●靴日記

★1日履いた靴の情報を中心に日記形式で紹介します。

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4/29(木)〜5/8(日) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)ベルルッティのジョルダン

今回の旅行には、ラバーソール付きで全天候型のゴルフと、スリッポンタイプで気軽に脱ぎ履きできるジョルダンをセレクトしました。
ほぼカジュアルなスタイルでしたので、この2足があったら安心です。
ゴルフは、以前は1足だけで旅行に行ったこともあるほど万能です。
甲高で丸みを帯びたデザインは、ほとんどのカジュアルスタイルに合いますし、しかも黒ですので汎用性は高いのです。
運良く旅行中に雨には遭遇しませんでしたが、ラバーソールのこの靴を持っていくと、少なくても足元は天気を気にしないで済みます。
しかも、頑丈で連続着用でもびくともしません。
ジョルダンは、深みのあるバーガンディのパティーヌと鈍い光沢のビット飾りが何とも渋い感じでして、合わせる服装をあまり選びません。
デニムにも合いますし、黒などの濃い色合いの服装にも合います。
しかも、履き口も大きいので、涼しくも感じます。
暑かったビーチリゾートのビアリッツでは、この靴主体に履きました。
このところ、旅行には、この2足を持って行くことが多いです。


4/28(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、プレステージクラブと呼ばれるコンピューターで計測するシュール・ムジュールのストレートチップをセレクトしました。
(今は、新規受け付けを行っていません。)
全体的に曲線的なラインが、とても魅惑的な靴です。
特に、プレステージクラブオリジナルのレースステイ下部に向けて盛り上がったような合わせ革のカットラインは、とてもセクシーです。
捨て寸が少なく足の形が反映されたシルエットだからか、丸みを帯びており、魅惑的なラインを描いているのです。
さらには、既製靴と同じとの説明を受けたのですが、ヴィヴィッドな光沢を放つ革も違いは明らかでして、艶かしさすら感じるほどです。
プレーンな内羽根式ストレートチップですのでオーソドックスなスタイルなのですが、魅惑的なシルエットと濡れたように輝く革の相乗効果で、何と言いますか惹き付けられる魅力に溢れています。
紺系のスーツに合わせたので、色合い的には目立ちましたが嫌味なところはなく、ワンポイントになりました。


4/27(水) J.M.ウェストンの外羽根式ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、オーソドックスなスタイルのストレートチップをセレクトしました。
東京に出張に行ったのですが、雨の心配が無かったので、レザーソールの靴の中からこれにしたわけです。
とにかく、決してロングノーズではない極自然なスタイルの靴です。
大きめでセミスクエアなトゥ・キャップに、シングルソールの外羽根式ストレートチップですので、これ以上シンプルなスタイルは無いほどプレーンなスタイルの靴です。
さらには、色が適度に焼けており、まさにエイジングを感じます。
紺のスーツに合わせましたが、ライトブラウンの靴にしては枯れた雰囲気でして存在をあまり主張することなく、自然なコーディネートだったと思います。
私も実感してきましたがJ.M.ウェストンの耐久性には定評がありますし、今後何十年履き続けても流行に惑わされることなく、履くことが出来る靴と思います。


4/26(火) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、ある方のご好意でご提供いただいたエドワードグリーンのチャーチルをセレクトしました。
(本当に、どうもありがとうございました。)
とにかく、ライトブラウンのローテに替えたら、なるべく早く履きたいと考えていました。
ですので、部屋で試着していたところ、新品の靴には個人的に発生しやすいのですが、小指側面部分がやや当たり気味でしてちょっと不安でした。
歩き始めはやはり当たり気味でしたが、半日履くと見事に馴染んできました。
踵の食いつきが良くて、かなりの密着感に感動していた程でしたが、実際に履くとやや血が滲むほどの状態でした。
ですので、部屋内の試着段階で心配していた小指側面の馴染みは早かったのですが、逆に心地良ささえ感じていた踵部分がややダメージを受けました。
とはいえ、トゥ部分の沈み込みはある程度あり、馴染むのは結構早そうな気がします。
それにしても、クラシカルな雰囲気を存分に感じる靴です。
エドワーディアンと呼ばれるライトブラウンなのですが、見事に艶っぽく輝き、トゥ部分が色濃くアンティーク風に仕上げられていて、何と言いますかリラックスできる色合いです。
しかも、程よくトゥシェイプの効いたラウンドトゥから流れるラインは、細すぎることなく適度にバランスのとれた、視覚的にも優しいシルエットです。
濃いグレーのスーツと合わせたので、色合い的には目立ちましたが、不思議なほど全体コーディネートに馴染んでいたように思います。
初めて履いたにもかかわらず、長年履いてきた靴のような感覚を覚えました。
ある意味で人間味に溢れる独特の風合いは、ジョンロブ・パリの無機質とも思える完璧さとは異なる価値観で造られた靴と思います。

初めて買ったエドワードグリーンの靴が、運が悪くクォリティの落ちた時期に造られたらしく、数年でアッパーに亀裂が入ったトラウマが解消されないままに今日まで至っていました。
今後履き込むことで、個人的な価値観が変わるのか、自分でも楽しみです。


4/25(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、あれこれと考えずに朝一番に足入れしやすいので、週はじめに履く靴として個人的な習慣となっているスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
私の足にあっているラストだからか、スリッポンタイプにもかかわらず土踏まずのフィット感もありますし、ヒールもしっかりとグリップされています。
ですので、足の一部になったかの感触でして、歩き出すとすぐに休日モードから仕事モードに自然に頭が切り替わります。
シルエット的にはオーソドックスなラウンドトゥのタイプですが、デザイン的にはヴァンプ両側から小さく突き出た部分がアクセントになり、シャープな印象すら感じます。
ライトブラウンの革も適度に光沢があり、スマートな雰囲気を強調しています。
紺のスーツでしたので足元はコントラストがありましたが、同じ素材・色のベルトも合わせたので、目線が分散されてバランスがとれていたように思います。
久し振りにこの靴を履いて、何と言いますか、とても満たされた気分になりました。


4/24(日) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、天気も良く、気持ちの良い気候でしたので、ベルルッティのシュール・ムジュール(フランス語でビスポークの意味)をセレクトしました。
まだ、シューツリーが完成していませんが、パリの本店に靴を持って行って作成していただけることになっています。
今回のフランス旅行で対応してもらうことになっていますが、その前に一度は履いておきたいと考えていたので、今回デビューとなりました。
ロングノーズでトゥ部分がかなり細めでして、いかにもベルルッティらしいポインティなフォルムがかなり強調されています。
とにかく、既製のタイプにはない、シャープでスタイリッシュなラインなのです。
一方、デザイン上捨て寸がかなりあるのですが、足のフィット感はとても良いです。
トゥ部分こそ余裕がありますが、ボールジョイント部分はしっかりと密着していますし、土踏まずからヒールまで面でサポートされています。
自分の足では考えられないようなカッコ良いシルエットでありながら、履き心地も良いのは、シュール・ムジュールだからこその仕上がりと思います。
私のHNであるMNをアッパーにモチーフしていますが、パンツの裾に隠れて、歩くとチラリと見える程度でした。
イニシャルはあまり目立たずにさりげない印象でして、シャープなラインの方が目立っていたように感じました。
とにかく、履いていて自分の足ではないような気がするほどでして、とてもスマートな足元になりました。


4/23(土) オールデンのローファー(グレインレザー)

今日は、爽やかな晴天でしたので、足元も開放感のあるスリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
しばらく履いていないと思い立ち、久し振りにグレインレザーのコードヴァンのタイプにしました。
型押しされた凋みは浅いので、コードヴァン独特の鈍い光沢はそのままに感じられます。
ただし、見た目の派手さは控えめになり、薄いジーンズに合わせたのでコントラストはかなりあったのですが、意外と目立つことなく自然にまとまりました。
コードヴァンの存在感とグレインレザーの控えめ感のバランスがとれた靴と思います。
ちなみに、このローファーは私が所有するオールデンのコードヴァンの靴の中では、唯一のダークバーガンディです。
黒よりもコードヴァンらしい光沢がはっきりしているからか、一般的にはダークバーガンディの方が人気があるとのことです。
個人的には、黒の方がさりげなさを感じるので好みなのですが、このグレインレザーのタイプならあまり主張しないかなと考えて、マルセルラサンスで買った覚えがあります。
グレインレザーではなくスムースレザーではありますが、ベルトもオールデン純正の同色コードヴァンのベルトを合わせて楽しみました。


4/22(金) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、家を出るときに弱い雨が降っていたので、迷うことなくロジェをセレクトしました。
ラバーソールなので、雨でも安心なのです。
ウェルト靴ですので完全防水ではなく水分が滲みやすい個体もあるとのことですが、融雪では湿っぽく感じたことがあったものの、通常の雨では水が浸入してきた経験はこの個体にはありません。
スタイル的にもビジネスに向いているので、ウィークデイに雨が降ったらこのロジェを履くことがとても多いです。
やや細身なラウンドトゥとU型のステッチのバランスが良く、とても洗練された雰囲気ですので、スーツにも合うのです。
濃紺のスーツに合わせて、フレッシュなコーディネートになりました。
雨の多い日本の季節でも、妥協しない靴の選択が可能なので、個人的に欠かせないアイテムとなっております。

実は、東京に日帰り出張に行ってきました。
半日以上履き続けましたが、当然ながた草臥れた様子は全くありません。
雨が降っていない中でスーツに合わせても足元に違和感を感じませんし、天候を気にしないで済むので、出張時にも最適な靴と思います。


4/21(木) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、特に何も考えずに、フィリップをセレクトしました。
家を出て歩き出して気がついたらこの靴を履いていた、そんな感じです。
トゥ・キャップに一列のパーフォレーションが入ったパンチド・キャップトゥですので、スーツでしたらどんなものにでも合わせやすいという安心感があったのかもしれません。
しかも、黒ですので汎用性が高いのです。
濃紺のスーツでしたので、当然ながらマッチしていました。
エレガントなスタイルの靴ですが、実は使い回しが楽なのです。
既製靴最高品質を誇り、そのスキの無さで好みが別れる程パーフェクトな靴ですが、実際には応用範囲の広い靴です。


4/20(水) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、ドゴールをセレクトしました。
大振りなボディにアッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法が組み合わされていて、とにかく目立つ靴です。
アッパーの光沢も派手ではありませんが、さりげなく底光りしています。
加えて、足音もヒールの金属プレートのせいでカツカツと存在感タップリに響き渡ります。
ですので、このドゴールを履いているとの意識が、視覚的にも聴覚的にも感じられていやがおうでも気分は高揚します。
また、履き心地もこのボディの見かけと相反するような足にピッタリとする感触でして、重い靴ではありますが、その重さを感じません。
振り子のような感じがして、体感的には歩きやすいとすら感じられるのです(実際の物理的効果はそうでないかもしれませんが)。
いかにも頑丈そうな外見と、足にピッタリとする履き味の良さが、両立しているのです。
J.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい、「これ以上は無い靴」ではないでしょうか。


4/19(火) オールデンのストレートチップ(モディファイドラスト)

今日は、久し振りにオールデンのモディファイドラストのストレートチップをセレクトしました。
トゥ部分が大きく丸みを帯びた豊満でグラマラスなフォルムでして、お世辞にもお洒落には見えない靴です。
オールデンらしい素っ気無さを存分に感じるスタイルです。
野暮ったさすら感じる程ですが、これはこれで温かみといいますか、親しみを覚えるから不思議です。
スーツに必ずしも合っているとはいえないかもしれませんが、ストレートチップですので少なくてもおかしくは無いと思います。
1日履いていると、見た目にも慣れてきたことも事実でして、オーソドックスなスタイルで親しみやすさもオールデンの靴の魅力です。
さらには、土踏まず部分に大きく張り出したフットバランスと呼ばれるヒールは、絞り込まれた土踏まず部分に心地良い圧迫を感じます。
この全面ラバーで覆われたフットバランスタイプヒールは、モディファイドラストのコンフォートな履き心地を存分に味わうことができます。
ある意味でオールデンらしい靴ではないでしょうか。


4/18(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週はじめなので、朝一番に足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
この靴を履いて歩き始めると、すぐに仕事モードに頭が切り替わります。
長年履いてきた結果、インソールには足型がクッキリと刻みこまれており、まさに足にピッタリとする履き心地なので、足の一部になったかのような感覚すらします。
また、オールデンとしては細身なアバディーンラストですし、タッセル飾りがネクタイと相性が良く感じられて、スーツと相性が良い靴です。
黒系のスーツに合わせましたが、同系色ですので、自然なコーディネートになりました。
オールデンとしては、ローファーに次いで2足目であり、ビジネス用の靴としては初めての靴でしたので、かつては毎週のように履いていました(靴の数が揃った現在では、履く頻度は減りました)。
ですので、雨にも結構当ててしまいまして、表面はかなり荒れ気味でした。
しかしながら、カーメルのレストレーション・プログラムに出して、かなり回復しました。
カーメルで靴を買った方が対象とのことですが、このレストレーション・プログラムはかなり有効です。


