●靴日記

★1日履いた靴の情報を中心に日記形式で紹介します。

なるべく毎日夜に更新するつもり?ですので、同じ画面だった場合は、一応更新ボタンを押してみて下さい。
ご意見、ご感想等は、メール掲示板U(リンク)にお願いします。
※昨年分を以下の部分にリンクしましたので、よろしくお願いします。

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靴日記の登場回数ベスト5(9/1〜12/27)

1位:ベルルッティのアンディー8.5回(半日着用分は0.5回)
2位:J.M.ウェストンの外羽根式ストレートチップ(ライトブラウン)7回
3位:ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン6回
   :J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)6回
   :J.M.ウェストンのドゴール(黒)6回


12/27(木) J.M.ウェストンのローファー(スエード)

今日は、持病である左側面の肩から腕にかけての痺れがひどくなり、明日からのフランス旅行を控えて、会社を休んで、ほとんど家でゆっくりしていました(自覚症状はありませんが、頚椎のズレが原因とのことです)。
家の近くの病院に行く際に、スリッポンタイプのウェストンのローファーを一応履きましたが、数十分程度の着用です。
やはり、スリッポンタイプの靴は脱ぎ履きが楽なので、このような時には便利なことは確かです。
とういうことで、今回は特にこれ以上の内容はなく、明日からのフランス旅行に何を履いていこうか考えているところです。


12/26(水) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、普通のウィークディーでしたので、プレーンなストレートチップをセレクトしました。
それにしても、オーソドックスなシングルソールの外羽根式のストレートチップですので、何度履いても飽きが来ません。
セミスクエアなトゥでクラシカルな雰囲気も、ビジネス用にはいい感じです。
本来なら比較的目立つライトブラウンの靴ではありますが、このプレーンなシルエットの効果で、それ程主張しない佇まいにまとまっています。
黒よりも遊び心があって、ソフトな印象になるので、明るくて軽やかなコーディネートにまとまります。
ちなみに、今日は同系色の茶系のスーツに合わせました。
ライトブラウンのビジネス用靴としてセレクトしやすいので、今後とも、茶系のローテションでは引き続き出番が多い靴と思います。


12/25(火) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、雪模様の天気とのことで、例によってロジェをセレクトしました(結局、雪には遭遇しませんでしたが)。
細身でスタイリッシュなシルエットは、何度見てもいい雰囲気です。
U型の部分が小さく、重ねて縫い合わされているので、甲の部分が低くなり、洒落たデザインに見えるのだと思います。
ビジネス用にスーツに合わせると、相性はとてもいいです(もちろん、UーチップなのでカジュアルでもOKです)。
ラバーソールなので、雨の時に履く機会が多くなっていますが、天気の時にスーツに合わせても問題ありません。
といいますか、ソフトな雰囲気にまとまりますので、プランニングが必要な時などは、積極的に履きたい靴です。
同じウェストンのUーチップのドゴールよりも、デザイン的にはお洒落なシルエットと思います。
フランスでは、このライトブラウンが定番でダークブラウンはないのですが、カラーオーダーしてこようかなと考えています。

似たようなシルエットで、レザーソールのタイプもあって、よりスタイリッシュでかっこいいのですが、その分トゥのシェイプがきつくて私の足には合いませんでした。
このロジェも馴らしには相当苦労しましたので、フィッティングは慎重にする必要があると思います。


12/24(月) J.M.ウェストンのローファー(スエード)

今日は、昨日届いたスエードのローファを早速セレクトしました。
スエード素材は、秋冬に履くイメージが強いので、なるべくこの時期に履いておきたいと感じたことも履いた理由の一つです。
本格靴では初めてのスエードの靴ですが、アウターとの相性も良く、ホッとする雰囲気です。
これまでは、手入れの難しさから何となく敬遠していましたが、実際に履くとデメリット以上に良い感じの靴です。
カーフでは履きなれたローファーのデザインですので、違和感もありません。
スエードであっても、J.M.ウェストンの小粋でお洒落感の強い完成されたローファであることには変わりはありません。
今後、しばらくは活躍しそうな気がします。

スエード素材であるからか、J.M.ウェストンの靴としてはソフトな感じがします。
もちろん、単なる柔な感じではなく、シッカリ感はあります。
今後、履き込むのが楽しみです。


12/23(日) ジョンロブ・パリのバロス

今日は、無性にジョンロブ・パリの靴を履きたくなって、カジュアルで唯一持っているバロスをセレクトしました。
数えると、20日以上もジョンロブ・パリの靴を履いていなかったことになります。
ロングノーズでトゥも丸みを帯びたカジュアルスタイルの典型の靴ではありますが、さすがはジョンロブ・パリの靴だけあって、気品に溢れています。
フィリップとマッタほどではありませんが、極めてスムースな革を使って、丁寧に造られているので、上質に感じられるのです。
もちろん、カジュアルタイプの靴としては、甲が比較的低めなデザインであることも、エレガントな要素かもしれません。
久し振りにジョンロブ・パリの靴を履いて、朝一番の足入れの際には気合が入ってしまいました。
ジョンロブ・パリの靴を履く時には、良い意味で適度な緊張感があります。
パーフェクトな靴を履くには、自分もそうでなくてならないと思ってしまうのです。
もちろん、私がパーフェクトであるはずはなく、履いてしばらくすると特にジョンロブ・パリの靴であることを意識しないで済む、足の一部になってしまいます。
なぜなら、この靴は私の足にとても合っているからです(もちろん、既製靴ですのでたまたまなのですが)。
私の足にピッタリと合っていて、靴の脱ぎ履き(特に脱ぎ)には苦労するほどなのです。
特に踵は、ピタリと吸い付いています。
この靴を履いていると、ジョンロブ・パリの靴を心から堪能している自分に気がつきます。


12/22(土) オールデンのチャッカーブーツ(マホガニー)

今日は、寒い1日との予報でしたので、ハーフブーツのチャッカーブーツをセレクトしました。
確かにとても寒かったですが、さすがに足元が気になるほどの寒さではありませんでした。
ただし、チャッカーブーツを履いていると、寒い時にも安心感があります。
包み込まれるような履き心地は独特のもので、履いていてホッとするのです。
さらには、この稀少なマホガニーコードヴァンは、もう1足ある黒よりもタイトなフィット感です。
ある方も、そのようなことを言っていましたので、定番の黒とかダークバーガンディよりも革が厚くて伸びにくいのかも知れません。
このマホガニーコードヴァンは、鈍く濡れたような光沢が一段と素晴らしい革です。
ハーフブーツなので、このコードヴァンが贅沢に使われていて満足感もとても高いです。
ジーンズに合わせましたが、相性も良かったと思います。
この靴は、日本のバーニーズで買ったのですが、履いていてとても気持ちのいい靴です。


12/21(金) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雪が降るとの天気予報でしたので、満を持してゴルフをセレクトしました。
ラバーソールとフッ素加工されたアッパーで完全武装されていて、全天候型なので、こんな天気でも安心です。
結局、オフィスに居たので靴が濡れることはありませんでしたが、この靴を履いている安心感はとてもあります。
普通のレザーソールの靴を履いていると、外の天気が気になってしょうがないと思うのです。
この靴のおかげで、私の靴ライフは快適です。
雨の日に靴のレベルを下げないでいられるのは、この靴のおかげです。
今日は、紺色のの太めの綿パンに合わせましたが、結構ライトブラウンが目立ちました。
パンツとのコントラストがきれいで、エンジのレーヨンのシャツとの相性も良かったです。
色合いが目立っていたのか、職場の方から、「いい靴を履いていますネ」と声もかけられました。
この靴は、私のカジュアル靴の主役としてなくてならない存在になっています。


12/20(木) オールデンのウィングチップ(ウィスキー)

今日は、明日が天気が良くない確率が高いとのことで、天気の良い日にコードヴァンの靴を履いておこうと思い、コードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
(コードヴァンは、雨に濡れるとシミが残って、回復まで時間がかかるのです)
この靴に使われているウィスキー色と呼ばれるライトブラウンのコードヴァンは、最も稀少なものです。
淡い色合いのコードヴァンは限られた個体の革からしかできないから、とのことです。
やや、赤みを帯びたこのウィスキーコードヴァンは、濡れたような独特の鈍い光沢を放っていて、とても存在感があります。
光の当たる角度によっても、色合いが微妙に変化して、とても魅力的です。
サイド部分が踵まで合わせ革が伸びていて派手なシルエットのウィングチップに、このウィスキーコードヴァンはとても良くマッチしています。
履き皺も、パーフォレーション(飾りの小穴)が入った合わせ革があるからか、コードヴァンにしては目立ちませんが、いい感じに入っています。
この靴は、ステッチがきちんとしていなかったりと造りは無骨ですが、ウィスキーコードヴァンのせいか癖になるような雰囲気を持っている靴と思います。


12/19(水) オールデンのローファー(黒)

今日は、ゴルフに行ったのですが、黒系の服装でしたので、何も考えずに黒のローファーをセレクトしました。
本当に久し振りに履きましたが、このローファーのシルエットは鈍くビガッと光るコードヴァンとは最高に相性が良く、良い靴を履いているとの実感が湧きます。
このコードヴァンは、他の靴ブランドにはほとんどない革質で、見事に差別化が出来ています。
オールデンでしか、この鈍い光沢のコードヴァンを味わえないのです。
(他のブランドにもコードヴァンを利用した靴はありますが、質感は異なります)
良い意味で、靴の存在を主張する靴とも思います。
私が、オールデンのコードヴァンにはまるきっかけになった靴でもあります。
当時は、無骨でオーソドックス、しかしながら独特のコードヴァンを使っているお洒落な靴との印象が鮮烈でした。
残念ながら、最初の靴はレストレーションに出した後にソールとの縫い目部分のアッパーが裂けたとのことで、新品に交換になりましたが、自分にとってこの靴の魅力は下がっていません。
靴の数が揃ってきて、履く機会こそ以前よりは減りましたが、私にとっては履くたびにファーストオールデンを思いだたせてくれる感慨深い靴です。


12/18(火) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、特にイベントのないウィークディーの予定でしたので、プレーンなストレーチップをセレクトしました。
この靴は、本当にオーソドックスな外羽根式のストレートチップですので、スーツに合わせると相性はピッタリです。
今日のようなグレー系のスーツに合わせると、明るめな目立つ色合いではありますが、それ程は全体コーディネートで浮きだつこともありません。
しかも、茶系の靴ですので、全体的にソフトな雰囲気になります。
企画的な案件を抱えている時には、この靴のようなライトブラウンを履いていると意外なアイデアが浮かんだりします。
今日は、ゼロから考える案件があったのですが、完全とはいわないまでも、何とかスタート台には立つことができました。
茶系の靴として、ビジネス用の主役的な存在の靴です。

この靴は、以前パリで買ったのですが、もう売っているのを見たことがありません。
そういう意味でも、大切に履き続けたい靴です。


12/17(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、いつもように、朝一番に足入れが楽なスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
そろそろ色のローテションを変えようとも思いましたが、天気がよいので明るい気持ちをそのままにしたくて、ライトブラウンのままです。
このウェストンのライトブラウンは、深みもあって、何ともいえない良い色と感じてしまって、もう1週ローテションを延ばしました。
明るめで比較的目立つ色合いですが、とても味わい深い色合いです。
ライトブラウン系の靴で所有いるのは、ウェストンが中心ですし、今後もそうするつもりです(ちなみに、以前は、茶系はウェストンだけにでした)。
特に、タッセルモカシンは、ライトブラウンが遊び心のあるタッセル飾りと相性がよく、似合っていると思います。
このタッセル飾りは、ネクタイとも相性がいいので、スーツにも合わせやすいのです。
もともと、シルエット的にも優雅な雰囲気なので、明るめな色合いが加わって、さらにエレガントさがプラスされていると思います。
ビジネス用で、スリッポンタイプはこのタッセルモカシンしか持っていませんが、トゥがシェイプされたドレスタイプのローファーも欲しくなっています。


12/16(日) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、ここしばらく履いていなかったベルルッティの靴を無性に履きたくなり、アレッサンドロをセレクトしました。
この靴は、1枚革で造られている芸術品のような靴です。
アイレットの切り込みが1筋入っているだけで、踵で縫い合わせてあります。
一見するとプレーントゥの様にも見えるので、実際に履くと靴単独で見るよりも違和感がありません。
ベルルッティの靴としては、プレーンな雰囲気ですので、気軽に履けます。
ちなみに、今日は、ジーンズに合わせましたが、お洒落にまとまりました。
スクエアかつポインティ−なデザインは、とても美しいので履いているだけでワンポイントになります。
アッパーにまでステッチの入るノルベジアン製法の靴なのですが、縫い込みがそれ程目立たないことも、さりげない感じがして好感が持てます。
さらには、独特の色合いにパティーヌ(色付け)されたアッパーの味わいも魅力的です。
門外不出のこのベネティアンレザーだからこそ、パティーヌも可能になり、さらには目立つほどの光沢も出るのです。
とにかく、ベルルッティの靴の最初の1足としては、比較的違和感なく入り込める靴と思います。


12/15(土) J.M.ウェストンのヨットシューズ(紺)

今日は、明るめのカジュアルスタイルでしたので、何となくJ.M.ウェストンのヨットシューズをセレクトしました。
薄めで色がほとんど落ちたジーンズに、淡いベージュのレーヨンのシャツに、合わせたので特にヨットシューズにする必然性はありませんが、天気もよかったので気分的に合わせたくなったのです。
比較的目立つ色合いの青系の色ですが、シックな紺色ですので逆にお洒落な感じに足元が引き締まります。
全体コーディネートにマッチしやすい靴と思います。
青系統の色は、ある意味では特殊な色合いですが、ヨットシューズのシルエットとピタリと合っていていい感じな靴と思います。
この夏に買ってきたのですが、私にとって初めて挑戦する色ではありますが、とても気に入りました。
黒と茶が主体ではありますが、青も持っているとコーディネートの幅が広がると思います。
もう何足か、青系の靴が欲しくなりました。

履き心地は、足にピッタリとしてきました。
トゥに芯が入っていないので、比較的楽な感じなのです。
さらに、履き込んでもっと馴染ませたいと思います。


12/14(金) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、カジュアルディーでしたが、お客様のクレーム対応があり、さすがにスーツを着ざるを得ないため、カジュアルにしたい気分を引きづっていたのでJ.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
存在感ある靴ですが、基本的にはクラシカルなUーチップなので、スーツにも合わせられます。
このライトブラウンは結構目立つ色合いですが、嫌味なところはなく、洒落た感じにまとまります。
ただし、カツカツと踵の金属プレートが結構鳴り響きます。
特に、アスファルト上では耳に残ります。
私としては、この靴に相応しい足音と思いますが、怪しい人ではないかと後ろを振り返られたりと、結構気は使います。
アッパーと擦れてキズがつきやすいなど、踵の金属プレートは減りにくい点以外はデメリットも多いのですが、個人的にはオリジナルにこだわっています。
もちろん、履き心地は、もう十分に馴染んでいて、まさに足に吸い付くような感覚です。
アイレットの間も数ミリだけ開いた調度いい状態で、馴染んでいます。


12/13(木) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、雨模様の天気でしたので、こんな時に最適のロジェをセレクトしました。
ラバーソールは水が染みてこないので、雨でも安心です。
さらには、濡れたタイル上でも滑らないので安心して歩くことができます。
レザーソールですと、濡れた床面は結構滑るので、結構気を使います。
しかも、全天候型の靴ではありますが、細身でスタイリッシュなシルエットなので、スーツにも良く合います。
千鳥格子の淡い色合いのスーツにも良く合いました。
Uーチップなので、かしこまった感じにならずに小粋な雰囲気を醸し出します。
履いているだけで、全体コーディネートがまとまるような気さえします。
何度見ても、完成されたお洒落なシルエットのUーチップと思います。


12/12(水) オールデンのサドル風Uーチップ(マホガニー・ウィスキー)

今日も、天気が良かったので、コードヴァンの靴の何かを履こうと思い、パッと目についたこのUーチップをセレクトしました。
無骨な靴が主体のオールデンにしては、細身でシャープなシルエットなので、とてもビューティフルな靴です。
スタイリッシュなアバディーンラストの靴なので、トゥの絞り込みとU型のステッチのバランスが絶妙で、均整のとれたデザインと思います。
しかも、濡れたような独特の光沢のウィスキー色のコードヴァンが、とてもこの靴にマッチしています。
この靴に使われているウィスキー色のコードヴァンは、比較的薄めの個体なので、とても印象的なのです(最近は濃い個体が多いようです)。
サドルと踵部分には、濃い目のマホガニーコードヴァンが使われていますが、それ程は目立たずに、良い意味でアクセントになっています。
一見奇抜に見えますが、実際に履くと目立つ感じはなく、プレーンなUーチップと同様にコーディネートできます。
カジュアル用ではありますが、スーツにも合わせられる許容範囲の広い靴です。

この靴は、カーメルの特注品で、AF1と呼ばれています。
オールデンが好きな方にとっては、外せない1足と思います。


12/11(火) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、特に何も考えずにプレーンなストレートチップをセレクトしました。
自然に足入れをしていて、家を出て歩いていたらこの靴を履いていることに気づいた、そんな感じです。
クラシカルなセミスクエアトゥ・大きめなキャップ・シングルソール・外羽根式と、オーソドックスなタイプなので、スーツには自然に合わせやすいのです。
茶系のツイード調のスーツを着ていたので、コーディネートはバッチリでした。
色も、あめ色調に程よく焼けていて、いい感じです。
トゥの部分だけを光らせて、全体的には適度に光沢のある感じにしているのですが、ストレートチップの特長が良く出ています。
この靴を履いていると、茶系の靴をビジネス用として使うには違和感のある方にも、入り込めやすのではないかと感じます。
とにかく、今後も数10年間は履き続けたい靴です。


