●靴日記

★1日履いた靴の情報を中心に日記形式で紹介します。

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1/4(日) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、青空で雨の心配も少なかったのでレザーソールの靴の何かにしようと考えて、久し振りにベルルッティのUーチップをセレクトしました。
私にとって、ファースト・ベルルッティでして、魅せられるきっかけになった靴です。
最初見た時には、その独創性溢れる雰囲気に、少々面食らったほどですが、その芸術的とも言える佇まいに履けば履くほどに魅せられてしまいました。
とにかく、スクエアなトゥに向けて急激にシェイプが効いた魅惑的なラインを描いていて、目に残像が残るほどのインパクトがあります。
しかも、低い位置にあるU型のステッチと、2つ穴のアイレットが上部にあるレイアウトから、ロングノーズが強調されて、いかにもポインティーなラストなのです。
さらには、何色も重ねられた濃い色合いのパティーヌ(色付け)に、ベネティアンレザー特有の眩い程の瑞々しい光沢が加わって、とにかく美しさを感じさせます。
黒系のパンツとジャケットスタイルに合わせましたが、まさに足元主体のコーディネートでした。
ベルルッティでしか味わうことができない、妖艶さ感じさせる魅力に溢れた靴と思います。


1/3(土) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、家を出る時には雨が降ってはいませんでしたが、どんよりとした曇空でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
途中で、雨に何度か当たりましたので、この靴にして正解でした。
たとえ雨が降らなかったとしても、このような天気でレザーソールの靴ですと、何かと空模様が気になってしょうがないので、この靴を履くことで精神衛生上にも良い影響があるのです。
とにかく、ラバーソールと耐水加工(フッ素加工ではないとの情報がありました)された革のおかげで、完全防水ではないものの雨でも足元について何も考えなくても良いのです。
しかも、甲高で、立ち気味のU型のステッチのデザインから、ワイルドな印象もあって、カジュアルにはとても合わせやすいです。
全体的な雰囲気から、それとなく可愛らしさを感じさせてくれるのも、小洒落ています。
ちらりと見える黒系のカットソーをアクセントにして、カーキ系のアウターと綿パンにベルトを同じ色・素材のJ.M.純正のベルトを合わせて、バランスをとりました。
ライトブラウンは本来目立つ色合いなのですが、アクセントにした黒系のカットソーに目線を集中気味にして、意外とさりげない足元になったと思います。
雨でも靴のレベルを落さず妥協しないで履けるので、このゴルフがあると日本の天気ではとても重宝するのではないでしょうか。


1/2(金) オールデンのチャッカーブーツ(黒)

今日は、午前中に出勤する予定でしたので、オン・オフとも合わせやすいチャッカーブーツをセレクトしました。
上部がパンツの裾に隠れるとプレーントゥのようにも見えるので、ビジネス用にも合わせられます。
全体が見えると、当然ながら、カジュアルな印象が強くなります。
ほぼ予定通り、業務が終了して街中にも繰り出したのですが、その前にパンツの裾を靴の中に入れて、カジュアル感を強調しました。
それにしても、かなり久し振りに履きました。
靴の数が揃ったので夏はあまり履かなくなりましたし、新潟は寒くなると雨が1日降らないことが少ないので雨跡が残るコードヴァンは履く決断ができにくいのです。
ただ、この靴は雨でも関係無く履いてきたので、今日も雨の心配はありましたが履きました。
実際、帰りに雨に当たりましたが、何度も雨の中で使ってきたので、あまり変化はありませんでした。
といいますか、既に革の表面がゴツゴツしているのです。
今では、新品のコードヴァンの靴をこのような使い方をする勇気はありませんが、これはこれで良い風合いとも思います。


12/28(日)〜1/1(木) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今回の北海道への帰省には、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
少々の風雪に耐えることは、フランス旅行でも実感しているので、安心できるからです。
さすがのゴルフも、雪国で一冬履き続けると、アッパーなどが多少はダメージを受けるとの情報もありますが、出歩くことも少なかったですし、暖冬の影響からか雪もほとんど無かったので全く問題ありませんでした。
荷物も多かったので、このゴルフ1足ですごしましたが、シューツリーを持っていったこともあって、コンディションは良かったです。
しかしながら、新潟駅から家に帰る途中に猛烈な霙にあって、少々水が滲んでくるのがわかりました。
やはり、ゴルフもウェルト靴でして、完全防水ではないので、しょうがありません。

丸みを帯びてコロンとしたシルエットは、カジュアルに合わせると小洒落て見えます。
マットな質感のアッパーですので、あまり主張しません。
汎用性がとても高い靴と思います。
この靴があると、カジュアル用としては合わせやすいですし、天候に関係無くがんがん履けるので、とても便利です。


12/27(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、積もらない程度ではありましたが、雪が降っていましたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
紺の綿パンに合わせて、同じ色合い紺にしました。
濃い色合いなので、どんよりとした空の下では限りなく黒に近く見えますし、あまり目立ちません。
シックな色合いで、底光りした質感でもあり、程よい光沢です(他のゴルフのようなマットな質感ではありません)。
パンツと一体になって、流れるようにまとまったコーディネートになりました。
甲高で丸みを帯びたシルエットは、ワイルドな雰囲気もあって、特にアウターを羽織った冬のカジュアルスタイルとの相性は最高です。

この靴は、フランスでは定番でないので、カラーオーダーしました(価格は約3割アップで、時間は約3ヶ月かかります)。
日本では定番的に揃えてあるようですし、定価(90,000円)のままであることから価格差もやや小さくなるので、日本で買う靴としてもお勧めです。


12/26(金) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、雨模様の天気でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
朝に家を出たときには雨が降ってはいませんでしたが、途中に弱い雨に遭遇したので、この靴にして正解でした。
レザーソールですと、路面が濡れているだけでも段々と水が滲んでくるので、足元が気になってしょうがないのですが、この靴ですと安心です。
もちろん、ウェルト靴ですので、完全防水ではありませんが、耐水性が強くて雨で水が浸入してきたことはありません。
レザーソールと異なり、この靴を履いていると雨でも足元が全く気にならないので、精神的にもリラックスできます。
比較的ナローなシルエットに、重ね縫いされたU型のステッチが加わって、流れるようなラインを描いているので、スーツとも相性が良いです。
チャコールグレーのスーツと合わせたのですが、綺麗にまとまりました。
汎用性の高いUーチップですし、雨の多い日本の気候では、この靴はとても便利です。
個人的には、雨でも履く靴のレベルを落とさないで済むので、無くてはならない存在になっています。


12/25(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、Uーチップのシャンボールドをセレクトしました。
晴れてはいましたが、いつ雨が降るかわからないのが冬の日本海の天気ですので、シングルソールの靴を履く気にはなれずにこのダブルソールの何かにしようと考えて、何となくこの靴を履いていたわけです。
(運良く、雨には当たりませんでしたが。)
ちなみに、地面の接地面はダブルですが、土踏まず部分は返りが良くなるようにシングルになった、いわゆるスペードソールとなっています。
この靴は、本来はソフトな印象のUーチップではありますが、とにかくエレガントな雰囲気をとても感じます。
適度にトゥ・シェイプされたシャープなラインと、バランス良く施されたUー型のステッチの相乗効果で、いかにも流麗な印象を醸し出しているのです。
出すぎない程度に適度に輝くアッパーも、さりげなく他の靴との違いを印象づけています。
しかも、トゥにある縫い目の見えないスキンステッチは高度な技術が必要とのことですが、丁寧に仕事がされていて、人間的なぬくもりも感じます。
スーツとの相性も良く、グレー系のスーツと合わせたのですが、自然にまとまりました。
世界で最も華麗なUーチップの一つと思います。


12/24(水) AUBERCYのウィングチップ・トリプルソール

今日は、何となく大振りな靴を履きたくなり、トリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
玄関先に置いてあるこの靴を見ると、それなりのボリューム感があって、かなり派手に見えましたので、目に留まったのです。
ただし、実際に履くと、内羽根式なので清楚な雰囲気がすることと、元々目立たない色合いのダークブラウンなので、足元の存在感はそれ程感じさせません。
程よく、足元が主張している感じなのです。
コバは確かに張っていますが、段々になっているので、さりげない印象です。
しかも、見た目に似合わず、履き心地も意外なほど足にピッタリします。
踵の芯が土踏まず部分まで伸びていて固定してくれますし、返りもよいからかトゥの減りも少なめです。
さらには、履きこむほどにタイト感が増している感じすらします。
土踏まず部分で芯が途切れているからか、足先に段々と体重がかかってくる感じでして、他の靴では味わえない履き味です。
何度履いても、新鮮な感動を与えてくれる靴です。

この靴は、私にとっての初めてのAUBERCYの靴です。
サイズ合わせを木型の靴に合わせてした後に微調整(私は時間的な制約もあってしませんでしたが、仮縫いもあるようです)して、靴と革などのサンプルを自由に選べる、1/2ムジュールと呼ばれるAUBERCY独特の注文で出来あがりました。
パターン・オーダーとフル・オーダーの中間位の内容です。
一度パリでオーダーすると、メールなどでも対応してくれるのでとても便利です。


12/20(土)〜23(火) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)  ※最終日一部ジョンロブ・パリのバロス

とある用事があって、休みを1日もらって東京に行ってきたのですが、やはりゴルフをセレクトしました。
カジュアルスタイルには合わせやすいですし、天候を選ばないからです。
結局、出発する時に雨模様だった以外は晴れていましたが、この靴は天気の心配をしなくていいので、気分的にリラックスできるのです(レザーソールの靴だけですと、天気予報が気になります)。
車での移動はありましたが、TVなどを運ぶためになるべく荷物は少なくする必要があって、1足だけにしたのですが、汎用性の高い黒にしました。
甲高で丸みを帯びたシルエットは、小洒落た足元を演出してくれますし、とにかく頑丈ですので連続着用にも耐えます。
シューツリーを入れていたこともありますが、4日連続で履いても、全く問題がありませんでした。
ここ最近は、フランス旅行などにも履いていきましたし、プライベートでの旅行に履く靴としては、この靴が第一候補となっています。
カジュアルで迷ったら、黒のゴルフにすると安心です。

23日に新潟に戻り、少し出かけただけなのですが、晴れていたこともあって、バロスに履き替えました。
ゴルフと一見同じようなデザインではありますが、低めな甲と上品な光沢を放つ大きなU型のステッチの面がいかにもエレガントな印象です。
ワイルドなゴルフ、上品なバロスと、同じ日に履いたこともあって、とても対照的に感じました。


12/19(金) J.M.ウェストンのゴルフ(ダークブラウン)

今日は、家を出る時には雨が降っていませんでしたが、路面も濡れていて今にも降り出しそうな天気でしたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
結局、1日中、雨が降ったり止んだりの空模様でしたので、この靴にして正解でした。
スーツには、ゴルフよりもロジェの方がマッチしますが、レザーソールの靴を履くことはありえないので、ローテの都合でゴルフにしたわけです。
雨天時には、スーツなどにレザーソールの靴を無理して合わせるよりも、こちらの方が似合っているような気さえします。
甲高で丸みを帯びたシルエットですが、マットな質感のダークブラウンですので、あまり目立ちません。
ですので、足元が必要以上に強調されることがなく、紺のスーツと合わせたのですが、意外とさりげなくまとまりました。
これからの季節は、雨とか雪の機会が多いようですので、履く機会がますます増えそうです。


12/18(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨模様の天気でしたので、昨日に引き続いてロジェをセレクトしました。
旅行中など特別な事情がある場合を除いて、1日おきとはいえ同じ靴を連続では履かないことにしているので、色違いの黒にしました。
本来マットな質感の革ではありますが、履く前に手入れをしておいたからか、やや光沢はあります。
ほんのりと内面から光沢が灯っている感じです。
程よくトゥ・シェイプの効いたラインと、さりげない光沢の上質な革の相乗効果で、上品な印象も醸し出しています。
当然ながらスーツとの相性も良く、紺ベースにストライプの入ったスーツと合わせましたが、濃い色合い同士なこともあって、さりげなくまとまりました。
天候に関係なく、ビジネスシーンで活躍するのこの靴は、雨の多い日本では必需品と言っても過言ではありません。


12/17(水) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、曇り空でしたが雨は降っていなかったので、レザーソールの靴を履こうと考えて、玄関先で目に留まったシャンボールドをセレクトしました。
切れ味するどいシャープなラインが、U型のステッチに強調されて、たくさん並んでいた靴の中でも、際立って美しく見えたのです。
さらには、フィリップなどの上級ライン程ではありませんが、適度に光沢のある上質な革が使われてもいて、美しさが強調されています。
厚みはこちらの革の方があるからか、より剛性感のある履き味でもあります。
トゥにあるスキンステッチも綺麗ですし、足の前半分がダブルで土踏まず部分がシングルになっているスペードソールなど、丁寧な仕事が施されてもいます。
しかも、Uーチップではありますが、流麗なシルエットですので、スーツに合わせてもお洒落にまとまります。
紺系のスーツにネクタイの色をダークブラウン系にして、靴に合わせてみました。
目線が分散されて、足元が必要以上に強調されずに、自然にまとまったと思います。
とにかく、数あるUーチップの中でも、最もエレガントな靴の一つではないでしょうか。


12/16(火) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、雨模様の天気でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
何も考えずに、気づいたらこの靴を履いていました。
天気に不安があったら、この靴を自然に履く習慣になっているのです。
結局、降ったり止んだりとスッキリしない1日でしたが、路面は乾くことなく濡れていたので、ラバーソールの靴にして正解でした。
本来ソフトな印象のUーチップですが、程よくトゥ・シェイプの効いたスタイリッシュな靴ですので、スーツにも合わせやすいです。
しかも、マットな質感のダークブラウンですので、あまり存在を主張しません。
あまり目立たないUーチップが、実はJ.M.ウェストンの靴だった、そんな感じです。
黒系のスーツとも、さりげなくマッチしていました。
こちらでは、これからしばらくは雨模様の天気が多いとのことですので、雪が積もるまではこの靴がもっと活躍しそうです。