4/17(日) ベルルッティのアンディ

今日は、昨日に引き続いて天気が良かったので、スリッポンタイプのアンディをセレクトしました。
色落ちしたジーンズにからし色のカットソー、上着は明るい茶系のジャケットと淡い色の服装だったので、明るいライトブラウン系のこの靴はマッチしていたと思います。
何度履いても、何色もの色が微妙に混じりあったまさにエイジングを感じるパティーヌ(色付けあ)が、とても印象的に感じます。
また、スクエアなトゥに向けて急激に絞られたポインティなラインと大き目のベロ部分がうまくマッチして、魅惑的なラインを描いています。
この芸術的なパティーヌとポインティなラストのせいか、明るめのコーディネートの中でも足元は主張していました。
まさに、足元主体のコーディネートでした。
マッケイ製法は水が浸入しやすく雪の季節には履かなかったので、久し振りにこの靴を履いて美しさにさらに惚れ直したような気がします。
ある意味では癖のある靴でもありますが、その分好きになったらとことん好きにさせられる魅力に溢れた靴ではないでしょうか。


4/16(土) ベルルッティのジョルダン

今日は、天気が良い週末でしたので、スリッポンタイプの靴にしようと考えてジョルダンをセレクトしました。
履き口が大きく涼しく感じるので、暖かくなるにしたがってカジュアルスタイルにはスリッポンタイプの靴を合わせることが多くなります。
深みのあるワイン色に鈍い光沢のビット飾り付きですので、シックな雰囲気を感じさせる靴です。
黒の綿パンにブルーグレーのシャツをはさんで濃紺のジャケットを合わせた渋めな服装だったのですが、足元も浮き立つことなくまとまりました。
ベルルッティとしてはこれまでに無い細長いペンシル状のフォルムですが、これはこれでオリジナリティに溢れていて、先鋭的な印象もあります。
また、履き味も、ハーフラバーソールのせいかベルルッティとしてはやや硬めです。
新しいスタイルではありますが、ベルルッティらしい他の靴には無い魅力に溢れた靴と思います。


4/15(金) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、部外の方と宴会が予定されていたので、脱ぎ履きが楽なシングルモンクのマッタをセレクトしました。
シングルモンクストラップ付きでレースアップよりは脱ぎ履きが簡単なので、宴会終了後に出入り口で人を待たせることなくスムーズに進行させることができました。
クラシカルなシングルモンクですのでスーツにも合いますし、ウィークデイで少々気を使う宴会時にはとても便利です。
また、当然ながら濃い色同士でもあり、濃紺のスーツとも相性が良かったです。
それにしても、程よくトゥシェイプの効いた流麗なフォルムを上質の革が覆っていて、いかにも良い靴という雰囲気を漂わせています。
軽く磨いただけで革の内面から底光りする光沢は、他の靴では味わえません。
しなやかで、シューツリーを入れておくと履き皺も目立たなくなる程の極上感なのです。
この瀟洒な靴を履いていると、気分的にも麗しくなりました。
世の中で最もエレガントなシングルモンク付きの靴と思います。


4/14(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、プレーンな内羽根式ストレートチップをセレクトしました。
全く遊びの無いプレーンなスタイルのストレートチップですので、本来ならフォーマル度が高まるのですが、丸みを帯びたオーソドックスなスタイルなので堅苦しさはありません。
かつてマドレーヌ店で扱われていたプレステージクラブと呼ばれるコンピューターで計測するシステムのビスポークなのですが、捨て寸がほとんど無く、ほぼ足の形に沿ったシルエットが特徴的なのです。
丸みを帯びたトゥと、プレステージクラブのみに見られるレースステイに向けて盛り上がったようにカッティングされた合わせ革が、何とも優美な佇まいです。
アイレットの隙間もほんの少し開けただけでピタリと決まり、当然ながら既製靴ではあり得ない出来映えです。
また、足全体が面で支えられている感じでして、適度にタイトフィットが保たれており、最高の履き心地です。
スーツとの相性も良く、濃紺のスーツと合わせましたが、流れるようにまとまりました。
今では新規のオーダーは不可能ですので、今後とも大切に履き続けたいと思います。


4/13(水) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、靴入れの中でシームレスなヒールが目に止まって、フィリップをセレクトしました。
私の所有している中でシームレスなヒールの黒靴は、他にはマッタしかありませんが、たまたま扉付きシューケースの中ではなくオープンな靴入れの中にこのフィリップがあったのです。
丸みはそれ程強くはありませんが、引き締まったラインに滑らかな革質が加わって、後姿を見てセクシーに感じたのです。
実際に履くと、目線からはこのヒール部分は見えませんが、何となく意識していました。
また、裾幅がやや細めのパンツに合わせたので、靴全体が見えていたので、極上感は見た目にも感じられました。
磨き込まれたアンティーク品のような内面から底光りする革質と、程よくトゥシェイプの効いたシルエットの相乗効果で、とにかくエレガントな風合いを漂わせています。
素人目にも、上質に輝く革質の良さは感じられると思うほどです。
さらには、剛性感溢れる履き心地は完全に馴染んだ現段階でも健在ですので、造りの良さは履いていても感じられます。
スタイル的にも、トゥキャップに一列のパーフォレーションが入っているパンチド・キャップトゥですので、フォーマルに寄りすぎることなく普通にスーツに似合います。
まさに、キング・オブ・ビジネスシューズといっても言い過ぎではない靴と思います。


4/12(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
この靴を履いて歩き始めると、カツカツと足音が響き渡り、すぐにこのドゴールを履いているとの気分が高ぶります。
しかも、大振りで派手な靴ですので、外見的にも少々目立ちます。
この威風堂々とした雰囲気は、他の靴では感じられないものでして、この靴を特徴となっています。
ただし、黒自体あまり主張しない色ですし、足入れ部分が2重になっているなどクラシカルな雰囲気もあり、実際に履くと意外と存在感を感じません。
全体コーディネートでさりげないアクセントになる程度なのです。
ブラックスーツにも、同系色でもあり似合っています。
さらには、外見からは想像も出来ないほど足にピッタリとする履き心地です。
タン部分が2重になってクッションのような効果があることと、返りが良いことが、この履き心地を実現しているのです。
歩いている時など1日中この靴を履いているとの満足感で一杯でした。


4/11(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
週はじめは朝一番に足入れが簡単なことから、玄関先であれこれ余計なことを考えなくて済むので、個人的にスリッポンタイプを履くことが多いです。
このオールデンのタッセルモカシンは、足の形がクッキリと刻まれる程インソールが沈み込んで、完全に馴染んでいます。
ですので、足の一部になったかような感触でして、長年の習慣から歩いているうちに休日モードから仕事モードに頭が切り替わるから不思議です。
しかしながら、コードヴァンは雨に当たると痕がしばらく残るので、雪の季節は登場回数がほとんどありませんでした。
コードヴァンは鈍い独特の光沢がとても魅力的ですが、雨には弱いのです。
オールデンとしては細身のアバディーンラストですし、タッセル飾りがネクタイと相性が良いので、スーツにも合いますし、脱ぎ履きが楽なのでとても汎用性の高い靴です。
ブラックスーツに合わせましたが、コードヴァンの光沢がさりげないアクセントになった足元だったと思います。


4/10(日) ベルルッティのアレッサンドロ・グレインレザー

今日は、久し振りにベルルッティの代表作の一つであるアレッサンドロをセレクトしました。
暖かくなってきて淡い色合いの服装にしたので、足元も明るめにしたわけです。
店員さんがゴールドと呼んでいた明るい色でして、白系主体でジャケットだけ茶系にしたコーディネートにはマッチしていたと思います。
ベネティアン・ラマと呼ばれるグレインレザーですので、ベルルッティとしては光沢が抑え気味でして、意外と存在を主張しません。
特に、凋みに緑っぽさが残っているからか、実際に履くと派手さをあまり感じないのです。
エイジングを重ねたかの風合いすら感じます。
また、スクエアトゥでポインティなラストですが、ベルルッティとしては癖の少ないシルエットでして、色合わせさえ考慮すると意外と服装を選ばず合わせやすい靴でもあります。
さらには、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、ベルルッティ特有のソフトな履き心地が維持されています。
ベルルッティに多いマッケイ製法は水分が浸入しやすいですしリペアが何度も出来ないとのことですので気になる方には、お勧めできる靴です。
(個人的には、靴の数が揃ったのでそれ程頻繁には履かないこともあって、マッケイ製法の靴でも気になりません。)


4/9(土) オールデンのローファー

今日は、晴天でしたのでコードヴァンの靴を履こうと思い、ローファーをセレクトしました。
雨に当たると痕がしばらく残るので、晴れの天気の時に履くことにしています。
スリッポンタイプは足入れ口も大きくて涼しげに感じられるからか、清々しい季節には何となく履く機会が多くなります。
オーソドックスなデザインながらコードヴァンの鈍い光沢が加わって、足元はさりげないアクセントになりました。
黒の綿パンに黒の薄手のジャケットを合わせたので、全体コーディネートが同系色でしたが、コードヴァンの瑞々しい光沢はやはり存在感があるのです。
先週履いた1枚革のタイプと異なり、ライニングが付くことで硬めな履き味になります。
これはこれで安定感がある履き心地でして、むしろ通常のオールデンらしい個人的に履き慣れた感触ですので、とにかく良い感じでした。

この靴は、J.M.ウェストンのローファーの次に買った2足目の本格靴です。
残念ながら、レストレーションプログラムに出した際に革が裂けたとのことで、新品になって返ってきましたので当時の物ではありません。
しかしながら、オールデンにはまるきっかけになった思い入れの強い靴であることには違いありません。


4/7(木)〜8(金) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今回の出張には、晴れの天気予報でしたので、レザーソールのマッタをセレクトしました。
1日目の夜には懇親会も予定されていたので、レースアップよりは脱ぎ履きしやすいモンクストラップ付きの靴にしたのですが、テーブル席でしたので靴は履いたままでした。
今回はたまたまそうではありませんでしたが、宴会では靴を脱ぐ必用のあるケースがほとんどですので、この靴を履いていると人を待たせることなくスムーズに脱ぎ履きができます。
クラシカルなスタイルでスーツにも合うので、宴会の予定があるウィークデイには重宝します。
それにしても、エレガントなスタイルの靴です。
シェイプの効いたラウンドトゥから、流麗なフォルムが途切れることなくヒールまでつながっています。
甲上部もタン部分まで広い面積が1枚革で覆われていて、美しいフォルムを一層強調しています。
さらには、しなやかで最上質の革が惜しげもなく使われていて、内面から底光りしていて、いかにも他の靴との違いを感じます。
世の中で最もエレガントなシングルモンク付きの靴の一つではないでしょうか。

2日連続で着用しましたが、全く草臥れた様子はありませんでした。
ホテルに供えつきのクロスで簡単に磨いただけで、2日目も上品な光沢が維持されていました。


4/6(水) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、久し振りに、オールデンの外羽根式ストレートチップをセレクトしました。
素っ気無いデザインの多いオールデンとしては、細身なアバディーンラストだからか、意外な程綺麗なラインのシルエットです。
当然ながら、他の靴ブランド(ジョンロブ・パリなど)と比較すると、極普通のシルエットなのですが、オールデンとしては異様に感じるレベルなのです。
鈍い独特の光沢のコードヴァンは健在でして、この靴の特徴でもありますが、トゥキャップの上に入ったコードヴァン特有の履き皺が無くても良いかなと感じるようなプレーンな雰囲気です。
さらには、コバの張りが均一でないなどの大味なアメリカンの造りはこの靴に見られますが、人間味を感じるものの、少々違和感を感じたことも事実です。
1日履いて夜頃には、何も気にならなくはなりましたが、久し振りにこの靴を履いて、個人的にもこれまでにない感想を得ました。
もちろん、何度か履くとしっくりするのもオールデンの特徴ですので、すぐに感覚的にも馴染むことは必然ではあります。
雨の心配が少ない季節になってきたので、今後も何度かは登場させたいと思います。


4/5(火) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン・コードヴァン(黒)