12/10(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、芸がありませんが、個人的に週はじめに原則として履くと決めているスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
これで、ライトブラウンのタッセルは4週間連続の着用になります(ダークブラウンを含めると5週連続)。
雨が降ったり、特別なイベントがあったりすると違う靴を履くことになるのですが、ここしばらくは比較的平穏な日々が続いたことがわかります。
この靴を履いていると、私にとっては普通のウィークディーのスタートがきれるようです。
今日は、紺のスーツに合わせましたが、足元は明るいライトブラウンで比較的存在を主張しましたので、逆に全体を引き締めてキリリとまとまりました。
スリッポンタイプとしては、デザインとか佇まいが華麗な雰囲気を持っているので、洒落たコーディネートができるのです。
このJ.M.ウェストンのタッセルモカシンは、スリッポンタイプのビジネス用の靴としては、最高レベルに位置する素晴らしい靴と思います。


12/9(日) ベルルッティのアンディ

今日は、寒かったのですが天気が良かったので、洒落た街の表参道を散策する予定でしたので、足元だけでも美しい靴にしようと思い、ベルルッティのアンディをセレクトしました。
やはり、トゥにかけてギュッと絞り込まれたポインティーなシルエットは美しいの一言です。
甲の上部に突き出たベロアとのバランスも絶妙で、魅惑的なラインを強調しています。
ある意味では独特なデザインではありますが、逆に印象に強く残るため、何度も履いているとこの靴に惚れ込むような魅力があります。
明るめなライトブラウンに程よく色染みがつけられたパティーヌ(色付け)も、目を引きます。
もっと色染みがつくように濃い目なクリームも塗っていて、楽しんでもいます(きちんと色を変える場合は、ショップにパティーヌを依頼しないと出来ません)。
この靴は、耐久性とかリペアとかを気にしないで、とにかく理屈抜きに好きになってしまった靴です。
私も、第一印象は何とも奇抜な靴としか思えなかったのですが、何度も見るうちに気になってしょうがなくなり、買ってからさらに好きになってしまいました。
人を誘惑するような靴は、この靴も含めて、ベルルッティでしかありえないと思います。

少し、小指側面に当たりを感じるようになってきました。
伸縮性に富むベネティアンレザーですので、これまで気になりませんが、馴染んできての感触なのでおもしろいです。
もちろん、問題のあるレベルではありません。


12/8(土) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、フレンチレストランに行く予定があったので、ちょっぴり気取ったお洒落をしようと思い、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
全体的に黒系のコーディネートでしたので、黒のドゴールを自然に合わせました。
カッチリしたジャケットを羽織らないカジュアルなスタイルだったのですが、このドゴールを履くことでさりげなくワンポイントのアクセントになりました。
黒は比較的目立たない感じなのですが、もともと存在感はあるので、靴中心のコーディネートにまとまります。
カジュアルでは、この靴を履くだけでも全体的にまとまるような気さえします。

馴らしにかなり苦労はしましたが、程よくフィットしてきました。
ほぼ足にピッタリとしつつあります。
存在感に加えて、心地良い履き味を両立している楽しみを味わっています。


12/7(金) オールデンのチャッカーブーツ(マホガニー)

今日は、寒い日のカジュアル用に何を履こうか迷いましたが、マホガニーコードヴァンのチャッカーブーツをセレクトしました。
ハーフブーツなので暖かいかなと思ったこともありますが、降水確率がゼロだったことも、コードヴァンの靴を履いた理由です。
久しぶりに履いたチャッカーブーツですが、足全体を包み込むような履き心地がとても心地良かったです。
どなたかも言っていましたが、同じコードヴァンでも、黒とかダークバーガンディ−などの定番の色のものよりも、程よい締めつけ感があるような気がします(個体差かもしれませんが)。
この靴のマホガニー色のコードヴァンは、若干の色むらはありますが、きれいな固体でして、スムースさと履き皺がバランス良くマッチしています。
濡れたような感じというよりは、水が張っているかのようなスムースささえ感じられます。
とにかく、コードヴァン特有の鈍い光沢の魅力がとても出ています。
この稀少なマホガニー色のコードヴァンを惜しげも無く使われているチャッカーブーツは、履いていてうれしくなるほど満足感が高い靴です。
マホガニー色のコードヴァンのタイプは中々入手できませんが、チャッカーブーツはオールデンでも一番人気の靴であることがよくわかります。


12/6(木) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、自宅に光ファイバーケーブルが引き込むための工事確認の立会いで会社を休んでいて、カジュアルスタイルだったので、ゴルフをセレクトしました。
朝方には雨が降っていたものの私が出かけた午後には雨が上がっていましたが、気分的にゴルフを履いてしまいました。
やはり、トゥが丸みを帯びて甲高のデザインは、カジュアルスタイルには合わせやすいです。
決してエレガントとはいえませんが、全体的にオーソドックスにまとまるのです。
黒のカットソーにサンド色のワックスジャケットを羽織って、濃い色のジーンズに合わせたのですが、自然なコーディネートにまとまりました。
とにかく、黒のゴルフは、合わせる服装の守備範囲がとても広い靴と今回も感じました。

買ってから1年弱ですが、登場回数が多いからか、トゥが結構減ってきました。
このペースでは、あと1年以内でリペアが必要になるかもしれません(まだ先の話ですが)。
もっと買ってからの年月がたっている茶系の2足は、累計での履いた回数はもっと多いと思うのですがまだまだ大丈夫です。
履くペースが早いと、間隔を開けて履くよりも、磨耗の進行が早いようです。


12/5(水) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、特にイベントのない予定でしたので、プレーンなストレートチップを自然にセレクトしました。
外羽根式で飾りのないプレーンなストレートチップなので、ビジネス用には特に何も意識せずに普通に履けます。
クラシカルなスクエアトゥ、シングルソール、深めなキャップと、プレーンなデザインなのです。
ライトブラウンなので、結構目立つ色合いなのですが、この靴ならスーツとの相性も良く合わせやすいのです。
明るめのミディアムグレーのスーツに合わせましたが、鞄とベルトも同系色で合わせて、洒落た感じにまとまりました。
ライトブラウンは、ビジネス用にはあまり使われていませんが、このような外羽根式のプレーンなタイプなら使いやすいです。
さらには、ライトブラウンはソフトな印象を与えてくれるので、プランニングには役立つようです。
新しい案件をかかえて、色々と施策をゼロから考えていたのですが、いい気分転換につながって、まずまずの発想が生まれました。


12/4(火) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、朝に家を出る時には雨が降っていたので、こんな時に最適のJ.M.ウェストンのロジェをセレクトしました。
最近は、雨の時しか履いていませんが、細身でスタイリッシュなシルエットは、スーツにはよく合います。
甲のU字型の部分も、それ程大きくはなく、全体的に低めに造られているので、とてもバランスがとれているのです。
靴の数が結構揃ってきたので、雨の時の着用ばかりになっていますが、普通にビジネスにも使いたいと感じさせてくれる靴です。
デザイン的には、完成された美しいUーチップの一つと思います。
ただし、トゥに向けてシェイプされているので、私の足には小指がやや当たり気味です。
そろそろ馴染んでいるので、痛みとか不具合はないのですが、J.M.ウェストン本来の完璧な履き心地を要求すると、私の足には完全には合っていないラストなのかもしれません(もちろん、普通のブランドの靴に置きかえると問題ないレベルです)。
これよりも細身のレザーソールでほぼ同様なデザインの靴を買って失敗したことを思い出しました(約10年前)。
本来は、レザーソールのUーチップと同じラストの靴で、トリプルソールのウィングチップも欲しいのですが、このロジェ以上に細いので、やはり無理かなと再認識しました。


12/3(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日も、例によって、私にとっては週はじめの定番の靴のタッセルモカシンをセレクトしました。
やはり、朝一番の足入れが楽な靴は、週末の哀愁を引きづったウィークディーのスタートには最適です。
しかも、J.M.ウェストンの靴にしては、私の足に合っているのか(履きはじめの頃からなのですが)、とにかく踵も含めて全体がピッタリとしていて気持ちがいいのです。
そう意味でも、リラックスして仕事にとりかかれます。

それにしても、人気のない靴です。
先日のオフ会にも持って行って、靴好きのみなさんを触発しようとしたのですが、効果はありませんでした・・・。
何人かの方に聞くと、私には遊び心があってネクタイにも相性がいいと見えるタッセル飾りが人気がないようなのです。
こればかりは、趣味趣向の問題なのでどうしようないと悟りました。
スリッポンタイプでビジネスに使える靴は貴重なので、これからも履き続けて、少しでも仲間を増やしていきたいと思います。
日本のJ.M.ウェストンでは扱っていませんが、パリでどなたか買ってきて仲間になってくれないかなぁ・・・。


12/2(日) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、靴を造っている現場を見に行くことにしていたので、カジュアルでは一番のお気に入りのドゴールをセレクトしました。
とにかく、この靴は、J.M.ウェストンの最高峰らしい、存在感溢れる靴です。
パッと見でも、アッパーの艶といい外観のゴツさといいとても派手なのですが、特にアッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法の縫い糸が薄めの色合いなので結構目立つことにも気がつきました。
さらには、このライトブラウンは、程良く色艶も出て、自己主張する色でもあります。
そうでありながら、履き口が2重になっていたり、どことなくクラシカルな雰囲気があるので、嫌味な感じがないのです。
そういう意味では、とてもバランスのとれた靴ともいえます。
しかも、もう何年も履いていて足に馴染んでいるので、ピッタリと吸い付くような履き心地です。
何度も書いていますが、この圧倒的な存在感と履き心地の良さが両立しているので、とにかく履いていて満足感がとても感じられる靴です。
価格的にも、最高レベルですが、高い価値に見合った靴と思います。
(ちなみに、フランス本国では、日本の半額以下です。)


12/1(土) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン

今日は、掲示板などでお世話になっている方とのオフ会だったので、ある意味では奇抜な(私にとっては美しいと感じる)ベルルッティのUーチップをセレクトしました。
多分、集まる仲間達の中にもこの靴を履いてくる方はいないであろうとも考えました(もちろん、同じ靴は履いてきた方はいませんでした)。
トゥに向けてキュッと細くなったポインティーなラストがとても印象的で、私には魅惑的に感じます。
裾が短めなパンツに合わせたからか全体が良く見えたので、この美しいライン全体がきれいに出ていた様に思います。
比較的濃い色にパティーヌされているので、黒の綿パンとの相性もいい感じでした。
画像等で見ると奇抜に見えると思うのですが、実際に私が履いているのを見て、好き嫌いはあるのでしょうが、みなさん「あっ、いい感じですネ」と言ってくれました(お世辞かもしれませんが・・・)。
この最初の「あっ、」というのが、「思っていたよりも意外に悪くはないなぁ」との印象を持った方が多いのかなぁと、私は受けとめました。
私にとっては、初めて買ったベルルッティでもあり、最もベルルッティらしい靴とも正直考えているので、もっと普及してほしいと感じている靴です。

サイズが余り変わらないある方に試着してもらったのですが、少々ルーズに感じたようです(足入れ時に、シュッと空気の抜ける音がしたのでほぼジャストサイズと予想されます)。
私も、最初はそう感じていたのですが、甲の上部までピッタリと吸い付くような感覚のベネティアンレザーのおかげで、ピッタリと吸い付くような履き心地に感じるようになったのです。
すこしばかり、不思議な感覚ではありましたが、癖になる履き心地でもあります。
ポインティーなラストと、ベネティアンレザーの相乗効果は履き心地までも、素晴らしいと感じさせてくれます。


11/30(金) ジョンロブ・パリのバロス(ダークブラウン)


今日は、秋も終わりに近づいてきたので、ダークブラウン系の靴の何かにしようと考えて、カジュアルディーでしたのでバロスをセレクトしました。
良く考えると、ダークブラウン系でカジュアル用の靴は、他にはウェストンのゴルフしか持っていないのですが、ゴルフは雨で結構履く機会があったので、バロスにしたのです。
(マホガニーコードヴァンのチャッカ−ブーツと、ダークバーガンディーコードヴァンのローファーはありますが、純粋にはダークブラウンとはいえません。)
しかしながら、このロングノーズなUーチップのバロスがあるおかげで、使い回しが楽なのでコーディネートは万全です。
フィリップ・マッタほどではありませんがスムースなレザーと、丁寧なステッチなど妥協のない造りで、とても上質な靴に感じます。
シルエット的にはU部分が結構ノングノーズで、いかにもカジュアル用なのですが、造りの良さからかエレガントにさえ感じられます。
カジュアル用とはいえ、ジョンロブ・パリの靴らしい靴と思います。
もちろん、カジュアル用にはコーディネートしやすい靴で、上質すぎて場合によってはとっつきにくささえ感じるジョンロブ・パリの靴としては気軽に履けます。
これからの季節は、天気さえ良ければ、履く機会が増えそうな予感がします。


11/29(木) J.M.ウェストンのストレートチップ・メダリオン(ライトブラウン)

今日は、アフターファイブにどこかに出かけようと考えて、遊び心のあるメダリオン付きのストレートチップをセレクトしました。
結局は、バタバタして、本来の目的としては出かけられませんでした・・・。
このセミブローグとも呼ばれるメダリオン付きのストレートチップは、ソフトなスーツに合わせやすい靴です。
さらには、オーソドックスな外羽根式ですので、畏まったところがなく気軽に履きこなせます。
カチッとしたスーツにも合わせられますが、私の持っているような逆三角形のノーベンツスタイルの上着と2タックのパンツで構成されるスーツとの相性が特に良いように思います。
濃紺のスーツに合わせたので、色のコントラストがクッキリとしましたが、違和感なくまとまりました。
しかも、ダブルソールのカッチリとした硬めな履き心地は、歩いていて安心感が持てて、良い感じです。
本当に、良い靴を履いていることを体感できる靴と思います。

この靴も、最近でこそ登場機会が減っているものの、買った当初はかなり酷使してきましたが、まだまだオールソールリペアの心配はありません(約5年位使用)。
とにかく、J.M.ウェストンの靴の造りの良さと耐久性は、この靴を買って良かったと思わせる喜びを与えてくれます。


11/28(水) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日も、秋晴れでしたので、気持ち良くライトブラウンのストレートチップをセレクトしました。
何を履いてもよかったのですが、時に意識せずにプレーンなタイプを靴を何となく履いてしまったわけです。
このストレートチップは、明るめな色合いこそ目を引くものの、全体的には普遍的なデザインなので存在をそれほど主張しない靴ですので、ビジネス用としては選択しやすいのです。
クラシカルなセミスクエアなトゥ、やや大きめなキャップ、さらにはシングルソールが、この靴をオーソドックスな感じにしています。
千鳥格子のスーツに合わせましたが、明るめな全体の雰囲気のパーツの一つとしてコーディネートできていたように思います。
シングルソールなのですが耐久性はよく、6〜7年たった今、やっとオールソール交換の時期になりつつあります。
現在のように靴が揃っていない時期に買ったので、買ってからの数年間は1週間に一回は履いて酷使してきました(雨でも)。
それで小キズはありますが状態は良く、J.M.ウェストンの耐久性を証明している靴の1つです。
この靴はJ.M.ウェストンの耐久性と、流行に左右されないデザインで、ほぼ一生履けそうな靴と思います。


11/27(火) オールデンのウィングチップ(ウィスキー)

今日は、気持ちの良い秋晴れでしたので、ウィスキーコードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
雨には弱い(回復に時間と手間がかかる)コードヴァンですが、濡れたような独特の質感は、特にこの淡い色合いのウィスキー色では強調されます。
他のブランドでは、このような革質は味わえないので、見事なまでに差別化されています。
オールデンのコードヴァンの靴としては、合わせ革のボリュームからかデビュー時は堅めだったのですが、すぐに馴染み、現時点では足にピッタリとする履き心地です。
オールデンの靴は、普通の靴よりもソールが沈み込んで、自分の足にピッタリとマッチするのです。
このコードヴァンの魅力と履き心地の良さがあるので、私としてはオールデンを履く時はとてもリラックスできます。
さらには、いかにも素っ気無い無骨な雰囲気ではありますが、飾りのないオーソドックスなスタイルであるも肩の力を抜いて素直に履けるのです。
ステッチの位置がずれているとか、コードヴァンの色ムラがあるとか、細かなことは気にならなくなる魅力に溢れています。
今日も合わせたグレー系のスーツとの相性も良く、適度な存在感から全体コーディネートのアクセントになります。
自分のライフスタイルに合わせて無理なく履ける、そんな靴と思います。


11/26(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、特別なイベントのない普通のウィークディーのスタートでしたので、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
このJ.M.ウェストンのタッセルモカシンは、とても優雅な佇まいの靴ですので、ビジネスにも最適です。
ショートノーズでやや細身のシルエットは、オリジナリティーに溢れて完成されたデザインと思います。
タッセル飾りが、カチッと中心部に固定されているのも、J.M.ウェストンの基本的造りの良さを実感しています。
ライトブラウンはかなり目立つ色合いですが、全体的にカッチリした気品溢れる雰囲気からか、違和感なくスーツに合わせられるのです。
今日は、茶色の薄めのツィード系生地のスーツと合わせましたが、足元も重みに負けることなくまとまります。
同じ茶色のベルトとブリーフケースを合わせて、シャツだけを青のシャンブレーにしてアクセントにしました。
(そういう意味では、今日の主役は靴ではなく、シャツでした。)
あまり、人気のない靴ではありますが、持っていてとても重宝する靴と思います。