12/15(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めの個人的な習慣に従って、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
夕方からは、雨の可能性もある天気予報でしたが、これからはスッキリと晴れる日が少ないとのことで、ある程度はリスクがあってもレザーソールの靴を履く機会が増えそうです。
あいにく、帰宅途中に弱い雨には当たってしまいました。
シングルソールですので、薄っすらと水が染みてきましたが、しょうがないです。
それにしても、長年履き親しんだ靴ですので、歩くと足の一部になったような気さえします。
適度にインソールが沈み込んで、ピッタリとした履き心地です。
J.M.ウェストンの靴としては、個人的に合っているラストなのか、買った当初から適度にタイトな絶妙な感触なのです。
1枚革ではありますが土踏まず部分に適度な圧迫感のある造りになっていたり、スリッポンタイプなので踵がズレないようにインナーのヒール部分がむき出しの革になっていたり、丁寧な仕事が施されています。
7割以上ハンドメイドの7分仕立てだからこその仕上がりと思います。
黒に近いダークカラーベースのストライプ入りスーツに合わせましたが、濃い色同士なので自然にまとまりました。
長年の習慣でもあり、私にとっては個人的に無くてはならない存在の靴となっています。


12/14(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、雨模様の天気予報でしたので、ゴルフをセレクトしました。
車で少しだけ出かけただけなのですが、何となくレザーソールの靴は履きたくありませんでした。
途中で傘が必要な雨に遭遇しましたので、このゴルフにして正解でした。
アウターを紺にして、上下で色を合わせるコーディネートにしました。
実際は、どんよりとした天気だったからか、靴は黒っぽく見えたので、色を合わせる必要はなかったかもしれません。
見えないベルトも同じJ.M.ウェストン純正の紺色にしておりまして、同じ色の方にした方が、見かけの問題だけでなく心の問題としてシックリとくるのです。
甲高で丸みを帯びたシルエットは、カジュアルには最適でして、全体的にも小洒落た印象になります。
しかも、黒にも見える深みのある紺色ですので、汎用性はとても高いです。
さりげなく違いのある靴を履いている印象になります。
カジュアルシーンでは、天候に関係なくこの靴を履いている足元は万全です。


12/13(土) ベルルッティのUーチップ・クラブライン(スムースレザー)

今日は、久し振りにベルルッティを履こうと思い立ち、Uーチップをセレクトしました。
かなり久し振りに履いたことになります。
私にとってのファースト・ベルルッティでして、はまるきっかけになった靴です。
とにかく、ロングノーズでポインティーなラストでして、他の靴では味わえない魅力に溢れています。
スクエア気味のトゥと低い位置にあるUー型のステッチが調和して、アイレットが一つしかない広い甲を存分に美しく見せています。
ヴィヴィッドな光沢を放つベネティアンレザーは、この靴の魅惑的な風合いをさらに強調しています。
適度に入った履き皺は、クラシカルな風合いを感じさせもします。
その美しさに魅せられてしまった、そんな靴です。

比較的ソフトな履き心地ではありますが、ノルベジアン製法ですので、ベルルッティで良くあるマッケイ製法よりもカッチリした履き味です。
適度な耐久性はありますし、デザイン的にもステッチがそれ程目立ないので、実用性は高そうです。


12/12(金) AUBERCYのウィングチップ・トリプルソール

今日は、大振りに見えるトリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
寒く感じたので、結構厚手のウールのスーツを着たのですが、そのボリューム感に合わせようと考えたのです。
ある方から「ヒラメのよう」と例えられたのですが、コバに幅があるので大きく見えることは確かです。
しかしながら、コバが張ってはいますが段々になっているからかその印象がやわらいで見えますし、内羽根式なので実際に履くとそれほど派手さはありません。
第一印象では派手に見えますが、実際に履くとそれ程は目立たない、そんな適度な存在感の靴と言えます。
しかも、ソフトでピタリと吸い付くような履き心地です。
ヒールカウンターが土踏まず部分まで伸びていてサポートしているのですが、その密着感がとても心地良いのです。
厚いソールではありますが、トゥ部分の磨耗もあまりなく、返りもとても良いです。
私にとって、初めてのAUBERCYの靴ですが、とても満足感は高いです。


12/11(木) ジョンロブ・パリのヴィンテージ2000(ダブルモンク・Uーチップ)

今日は、崇高なイメージのヴィンテージ2000をセレクトしました。
ノーブルで近づき難い雰囲気すらありますが、グレー系のスーツを着た時に、この靴を履こうと思い立ちました。
色が所々かすれて薄くなっているような枯れた風合いが、グレーのイメージに似合うからです。
スクエアなトゥにロングノーズのUーチップですが、流行のスタイルというよりも、ある種の冷たさすら感じさせる高貴な靴です。
この靴を履くと、ある種の緊張感を感じるのも、背筋がピンとしないといけないような気分になります。
しかも、トゥのスキンステッチも見事な仕上がりですし、シームレスのヒールでもあり、ジョンロブ・パリの靴らしい丁寧な仕事も施されています。
ある種の威光すら感じる靴ではありますが、やっとこの靴を楽しむ余裕ができつつあります。


12/10(水) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、マッタをセレクトしました。
とにかく、歩き始めると、今さらながらその光沢に見入ってしまうほどの存在感です。
1枚革の面積が広いので、その上質感を存分に感じられるのです。
一方、底光りした光沢は、革の内面から輝いているような上質感もあって、嫌味なところは全く感じられません。
磨きこまれた趣味の良いアンティークの調度品のような雰囲気なのです。
しかも、程よくトゥ・シェイプが効いた麗しいシルエットが極上の素材で覆われていて、凛とした佇まいです。
濃紺のスーツに合わせましたが、足元が引き立ってアクセントになりました。
本来はあまり目立たない色合いなのですが、この靴には華やかさを存分に感じさせる魅力に溢れています。
クラシカルなシングルモンクではありますが、これほどまでにエレガンスを感じさせるのは、さすがはジョンロブ・パリのトップラインの靴と思います。


12/9(火) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、降水確率の高い天気予報でしたので、迷わずこのロジェをセレクトしました。
朝方に家を出た時に、路面が濡れてはいましたが、雨は降っていませんでした。
晴れの時に履いても、スタイリッシュなラインでして、とてもお洒落です。。
仕事でスーツに合わせる際に、雨が降るかも知れない時には、余計な心配をしないで済むこともあってこの靴にすることが多いです。
何と言いますか、自然にこの靴を履いていたような感じです。
デザイン的にも、流れるようなナローなラインですので、どことなく洗練された印象に見えます。
同系色のブラック・スーツに合わせたので、ナチュラルにまとまったと思います。
天候を選ばないビジネス靴として、個人的に無くてはならない存在になっています。

ダークブラウンのローテではありますが、ラバーソールの靴は数が揃っていないことと、さすがに6日連続で履くことはナンセンスなので、黒にしました。


12/4(木)〜8(月) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今回の東京出張には、天候を選ばず、さらにはオンオフとも履ける汎用性の高いUーチップのロジェをセレクトしました。
たくさん荷物を持っていったので、今回はもう1足靴を鞄に入れる余裕がありませんでした。
ですので、何と、ロジェ1足で5日間履き続けたことになります。
アッパーにクリーナーで落せるレベルの小傷がついた程度で、状態的には全く問題ありませんでした。
もともと、マットな質感の革ですので、多少の汚れは気にならないこともあります。
しかも、シューツリーを入れておくと、朝方には、全体的にくたびれ感が薄れています。
ゴルフをフランス旅行などに履いて行った経験もあるので、当然ではありますが、J.M.ウェストンの頑丈さを再度実感しました。
さらには、スタイリッシュなUーチップですので、スーツにも合いますし、カジュアルに合わせても洗練された足元になります。
とにかく、応用範囲がとても広い靴と思います。


12/3(水) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、自然にシャンボールドをセレクトしました。
気がついたら、この靴を履いていた、そんな感じです。
何度見ても、シャープなラインとU型のステッチのデザインバランスが抜群の靴と思います。
玄関先で、その端整なスタイルに、自然に目が留まったのです。
とにかく、群の抜く美しさでして、手にとって、しばらくじっと見ていても飽きないほどです。
しかも、程よくシェイプが効いたラウンドトゥは、優雅なシルエットをさりげなく和らげてくれます。
さらには、トゥ部分のスキンステッチも丁寧な手仕事がされていて、人間味を感じもします。
スキの無い靴ではありますが、ほんの少しだけ柔和な印象もあるのです。
スーツとの相性も良く、エレガントな雰囲気の足元を演出してくれます。
濃い色合いのグレンチェックのスーツに合わせましたが、まさに足元主体のコーディネートになりました。
さりげなく輝く上質な革と、麗しいシルエットの相乗効果で、存在を主張していました。
ドレスタイプのUーチップとしては、最も完成されたものの一つではないでしょうか。


12/2(火) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ・メダリオン

今日は、ダークブラウンのローテになってまだ履いていない、メダリオン付きのストレートチップをセレクトしました。
靴を整理していたのですが、この靴が靴袋の中に入ったままであるのを見つけたのです。
いつか履こうと頭の片隅にはありましたが、靴の数が揃ったこともあってか、必ず履こうとの決意も無く、そのままになっていたわけです。
クラシカルなセミスクエア気味のトゥに、シングルソールの内羽根式ストレートチップでして、とてもシンプルなスタイルです。
メダリオンがトゥに施されていることで、遊び心を感じる靴でもあります。
スーツに合わせると、ソフトな印象を与えてくれます。
やや堅い印象の黒系のスーツに合わせたのですが、フォーマル感を和らげてくれました。
とにかく、ロングノーズでないオーソドックスなスタイルなので、存在を主張することはありません。
ですので、流行に左右されませんし、今後も長く履き続けても飽きがくることも無いと思います。
そういう意味では、いぶし銀のような存在の靴ではないでしょうか(同じシルエットのJ.M.ウェストンのプレーンなキャップ・トゥも同様に感じます。)


12/1(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めなので、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
どんよりとした曇り空だったものの、降水確率が低かったので、レザーソールではありますが、週初めにスリッポンタイプを履くという個人的な習慣に従ったわけです。
朝一番に足入れしやすいですし、この靴を履いて歩き始めるとすぐに仕事モードに頭が切り替わるのです。
控えめなトゥ・シェイプと小さめな甲が、小粋でお洒落な印象です。
ベロ部分付け根の両端から三角状に小さく突き出たディテールも、他の靴には無い洗練されたデザインと思います。
グレー系のスーツに、茶系のネクタイを合わせて、足元と襟元を同系色にしてアクセントとしてみました。
タッセル飾りが横に動く姿がネクタイと印象が重なる相性の良さを、さらに強調したわけです。
また、私の足型にも合っているのか、ある程度馴らしの必要なJ.M.ウェストンの既製靴にしては珍しく、履き始めからピッタリとフィットしています。
7割以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、1枚革ではありますが特に土踏まず部分も丁寧に造り込まれていて、圧迫感が心地良いのです。
とにかく、私にとって無くてはならない存在の靴になっています。


11/30(日) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、昨日に引き続いて雨が降っていたので、迷わずゴルフをセレクトしました。
少しだけ出かけただけなのですが、やはりラバソールですので、雨の中で履いていても安心できます。
茶系のパンツでしたので、同系色のライトブラウンにしたのですが、足元は比較的目立ちました。
マットな質感なのですが、手入れした直後なので、ほのかな光沢を感じました。
アウターを紺色にしたからか、コロンとしたシルエットに明るい色合いが、意外な程目立っていたのです。
まさに、足元主体のコーディネートになりました。
雨のどんよりとした空模様の中、足元だけは明るさを感じられました。


11/29(土) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、雨模様の天気でしたので当然のようにラバーソールのゴルフをセレクトしました。
実際には、車での移動主体でしたので雨に当たる時間はほとんどありませんでしたが、足元を気にしないで済む安心感は他には替えがたいものがあります。
雨でも、靴に妥協しないで履けることは、私のような靴好きにとって精神的にもリラックスできるのです。
このゴルフは、トゥ部分に隙間ができたからか、以前靴下が濡れない程度のうっすらと水が滲んだ跡を見つけたのですが、リペア後はそのようなことはないようです。
大雨に遭遇していないので、確証を得たわけではありませんが、ソールに隙間が無い場合は、水が浸出してこない個体のようです。
それにしても、丸みを帯びた可愛らしいデザインですので、カジュアルスタイルには合わせやすい靴です(ローテの都合でスーツに合わせることもありますが)。
甲高ですし、U型のステッチも立ち気味なので、ワイルドな雰囲気もあって、自由にフィールドを駆け巡る靴とのイメージもあります。
ウィークエンドに、天気が不安に感じたら、というよりも、天候に関係無く特に汎用性の高いこの黒のゴルフを履いていると安心です。


11/28(金) ジョンロブ・パリのヴィンテージ2000(ダブルモンク・Uーチップ)

今日は、ノーブルな佇まいが目に留まってダブルモンクをセレクトしました。
スクエアなトゥと、やや大きな面積のU型のステッチがロングノーズのシルエットを強調しているからか、気品といいますか崇高さを感じます。
上部にモンクストラップがあるので、実際以上にロングノーズに見えますし、色落ちしやすい処理とのことでアッパーの茶色も所々かすれていて触れてはいけないような、いかにも近づき難い雰囲気すら醸し出しています。
全体的な高貴な雰囲気から忘れがちですが、昨日のフィリップ同様、シームレスなヒールなので、実はセクシーな一面も持っています。
この他の靴には無い独特の佇まいは、手の届かない高貴な存在のように感じるほどです。
しかしながら、何度も履き込んでいるうちに、ゆったりとしたシルエットのやや濃いグレー系のスーツとは相性が良いことと、カジュアルスタイルにも意外と合わせやすいことが、理屈ではなく体感的にわかってきました。
履いている本人は気がつきにくいのですが、実は靴全体が見えている時間は意外と少ないので、意識過剰になる必要はあまりないのです。
それで、グレー系のスーツと合わせて、止まっていると普通のUーチップ、歩くとノーブルなダブルモンクとわかる、そんなさりげなさを楽しみました。
私の持っているダブルモンクは、この1足だけですが、やっと慣れてきたような気がします。