今日は、久し振りに、コードヴァンのホールカットをセレクトしました。
この1枚革で造られるホールカットは、パンツの裾に隠れるとプレーントゥにも見えるので、ビジネス靴としても使えます。
つなぎ目がないので、フォルム全体が途切れずに流れるように構成されているので、ドレッシーな印象もあります。
一方、フォーマルな印象の強い内羽根式プレーントゥと比較すると、合わせ革が無いだけでソフトな印象になるのでカジュアルに合わせても問題ありません。
最初にベルルッティのアレッサンドロを買うまでは正直違和感も合ったのですが、履くたびに汎用性の高さが気に入り、ホールカットが何足か揃ってしまいました。
この靴も、コードヴァンもオーダー可能との連絡があり、ドゥミ・ムジュールでオーダーしてしまったわけです。
さて、グレー系のスーツに合わせましたが、違和感無くまとまったと思います。
肉厚なコードヴァンの鈍い光沢は、存在感タップリでアクセントになって全体コーディネートを引き締めていたようにも思います。
春になって気候も良くなり、コードヴァンのこの靴を履けた喜びで満たされた1日でした。


4/4(月) AUBERCYのサイドエラスティック

今日は、サイドエラスティックをセレクトしました。
週始めにはスリッポンタイプを履くことが多いのですが、冬季には雪が積もっていたり、すっきりと晴れていること自体少なかったので、登場回数もあまり多くはありませんでした。
とてもお気に入りの靴なのですが、自然には勝てないのでしょうがありません。
それにしても、低めの甲と(のみで削ったかのような)チゼルトゥの相性がとても良く、スタイリッシュな靴です。
さらには、スクエアトゥとエッジの立ったサイド部分がシャープな印象を強調しています。
合わせ革の無いステッチのみでデザインされたスタイルも、全体シルエットに見事に調和しています。
スーツとの相性も良く、パンツの裾に隠れると、レースアップのパンチド・キャップトゥのように見えます。
今回はそんな機会はありませんでしたが、脱ぎ履きの多い宴会でも活躍しますし、とても便利です。
履き心地も、エラスティック部分の伸縮性が心地良く、レースアップには無いフィット感です。
一度入手すると、外せなくなる靴ではないでしょうか。

この靴は、ドゥミ・ムジュールと呼ばれる、パターンオーダーとフルオーダーの中間位のシステムで造ってもらいました。
既製の靴などでサイズを決めて気になる部分を修正する方法でして、踝あたりを低くしてもらっています。
仮縫いも可能とのことですが、ある程度フィットしたことと、フランスに行く機会を考えると1年かかるのはフルオーダーでないのにどうかなと考えてしていません。
一度サイズがわかると、革と靴の形を決めて、メールなどでもオーダーが可能です。


4/3(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、ほんの短時間だけ出かけただけですので、気軽に履けるローファーをセレクトしました。
どんよりとした空模様でしたが、家を出る時には雨が降っていませんでしたし、車での移動ですので少々の雨なら問題無いとも考えました。
結果として、運良く雨には遭遇しませんでした。
色落ちしたジーンズにカットソーを合わせて、アウターにはBarbourのワックスジャケットを羽織ったラフなスタイルでしたが、このローファーを履くことで全体がお洒落にまとまります。
流行廃りの無いオーソドックスなスタイルですので、目立つことはありませんが、さりげない上質感が漂うのです。
この靴を履いていると、小粋な足元になります。
カジュアルにはこのローファーを履いていると、足元は万全です。


4/2(土) オールデンのローファー・ノーライニング

今日は、晴天でしたので、コードヴァンのローファーをセレクトしました。
春らしい陽光の下、コードヴァンの鈍くビガッと輝く光沢が、いやがおうでも目立ちます。
この光沢は、カーフでは味わえないコードヴァン特有のもので、違いは明らかです。
黒の綿パン+黒の艶有りシャツに黒のマットなポリエステル縮絨のジャケットを合わせて、全体が黒のコーディネートでしたが、やはり底光りする光沢で足元が最もアクセントになっていたように思います。
パンツとジャケット、シャツと靴の質感が似た感じで、それぞれが微妙に連絡してして、黒ではありますが質感と色合いの違いで遊んでみましたが、やはり主役は足元でした。
また、このコードヴァンは、内革の無い一枚革で造られていて、かなり柔らかい履き味です。
足にまとわりつくかのような、独特の履き心地です。
同じコードヴァンでも内革のついたタイプとは、まさに似ていて異なる物なのです。
コードヴァンの光沢に加えて、ソフトな履き心地が両立したこの靴は、履くのが癖になるような麻薬的な魅力を持っています。


4/1(金) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、年度始めでもあり、気を引き締めるために、フィリップをセレクトしました。
とにかく、何かイベント事がある時には、このフィリップが似合います。
程よくトゥシェイプの効いた流麗なシルエットと内面から底光りする上質な革の相乗効果で、とにかくエレガントな佇まいなのです。
フレッシュな濃紺のスーツと合わせて、気持ちも新たにスタートが始まるとの気分が高ぶりました。
トゥ・キャップに横一列のパーフォレーションが入っただけの普通のパンチド・キャップトゥなのですが、見た目の違いは明らかです。
知らない方が見た時には良く光っている靴、知っている人が見たらすぐにフィリップとわかる、そんな靴と思います。


3/31(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、久し振りに、プレステージクラブと呼ばれる、コンピューターで足を計測するビスポークで誂えたストレートチップをセレクトしました。
このプレスティージクラブは、J.M.ウェストン特有のビスポークシステムでして、コンピューターで計測するので、足にピタリと合う靴が出来あがります。
ある程度馴らし期間が必用なJ.M.ウェストンの靴ですが、出来上がった当初から足に当たる部分は無く、全体的に適度がタイトフィットが保れた絶妙な履き心地です(ビスポークですので当然かもしれませんが。)。
デザイン的にも全体的に魅惑的なラインが多く、特にレースステイに向けて盛り上がったようなカットラインを描く合わせ革は、とても印象的です。
本来はフォーマル度の高い内羽根式のプレーンなストレートチップですが、足の形に近い丸みを帯びたラウンドトゥですのでオーソドックスなスーツにも合います。
濃紺のスーツに合わせましたが、当然ながらマッチしていました。
今後も、丁寧に長年履き続きたいと、いつも感じている靴です。

プレステージクラブは、かつてパリのマドレーヌ店でのみサービスされていました。
しかしながら、現在は新規受け付けをしていないとのことです。


3/30(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、降水確率の高い1日でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
朝家を出ると、大部分は融けていたものの一部に雪が薄っすらと残っていて路面は濡れた状態ですので、この靴にして正解でした。
当然ながら、ラバーソールなので、水の浸入は全くありませんでした。
本来はカジュアルに合うUーチップではありますが、細身で洗練されたシルエットなので、スーツにも合います。
重ね縫いされたUーチップは、ステッチなどで面が途切れることなく流れるようなフォルムを描いています。
ダークグレー系のスーツに合わせましたが、相性は良かったです。
雨天時のビジネス時様には、この靴が個人的なスタンダードです。


3/29(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、ドゴールをセレクトしました。
大振りなボディが目に止まったのです。
厚みのあるソールとやや甲高のフォルムに、底光りする革が加わり、とにかく存在感たっぷりなのです。
とはいえ、黒は光沢はあるものの元々目立たない色ですし、足入れ部分が2重になるなどクラシカルな雰囲気もあるので、嫌味には感じません。
また、トゥ部分にある高度な手仕事が必要なスキンステッチも丁寧に仕上がっている一方で、微妙に段々状になっていて人間味を感じます。
威風堂々とした佇まいながら、クラシカルで優しい風合いも持っており、スーツにも合わせられるのです。
グレー系のスーツに合わせましたが、足元がさりげないアクセントになっていたように思います。
さらには見かけに反して返りが良いことと、2重になったタン部分がクッションのような効果になり、足にピッタリとした履き味です。
存在感タップリの大振りのボディと、足に密着するかのような履き心地の良さが両立した比類無き靴と思います。


3/28(月) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドレザー)

今日は、午後から雨の天気予報でしたので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
一昨日は雪が降ったので、今日もその可能性があると考えて、より耐水性の強い接地面にステッチの無いこの靴にしたわけです。
結局は、雪ではなく雨が降ったので、他のラバーソールの靴でも良かったのかもしれません。
同じモディファイドラストでも、コードヴァン・レザーソールのタイプと比較すると、プレーンなスタイルに見えます。
土踏まず部分の絞りも強くなく、全体シルエットの湾曲も弱いので、オールデンの特徴でもある野暮ったさが薄れているような気がします。
グレー系のスーツに合わせましたが、違和感無くまとまっていたと思います。
また、マットながらも鈍く輝くオイルドレザーの質感から、荒れた天候時には回りの風景にも合っているような気がします。
カジュアルスタイルにも合いますし、意外と応用範囲の広い靴と思います。


3/27(日) J.M.ウェストンのローファー・スエード(ライトブラウン)

今日は、ほんの少し出かけただけですので、スリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
昨日よりは寒さも和らぎましたが、ウールのアウターを羽織りましたので、相性の良いスエードのローファーにしたわけです。
革の表面がゴツゴツしていることでほんのりとした温かみを感じますし、素材感が似ているのでアウターと合わせることが多いので、個人的には何となく寒い時期に履くことが多い素材です。
明るいライトブラウンですので、暖かくなってから履いても違和感が無いはずなのですが、結果としてこれからの時期には登場回数が少なくなるのです(今年は、こだわらないようにしたいと思っていますが・・・)。
それにしても、J.M.ウェストンらしい小粋なスタイルは、スエードでも存分に感じます。
甲回りの丸いシルエットとバンプ部分のデザインのバランスが良く、軽やかな雰囲気たっぷりです。
ジーンズに同色同素材のベルトを合わせて、全体コーディネートのアクセントにしました。
色彩的にはコントラストのある組み合わせですが、スエードは必要以上の光沢が無いので目立つことがなく、意外とバランスがとれていたと思います。
短時間しか履いていないことが、何となくもったいなく感じた1日でした。


3/26(土) オールデンのチャッカーブーツ(黒)

今日は、寒かったのでハーフブーツにしようと考えて、オールデンのチャッカーブーツをセレクトしました。
実際に効果があるかはわかりませんが、心理的には足入れ部分が長いからか温かく感じるのです。
また、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンが贅沢に使われていて、質感を存分に堪能できます。
雨などが当たるとしばらく痕が残るコードヴァンではありますが、当初は雨でも関係無く履いてきました。
近くで見ると表面がゴツゴツしていますが、目線から見るとビガッと底光りしたコードヴァンらしい存在感ある光沢です。
オールデンの靴は元々ステッチが均一でないなど無骨な風合いも魅力的なのですが、やや表面が荒れたコードヴァンが加わると、これはこれで似合っているようにも思います。
靴の数が揃ったので、さすがに雨ではコードヴァンの靴を履かなくなりましたが、この靴を履くたびにその風合いが新鮮に感じています。
ちなみに、今日は雪が突然降ってきて、短時間ですが雪に当たってしまいました。
あまり、気にならなかったのは、雨でも履いていたコードヴァンだからでしょうか。


3/25(金) パラブーツのアヴィニョン

今日は、雪がぱらつく空模様でしたので、ラバーソールのアヴィニョンをセレクトしました。
すぐに融けましたが薄っすらと積もったので、この靴にして正解でした。
接地面にステッチの無いラバーソールですので、雪でも安心なのです。
ウェルト靴ですので完全防水ではないとのことですが、ラバーソールに加えて、マットな質感のワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーとノルベジアン製法で武装されているので、雪で水分が浸入してことはありません。
また、スマートなラウンドトゥのシルエットのUーチップですので、スーツにも合わせられます。
昨日履いたロジェと同じようなデザインですが、こちらの方が洗練度は薄れるものの、荒れた天気の景色には似合います。
パラブーツ製の靴2足のおかげで、何とか冬を越せました。


3/23(水)〜24(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今回の出張には、雨の天気予報でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
朝に家を出る時には雨が降っていませんでしたが、夕方からは雨が降り始めましたし、出張先(東京)でも雨が降っていたので、この靴にして正解でした。
例によって水の浸入は全くありませんでした。
また、本来はソフトな印象のUーチップですが、スマートなフォルムですので、スーツにも合います。
U型のステッチとナローなシルエットのバランスが良いので、洗練された印象なのです。
濃紺のスーツに合わせましたが、当然ながら相性が良かったです。
雨が降る降らないに限らず空模様が気になりませんし、スーツにも合うので、出張時に履く靴としては最適な1足と今回も感じました。