11/25(日) ベルルッティのアンディー

今日は、紅葉を探索したので、特にイチョウとの相性が良さそうなベルルッティのアンディーをセレクトしました。
この独特なシルエットのローファーのアンディーですが、明るく薄めのライトブラウンにパティーヌ(色付け)されているので、黄色く色付いたイチョウに似合うと考えたのです。
神宮外苑のイチョウはきれいでしたが、とても混雑していてゆっくりと堪能できず、靴との相性を嗜むことはできませんでした。
とにかく、美しいの一言につきるデザインです。
スクエアなトゥに向けて急激に絞り込まれたポインティーなシルエットは、奇異に見える方もいらっしゃるでしょうが、メリハリの効いたとても魅惑的なカーブを描いているように感じられて、私個人としてはもう夢中にさせられています。
甲上部のベロア部分も、大きめになっていて、絶妙なバランスです。
しかも、明るめのライトブラウンに微妙な濃淡がはっきりとわかる染みがつけられたパティーヌは、この靴の魅力をさらに高めています。
さらには、門外不出のベネティアンレザー特有の光沢の強さは、存在感を高めています。
とにかく、この靴は、一目でベルルッティの靴とわかる特長を持ち合わせた、人を夢中にさせる魅力を持った靴と思います。


11/24(土) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、気持ちの良い秋晴れでしたので、コードヴァンの靴を履こうと思い、心地良い履き心地のVーチップをセレクトしました。
このモディファイドラストの履き心地については、何度もふれていますし、良く知られていますので今さらながらではありますが、やはり足にピッタリして癖になる履き心地です。
土踏まず部分ががギュッと絞り込まれて心地良い圧迫感があるのです。
しかも、くの字に湾曲したシルエットも足の形にマッチして優しいです。
この靴はオールデン特有な靴ですが、履き心地といいシルエットといい他の靴にはない魅力に溢れています。
素っ気無いデザインですが、V字部分の面積が広くてコードヴァンの特有な鈍い光沢を引き立てています。
他の靴ではありえないオールデンらしい佇まいは、コードヴァンの魅力を十分に引き出しています。
カーキの綿パンに合わせましたが、全体コーディネートにうまくとけ込んでいました。
間違ってもエレガントはいえないオーソドックなデザインは、ドレッシーな服以外はマッチします。
履いていても気分がいいですし、オールデンらしさを十二分に堪能できる靴と思います。


11/23(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、靴の受注会に行く予定で、もしかしたらオーダーするかもしれないと考えていたのがホールカットでしたので、同じデザインのアレッサンドロ・ノルベジアンをセレクトしました。
(結局、プレーンなホールカットをオーダーしてしまいました。)
この靴は、スクエア気味のトゥに向けて絞り込まれたポインティーなラストではありますが、比較的プレーンなシルエットです。
裾が短めのパンツに合わせて全体がよく見えましたが、ベルルッティの靴にしてはそれ程目立たなかったように思います。
特に、室内では革がそれ程は光らずに、控えめな感じすらしました。
外で日の光に当たると、ベネティアンレザーにパティーヌされた雰囲気がよくわかって、いい感じでした。
パティーヌ自体、ミディアムブラウンに色むらを少しつけた程度なので、派手な感じはもともとありません。
屋内外などの、履くシチュエーションによって、表情が変わるのも魅力です。
しかも、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、コバが張っているわけでもなく、さりげない雰囲気なのです。
この佇まいは、ベルルッティでしか味わうことができませんし、とても魅力的です。
とにかく、ベルルッティの靴には、私は虜になっています。


11/22(木) オールデンのウィングチップ(ウィスキー)

今日は、雨の心配のない天気予報でしたので、ウィスキーと呼ばれるライトブラウンのコードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
それにしても、この濡れたような独特の鈍い光沢のウィスキーコードヴァンは、とても印象的です。
このような鈍いながらもビガッとくる輝きは、コードヴァンでしか味わえません。
しかも、光の当たる角度によって、微妙に濃淡が変わることも特長で、このウィングチップとの相性も良く、ある意味では癖になるほど惹き付けるものを持っています。
見事に他の靴ブランドとは、差別化されています。
造り自体は、縫い合わせの位置が左右で微妙に違うなど、いかにもアメリカンとでもいえる大味なものです。
しかしながら、それがオールデンらしいとも感じられて、何といいますか魅力とさえ感じ取れるのです。
この感覚は文章では表現しにくいのですが、オールデンの靴を持っている方は同感いただけると思います。

このウィスキーコードヴァンは稀少になっていて、定番では中々売っていません。
カーメルでは、この靴をスペシャルオファーとしてオーダー可能ですので、欲しい方は早めにオーダーなさることをお勧めします。


11/21(水) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、ある案件の節目のイベントがあったので、せめて足元は決めるために、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
この靴を履くと、本当に自分もランクの高い人間になった気になって、実力以上のことができるような気分になります。
途中、アクシデントがありましたが、この靴の効果かどうかはわかりませんが、何とかイベントは成功させることができました。
とにかく、黒と異なってこのライトブラウンは、圧倒的な存在感が感じられます。
ノルベジアン製法独特のアッパーにまで縫い目のあるステッチがアクセントになって、威風堂々とした趣きのある靴に見えるのです。
やや濃い色のスーツに合わせたので、結構目立ちました。
しかしながら、基本的にはクラシカルなデザインのUーチップなので嫌味な所がないのです。
しかも、ゴツイ外観に似合わない程、足にピッタリした履き心地です(この靴は馴らし済みです)。
とにかく履いているだけで、高い満足感が得られる靴です。
私が勝手に考えた「これ以上はない靴」との称号を、今回も実感させられました。


11/20(火) J.M.ウェストンのストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、普通のウィークディーでしたので、特に深く考えずに、プレーンなストレートチップをセレクトしました。
この靴は、手持ちのJ.M.ウェストンの靴としては、ローファーに次いで古い靴です。
パリのショップのソルド(セール)で買って以来、6〜7年位経過しています。
当時は最近のように靴は揃っていなかったので、かなり酷使してきまして小キズはついていますが、状態はかなりいいです。
もちろん、新品同様とは言えませんが、問題ある部分は全くなく、J.M.ウェストンの耐久性の良さをひしひしと感じます(そろそろ、1回目のオールソールの時期ですが)。
さらには、色も程よく焼けていて、とっても良い感じです。
セミスクエアなクラシカルなトゥと、プレーンなストレートチップのスタイルがとてもマッチして、焼けているとはいえ明るく目立つ色にもかかわらず、ビジネス用に使ってもそれ程自己主張しないで安心して着用できます。
今日は、ミディアムグレーの明るめの色合いのスーツに合わせましたが、いい感じでした。
しかも、外羽根式なので、肩の張ったところがなく、さらりと履きこなせます。
とにかく、私に、茶系のビジネス靴の魅力を教えてくれた、記念すべき靴です。


11/19(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週始めなので、紐を結ばないで済むスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
やはり、月曜日はリラックスして仕事に取りかかりたいので、朝一番の足入れが楽なタッセルモカシンを履くことが多くなるのです。
このライトブラウンのタッセルモカシンは、華やかな雰囲気がとても感じられる靴です。
タッセル飾りも、華やかな印象に色を添えています。
濃紺のスーツに合わせたのですが、ライトブラウンはとてもコントラストがくっきりとします。
しかも、周りの風景も色濃い季節なので、結構目立ちます。
しかしながら、いやみな所は全くなく、洗練された印象が高まるような気がします。
短めな甲と、小さくて三角なステッチが甲の両側から突き出たデザインが、とてもマッチしていてお洒落な感じなのです。
このデザインは、J.M.ウェストンのオリジナルですが、本当に完成されたものと思います。

履き心地は、ウェストンにしてはタイトではなく、ジャストフィットです。
足入れ部分が広いにもかかわらず、ジャストフィットでも、とても快適です。
1枚革にもかかわらず、土踏まずの密着感も心地良いです。
とにかく、この靴は、私の足にとても合っているようです。


11/18(日) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、昨日まで2日間楽な履き心地のオールデンの靴を履いたので、今日は履き馴らし中の黒のドゴールをセレクトしました。
休日なので履いている時間が短いことと、濃い色系統のガッチリした服装に合わせたことも、履いた理由です。
最初に履いた時には踵が擦り剥けた程でしたが、良くなりつつあります。
同サイズの色違いの茶色のドゴールはもう足にピッタリと馴染んでいるので、この靴も安心して履き馴らしているのですが、ピッタリした吸い付くような履き心地になるには、もう少し時間がかかりそうです。
茶色のドゴールを買ったときには、まだ靴の数が揃っていなかったこともあり、無理をしてでも1週間に1回程度のペースで履いたので、数ヶ月である程度はシックリきていましたが、靴の数がある程度揃った今ではそうもいきません。
ただ、茶色よりも比較的目立たない印象なので、使い回しは楽な気がします。
カジュアル主体ではありますが、ビジネス用にも、さりげなくコーディネートできます。
私の服装のコーディネートの主役のボックスシルエットの上着と2タックのパンツスタイルのスーツには相性も悪くはありません。
今日は、カーキのパンツ、黒のレーヨンのシャツ、紺のbarbourのワックスジャケットに合わせましたが、特に靴が目立つことはなく全体にうまくとけこんでいました。
J.M.ウェストンの最高峰の靴ではありますが、黒なら圧倒的な存在感をそれ程意識しないで、履きこなすことができます。
初めてのJ.M.ウェストンの靴をこのドゴールからにするという贅沢な行動が許されるのなら、黒の方が使い回しも楽なのでいいかもしれません。


11/17(土) オールデンのサドル風Uーチップ(ウィスキー・マホガニー)

今日は、気持ちのいい秋晴れの休日でしたので、オールデンのウィスキーとマホガニーのコードヴァンがコンビネートされたサドル風のUーチップをセレクトしました。
空気が澄んでいて見晴らしもよく、このビューティフルな靴を履きたくなったのです。
素っ気無いデザインのオールデンには珍しく、細身なデザインで濡れたような光沢のウィスキーコードヴァン主体の靴ですので、目を引くような美しさを感じます。
この靴のウィスキーコードヴァンは明るめでシミが少なめの個体であることも、きれいに感じる理由かもしれません。
まだ濃い色のジーンズの裾を捲り上げて、この靴に合わせましたが、結構目立ちました。
しかしながら、この靴の存在感が、全体の雰囲気の中ではアクセントになって、良い感じになっていたと思います。
マホガニーコードヴァン部分は、比較的目立ちませんが、印象を単に明るくなるだけにならないよう、全体を引き締める効果もあります。
一見すると奇抜にも感じるかもしれませんが、実際に履くとお洒落に感じる、そんな靴ではないでしょうか。


11/16(金) オールデンのUーチップ

今日は、カジュアルディーでもあり、コンフォータブルな靴を履きたくなり、オールデンのUーチップをセレクトしました。
しばらくピッタリめな靴ばかりでしたので、この靴を履いて本当にリラックスできました。
このUーチップは、丸みのあるトゥからか履き味がとても楽な靴なのです。
土踏まずの密着感があるモディファイドラストよりも、ある意味ではコンフォータブルともいえます。
その分、全体的にぽっちゃりとしてお世辞にも美しいシルエットとはいえませんが、盛り上がっているかのようなトゥ部分とU型のステッチのバランスはよく、いかにもオールデンらしい無骨な雰囲気はあります。
さらには、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンは、他の靴との違いを際立たせてくれていて差別化ができています。
しかも、履き皺も良い感じで入っています。
カーキの綿パンとの相性も良かったです。
ということで、久し振りにこの靴を履いて、なぜか、とっても感動してしまいました。

実は、黒はオールデンのコードヴァンと決めていた頃に買ったので、J.M.ウェストンのゴルフの代用として使おうと考えていたのですが、コードヴァンは雨に当たるとシミがしばらくは取れないので、積極的には雨天時には履かなくなりました(しかも、黒のゴルフも昨年買いましたし)。
そのため、ソールも、レザーではなくプレンテーションクレープソール付きのタイプです。
このソールは少々磨耗しやすいのですが、とても柔らかくて履き味も良い感じです。


11/15(木) ジョンロブ・パリのダブルモンクUーチップ(2000年ヴィンテージモデル)

今日は、普通のウィークディの予定でしたので、浮つきがちな気分を盛り立てるために、ダブルモンクのUーチップをセレクトしました(実際は少々バタバタしました)。
この靴は、見るからに高貴な靴で、履いている時は靴に負けないよう気分を高めないと圧倒されてしまいます。
そういう意味では、適度な緊張感を持って履ける靴です。
ロングノーズ、スクエアトゥ、ダブルモンク、スキンステッチ、シームレスな踵と、靴の技術要素を全て盛り込んだような靴であることも、少々近づきがたい印象を与えるのかもしれません。
しかも、フィリップとマッタと較べるとスムース感は、それほどない革(他のブランドの革よりはスムース)が使われており、逆に枯れた感じが強調されてクラシカルな印象も強まるので、私などよりもっと人生経験を積んだ方が似合うようにも感じています。
お決まりのダークグレーのスーツに合わせて、何とか気分だけは履きこなしているように思い込みました。
実際は履きこなすには至っていませんが、足には適度に馴染みつつあり、ロングノーズの効果でホールド感は良く足の上部の密着感が心地良いです。
さらに、何年も履き込んで、自分に似合う靴にしていきたいと思います。
というよりも、「この靴に似合う人間になりたい」、とのことの方が正しいのかもしれません。


11/14(水) AUBERCYのトリプルソール・ウィングチップ

今日は、極普通のウィークディでしたが、気合だけは保とうと、AUBERCYのウィングチップをセレクトしました。
この靴は、唯一持っているトリプルソールの靴を履いているとの実感があり、凛とした気持ちになるのです。
ソールのコバの部分が張っているので、大地をシッカリと踏みしめるような感覚なのです(精神的な面も大きいですが)。
実際、コバはトゥ部分も含めて曲がるような柔なところはなく、しっかりと靴を守っているような気がします。
それでいて、ダークブラウンの色めも影響しているのかもしれませんが、それ程派手さはなく、意外な程シックにまとまるのです。
内羽根式なので、上品でもあります。
ただし、今日はミディアムグレーに合わせたのですが、少々目立ちましたので、濃い色のスーツに合わせた方がさりげなくまとまるような気がしました。
この年末年始には、AUBERCYとしては1枚革で造られたホールカットを予約していますが、このトリプルソールのウィングチップの色違いもいつかもう1足欲しいような気がします。

それにしても、前回も書きましたが、デビュー時には少しルーズフィットのように感じましたが、心地良い程度にきつくなっているような気がします。
アイレットの隙間も、ほんの少しですが広くなりました。
不思議な馴染み具合ですが、とにかく、今後とも履き込んでいくことがとても楽しみです。


11/13(火) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、無性にロングノーズの靴が履きたくなり、シングルモンクながらロングノーズのマッタをセレクトしました。
この靴は、ジョンロブ・パリでは一般的な8695ラストなのですが、レースアップ部分の切れ目が無い分、甲上部の1枚革部分の面積が広くてノングノーズに感じられるのです。
この1枚革の部分が足の上部にピッタリとして、履き心地も最高です(ただ、今日は体調が悪いのか、左の小指側面がきつく感じました)。
さて、この靴はトゥからモンクストラップ部分までステッチがないので、ウルトラスムースな革質が十分堪能できます。
特に、ダークオークの場合は、色艶がクッキリと輝いて、素人目にも良い靴とわかります。
それでいて、下品な感じは全くなく、革の内面から光っているような感じなのです。
もともとクラシカルなシングルモンクなので、全体的な雰囲気が品の良いアンティークのような佇まいです。
茶系の薄いツィードっぽい生地のスーツに合わせましたが、クラシカルな雰囲気がマッチして相性は抜群でした。
モンク系の靴が苦手な方でも、この靴には満足できると思います。
価格も最高ですが、靴を持つ喜びとか満足感も最高レベルの靴と思います。


11/12(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、通常のウィークディのスタートでしたので、気楽に履けるスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
紐を結ぶ必要がないので、週末の哀愁を引きづっていても楽に足入れできます。
しかも、このJ.M.ウェストンのタッセルモカシンは、甲が小さいドレスタイプであることからビジネス用にも相性がいいです。
J.M.ウェストン特有のデザインなのですが、甲の両側が小さく突き出ていて、優雅な佇まいでもあります。
さらには、J.M.ウェストンの中でも革質がスムースな個体に当たったようで、質感も良い感じなのです。
とにかく、この靴に関しては、スリッポンタイプではありますが、スーツに合わせてもレースアップの靴と較べて遜色無いと思います(アメリカンスタイルに近くなりますが)。
電車などでよく見る合成皮革のサラリーマン靴に似たようなタッセル系が多いからか、一般にはいい印象がないようですが、私としてはとっても気にいっています。
しかも、私の足に合っているのか、ウェストンの靴にしては履き馴らしからほとんど苦労しない靴でもあります。
馴染んだ後も踵が浮くこともなく、ピッタリとした、心地良い履き心地です。
もっと、一般にも広まって欲しい靴です。

この靴は、現在はフランスでしか売っていません(以前、シップスで扱っていた頃には、定番でしたが)。
7割以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、価格的には日本で売っている7分仕立てのストレートチップ「ジスカール」とは、フランスでは同じ値段ですので、日本で売ると約12万円するのはさすがにちょっと高いかなとも思います・・・。


11/11(日) オールデンのチャッカーブーツ(黒)

