●靴日記

★1日履いた靴の情報を中心に日記形式で紹介します。

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8/31(水) ウゴリーニのホールカット

今日は、玄関先で何気なく目に止まった、ウゴリーニのホールカットをセレクトしました。
ベージュの綿パンに合わせて明るい色の靴にしようと考えていたら、微妙な濃淡がありアンティーク風の味付けがされたこの靴を履こうと思い立ったわけです。
とにかく、トゥシェイプの効いた低い甲部分から流れる様に描かれたフォルムがとても印象的です。
自分の足の形からは想像もつかないスタイリッシュなシルエットなのです。
コバの部分の出し縫いもハンドメイドのハンドソーンウェルト製法でして、必ずしもまっすぐでないステッチの処理も、逆に人間味を感じます。
シャープなラインながらも、奇抜な雰囲気はないのです。
サイド部分のイニシャルもほとんど目立たず、さりげない風合いです。
また、履き心地はトゥ部分に余裕があり面全体ではなく点と線で足が支えられている感じですが、土踏まずまで伸びた芯などの効果もあって、ボールジョイント部分からヒールにかけて足裏はピタッとしていてとても心地良いです。
低めの甲でロングノーズのデザインと、履き心地の良さのバランスが絶妙でして、既製靴ではありえない仕上がりです。
私にとって初めてのハンドメイドのス・ミズーラですが、その良さを存分に教えてくれた靴です。

ウゴリーニ氏は、現在ビスポークで好評な「スピーゴラ」の製作者である神戸在住鈴木氏の師匠でもあります。


8/30(火) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、エドワードグリーンのチャーチルをセレクトしました。
トゥキャップに横一列のパーフォレーションが入った、いわゆるパンチド・キャップトゥといわれるタイプです。
本来スーツに似合う靴ですが、濃紺のツイルパンツ+シャツのクールビズスタイルに合わせました。
極オーソドックスなデザインで流行を追っていない分、逆に好感度の高い靴です。
ライトブラウンは適度な存在感があり少々目立つので、足元からビジネススタイルを強調してくれたように思います。
トゥ部分が色濃くなるアンティーク風に味付けされた色合いですので、明るい色合いでも嫌味な感じはありません。
ラウンド・トゥから緩やかに流れるシルエットは、どことなく親しみを覚えます。
ソフトな履き心地でもあり、全体的に柔らかいタッチの靴です。
とにかく、この靴を履くとリラックスできます。


8/29(月) ベルルッティのジョルダン

今日は、ビット飾りのついたスリッポンタイプのジョルダンをセレクトしました。
深みのあるバーガンディに、鈍い光沢のビット飾りがついて、何とも渋い雰囲気です。
細長いペンシル状のシルエットでして、私が他に持っている丸みを帯びたタイプとは異なります。
ベルルッティのイメージが強いポインティなタイプではありませんが、細長いシルエットに加えてトゥにまで張り出したようなU型のステッチなどとても独創的です。
これまであまり見かけなかったデザインでして、これはこれで先鋭的で良い感じです。
また、ハーフラバーソールだからか、ベルルッティとしては履き心地もやや硬めです。
まだ発売後時間が経っていないダンディソバージュと呼ばれるこのスリッポンタイプも、ベルルッティの定番として魅力的なシリーズの一つになっています。
もう1足、他のタイプのスリッポンも欲しいと、この靴を履くたびに感じます。


8/28(日) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、ベルルッティの靴を履きたくなり、Uーチップをセレクトしました。
フランス旅行前にはベルルッティの靴を履く機会が多かったからか、たった10日間空けただけですが無性に履きたくなったのです。
ポインティなスタイルと艶っぽい革も特徴的ですが、ベルルッティの独特のソフトな履き心地の方を味わいたくなったのです。
身体が自然に要求した、そんな感じです。
ロングノーズですのでトゥに捨て寸があることでコンフォート感に溢れていますし、類稀な伸縮性がある革ですので甲上部に貼り付くような密着感もあります。
アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法でやや厚みのあるソールではありますが、返りが良くとてもソフトです。
靴全体で足を優しく覆っているような感触です。
手入れをする内に濃い色合いになってきており、黒系の服装にもマッチしていたと思いますが、履き心地の良さを味わっている時間の方が長かったような気がします。