11/27(木) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、靴入れの中でシームレスなヒールが目について、フィリップをセレクトしました。
たまたま、後ろ向きに靴が入っていたのですが、縫い合わせの無いセクシーなヒールに魅せられたのです。
(私の持っている靴の中では、マッタとヴィンテージ2000もシームレスなヒールなのですが、偶然前向きに靴が入っていました。)
極上の革質なので底光りしているヒールが、他の靴よりも履いて欲しいと主張しているようにさえ感じました。
それほど難しい処理ではないとのことですが、他の靴ではあまり見掛けないので、余計惹かれます。
履いてしまうと自分では見えないのですが、自然に気持ちが盛り上がりました。
元々あるエレガントな風合いに、華を添えているような感じすらします。
とにかく、この靴が気になって履いてしまった朝から、満たされた気分で一杯でした。
磨きこまれたアンティークの調度品のような凛とした佇まいに、はっきりと違いのわかる演出もされていて、まさにパーフェクトな靴と思います。


11/26(水) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、何となく目についたシャンボールドをセレクトしました。
玄関先に並んでいた数足の靴の中で、特にシャープな印象が強かったので、無意識の内に惹かれてしまいました。
とにかく、シャープで美しい流れるようなシルエットが、印象的な靴です。
丁寧に縫い合わせられた美しいラインを描くU型のステッチが、程よくトゥ・シェイプが効いた流麗なシルエットを、一層引き立たせています。
しかも、高度の技術が必要とされるスキンステッチ(縫い糸が見えない)が施されたトゥ部分も、とても綺麗な処理になっています。
靴の前部はダブルソール、土踏まずが当たる部分はシングルソールと、スペードソールにもなっているなど、凝った造りになってもいます。
見た目にも魅力的ですが、造りそのものがとても丁寧ですので、履いていると何となく安心できる靴なのです。
さらには、ソフトな印象が強いUーチップではありますが、細身でスタイリッシュな風合いですので、スーツとの相性も良いです。
紺系のスーツと合わせましたが、綺麗にまとまりました。
美しさに加えて、Uーチップですのでオン・オフ使える汎用性もあり、個人的には無くてはならない存在の靴となっています。


11/25(火) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨が降っていたので、当然のようにラバーソールのロジェをセレクトしました。
個人的に決めているダークブラウンのローテションのタイミングではありますが、先週3日連続で履いたので、中2日で登場させる気にはならなかったのです。
それで、同じ茶系でもライトブラウンは目立つので、濃い系統の色合いの黒にしたわけです。
手入れをした後なので、マットな風合いの中にしっとりとした渋い光沢を感じます。
シャープなシルエットをさりげなく引き立たせています。
ソフトな印象のUーチップですが、重ね縫いされたU型のステッチが全体とのバランスが良く、好感の持てるデザインです。
足元を軽やかに見せることができるからか、スーツとの相性も良いです。
当然ながら、グレー系のスーツとも、自然にマッチしました。
天候に関係なく、さりげなく洒落た足元にするには、最適な靴の一つと思います。


11/23(日)〜24(月) ベルルッティのジョルダン

今回、4泊するにもかかわらず靴をロジェ1足しか持ってこなかったのは、青山のベルルッティのショップに依頼してトゥ・リペアが出来上がっているこのジョルダンを取ってきて、週末のカジュアル用に履こうと考えていたからです。
ですので、雨の心配の無い天気予報でしたので、満を持してこの靴をセレクトしました。
3日連続でロジェを履いた後でしたので、2日連続で履いてしまいました。
ベルルッティにしては、硬めな履き心地なので、何となく頑丈に感じているのです(実際に造りが他のタイプと異なるかはわかりません)。
実際、新幹線で2時間じっとしていたりもしましたが、全く靴には問題がありませんでした。
それにしても、細いペンシル状のシャープなシルエットが、とても印象的です。
トゥ部分のV型のステッチが前に張り出し気味なことも、先鋭的な感じがします。
枯れたような色合いにパティーヌされたバーガンディーも、シックに感じられます。
私の持っているクラブラインのベルルッティと比較すると、風合いが明らかに異なりますが、これはこれで美しい靴と思います。
ビット飾りがついているモカシンタイプとしては、後発ではありますが、新しいスタンダードになりそうな予感もします。
ベルルッティとしては、癖の無いスタイルですので、カジュアル用に入りこみやすい靴ではないでしょうか。
(新しいスリッポンタイプの、このダンディー・ソバージュと呼ばれるシリーズは、このビットモカシン以外にも何種類かあります。)


11/20(木)〜22(土) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

出張先の仙台は、雨模様の天気予報でしたので、ロジェをセレクトしました。
軽い雨に遭遇しましたが、ラバーソールと耐水性の高いアッパーのおかげで、当然ながら水の浸入はありませんでした。
(ゴルフとロジェは完全防水ではないとのことで、ソールのトゥ部分に隙間ができたゴルフは水がうっすらと滲んできたこともありますが、この個体はかなりの大雨でも水が浸入してきたことはありません。)
今回は、1足しか持って行かなかったので、必然的に3日連続でこの靴を履きましたが、耐久性には定評のあるJ.M.ウェストンの靴だけあって、全く問題がありませんでした。
しかも、ナローなスタイルのUーチップなので、スーツとも相性が良く、ソフトで洗練された足元になります。
マットな質感の革は、それほど主張することなく、どんな服装とも自然にまとまります。
さらに、スーツだけでなく、カジュアルスタイルにも合わせました(22日は土曜日なので休み)が、Uーチップですので普通にコーディネートできました。
今回の出張に履いていって、汎用性の高い靴であると再認識しました。
出張時にこの靴を履いていると、天候を気にする必要もありませんし、耐久性も抜群ですので足元は安心です。

3日目の新幹線での移動時に、伸びない芯の入った小指側面への軽い接触が気になってきました。
完全に馴染んではいますが、他のJ.M.ウェストンの靴のような高いレベルで比較すると、個人的に足に合っていないような感覚です(普通の靴なら十分以上のレベルです)。
3日連続で履いた後に、動かないで数時間座っていたので、足に負担がかかったのかもしれません。


11/19(水) ジョンロブ・パリのヴィンテージ2000(ダブルモンク・Uーチップ)

今日は、久し振りにジョンロブ・パリの2000年限定品をセレクトしました。
それにしても、いかにもノーブルで、近づき難い雰囲気すらありますが、やっと慣れてきました。
カジュアルにあわせたりもしましたし、繰り返し履く内に、この靴に親近感すら覚えるようになっています。
今回は足元に圧倒されないように、茶系のダブルの上着に合わせて、バランスをとりました。
以前はこの高尚な雰囲気を履きこなすのは自分にはまだ早いと感じてもいましたが、自然な気持ちで履き続けることができました。
まだ崇高な靴を履いているとの感覚はありますが、今後も履きこんで精神的にもさらに馴染ませようと思います。


11/18(火) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、清々しい青空でしたので、気分良くフィリップをセレクトしました。
とにかく、程よくトゥシェイプが効いた、華麗なスタイルのストレートチップです。
トゥ・キャップに横一列のパーフォレーションが入っただけのシンプルな内羽根式ストレートチップなのですが、流麗なシルエットと極上の革の相乗効果で、存在感たっぷりな靴です。
本来ダークブラウンは、目立たない色合いなのですが、瑞々しく艶っぽい質感が、悩ましいほどの光沢なのです。
シームレスなヒールも、履いていると自分からは見えませんが、とてもセクシーに感じるとともに、いかにも違いを感じさせるデザインです。
濃紺のスーツに合わせましたが、まさに足元主体のコーディネートになりました。
同じ色のベルトを合わせることで、目線を分けてややコントラストを弱めてバランスをとりました。
靴というよりは、磨きこまれた趣味の良いアンティークの調度品のような印象すらします。
華のある靴を、1日堪能しました。


11/17(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めの個人的習慣に従って、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
怪しい空模様でしたが、ゲストを招いての宴会も予定されていたので、レザーソールではありますが、脱ぎ履きが楽なこの靴にしたわけです。
(ほんの一瞬だけ傘が必要な雨に当たりましたが、それ以外は曇り空でしたので、運がよかったです。)
やはり、宴会終了後にすぐに靴を履けるのは、主催者の立場としては、余計な気を使わなくて済むのでとても楽です。
黒系のスーツに合わせたのですが、濃い色同士ですし、ネクタイも靴と同系色にしたので、無難にまとまりました。
小さめの甲から流れるようなシャープなラインを描いているのですが、流行のロングノーズでなくオーソドックスなシルエットだからか、ホッとする感覚になれます。
ベロ付け根から小さく三角状に突き出ているデザインも、J.M.ウェストンとわかるオリジナリティに溢れた洒落た演出になっています。
あまり人気の無い靴ではありますが、汎用性も高く個人的にとても気に入っている靴です。

この靴は、以前シップスで扱っている頃に日本でも販売されていましたが、J.M.ウェストンの直営店では扱っておりません。
新しく事業展開するとのことの日本のJ.M.ウェストンでも、扱って欲しい靴です。
ただし、フランス本国ではジスカールよりも高いので、120,000円以上の価格設定になると想定すると、販売上は厳しいかなとも思います(以前シップスでは、98,000円でした)。


11/16(日) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、雨模様の天気でしたので、ゴルフをセレクトしました。
車での移動中心でしたし、日中はそれ程雨が降らなかったので、あまり雨には当たりませんでしたが、このゴルフを履いていることで、足元は安心できました。
どんよりとしたいつ雨が降るかわからないような空模様では、レザーソールでは何かと落ち着きませんので、この靴を履いていると心も安心できます。
耐水性の高いマットな質感の革(フッ素加工されていないとの情報が最近ありました)が、さりげない風合いで甲高でワイルドなシルエットにうまくマッチしています。
コロンとした可愛らしいシルエットですが、光沢が控えめなので意外と存在を主張しないのです。
カーキの綿パンと、濃紺のシャツに合わせたのですが、自然にまとまりました。
汎用性の高い黒ですので、どんなスタイルにも合わせやすいです。
カジュアルで迷った時に、この靴を合わせたら、天候も服装も選ばず万全です。


11/15(土) J.M.ウェストンのローファー・スエード(ライトブラウン)

今日は、茶系のアウターに合わせて、同系色のスエードのローファーをセレクトしました。
スエードは表面がゴツゴツしているのが、アウターと質感が似ているので、寒い時期に履くことが多いです。
さらには、実際はスムースレザーとの差はないと思いますが、足を包みこむ風合いがアウターと似ていることでほのかな暖かみを感じるのです。
スタイル的には、J.M.ウェストンの定番のローファーと同じで、小粋なスタイルですので、足元も軽やかにまとまります。
明るい色合いの存在感を活かすために、ベルトも同じ素材のJ.M.ウェストンを合わせて、連絡を取り合ったコーディネートにしました。
カジュアルスタイルに合わせると、足元はアクセントになります。

淡い色合いなので夏でも履こうと考えていたのですが、実際は履く機会がなく終わってしまいました。
(ある程度靴の数が揃ったこともありますが、無意識のうちにスムースレザーを履いていました。)
これからさらに寒くなってくるので、さらに登場回数が増えてきそうな気がします。


11/14(金) ジョンロブ・パリのシャンボールド

今日は、シャンボールドをセレクトしました。
細身でシャープなラインなので、いかにも華麗な雰囲気の靴です。
丁寧にモカ縫いされたU型の流れるようなステッチが、全体シルエットとバランスも良くまとまっています。
さらには造りも凝っていて、例えば、トゥ部分に高度なテクニックが必要とされる糸が見えないスキンステッチも綺麗に仕上げられているので、靴好きとしては心をくすぐられます。
フィリップなどのトップラインの革ほどではありませんが、革の内部からほのかに光っているような、上質な光沢も感じられます(履き味としては、やや肉厚なので、しなやかさでは劣るものの、剛性感では逆に勝っています)。
グレー系のスーツと合わせましたが、やや細身のパンツのシルエットだったので、靴全体が良く見えて、足元主体のコーディネートになりました。
華麗な風合いですので、適度に存在を感じさせていて、アクセントになりました。
この靴を履くと、思わず姿勢を正したくなるような端正な面持ちとの印象を、強く感じます。


11/13(木) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン・スムースレザー

今日は、久し振りにベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
とにかく、惚れ惚れするような光沢と、何色も重ねられたパティーヌ(色付け)がアンティークな風合いを出していて、とても存在感のある靴です。
さらには、カーフとしては履き皺も比較的残るのですが、まさに長年エイジングを重ねたかのような、何ともいえない独特の佇まいを醸し出しています。
この門外不出のベネティアンレザーを使って、贅沢にも1枚革で造られているので、ポインティーなシルエットをさらに際立たせていて、靴というよりも芸術品といった方が相応しいような気さえします。
しかも、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、ソールにも厚みがそれ程感じられず、ステッチも目立ただずさりげない仕上げになっています。
ノルベジアン製法とは思えない程、履き味もかなりソフトなのでコンフォート感に溢れ、履いていてリラックスできる程です。
マッケイ製法の靴は、薄くてスタイリッシュで、さらには大地からのダイレクト感を直接感じるソフトな履き心地で、これはこれで悪くはありませんが、何度もリペアできる安心感もあるので、このノルベジアン製法の靴も気に入っています。
(ベルルッティの靴は、マッケイ製法の靴が多いのです。)
魅惑的な外見、コンフォート感溢れる履き心地、ノルベジアン製法特有のある程度の耐久性と、全ての点でレベルが高く、頂点にたつ靴の一つと思います。
まさに、この靴に魅せられた1日になりました。


11/12(水) ジョンロブ・パリのマッタ(ダークブラウン)

今日は、久し振りにダークブラウンのマッタをセレクトしました。
磨きこまれたアンティーク品のような趣味の良い光沢を放っていて、まさに芸術品のような風合いです。
贅沢に1枚革で覆われた甲は、極上の靴であることを存分にアピールしているかのようです。
しかも、厚みはそれ程でもなくしなやかですし、甲上部が包み込まれているような、履き心地も実現しています。
シングルモンクストラップがついただけのシンプルな靴ですが、この極上の革が使われていることで、比類なき存在になっています。
「良い靴を履いていますね」と声をかけられることも多く、靴に特段興味の無い普通の方が見ても、良い靴と思えるような靴でもあります。
(今日は、声をかけられませんでしたが。)
まさに、華のある靴と思います。


11/11(火) J.M.ウェストンのロジェ(ダークブラウン)