今日は、2日振りに雨が上がって天気が良かったので、コードヴァンの何かを履こうと迷いましたが、チャッカーブーツをセレクトしました(かなり久し振りに着用になります)。
茶系のローテションなので、黒がほとんどのオールデンのコードヴァンの出番が少なくなっていますが、履いていて大満足でした。
寒くなってきて、足を包み込む面積の多い靴を何となく履いたのですが、確かにチョッピリあたたかいような気がしました。
もちろん、革の面積が広いだけでなく包み込まれるような履き心地は最高に気持ちがいいです。
このチャッカーブーツは、かなり履きこんでいて、ソールも沈み込んでいて足にピッタリと吸い付きます。
ここ最近はタイトフィットばかり履いていた足には、コンフォート感溢れる履き心地です。
さらには、鈍い独特の光沢と履き皺の入ったコードヴァンの魅力は、他の革にない魅力を感じさせます。
ジーンズの裾を短くロールアップして履いたので、コードヴァンをふんだんに使った靴の全体がよく見えましたが、とってもいい感じでした。
アウターは例によって最近気に入っているbarbourのワックスジャケットにしました(他のアイテムはもちろんコムデギャルソン)が、チャッカーブーツとのボリューム感の相性もいいようで、これからの季節には大活躍しそうです。
とにかく、コードヴァンの魅力タップリな、とってもお気に入りの靴の一つです。


11/10(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日も、雨でしたので、ウィークエンドのカジュアルスタイルに合わせるために、やはりゴルフをセレクトしました。
先週に引き続いての着用になります。
とにかく、雨の日にはこの靴の出番となるので、過酷な使用状況にもかかわらず、傷みもなく大活躍してくれます。
本当に、丈夫で長持ちする靴と思います。
淡い色のデニムと紺のワックスジャケットに合わせましたが、無難にまとまりました。
ライトブラウンなので比較的目立つ色ではありますが、コーディネート全体でのアクセントになります。
丸みを帯びたデザインもかわいらしく感じられて、ライトに履きこなしているような印象になります。
この靴を履いていると、靴にちょっとこだわりのあるような感じがとてもするのです。
明るい色なので晴れの日にも履きたい気分になりました(晴れの日にはしばらく履いていません)。

このライトブラウンのゴルフは、フランスでは定番(日本では定番)ではないので、オーダー中の紺のゴルフと同様にカラーオーダーして入手しました。
オーダー後3ヶ月で出来あがりなのですが、パリに2回行く予定がないとカラーオーダーはできないので、通常は日本で買うのが妥当かもしれません。


11/9(金) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、朝から雨模様で、ここ1週間で茶系の2足は既に履いてしまっていたこともあり、黒のゴルフをセレクトしました。
カジュアルフライディーなので、服装はラフなダンガリーシャツとデニムのパンツに合わせたのですが、うまくまとまりました。
丸みを帯びてカワイイシルエットが印象的なゴルフを履いていると足元は安心です。
最近は、雨が多いので晴れている時にはしばらく履いていませんが、特に黒のゴルフはカジュアル用としてはどんなシチュエーションでも最適な靴と思います。
甲が高いので、ちょっぴりワイルドな雰囲気もあってお洒落にも見えて、特にカジュアル系では服装を選ばずに合わせることができるのです。
私は、J.M.ウェストンの靴は茶系のみと最近までこだわっていたので、今年の年始にフランスで買ったのですが、登場回数も多くなっていて、この靴を持っていない場合の靴の趣向はちょっと考えられません(最近は個人的なルールも破られていて、ドゴールとプレステージクラブも黒です)。
やはり、黒は持っていて安心できる靴とつくづく感じます。
特に、このフッ素加工されてマットな感じの黒は独特の威光さえ感じられます。
J.M.ウェストンで一番人気とのこともよくわかります。


11/8(木) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、重要な会議の主催者でしたので、ビシッと気を引き締めるために、ジョンロブ・パリのトップレンジのフィリップをセレクトしました。
フィリップの効果かはわかりませんが、うまく終了できて、ホッとしています。
色のローテションから、黒よりも華やかなダークオークにしましたが、どちらかといえば黒の方が適していたかもしれません。
ダークオークは光沢がかなり目立つので、自分の存在も目立ってしまうような気がしました。
逆に言えば、自分が主役の時には、これほど適している靴はないのかもしれません。
とにかく、ウルトラスムースな革質は、このダークオークの色では結構際立って上質に見えます。
自分までも、エレガントな人間になったかのような気がするのです。
とにかく、この靴を履いていると既製靴最高品質の靴を履いているとの満足感が味わえます(もちろん、足に合っている場合ですが)。
新ラストのフィリップUも、いつか買おうと考えています。


11/7(水) J.M.ウェストンのストレートチップ・メダリオン(ダークブラウン)

今日は、雨の心配のない普通のウィークディーでしたので、特に深く考えずにノーマルなメダリオン付きのストレートチップをセレクトしました。
よく考えると、かなり久しぶりの登場になります。
セミスクエア気味のトゥに、メダリオンが付いた、オーソドックスな内羽根式のストレートチップです。
メダリオンが付くと遊び心が出るのですが、内羽根式であることもあって、意外とカッチリとした印象です。
どことなく、シングルソールとセミスクエアトゥのせいか、クラシカルな雰囲気も漂う靴と思います。
当然のことながら、スーツとの相性も良く、今日のグレー系のスーツとのコーディネートは自然にまとまった感じです。
この靴を履いていると、スーツ姿のビジネスタイムの足元は安心です。

とにかく、シングルソールながら剛性感のある質実剛健な靴との印象が今日も強まりました。
履いていて、柔なところがないのです。
これから、何十年も履き続けることになるのは、他のブランドの靴以上に自明と思います。


11/6(火) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、朝方があいにくの雨模様でしたので、ゴルフをセレクトしました。
ビジネス用には、ロジェの方が合っているのですが、最初から雨のシチュエーションではゴルフも履きます。
ロジェは2足しか持っていなくて、特にダークブラウンは持っていないからです。
このダークブラウンのゴルフは、シックな色合いなので、甲が高めのシルエットではありますがそれほどは目立たないので、ビジネス用にも何とか使えます。
昼時には雨が上がりましたが、濃いグレンチェックのスーツには完全とはいわないまでも、それなりにうまくとけこんでいました。
この靴に限らず、ダークブラウン系の靴は、本当に使い回しが楽です。
私のファーストゴルフなので、かなり履き込みましたが、頑丈な造りで痛みはありませんし、ソールのリペアも一度もしていません(そろそろ、トゥとヒールのリペアの時期でもありますが)。
どんな場面でも、安心してがんがんと履ける靴とつくづく思います。

実は、このゴルフは、ジャストサイズよりもハーフサイズ大きいので、中敷きを入れてありますが、羽根が閉じ気味になってきました。
もしかしたら、ジャストサイズに買い替える可能性もあります・・・(その場合はこの靴はオークションに出すしかないでしょうか)。


11/5(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、夜から雨の天気予報でしたので、ビジネスの雨用靴の定番であるロジェをセレクトしました。
何度履いても、細身でスタイリッシュなシルエットなのでとてもお洒落な靴に感じます。
スーツ姿にもピタリとはまります。
雨が降り出したのは夜遅くで、それまでは雨は降っていませんでしたが、晴れの場面でも全く違和感がありませんでした。
どんなシチュエーションにも合う、完成されたUーチップのデザインの一つと思います。
フッ素加工のアッパーとラバソール付きなので雨が降っても安心して履けますが、晴れていても小粋でお洒落に履ける、そんな便利な靴です。
雨でも、それほどは足元は憂鬱にならないで済みますし、ビジネス用ばかりでなくカジュアル用にも履けて、とても重宝します。
ところで、フッ素加工されたアッパーはしばらくブラッシングのみのケアでしたが、マットな感じが強調されてこれはこれで良い感じでした。
とはいえ、さすがに雨ばかりで連続で着用すると革も疲れてくるので、今回は純正クリームで手入れをしました。
通常のカーフ程ではないものの、素晴らしい光沢が出ています。
何度か書いていますが、ダークブラウンは持っていないので、欲しくなってきました。
フランスではダークブラウンは定番品でないので、次のフランス旅行でカラーオーダーしてこようかなと考えています。


11/4(日) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、とても天気の良い休日だったことと、青系統の服装でしたので、J.M.ウェストンの紺のヨットシューズをセレクトしました。
この靴の紺色は、深みのある色合いなので、それほど目立たずにシックにまとまります。
薄めに色落ちしたデニムのパンツと濃い色合いのダンガリーシャツ、アウターは紺のワックスジャケットに合わせましたが、ピタリとはまりました。
本来は夏に合いそうな靴ですが、深みのある紺なので、カジュアルならあらゆるシチュエーションにでもあわせやすい、許容範囲がとても広い靴と思います。
今日は服の下に隠れましたが、ベルトも同じ色にするとお洒落と思います。
私にとってははじめての青系の靴ですが、カジュアルなシーン用としては、とても気に入ってしまいました。
紺のゴルフはパリのJ.M.ウェストンに予約していますが、他の靴も何か欲しいなぁと考え始めています。
パリではカラーオーダーが自由に可能なので紺のドゴールなんてどうかな?と・・・、ちょっとやりすぎですね。

この靴は、トゥに芯が入っていないので、結構馴らしが楽に感じます。
まだ数回しか履いていませんが、ちょっときつい程度です。
手強いドゴールなどを履き馴らしているので、感覚が麻痺しているのかもしれません。


11/3(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、あいにくの雨模様でしたので、いつもの定番であるゴルフをセレクトしました。
カジュアルの服装の時に雨が降っていたら、ラバーソール+フッ素加工アッパーのこの靴が基本です。
かなり強い雨でしたが、足元は全く不安がありませんでした。
(前回着用時には、ちょっと水がにじんできたような感じがしたのですが、今回はそんなことはありませんでした。)
青い太めの裾幅のパンツとエンジ色のレーヨンのシャツ、紺のbarbourのワックスジャケットを羽織ったスタイルに、このゴルフを合わせましたが、足元が強調されることなく全体にとけこんでいたように思います。
カジュアル時に、迷ったらこのゴルフを履くと安心です(もちろん、晴れていても)。

ところで、家でブラッシングしていたら、靴のトゥのサイド部分に引っかき傷が入っていました。
「時間がたつとそのようなことも起こるのでしょうがない」と割り切るしかないのですが、傷をつけた時とか発見した時は、かなりショックです。


11/2(金) ベルルッティのアンディー

今日は、掲示板でお世話になっている方に会うことになっていたので、何を履こうか迷いましたが、ポインティーなデザインが印象的なベルルッティのアンディーをセレクトしました。
トゥにかけてキュット絞られたデザインは、とても魅惑的で目を引くデザインです。
会社でも「ずいぶんつま先が細い靴ですネ。脱いで見せて下さい」と、声をかけられました。
明るめなブラウンも、比較的目立つ色ですし、華やかさな感じを強調しています。
薄めの色合いのデニムに合わせましたので、コントラストはそれ程強調されていないはずなのですが、とても存在感がありました。
私は、この靴に魅せられてしまっています。
第一印象では奇抜に写るかもしれませんが、私にはメリハリがきいたとても美しい靴としか考えられないのです。
ベルルッティの靴に出合ってから、実用靴本位だった私の靴の趣向も変わりつつあります。
それほど、インパクトの強い靴と思います。

今日は、かなり長い時間着用しましたが、深夜にはちょっと小指側面に負担を感じました。
類稀なる伸縮性のベネティアンレザーですので、これまできつめなフィッティングでも問題ありませんでしたが、本来は少々タイトな感じがします。
スリッポンタイプですので、サイズ的にはこれがベストなのですが、まだ馴らし中であると認識しました。


11/1(木) AUBERCYのトリプルソール・ウィングチップ

今日は、雨の心配がなかったので何でもよかったのですが、思わずAUBERCYのウィングチップをセレクトしました。
コバが張っていてパッと見は派手ですが、内羽根式であることとダークブラウンであることから、実際に履くと比較的シックな雰囲気なウィングチップなので何も考えずについ履いてしまったわけです。
今日は裾の幅が結構広いグレーのスーツに合わせましたが、本当によく合います。
全体が時折見えましたが、トリプルソールなのにそれ程自己主張する雰囲気ではなく、さりげない存在感を味わえます。
しかも、メダリオンの付いた合わせ革部分は、磨くと結構光って、いかにも質の良さそうな佇まいです。
使われている革は、比較的皺が入りやすいクラシカルな雰囲気なタイプのようです。
これはこれで、いい感じです。
とにかく、満足感を与えてくれる靴です。

履き心地は、ソールが沈み込みはじめています。
しかしながら、普通の靴と違って、デビュー時よりもある意味で心地良いきつさを感じています。
理由はよくはわかりませんが、土踏まずまで芯が入っているので、その部分が伸びないことも一因かもしれません。
この芯の効果で土踏まずには心地良い圧迫感があります。
とにかく、今後とも履き込んで、足に完全に馴染むのが楽しみです。


10/31(水) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ(ダークブラウン)

今日は、久しぶりにプレーンなストレートチップを履きたくなり、J.M.ウェストンのストレートチップをセレクトしました。
何の変哲もないストレートチップなのですが、セミスクエア気味のトゥが、何ともクラシカルな雰囲気です。
さらには基本的にカッチリした質実剛健な造りなので、履いていて本当に安心できる靴と思います。
見た目は小振りでシングルソールなのですが、柔な履き心地は全く無いのです。
エレガントな感じはそれほどありませんが、小粋で明るいフレンチティストは感じられます。
濃い色系のスーツでしたら、どれにも相性はいいので、迷った時にこの靴を履くと万全です。
今日は、濃紺のスーツに合わせましたが、無難にまとまりました。
そういう意味では、ビジネス用には使い回しがとっても楽な靴です。
J.M.ウェストンの耐久性はよくわかっていて、これから何十年も現役で履き続けることが自明の靴なので、じっくり履き込んでいこうと思います。


10/30(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、昨日の様子から多忙になることが予想できたので、気分を高めるためにジョンロブ・パリのトップレンジであるフィリップをセレクトしました。
フィリップの効果とは限りませんが、抱えていた案件は何とか目処がつきました。
このダークオークのフィリップは、黒よりも華やかで一層エレガントな雰囲気です。
ウルトラスムースなビスポークレベルの革質なので、明るめなダークオークは黒よりも鮮やかに輝いて結構目立ちます。
1足目は黒が使い回しが広くて無難ですが、このダークオークも持っているとコーディネートの幅が広がります。
この靴はデザイン的には同じフィリップの黒よりもコバの張りが比較的控えめな個体なのですが、色めからかこちらの方が派手な印象です。
もちろんトゥにかけてキュッと絞られたエレガントなシルエットは健在ですし、スーツには良く合います。
今日は、ミディアムグレーのスーツに合わせましたが、靴の濃さでコントラストがクッキリとしてしまって、意外と目立ってしまいました。
靴の魅力を引き出す上で悪くはありませんが、さりげなさを醸し出すには濃い系統の色のスーツとのコーディネートの方が、よりベターのようです。
とにかく、このフィリップを履いていると、「いい靴履いてますネ」と声をかけられることも多くて、誰が見てもいい靴と思うようです(14万円もするとは思わないでしょうが)。
実際に自分が履いていても既製靴最高品質(意見はいろいろあるでしょうが)の靴を身につけているとの満足感に浸れます。
何となく、自分も1ランク上の人間になったような気がしてくるから不思議です。


10/29(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、特にイベントの無い普通の週始めの予定だったので、例によって朝一番に足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
しかしながら、予定外な案件が出てきて結構ハードな1日でした。
もちろん、このタッセルはサイズがピッタリ合っていて心地良いほどですので、仕事は進めるにも問題がありません。
すっかり足に馴染んでいて、足元を特に意識しないでもいられるのも、プラスに働きます。
どことなく華やかな雰囲気を持っているので、発想も豊かになります。
深夜までかかりましたが、このタッセル履いた効果とはかぎらないものの、何とか案件は片付けました。
さて、アメリカンな習慣では、このタッセルモカシンをスーツにも合わせていいことになっているので、接待等靴の脱ぎ履きが多い場合にも重宝します。
個人的にも、タッセル飾りがネクタイと相性がいいとも感じています。
日本では、シップスで扱って以来、久しくこの青山のjショップにもタッセルモカシンは置いていませんが、商品ラインナップに加わればもっと人気が出る靴と思います。


10/28(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雨の中出かける予定があったので、やはりゴルフをセレクトしました。
車だけの移動ではなく、結構歩き回る機会があったのですが、ちょっとアクシデントがありました。
水溜りに入ってしまったからなのか、知らずにU型の部分に水がタップリと貯まっていて、チョッピリ水分が滲んできたような気がしたのです(靴下が濡れるまでには至らない程度でした)。
やはり、ラバーソールとフッ素加工されたアッパーで対処されているとはいえ、完全防水ではないようです。
とはいえ、ほとんど気にならないレベルでした。
ということで、このゴルフが雨にも無敵な事実に変わりはありません。
とにかく、この靴のおかげで雨でも靴のレベルを維持できて、足元には何にも気にしないでいられるのです。
さらには、丸みを帯びていて高めの甲のためか、かわいらしいシルエットですので、特にカジュアル用としてはとても重宝します。
雨の降りやすい日本気候から登場回数がとても多くなっています。

このライトブラウンは、パリには定番カラーではないので、カラーオーダーして入手しました。
同様に、紺も、カラーオーダー中です。


10/27(土) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、天気の良い休日でしたので、久しぶりに靴散策をしようと考えて、足元を決めるためにJ.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
まだまだ足に馴染んでいないので、ビジネスタイムよりも履く時間の短いオフタイムに履き馴らしたいとの気持ちもありました。
青の太めの綿パンに合わせたので、それほど目立つことなくさりげない雰囲気になりました。
この黒のドゴールは、ボリューム感はありますが、クラシカルなデザインでそれほど主張する感じではないので、あまり考えずに普通のコーディネートでも問題なさそうです。
このさりげない存在感は、他の靴では味わえない黒のドゴールならでは特長と思います。
もちろん、踵の金属プレートの足音はかなり響くので、ドゴールを履いている実感は湧きます。
この足音は好みが分かれるようで、ラバープレートに替える方も結構いらっしゃることのですが、私個人としてはオリジナルにこだわっています。
とにかく、この靴を履くと、足元に迷いはなく、心に余裕ができます。