8/19(金)〜27(土) J.M.ウェストンのローファー(紺)J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今回のフランス旅行には、紺色のローファーとゴルフをセレクトしました。
紺碧の地中海中心の旅行ですので、風景に似合う紺色の靴にしたわけです。
コートダジュールではニースだけに滞在して、特にどこも行かずに海を見て散歩する程度でゆったりとすごしたので、ローファーで十分でした。
とはいえ、ニースでも半日だけ雨も降りましたし、雨が降る可能性の高いパリにも滞在したので、ラバーソールのゴルフも登場しました。
燦燦と輝く地中海の陽光の下では青みを存分に感じましたし、雨が降った場面では深みのある色合いなので黒っぽくも見えて、汎用性がとても高かったです。
ニースでは主にローファーを履いて、白、淡いベージュなどのパンツに(シャツに隠れて見えませんが)同じ紺のベルトを巻いて、Tシャツ・ポロシャツなどを合わせました。
夏らしい軽やかな足元だったように思います。
天候の変わりやすいパリでは、主にゴルフを履きましたが、見事に雨に遭遇したのでゴルフにして良かったと感じました。
今回初めて黒以外の色の靴をフランス旅行に履いていきましたが、特に海沿いのリゾートにはマッチしていたのではないでしょうか。
フォーマルな予定が無い暖かい時期の旅行には、ゴルフとローファーがあれば安心です。


8/18(木) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、茶系の靴にしようと考えた程度で深く考えずに、このアレッサンドロをセレクトしました。
朝方、家を出て気がついたらこの靴を履いていた、そんな感じです。
とにかく、眩いばかりに輝く光沢と、様々な色が微妙に混じりあったパティーヌ(色付け)で、惚れ惚れするような質感です。
週末に手入れをしてあったので、いつも以上に瑞々しく光っていて、他との違いは明らかです。
この上質感に無意識に惹かれて、履いてしまったのかもしれません。
淡い色のパンツにシャツと明るい服装に合わせたのですが、まさに足元主体のコーディネートになりました。
とはいえ、カーフとしては履き皺もしっかりと入るので、適度なエイジングも感じられるからか、実際に履くと違和感が少ない靴でもあります。
目立つ靴ではありますが、嫌味には見えないのです。
また、革も類稀なる伸縮性があって、足にピッタリと吸い付くかのような感触です。
さらには、やや厚みのあるソールのノルベジアン製法の靴ではありますが、返りも良くソフトでコンフォート感に溢れる履き心地です。
ポインティなスタイル、強い光沢・絶妙なパティーヌ・伸縮性のある革、耐久性と返りの良さを実現したノルベジアン製法のソール、・・・、などのオリジナリティ溢れるベルルッティの代表的な靴の一つと思います。


8/17(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、シングルモンクのマッタUをセレクトしました。
昨日はジョンロブ・パリの同じライトブラウンの靴でしたので、今日も履こうとの気分になっていました。
昨日の”ハ(ア)バナ”ではなく、”アルディラ”と呼ばれる色なのですが、ほぼ同じような色に見えます。
とにかく、明るくて華やかな色合いがとても印象に残るので、2日連続で同じ色にしてしまったわけです。
手入れをする内に、色艶が増してきて、色合いも良い感じに焼けつつあります。
シングルモンクストラップ付きの靴の特徴として、甲上部全体が贅沢にこの極上の革に覆われており、流麗なフォルムとあいまって、比類なき存在感です。
ややテーパードがかっている紺のパンツに合わせましたので、バックルも含めて靴全体がよく見えて、このエレガントな靴を存分に堪能しました。
本来はシングルモンク付きの靴ですので、足元がクラシカルな雰囲気でもあり、カジュアルな服装ながらもビジネス向きのスタイルになっていたような気がします。
世界で最もエレガントなシングルモンク付きの靴の一つではないでしょうか。


8/16(火) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、明るいライトブラウンが目に止まり、ジョンロブ・パリのUーチップである”シャンボールド”をセレクトしました。
ハ(ア)バナと呼ばれるこの明るい色は、人肌を思わせるような艶かしさも感じられて、とにかく印象的です。
ジョンロブ・パリらしい最上質の革が使われており、凹凸の少ないスムース感は他との違いが明らかです。
買った当初はそれほど強くは光沢を感じませんでしたが、手入れをする内に色艶も目立つようになってきました。
さらには、日に当たるにつれて、わずかではありますが色合いも落ち着いてきておりエイジングが進みつつあります。
明るい色に加えて、細身で流麗なラインを描くUーチップですので、かなり目立ちます。
あえて濃い色のパンツと合わせてコントラストを出しながら、シャツをベージュ系の同系色にして、上下に視線が分散されるコーディネートにしました。
足元主体ではありますが、自然な組み合わせだったと思います。
トゥ部分のハンドメイドのスキンステッチも、シャープなこの靴の印象を多少は和らげており、実際に履くとコーディネートの汎用性は広いのです。
華やかなこの靴を履いて、気分的にも明るい1日でした。