今日は、雨が降っていたので、迷うことなくロジェをセレクトしました。
ラバーソールと、耐水性の高いアッパー(フッ素加工ではないとの情報もありますが、水に強いことは確かです)で完全武装されているので、雨でも安心なのです。
完全防水ではないので、水が進入する個体もあって、実際私の黒のゴルフもヒールのトゥ部分にできた隙間から靴下が濡れない程度の染み込みがありましたが、この靴はそんな経験はありません。
ソフトな印象の強いUーチップではありますが、流れるようなナローなシルエットなので、スーツにも合わせやすいです。
さらには、U型のステッチと流麗なラインとのバランスも良く、洗練された印象も感じます。
濃い茶系のスーツに合わせましたが、同系色ですので、自然にまとまりました。
この靴があるおかげで、雨でも妥協した足元にする必要がないので、とても重宝しています。
といいますか、雨の多い日本の天気事情では、個人的に必須の靴になっています。


11/10(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めの個人的習慣に従って、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
朝一番に足入れする時にあれこれ考えずに済みますし、馴染んだこの靴を歩いていると、自然と仕事モードに頭が切り替わるのです。
午後には降水確率がやや高い天気予報でしたが、朝方は晴れていましたし、この靴を履きたいとの気分が雨に当たるリスクに勝って、レザーソールですがこの靴にしました。
(帰宅途中、運悪く、雨には当たってしまって、シングル・レザーソールなので水がうっすらと滲んできました・・・。)
J.M.ウェストンの靴の中でも、個人的な足型に合っているのか、適度にタイトなフィッティングが買った当初から保たれています。
スリッポンタイプとしては、このようなフィッティングは他ではあまり無いので、とても気に入っています。
土踏まず部分の心地良い圧迫感とヒールの密着感から、とにかく履いていて気持良いのです。
革質的にも、他の靴と差は特にないとのことではありましたが、スムースな質感をより感じます。
7割以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、職人さんが同じ革がたくさんある中でも、多少は吟味して造っているのかもしれません?
濃紺のスーツと合わせましたが、ネクタイとタッセル飾りの相性も良く、スマートなイメージにまとまりました。
個人的に、無くてはならない存在の靴の一つとなっています。


11/9(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、ほんの短時間出かけただけですので、脱ぎ履きが楽なスリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
やはり、ちょっと出かける時には、レースアップの靴を履くよりとても楽です。
頭でこの靴を履こうと決めたというよりは、身体がこの靴を選んだ、そんな感じです。
コーディネート的には、紺のコーデュロイのジャケットに色を合わせたこと位しか考えていません。
あまり深く考えずに履いても、小粋なスタイルを演じられるのは、フレンチティスト溢れるこの靴の特徴です。
さらには、深みのある紺色ですので、コーディネート的にも服装を選びません。
とにかく、カジュアルスタイルでこの靴を履くと足元は安心です。


11/8(土) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、雨が降っていたので、カジュアルスタイルに合わせてゴルフをセレクトしました。
スーツスタイルにはロジェを優先的に合わせていることもあって、久し振りの登場になります(ローテの都合によっては、ゴルフも履きますが)。
それにしても、甲高で丸みを帯びた可愛らしさすら感じるデザインは、カジュアルスタイルにはピタリとはまります。
コロンとしたシルエットが、ぬくもりと言いますか、安心感を与えてくれるのです。
さらには、この黒のややマットな革の質感は控えめですので、足元をあまり際立たせません。
一方、スタイル的にカジュアル・ティストのUーチップとしては完成されているので、知っている人が見たらすぐにゴルフとわかる靴でもあります。
さりげない存在感のあるUーチップでして、粋な足元を演出できる靴です。
とにかく、カジュアルスタイルに、この靴を合わせると、足元は万全です。

さて、靴下が濡れない程度の水の滲みがあったと以前紹介しましたが、修理後は水の滲みも無く、雨でも全く心配がありません。
かなり履いてラバーソールのトゥ部分に隙間が出来ていたのが、リペアで完全に修復したからでしょうか。
いかにも頑丈な風合いで、がんがん履く靴との印象は個人的に強いだけに、ひとまず安心しました。


11/7(金) AUBERCYのウィングチップ・トリプルソール

今日は、久し振りにトリプルソールのウィングチップをセレクトしました。
私にとっての初めてのAUBERCYの靴でして、フランスの靴雑誌「TREPOINTES」に載っていた写真を見て、一目惚れした靴でもあります。
派手に見えますが、清楚な内羽根式のデザインですし、目立たないダークブラウンなので、意外と存在を主張しない靴です。
大きく張っているコバですが、段状になっているからか、うまく全体シルエットに溶け込んで、目立つというよりも、さりげないアクセントになっている感じなのです。
しかも、しっとりとした上質な革ですので、光沢も程よく輝いていて、適度にエイジングが重ねられたかのようなアンティークな風合いも感じられます。
大振りなボディではありますが、さりげない存在感を楽しめる靴です。
グレー系のスーツとの相性も、当然ながらとても良かったです。
さらには、土踏まず部分まで張り出した芯の効果で、足にピッタリと吸い付くような履き心地も実現しています。
返りも良いので、コバが張り出しているにもかかわらずトゥ部分の減りも少なく、足に負担もかかりません。
とにかく、他の靴とは異なる質感をはっきりと実感できる靴です。


11/6(木) J.M.ウェストンの内羽根式ストレートチップ

今日は、プレーンなストレートチップをセレクトしました。
キャップ部分が大きめなセミスクエア・トゥでシングルソールの、何の変てつも無い内羽根式ストレートチップです。
J.M.ウェストンらしい上質な革ですので光沢はそれなりにありますが、ダークブラウンですのであまり目立たず、シンプルの極みのような靴です。
最近流行のロングノーズのタイプではありませんが、このような極普通のデザインのストレートチップは、どんなスーツと合わせてもさりげなくまとまるので安心感があります。
履き味もカッチリとした安定感を感じますし、靴自体の傷みもほとんどなく、J.M.ウェストンらしい丁寧な造りの靴です。
素材的に良い革を使ってはいるものの、一目見ただけでは普通に感じられる靴が、実は内面がしっかりとした造りであることを実感できる靴です。
あまり目立たない存在ながらやるべきことをきちんとこなしている優等生のような靴といえるのではないでしょうか。
まさに、いぶし銀のような靴と思います。


11/5(水) ジョンロブ・パリのフィリップ(ダークブラウン)

今日は、ダークブラウンの靴の中で、ひときわ光沢が目立っていたフィリップをセレクトしました。
このダークオークと呼ばれるダークブラウンの革は、いかにも瑞々しい光沢ですのでかなり存在感があったのです(同じ革が使われているマッタを収納から出していないことも原因です)。
ただし、上質な革の内面が底光りしているかのようなナチュラルな素材感が醸し出されているので、意外な程嫌味な感じはありません。
メンテナンスが行き届いて、渋くエイジングを重ねながらも、質感が維持されている趣味の良いアンティークの調度品のような佇まいなのです。
手入れして磨けば磨くほど光沢が増しているのですが、これも上質なアンティーク品のような風合いです(クリーム無しで、クロスで磨いてもかなり光ります)。
買った当初よりも、色艶は増しているほどです。
しかも、トゥ・シェイプが程よく効いた流麗なシルエットですので、とにかく華のある靴です。
紺系のスーツに合わせましたが、まさに足元主体のコーディネートになりました。
黒とは全く違う靴のような印象すらする、艶やかな靴と思います。


11/4(火) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ダークブラウン)

今日は、週初めの個人的習慣に従って、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
とにかく、7割以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、J.M.ウェストンらしいしっかりとした造りです。
ヒールで縫い合わされている贅沢な1枚革が、土踏まず部分でピタリとするのも丁寧な造りの良さを感じます。
個人的にこのラストに足が合っているようでして、スリッポンタイプではありますが、踵の食いつきも良く履き心地がとても良いのです。
さらには、タッセル飾りも中央にピタリと収まり、端正な面持ちの靴です。
紺系のスーツに合わせましたが、自然にコーディネートできました。
さりげない光沢がある上質の革も、出すぎず引きすぎずバランスが取れた存在感で、優等生のような質感です。
久し振りにこの靴を履いて、気分が良かったです。

本日より、ダークブラウンのローテにしました。
木枯らしに、合わせやすそうな渋い色合いです。


11/3(月) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、ゴルフに行ったのですが、夕方には雨になるとの天気予報だったので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
帰り際に雨になったので、この靴にして正解でしたが、車での移動でほとんど雨に当たらなかったので、脱ぎ履きが楽なスリッポンタイプのローファーにしても良かったかなとも感じました。
ロッカールームが広々していて、ゆったりと靴を脱ぎ履きできましたが、少しだけ時間が余計にかかりますので・・・。
行き帰りは、濃紺のコーデュロイのパンツ・ベージュのカットソー・青系のジャケットに合わせたのですが、足元も同系色ですのでうまくマッチしました。
実際には、この靴を履いて歩いた距離はほとんど無かったのですが、久し振りにアスファルト以外の土のフィールドでちょっとだけ歩いてみると大地をしっかりと踏み締めている印象が強かったです。
ワイルドな雰囲気も持っているので、大自然にも自然に溶け込みます。
天候だけでなく、歩く地面(限度はありますが)に対してもオールマイティな靴と感じました。

実際のゴルフでは、ナイキのタイガーウッズモデルを履きました。
何となくゴルフシューズっぽくないので、気に入っています。
完全防水ですので、ラウンド終わり頃に降った雨の濡れたフィールドでも水が浸入してくることは全くありませんでした。


11/2(日) オールデンのチャッカーブーツ(黒)

今日は、ここしばらく履いていなかったチャッカーブーツをセレクトしました。
冬が近づいて段々と寒くなる中、この季節にしては暖かい気候ではありましたが、季節感から何となくハーフブーツを履きたくなったのです。
(コードヴァンなので、雨の心配がなかったことも、潜在意識の中にはありましたが。)
パンツの裾に隠れると、プレーントゥのようにも見えるので、応用範囲が広い靴です。
カジュアルにも、場合によってはスーツにも合わせられます。
プランテーション・クレープソールと呼ばれるラバーソールなので、買ってからしばらくはビジネス用としても雨の時にガンガン履いていました。
ですので、コードヴァンの表面はざらつき気味ですが、これはこれで味があります。
オールデンらしい無骨で大味な雰囲気が、より強調されているようにも感じます。
靴の数が揃った今は、雨にはなるべく当てないようにしていますが、天候に関係なく履くことも選択肢にあるとは思います。
さて、紺系のジャケット+パンツスタイルに合わせましたが、無難にまとまりました。
とにかく、比較的汎用性が高い靴です。
さらには、革の面積が広いからか、足全体が優しく包みこまれるような絶妙な履き心地です。
オールデンで一番人気の靴とのことですが、良くわかるような気がします。


11/1(土) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、晴天だったので気分的に青系の靴にしたくなって、紺のローファーをセレクトしました。
陽光の下、比較的青が目立っていましたが、晴天でしたので回りの風景ともマッチしていたように思います。
しかも、深みのある色合いですので、嫌味な感じは全くありません。
小粋でフレンチティストに溢れたデザインに、一層軽やかな印象を与えてくれます。
同系色の青系のセットアップに合わせましたので、自然にまとまりました。
普通に履くことができながら、さりげなく違いを感じさせる、お洒落心をくすぐる靴と思います。


10/31(金) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、シングルモンク付きのマッタをセレクトしました。
夜には宴会が予定されていたので、ストラップを付けたり外したりするだけで脱ぎ履きができる靴にしたわけです。
レースアップの靴よりも、脱ぎ履きは早く済ませられたので、宴会終了後に周りの方達とのペースを乱すことはありませんでした(レースアップの靴の時には、待たせることが多いのです)。
それにしても、トゥ・シェイプが程よく効いたシャープなラインを見ると、エレガントな雰囲気を感じさせられます。
立っていると、ストラップがパンツの裾に隠れて、1枚革のプレーン・トゥのようにも見えまして、瀟洒な佇まいでもあります。
さらには、ウルトラスムースな極上の1枚革が甲全体に広く使われていて、内面からほんのりと輝いているかのような光沢を感じさせる極上の革質を十二分に堪能しました。
一般にもクラシカルな印象の強いシングルモンクですのでスーツとの相性も良く、紺のスーツと合わせたのですが綺麗にまとまりました。
使い勝手も楽ですし、スーツに合わせやすく汎用性も高いことから、私にとって最もお気に入りの靴の一つです。


10/30(木) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、天気が良かったので、コードヴァンの靴にしようと考えて、オールデンのストレートチップをセレクトしました。
コードヴァンは、雨に当たると手入れをしてもしばらく跡が残るので、雨の心配が無い時に履くことにしています(天気予報が外れて、雨に当たることもありますが・・・)。
寒空ながら晴天の陽光の下で、コードヴァンは濡れたような鈍い光沢をビガッと放っていました。
少々手入れをした後なので、瑞々しさをいつも以上に感じます。
しかも、オールデンは良い意味で大味な面もあるので、革質にもバラつきがあることがありますが、この靴に使われている革は、偶然にも上質なのです。
手入れをした上質のコードヴァンは、カーフとは明らかに異なる質感ですので、いつも見慣れているにもかかわらず、思わず見入ってしまった程です。
とにかく、十分に手入れをしたコードヴァンの質感を十二分に堪能できました。
ところで、無骨なスタイルの多いオールデンにしては、細身で流れるようなラインを描くアバディーンラストですし、さらには、普通の外羽根式ストレートチップですので、スーツとの相性もばっちりです。
紺のストライプ系のスーツと合わせたのですが、当然のようにマッチしていました。
ビジネス用の靴としては、どんなスーツとも相性が良く、この靴を履いていたら足元は安心です。


10/29(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨が降っていたので、当然のようにロジェをセレクトしました。
ラバーソールで完全武装されているので、雨でも安心なのです。
普通程度の雨でしたが、いつものことながら、水の浸入など全く有りませんでした。
完全防水ではないので、ソールの縫い目などから水が浸入しやすい固体もあるとのことですが、運良くこの靴はそんなことはありません。
雨に強いことで加えて、流れるようなナローなラインに小さめなU型のステッチがバランス良く配置されていて、とにかく美しい靴です。
さらには、Uーチップですのでソフトな印象にはなりますが、流麗なシルエットですので、スーツとも合います。
グレー系のスーツと合わせましたが、無難にまとりました。
他にもたくさんあるUーチップの中で、最も洗練されたデザインのUーチップの一つと思います。


