、ソフトな雰囲気もあるので、仕事一筋ではなく、あくまで多趣味でそれぞれを楽しんでいるかのような印象なのです。
とにかく、今後とも、何十年も履き続けていこうと思います。

この靴は、パリのマドレーヌ店でしか見かけなくなりましたが、日本でも売っているサイドの合わせ革部分がヒール部分でつながっているタイプ(ジスカール)とほぼ同じ雰囲気です(当時100フラン:1800円しか、価格的にも変わりませんでした)。


5/7(火) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、雨のウィークディですので、ラバーソールのロジェにしました。
スーツ姿で、雨に当たる時は、原則として細身でスタイリッシュなUーチップのロジェにしています(2日連続では履きたくないので、やむを得ずゴルフの時もあります)。
U型部分のステッチが寝かせて重ね縫いされていて、甲が低く全体的にスマートな印象なので、ビジネス用にも十分使えます。
この靴が販売開始したのはつい数年前ですが、雨天時のビジネス用としては、一番ポピュラーな本格靴になったともいえるのではないでしょうか。
もちろん、完成されたUーチップのデザインなので、晴れている時に履いても、十分お洒落です(レザーソールのタイプにもほぼ同じデザインで、以前私がサイズ合わせに失敗した靴もラインナップにありますが)。
この靴があるおかげで、梅雨時のビジネス靴も心配ありません。
梅雨時を控えて、ここしばらくは大活躍しそうな気がします。
パリのJ.M.ウェストンに、フランスでは定番カラーでないダークブラウンをカラーオーダー中ですが、出来あがりがとても楽しみです。


5/6(月) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、少し街中に出かけただけですが、ゴールデンウィークも最終日なので、足元は気を抜かずに、私の持っている靴の中でも美しいアレッサンドロをセレクトしました。
とにかく、惚れ惚れするような光沢と、適度に入った履き皺も良い感じな靴です。
この革は、軽く磨いただけで、ビガッと光ります。
ミディアムブラウン系で何色か混ぜ合わされたような独特の色合いにパティーヌ(色付け)された、目を引く革です。
類稀なる光沢と伸縮性を実現するベネティアンレザーの特長が十二分に引き出されていると思います。
さらには、スクエアなトゥが特長的なポインティーで魅惑的なシルエットの靴ですが、ベルルッティとしては奇抜な感じがそれほどないデザインです。
ですので、コーディネートも、あまり考えないで普通に履きこなせます。
今日は、紺系のやや太めのパンツに合わせました。
ボリューム的には必ずしもマッチしていなかったかもしれませんが、プレーントゥのような感じで履きこなすこともできるので、何とかまとまりました。
パッと見は奇抜にも感じられる(私は魅せられていますが)ベルルッティの靴としては、入り込みやすい靴と思います。

ここしばらく、質実剛健なJ.M.ウェストンの靴ばかり履いていましたので、このアレッサンドロは特に美しく感じました。


5/5(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、湘南海岸に行くので青系の靴(2足所有)にしようと考え、本来は最も似合うヨットシューズはつい先週履いたので、ゴルフをセレクトしました。
この紺色は、フランスでスペシャルオーダーしたのですが、とても深みがあって、いい感じの色合いです。
今日のように日に当たると、青みがスッキリとさえわたりますし、日が当たらない室内では黒に限りなく近く見えます
いずれにしても、青い色合いは、本当に海に良く合います。
特に、今日のような雲一つない晴天では、陽光を一身に浴びて青く煌いているようにさえ見えました。
ビーチサンダルの似合う海に近い浜辺ではともかく、海岸沿いの整備された道の普通のウォーキングでは、この靴でも回りの雰囲気に合わせるのに遜色ありませんでした。
さらには、ラバーソールは、大地をガッチリと踏み締めるのでアウトドアには元々向いています。
カジュアルなシーンでは、天候だけでなく場所も選ばない靴と感じました。
ヨットシューズも気に入っていたものの、元々海をイメージしていたからか青色系をもう1足絶対に欲しいとの気にはなりませんでしたが、この紺のゴルフはタウン用にとても気に入ってしまって、AUBERCYの青いホールカットもオーダーしてしまいました。
他にJ.M.ウェストンのフランスの定番では、ローファーも紺色がありますが、他に買いたい靴がたくさんあるだけに買うかどうか悩ましいところです・・・。