痛みはありませんが、まだまだ馴染んでいません。
吸い付くような履き心地になるまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
茶色のドゴールを買った頃はまだ靴の数が揃っていなかったので、登場回数も多くて数ヶ月でほぼ足に馴染みましたが、靴の数がある程度そろった今では、どのくらいでシックリくるのかは計り知れません・・・。


10/26(金) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン

今日は、カジュアルフライディーなのでポインティーな靴を履きたくなり、久しぶりにベルルッティのUーチップをセレクトしました。
私にとって、ファースト・ベルルッティで、はまるきかっけになった靴ですが、現時点でもとても新鮮で美しい靴です。
靴の甲がキュッと締まったとても魅惑的な靴です。
U型のステッチの始まりが通常よりも下からになっていてトゥにかけての絞り加減が急になっている印象がさらに強調されて、メリハリのあるシルエットになっています。
今日は、裾の長さが普通のパンツに合わせたので全体が良く見えたのですが、とてもきれいに感じました。
さらには、青山のベルルッティにシャイニングに出したので、革の輝きも最高です(シャイニングだけですと、1週間で出来あがります)。
ベネティアンレザーは、パティーヌが出来るだけでなくて、その艶とか輝きも素晴らしいです。
ある意味では癖の強い靴ではありますが、世界で一番美しい靴との称号がよく当てはまると思います。
本当に、この靴に惚れてしまっています。

この靴は、ベルルッティで持っている3足の靴ですが私の足には一番合っているようです。
足の上部までピッタリと張りついてくるのです。
靴を脱ぐ時には、足に張りついて結構大変なほどです。
私にとっては、伸縮性に富むベネティアンレザーの効果が十分に活かされた履き心地です。


10/25(木) AUBERCYのトリプルソール・ウィングチップ

今日は、何となくビジネスタイムのスーツ姿にボリュームのある靴を合わせたくなり、AUBERCYのトリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
前回、カジュアルに合わせた際には少々違和感がありましたが、やはりスーツ姿には合います。
コバは張っていますが段々になっていて自然な雰囲気なので、実際に履くと見かけほどは派手ではありません。
しかも、基本的に内羽根式ですので、それほどは目立つことなく、さりげない存在感を楽しめます。
さらには濃いダークブラウンなので、秋の季節にもよく似合っていて、何とも言えない良い感じが醸し出ています。
今日は、靴のボリュームに負けないよう紺のダブルのスーツに合わせましたが、シングルのスーツでも全く問題がないと再認識しました。
私にとって1足しかないAUBERCYですが、とても気に入ってしまいました。
既に、コードヴァンのホールカットをオーダーしていますが、このトリプルソール・ウィングチップの色違い(特に黒)も欲しくなってきています。
日本でもモード系の靴が3種類のみ売っていますが、プレーンな靴も含めてたくさんあるサンプルから選んで買うことはパリでしかできないことも秘密めいています。

AUBERCYには、「既製靴」と、パターンオーダー的な「1/2メジャー」と、ビスポークの「メジャー」があります。
この靴は、足に合うサイズ・ラストを決めて、革と靴のサンプルを選ぶパターンオーダー的な「1/2メジャー(ドゥミ・ムジュール)」です。
在庫を持つリスク分の費用が軽減されていると想像しています。
この1/2メジャーの1回目は、パリで注文と引き取りが必要で、その後はメールでも注文を受けつけてくれます。
2回目以降の出来あがり後は、免税ができるのでパリで取ってきてもいいですし、日本に送ってもくれるとのことです。


10/24(水) ジョンロブ・パリのダブルモンク・Uーチップ(2000年ヴィンテージモデル)

今日は、一仕事やり遂げた充実感を維持しようと、手強い存在感のジョンロブ・パリのダブルモンクをセレクトしました。
この靴を履く時には、少々緊張が必要なほどノーブルな靴です。
履いているとピンと張り詰めた気持ちにしてくれます。
ダブルのストラップ部分が狭くてノングノーズが強調されたデザインからか、威圧感があるのです。
人の目を引きつける独特のデザインと思います。
前回同様、チャコールグレーのスーツに合わせたので、全体的なコーディネートは可も無く不可も無い程度にはまとまりました。
しかしながら、この靴を履きこなすには、もっと人間的に経験を積んで、内面から成長しないと似合わなとさえ感じます。
こんなにいろいろと考えさせてくれる靴は他にないのですが、とにかくどんどん履き込んで自らをこの靴に馴らすようにして行こうと思います。

この靴の革は、個人的な感覚ではビスポークレベルの革を使っているフィリップ(とマッタ)ほどはスムース感はない?ような気がします(あくまで、個人的な感覚ですので間違いかもしれません)。
もちろん、フィリップ以外の革と比較するとスムースで上質感は申し分ないのですが、フィリップと並べてじっくり見ると、少々厚めでガッチリした革のような感じです。


10/23(火) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、昨日のフィリップと同じラスト靴を無性に履きたくなり、シングルモンクのマッタをセレクトしました。
これまでに何度も履き比べているにもかかわらず、同じラストの靴同士の履き心地などの違いがどうかななどど、取りとめもないことをふと考えてしまったのです。
やはり、履き心地は1枚革で足の上部が覆われている面積が広いマッタの方が、包み込まれる印象がとても強いです。
小指側面は今でもちょっとはきつさを感じるものの、マッタの方が私の足型にピッタリと合っています。
レースアップのフィリップの方が調整はできるので、どちらの履き心地がいいかというよりは、個人的な感覚的によって解釈が異なるとも思います。
全体的なシルエットでも、面積の広い靴の前部分が1枚革で造られているので、ウルトラスムースのビスポークレベルの革質をより堪能できます。
特に、ダークオークの色合いは、黒よりも華やかで目立つので、このマッタの上質感はパッと見にも感じられるのです。
趣味のいいアンティーク品のような雰囲気というのが、実際に履いている時の印象です。


10/22(月) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、ウィークディーのスタートですが、重要な案件を片付けなければならなかったので、気を引き締めるために、ジョンロブ・パリのフィリップをセレクトしました。
夕方には雨の確率が高かったのですが、カーフなのでいいかなと、履いてしまった訳です。
案の定、雨にあたりましたが、上質な革を使っているからか、ビクともしませんでした(ソールに小石の穴はあきましたが)。
とはいえ、フィリップ効果か重要案件は何とかなったので、履いてきた甲斐がありました。
とにかく、エレガントな靴なので、気分も高揚させてくれるからか、この靴を履いていると物事がうまく進むケースが多いです。
さて、ウルトラスムースなビスポークレベルの革は、輝きといい、質感といい、とてもいい感じです(あまり磨かずに目立たないようにして、履いてみようとも思います)。
このダークオークは、黒よりもはっきりと目立つので、姿勢良く歩こうとか、仕立てのいいスーツを着ようとか、自分もエレガントな人間になった気分にすらなります。
黒よりもカジュアル度が増して華やかな印象ですが、質がよく保たれているアンティーク品のような趣もあって、何ともいえない良い雰囲気な靴です。
特に、グレー系のスーツによく合います。
黒が1足目としては妥当かもしれませんが、次にこのダークオークも必ず欲しくなる色と思いました。
実際、私は、黒のフィリップを買ってから1年弱で、このダークオークを買ってしまいました。


10/21(日) J.M.ウェストンのローファー

今日も気分のいい休日でしたので、私が靴好きになった原点であるJ.M.ウェストンのローファーをセレクトしました。
かれこれ11年以上たっている靴ですが、今だに現役であり、今後もずっと履き続けるであろう靴です。
靴の数が揃った最近でこそ登場機会が減っていますが、買って以来数年間は、週末には雨でも毎回のように履いて酷使してきました。
にもかかわらず、最高の状態を維持しています。
履き心地も、足にピッタリとフィットして、いまだに心地良いきつさを感じさせてくれます。
アッパーの小傷とか、足入れ部分が擦りきれ気味だとか、細かく見るとこれまでの歳月が感じられますが、基本的な部分の傷みは全くなく、J.M.ウェストンの耐久性の素晴らしさを満喫できました。
特に、アッパーの輝きは、良い感じに焼けてはいるものの、ショップに並んでいる新品と比較しても引けをとりません。
逆に、歳月をかけていい感じになった状態と思います。
さらには、このローファーは、小粋でフレンチティストに溢れた完成されたシルエットですので、カジュアルに合わせると足元は安心です。
とにかく、この靴を履くたびにJ.M.ウェストンの靴を履くようになって良かったとつくづく感じます。


10/20(土) オールデンのローファー(揉み革・ダークバーガンディー)

今日は、秋の深まる中すがすがしい晴天でしたので、ダークバンガンディー・コードヴァンのローファーをセレクトしました。
私が持っているオールデンのコードヴァンの靴で唯一のダークバーガンディーですが、これから寒くなる季節には履きたくなります。
茶色のパンツに合わせたのですが、相性はバッチリでした。
コードヴァンのグレインレザー(揉み革:型押しされた革)は、余り深く型押しされていないこともあり、シックな感じがします。
もちろん、コードヴァン特有の鈍い独特の光沢は健在ですが、スムースレザーほどはビガッとは光りません(もちろん、カーフとは違う味わいです)。
この独特な質感は味わい深い上、シンプルながらスムースレザーよりも傷や雨に強く、1足持っていてもいい革と思います。
とはいっても、このグレインレザーのコードヴァンは、最近見かけなくなりました。
たまたま売っているのを見つけて、気に入ったら即買っておくのが正解と思います。
ちなみに、私は数年前にマルセルラサンスのバーゲンで買いました。


10/19(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、雲一つない晴天で、気分が良かったので、カジュアルにも合うアレッサンドロ・ノルベジアンをセレクトしました。
ベージュの綿パンに合わせたのですが、裾の幅が結構あって長めだったので、靴の全体があまり見えなかったこともあり、極普通のプレーントゥのような感じもしました。
歩くと全体が見えて、ホールカットの靴とわかる、そんなさりげなさでした。
他に持っているアンディとUーチップと並べて比較すると、全体的にはそれほどシルエットが変わらないのですが、U型のステッチが入っていない分、癖は少ない靴と思います。
さらには、ソールを縫い付けるためにアッパーに出る縫い込み糸が、浅い位置にあってそれほど目立たちません。
ベルルッティの美しさと普通っぽさが同時に味わえて、ますます気に入ってしまいました。
色も秋に相応しい深みのある茶色にパティーヌされていて、いい感じです。
とにかく、ベルルッティでも一番人気の靴とのことですが、その理由がよくわかります。


10/18(木) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソール+フッ素加工アッパーで完全武装されたゴルフをセレクトしました。
カジュアルディーではないのでスーツに合わせましたが、ダークブラウンのロジェを持っていないこともあり、ゴルフにしました。
甲が高くU型のステッチも立ち気味なので、基本的にはカジュアル向きの靴ではありますが、このダークブラウンはシックな雰囲気ですので、濃い色のスーツなら合わせてもそれほどは違和感がありません。
さらには、雨が想定されるシチュエーションでは、靴に対するこだわりが感じられるので、スーツに合わせてもいいかなと、個人的には判断もしています。
まさに、雨でも靴のレベルを落としたくない時に履く靴として、靴好きにとっては救世主のような靴です。
もちろん、丸みを帯びたかわいらしいデザインは、カジュアル用でしたら晴れていてもお洒落にまとまりますし、1足持っているととても重宝します。
アッパーにフッ素加工はされていませんが、紺色のゴルフをパリにカラーオーダーしてきたので、年末年始のフランス旅行で実物を目にするのがとても楽しみです。


10/17(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨でしたので、芸がありませんがロジェにしました。
雨の場合は、基本的にはJ.M.ウェストンのロジェがゴルフになりますが、ビジネス用にはロジェの登場する機会が多いです。
ゴルフも雨の時に履いているとビジネス用としても、こだわりが感じられますが、どちらかというとカジュアル向きなシルエットです。
ですので、スーツに合わせる時には、この細身でスタイリッシュなロジェを履く機会が多くなります。
U型の部分の大きさのバランスが絶妙にとれた美しくて完成されたUーチップと思います。
この洗練されたデザインは、晴れの場合でも使えますし、実際お洒落で小粋にまとまります。
とにかく、1足持っていると幅広い用途に使えて、安心できる靴と思います。

今週からダークブラウン主体のローテションに変えたのですが、ダークブラウンのロジェを持っていないことに愕然としました。
フランスでは、ロジェのダークブラウンは定番ではないので、今度のフランス旅行でスペシャルオーダーしてこようかなと、真剣に考えています。


10/16(火) ジョンロブ・パリのダブルモンク・Uーチップ(2000年ヴィンテージモデル)

今日は、久し振りにジョンロブ・パリのヴィンテージ2000年モデルをセレクトしました。
特に理由はありませんが、しばらく履いていないな(数ヶ月)と、ふと頭に浮かんだのです。
それにしても、何とも人を寄せつけないような雰囲気すら漂うノーブルな靴です。
今日は、「高そうな靴ですね」と声もかけられました。
スクエア気味なトゥ、低い甲、ロングノーズのUーチップ、スキンステッチ、ダブルモンクと、靴好きの心を揺さぶるアイテムが全て揃った靴で、ちょっと近づきがたい印象すらあります。
このような重厚な靴を履きこなすには、もっと人生経験を積んで、ノーブルな人間にならなければとの思いもありますが、何度も履いてグレー系のスーツには何とか合うことがわかってきました。
チャコールグレーのスーツに合わせたのですが、時々バックルがチラリと見えるちょうどいいパンツの長さだったこともあって、何とか合わせることができました。
グレー系のスーツは、粋な人間が着ることが多いとのことで、やはり自分自身をもっと磨かなければならないとも感じます。
そう言う意味では、この靴を履くと上昇意欲が湧くので、刺激になります。
高貴な近づき難い雰囲気ではありますが、基本的には今後とももっともっと履き込んでいこうと思います。
無謀かもしれませんが、Uーチップですので、いつかカジュアルにも合わせてみたいとも考えています。


10/15(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、ウィークディの週始めなので、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
週末の余韻を引きづっていて、朝一番に靴紐を結ぶのが何となくおっくうなので、スリッポンタイプにすることが多いのです(最近は、雨が降っていたり、靴が揃ってきたのか、スリッポンでないケースもありますが)。
それにしても、このJ.M.ウェストンのタッセルモカシンは、甲の部分が小さくてとてもスタイリッシュな靴です。
靴の両サイド部分から三角形状に突き出たデザインも、とても印象的で他の靴ブランドにはないもので、J.M.ウェストンの靴であることをさりげなく主張しています。
今日は、濃紺のスーツに合わせましたが、相性は良かったです。
このダークブラウンは、比較的合わせるスーツを選ばない使い回しの楽な色と思います。
さらには、U字型部分以外は1枚革で造られているからか、70%以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、丁寧な造りとなっています。
特に、1枚革であるにもかかわず、土踏まず部分が足に密着するようにカーブを描いた造りになっていて、履き心地も悪くありません。
甲が小さいので密着感を出すのは難しいと思うのですが、土踏まず部分も含めて、密着感のある履き心地となっています。
とにかく、タッセルモカシンといえば靴に無関心な方が無造作に履く靴との第1印象が強いのか、こんなにいい靴であるにもかかわらず、それほど人気が盛り上がっていません。
もう少し、本格靴のタッセルを履いている方を見る機会があればいいのかもしれないとも思います。
しかしながら、日本のJ.M.ウェストンでは扱っていないので、しょうがないのかもしれません(パターンオーダーは受けつけているようですが、店頭で実際に見ないとイメージが湧きませんよネ)。


10/14(日) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、長距離ドライブに行くことにしたので、履き馴らしの意味もあって、ドゴールをセレクトしました。
3回目の着用ですが、1日中歩き回るビジネス時よりも、AT車なのでそれほど足に負担のないドライブの方が、馴らしには適しています。
かなりの長時間履いていたのですが、きつさは感じましたものの、足にダメージはありませんでした。
合間にちょっと歩いても、ピッタリとした履き心地が感じられて、いい感じです。
1日ビジネスに使うと、まだ足に負担がかかるかもしれませんが、硬さがほぐれつつあります。
見た目はゴツイ靴ですが、足への馴染みやすさは、J.M.ウェストンの靴でも良い方と思います。
さて、今日のこの靴は、手入れをして結構光沢があったので、存在感がありました。
秋の気候にも、この底光した黒のドゴールは、よく似合います。
紺の綿パンと青・紺・黒にパッチされたウールのカットソーに合わせましたが、濃い色同士ですので、靴が多少目だっていても全体的な相性もよかったです。
クラシカルなデザインなので嫌味なところもなく、派手さとさりげなさが見事にバランスがとれていました。
カジュアルにもビジネスも履ける靴ですので、普通にガンガン使えるのもうれしいです。
まさに、J.M.ウェストンの最高峰にふさわしい靴と思います。
今後履き込んでいくのが本当に楽しみな靴です。


10/13(土) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、雨の心配のない秋晴れでしたので、コードヴァンの靴を履こうと思い、履き心地が最高のモディファイドラストのVーチップをセレクトしました。
このモディファイドラストは、土踏まず部分が急に絞り込まれていて、ピッタリと足裏に吸い付くような履き心地です。
まさに、癖になるような履き心地です。
大きめなフットバランスヒール(全面ラバーになっているヒール)とは異なり、ノーマルタイプ(楔型にラバーがついている普通のオールデンに付いているヒール)のヒールですので、土踏まず部分にまでヒールが張り出していませんが、自然な履き心地です。
フットバランスヒールの方が、張り出したヒールの効果か、土踏まず部分に対する心地良い圧迫感がより強くなります。
どちらのヒールも、素晴らしい履き心地ですが、個人的な感覚ではノーマルタイプの方がしっくりときます。
とにかく、この履き心地は、他の靴では味わえない、とにかく履いている人間にしかわからない喜びと思います。