3/22(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
朝に家を出た時には雨は降っていませんでしたが、夜の降水確率が高かったので、厚いレザーソールで少々の雨なら問題の無いこの靴にしたわけです。
結局、帰宅途中に雨に当たったので、この靴にして正解でした。
それにしても、大振りなボディなので目立ちます。
さらには、ヒールの金属プレートの効果で、カツカツと足音も響き渡ります。
見た目に加えて、歩いているときの足音を聞いているうちに、この靴を履いているとの実感に駆られるのです。
一方で、派手なデザインですが、軍人靴がルーツとのことで履き口が2重になっていたりと、どことなくクラシカルな雰囲気もあり、スーツにも合います。
また、黒ですので必要以上には目立ちません。
濃紺系のスーツに合わせたのですが、濃い色同士ですのでさりげないコーディネートになっていたと思います。
存在感タップリの靴ですが、嫌味なところが全く感じられないのも、この靴の魅力の一つです。


3/18(金)〜21(月) J.M.ウェストンのチャッカーブーツ

今回の出張には、チャッカーブーツをセレクトしました。
ラバーソールなので天気を気にしないで済むこともありますが、週末にかけてプライベートで東京のホテルですごすことにしていたので、オン・オフ共に履けるチャッカーブーツはとても便利なのです。
パンツの裾に履き口が隠れるとプレーントゥのように見えるのでスーツにも合いますし、やや短めの丈のパンツに合わせるとハーフブーツらしいカジュアルな雰囲気を感じることもできます。
シルエット的に細くも太くもないオーソドックスなラウンド・トゥですので、どんな服装にも合わせやすいのです。
また、部位によってバラつきの無い質感で、傷が付きにくい耐久性に富むな上質な革質は、J.M.ウェストンらしい品の良さを感じます。
必要以上には輝きませんので遠目には普通の革のようですが、間近で見ると良質の革とすぐにわかります。
仕事ではブラックスーツ、カジュアルでは黒系のジャケット+パンツ類に合わせましたが、同系色で足元までつながっており、とても自然なスタイルだったと思います。
今回はたまたま黒系のコーディネート主体でしたが、さりげない存在感の黒ですので、黒以外の服装にも合わせやすいです。
さらには、私の足に合っているのか、全体的に適度にタイトで包み込まれるような履き心地でして、買って以来3ヶ月しかたっていませんがストレスを全く感じません。
履き馴らしにある程度の時間のかかるJ.M.ウェストンの靴としては、とても異例のこと?だと思います。
この靴はフランスでは扱っていないとのこともありますし、日本で買う靴として自信を持ってお勧めできます。


3/17(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、今にも雨が振り出しそうな空模様でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
帰宅時には、見事に雨に当たりましたので、この靴にして正解でした。
スマートなスタイルのUーチップですので、スーツに合うことから、ウィークディの雨天時にはこの靴を履くことが多いです。
ストライプ入りのダークグレーのスーツに合わせましたが、相性は良かったです。
ややナローなラウンドトゥとU交野ステッチのバランスが絶妙で、洗練された足元を演出してくれるのです。
雪ではさすがに不安ですが、さすがにこれからは雪が降らない?であろうことから、登場回数が増えそうです。


3/16(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、シングルモンクのマッタをセレクトしました。
とにかく、トゥ・シェイプの効いた流麗なラインと、甲上部全面を覆う極上の革の相乗効果で、エレガントな靴です。
ベベルドウェイストなどのディテールも凝っており、履いていると見えませんがシームレスのヒールもセクシーな佇まいを演出しています。
シングルモンクストラップの付いたシンプルなデザインなのですが、上質感は見た目にも明らかでして、比類無き存在感なのです。
特に、しなやかで凹凸の無いウルトラスムースな革質は、内面から底光りしており、守衛さんから「新品の靴を履いてきましたか」と声をかけられたほどの極上感です。
実は、先々週手入れをしてあったので、靴に興味無い方でも輝きがわかってもらえたのだと思います。
紺のスーツと合わせましたが、当然のように足元がワンポイントになりつつ自然にまとまりました。
本来クラシカルなシングルモンクですが、他との違いは明らかな瀟洒な靴です。


3/15(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、昼過ぎからは降水確率が低かったのですが、どんよりとした空模様でしたので、レザーソールながらある程度の雨でも安心なドゴールをセレクトしました。
厚みのあるソールですので、普通の雨でも水が浸入してきたことはありません。
大振りでゴツいボディの見かけ通り、耐久性がかなり強いのです。
結局、朝方路面が濡れ気味だったものの、雨には遭遇せず運が良かったです。
ドゴールとは言え、レザーソールなので雨には当てたくない気持ちの方が強いのです。
それにしても、底光りする黒いレザーと、ノルベジアン製法特有のアッパーにまで入ったステッチから、存在感たっぷりの靴です。
しかしながら、黒ですので、濃い色の服装に合わせて実際に履くと全体コーディネートに馴染みやすく、必要以上に目立つことはありません。
紺のスーツに合わせましたが、足元は程よいアクセントになりました。
存在感はありますが、決して嫌味でないのです。
ということで、カツカツと響く甲高い足音を聞きながら、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールを履いているとの気分に浸った1日でした


3/14(月) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドレザー)

今日は、降水(雪)確率が高かったので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールとオイルドカーフの効果で、耐水性が強いのです。
帰宅途中に、やや本格的な雪に遭遇しましたので、この靴にして正解でした。
さて、デザイン的には素っ気無さすら感じることの多いオールデンとしては、普通の靴のように感じます。
レザーソールでコードヴァンのタイプと比較すると、土踏まず部分の絞りですとか”く”の字型の湾曲が弱く見えるので、癖が少ない普通のVーチップのような印象ですらあります。
マットでしっとりとした鈍い光沢を放つオイルドカーフも、さりげない存在感があります。
冬だからかもしれませんが、スーツに合わせても、ベストではありませんがそれほど違和感を感じません。
濃紺のスーツに合わせましたが、濃い色同士なので、自然な足元になりました。
個人的には、冬靴の定番の一つになっています。


3/13(日) ベルルッティのジョルダン

今日は、短時間かつ車での外出でしたので、スリッポンタイプのジョルダンをセレクトしました。
雪が舞う空模様でしたが、ハーフラバーソールですし、屋外を歩く時間はほとんど無かったので問題ありませんでした。
濃い色のジーンズと紺色のジャケットに、ベルトとマフラーを足元と同じ色合いのバーガンディ色にして遊んでみました。
短時間の外出であっても、休日で時間的余裕があると、靴とのコーディネートを考えてしまうのは、靴好きのこだわりでしょうか。
とにかく、鈍い光沢のビット飾りに、シックなバーガンディ色にパティーヌ(色付け)された、ベルルッティらしいオリジナリティに溢れた靴です。
ペンシル状のスクエアトゥに、トゥに張り出したようなモカ縫いのデザインの相乗効果で、他のブランドには無い独創的なビットモカシンになのです。
このダンディ・ソバージュと呼ばれるスリッポンタイプは発表後数年しか経っていませんが、ベルルッティのスリッポンタイプの定番として、既に定着したといってもいいような気がします。


3/12(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、霙の空模様でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
結構勢いよく雪が舞ってはいましたが積もることは無かったので、接地面にステッチのあるゴルフでも問題ありませんでした。
車での移動中心でしたが、このゴルフを履いていることで、外の天気が気になりませんでした。
実際に雨の中で履くと耐水性の効果がありますが、空模様を気にしなくて済む安心感が得られるのも、靴好きの私にとっては大きなメリットとなっています。
黒系の綿パンに、黒・青色でデザインされたカットソーをはさんで、濃紺のピーコートに合わせました。
日が差すことは無く、ほとんど黒に近い色に見えたので、トップから足元まで同系色のコーディネートになりました。
陽光の下では青を感じますが、屋内とか今日のようなどんよりとした空模様では黒っぽく見えるので、黒と同じような感覚で履くことができます。
ですので、汎用性はとても高い色の靴です。


3/11(金) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、午後から雨との天気予報でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
朝に家を出た時には、雨こそ降っていませんでしたがどんよりとした空模様で路面も濡れていましたし、帰宅途中には雨に当たりましたのでこの靴にして正解でした。
とにかく、あまり目立たないダークブラウンですし、マットな質感の革ですので、さりげない存在感です。
やや細身のラウンド・トゥで、縫い目が立たない重ね縫いされたUーチップですので、途切れることの無い面で構成されているからか、この靴を履くと洗練された足元になります。
ですので、本来ソフトな印象のUーチップですが、スーツにも合います。
茶系の薄いツイードのスーツに合わせましたが、流れるようなコーディネートだったと思います。
靴自体が主張することはなく、全体の中でさりげない足元でした。
知らない人には普通の靴、知っている人には、J.M.ウェストンのロジェとわかる、そんな靴です。
汎用性も高く、雨の多い日本の気候では、個人的に無くてはならない靴となっています。


3/10(木) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト

今日は、日が差していたので、コードヴァンのVーチップをセレクトしました。
雨の心配の無い天気は久し振りですので、コードヴァンの靴を履こうと考えたのです。
コードヴァンは雨が当たると手入れしても痕がしばらく残るので、降水確率が低い時期にしかコードヴァンの靴は履かなくなりました。
それにしても、お世辞にもカッコイイとはいえない、独特のシルエットです。
中心に向けてくの時型に湾曲したシルエットに、大きめなV型のステッチがトゥにまで張り出た、素っ気無いデザインなのです。
また、ステッチが均一でない部分があるなど、いかにも大味なアメリカンな造りでもあります。
しかしながら、この靴を履くと、ホッとすると言いますか、人間の温かさのようなものを感じることも事実です。
ジョンロブ・パリの靴のようなスキの無い靴も好みですが、この靴のようにリラックスできる靴も履きたくなるのです。
しかも、トゥに余裕がありながらヒールとサイド部分に支えられた履き心地は、まさにコンフォート感に溢れる心地良さです。
オールデンの靴はインソールの沈み込みも大きく足型が象られますので、足の裏に吸い付くかのような感触もあります。
この履き心地も、他の靴では味わえない魅力となっています。
久し振りに、オールデンのコードヴァンの靴を履いて、他の靴には無い味わい深さに満たされた気分になりました。


3/9(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、今にも雨が降りそうなどんよりとした空模様でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
結局、通勤途中には雨には遭遇しませんでしたが、日中に弱い雨が降っていた際に特に気になることがなかったのは、この靴を履いていたおかげと思います。
レザーソールの靴を履いてたら、何かと外の天気が気になっていたところです。
それにしても、程よくトゥ・シェイプの効いた洗練されたデザインのUーチップです。
U型のステッチと全体シルエットのバランスも絶妙です。
ですので、ソフト印象のUーチップではありますがスーツにも合わせやすく、個人的には雨天の際のビジネス用の靴は、迷うことなくこのロジェを履くことがほとんどです(ローテの都合で、ゴルフになることもありますが)。
ブラックスーツに合わせましたが、同系色ですので、流れるようにまとまっていたと思います。
アイレットの数が違うなど微妙にディテールが異なりますが、ほぼ同じようなデザインのレザーソールのタイプはかなり以前から扱われており、J.M.ウェストンの代表的作の一つといっても良いのではないでしょうか。


3/8(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、朝家を出る時には、小雨がぱらつく空模様でしたが、午後からは雨も上がるとのことで、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
厚みのあるソールですので、レザーとはいえ、少々の雨では水が浸入してきた経験がないからです。
今日も、当然ながらソールは濡れましたが、全く問題ありませんでした。
もちろん、レザーソールなので完全防水ではないことから、本来は晴天時に履く靴と考えていますが、いかにも頑丈そうなゴツいボディに見合った耐水性なのです。
一方、デザイン的には、足入れ部分が2重になるなどクラシカルな雰囲気もあり、実際に合わせるとスーツにも何とか合います。
ストライプの入ったグレー系のスーツと合わせましたが、黒とはいえ底光りする光沢と大振りなボディには存在感がありました。
まさに、足元主体のコーディネートだったと思います。
また、見た目に似合わず返りが良いことと、タン部分が2重になってクッションのような役割を果たしているので、足にピッタリとする履き心地です。
ゴツいボディながらも、履き心地も良く、相反するスペックを両立させたJ.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。


3/7(月) AUBERCYのサイドエラスティック

今日は、週はじめなので、スリッポンタイプのサイドエラスティックをセレクトしました。
週末の余韻が残る中、朝一番に足入れする際に紐を結ぶよりも、あれこれと考えないで済むからです。
個人的な長年にわたる習慣になっており、このスリッポンタイプの靴は買ってからまだあまり年月が経っていませんが、履いて歩き出すと仕事モードに気持ちが切り替わるから不思議です。
ちなみに、雪・雨のことが多かったからか、レザーソールのスリッポンタイプの靴をスーツに合わせるのは1ヶ月振りです。
それにしても、のみでスパッと切ったようなチゼルトゥがとても印象的です。
スクエアでエッジも立っており、とにかくシャープなラインが目を引きます。
我ながら、履いていてカッコ良いと感じる靴です。
さらには、パーフォレーションとステッチだけのイミテーションタイプのパンチド・キャップトゥタイプで、ヒール部分もイミテーションとなった、凝ったディテールとなっています。
当然ながら、ビジネス時にも合わせやすく、濃紺のスーツとの相性も良かったです。
とにかく、汎用性の高い靴と思います。