10/28(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、家を出る時には晴天でしたが、夜半になると雨模様の天気予報でしたので、レザーソールながら少々の雨なら安心のドゴールをセレクトしました。
結局、帰宅途中には、運良く雨に当たりませんでした。
朝から雨ならラバーソールの靴を履くのですが、今年は雨の天気が多くてラバソールの靴の登場回数が少なくなかったことから、なるべくレザーソールの靴を履きたくなるのです。
このドゴールは、当然ながら積極的に雨の中で履いてもいませんし、大雨にも当たったことはありませんが、見るからに分厚いソールなので少々の雨では水がインソールに浸入してきたことはありません。
軍人靴がルーツであることもあって、大振りで頑丈そうな外見通りの相当耐久性のある靴です。
一方、派手なボディではありますが、足入れ部分が2重になっていたりと、クラシカルな雰囲気も持ち合わせてあるので、嫌味な感じはありません。
特に、黒はあまり目立たない色なこともあって、さりげなく違いを主張している感じです。
濃紺のスーツと合わせましたが、足元も、うまく全体に溶け込んでいました。
大振りな靴ではありますが、程よい存在感に感じました。
J.M.ウェストンの最高峰の靴をさりげなく堪能した、そんな気分になりました。


10/27(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週初めの個人的な習慣に従って、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
朝一番に足入れする時に、あれこれ考えないで済みますし、長年履いてきたこともあって、歩き始めると仕事モードに自然と切り替わるからです。
もう10年位履いていて、インソールがかなり沈み込んだ結果、私の足型が刻み込まれているので、自分の足の一部になったかのような感触です。
この履き心地を味わうと、自然とウィークエンドからウィークデイになったとの気分になるのです。
オールデンの靴は、この靴に限らずインソールの沈み込みが大きいので、履き込む程に足に馴染みますし、足にもとても優しいです。
コードヴァンも、革自体はあまり伸びませんが、足にしっとりとして馴染みやすい印象でもあります。
デザイン的にも、小さめな甲とタッセル飾りがバランスよくまとまった靴です。
アバディーンラスト特有のナローなトゥから、流れるようなラインを描いていて、オールデンとしては洗練された印象でもあります。
紺のスーツに合わせましたが、無難にまとまりました。
タッセル飾りとネクタイとの相性も良いので、スーツとの相性も良いのです。
脱ぎ履きが楽なことは宴会などでも重宝しますし、個人的には無くてはならない靴になっています。


10/26(日) J.M.ウェストンのローファー・スエード(黒)

今日は、寒くなってきて羽織ったウール系のアウターに合わせて、スエードのローファーをセレクトしました。
薄手ではありますがウール系のアウターとは、表面の質感が似ているからか、スエードの靴はとても良くマッチします。
黒主体で茶系も少々彩られたジャケットに近いアウターなのですが、靴と同じ黒が上下で連絡しあっているのが良い感じでした。
ちなみに、ベルトも同じ素材のJ.M.ウェストン純正にしましたが、シャツの中に隠れて見えませんでした。
寒い時期に似合うとされるスエードではありますが、夏にも履こうとしていながら結局履かなかったのは、上着などとの質感がいまいちマッチしていなかったからかななどと考えています。
特に、今回は履いていませんが、ライトブラウンは夏でも似合う色合いですし、暖かい時期に何となく履かなかった理由が思い浮かばなかったのですが、わかったような気がします。
さらには、このマットで表面がゴツゴツしたスエード独特の質感は、ほんのりとした暖かみも感じます。
実際の暖かさは、スムースレザーと変わらないはずなのですが、気分的にそう思わせるのは、ウールなどとの質感が似ているからでしょうか。
そういう意味でも、寒くなるにつれて履く機会が多くなる靴と思います。


10/25(土) ベルルッティのアンディ

今日は、しばらくベルルッティの靴を履いていないことに気づき、アンディをセレクトしました。
といっても、2週間弱しか間があいていないのですが、それでも禁断症状を感じました。
トゥに向けて急激にシェイプの効いた美しいシルエットと、美しいパティーヌ(色付け)がされて瑞々しい光沢のあるベネティアンレザーは、ベルルッティでしか味わえないからです。
特に、メリハリのある魅惑的なポインティーなラインは、他の靴では味わえないだけに、好きになるととことん好きにさせられる魅力を持っています。
実は、まだ日本で売っていない頃、雑誌で初めてこのアンディを見た時には奇抜に感じて違和感さえ覚えたのですが、実物を見て履きこんだ今ではもう夢中になっています。
「ベルルッティかそれ以外の靴か」、といえる程オリジナリティーのある靴と思います。
しかも、履き心地もソフトで足にピッタリとします。
淡い色合いのジーンズと青系の綿ジャケットに合わせましたが、足元が美しく主張して、まさに足元主体のコーディネートになりました。
とにかく、この靴を履いていると、心がワクワクします。

この靴は、ブレイク製法ですのでオールソール・リペアは何回もできないでしょうし、丁寧ではありますが頑丈とはいえず、華奢な造りでもあります。
しかしながら、ベルルッティの靴は、耐久性などを気にするのではなく、その美しさを楽しむ靴と思います。
(個人的に、靴の数が揃ってきて、登場回数も少なくなっているので、耐久性を気にする必要は無いかもしれませんが)
実用性中心に靴を選択してきた私に、華やかさとか遊び心を教えてくれた、私にとっては貴重な靴です。


10/24(金) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン(黒)

今日は、久し振りにAUBERCYのホールカットをセレクトしました。
降水確率が低かったので、コードヴァンの靴にしようと考えたのですが、靴の外周に沿って縫い込まれている白いステッチが目についたこともあります。
(あいにく、小雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、車で帰ってきたのでダメージはありませんでした、・・・今年の天気予報はあまりあてになりません・・・。)
コバ近くのアッパーに縫いこまれたノルベジアン製法特有の白いステッチが、スクエア・トゥから流れるようなラインを綺麗に表現しています。
さらには、ノミで削られたかのような低いチゼル・トゥから、綺麗なシルエットを描いて途切れることなく1枚革で覆われているので、華麗な印象です。
1枚革で肉厚のコードヴァンは、オールデンにも使われているホーウィーン社製とのことですが、とにかく極上の質感でして、ソフトに磨くだけでビガッと光ります。
綺麗なシルエットと極上のコードヴァンがハーモニーとなって、ドレッシーな印象が強い靴です。
紺系のダブルのスーツと合わせましたが、足元は負けることなく、しっかりとアクセントになっていました。

この靴は、パリのショップにドゥミ・ムジュールと呼ばれる細部を指定できるパターンオーダーで出来あがりました。
革の指定など、既製には無いタイプでも、かなり自由にオーダーができます。
しかも、1度オーダーすると、メールでもオーダーが可能となります。
ここしばらくオーダーしていないこともあって、茶系のサイド・エラスティックをもう1足欲しいかなと感じています・・・。


10/23(木) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、社内外セレモニーに出席の予定があったので、フィリップをセレクトしました。
個人的に、何らかのイベント事には、このエレガントな佇まいのフィリップを履くことが多いです。
程よくトゥ・シェイプが効いた流麗なシルエット、極上の革質に代表される最高品質の造りなど、非の打ち所の無いパーフェクトな靴なので、足元が引き締まるからです。
しかも、気分的にも引き締まるから不思議です。
とにかく、この靴には、”凛とした”という表現が良く似合います。
また、この黒はダークブラウンほど目立たないこともあって、革の内部から放たれているかのような上質な光沢がさりげなく存在感を高めています。
流行のスクエアトゥではなく、ラウンドトゥなので、ビジネス用にスーツに合わせて使っても、極自然にまとまります。
ですので、普通のパンチド・キャップトゥにも見えるので、さりげない印象でもあります。
普通の靴のように見えて、わかる人が見たら既製靴最高品質のフィリップとわかる、そんな靴です。

今日は、運悪く弱い雨に当たってしまいました。
濡れた路面を1時間弱歩いたのですが、ほんの少しではあるもののインソールに水が滲んできました(アッパーは帰宅後に手入れすると、全く問題がありませんでした)。
さすがのフィリップとはいえ、シングル・レザーソールなので長時間濡れた路面を歩くと水が進入してくるのはしょうがないようです。


10/22(水) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、雨模様の天気でしたが、家を出る時には雨が降っていなかったことと、午後には晴れる予報でしたので、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
少々の雨なら厚いソールなので全く問題がないからです。
結局、運良く1日を通じて雨に当たることはありませんでした。
ごつい見かけ通り、かなり重い靴なのですが、何と言いますか、振り子のような感じがして、とても履き味がいいです。
足にピタリと馴染んでいてしかも返りが良いので、全く重さが気にならずむしろ好印象なのです。
しかも、ヒールの金属プレートが地面に当たって、カツカツと足音が響き渡りますので、リズミカルに歩くこともできます。
軍人用の靴だったとのことで、履き味もその風貌通り鈍重ですが、重さが気にならないのがこの靴の特徴です。
派手な外見と、履き心地が両立した、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールの名に相応しい靴と思います。


10/21(火) オールデンのストレートチップ(モディファイドラスト)

今日は、少々体調がすぐれなかったので、楽な履き心地な靴にしようと考えて、モディファイドラストのストレートチップをセレクトしました。
同じモディファイドラストのVーチップは、先週に履いていたこともあって、このストレートチップにしたわけです。
とにかく、ボールジョイント部分より先に余裕がありながら、絞り込まれた土踏まず部分がピッタリと吸い付く絶妙な履き心地で、履いていてとても楽です。
足型に合わせるように内側に向けて「く」の字型に湾曲していることも、コンフォート感を高めています。
しかも、通常の楔型のラバーが張られたタイプのヒールよりも、大きめで土踏まず部分にまで張り出した「フットバランス」と呼ばれるタイプのヒールですので、より土踏まず部分の心地良い圧迫感は強く感じられます。
(ちなみに、この「フットバランスタイプ」のヒールは、全面ラバーです。)
オールデン特有のインソールの沈み込みの大きさもあって、まさに足にピタリとします。
通常の楔型のタイプのヒールの方が、土踏まずの密着感が薄れた優しい履き味ですので個人的には好みなのですが、この「フットバランス」のヒールの方が土踏まずへの密着感は確実に強いです。
いずれにしても、このモディファイドラスト以外では味わえない、”癖”になるような履き心地です。
一方、お世辞にも美しいとは言えず、何ともグラマラスなオールデン特有の素っ気無いシルエットにも、慣れてくると親しみを覚えます。
履き心地もスタイルも、オールデンのモディファイドラストでしか味わえない、まさに差別化された靴と思います。


10/20(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週初めの個人的習慣にしたがって、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
週明けの朝一番に、靴紐を結ぶのは何となく気が引けるので、スリッポンタイプの靴を履くことが多いのです。
ちなみに、黒のスリッポンタイプは2足あるのですが、雨の心配の無い天気予報だったので、コードヴァンの靴にしました。
長年履いてきた結果、インソールがかなり沈み込んで足型がクッキリとわかるほど馴染んでいるからか、歩いているうちに靴を履いているのを忘れるほどです。
長年の習慣で、この靴を履いて歩き始めると、すぐに自然と仕事をする気分になってくるから不思議です。
スタイル的にも、オールデンとしては、細身のアバディーンラストであることと、甲部分が小さいので、比較的スタイリッシュに見えますので、スーツにも合います。
また、タッセル飾りが、ネクタイと相性が良いことも、スーツに合う理由です。
ただ、量販店に普通に安売りで良く売っているタイプだからか、あまり人気が無い靴でもあります。
逆にいえば、広く認知された普遍的なデザインとも言えます。
私としては、脱ぎ履きが楽なので宴会などのシチュエーションでも重宝しますし、スーツと合わせる靴として、個人的には必須アイテムの一つとなっております。


10/18(土)〜19(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

週末を利用して、近くの温泉に一泊旅行に出かけたのですが、靴は1足だけにしたかったので、紺のコーデュロイのパンツに合わせて同じ紺のローファーをセレクトしました。
旅館に宿泊しましたので、靴の脱ぎ履きに時間をかけたくないことも、スリッポンタイプにした理由です。
(天気予報では雨の心配がなかったので、レザーソールにしたのですが、運悪く夕立に一度遭遇したものの、一瞬だけでしたので問題はありませんでした。)
濃い紺色ですので、深まる秋の季節にも、似合います。
晴れている時間がほとんどでしたので、青系を存分に感じましたが、嫌味な感じは全く感じられません。
青系は特殊な色ではありますが、この深みのある紺色は比較的合わせやすい色合いです。
しかも、小粋で軽やかなフレンチティストに溢れるデザインも、お洒落感を高めています。
当然ながら、夏にも似合いますが、比較的季節を選ばずに合わせることができる靴です。
1足ローファーを既に持っていて、”普通のようで実は少々違いがあってよりお洒落な”、もう1足のローファーをお望みの方にピッタリと思います。


10/17(金) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、部外セレモニーに出席する予定があったので、気を引き締めるためにフィリップをセレクトしました。
それにしても、イベントなどにとても似合う靴です。
程よく効いたトゥ・シェイプ、シームレスなヒールなど、エレガンスを感じさせられる靴です。
とにかく、凛とした佇まいなのです。
細部も妥協しない造りでして、ステッチ・コバの張り具合などが一定で、左右で同じ固体の革を使うなど、全くスキの無い靴です。
さらには、見た目にもはっきりとわかるウルトラ・スムースな極上の革質で覆われています。
このスキの無さだけが欠点とさえ思えるパーフェクトな靴と思います。
しかも、トゥ・キャップに横一列だけパーフォレーションが入っていることでフォーマル感が多少は薄れているので、ビジネス用としてスーツにも良く似合います。
まさに、キング・オブ・ビジネス・シューズの称号に相応しい靴ではないでしょうか。

少し手入れすると、新品のような状態になりますし、履けば履くほどにヴァリューの高さが良くわかる靴でもあります。
剛性感溢れる履き心地からも、耐久性は十分あると思います。
靴の数が揃って来て登場回数もそれ程多くないこともあって、10年後も今の状態が維持されていると予想します。