デザイン的には、お世辞にも洗練されていない、無骨でいかにもオールデンらしいスタイルです。
この佇まいは、他の靴にはないデザインなのでオールデン好きには堪らなく魅力的なのです。
全体的に鈍い独特の光沢を放つコードヴァンの特長を引き出されていて、特に履き皺がしっかり入ったV部分がとても印象的です。
今日のようにカジュアルに合わせても、ワンポイントのアクセントになります。
この靴を履いていると、オールデンの靴を履いているんだとの実感がとても味わえます。


10/12(金) AUBERCYのトリプルソール・ウィングチップ

今日は、掲示板でお世話になっている方にお会いすることになっていたので、お披露目するために日本では入手できないAUBERCYのトリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
派手な外見とはいっても、基本的には内羽根式の靴ですので、完全なカジュアルにはややミスマッチだったかもしれません。
靴と同系色のダークブラウンの綿パンに合わせたのですが、靴の存在感が結構目だってしまいました。
カジュアルな綿素材とのコーディネートでは、革の光沢とコバの張った派手なデザインが、際立ってしまうようです。
(コバの張った派手な外観は、「ヒラメのよう」とある方が今日言っていましたが、まさに的を得た表現と思います。)
スーツスタイルには、比較的シックにまとまるので、対称的なのも面白いです。
いずれにしても、まだまだ履き込みが足りないので、ビジネス主体に、カジュアルにも合わせて履き込もうと思います。

履き心地は、当初少しだけルーズに感じていたWIDTHも知らないうちにいい感じになってきました。
特に、土踏まず部分にまで芯があるので、ピッタリと吸い付くような心地良さです。
ゴツイ外観とは異なって、比較的履き心地が履き始めからフィットしていましたが、今後さらにいいフィッティングになりそうです。


10/11(木) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、昨日の雨の反動もあって、無性にコードヴァンの靴が履きたくなり、ストレートチップをセレクトしました。
アッパーに雨跡が残ると、無くなるのに、手間と時間がかかるので、最近は晴れの時しかコードヴァンを履かなくなりました。
でも、オールデンのコードヴァンの靴を履くと、他の靴にない味わいなので、とにかく心がワクワクします。
さて、このアバディーンラストは、オールデンにしては細身で洒落たシルエットです。
外観だけをパッと見ると、オールデンとは思えないかもしれません。
しかしながら、よく見ると、大味で粗い造りと、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンの質感で、やはりオールデンだなぁとわかります。
特に、品質にバラつきのあるオールデンのコードヴァンですが、この靴はスムースな高品質の革が使われています。
履き心地も、モディファイドラストのような密着感はありませんが、インナーには足型がつくほどに沈み込んで、最高です。
しかも、外羽根式のストレートチップですので、ビジネス用にはどんなスーツにも合います。
洗練度では、他にもたくさんいい靴ブランドがあるのですが、このような雰囲気はオールデンでしか味わえません。
肩の力を抜いてリラックスして履けるので、オールデンのコードヴァンの靴は、私にとっては外せない存在です。


10/10(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨でしたので、例によって、フッ素加工アッパーとラバーソールで完全武装されたロジェをセレクトしました。
かなり強い雨の中、外出する必要があり、下半身はびしょ濡れ状態でしたが、靴の中は濡れませんでした。
ちなみに、一緒に出かけた2人は、靴の中までびしょ濡れとのことでした。
ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、私の持っているロジェは、雨でも水が浸出したことはありません(持っている方の話では、水が浸出する個体もあるようです?)。
今日は、ちょっと濡れてきたかなと思ったら、足入れ部分から靴下が濡れてきていたことがわかり、靴自体からの水の進出はありませんでした。
雨でも、レベルを落とさないで、気に入った靴を履けるのは、とても安心できます。
ロジェは、細身でスタイリッシュなシルエットで、スーツにもよく合うので、雨天時のビジネス用の靴としては本当に最適です(Uーチップなので、カジュアルでもOKです)。
前回履いた時もそう感じましたが、持っていないダークブラウンも、フランスでカラーオーダーしようと本気で考えるようになりました・・・。


10/9(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、朝方は晴れていたのでコードヴァンの靴を履こうと何となく考えていたのですが、夜には雨の天気予報でしたので、カーフのフィリップをセレクトしました。
結局は、私が家に着くまで雨は降りませんでしたが、カーフのフィリップとはいえ、雨に当たらなくて良かったです。
さて、今回は、前回と異なり、乾拭きして磨いたのですが、結構光りました。
ビスポークレベルの凹凸のないウルトラスムースの革は、やはり素晴らしいです。
単に艶がある感じではなく、派手さはないのですがいかにも内面から光っている、上質でいわゆる底光りしている感じです。
その上質な光沢に加えて、シューツリーを入れて数日もするとすぐに履き皺がなくなるほどのしなやかなも持ち合わせています。
普通の方には、新し目な靴だなぁとしか見えないでしょうが、知っている人にはすぐにフィリップとわかる、そんな見映えと思います。
しかも、ジョンロブ・パリでも、上級ラインなのでフルハンドメイドとのことで、まさにパーフェクトな造りです。
一見手ごわそうにも見えますが、基本的には黒のストレートチップですので、スーツとの相性も悪くありません。
こうなると、パッと見はほとんど変わっていない、ちょっぴりロングノーズになったフィリップUも欲しいなとも思い始めました。
ビジネス用の黒のカーフを全て、このエレガントな極みのジョンロブ・パリの靴で揃えるのも粋かなぁとも、感じるようになりました(金銭的に、すぐに実現は無理ですが)。


10/8(月) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、雨天時のカジュアルの定番の靴のゴルフをセレクトしました。
秋の深まりに似合う、ダークブラウンにしたました。
薄いグレーのパンツに合わせたので、目立つ色合いではありますが、シックな雰囲気に調和していました。
ダークブラウンは、使い回しの楽な色ですので、これからの季節にはもっと登場しそうな気がします。
さらには、甲が高めで、立ったステッチのU型のアッパーも、かわいらしい感じで、カジュアルには合わせやすいです。
もともと丸みを帯びたシルエットですので、コロンとしていて上から実際の姿も確認できて、履いていると何となく安心します。
それなりの雨でしたが、言わずと知れたラバーソールとフッ素加工アッパーなので、履いていて何も心配しないでいられます。
この靴のおかげで、カジュアルなシーンでは、晴れていても雨でも、足元は万全です。

いつも書いていますが、フッ素加工アッパーではないものの、パリでスペシャルオーダーしてきた紺のゴルフの出来あがりが楽しみです。


10/7(日) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、久し振りに靴ショップ巡りをすることにしていたので、足元だけは決めようと考え、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
前回のデビューでは、ちょっと足に負担がかかったので、次回はビジネスタイムよりも短い時間の着用のオフタイムに履こうとも決めていました。
それなりの距離を歩きましたが、前回のように踵が裂けることもなく、少しづつではありますが、着実に馴らしが進みそうです。
同じサイズで履き馴らし済みの色違いのドゴールは完全に足に馴染んでいるので、今後に不安は全くありませんが、足に吸い付くようなピッタリとした履き心地になるのは、かなり先になりそうです。
今日は、濃紺の綿パンに合わせましたが、靴自体が主張することなく、さりげなくまとまりました。
何人かの靴ショップの店員さんがチラッと足元をチェックしていましたが、それ以外の方には普通の靴にように見えたのではないでしょうか。
靴自体の存在感はありますが、黒の場合はそれほどは目立たないようなコーディネートも可能なようです。
しかも、クラシカルなUーチップですので、ビジネスにも何とか合わせることができます。
ところで、いつものことですが、踵の金属プレートから出る足音はカツカツとかなり響きまして、前を歩いていた見知らぬ女性から振り向かれたりもしました(私が怪しかったからかもしれませんが)。
やはり、ドゴールの存在感は、その風貌だけではないようです。
(この足音が気になって、ラバープレートに交換する方も多いようですが、私は靴はオリジナルにこだわりたいとのポリシーです。)
いずれにしても、この靴を履くと、自分も最高峰になった気分が味わえる、そんな靴と思います。
「これ以上はない靴」と言っても、過言ではありません。


10/6(土) ジョンロブ・パリのバロス(ダークブラウン)

今日は、私が持っているジョンロブ・パリの靴の中で唯一カジュアルのバロスをセレクトしました。
秋空が広がり心地良い季節柄からか、何気なくダークブラウンの靴を履きたくなったのです。
この「メレーゼ」と呼ばれるダークブラウンはいかにも濃くて、アンティークな雰囲気の「ダークオーク」とはまた違った趣きがあります。
(この「メレーゼ」のバロスは、現在の日本では扱っていないようです。)
さて靴の全体的な印象ですが、低めな甲が広くノングノーズがいかにも強調され、由緒正しい靴という雰囲気がどことなく感じられます。
流行りのポインティなシルエットでないことも、逆に新鮮に写ります。
丸みを帯びたトゥは、カジュアルな雰囲気がありありで、履き心地にも貢献しています。
丈の短めなグレーの綿パンに合わせたのですが、靴全体が見えて、とても良い感じでした。
スキがなさすぎて畏れ多い雰囲気を場合によっては感じさせるジョンロブ・パリの靴としては、カジュアルタイプではありますが、入り込みやすい靴と思います。
私にとっても、最初の本格靴(J.M.ウェストンのローファー)を買った10年以上前には、このバロスも憧れの靴でした。
ですので、この靴を履くと、当時が思い出されて、感慨深い思いが浮かびます。

この靴は、痛いほどに踵がピッタリと吸い付きます。
私の踵部分と木型が、合っているようです。
デビュー当時は、踵が裂けたりしましたが、ようやく馴染みつつあります。


10/5(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、何となく、最近流行りの1枚革で造られたホールカットの靴を履きたくなり、唯一持っているベルルッティをセレクトしました。
この靴は、ベルルッティの中でも比較的プレーンなシルエットです。
スクエアでポインティなトゥではありますが、1枚革で造られているからか甲の上部が丸みを帯びていて、他に持っている2足のベルルッティの靴に較べると自然な感じがします。
特に、同じノルベジアン製法のUーチップと並べて比較すると似たようなシルエットなのですが、アイレットの切れ込みが入っているので、トゥにかけて急に絞られた感じがやわらぐのです。
もちろん、色むらのあるミディアムブラウンにパティーヌ(色付け)された革は、独特の存在感があります。
目立つほどの光沢もあり、ただものではない気配がありありなのです。
門外不出のベネティアンレザーは、パティーヌもできますし、伸縮性もあって、履き心地も最高です。
さらには、アッパーにまでステッチの入った手の込んだノルベジアン製法も、印象的です。
ということで、この靴は、プレーンな雰囲気でありながら、ホールカット、ノルベジアン製法、ポインティーなシルエット、ベネティアンレザー、e.t.c.と、靴のフルコースを味わえます。
そういう意味では、ベルルッティの良さを味わう1足目としては、入り込みやすい靴ですし、お勧めです。


10/4(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、明日からはカジュアルディーなので、スーツに合わせる靴は週末を含めると4日間は履かないことになるので、このプレステージクラブを履いておきたくなり、履き馴らしの意味もあってセレクトしました。
とにかく、朝にシュッと空気の抜ける音を出して足入れした瞬間から、もう異次元の履き心地を堪能しています。
かなりきついのに、どこも痛くないのです。
靴を履いているのを忘れてしまうほどです。
そして、家に帰って靴を脱ぐ時もシュッと音がするので、「本当に足に合っているなぁ」と、感動ものです。
これから、履き馴らすとどんな感じになるのか、計り知れません。
やはり、コンピューターで足を計測して、さらには触診して造る、コンピューターオーダーは、よく考えられた素晴らしい出来と思います。
履き心地だけでなく、全体的な佇まいも、オーソドックスな内羽根式ストレートチップなので、スーツなどに合わせると使い回しの応用範囲はとても広いです。
ジョンロブ・パリのフィリップなどの8695ラストの靴のように、トゥにかけての極端なシェイプはされていませんが、この靴のようなプレーンなシルエットも悪くはありません。
しかも、甲の内羽根真ん中部分が盛り上がってカットされている既製靴にないデザインなので、さりげない満足感が味わえます。
年末年始にパリに行って、もう1足オーダーしたライトブラウンの靴を持って帰ってくるのが楽しみであると同時に、懐事情が許すと、もう1足何かオーダーしてしまいそうです。


10/3(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、昨日履いたフィリップと同じラストのシングルモンクのマッタをセレクトしました。
ほどよくシェイプされたトゥにかけてのラインは、フィリップ同様とても印象的です。
トゥに合わせ革がない分、よりスマートにも感じます。
今日は細めの裾のパンツに合わせましたが、シェイプされたトゥとキュッと締まった土踏まず部分がよく見えて、クラシカルで瀟洒なシルエットがきれいでした。
靴全体がよく見えると、ロングノーズでかなり引き締まった美しいデザインが目を引きます。
その佇まいは、具体的にこれだといちいち指摘しなくても、その存在そのものが他の靴とは明らかに違う何かを感じさせてくれます。
こんなシングルモンクは、マッタでしか味わえません。
ところで、今日は簡単な手入れをして磨いただけですが、それなりに存在感が出ました。
ワックスを使っての目立つほどの輝きですとやりすぎなので、デリケートクリームを使ってクロスで軽く磨いただけなのですが、シットリとその存在感を主張するように光りました。
凹凸のないウルトラスムースの最上質なビスポークレベルな革なので、軽く磨いただけでも、単に光沢が強いだけではない、他の靴とは明らかに違う上品な光沢が出るのだと思います。
ジョンロブ・パリの靴を味わうには、このマッタから始めるのも癖がないので、いいかもしれません。


10/2(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、靴関連掲示板に参加いただいている方に会うので、何にしようか迷いましたが、ジョンロブ・パリのフィリップをセレクトしました。
スーツに合わせるには、このフィリップを履いていると、ある意味で無難にまとまるからです。
横一文字にメダリオンが入ったストレートチップですので、パッと見は近づきがたいようにも思える外見ほどは気取ったところがなく、意外とビジネス用には普通に履けるのです。
とにかく、少し張り出したコバとトゥのシェイプの具合が絶妙でして、とても洗練されたデザインです。
もちろん、魅惑的なシームレスな踵も、他の靴と明確に差別化されていて、満足感を高めてくれます。
さらには、凹凸のないウルトラスムーズな革もこの靴(マッタも)の魅力です。
敢えて控えめな光沢にしているのですが、内面から輝いている感じすらします。
しかも、履き皺の回復力が驚くほど強いことも、その特徴です。
とにかく、優雅な雰囲気が、どことなく醸し出ています。
このようなエレガントな極みの靴を普通に履けるのは、喜び以外のなにものでもありません。
この黒のフィリップこそ、既製靴としては究極のストレートチップと言ってもいいと思います。
ちなみに、ダークオークのフィリップはやや華やかな印象になりますので、また違った雰囲気の魅力を持った靴と思います。

※新ラストのフィリップUが販売になって、この8695ラストの旧タイプは生産が終了したようです。
新ラストの方が、ほんの少しロングノーズのなったようですが、見た目はそれ程目だった差が感じられません。


10/1(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨が降っていましたので、例によって、ロジェをセレクトしました。
ゴルフよりもスタイリッシュでスーツにも合うので、雨天時のウィークディーにはこの靴の登場する確率が非常に高くなります。
今日は、それなりの強い雨に当たりましたが、フッ素加工アッパーとラバーソールの効果で、ビクともしませんでした。
私としては、雨でもこのロジェ(とゴルフ)があるおかげで、他の靴の選択肢はなくなりますが、全く問題の無い靴ライフをおくっています。
これらの雨でも履ける本格靴がないとしたら、雨が降ったら靴のレベルを下げないといけないわけで、一層憂鬱な気分になると思います。
そういう意味では、このロジェ(とゴルフ)は、靴好きにとっては雨天時の救世主のような存在とすら思います。
もちろん、晴れている時に履いてもデザイン的に全く問題がないですし、とても使い回しの楽な靴です。
チャコールグレーのスーツに合わせましたが、細身でスタイリッシュなデザインなので、小粋にまとまりました。
こんな便利な靴は、他にはありません。
フランスに行ったら、持っていないダークブラウンもカラーオーダーしようかなと考えています(フランスではダークブラウンは定番ではありません)。


9/30(日) ベルルッティのアンディ → J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、淡い色のコーディネートだったので、私の持っている靴の中では一番ソフトな色合いのアンディーを何も考えずにセレクトしました。
天気予報を全く確認しなかったのですが、そんな時に限って?夕方には雨に遭遇してしまいました。
車での移動でしたので、ほとんど雨には当たりませんでしたが、靴底からほんの少し水分の浸出が感じられました(靴下が濡れるほどではありません)。
やはり、マッケイ製法は、少々雨には弱いようです。
とはいうものの、足に馴染みやすいソフトな履き心地はグッドイヤーウェルト製法よりも上のレベルですし、履き味そのものはとても気に入っています。
さらには、ベネティアンレザーは、雨をきれいに弾いていました。
長時間での雨の着用の経験はありませんが、ベネティアンレザーは、カタログの写真にあるように雨にも弱くはないようです(想像です)。
コバの張り出しがほとんど無いデザインはマッケイ製法しか出来ないので、このアンディーのきれいなシルエットの重要な要素でもあります。
グッドイヤーウェルト製法の靴とは趣が異なるマッケイ製法の(ベルルッティの)靴を、さらに買ってもいいかなと感じています。

※結局、予定を変更して、一度家に寄って車から降りて数分しか雨に当たらずに、靴をウェストンのゴルフ(ライトブラウン)に履き替えて、再度出かけました。
やはり、ゴルフは雨に当たってもビクともせずに、安心が出来ました。