3/6(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、ライトブラウンのゴルフをセレクトしました。
路面は濡れている場所も残っていたものの雪・雨は降っていなかったのでレザーソールの靴でも良かったのですが、茶系の綿パンに合わせてこの靴にしました。
ラフなスタイルには、甲高で丸みを帯びたワイルドなデザインが似合うのです。
小洒落た足元になりました。
ところで、かなり目立つ傷がついているのを発見しました・・・。
表面が捲れた部分もあるほどでして、さすがのゴルフでも気になるレベルですが、靴を擦った記憶はありません。
トゥに近い側面ですので、履いて目線から見ると気がつきにくいので、前回ついていたのかもしれません。
傷がつくのも味わい深さと考えるようにしていますが、さすがにすぐには割り切れないものがあります。
履きこんでいく中で自然に慣らすしかないのですが、気にならなくなるまでどのくらいかかるのか想像もつきません。


3/5(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、雪が積もっていたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
午後には雪が融けましたし、車での移動中心でしたので、全く問題ありませんでした。
やはり、休日のカジュアルスタイルには、このゴルフが似合います。
ジーンズにジャケット+コートに合わせましたが、ワイルドな雰囲気があるので、ややラフなコーディネートにもマッチしていたと思います。
マットな質感のダークブラウンなので、あまり目立つこともなく、合わせる服装の汎用性はとても高いのです。
とにかく、やや甲高で丸みを帯びてコロンとしたフォルムが、とても可愛らしくて親しみを感じます。
全天候型の靴ですし、カジュアルスタイルには合わせやすいので、このゴルフを持っているととても安心です。


3/4(金) J.M.ウェストンのチャッカーブーツ

今日は、雪が薄っすらと積もっていたので、ラバーソールのチャッカーブーツをセレクトしました。
ラバーソールながらも接地面にステッチがあるので、雪融け水が染み込んでこないか心配しましたが、運良く問題ありませんでした。
ウェルト靴ですので、完全防水ではないとのことですが、ある程度の耐水性を備えた個体のようです。
カジュアルなハーフブーツではありますが、足入れ部分上部がパンツの裾に隠れると、プレーントゥのようにも見えるので、スーツにも合います。
濃いグレー系のスーツに合わせましたが、ブーツを履いているようには見えず、流れるようにまとまりました。
また、モード系ではないオーソドックスなラウンド・トゥですので、肩の力を抜いてリラックスして履きこなすことができました。
とにかく、オン・オフ問わずに履くことが出来る、とても汎用性の高い靴と思います。


3/3(木) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドレザー)

今日は、雪が降り積もっていたので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールですので、水の浸入はありませんでした。
しかも、歩いている際に靴の上面に雪が積もったりしましたが、耐水性の高いオイルドレザーですので、染みてくることもありませんでした。
パラブーツと同等レベル以上の耐雪性はあり、この靴にして正解でした。
くの字型に湾曲したスタイルではありますが、コードヴァンでレザーソールのタイプよりは、癖が無いデザインに感じます。
土踏まずの絞り具合が、心持ちレザーソールのタイプよりも弱いので、癖が少ないように見えるのです。
濃紺のスーツに合わせましたが、普通にまとまりました。
天候に関係無く、冬でも履ける靴として、とても便利な靴です。


3/2(水) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、久し振りにフィリップをセレクトしました。
週末に手入れをしたのですが、とにかく内面から輝く上質な光沢が目に止まったのです。
デリケートクリームを塗って乾いたクロスで拭き取り、純正のクリームを薄く塗ってしばらくしてからほんの少し水分を補給しながら磨き上げました。
通常はここまでのことが多いのですが、今回は純粋ワックスに水分を補給してトゥ・キャップを磨くと、まさに鏡面仕上げ状態になりました。
とにかく、良く手入れされたアンティークの調度品のような佇まいなのです。
新品時よりも明らかに輝きを増しており、良く見ると小傷はありますが新品以上の状態を維持しているのは、ジョンロブ・パリのトップラインの靴を履き込んだ者だけがわかる喜びと思います。
トゥキャップに一列のパーフォレーションがあるだけのシンプルなパンチド・キャップトゥですので、スーツにも良く似合います。
濃紺のスーツに合わせましたが、まさに流れるようにまとまりました。
欠点が全く見当たらないことが欠点とさえ思える、まさにパーフェクトな靴ではないでしょうか。

降水確率は低かったのですが、不覚にも帰宅時に雪に遭遇してしまいました・・・。
薄っすらと雪が積もった厳しい状態を数分歩きましたが、ソールが濡れたものの水の浸入がなく、何とか持ちこたえました。
さすがは、既製靴最高品質を誇るジョンロブ・パリの靴と、今更ながら感じました。


3/1(火) パラブーツのアヴィニョン

今日は、朝に家を出る時に薄っすらと雪が積もっていたので、パラブーツのアヴィニョンをセレクトしました。
昨日に引き続いて、パラブーツのラバーソールの靴の登場になりましたが、手持ちの靴の中では積雪時に履くには最適だからです。
昼前には融けましたが、この靴を履いていたおかげで、夜までに雪が積もらないだろうかなどと余計なことを心配しないで済みました。
マットな質感のアッパーですし白いステッチがワイルドな印象ではありますが、スマートなUーチップなのでスーツにも何とか合わせられます。
ピンストライプの紺系のスーツに合わせましたが、白いストライプが足元の白ステッチと相性が良かったように思います。
雪が降ると、個人的に登場する確率が高い靴です。

この靴のパラブーツのタグは、昨日履いたストレートチップよりも小さめです。
ほんの少しの差ですが、あまり目立たないので、この程度の大きさの方が好みです。


2/28(月) パラブーツのストレートチップ

今日は、雪が積もっていたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールなので、雪でも安心なのです。
朝には結構積もっていたのですが、帰宅時には融けて水溜りに近い状態の中、水の浸入はありませんでした。
ウェルト靴ですので完全防水では無いとのことですが、今回も耐水性の強さを体験しました。
雪景色には白ステッチも合いますし、マットな質感のワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーも風景に合っています。
スーツに合わせても、違和感を感じませんでした。
履き心地もラバーソールとしてはかなりソフトで心地良く、足にも優しいです。
この靴のおかげで、冬が越せそうです。

羽根の外側に付いているパラブーツのタグは、パラブーツの特徴でもありますが、個人的にはあまり好みではありません。
パラブーツ特有のアクセントになっているとも感じますが、ちょっと気になります。
どんなものでも基本的にはオリジナルなままが好みなのでそのままにしていますが、時の経過で慣れてくれるかなと期待しています。


2/27(日) J.M.ウェストンのローファー・スエード(黒)

今日は、スエードのローファーをセレクトしました。
スエード素材は、質感が似ているからか冬物のアウターとの相性が良く、また質感的にも温かみを感じますので、何となく寒い時期に履くことが多いです。
黒の軽く縮絨加工されたウールのジャケットを羽織ったので、足元も同じような質感のスエードの靴にしたわけです。
濃い色のブルー・ジーンズに、ワイン色のレーヨン素材のシャツを合わせてカジュアル度を増して、上下で黒が連絡したコーディネートにしました。
ワイン色のシャツがアクセントになって、意外とシックな雰囲気になったと思います。
ですので、足元は主張することなくさりげない存在でした。
スムースレザーとは異なり光沢は無いに等しいので、全体コーディネートの中ではあまり目立たず、合わせやすいのです。
雪が降ることが多い地域なのでレザーソールのこの靴は登場回数があまり増えませんが、これからはさすがに雪もあまり降らないので、桜の季節までは履く機会が増えそうです。


2/26(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、日が差したり雪が舞ったりと、不安定な空模様でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
車での移動中心でしたので、外を歩く時間は短かったのですが、雪に遭遇したのでこの靴にして正解でした。
雪が積もった状態(特に融雪)ではゴルフといえど、ラバーソールのステッチから水が染み込んでくることもありますが、積もらない程度の雪でしたら問題はありません。
甲高で丸みを帯びたデザインは、可愛らしさを演出しているだけでなく、足入れ部分から水が浸入されにくい効果もあります。
とにかく、何といいますか”このコロンとした”ゴルフ特有のデザインには、親しみを覚えます。
履いていて、とっても安心感があるのです。
また、深みのある紺色ではありますが、屋外の太陽の下では、青みを存分に感じさせてくれて、この靴に爽やかささえ感じさせてくれます。
茶系のパンツとツイードのジャケットの間に、紺のカットソーを差し込んで、足元と色合わせをして遊びました。
カジュアルスタイルには、このゴルフを履いていると万全です。


2/25(金) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、晴れていたのでレザーソールの靴にしようと考えて、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
路面は濡れ気味でしたし、変わりやすい空模様も気になって、厚みがあるからか水に対してある程度耐久性のあるこの靴にしたわけです。
夕方、帰宅途中には弱い雨にも遭遇したので、この靴にして正解でした。
とにかく、大振りなボディですので、存在感があります。
革も、黒なので控えめながらも底光りしており、上質感さえ感じます。
ブラックスーツに合わせましたが、同系色ですので、意外とさりげない足元だったと思います。
元々軍人靴だったとのことで、スーツにも合うのです。
レザーソール靴ではありますが、変わりやすい冬の天気でも何とか履く決断のできる靴です。


2/23(水)〜24(木) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドカーフ)

23日の夜に東京に向けて出張に行ったのですが、朝方は雪が積もっていたので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
この靴も接地面にステッチが無いうえ、耐水性の強いオイルドカーフですので、融雪の状況でも水の浸入がありませんでした。
さて、野暮ったさすら感じるオールデンのモディファイドラストの靴ですが、コードヴァン・レザーソールのタイプと比較して、土踏まず部分の絞りが弱いことと、履き皺が目立たないので、意外とスマートに見えます。
マットな質感ではありますが、ミンクオイルで手入れすると、通常のカーフほどではないものの、しっとりとしたさりげない光沢も感じられます。
ですので、スーツにも似合います。
グレー系のスーツに合わせましたが、自然な足元だったと思います。
また、出張先の東京では、雨には遭遇しませんでしたが、この靴を履いていて違和感は全く感じませんでした。
2日連続着用でも、草臥れた様子も無く、汎用性はとても高いです。
今は販売されていないこの靴をセールで入手できたのは、幸運だったと思います。


2/22(火) パラブーツのアヴィニョン

今日は、昨日に引き続いて雪が積もっていたので、パラブーツのアヴィニョンをセレクトしました。
雪が積もっていることは当然として、融けて水浸しの場所もある、過酷な状況でしたが、水が浸入してくることは全くありませんでした。
やや細いラウンドトゥですので、ソフトな印象のUーチップではありますが、スーツにも合わせられます。
足入れ部分が2重になるなど、クラシカルな雰囲気も感じられます。
パラブーツのタグも、昨日履いたストレートチップよりは小さく、意外と目立ちません。
濃紺のスーツに合わせましたが、違和感は感じませんでした。
ノルベジアン製法特有の白いステッチがやや目立ちますが、雪のシチュエーションには似合います。
この靴があるおかげで、冬を乗り切れそうです。


2/21(月) パラブーツのストレートチップ

今日は、久し振りにかなり雪が積もっていたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチがないラバーソールと、ワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーが、ノルベジアン製法で接合されていて、雪でも安心だからです。
帰宅時には、融雪状態になっていて、靴にとってはかなり厳しい状況でしたが、足入れ部分に雪がかかることがあった以外は、水分の浸入が全くありませんでした。
ウェルト靴ですので完全防水では無いとのことですが、久し振りの本格的な積雪の中、その耐雪性の強さを実感しました。
スタイル的には、丸みを帯びたオーソドックスなシルエットでして、ストレートチップではあるものの、スーツに合わせるとやや違和感を正直感じる程です。
しかしながら、雪が積もった風景には、見事にマッチしていたと思います。
この靴の特徴である靴の外周の白いステッチも、雪景色とは相性が良いです。
パラブーツの靴を持っていて良かったと感じた一日でした。