10/16(木) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、マッタをセレクトしました。
夜に気を使う宴会が予定されていたので、スムーズに対応できるようにと考えたからです。
さらには、日中は解決すべきマターがたくさんあったので、気を引き締めるために、スリッポンタイプよりは多少はあらたまった印象のあるモンクストラップ付きの靴にしました。
個人的に、週初めに履くことが多いスリッポンタイプは、週初め以外は何となく履かない気分になっていることも影響しています。
この靴を履いていたからかどうかはわかりませんが、全てうまく進んだので、ホッとしています。
ストラップ付きですのでレースアップよりも靴の脱ぎ履きが楽ですし、どことなくクラシカルな雰囲気がありますので、ビジネス時における汎用性はとても高いです。
今日は、トゥシェイプが程よく効いたエレガントなシルエットとか極上の革質などを楽しむ余裕が無く、全てのマターを滞りなく進めることに集中しておりまして、足元についてはあまり気にすることがありませんでした。
靴に余計な神経を使わなくて済んだわけでして、余裕のある中で冷静に考えると、この靴の汎用性の高さと便利さが良くわかります。
スーツスタイルにこの靴を合わせると、どんなシチュエーションでも、あまり深く考えなくても足元は万全です。


10/15(水) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
朝に目が覚めた時には日が差していましたが、家を出る時には怪しい空模様になっていたので、レザーソールではありますが、少々の雨でも問題の無いこのドゴールにしたわけです。
案の定、家を出てすぐに小雨がぱらつき始めたので、心配になってバスに乗ったのですが、途中に本格的な雨になりました。
ちなみに、日中も日が差したり雨が降ったりと、秋特有の変わりやすい天気でした。
厚いダブルソールなので、普通の雨では水が浸入してきたことはなく、今回も全く問題ありませんでした。
元々軍人用の靴とのことですので、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法であることなど、基本的に頑丈な造りだからある程度の耐水性もあるのだと思います。
さらには、軍人用の靴らしく大ぶりなボディですが、クラシカルな雰囲気も持っているU−チップですので、スーツにも合わせています。
黒という色自体、それ程は目立たないこともあって、実際に履くと見かけとは異なり、意外にさりげない存在感です。
しかも、履き込んだ結果、完全に馴染んでいるので、足にピッタリとする履き心地も実現しています(馴染むまでは、結構大変です)。
ワイルドな風合いと心地良い履き心地を両立した、まさにJ.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴ではないでしょうか。


10/14(火) AUBERCYのサイドエラスティック・シューズ

今日は、スリッポンタイプを履くことが多い週初めだったことに加えて、セレモニーと、その後に引き続いて気を使う宴会の予定があったので、サイドエラティックシューズをセレクトしました。
やはり、あらたまった場面では、同じスリッポンタイプのタッセルモカシンよりも、この靴の方が向いています。
パンツの上からは、トゥに一列パーフォレーションの入ったパンチド・キャップトゥに見えるからです。
しかも、トゥに向けて削られたようなチゼルトゥがとてもスタイリッシュです。
スクエア・トゥに向けてエッジの立ったシャープなラインを描いているので、とにかく引き締まって見えます。
紺のスーツに合わせて、全体コーディネートのワンポイントなりました。
濃い色同士で合わせても、足元に目を引く美しさを感じさせる靴です。

この靴は、ドゥミ・ムジュールを呼ばれる、パターン・オーダーに少々手を加えたAUBERCY特有のオーダー方法で出来上がりました。
サイズの微調整(私は省略しましたが仮縫いも含む)、ラスト、製法、革などを自由に選べます。
ちなみに、このパンチド・キャップトゥタイプのサイドエラスティックは既製には無かった(既製はウィングチップタイプでした)のですが、特別にお願いしました。
1足目のトリプルソールのウィングチップのオーダーをしてからは、メールでも対応してもらえるのでとても楽です。


10/13(月) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、雨模様の天気予報でしたが、家を出た午前中は雨が降っていなかったこともあって、雨には弱いですがコードブァンのVーチップをセレクトしました。
車と新幹線での移動なので屋外に出る機会がほとんど無いことも、履いた理由です。
あいにく東京駅出発間際は軽い雨模様でしたが、新幹線内でしたので、雨に当たらずに済みました。
それにしても、無骨な風合いが、カジュアルスタイルにもとても良く似合います。
ジャケット+綿パンスタイルに合わせたのですが、濡れたような光沢のコードウァンの存在感を感じさせながらも、ある意味で粗野なデザインなので、出すぎず引きすぎずのさりげないアクセントになっています。
この5日間で3度履いたからか、気分だけでなくスタイル的にも馴染んできました。
オン・オフ共に活躍させることのできる便利な靴とさえ思います。


10/12(日) ベルルッティのジョルダン

今日は、昨日に引き続いて、ジョルダンをセレクトしました。
スッキリしない空模様でしたので、雨跡が残るコードヴァンではなく、カーフの靴にしました。
完全なラバーではありませんが、ハーフラバーソールなので多少の雨でも安心なのです。
弱い雨に遭遇しましたので、この靴にして不幸中の幸いでした(レザーの部分もあるので、本来は雨には当てたくありません)。
ところで、このハーフラバー部分が影響しているのか、ベルルッティとしては硬めな履き心地です。
ベルルッティ特有のソフト感は感じられませんが、カッチリした履き心地も、これはこれで良い感じです。
大地をしっかりと踏んで、そして支えられているという実感が、かなり強いです。
細長いペンシル状のシルエットといい、硬めな履き心地といい、このダンディーソバージュと呼ばれるスリッポンタイプのシリーズは、クラブラインとは趣きが異なりますが、よりスタイリッシュな魅力に溢れています。
洗練されたオリジナリティー溢れるデザインと、カッチリとした履き心地が両立しているので、カジュアルスタイルに合わせてこの靴を履いているとは足元は万全と思います。

フランス旅行に持っていったりして、結構履いたからか、トゥ部分が磨耗がやや進んできました。
ブレイク製法なので、ややソールが薄めでトゥの残り部分の余裕が少ないこともあって、そろそろリペアの時期かなと考え始めています。


10/11(土) ベルルッティのジョルダン

今日は、カジュアルスタイルに合わせて、ジョルダンをセレクトしました。
もう1足持ってきていたVーチップを昨日まで2日間連続で履いたので、この靴にしたわけです。
ベージュの綿パンにカットソーと、ややラフなスタイルでしたが、足元がさりげないアクセントになりました。
ほんのりと赤味を感じるアンティーク風のバーガンディー色が、全体コーディネートにうまく溶け込みます
さらには、それ程輝かずエイジングを感じさせられるビット部分も、控えめながら華やかな印象を与えていて、いかにもお洒落な印象を高めています。
他に持っているベルルッティとは異なる、細長いペンシル状のシルエットも、とてもスタイリッシュで洗練されています。
スリッポンタイプとしては、ベルルッティ−のオリジナリティーに溢れたデザインと思います。
この靴は、他にも何種類かあるスリッポンタイプのダンディーソバージュ・シリーズを呼ばれるベルルッティとしては新しいデザインですが、今後のスリッポンタイプの基準の一つになる可能性を秘めたデザインではないでしょうか。


10/10(金) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、昨日に引き続いて、Vーチップをセレクトしました。
当然ながら、スーツスタイルでしたので、もう1足持ってきている靴がカジュアル用なこともあって、必然的な選択でもあります。
素っ気無いデザインではありますが、2日間連続して履くと、一層気分的に馴染んでくるから不思議です。
いかにも、一目でオールデンとわかる無骨なスタイルが、鈍い光沢のコードヴァンとあいまって、フレンドリーな魅力に溢れています。
しかも、コードヴァン特有のV型の甲部分に段々状に入った履き皺が、とても味わい深く感じられるのです。
さらには、足にピッタリと吸い付く履き心地はとても心地良く、他の靴では味わうことができないこともあって、まるで麻薬のように、この靴に惹きつけられます。
オールデンフアンとしては、外せない一足ではないでしょうか。


10/9(木) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、秋晴れでしたので、コードヴァンのVーチップをセレクトしました。
夜には、東京に向けて出発する予定で、明日は仕事ですが連休は東京ですごすので、Vーチップならオン・オフ共に使えるとの思いもありました。
ちなみに、本日は、チャコールグレーのスーツスタイルにあわせましたが、無難にまとまりました。
さて、無骨なスタイルで素っ気無さすら感じるデザインですが、逆にアメリカンなスタイルのオールデンらしい靴と思います。
履いていると人間味をどことなく感じるのです。
例えば、左右で微妙に違う革質も、このアメリカンな雰囲気ではあまり気にならず、むしろ微笑ましくさえ感じます。
ジョンロブ・パリのようなスキの無い靴も好きですが、たまにこのような人間味を感じられる靴を履くとホッとします。
両方のタイプの靴を履くことで、気分的にもバランスがとれるような気がします。


10/8(水) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、マッタをセレクトしました。
夜に宴会があったのですが、モンクストラップの方がレースアップの靴よりも脱ぎ履きが楽だからです。
宴会終了後は、回りの方に迷惑をかけることなく、スムーズにゲストの方に対応ができました。
トゥ・シェイプが効いた瀟洒なシルエットが目立つ靴ではありますが、シングルモンクの便利な点を実感できました。
流麗なスタイルですので、履いていると足元は適度に引き締まります。
また、シングルモンクは、元々クラシカルな靴ですのでスーツには良く似合う靴でもあります。
スリッポンほどの履きやすさはありませんが、スタイル的にはスリッポンタイプよりも改まった場面に向いているので、今回のような接待にも向いている靴と思います。
さらには、スキの無いシルエットと、剛性感のある履き心地から、気分的にも緊張感を適度に維持することができます。
ある程度気を使う宴会にも、向いている靴です。


10/7(火) オールデンのストレートチップ(アバディーンラスト)

今日は、久し振りにオールデンのストレートチップをセレクトしました。
この靴は、アバディーラストと呼ばれるオールデンとしては細身のラストなので、比較的スタイリッシュです。
(最近流行のロングノーズの靴と比べると、かっこ良さは見劣りしますが・・・。)
プレーンなストレートチップですので、ビジネス用にマッチするもかかわらず、登場する機会がしばらく無かったのは、やはり雨が多かったせいでしょうか。
コードヴァンは雨跡がしばらく残るので、なるべく晴れの天気の時にしか履かないことにしている上、この靴のコードヴァンは良質なので雨に当てたくない気持ちが一層強いのです。
コードヴァンが左右で質感が異なることがあるなどクォリティー的には必ずしも安定していないオールデンの靴ですが、偶然にもこの靴に使われているコードヴァンは、表面の質感などが安定していてかなり上質なのです。
(このアメリカンな無骨さが、オールデンの魅力でもあります。)
オールデンとしては美しいフォルムのこの靴と、上質なコードヴァンの相性はとても良いです。
通常以上に綺麗な表面から鈍く輝くコードヴァンは、内面からハロゲン球の明かりが弱く灯っているような暖かさを感じさせてくれて、このオールデンとしては綺麗なラインをさりげなく強調しているかのようなのです。
コードヴァン特有の履き皺が無くてもいいかもしれないと感じさせるような清楚な感じがする程です。
オーソドックスな外羽根式の黒のストレートチップですので、当然ながらストライプの入った紺のスーツとの相性も良く、綺麗にまとまりました。
ビジネス用には、この靴を履いていたら安心です。


10/6(月) AUBERCYのサイドエラスティック・シューズ

今日は、週初めの習慣として、スリッポンタイプのサイドエラスティック・シューズをセレクトしました。
黒は、タッセルモカシンに加えて、このサイドエラスティックもスリッポンタイプの選択肢に増えたので、気分によって履き替えています。
何となくお洒落したいような気分なった時とか、より何かイベント的なことがあった時には、こちらを履きたくなることが多いです。
今回は、ブラックスーツに合わせて、少々お洒落したい気分になったのでこの靴にしたわけです。
とにかく、低くノミで切り落とされたような美しいチゼルトゥが、目を引きます。
スクエアなトゥとの相乗効果でシャープなラインを描いていて、とにかく惚れ惚れするようなシルエットです。
しかも、ステッチのみのイミテーションのキャップ部分とサイド部分が、合わせ革が無いのでスムーズな面になってとても綺麗にまとまっています。
パンツの裾に隠れるとパンチド・キャップトゥ、歩いてちらりと見えるとサイドエラスティックとわかる、お洒落心をくすぐる靴と思います。
何度か書いていますが、今回も同じサイドエラスティックの茶系の靴が欲しいと感じました。
それ程、気に入っている靴です。


10/5(日) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、結婚式に出席するので、プレーンなストレートチップのプレステージクラブをセレクトしました。
金曜日はスーツスタイルでしたので、連続でドゴールを履くよりももう1足持ってきていたこの靴を履く選択肢もありましたが、結婚式用にと綺麗に磨いてあったので本日まで履かずにとっておいたのです。
何の飾りも無いプレーンなシングルソールの内羽根式ストレートチップですので、フォーマルな場面でも似合います。
ただし、シャープなラインはなく、全体的に丸みを帯びたシルエットなので優美な雰囲気を出していて、堅苦しさを和らげてくれてもいます。
さらには、出すぎず出さなすぎず、適度に輝く革質も、上品な風合いです。
しかも、レースステイの隙間がほんの少し開いているだけの端正な造りが、いかにも良い靴との印象を高めています。
かつてパリのマドレーヌ店のみで扱っていた(今は扱っていません)、J.M.ウェストン特有のコンピューターを使ったシュル・ムジュールであるプレステージクラブだからこその仕上がりと思います。
スーツを着るような場面では、とにかくマッチします。
ある程度の履き馴らしが必要なJ.M.ウェストンの靴としては例外的に、履き初めから馴らしに必要もほとんどなく、全体的に適度にタイトな絶妙な履き心地が維持されています。
今後も、一生大切に履き続けたい靴です。


10/4(土) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、3日連続にはなりますが、ドゴールをセレクトしました。
Uーチップですので、カジュアルスタイルにも合うからです。
見かけ通り、頑丈な靴ですので、3日連続で履いてもびくともしませんでした(当然ながら、シューツリーは入れました)。
ベージュの綿パンと、デニムのシャツに合わせたのですが、軍人用の靴だったこともあってワイルドな印象もあるので、ラフなスタイルにも似合います。
黒ではありますが、ベージュのパンツとのコントラストがハッキリして、まさに足元主体のコーディネートになりました。
アッパーにまでステッチの入った処理と大振りなボディから、存在感タップリなのです。
しかも、9割以上ハンドメイドの9分仕立て(ノルベジアン製法の特徴であるアッパーに見えるステッチ部分も手縫い)であることから、2重になったタン部分などの造りも丁寧なこともあってか、履き心地もとても良いです。
存在感タップリでありながら、ピッタリと吸い付く履き心地も両立した、まさにJ.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。