9/29(土) AUBERCYのトリプルソール・ウィングチップ

今日は、同居人のバースディーを祝うため、久しぶりに銀座の某フレンチレストランに行ったので、さりげない存在感のあるAUBERCYのトリプルソール・ウィングチップをセレクトしました。
あえて、上着は着ていましたがノーネクタイのコーディネートだったこともあり、ちょっぴりカジュアル気味にしたかったので、ウィングチップが最適と考えました。
派手な外見ではありますが、内羽根式であることと、渋いダークブラウンであることもあり、際立った存在感を主張するなく、さりげない違いを感じることができます。
派手さとさりげなさの、絶妙なバランスがある靴と思います。
私の持っている靴の中でも、こんな雰囲気は、この靴しかありません。
AUBERCYの靴は、オーソドックスなタイプから、一見すると奇抜なタイプまでありますが、とにかく他にない魅力的な靴と思います。
まだ、1足しか持っていませんが、原則としてパリでしか買えない(一部日本でも売っています)分、逆にとても欲しくなります。
※メールオーダーも可能とのことですが、少なくても一度はパリで、サイズ合わせが必要と思います。

この靴は、1/2メジャーという、サイズの微調整と色・革を指定するパターンオーダーとビスポークの中間のような、オーダー形式です。
この1/2メジャーは、在庫を持たないからか、価格的にも既製靴タイプと変わらないため、良心的なシステムです。
少なくても一度はパリに行かないとオーダーできないのですが、その分価値があるとも思えます。


9/28(金) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、フランス旅行で買ってきた靴の中で、まだ履いていなかったドゴールをデビューさせました。
特別なイベントがあったわけでもなく、降水確率が低かったわけでもありませんが、何となくそろそろ履こうかなと思ったのです。
履いた印象は茶と異なり、それほどは派手な外見が目立たずに意外とシックにまとまる感じです。
裾が細めで靴全体が見えていましたが、靴自体が主張することはありませんでした。
黒のスーツでしたので、色も同色系だったからかもしれません。
もともとクラシカルなデザインなので、この黒はさりげなくJ.M.ウェストンの最高峰を楽しむことができるとの印象です。
まだ1回しか履いていないので、合わせる服装によっては印象が変わる可能性もありますが、とにかく次回履くのが楽しみになりました。

さすがは、J.M.ウェストンで一番堅固な造りだけあって、まだまだ足に馴染む気配すらありません。
とても固くて、足が少々痛くなりました。
特に左足は、踵が血は出ていませんが、裂けてしまっています。
しばらくは、馴らしに苦労しそうです。


9/27(木) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、大阪に出張に行くことになっていて長時間の着用が必須だったので、足にピタリと合っているプレステージクラブを馴らしの意味もあってセレクトしました。
コンピューターで足型を測定して造るJ.M.ウェストンの特有のビスポークの靴ですが、やはり履き心地はこれまでの靴とは異次元のものです。
とにかく、きついのにどこも痛くないのです。
通常は右足の方が若干大きいので当たり具合が気になるのですが、左足の方がきついかなと感じるほどです(左右のバランスがとれていることになります)。
J.M.ウェストンの靴を着用2回目で長時間履くのは、かなりタイトにフィッティングをする既製のタイプでは無理と思います(J.M.ウェストンの靴をお持ちの方なら同調いただけると思います)。
しかしながら、この靴はそんなことはなく、土踏まずの密着感もあって履いていてとても気持ちがいいです。
フランス価格ではありますが、既製靴よりもかなり高い金額を払って造った価値があるとしみじみ感じています(同タイプで比較した場合は、既製靴の3倍程度の価格付けとのことです)。
デザイン的にも、プレーンな内羽根式のストレートチップなので、ビジネス用には用途が広いです。
さらには、オーソドックスなデザインで、畏まった雰囲気はなく、気軽に履き回せます。
内羽根の中央部分が盛り上がった既製に靴にない魅惑的なデザインになっていることも、うれしいです。
とにかく、着用2回目で、とてもお気に入りの1足になってしまいました。
もう1足オーダーしてきたライトブラウンが出来上がるのもとても楽しみです。
さらには、次回のフランス旅行では、カジュアルなタイプの中からもオーダーしたくなってきています・・・。

値上げしたとはいえフランス価格で9000フランぐらいなので円安気味ではありますが、免税後は12〜13万円になるので、とてもお買い得と思います。
フランスに2回行く予定のある方には、本当にお勧めです。


9/26(水) オールデンのストレートチップ(モディファイドラスト

今日は、コンフォートな履き心地の靴を履きたくなり、モディファイドラストのストレートチップをセレクトしました。
それにしても、土踏まずがピッタリと吸い付くような癖になる履き心地です。
この靴はフットバランスヒールと呼ばれる全面にラバーが張られたヒール付きなのですが、大きめで土踏まず部分にまでかかるほど大きいヒールでもあるので、独特の履き心地になるのです。
ちなみに、普通のレザーヒールのタイプは、同じモディファイドラストでも普通の大きさのヒールでして、履き味は異なります。
足のLENGTHを合わせるのではなく、土踏まず部分のフィット感で合わせる靴とのことで、足先には結構余裕があるのですが、それがまたコンフォート感を高めているとも思います。
この履き心地は、とにかく癖にすらなる独特の感触です。
逆に、シルエットは不必要に丸みを帯びた豊満な雰囲気で、お世辞にもきれいとはいえず、無骨というよりも、いい意味で不格好ですらあります。
しかしながら、この雰囲気がオールデンの特長でもあり、履いてしまうと慣れてしまいます。
ジョンロブ・パリのエレガントな靴もいいですが、このような靴も逆に肩意地が張らず、履いていて悪い気はしません。
さらには、独特の鈍い光沢のコードヴァンが特長的で、よく似合っています。
オールデンの靴は、他の靴ブランドでは味わえない独特の差別化された靴であることを、再度痛感しました。


9/25(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、週初めではありますが、連休明けでバタバタすることが予想され、足元はマッタをセレクトしました。
このマッタを履くと、気分的にも「何事にも妥協しないでキッチリと進めよう」との気持ちが高まります。
その効果とは必ずしも限りませんが、今日の業務の進み具合はまずまずでした。
さて、クラシカルなシングルモンクですが、甲の上部の1枚革の面積が広くて、ロングノーズに感じさせる独特なデザインです(実際はフィリップの長さと同じです)。
どことなく瀟洒な雰囲気が、醸し出ています。
とにかく、その佇まいからか、それともパーフェクトな造りからか、控えめながら独特の存在感を感じました。
このようなある種の威風さえ感じさせるシングルモンクは、このマッタ以外にはないと思います。
チャコールグレイのスーツにも、よく合っていました。

前回軽い雨に当たった後に、軽いブラッシングと空拭きだけのケアをしただけからなのか、革の輝きはそれ程は目立ちませんでした(もちろん、革自体に傷みはありません)。
この靴に使われている個体のカーフは、いつもはかなり光る革なのですが、今回のような控えめながら革の内部から光っている感じも悪くはありません。
デリケートクリームを塗って磨くとビガッと光るのでしょうが、いつ手入れするか迷ってしまいます。


9/24(月) J.M.ウェストンのヨットシューズ(紺)

今日は、湘南海岸にドライブに行ったので、ヨットシューズをセレクトしました。
単に海岸を歩くだけなのですが、海=ヨットシューズとの考えが、ふと頭をよぎったのです。
実際は、自分だけが意識しているだけで、どんな靴でもいいのでしょうが、フランス旅行で買ってきて以来初めて湘南海岸に行ったので、そうしてしまいました。
深い紺色ですので、通常には出回っていない青系とはいえ、意外とシックにまとまります。
淡い色合いの綿パンに、靴と同色同素材のJ.M.ウェストンのベルトを合わせたのですが、特に問題なくまとまりました。
カジュアル用には、見かけよりも使い回しの楽な靴と感じました。
さりげない存在感をカジュアルで楽しむことのできる、そんな靴と思います。
ところで、アイレットの外側にある「J.M.WESTON」のロゴは、J.M.ウェストンとしてはこの靴にしかありません。
履いているとそれほどはわかりませんが、ちょっと気になります(まだ、個人的に好きか嫌いかの判断は固まっていないのです・・・)。

履き心地は、ローファーのような感じです。
トゥに芯が入っていないので、J.M.ウェストンの靴としては、履き馴らしは楽な方です。


9/23(日) オールデンのチャッカーブーツ(マホガニー)

今日も、昨日に引き続いて爽やかな秋晴れでしたので、久し振りにオールデンのチャッカーブーツをセレクトしました。
本当に数ヶ月振りの登場ですが、やはり暑いとブーツは遠慮してしまいます。
以前は夏でもかまわず履いていたので、特に意識していた訳ではありませんが、靴が揃ってきたこともあり、夏期には知らずに避けていたことになります。
今日は、雨の心配もなくまさにコードヴァン日和でしたし、気温もそれ程上がらずに、チャッカーブーツにとってもふさわしいシチュエーションでした。
濃い色合いのジーンズに合わせたのですが、相性は良かったです。
それにしても、このマホガニーコードヴァンは、結構目立つほどのスムースな革質ですが、革質に差があるオールデンのコードヴァンとしては、上質な個体に当たったようです。
チャッカーブーツは、鈍い独特の光沢が目立つコードヴァンを惜しげもなく多くの面積を使っているので、上質なコードヴァンですと満足感はとても高いです(良く見ると、多少の色ムラはありますが)。
これからの季節は、登場回数が増えてきそうな予感がします。
オールデンで一番人気のチャッカーブーツですが、このマホガニーコードヴァンのタイプも、もし見つけたらお勧めです(この靴はバーニーズで買いましたが、最近は売っているのを見たことはありません)。


9/22(土) ベルルッティのアンディ

今日は、爽やかな秋晴れで気分もよかったので、最近のお気に入りのスリッポンタイプのアンディをセレクトしました。
とにかく、トゥにかけてギュッと絞られたポインティなシルエットがとても美しい靴です。
大きめなベロアも、全体的なバランスがとれていて、とにかく素晴らしいの一言です。
ある意味で個性的なデザインなので、好き嫌いがハッキリすると思うのですが、私のように気にいってしまうと、とことん惚れてしまいます。
しかも、ムラが出るようにパティーヌ(色付け)されたライトブラウンは、かなり目を引く感じです。
ここ数回は手入れをしていないのですが、それでも光沢もかなり出ていて、存在感があります。
ベネティアンレザーは、パティーヌできるだけでなく、ビガッと光る光沢、驚くほどの伸縮性と、ベルルッティの靴の特長となっています(耐久性があるかはわかりませんが)。

ベルルッティの靴は、実用本位であった私の靴趣味に、新境地を与えてくれました。
とにかく、芸需品を直に味わっているような感覚なのです。
ステッチがなく内側からラインを出している、エスプリ・ド・ラ・クチュールのアンディーも欲しくなってきました。


9/21(金) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、雨模様のカジュアルフライディーだったので、迷わずゴルフをセレクトしました。
ピンクグレイの綿パンにブルーグレイのシャツに合わせました。
もっと淡いライトブラウンでも良かったのかもしれませんが、黒のゴルフは何にでも合います。
服装はともかくとして、特に黒の鞄との相性が良かったです。
ちょっと丸みを帯びたシルエットがかわいらしくて、小粋な足元が演出できました。
さらには、フッ素加工されたアッパーなので、それほど輝きがなくマットな感じなのですが、それはそれでスマートな雰囲気です。
晴れていても使えますし、雨では必然的に使うことになり、当然のことながら登場回数が増えています。
カジュアルなシーンでは、これほど活躍させる機会の多い靴はありません(私の場合は、最初から雨の場合は、スーツにも合わせます)。
持っていて安心の出来る靴です。


9/20(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、朝方家を出る時には小雨でしたので、やはりこんな時の定番のラバーソールのロジェをセレクトしました。
いつもながら、スーツにもよく合ってとても便利な靴です。
細身でスタイリッシュなシルエットは、小粋なフランチティストも感じられる、Uーチップとして完成されたデザインとつくづく感じます。
寝かせて縫い込まれたU型のアッパー、低めな甲部分、ストームウェルトなど、全てがバランス良くまとまっています。
※ちなみに、レザーソールのタイプは、もっと細身でスタイリッシュですが、トゥがきつすぎて私の足には合いませんでした(10年位前に、手放してしまいました)。
ロジェというと、レザーソール+フッ素加工アッパーと、耐水性ばかり注目されていますが、トータルバランスもとてもすぐれた靴と思います。
カジュアルにも合わせられますし、とにかく1足持っていると、天気にかかわらず迷った時に履くと安心できる靴です。
履いていると、足元はとてもお洒落にまとまります。

レザーソールのタイプほどではないですが、トゥが細いので馴らしにはちょっと苦労しています。
1年ちょっとたって、ほぼ馴染みつつありますが、完璧ではなく、今後もまだまだ履き馴らしたいと感じさせられる靴です。


9/19(水) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、昨日からのトラブルシューティングで、こなさければならないことがあるので、気を引き締めるようジョンロブ・パリのフィリップをセレクトしました。
このエレガントな靴を履くと、気分的にも高揚できて、案件が進むような気がするのです。
今日の進捗具合は、フィリップの効果かどうかわかりませんが、まずまずでした。
それにしても、どこから見ても文句のつけようのないパーフェクトな靴です。
ちょっぴり張り出したコバがアクセントになったやや細身でスタイリッシュなシルエット、控えめながら内部から打ち出しているかのような上品な光沢、そしてシームレスな踵(リンク)と、エレガントな極みを普通に味わえるのです。
オールハンドメイドとのことで、ステッチの小さな幅などが極めて均質で丁寧な造りになっているなど、妥協を許さない姿勢が全体にみなぎっています。
特質すべきは、しなやかかつ凹凸のないウルトラスムースな革でして、私の持っている靴の中でも最高レベルです。
昨日履いたウェストンのプレステージクラブと比較しても、履き心地などは別にして、革質だけに絞りますと明らかに一段上と感じます。
ちなみに、今日のことですが、「新品の靴を履いているのですか?えっ、1年以上も履いているのですか。皺がほとんどないので信じられません。」と、特に靴に興味がない会社のスタッフに声をかけられたほどです。
とにかく、この革は履き皺がシューツリーを入れておくと数日できれいとれます(理由はわかりませんが、ダークオークよりも黒の方が皺がとれやすいようです)。
私にとって、ジョンロブ・パリの初めての靴ですが、1年以上たっても(細かな傷はありますが)新品同様のまま維持されている、とにかく素晴らしいとしかいいようのない靴です。
久し振りに、黒のフィリップを履いて、初めてパリで衝動買いした頃を思い出すほど、感慨深くなりました。


9/18(火) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、雨の心配のない天気予報でしたので、7月にパリから持って帰ってきたJ.M.ウェストンのプレステージクラブのストレートチップをデビューさせました。
足をコンピューターで計測して、CG処理して作った木型をもとに靴を造る方式の、J.M.ウェストン独自の方法によるビスポークの方式の靴ですが、やはり異次元の履き心地でした。
朝に足入れした瞬間は、足先に余裕があって、どうかなとも思ったのですが、すぐに完璧な心地良さになりました。
足全体が心地良くきついのに、どこも痛くないのです。
特に、新品の靴を履くと小指側面が圧迫されることが多いのですが、この靴に関しては全くそんなことはありませんでした。
足先の捨て寸に適度な余裕を持っているので、歩いた時と止まっている時の、履き心地にも余り差がないのです。
そして一番の満足は、土踏まず部分の密着感があることです。
まさに、足にピタリと吸い付くような履き心地です。
圧巻は、夜に靴を脱ぐ時で、シュッと空気が抜ける音がしました。
朝に足入れする時には、空気の抜ける音がする靴も多いのですが、脱ぐ時に音がしたのは初めてです。
新品でこのような感じなので、今後履き馴らすのがとても楽しみになりました。
しかも、足に合わせて丸みを帯びた雰囲気があり全体的にオーソドックスな感じなので、場面を選ばずに履きこなせそうです。
内羽根の合わせ革が紐を通す部分に向けて盛り上がったプレステージクラブ特有のデザインも、さりげなく既製靴との差別化を図っていて、うれしいです。
とにかく、履いていて満足感で一杯になりました。

このプレステージクラブと呼ばれるコンピューターオーダーは、全世界でパリのマドレーヌ店でしか受け付けていません(改装中?のシャンゼリゼ店が扱うかも知れませんが)。
パリに、2回(計測と、試着・引取り)行く予定のある方には、お勧めです。


9/17(月) オールデンのタッセルモカシン(黒)

今日は、週始めなので、履きやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
朝一番に足入れをする時に楽なので、週始めにはタッセルモカシンを履くことが個人的に多いのです。
このオールデンのタッセルモカシンは、他のブランドにも影響を与えたオーソドックスなデザインです。
デザイン的にも、多くの靴ブランドにコピーされた程に完成された、スタンダードなものと思います。
特に、オールデンにしては細みのアバディーンラストと短めな甲が、とても印象的です。
さらには、コードヴァンの鈍い輝きが、この靴の質感を一段と高めてくれています。
加えて、タッセル飾りがネクタイと相性がいいので、スーツにも合わせられます。
脱ぎ履きも楽なので、接待にも使いやすく、ビジネス用にも向いていると思います。

昨年レストレーションプラグラムをカーメルに依頼して、アッパー等が新品同様になったのですが、所々ほころび等が目につくようになってきました。
さすがに10年近く履くと、いかに頑丈なオールデンといえど、少しは問題が出てくるようです(修理は可能なレベルですが)。


9/16(日) J.M.ウェストンのヨットシューズ(紺)