2/20(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、雪が時々舞う空模様でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
雪が積もることは無かったので、ラバーソールとはいえ接地面にステッチのあるゴルフでも問題ありませんでした。
といいますか、車で少し出かけただけでしたので、雪が積もっていても大丈夫だった思います。
不安定な空模様だったので、ジーンズに合わせてこの靴を無造作に履いただけです。
それでも、足元がしっかりとまとまるのは、さすがはゴルフと感じました。
カジュアルスタイルでは、このゴルフを履いていると、安心です。


2/19(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、ライトブラウンのゴルフをセレクトしました。
茶系の綿パンでしたので、同系色にしました。
上着もツイードのジャケットと、カジュアルなコーディネートでしたので、甲高でワイルドなこの靴はとても良く合っています。
とにかく、丸みを帯びてコロンとした可愛らしいシルエットは、カジュアルスタイルにはとてもマッチします。
特に、天候を意識しせずにこの靴を履きましたが、弱い雨にも遭遇したもののラバーソールなので全く問題がありませんでした。
週末のカジュアルスタイルに合わせるには、このゴルフがあると、天候に関係無く足元は万全です。


2/18(金) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、久し振りに晴れたので、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
朝方は、まだ路面が濡れ気味でしたので、レザーソールでも厚めのこの靴にしたわけです。
それにしても、大振りなボディに加えて、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ですので、とても存在感があります。
アッパーも底光りしており、派手な外見です。
しかしながら、黒ですので、実際に履くと必要以上には目立ちません。
また、元々軍人用の靴だったとのこともあり、足入れ部分が2重になっているなど、クラシカルな雰囲気がどことなく感じられます。
濃紺のスーツに合わせましたが、適度に足元がアクセントになった自然なコーディネートだったと思います。
一方、タン部分が2重になっているからかクッションのような効果があり甲上部が足に優しいことと、ゴツイ外見に似合わず返りも良いので、足にピッタリと吸い付くかのような履き心地です。
存在感と履き心地の良さが両立した、J.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。


2/17(木) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、弱いながらも雨が降っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
昨日黒を履いたので、ローテの都合でダークブラウンにしたのですが、濃い色合いですしマットな質感ですので、黒と同様にさりげない存在感でした。
ダークグレーのスーツに合わせたので、とても相性が良かったです。
ソフトな印象のUーチップと細身のラウンドトゥ組み合わせですので、とてもスタイリッシュな足元になりました。
日中は雨が上がりましたが、夕方には雨がパラついたので、この靴にして正解でした。


2/16(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
雪ではちょっぴり不安もありますが、雨なら水が浸入してきた経験が無く安心だからです。
このところ、ラバーソールの靴が連続登場していますが、接地面にステッチがある分、パラブーツなどと比較して融雪には必ずしも万全ではないのです。
一方、細身なラウンドトゥの洗練されたシルエットですので、スーツにはこのロジェが最も合います。
U型のステッチとトゥからのラインとのバランスがとても良く、とにかくスマートな印象なのです。
グレー系のスーツと合わせましたが、相性が良い組み合わせなので、自然にまとまりました。
汎用性が高いので、1足持っていると、とても重宝する靴です。


2/15(火) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドレザー)

今日は、薄っすらと雪が積もっている中、雨が降っていたので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
ウェルト靴ですので完全防水ではないと思いますが、接地面にステッチが無いからか、ある程度の雪でも水が浸入してきた経験はありません。
さらには、オイルドレザーですので、耐水性はかなり高いです。
土踏まず部分が絞られて心地良い圧迫感のあるモディファイドラストですので、履き心地も良いです。
ただし、レザーソールのタイプよりは土踏まず部分の盛り上がり感は弱めでして、これはこれで他の靴との違和感が少なく良い感じです。
スタイル的にも、コードヴァン・レザーソールのタイプよりも、くの字型の湾曲があまり強調されていないので、癖の無いデザインです。
履いていて、モディファイドラストの靴との印象が薄いとさえ感じる程です。
スーツと合わせても、スマートな足元に感じました。
バーゲンで入手した靴ですが、今は扱いが無いとのことで、大切に履き続けようと思います。

ヒール部分に小さな裂け目ができたので、ユニオンワークスに修理を依頼して完成後に初めて履きました。
これ以上深く進まないようにステッチを入れてもらったのですが、外側と内側で色の違う糸を使うなど丁寧な仕事振りです。
実際に履いても、違和感は全くありませんでした。


2/14(月) パラブーツのストレートチップ

今日は、朝家を出た時に雪が薄っすらと積もっていたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールと、ワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーが、頑丈なノルベジアン製法で接合されているので、耐水性が強いのです。
ウェルト靴ですので完全防水では無いとのことですが、個人的な経験では雪でも水分が浸入してきたことはなく、安心して履けます。
耐雪性の強さだけでなく、デザイン的にアクセントになっている白いステッチも、雪景色には似合っていたように思います。
ストレートチップではありますが、丸みを帯びたシルエットにマットな質感の革ですので、必ずしもスーツに合うわけではありませんが、シチュエーション的にはマッチしていたと思います。
午前中には雪が融けましたが、帰宅時の寒い中でも、違和感を感じませんでした。
ラバーソールの靴としては、履き心地もソフトで足に優しいですし、実用性はとてもあります。
価格的にも懐に優しいですし、あまり選択肢がない全天候型の靴として、お勧めできる靴です。


2/10(木)〜13(日) パラブーツのアヴィニョン

今回の札幌出張には、雪が積もっているとのことで、ラバーソールの靴しか選択肢は無い中で、ワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーと接地面にステッチが無いパラブーツのアヴィニョンをセレクトしました。
雪が積もっていたことは当然として、雪もかなり降ったので、この靴にして正解でした。
短靴ですので、履き口からは少しは雪が浸入してきましたが、ソールから水分が染み込んでくることはありませんでした。
初日はスーツスタイルでしたが、翌日からはフリーでカジュアルスタイルなので、両方共に合わせやすいUーチップにしたわけです。
オーソドックスなスタイルの多いパラブーツとしては細身なデザインですので、スーツにも何とか合いますし、カジュアルスタイルに合わせるとスマートな印象です。
過酷な状況での4日連続着用にも、全く草臥れた様子はありませんでした。
頑丈さと汎用性を合わせて持っていて、1足持っているととても便利な靴と思います。


2/9(水) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、J.M.ウェストンの今はサービス提供されていない、プレステージクラブのストレートチップをセレクトしました。
プレステージクラブは、数年前までパリのマドレーヌ店でのみ扱われていた、コンピューターを使って足を計測して靴を造るシステムです。
当然ですが、足全体にピッタリと適度なタイトフィットが、心地良いです。
アイレットの隙間も数ミリの絶妙のもので、既製靴ではありえない仕上がりです。
捨て寸がほとんどない造りでして、トゥ部分は今流行しているロングなシルエットとは無縁の丸みを帯びたオーソドックスなタイプですが、逆にあまり気取らないで履けます。
また、この丸みを帯びたシルエットは、レースステイに向けて盛り上がった合わせ革のカットラインにマッチして、魅惑的にも感じるほどです。
本来はフォーマル度の高いプレーンな内羽根式ストレートチップですが、堅苦しさを感じないのです。
濃紺のスーツに合わせましたが、意外に気軽な足元になりました。
この靴は、今では入手不可能なので、大切に履き続けようと思います。


2/8(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、シングルモンクストラップの付いたマッタをセレクトしました。
ストラップが付いているだけのシンプルなデザインなのですが、どことなくクラシカルな雰囲気が漂います。
さらには、程よくトゥシェイプの効いた流麗なラインと、しなやかで底光りする革質などの上質感から、とにかくエレガントに感じます。
丁寧に仕事がされたベベルド・ウェイストとセクシーなシームレスなヒールも、他の靴ではあまり味わえないディテールです。
また、レースアップの靴とは異なり甲上部が密着する感触と、いかにもジョンロブ・パリらしい剛性感溢れる履き心地が、とても心地良いです。
経年変化も少なく、光沢はさらに輝きを増すほどでして、履けば履くほどに愛着が増す靴でもあります。
この極上感は、まさにジョンロブ・パリの上級ラインでしか味わえない、喜びでもあります。
普通に見ると良く輝くシングルモンク、知っている人が見るとマッタとすぐわかる、そんな欠点の全く見当たらない靴ではないでしょうか。。


2/7(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週はじめなのでスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
路面は乾いており、雨・雪の心配の少ない天気予報でしたので、コードヴァンのこの靴にしたわけです。
水分が付着すると痕が残るコードヴァンですので、雪ではさすがに履けず、黒のローテにして初めての登場です。
久し振りに履いたのですが、履き心地は身体が覚えており、足の一部になったかのような感触です。
インソールの沈み込みがかなりあるので、履き込んだ結果として足型が刻み込まれており、まさに吸い付くかのような心地良さなのです。
デザイン的には、オールデンとしては細身なアバディーンラストでもあり、普通の靴に見えます。
しかしながら、鈍い独特のコードヴァンが、他の靴との違いを感じさせます。
濃紺のスーツに合わせましたが、相性の良い組み合わせですので、流れるようにまとまっていたと思います。
久し振りにオールデンの靴を履いて、何となくホッとした気分になったのは、無骨さと履き心地の良さの相乗効果かなと感じました。


2/6(日) ベルルッティのジョルダン

今日は、ベルルッティのジョルダンをセレクトしました。
残雪が道路脇などに少し残ってはいますが、ほぼ路面が乾いていたことと、車での移動中心でしたので、大丈夫と考えました。
途中で雪が残る道を少しだけ歩きましたが、ハーフラバーソールでもあり、問題ありませんでした。
それにしても、渋いバーガンディのパティーヌ(色付け)と鈍い光沢のビット飾りの相性がよく、黒のパンツと濃紺のジャケットに合わせましたが、いかにもお洒落な足元のように感じました。
また、細長いペンシル状のシルエットも、トゥに向けて下がり気味に処理されたU型のステッチとの相乗効果で、とても印象的です。
とにかく、ベルルッティらしいオリジナリティに溢れていて、芸術品といってもいいような靴です。


2/5(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、ライトブラウンのゴルフをセレクトしました。
路面は所々濡れているものの、雪はほとんど融けたので、ラバーソールのゴルフですので、全く問題ありませんでした。
穏やかな天気でしたので、明るめの色合いにしようと考えて、淡いベージュのパンツに茶系のハリスツイードのジャケットに合わせて、明るいライトブラウンにしたわけです。
甲高で丸みを帯びたコロンとしたかわいらしいスタイルが、とても軽やかに感じました。
カジュアルスタイルには、このゴルフを履いていると小粋にまとまります。
まだまだ寒い季節が続きますが、気分だけは春っぽくしようと意識した1日でした。


2/4(金) J.M.ウェストンのチャッカーブーツ

今日は、ラバーソールのチャッカーブーツをセレクトしました。
まだ、融けていないこともあって雪撥ねが心配なので、コードヴァンではなくカーフにしました。
J.M.ウェストンのラバーソールの靴といえど、ウェルト靴ですので完全防水ではありませんが、融雪が残る厳しいコンディションの中、この個体も運良く水の浸入はありませんでした。
ハーフラバーソールですので、寒い時期に履きたくなりますし、登場回数も多くなっています。
また、カジュアルに合うのはもちろん、パンツの裾に隠れるとプレーントゥのようにも見えますので、スーツとの相性も悪くなく、オン・オフ共に汎用性がとても高いです。
しかも、オーソドックスなラウンドトゥですので、あまり存在を主張することなく自然に履きこなすことができます。
この靴は、日本のJ.M.ウェストンでのみ扱われていますので、日本で買う靴としてもお勧めです。


2/3(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、まだ雪が残っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
さすがにソールの接地面にステッチがあるので、融雪では水が浸入する可能性もありますが、バスでの移動中心で歩く距離が短かったこともあって、問題がありませんでした。
それにしても、昨日履いたパラブーツと似たようなデザインと思いましたが、このロジェの方が甲が低く細身でよりスタイリッシュに見えます。
マットな質感の光沢ではありますが、オイルド系のレザーと比較すると、輝きも相当強いです。
ですので、洗練された靴との印象をとても強く感じました。
グレー系のスーツと合わせましたが、相性の良い色ですので、綺麗にまとまりました。
前日履いたパラブーツと比較してしまうからか、これまでこの靴を履いた中で、最もお洒落に感じました。


2/2(水) パラブーツのアヴィニョン

今日は、昨日に引き続いて雪が積もっていたので、パラブーツのUーチップ通称アビニョンをセレクトしました。
雪が積もっている中、デビューさせたわけですが、ある意味ではこの靴に相応しいシチュエーションと思います。
接地面にステッチの無いラバーソールとワクシーレザーなどの効果で、とにかく耐水性が強いのです。
融け気味の雪と靴には過酷なシチュエーションでしたが、全く水の浸入はありませんでした。
スタイル的には、甲は高めなもののトゥ・シェイプの効いたシルエットですので、スタイリッシュにさえ感じます。
J.M.ウェストンのロジェと似たデザインなのです。
ノルベジアン製法特有のアッパーに入ったステッチが白なのでカジュアル向きではありますが、昨日履いたストレートチップよりも、スーツに似合っていると感じました。
この靴も、ここしばらくは登場回数が増えることは必然です。