5/4(土) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、山岳地方を長距離ドライブしたので、カントリーティストも感じられるドゴールをセレクトしました。
本来なら、ラバーソールのゴルフの方が向いているのかもしれませんが、晴れの天気予報でもあり、何となくレザーソールの靴を履きたい気分だったのです。
山の天気は変わりやすいようで、途中で雨に遭遇しましたが、車中でしたので、靴は雨には当たりませんでした。
ノルベジアン製法でごつい造りで、軍事用にも使われてきた靴とのことで、今日のような目的にも合いそうです。
頑丈な造りが、履いていて安心感がある靴なのです。
しかも、圧倒的な存在感に似合わず、履き心地も足にピッタリするほどの心地良さです。
これまでは、タウン用に使ってきましたが、ちょっとした小旅行にも使えそうな気がしました。
もともと、汎用性の高いUーチップなので、オン・オフとも使える靴であることは確かです。
J.M.ウェストンの革は雨にも強いですし、レザーソールではありますが厚めのソールなので簡単には水が浸出することもありません。
個人的に旅行に履くことの多いゴルフよりも、少々派手な靴ではありますが、今後は旅行などにも使うかもしれません。


5/3(金) J.M.ウェストンのローファー(ライトブラウン)

今日は、晴れていて気持ちの良い休日でしたので、明るい色合いのJ.M.ウェストンのローファーをセレクトしました。
このローファーを履くと、小粋でフレンチティスト溢れた佇まいが、何とも言えない良い感じを出して足元を演出してくれます。
たくさんの靴ブランドにコピーされたことが良く理解できる、とても完成されたデザインと思います。
季節に合わせて、淡い色合いの綿パンに合わせましたが、ライトブラウンはマッチします。
10数年履いて、薄くなってきている色合いの効果か、逆にうまくコーディネートできました。
それにしても、色が薄くなった以外は、小傷、小さなシミなどがある以外は、インナーが擦れてきた程度で、傷みは全くありません。
J.M.ウェストンの靴の耐久性は、この靴を履いて実感出来ています。
それで、どうしても、まだまだJ.M.ウェストンの靴を買ってしまうのです。

私の本格靴デビューは、この靴から始まりましたが、10数年たった今も、全く古さを感じさせません。
まさに、永世定番とでも言えそうな、オーソドックスでありながら洒落た靴です。
J.M.ウェストンの靴は、耐久性だけでなく、デザイン的にも流行を感じさせない靴と思います。


5/2(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、雨の心配のない天気でしたので、安心してシングルレザーソールのストレートチップをセレクトしました。
デビューしたてなので、馴らしの意味もあって、なるべく週に1回は履きたいのです。
コンピューター計測によるビスポークなので、デビュー時から「きついのに痛くない」心地良い履き心地ですが、馴染むとさらにピッタリと足に吸い付くことは必然です。
J.M.ウェストンの靴は、痛い程のタイトフィットのサイズを長期間かけて履き馴らすことが普通になっていますが、この靴はそんな必要はなくほぼ馴染んでいますが、さすがにソールの沈み込みは数回ではピッタリとはしないのです。
それにしても、濡れたような独特の光沢を放って目を引く、至宝のような雰囲気さえする靴です。
丸みを帯びた佇まいも、魅惑的で良い感じです。
紺のスーツに合わせましたが、適度に足元が目立って、アクセントになりました。
まさに、足元中心のコーディネートだったような気がします。
ライトブラウンの靴の中でも、最もお気に入りの靴になりつつあります。

この「プレステージクラブ」と呼ばれるコンピューター計測によるビスポークは、J.M.ウェストンオリジナルのシステムです。
足をCTスキャンのような機械で計測します。
詳しくは、トップページにリンクしてあるので、参考にして下さい。


5/1(水) J.M.ウェストンのストレートチップ・メダリオン(ライトブラウン)

今日も、どんよりとした空模様ではありましたが、降水確率は低かったので、レザー・ダブルソールのストレートチップをセレクトしました。
レザーソールではありますが、J.M.ウェストンのダブルソールは、万が一雨に当たっても比較的耐久性が強いのです。
ちなみに、今日は、運良く雨には当たりませんでした。
シルエット的にはオーソドックスで、流行色は感じませんが、質実剛健で安心して履ける靴です。
これからも何十年も、スタイルは変わらないと思いますし、耐久性もあるのでほぼ一生履けるのではないかとさえ思えます。
ところどころ小傷はありますが、アッパーの輝きは健在ですし、型崩れも全くありません。
サイズがジャストではありますが、羽根が閉じ気味なことが少々気になる以外は買った当初と全く変化がありません。
6年以上履いていますし、買った当初は靴の数が揃っていないこともあり1週間に2回以上の登場頻度で酷使してきたにもかかわず状態は良いので、今さらながらJ.M.ウェストンの耐久性には関心させられます。
さて、メダリオンがついているので、遊び心もありますし、スーツとの相性もばっちりです。
グレー系のスーツに合わせましたが、明るい色にもかかわらず、目立つこともこともなく、全体コーディネートによく調和していました。
永世定番の靴として、履き続けようと思います。