ヒールの金属プレートが触れたからか、アッパーに傷が入ってしまいました。
立って歩いている時にはあまり問題が無いのですが、座っている時などに擦りやすいのです。
黒ですので、クリームで目立たなくはなりましたが、ヒール部分のプレートは足音が響き渡るだけでなく、アッパーに傷がつきやすい特徴もあります・・・。


10/3(金) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、昨日に引き続いて、ドゴールをセレクトしました。
もう1足スーツに合う靴を持ってきているのですが、ある事情があって、この靴にしました(5日に理由は明らかになります?)。
それにしても、アスファルトの上を歩くと、ヒールの金属プレートが当たってカツカツと鳴り響くので、気分も高揚します。
(かなり響くので、ヒール部分をラバープレートにする方もいるようですが、私は基本的にオリジナルのままが好みなので、そのままにしています。)
しかも、大振りなボディーに似合わないような足にピッタリと吸い付くかのような履き心地も特徴的です。
タン部分が2重になっているので、クッションのような効果があるのです。
この足音を聞きながら、足にピッタリする履き心地を堪能すると、派手な外観を見るまでもなくJ.M.ウェストンの最高峰を履いていると実感できます。
派手なスタイルよりも、足音と履き心地で、J.M.ウェストンの最高峰の靴を履いていると実感しました。


10/2(木) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、小雨模様でしたが、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
夜に会社から直接出張に行く予定の東京の天気予報ではしばらく晴れが続くとのことだったので、レザーソールの靴にしたくなったのです。
ラバーソールのロジェの方がベターなことはわかっているのですが、先週末もロジェでしたし、東京出張の予定のある来週も雨なら3週間連続東京でロジェの登場になるので、何となく違う靴にしたわけです。
もちろん、ドゴールはレザーではありますが、ぶ厚いソールで少々の雨なら全く水に対して問題がないことも、履いた理由です。
足入れ部分が2重になっている革の処理、タン部分がインナーとつながっている造り、など、元々軍人用の靴だったとのこともありますが、クラシカルな印象が強いです。
それで、アッパーにまでステッチが入っている存在感ある大振りなボディーながら、嫌味に感じないのです。
底光りする上質な革ではありますが、基本的には目立たない黒であることも、さりげない雰囲気を醸し出しています。
ブラックスーツに合わせましたが、同系色でしたので、自然にまとまりました。
足元に、さりげなく違いを引き出すには最適な靴の一つではないでしょうか。


10/1(水) オールデンのVーチップ(モディファイドラスト)

今日は、足に優しい履き心地の、モディファイドラストのVーチップをセレクトしました。
とにかく、足にピッタリと吸い付くような履き心地でして、このオールデンのモディファイドラストでしか味わえない感覚です。
トゥにはやや余裕がある一方、ヒールと絞られた土踏まず部分がピッタリとして足を支えているのですが、とにかく履いていて楽なのです。
シルエット的にも足に合わせて、真中に向けて「く」の時を描いています。
履き心地を重視しているからか、デザイン的には素っ気無さすら感じる程で、お世辞にも美しい靴とはいえません。
コバの幅が左右で微妙に違っているなど、細部の造りも大味です。
しかしながら、逆に人間的な親しみを感じます。
無骨なスタイルが特徴のオールデンらしい靴ともいえます。
さらには、鈍い光沢としっかりと入る履き皺が特徴のコードヴァンは、この無骨なスタイルとも相性が良いのです。
昨日履いたスキのないパーフェクトなジョンロブ・パリとは対極にある靴ですが、リラックスできるオールデンも履きたくなるのが人間的なおもしろさでしょうか。


9/30(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、靴入れの中でシームレスなヒールが目について、マッタをセレクトしました(フィリップも同じ造りなのですが、たまたまヒール側が見えていたのはマッタでした)。
ジョンロブ・パリのトップラインなので当然ながら上質な革なのですが、先日手入れをしたこともあって光沢がいつも以上にヴィヴィッドに輝いて目立っていたからか、とにかくセクシーに見えたのです。
靴職人の方によると、シームレスなヒールはそれ程難しい仕事では無いとのことですが、他の靴にはあまり無い処理なので、特に魅惑的に感じます。
もちろん全体的なデザインで見ても、トゥに向けてシェイプの効いたラインはとても華麗ですし、ラウンド・トゥなので優しさもあります。
ロングノーズの靴ではありますが、モード系のとんがった雰囲気が無く自然に履きこなせます。
さらには、甲まで広がる1枚革は最上質な革質を十二分に堪能できます。
履き皺はシューツリーを入れて数日したら目立たなくなりますし、耐久性もあるのか、3年たっても全く傷みが見られないのです(当然ながら、小傷はあります)。
今でも、少し手入れしただけで、新品の靴と見間違われる程です。
さらには、履き心地もカッチリとした剛性感を感じることができて、安心感さえ感じます。
しかも、クラシカルな普通のシングル・モンク付きの靴ですしベーシックな黒ですので、どんなスーツにも良く似合います。
当然ながら、グレー系のスーツとの相性も良かったです。
とにかく、見るからに瀟洒な佇まいを存分に楽しめる満足感の高い靴です。


9/29(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
週初めの朝一番に、余計な事を考えずに簡単に足入れできるスリッポンタイプを履くことが個人的に多いのです。
降水確率がほとんど無かったことも、このコードヴァンの靴にした理由でもあります。
雨に当たると、手入れしても雨跡がしばらく残るからです。
しかしながら、運悪く傘が必要でない程度の雨に遭遇してしまいました。
不幸中の幸いで、バス停近くでしたしすぐにバスが来て乗れたので、ダメージはほとんどありませんでしたが、コードヴァンの靴を履いていると、空模様はとても気になることは確かです。
もちろん、そんな面倒な点を差し置いても、鈍い独特の光沢を放つコードヴァンは魅力的です。
磨くと濡れたように底光りはしますが、そんな中に控えめな鈍さも兼ね備えていて、カーフとは異なる、まさにコードヴァン・オリジナルな質感なのです。
普通のタッセルモカシンながらも、このコードヴァンが使われていることで、違いのある靴となっています。
足入れ部分が小さくてスマートなデザインではありますが、どことなく渋い雰囲気に感じるのもコードヴァンの質感が大きく影響しています。
長年(10年以上)履いて表面がかなり傷みましたが、数年前にレストレーションでかなり回復して、調度良いエイジングを感じさせる風合いです。
しかも、インソールにはしっかりと足型が刻みこまれていて、足の一部のような履き心地でもあります。
スタイル的にも、履き心地的にも、心身ともにしっかり私個人に馴染んでいるので、この靴を履いて家を出てしばらくすると、これから仕事をがんばろうとの気持ちに自然に切り替わるから不思議です。


9/28(日) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、紺のゴルフをセレクトしました。
ややラフなカジュアル用としては、ロジェよりもこの靴の方が向いているので、連続での着用になりますが、必然的な選択と考えました。
ロジェをカジュアルに合わせてもスタイリッシュですが、ジャケットを着ていなかったので、ゴルフの方が似合っていると考えたのです。
綿パンとハイネック・カットソーという軽装でしたので、ワイルドな雰囲気も持っているゴルフはマッチしていました。
とにかく、深みのある紺色は、黒に近い中にスタイリッシュさも醸し出していて、とてもオールマイティーな色合いです。
この靴を買ってから、黒に近い感覚で使えながら、黒とはいかにも違いのある紺色の靴に惹かれて、ローファーとホールカットも買ってしまいました(青系で最初に買ったヨットシューズは、少なくても買った時には海をイメージして買いました・・・)。
余裕が出たら、他の紺色の靴も欲しいと思います。


9/27(土) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、カジュアル用に持ってきたもう一足のゴルフをセレクトしました。
黒ですともう一足持ってきたロジェと、気分的にあまり変化が感じられないので、紺のゴルフを持ってきたわけです。
それにしても、屋内などでは黒っぽく見えて、明るい屋外では青系を感じる、まさに絶妙な色合いです。
暗くなった玄関先では黒に見えて、間違って黒のゴルフを持ってきたと勘違いした位、深い色合いです。
ということで、深みのある紺色ですので、意外な程派手さがなく、特別な色合いと意識することなく普通に履きこなせます。
コロンとした丸みを帯びたかわいらしいシルエットに、この紺色はかなりさえて見えます。
やや色落ちしたジーンズとカットソーの典型的なカジュアルスタイルにも、良く似合いました。

この靴は、パリでは定番ではないので、約30%の追加料金を支払って(しかも、約3ヶ月後の出来あがり)のカラー・オーダーが必要です。
定番でラインナップされていて定価で売っている日本で購入する靴として、最近の円安では価格差が少なくなることもあって、お勧めです。


9/26(金) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、ロジェをセレクトしました。
といいますか、今回の出張で唯一持ってきたビジネス用の靴ですので、選択肢が他に無かったのです。
連続着用ではありましたが、特にくたびれた様子は無く、形・色艶とも問題ありませんでした。
シューツリーを持ってきていたので、型崩れがしないこともその要因かもしれません。
スーツに合わせても、やはり、その流麗なシルエットから良く似合いました。
ラバーソールは、レザーソールよりも頑丈でもありますし、出張用には最適な靴と感じました。


9/25(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、明日の朝からの会議のために、会社からそのまま東京に行く予定があり、天候に関係無く履けるラバーソールのロジェをセレクトしました。
天気予報では、新潟・東京とも、それ程は雨の心配はありませんでしたが、少しでも雨の可能性があるとこの靴にします。
もちろん、流麗なシルエットですので雨でなくてもスーツに合うので、出張などではこの靴を履いていると天候を気にする必要がないので安心なのです。
(運良く、雨には当たりませんでした。)
グレー系のスーツに合わせましたが、問題無くまとまりました。
とにかく、ナローなラインとU型のステッチのバランスが良くとても洗練されたデザインが印象的です。
Uーチップのソフトな雰囲気の中にスマートさを感じる、数ある中でも完成されたUーチップの一つと思います。

この夏は、雨模様の天気が多かったので、とにかく大活躍でした。
とにかく、雨の多い日本の気候では、この靴が無い靴ライフは個人的には考えられません。


9/24(水) AUBERCYのサイドエラスティック・シューズ

今日は、靴の履き脱ぎの必要があるシチュエーションも想定されたので、スリッポンタイプのサイドエラスティックシューズをセレクトしました。
スリッポンタイプは、レースを結ぶ必要がないので、宴会などでも、他の方たちとペースに合わせて店を出ることができて便利です。
結局は、座敷に上がらなかったので、靴の脱ぎ履きする場面はありませんでした。
それにしても、トゥに向けてノミで切り落とされたようなチゼル・トゥが印象的で、シャープなラインを描いています。
この目を引くシルエットは、履けば履くほどにうっとりとする程の優美な佇まいです。
ソールも薄めですし、トゥ・キャップ部分も含めて合わせ革に見える部分もイミテーションでして、とにかく全体的にごつい感じが全く無く、ドレッシーな風合いなのです。
当然ながら、スーツにも良く似合います。
紺のスーツに合わせましたが、相性良くまとまりました。
パンツの裾に隠れるとパンチド・キャップ・トゥ、歩いて全体がちらりと見えると普通とは違う靴と何となくわかる、そんなさりげなさも持ち合わせているお洒落心をくすぐる靴といえるのではないでしょうか。


9/23(火) ベルルッティのアンディ

今日は、麗らかな晴天でしたので、スリッポンタイプの靴を履きたくなり、アンディをセレクトしました。
淡い青系のデニムのパンツとベージュのカットソーに合わせて、明るめのコーディネートになりました。
急激なトゥ・シェイプが効いたポインティーなラストが、とにかく印象的です。
スクエアトゥに向けてギュッと絞られたラインに、大きく張り出したベロ部分が見事に調和して、何ともメリハリのある魅惑的なデザインになっています。
しかも、ライトブラウン系に何色か混ぜ合わせられたパティーヌ(色付け)も、うっとりするほどの美しさで、この靴の魅力に華を添えています。
軽く磨いただけですが、眩いばかりに瑞々しく輝いています。
まさに、足元主体のコーディネートでした。
最近でこそコピーされていますが、見てすぐにベルルッティとわかるオリジナリティー溢れる靴と思います。


9/13(土)〜22(月) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)ベルルッティのジョルダン

今回のフランス旅行には、最近いつも履いて行くゴルフに加えて、ベルルッティのジョルダンもセレクトしました。
特に、靴購入の予定も事前には考えておらず、帰りの荷物の量も心配する必要がないと考えたからです。
(結局、お土産などで、荷物は30kgを軽くオーバーしてしまいましたが・・・。)
運良く、旅行中は晴天続きでしたので、ジョルダンの登場する機会が多かったです。
海辺などでは、やはりスリッポンタイプの方が気持ちが良いからです。
昼間は、ナイキのサンダルも履いていましたが、ディナーなどでは、やはり革靴に履き替えました。
ゴルフは当然ながら頑丈でしてガンガン履いても問題ありませんがが、ジョルダンもハーフラバーソールなこともあってか、連続着用してもあまり問題がありませんでした。
シューツリーを入れていたことも、型崩れしないで良いコンディションが保たれた理由と思います。
2足持っていったからか、靴の状態も良く保たれました。
荷物の余裕の都合はありますが、旅行の際には多少の無理をしてでも2足持っていった方が良いと感じました。


9/12(金) オールデンのストレートチップ(モディファイド・ラスト)