2/1(火) パラブーツのストレートチップ

今日は、雪が積もっていたので、私の持っている靴の中で最も耐水性の強いパラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールと、ワクシーレザーと呼ばれるオイルド系のレザーが、頑丈なノルベジアン製法で接合されているからか、耐水性が強いのです。
ウェルト靴ですので完全防水では無いとのことですが、これまでの個人的経験通り、融雪と厳しい条件にもかかわらず、全く水の浸入はありませんでした。
丸みを帯びたラインにマットな質感のレザーですので、ストレートチップではありますが、必ずしもスーツと相性が良いわけではありません。
しかしながら、ワイルドな雰囲気が、雪景色にはむしろマッチしていたと思います。
しばらくは、この靴の登場回数が増えそうです。


1/27(木)〜31(月) ジョンロブ・パリのマッタ(黒) → ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(スムースレザー)

27日は、シングルモンクのマッタをセレクトしました。
底光りする極上の革が贅沢に使われて、惚れ惚れするほどです。
レースアップではないので、甲上面が1枚革で覆われているので、その質感を存分に味わえるのです。
いわゆるクラシカルなスタイルのシングルモンクストラップ付きの靴はありますが、クォリティの高さに加えて、トゥ・シェイプの効いたラインがこの靴をエレガントに魅せてくれます。
履き味も、モンクストラップ付きの靴特有の甲上部の圧迫感も心地良く、履いていてとても楽です。
また、脱ぎ履きが楽なので、宴会などでも活躍するなど、応用範囲もとても広い靴です。
とにかく、履いていて違いがはっきりとわかります。
家に、一度帰宅して履き替えてから、東京に向けて出発しました。

今回の出張に履いていったのは、、ベルルッティとしては頑丈なノルベジアン製法のUーチップです。
同じノルベジアン製法のアレッサンドロを2泊の出張時に履いても問題が無かったので、数泊でしたら大丈夫と考えました。
実際、3泊4日の日程でも、草臥れた様子は全くありませんでした。
また、カジュアルスタイルは当然のように合いますし、濃い色合いにパティーヌ(色付け)されているので、艶っぽさこそ感じますが、スーツにも合わせやすいのです。
仕事中は、グレー系のスーツに合わせましたが、足元が適度なアクセントになりました。
また、休日のカジュアルスタイルとして、濃紺と黒の綿パンに縮絨ジャケットなどに合わせましたが、ベルルッティ特有の美しいポインティなラインが引き立ちました。
とにかく、オンオフともにお洒落な足元を演出してくれました。


1/26(水) パラブーツのストレートチップ

今日は、雪がちらつく空模様でしたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールなので、少々の雪でも問題無いからです。
結果として、雪が積もることはありませんでしたので、対雪性を試すことはできませんでした・・・。。
丸みを帯びたシルエットと、マットな質感のワクシーレザーと呼ばれるオイルド系の革から、とてもワイルドに感じます。
本来はビジネス用にマッチするストレートチップではありますが、この靴は悪天候の場合以外は、必ずしもスーツに似合っているとは言えないかもしれません。
今日は、雪こそ降りませんでしたが、かなり寒かったので、外を歩いている際にはシチュエーション的に合っていたと思います。
日中はオフィスにいたのですが、帰宅までに少々の雪が積もっても大丈夫との安心感もありました。
また、履き心地もラバーソールでありながらも、ソフトで足に優しくとても良い感じです。
価格的にも懐に優しいので、ある程度の雪でも履ける全天候型の靴としては、お勧めです。


1/25(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、久し振りにフィリップをセレクトしました。
トゥ・キャップに横一列のパーフォレーションが入った、いわゆるパンチド・キャップトゥなのですが、違いを感じることのできる靴です。
しなやかでウルトラスムースな革は内面から上質な光沢を放っていますし、程よくトゥ・シェイプの効いたフォルムとあいまって、凛とした佇まいを感じます。
シームレスなヒールも、履いていると見えませんが、どころなくセクシーな気がします。
カッチリとした剛性感溢れる履き味は、履いていて足をしっかりとサポートしてくれる安心感を覚えます。
履き皺もシューツリーを入れてしばらくすると目立たなくなる程ですし、細かい傷はありますが、買った当初の状態がほぼ維持されています。
買って以来数年経ちますが、さらに輝きを増しており、磨き込まれて底光りするアンティークの調度品のような風合いです。
濃紺のスーツとの相性も良かったです。
スキが全く無いことから好みは別れるかもしれませんが、欠点が全く見当たらないパーフェクトな靴と思います。


1/24(月) AUBERCYのサイドエラスティック

今日は、週はじめなので、例によってスリッポンタイプのサイド・エラスティックをセレクトしました。
家を出る時には青空でしたが、午後からは降水確率の高い天気予報だったものの、この時期にレザーソールの靴を履ける機会は少ないので、思い切ってこの靴にしたわけです。
結果として、運良く雨に降らなかったので、この靴にして正解でした。
とにかく、スクエアなトゥ部分をノミで削ったかのような切れ味鋭いラインが印象的な靴です。
かなりシャープなシルエットながらも、不自然な感じが無く全体とのバランスも取れています。
デザイン的にも、パンツの裾に隠れると、パンチド・キャップトゥのようにも見えるので、スーツとの相性も良いです。
グレー系のグレンチェックのスーツに合わせましたが、足元が全体を引き締めてくれていたように思います。
履き心地も、エラスティック部分が伸縮することで、足にピッタリになるように調節してくれて、とても心地良いです。
この靴は、ドゥミ・ムジュールと呼ばれるパターンオーダーに加えて微調整するAUBERCY特有の方法でオーダーして出来上がりました。
サンプル無しで、イメージ図のみを参考にして造っていただいたのですが、通常のパターンオーダーより自由度もかなりあります。
もう1足茶系が欲しい気分が高まっています。

黒のローテにしてからまだ履いていないので、同じスリッポンタイプのオールデンのタッセルモカシンにしようとも考えましたが、雨痕が残るコードヴァンですので、躊躇してしまいました。
コードヴァンの靴は、雨が予想される空模様では履く決断が出来にくいので、こちらの冬では中々登場させるのが難しいです・・・。


1/23(日) J.M.ウェストンのローファー・スエード(ライトブラウン)

今日は、スエードのローファーをセレクトしました。
スムースレザーと異なり、表面がゴツゴツしているからか、何となく温かみを感じます。
実際は、スムースレザーよりも温かいはずは無いのですが、ほんのりとした質感の効果がそう感じさせるのだと思います。
また、同じ茶系のアウターと合わせたのですが、質感が似ているので、相性が良かったです。
ですので、実際は季節にこだわる必要は無いのですが、結果として寒い時期に履くことが多くなっています。
履き心地も、足にまとまりつくような独特の感触でして、足に優しいです。
この時期にしては珍しく、雪が完全に無くなっていたので、レザーソールのこの靴を履けて、とにかく嬉しい気持ちで一杯でした。


1/22(土) J.M.ウェストンのチャッカーブーツ

今日は、朝方には雪が積もっていたりして、不安定な空模様でしたので、ラバーソールのチャッカーブーツをセレクトしました。
昼前に出かけた時には既に雪が融けていましたが、雪がちらついたり、雨が降ったりした(日が差したりもしました)ので、この靴にして正解でした。
ウェルト靴ですので、完全防水ではないことから、水が浸入してくる個体もあるとのことですが、今のところこの靴もそんなことは無さそうです。
ハーフブーツですので、この時期に履くと、実際に効果があるかはともかくとして、何となく足元が温かくなったような気がします。
さらには、ハーフブーツ特有の包みこまれるような履き心地も、安心感があります。
また、デザイン的にも、オーソドックスなラウンドトゥですので、とても合わせやすい靴です。
濃紺のコーデュロイのパンツに合わせましたが、パンツの裾に隠れるとプレーントゥのように見えますし、自然な足元だったと思います。
とにかく、オン・オフ共に合わせることができるので、とても汎用性が高く、1足持っていると重宝するのではないでしょうか。


1/21(金) パラブーツのストレートチップ

今日は、朝に家を出る時には雨でしたが、雪との天気予報でしたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールと、マットな質感のワクシーレザーと呼ばれるオイルド系のアッパーが、頑丈なノルベジアン製法で接合されているので、耐水性が強いのです。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、経験上は多少の雪でも大丈夫でした。
結局、日中雪が時々ちらちらと舞った程度で積もることは無く、帰宅時には路面は濡れていたものの雨すら降っていませんでした。
雪でも何とか耐えるポテンシャルがあるので、当然ながら、全く問題ありませんでした。
丸みを帯びたデザインをマットな質感の革が覆っているので、いかにもワイルドな雰囲気です。
ノルベジアン製法特有のステッチが白なことも、アクセントになっています。
スーツスタイルに必ずしもマッチしているわけではありませんが、悪天候のシチュエーションには風景に合っていると思います。
ちなみに、同じ素材で白いステッチのベルトも合わせましたが、スーツにはややカジュアル感が強すぎるような気がしました。
これから、雪が積もっても、この靴で乗り切ろうと考えています。


1/20(木) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、雨が降っていたので、当然のようにラバーソールのロジェをセレクトしました。
このところ、黒は登場回数が多くなっているので、ダークブラウンにしました。
濃い色合いですしマットな質感なので、あまり目立ちません。
フッ素加工はされていない(日本のJ.M.ウェストンも以前のアナウンスを訂正しています)とのことですが、やや厚いなど通常のカーフとは質感が異なり、耐水性はかなり高いです。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、ラバーソールですし雨でも安心なのです。
また、スマートなシルエットのUーチップですので、スーツにも合います。
とにかく、U型のステッチのバランスが良く、洗練された印象なのです。
濃紺のスーツに合わせましたが、流れるようにまとまりました。
雨の多い日本の気候では、とても重宝する靴です。


1/19(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、シングルモンクのマッタをセレクトしました。
夕方には雨の天気予報でしたが、日中は晴れとのことで、この時期に雪が無いのは珍しいのでレザーソールの靴にしようと考えて、黒のローテにして以来まだ履いていないこの靴にしたわけです。
夕方、見事に雨に遭遇しましたが、ずっと降っていたわけではなかったので、極短時間で済みました。
シングルソールではありますが、水が侵入してくるほどでもなく、運が良かったです。
ちなみに、アッパーは軽くブラッシングしただけで、見事に光沢が回復しました。
とにかく、1枚革で覆われた表面積が大きいので、しなやかで凹凸の無いウルトラスムースの極上の革質を贅沢に味わえる靴です。
目線から見ても、革の内面から上品に底光りしているのがはっきりとわかり、いかにも違いを感じさせてくれます。
シンプルなシングルモンクストラップ付きのクラシカルな靴なのですが、この上質感に加えて、程よくトゥシェイプの効いたラインも印象的でして、とてもエレガントです。
履き心地も、甲上部が包みこまれるような、レースアップの靴には無い独特の心地良さを感じます。
しかも、全体的に適度なタイトで剛性感溢れるフィッティングが、買って数年たっても維持されています。
スキの無さで好みが分かれるかもしれませんが、スーツにも合わせやすくビジネス時に履く靴としては最高の1足ではないでしょうか。


1/18(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、曇り空でしたので、雪シーズンのこの時期に履けるのは珍しいことから、レザーソールの靴を履いておこうと思い、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
雨・雪が降るかも知れず、一応、私の持っているレザーソールの靴の中では、厚みのあるソールで最も水に侵入に強いこの靴にしたわけです。
結局、1日中雨(当然雪も)は降らなかったので、路面は乾いており、レザーソールのこの靴にして正解でした。
とにかく、大振りなボディに加えて、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ですので、派手な外見です。
革も適度に底光りしており、存在感はあります。
しかしながら、黒は比較的無難な色ですので、必要以上には目立ちません。
また、ハンドメイドの割合が9割以上の9分仕立てとのことで、細部の造りも丁寧です。
タン部分が2重になっていたり、トゥ部分にあるスキンステッチなどもとても丁寧に仕事がされています。
派手さはありますが、ハンドメイドの温もりを感じることはできます。
ですので、見かけよりはコーディネートが比較的楽です。
濃紺のスーツに合わせましたが、濃い色同士なので相性も良く、足元が浮き出ることなく流れるようにまとまったと思います。
元々軍人用の靴だったことともあり、足入れ部分が2重になるなどクラシカルな雰囲気が感じられるので、スーツにも合わせられるのです。
カジュアルにも合わせられますし、応用範囲いの広い靴です。