今日は、ジーンズをはいたので、久し振りに紺のヨットシューズをセレクトしました。
この4駆と呼ばれるヨットシューズは、デザイン的にはオーソドックスなので、カジュアルには合わせやすい靴です。
ジーンズにもよく似合います。
紺の靴は、珍しいですが、この靴にはマッチしていると思います。
しかも、深みのある紺なので、派手さはあまりなく、さりげない存在感があります。
紺のこの靴を履いていると、靴に対するこだわりがあるような気がして、お洒落な感じがしました。
この靴をフランスのコートダジュールのカンヌで買って、すぐに履いたのですが、気に行ってしまい、帰りに寄ったパリで紺のゴルフもカラーオーダーしてしまいました。
この紺色のヨットシューズは、日本では売っていないので、パリで買ってくる靴としてもいい選択と思います。
(日本のショップにも、紺のローファーはあります。)

履き心地は、足に合っているのか、全体にほどよいきつさがあるとても心地良い感じになっています。
トゥが丸みを帯びていて芯が入っていないからか、J.M.ウェストンの靴としては、私の足に合っているようです。


9/15(土) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、オフ会があったので、最近人気が高く、自分でも気に入っている、ベルルッティの芸術品であるアレッサンドロ・ノルベジアンをセレクトしました。
1枚革(ホールカット)の靴ではありますが、基本的にはプレーントゥなので、合わせやすい靴です。
パティーヌ(色付け)もベルルッティとしては、普通の茶系にしているので、スーツにも何とか合わせられそうなほどです。
今日集まった方の履いている靴の中では、それ程は目立たなかったのではないでしょうか?
(もちろん、目を引く派手なパティーヌをした場合は、印象は違ったものになると思いますが。)
そういう意味では、ベルルッティの魅力を知るための最初の1足としてお勧めの靴と思います。
話題は変わりますが、何回か履きまして、履き皺もいい感じになってきました。
ベネティアンレザーは、パティーヌと伸縮性だけでなく、この履き皺も魅力と感じてきています。
とにかく、ベルルッティは、はまると虜になってしまう靴です。
年末年始も、何足か買ってくるつもりです。


9/14(金) ベルルッティのアンディ

今日は、カジュアルフライディーであったので、最近魅せられているアンディーをセレクトしました。
白い綿パンを履いたのですが、この淡いライトブラウンにパティーヌ(色付け)されたアンディーが一番似合うと思ったこともあります。
淡い色同士の組み合わせでしたが、このアンディーは意外と目立ちました。
淡いライトブラウンとはいえ艶もかなりあって、白よりも濃いことから、コントラストがクッキリとして見えるのです。
ポインティーなシルエットもとても印象的なので、かなり存在感が感じられます。
「ずいぶん、つま先が細い靴ですネ。イタリア靴ですか。」などとある方に声をかけられた程です(イタリア靴と勘違いされたことは残念ですが)。
とはいえ、嫌味な感じはなく、いかにもこだわりのある靴を履いている意識が高くなります。
さらには、魅せられた美しい靴を履いていると、気分的にもとても満足感が高くもなります。
この佇まいは誰もが好みと感じるとは限らない特徴的なシルエットですが、その分私のように一度好きになると、もう無我夢中になってしまう、そんな魅力の靴と思います。


9/13(木) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、降水確率が低かったのでコードヴァンの靴を履こうと思っていたのですが、空模様がいかにも怪しかったので、カーフの靴にしようと家を出る直前に考えを変えて、マッタをセレクトしました。
案の定、小雨が降ってきましたが、さすがはジョンロブ・パリのカーフ、ビクともしませんでした(最近の天気予報は当たらないことも多いです)。
コードヴァンの場合は雨に当たるとアッパーに染みがしばらく残るので、直前に変えた自分の判断が正しかったとほくそえみました。
それにしても、どこにも文句のつけようがない瀟洒な雰囲気のシングルモンクです。
土踏まず部分からギュッと絞られて細めのトゥに向かうラインはとても美しいです。
ソール自体は薄めではありますが、コバの出っ張りがちょっと広めに感じられて、独特のエレガントな雰囲気を出すのに一役買っています。
しかも、革はしなやかで適度な輝きのあるいかにも素晴らしいもので、私の持っている靴の中では、最高品質の革と私のような素人でもわかります(フィリップも同様な革質です)。
さらには、ステッチ、インナーの縫い込みなど、細部にわたる造りも一切妥協していない、まさにパーフェクトな靴です。
あまりにもスキがないので、ある種の近寄り難い雰囲気すら漂わせています。
好き嫌いはあるとは思いますが、世界最高レベルの靴を身につけているとの実感は味わえます。
ちなみに、チャコールグレイのスーツに合わせましたが、クラシカルな雰囲気が感じられて相性は良いようです。
さらには、甲の部分が広い一枚革なので、足の上部も心地良い圧迫感があって、自分の足型に合っているのか履き心地も私には最高です。


9/12(水) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、久し振りにコードヴァンを味わいたくなり、オールデンのストレートチップをセレクトしました。
オールデンにしては、スタイリッシュなアバディーンラストですので、比較的スマートな雰囲気です。
独特のコードヴァンの履き皺は味わい深いのですが、この靴に関してはそうともいいきれないとも感じています。
キャップ部分に横に入った履き皺が、魅力であると同時にちょっと気になるのです。
そのように気になる程、オールデンとしては洗練されているシルエットです(あくまでオールデンの靴同士の比較であり、私の持っている他の靴程は洗練されてはいません)。
とはいえ、オールデンらしい無骨な雰囲気は十分にあります。
造りがいかにもアメリカンな大胆さなのです。
具体的には、ソールのコバの部分の幅が左右で違う幅であったり、ステッチが雑だったりしています。
それでも、鈍い独特の光沢のコードヴァンは他では味わえない魅力がありますし、履いていて満足感の高い靴です。
とりとめのない矛盾のある文章になりましたが、本音です。


9/11(火) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、体調が良くなくて自宅で療養していたので、ほんのちょっとしか出かけなかったのですが、雨模様でしたのでゴルフをセレクトしました。
夕方にちょっとだけ買い物に出かけたのです。
もう、台風が通過した後で雨は降ってはいませんでしたが、路面が濡れていまして、ラバーソールの靴を履きたかったのです。
部屋着に近いラフな格好でしたが、この靴はカジュアルな雰囲気が強いので、まぁ良しとします。
今回は、つっかけ程度の使用でしたので、これ以上の内容はありません。

自宅でゆっくり出来たので、体調は完全に回復しました。


9/10(月) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、台風が近づいているとのことで、当然のことのように、J.M.ウェストンのロジェをセレクトしました。
今週からは、黒のローテションにしました。
前回整理した靴日記の登場回数も2番目に登場回数が多かったのですが、今回もこの黒のロジェの登場回数が多くなりそうです。
スーツスタイルには、細身でスタイリッシュなロジェが、天候にかかわらずに合わせやすいです。
Uーチップなので遊び心があって、特に私の標準であるスーツ(ノーベンツパンツ+2タックパンツ)には、ピタリとはまるのです。
この靴のおかげで、ビジネスシーンで雨が降っても何の不安もありません(晴れていても問題ありませんが)。
J.M.ウェストンの靴としては、登場後まだ数年しかたっていませんが、もう定番として外せない存在です。
私も、買ってから1年ちょっとしかたっていませんが、今後も登場回数の最も多い靴であろうことは必然です。
細身なので、履き馴らしには苦労する靴ではありますが、それでも1足持っていていい靴と思います。


9/9(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雨模様の天気だったので、やはり全天候型のゴルフをセレクトしました。
ラバーソールとフッ素加工されたアッパーで完全武装されているので、少々の雨なら平気です。
この靴のおかげで、天気を気にしないで、本格靴を楽しめます。
デザイン的にも甲高で丸みを帯びたかわいらしいデザインなので、特にカジュアルなシーンでは出番が多くなります。
今日は、裾を深くまくったジーンズに合わせましたが、アッパーのライトブラウンが、濃い目のインディコブルーとまくった裾のうすい色の裏地とのグラデーション的な効果がバランスがとれていました。
とにかく、使い回しの楽な靴です。
これからは、秋雨の多いシーズンになりますが、この靴があるおかげで安心です。
J.M.ウェストンで、一番人気であることもよくわかります。


9/8(土) ベルルッティのアンディ

今日は、雨の確率の高い天気予報ではありましたが、車での移動であること、掲示板でお世話になっている方に会うことになっていたので、あえてベルルッティのアンディをセレクトしました。
普通ならウェストンのゴルフにするのですが、やはり靴に興味ある方には、よく目にするであろう靴よりも、珍しい?靴の方がおもしろいと思ったのです。
軽い雨には当たりましたが、幸いにも歩いての移動中には傘が入らない程度でした。
ただし、アッパーは全く問題がありませんでしたが、ソールは濡れた路面から僅かながらの水の浸透を感じました。
やはり、マッケイ製法はグッドイヤーよりも柔な造りのようです。
グレーの綿パンと、黄色のカットソーと明るめのコーディネート合わせたので、目を引くデザインのアンディーでもチグハグな感じはなかったと思います。
お会いいただいた方には、奇抜に見えたかもしれません?が、私にはとても美しい靴と感じています。
とにかく魅せられてしまってとても気に入ってしまったので、ここ最近は個人的に履く機会の少なくなったローファーとしては珍しく、週末に連続して履いてしまっています。
デザインだけでなく、伸縮性に富むベネティアンレザーの効果で履き心地も上部がピッタリと貼りつくような良い感じなので、つい履きたくなるのです。
オーソドックスな靴ばかり持っているので、このようなロングノーズでポインティーなシルエットが麻薬的になくてはならない存在になったのかもしれません。
同じシルエットで、革の内側からラインを出したタイプも欲しくなってきています。


9/7(金) ベルルッティのU−チップ・ノルベジアン

今日は、久し振りに、私にとってのファースト・ベルルッティであるU−チップ・ノルベジアン(以前と呼び名を変えました)をセレクトしました。
馴らしの意味もあって、夏のフランス旅行で買ってきた他の2足をここ最近は履く機会が多かったベルルッティですが、この靴もとても印象的です。
ポインティな雰囲気はこの靴が一番強調されている感じで、ある意味で癖の強い印象的なシルエットでもあります。
今日は、裾の短めのパンツに合わせて、靴全体が見えていましたが、ノングノーズが強調された素晴らしいデザインに感じました。
甲の上部が長くて足首近くまで一体感があり、履き皺も良い感じに出て、とても魅力的なのです。
私のように魅せられてしまった人間にとっては、これほど美しい靴はないと感じてしまいます。
さらには、濃い茶系に様々な色を加えてアンティークな雰囲気に仕上がっているパティーヌ(色付け)も、この靴の魅力を高めています。
パティーヌもできて、伸縮性にも富むベネティアンレザーですが、とっても最高です。
フランスでは、私の持っている靴でも最高価格(6500フラン)なので、迷いながらも購入して大正解でした。
とにかく、実用靴本位であった、個人的な靴趣向に、新境地を与えてくれた靴です。


9/6(木) J.M.ウェストンのドゴール

今日は、ライトブラウンのローテションが最後の日の予定?なので、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
ネクタイ着用の月〜木までは、数週間おきに黒と薄茶系(ダークブラウンはそれぞれのローテションに登場します))でローテションを組んでいるのです。
このドゴールは、U−チップなのでカジュアルにも履けるのですが、何となく感慨深くなったのです。
それにしても、朝に足入れした時の履き心地の良さと、歩き始めた時のカツカツした足音で、いい靴を履いているんだとの気持ちが高揚します。
しかも、派手な外観は圧倒的な存在感があって、まさに王者の貫禄です。
今日は、紺のスーツに合わせましたが、同じ素材のJ.M.ウェストンのベルトと合わせて、いいアクセントになりました。
それでも、クラシカルな雰囲気のU−チップなので、嫌味はありません。
しかも、明るめの服装に合わせた時は、意外とさりげなくまとまりますので、使い分けができます。
とにかく、朝から夜まで満足感の高い靴です。
「これ以上はない靴」と、勝手につけた称号がまさに当てはまります。


9/5(水) オールデンのウィングチップ(ウィスキー)

今日は、雨の心配のない天気予報でしたので、ウィスキーコードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
ウィスキーコードヴァンは、雨に当たるとしばらく後が残るので、なるべく晴れの日に履きたいのです。
曇り空ではありましたが、雨が降らなかったので、一安心です。
雨には少々気を使いますが、とにかく濡れたような感じのウィスキーコードヴァンの質感は最高です。
元々鈍い光沢のコードヴァンですが、この淡い色合いのウィスキー色は、いかにもコードヴァンの特長がよく表れています。
この質感は、他のどんなブランドにもないので、見事に差別化されていて、オールデンでしか味わえません。
ステッチの位置が左右で微妙にずれていたり、色合いも部分によって違うなど、お世辞にも造りが上質とは言えないオールデンですが、この大味でアメリカンな雰囲気が魅力の一つと納得してしまうのも、コードヴァンの質感のおかげです。
とにかく、普通のウィングチップでありながら、ウィスキーコードヴァンの効果で、とても存在感のある靴です。

この靴は、カーメルでAF21として、スペシャルオーダーで受け付けています。
興味ある方でサイズがわかっている方にはお勧めのオールデンのコードヴァンの靴です。


9/4(火) J.M.ウェストンの外羽根式ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、特にイベントのない普通の1日の予定だったので、プレーンな外羽根式のストレートチップをセレクトしました。
それにしても、セミスクエアでクラシカルの雰囲気すら漂う、ノーマルなストレートチップです。
特に飾り気のない、プレーンなタイプですので、明るいライトブラウンの靴としては、ビジネスには最適です。
色合いも、いい感じに焼けています。
グレー系のスーツにも、ピッタリとはまりました。
ごつい靴の数が多くなったので、このようなシンプルな靴を履くと、新鮮な気持ちにもなります。
しかも、シングルソールなので、J.M.ウェストンの靴としては比較的ソフトな感じに馴染んでいて、履き心地も良いです。
この靴は、もうフランスでも見かけないので、今後とも末永く愛用して行きたいと思っています。


9/3(月) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、午後から雨の天気予報でしたので、いつものパターンで芸がないですが、ロジェをセレクトしました。
細身でスタイリッシュなシルエットで、ビジネス用としてもマッチするので、今日のような天気ではつい履いてしまいます。
とても、使い回しの楽な靴なのです。
ラバーソールで完全武装されたこの靴を持っているおかげで、雨でもイヤな気分にはなりません。
もちろん、雨専用ではなく、晴れている時に履いても、小粋なUーチップですのでお洒落にまとまります。
今日は、雨が降っている時には外出しませんでしたが、問題ないコーディネートになりました。
ステッチが寝たタイプのUーチップとしては、完成された素晴らしいシルエットと思います。
フランスには売っていないダークブラウンも欲しくなってきています(ここ最近はフランスでしか、J.M.ウェストンの靴を買っていません)。
とにかく、雨に悩む靴好きにとっては、これほど便利な靴はありません。
靴好きは、雨でも、靴のグレードを落としたくないと考えるはずです。
私の場合は、この靴のおかげで、雨の多い日本でも、それほどは憂鬱にならずにすんでいます。


9/2(日) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン

今日は、車で成田まで迎えに出かけたのですが、昨日のアンディの余韻を引きずって、アレッサンドロをセレクトしました。
もう1足持っているUーチップは、アンディーと佇まいが似ている(トゥの部分は同じです)ので、あえてU型のステッチのない違った雰囲気のアレッサンドロにしたのです。
1枚革で造られた靴ですが、伸縮性に富むベネティアンレザーの効果で、履き心地はいいです(レースアップの靴としてはUーチップ程は、まだピッタリしてはいません)。
ゴツイ外観のノルベジアン製法ではありますが、驚くほど固さはなく、3回目の着用にもかかわらずシックリしています。
この履き心地を味わいたくて、今日も無意識に履いてしまったのかも知れないほどです。
ベルルッティは、パッと見は奇抜な外見に感じるかもしれませんが、魅惑的で美しい靴を履いているとの実感ができます。
ホールカットでステッチのないプレーンなスタイルは、一見シンプルでありながら素肌そのものの美しさとでも表現したい魅惑的な靴です。
パティーヌさえなければ普通の靴のような印象でもあります。
ベルルッティを試す1足目には、最適な靴と思います。


9/1(土) ベルルッティのアンディ

今日は、家でゆっくりしていて夕方に短時間だけ出かけたので、履きやすいスリッポンタイプのベルルッティのアンディーをセレクトしました。
裾の短めのパンツを履いていたので、美しい全体の姿が見たいと思ったのです。
とにかく、ノングノーズでトゥがキュッと絞られたポインティーな美しいシルエットです。
足首に長めに突き出たベロアも絶妙なバランスです。
チラッと全体が見えるのもいいですが、この美しい靴は最初から全体が見えているほうが、美しいラインが確認できて個人的には満足感が高いようです。
私としては、この靴に惚れてしまったかのような感覚ですらあります。
この所々色ムラがあるようにパティーヌ(色付け)されたライトブラウン系の色あいもいい感じです。
明るめの服装に合わせてさりげなさを楽しんでも、濃い系の服装に合わせて存在を主張させてアクセント的に楽しんでも、お洒落にまとまると思います。
(ちなみに、今日は、明るめのグレー系のパンツに合わせました。)

足の上部までも包み込まれるような独特の履き心地です。
柔らかくて伸縮性に富むベネティアンレザーの効果で、足にピッタリと吸い付くかのような感覚なのです。
さらには、この靴はマッケイ式ではありますが、今のところはあまりグッドイヤーウェルト方式との差はあまり感じていません。
履き込んだ後にどのような感じになるのかはわかりませんが、今のところはマッケイ式のダイレクト感をあまり気にしないでもいいようです。
もちろん、グッドイヤーウェルト方式のように何度もソールを張り替えかえられないとの心配はありますが、結構靴が揃ったのでオールソールリペアの機会は中々こないとも考えています。