今日は、足に吸い付くような履き心地のモディファイドラストのストレートチップをセレクトしました。
雨の心配の無い天気でしたので、最近の個人的な傾向になっているコードヴァンを靴を履こうと考えた中で、少々疲れ気味だったこともあって足元だけはリラックスできる靴にしたわけです。
トゥにやや余裕を持たせて土踏まずとヒール部分のいわば点で支えている感じなのですが、これが独特なコンフォート感溢れる履き心地を実現しています。
土踏まずがギュッと絞られていることによるピタリと吸い付くかのような履き心地と、足先などにスペースがあることで楽な履き味が両立しているのです。
このような履き心地は、オールデンのモディファイドラストの靴でしか味わえません。
麻薬のような一面も感じられる程で、癖になる履き心地とさえいえます。
お世辞にも美しいとは言えない豊満なフォルムではありますが、この履き心地の良さは全てを帳消しにしてさらにお釣りがくる程のメリットと思います。
ストレートチップではありますが、カジュアルにも履けそうなシルエットです。
最も、オールデン好きには、この無骨なデザインにも親しみを持てるのではないでしょうか(私もその1人です)。


9/11(木) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、雨模様の天気予報でしたので、例によってロジェをセレクトしました。
朝早くに雨が降っていたようで、出勤時には路面が濡れていて、一瞬ですが傘が必要な程度の雨も降りましたので、この靴にして正解でした。
ここ数ヶ月、雨の多い天気ですので、登場機会が多くなっています。
雨の多い日本の天気事情を考えると、この靴が無いことは、もはや考えられないほど重要な存在になっています。
デザイン的にも、細身のシルエットと、重ね縫いされたU型の合わせ革とのバランスが絶妙で、洗練された印象です。
Uーチップですのでソフトな雰囲気があるからか、スーツに合わせると軽快な足元になります。
とにかく、スタイリッシュな靴と思います。
先入観なく見ると小粋な足元を演出しているU−チップが、実はラバーソールで全天候型の靴だった、そんな感じです。


9/10(水) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(黒)

今日は、J.M.ウェストンのプレステージクラブのストレートチップをセレクトしました。
プレステージクラブは、かつてパリのマドレーヌ店で受け付けていた、CTスキャンのような装置で足で計測する方法のシュル・ムジュールです。
(現在は、新規の受け付けはしていないとのことです。)
久し振りに履いて、足全体が適度のタイトな絶妙な履き心地を実現しながら、アイレットの隙間が5mm弱に綺麗にまとまっている造りなど、既製ではありえない靴であることを、強く感じました。
さらには、全体的に丸みを帯びたラインに加えて、合わせ革がレースステイ下部に向けて盛り上がっているプレステージクラブオリジナルなデザインも魅力的です。
しかも、フォーマルな印象の強いプレーンな内羽根式ストレートチップですが、流行のロングノーズのシルエットでなく、オーソドックスなスタイルなので気軽にスーツに合わせられます。
グレー系のスーツとの相性も、当然ながら良かったです。
ビジネス用には、最適な靴の一つと思います。
このような靴に出会えたことは、靴を趣味にしている喜びであり、「知る人のみぞ知る密かな楽しみ」を実感しました。


9/9(火) J.M.ウェストンのドゴール(黒)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
朝方、雨が降っていて、路面が濡れてはいましたが、晴れそうな空模様でしたので、レザーソールの靴ではありますが、ある程度の雨なら安心のこの靴にしたわけです。
厚くていかにも頑丈なソールは、大雨には遭遇していませんが、雨水が浸入してきたことはありません。
大振りでごつい風貌通り、少々の天候の変化には安心なのです。
(結局、運良く、雨には当たりませんでしたが。)

派手なボディーではありますが、元々軍人用の靴だったこともあって、足入れ部分が2重になっているなどクラシカルな印象もあります。
底光りこそしていますが、黒ですのであまり主張しない色であることもあって、実際に履くと、第一印象ほどの派手さはありません。
スーツに合わせても、足元主体にはなりますが、適度な存在感ですので程よいアクセントになります。
紺系のスーツと合わせましたが、ダークカラー同士なので、当然ながら相性は良かったです。
適度に足元を主張しつつ、意外な程さりげなくまとまりました。
カジュアル主体ではありますが、ビジネスにも合わせられる、そんな汎用性を兼ね備えた靴と思います。


9/8(月) オールデンのタッセルモカシン

今日は、週初めの習慣で、スリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
雨が多かったことと、8月までカジュアル・エヴリデイだったこともありますが、かなり久し振りにこの靴を履いたことになります。
それでも、この靴を履いてしばらくすると、長年履いてきた経験からか、すぐに休日モードから仕事モードに気分が切り替わります。
オールデンは元々インソールの沈み込みが大きいこともありますが、長年酷使して履きこんできたので、インソールには足型がしっかりと刻まれています。
ですので、スリッポンタイプではありますが、足全体がピタリと吸い付いて足の一部になったかのような履き味に、身体が自然と反応して気持ちが切り替わるのです。
細部の造りを見ると、ステッチが一定でなかったり、ソールとの接合処理が左右で微妙に違っていたりと、いかにもアメリカらしい大味なクオリティーなのですが、その無骨さがオールデンらしさでもあって、逆に親しみを覚える程です。
しかも、コードヴァンの鈍い独特な光沢は、いかにも他の靴との違いが明らかで、履いているだけで喜びを感じます。
気合をあまり入れずに気軽に履けるからか、心からリラックスできた1日でした。


9/7(日) オールデンのローファー・ノーライニング

今日は、清々しい晴れでしたので、コードヴァンのローファーをセレクトしました。
コードヴァンは水分が付着すると跡がしばらく残ることもあって、雨に当てたくないので、降水確率が低い天気予報の時に履きたくなります。
スッキリしない天気が続きましたので、晴れた今日はコードヴァンを履きたい気分で一杯でした。
鈍いながらもビガッと輝く独特の光沢は、他の革では味わいないコードヴァンのオリジナルな風合いです。
この質感には魅せられていて、何度履いても全く飽きることなく見入ってしまうほどです。
しかも、甲が広めなローファーですので、コードヴァンの魅力を十分に引き出しています。
オールデンらしいオーソドックスなスタイルのローファーですが、コードヴァンが使われていることで、他の靴との違いを感じさせます。
さらには、このコードヴァンは肉厚なライニングの無い1枚革仕立てのコードヴァンですので、ソフトな風合いでして、履き皺があまり入りません。
もちろん、足にも優しくフィットします。
最近は、オールデンの靴としては、チャッカーブーツとかプレーントゥの人気が高いとのことですが、私にとってのオールデンの靴と言えば、まずはこのローファーが思い浮かびます(ライニングの有無にかかわらず)。
久し振りに履いて、なんとなくうれしい気分になれました。

この靴は、シップスの限定品です。
運良くバーゲンで入手できたのですが、とても良い買い物と我ながら感じます。


9/6(土) J.M.ウェストンのゴルフ(黒)

今日は、朝方に家を出る直前まで雨が降っていたことと、天気予報でも雨でしたので、迷うことなくこのゴルフをセレクトしました。
ちなみに、結局は、その後は雨が降らずに晴れてきまして、また天気予報が当たりませんでした。
ラバーソールの靴の場合でも、雨よりは晴れの方が良いので、運が良かったともいえますが、そうとわかっていたら、休日ですのでレザーソールのスリッポンタイプの何かを履いていた可能性が高いです。
さて、イベントを視察して1日いろいろなところに行って、かなり歩き回ったのですが、足元に安心はありました。
ワイルドな雰囲気もありますし、いかにも頑丈な造りですので、ガンガン履いても全く問題はないのです。
独特の形状をしているラバーソールは、がっちりと大地を踏みしめてくれますし、さらには、丸みを帯びたトゥですので足先に優しくて、履いていても疲れないのです。
ジャーナリスト御用達との情報もありますが、その片鱗を体験することができました。
とにかく、全天候型で、さらには、どんなフィールドでも万全ですので、とても汎用性が高く、1足持っていると重宝する靴です。


9/5(金) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、ある部外の会合で話をする機会があったので、気合を入れてフィリップをセレクトしました。
トゥ・シャイプの効いた端正なシルエットと、ベベルド・ウェイストなど手の込んだパーフェクトな造りから、履いているだけで気が引き締まります。
しかも、カッチリした剛性感を感じる履き心地でもあります。
(この靴を履いていたからかどうかわかりませんが、本番ではうまく進めることができました。)
とにかく、1本筋の通った凛とした佇まいの靴です。
やや明るめのグレー系のスーツに合わせたので、多少はコントラストが効いていたからか、上質な光沢が少々目立ち気味でしたので、まさに足元主体のコーディネートになりました。
もちろん、内面から光るような最上質な光沢ですので、嫌味な感じは全くありません。
しかも、キャップ部分に1列パーフォレーションが入っているので、フォーマル度が多少は和らいで見えます。
程よい程度の存在感のある足元を、さりげなく楽しむことができました。
エレガントな極みを普通に履いて味わうことができる、まさにキング・オブ・ビジネス・シューズとの称号に相応しい靴ではないでしょうか。


9/4(木) AUBERCYのホールカット・ノルベジアン(黒)

今日は、久し振りの晴天でしたので、コードヴァンの靴にしようと考えて、AUBERCYのホールカットをセレクトしました。
コードヴァンは、雨に濡れると、手入れしてもすぐには雨跡が消えないので、なるべく晴れている時に履くことにしているからです(コードヴァンクリームなどで磨いていると、時間の経過とともに知らないうちに見えなくなります)。
この靴も、以前、かなりの雨に当たったことがありますが、すぐには跡が消えず、何回も手入れして目立たなくなったことがあります。
そんなコードヴァンですが、鈍い独特の光沢はとにかく素晴らしいの一言でして、雨に当てると跡が残る欠点を十分に補っています。
カーフよりも表面がスムースですので、ビガッと輝きはしますが、何と言いますか光沢に優しさがあるので安心なのです。
例えが適当かはわかりませんが、明るさは普通ですが温かみのあるハロゲン光の輝きような感じです(少なくても、明るさは強いものの無機質な蛍光灯の輝きとは異なります)。
この靴は、1枚革で造られたホールカットですので、この魅力的なコードヴァンを十二分に堪能しました。
スクエアかつチゼル気味のトゥがとても印象的で、コードヴァンの質感を一層引き立たせています。
ノルベジアン製法特有のアッパーにまで縫込みの入ったステッチが白いことも、美しいラインをさらに強調しています。
意外な程ドレッシーな風合いでして、履いていて満足感が高かったです。

この靴は、1/2ムジュールと呼ばれる簡単なサイズ調整するAUBERCYの特有のオーダーで完成しました。
本来は仮縫いもしてくれますが、完全なシュル・ムジュールではないことと、完成まで1年かけて3回パリに行くよりは、2回目のパリ訪問で完成したかったこともあって、微調整だけにしました。
1/2ムジュールは、パリの店頭でしか扱っていませんが、一度オーダーすると、かなり自由度が高い注文をメールなどでも受け付けてくれるので、とても便利です。


9/3(水) J.M.ウェストンのロジェ(黒)

今日は、朝に家を出る時に雨は降っていませんでしたが、降水確率も高かったですし、どんよりとした空模様でしたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
帰宅途中に、雨に当たりましたので、この靴にして正解でした。
今年は、例年よりも雨模様の天気が多いので、登場する機会がとても多いです。
スーツスタイルには、ソフトな印象のUーチップではありますが、比較的ナローなラインを描いているロジェを合わせます(ローテの都合でゴルフも登場することもあります)。
重ね縫いされたU型のステッチと、流麗なラインを描いているシルエットとのバランスが良いからか、ライトな足元にはなりますがスーツに合うのです。
黒系のスーツと合わせましたが、同系色なので、当然ながら自然にまとまりました。
いつもながら、このロジェがあるおかげで、雨が降っても妥協しない足元になるので、そのありがたさを感じました(もちろん、晴れている時に履いても、洒落た足元になります)。
全天候型の靴ですので、雨の多い日本の天候には、必要不可欠の靴となっています。


9/2(火) ジョンロブ・パリのマッタ(黒)

今日は、久し振りにマッタをセレクトしました。
昨日は、同じラストのフィリップでだったからか、目が覚めた時に、何となくこの瀟洒な靴を履きたい気分になっていたのです。
レースアップでない分、甲の面積が広いので最上質のウルトラスムースな革を存分に堪能しました。
凹凸が目立たないことに加えて、やや薄くてしなやか触感でもあり、とにかく、履けば履く程、この革の魅力に引き込まれます。
しかも、上品な光沢が革の内面から放たれているような感じですので、嫌味に目立ちすぎる印象はありません。
上質感とさりげなさのバランスが適度にとれた、出すぎず出なさすぎずの絶妙な存在感です。
紺系でストライプの入ったスーツに合わせましたが、当然ながら自然にまとまりました。
基本的にはシングルモンクが付いただけのシンプルな靴ですので、履くとクラシカルなスタイルの足元になるので、スーツとの相性はとても良いです。
ビジネススタイルで、さりげなく足元を主張したい時には、最適な靴と思います。

剛性感はありますが、やや薄くてしなやかなアッパーですので、甲上部が包み込まれるな心地良い履き味を実現しています。
このような履き心地は、モンクストラップ付きの靴特有のものですが、癖になりそうな可能性を秘めています。


9/1(月) ジョンロブ・パリのフィリップ(黒)

今日は、カジュアル・エヴリデイが終了したので、心を入れ替える意味もあって、フィリップをセレクトしました。
(ちなみに、カジュアルはNGですが、9月いっぱいはノーネクタイはOKです。)
とにかく、何かの節目には、この端正な靴を履くと、気が引き締まるから不思議です。
トゥ・シャイプが程よく効いたシルエットは見事ですし、シームレスなヒール、土踏まずが絞られたベベルド・ウェイストなど、手の込んだ仕事が文句のつけようが無いレベルで施されています。
さらには、内面からいかにも上質な光沢が放つ極上の革が使われていることも特徴です。
表面の凹凸もほとんどありませんし、履き皺もシューツリーに入れて数日するとほとんど目立たなくなります。
一方、カテゴリー的には、トゥ・キャップに一列パーフォレーションが入っているだけのパンチド・キャップ・トゥですので、さりげなさもあります。
知らない人にとってはごく普通のビジネス用の靴ですが、見る人が見ると極上のフィリップとわかる、そんな靴です。
好みがわかれるかもしれませんが、このスキの無さから自分も完全でありたいと思ってしまうからか、履いていると自分も気分的に高まります。
欠点が全く見当たらないことが唯一の欠点とさえ感じさせる、まさに既成靴最高品質のパーフェクトな靴と思います。