ヒールの金属プレートの影響で、足音はかなり大きな音で鳴り響きます。
守衛さんに、「足音が響きますねぇ」、と声を掛けられました。
私個人としては慣れましたし、この足音が聞こえないとドゴールを履いた気がしない位ですので全く気になりませんが、人によってはラバーに替える方もいるようです。


1/17(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
雨天時のビジネススーツ着用時には、この靴が個人的な定番になっています(ローテの都合で、ゴルフも履きますが)。
やや細身でスタイリッシュなシルエットに、U型のステッチのバランスがとても良く、洗練された足元に見えるからです。
ですので、本来はソフトな印象のUーチップですが、スーツにもピタリと合います。
グレー系のスーツに合わせましたが、相性も良く、自然な足元になりました。
ウェルト靴ですので、さすがに融雪には向きませんが、雪が完全に見えなくなっているので、ここしばらくは問題無く履けそうです。

前回から、手入れをしていなかったので、やや汚れ気味です。
雪の風景には汚れがそのままでもあまり問題ありませんが、雨とはいえ雪が融けた中ではさすがに気になって、帰宅後にクリームで手入れをしました。


1/16(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、雨模様でしたので、例によってラバーソールのゴルフをセレクトしました。
グレー系主体のコーディネートでしたので、相性の良いダークブラウンにしました。
マットな質感ですのであまり目立ちませんが、丸みを帯びてコロンとしたシルエットはとても愛らしく、特にカジュアルスタイルには合います。
完全防水ではないウェルト靴ではありますが、これまでと同様水の侵入はありませんでした。
一番最初に買ったゴルフですので、雨天時主体にかなり酷使してきましたが、ほとんど草臥れた様子はありません。
履き入れ口に小さな裂け目があるのを最近見つけましたが、靴の構造には全く影響が無く、さらには全く目立たない位置でして、ほとんど気にならない程度です。
J.M.ウェストンで、最も人気のある靴とのことですが、その価値を体験してきました。
カジュアル用に、この靴があれば安心です。


1/15(土) ベルルッティのジョルダン

今日は、雪もほぼ無くなったので、ハーフラバーソールのジョルダンをセレクトしました。
レザーソールにしようかとも思いましたが、路面はまだ濡れていたので、何となくハーフラバーソールのこの靴にしていたわけです。
マッケイ製法ですので、もしオールレザーソールでしたら、経験上ソールのステッチから水が滲んできていたかもしれませんが、大丈夫でした。
それにしても、バーガンディに鈍い光沢の革にビット飾りはとてもマッチしていて、とてもシックな雰囲気です。
しかも、ペンシル状のシルエットは、とてもシャープで印象的です。
また、角張ったトゥに向かってU型のステッチが下向きにカーブしているデザインは、他には無いオリジナリティがあります。
ダンディ・ソバージュと呼ばれるこのスリッポンタイプのシリーズは、これまでのベルルッティとは趣きがやや異なりますが、これはこれでとても芸術的な靴と思います。
黒のダウン素材のジャケットに、薄っすらとピンクがかったグレーのパンツに合わせましたが、流れるようにまとまりました。
フランス旅行にも持って行ったこともあり、個人的なお気に入りの1足になっています。


1/14(金) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト(オイルドレザー)

今日は、まだ雪が残っていたので、ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールですので、融雪ではありましたが、水の侵入はありませんでした。
雪は降っていませんでしたので直接効果があった訳ではありませんが、オイルドレザーは耐水性が強いです。
しかも、マットな質感ですので、あまり目立たず、冬の風景にも合います。
無骨なオールデンらしいスタイルではありますが、モディファイドラストの特徴である急激な土踏まず部分の絞りがやや弱いからか、実際に履くと普通の靴のようにも見えます。
濃紺のスーツに合わせましたが、自然にまとまりました。
この靴も、雪シーズンですので、登場機会が多くなります。

足入れ部分に、小さいですがやや裂け目ができていました。
オイルドカーフは、普通の革よりも、耐久性は弱いかもしれません(たまたまかもしれず、根拠はありません)。


1/13(木) パラブーツのストレートチップ

今日は、雪が積もっていたので、パラブーツのストレートチップをセレクトしました。
ステッチの無いラバーソールに加えて、頑丈なノルベジアン製法ですので、融雪ではありましたが、水の侵入はありませんでした。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、かなり耐水性が高いです。
マットな質感の革と、丸みを帯びたデザインは、かなり無骨な印象ですらありますが、雪の風景にはマッチしていました。
ノルベジアン製法特有のステッチが白なのですが、これも雪と相性が良いような気すらしました。
同素材に白ステッチの入ったベルトを合わせまして、足元と連絡したコーディネートで遊んでみました。
何となく、小洒落た雰囲気に感じました。
とにかく、少々の雪なら、この靴があると安心でして、登場回数が多くなっています。


1/11(火)〜12(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今回の出張には、ロジェをセレクトしました。
あいにく、出発時には雪が積もり気味でした。
ラバーソールとはいえ接地面にステッチあるので雪には少々不安でしたが、主に車と新幹線利用ですので、実際に雪面を歩く時間は少ないので問題ないと考えました(実際、水分の侵入はありませんでした)。
出張先の東京は晴れとの天気予報もあり、持っているラバーソールの靴の中ではよりスーツに似合うこの靴にしたわけです。
この靴を履くと、ややシェイプの効いたスタイリッシュなスタイルのUーチップですので、足元はとても洗練されて見えます。
黒系のスーツに合わせましたが、同系色とはいえ、足元が全体を引き締めてくれていました。
とにかく、シルエット全体とU型のステッチのバランスがとても良くとれた靴と思います。

2日連続での着用(しかも、雪面も含む)でも、草臥れた様子は全くありませんでした。
やはり、出張時に履く靴としては最適な靴の一つではないでしょうか。


1/10(月) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、昨日に引き続いて、雪が積もっていたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
昨日よりも本格的に積もっていたのですが、駐車場を含めて屋内中心で、外を歩く機会が少なかったこともありますが、水分の侵入はありませんでした。
ウェルト靴ですので完全防水ではないわけでして、さすがに融雪などで長時間歩くと水分が侵入してくる可能性もあるのです。
シルエット的には、甲高でワイルドな印象なので、雪のシーズンにも似合います。
とにかく、雪では靴の選択肢が限られる中で、このゴルフを履いていると、安心できます。
これからしばらくは、ラバーソールの靴で乗り切ろうと思います。


1/9(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雪が積もっていたので、ラバーソールの靴にしようと考えて、ゴルフをセレクトしました。
何となく家でゆったりしていて、ほんの数十分だけの外出でしたので、ゴルフでも大丈夫でした。
さすがのゴルフでも、融雪で長時間履いた際に水分の侵入を体験していますが、圧雪だったことと車での移動中心だったので、問題なかったようです。
革にも良くないとのことですが、雪の積もるここしばらくは、登場機会が増えそうです。


1/8(土) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、家を出る時には晴れていたので、爽やかな青系の靴にしようと思い立ち、ローファーをセレクトしました。
この時期に青空は貴重なので、何となく嬉しい気分になったこともあります。
天気予報では降水確率も高かったのですが、車での移動中心なので、レザーソールでも問題無いとも考えました。
車に乗っている途中、雪が降ったりもしましたが、ほとんど雨・雪に直接当たることはありませんでした。
空模様が変わりやすかったので、青空の下で青みを感じたり、どんよりとした空の下で黒っぽくも見えたりと、この深みのある紺色の奥深さを感じました。
また、濃い色ではありますが、いかにも軽やかなティストを感じさせるデザインです。
グレー系の綿パンにツイードのジャケットと冬スタイルではありましたが、この靴を履いていたおかげで必要以上に重い印象ではなかったと思います。
寒い時期でも、天候しだいではありますが、履く機会がありそうです。


1/7(金) オールデンのVーチップ・モディファイドラスト・(オイルドレザー)

今日は、雨・雪模様の天気予報でしたので、オイルドレザー+ラバーソールのVーチップをセレクトしました。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、昨年、ある程度の雪なら問題無かったので、雪に備えたわけです。
結局、雪は降らず、出勤時に普通の雨に遭遇したのみでしたので、当然ながら水分の侵入は全くありませんでした
久し振りにこの靴を履きましたが、マットな質感のオイルドレザーが何ともワイルドに感じられ、寒いシチュエーションにも似合います。
また、モディファイドラストではありますが、中心に向かって”くの字”型を描くラインが余り急激でないので、極普通のVーチップのようにも見えます。
ですので、特に雨・雪などのワイルドな状況では、スーツに合わせても意外と違和感がありません。
とにかく、コーディネートの幅は広いです。
グレー系のスーツに合わせましたが、風景には似合っていたと思いますし、そもそもマットな質感なので余り目立ず、さりげない足元でした。

このラスト特有の土踏まずの心地良い触感は、ある程度は確保されていますが、密着感はレザーソールのタイプよりは弱いです。
デザイン性と履き心地のバランスがうまくとれた靴と思います。


1/6(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、今はサービス提供されていない、コンピューターで計測してラストを造るシステムでオーダーしたストレートチップをセレクトしました(かつて、J.M.ウェストンのマドレーヌ店でのみ扱われており、プレステージクラブと呼ばれていました)。
コンピューターで計測するとはいえカスタムメイドですので、当然かもしれませんが、とにかく適度にタイトフィットで履き心地がとても良いです。
点と線で支えられるのではなく、面全体が密着しているかのような感触です。
捨て寸をあまり取らずに、足に合わせることを優先して造られているのです。
ですので、決してスタイリッシュではないものの、丸みを帯びた魅惑的なラインを描いています。
プレステージクラブのオリジナルデザインであるレースステイに向けて盛り上がったカッティングラインは、さらに艶かしさを強調しています。
既製と変わらないとの説明を受けた革も、年々手入れをする内に艶っぽさを増していて、私個人の感覚としては既製よりも良い革のように感じます。
一見オーソドックスな普通の靴のようですが、実は良く出来た上質な靴という感じです。
ということで、本来ならフォーマル度の高いプレーンな内羽根式ストレートチップですが、気張らずに履ける靴でもあります。
グレー系のストライプスーツに合わせましたが、自然な足元になりました。
久し振りにこの靴を履いて、履き心地の良さとさりげない上質感を楽しめました。


1/5(水) パラブーツのストレートチップ

今日は、朝家を出る時に、薄っすらと雪が積もっていたので、私が所有する靴の中で最も耐水性の強いパラブーツのストレートチップをセレクトしました。
接地面にステッチの無いラバーソールと、ワクシーレザーと呼ばれるオイルド系のレザーが、がっちりとしたノルベジアン製法で接合されているので耐水性はとても強いのです。
実際、やや融け気味の雪の上を歩いたにもかかわらず、全く水の侵入はありませんでした。
ウェルト靴ですので、完全防水ではないものの、雪の中で履いても足に水分を感じた経験はありません。
丸みを帯びたオーソドックスなスタイルと、マットな質感の革ですので、必ずしもスーツに合うわけではありませんが、雨雪のシチュエーションでは回りの風景にマッチします。
ダークグレー系のスーツに合わせましたが、同系色ですし、回りで冬靴を履いている方が多いので、違和感は全くありませんでした。
ここしばらく、登場回数が増えることは必然です。


1/4(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、年初めの出勤なので、気を引き締めるためにフィリップをセレクトしました。
雨の空模様でしたが、朝に家を出るときには雨が降っていなかったこともあり、レザーソールながらイベント時に履くことの多いこの靴にしたわけです。
ちなみに、バスに乗ってから激しい雨が降ったりしましたが、運良く路面は濡れていたものの直接雨には当たりませんでした。
とにかく、内面から上質に底光りするウルトラスムースの革と程よくトゥシェイプの効いたシルエットが見事に調和して、凛とした佇まいの靴です。
数年経過していますが、小傷はあるものの新品時以上の輝きです。
しかも、トゥ・キャップの横一列にパーフォレーションが入っているので、必要以上にフォーマルには見えません。
いわゆる黒のパンチド・キャップトゥですので、どんなスーツにも合います。
ダークオークと比較すると華やかさはありませんが、さりげなく適度な上質感を演出する程度ですし汎用性も高いので、ビジネス用にはこちらの方が合っているかもしれません。
濃紺のスーツに合わせたのですが、新春らしく初々しいシンプルなコーディネートでした。
ビジネス用としては、まさに欠点が全く見当たらないことが欠点とさえ思える、パーフェクトな靴ではないでしょうか。