8/15(月) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
このところ、同じラバーソールでもゴルフを履くことが多かったので、このロジェにしたわけです。
同じUーチップですが、細身のラウンド・トゥですし、U型のステッチが重ね縫いされていることで面が途切れることないので、とてもスタイリッシュに見えます。
スーツにも合いますが、ソフトな印象のUーチップですのでカジュアルにも合わせても問題ありません。
紺のパンツに白シャツと、クールビズスタイルではビジネス寄りの服装に合わせましたが、自然な足元だったと思います。
明るいライトブラウンではありますが、経年変化で良い感じに色褪せてきており、それ程は目立たないのです。
天候に関係なくビジネスシーンでも安心できる靴は貴重ですし、持っていて安心できる靴です。
また、これまでの経験で、耐久性もあるので出張時に履いていく靴としても最適な1足と思います。


8/14(日) オールデンのローファー・ノーライニング

今日は、ほんの短時間外出しただけでして、深く考えずに目に止まったこのローファーをセレクトしました。
短時間であっても、足にまとまわりつくかのような履き心地は感じられました。
ライニングが無いだけとは思えないほど、柔らかいのです。
見た目は鈍い光沢を放つコードヴァンでして、ライニング付とは全く変わりませんが、とにかくソフトで癖になるような履き味なのです。
オールデンの靴特有のインソールの沈み込みは健在でして、足にピッタリと吸い付くかのような感触です。
短時間でしたのでコーディネートを考える余裕はありませんでしたが、履き心地の良さは存分に味わいました。
この靴をバーゲンで入手できたのは、とても運が良かったと今更ながら感じます。


8/13(土) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、ベネティアン・ラマと呼ばれるグレインレザーのベルルッティのUーチップをセレクトしました。
羽根が上部にあるノングノーズの造りに加えて、スクエア・トゥに向けて急激にシェイプの効いたシルエットなので、とにかく魅惑的な靴です。
低い位置にあるU型のステッチが、ポインティなシルエットをさらに強調しています。
まさに、ベルルッティらしいメリハリのある悩ましいデザインの靴と思います。
ただし、凋みのあるグレインレザーですので光沢はベルルッティとしては控え気味ですし、ミディアム・ブラウン主体に様々な色が微妙に組み合わせれたパティーヌ(色付け)が施されているので、必要以上に目立つことはありません。
エイジングを感じる風合いなのです。
ライトグレーの綿パンにミディアムグレーのプリントTシャツとラフな服装に合わせましたが、足元が主張しすぎることはありませんでした。
足元が適度に存在感を出しながら、全体コーディネートを引き立たせてくれたような気がします。
また、ロングノーズなので甲上部がまとわりつくかのような心地良さですし、ソールも厚みはありますがソフトで返りも良く、履き心地も最高です。
アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法とは思えないような履き心地の良さです。


8/12(金) J.M.ウェストンのゴルフ(紺)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
深みのある紺色でして、どんよりとした空模様の下では、黒っぽくも見えました。
昼からは雨も上がり、屋外では青みを存分に感じることができました。
日中は、この青みが、暑い時期にも似合っている色とも思いました。
シチュエーションによって色合いが微妙に異なるのも、趣きがあります。
同系色の紺のパンツに合わせましたので、自然な足元になりました。
靴として一般的な色の黒・茶ではありませんが、深みのある濃紺はとても汎用性の高い色合いと再認識しました。


8/11(木) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
雨は上がっていましたが、路面は濡れており、怪しい空模様でもあったので、レザーソールながら厚みのあるこの靴にしたわけです。
結局、雨には当たりませんでしたので、運が良かったです。
(ちなみに、この靴を履いていて雨でも水が浸入してきた経験はありません。)
とにかく、大振りなボディと厚みのあるソールに、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法が施された、一見して派手な靴です。
威風堂々とした佇まいには、圧倒されてしまうほどです。
また、明るいライトブラウンですので、存在感もかなりあります。
しかしながら、長年手入れしてきた結果、底光りしているものの良い感じにエイジングが進んでいて、実際に履くと必要以上には目立ちません。
さらには、トゥ部分にあるハンドメイドのスキンステッチなど、人間味に溢れる造りでもあります。
青系のパンツとシャツに合わせましたが、足元が適度なアクセントになった程度で、意外と全体コーディネートには馴染んでいたように思います。
しかも、ゴツイ見た目とは異なり、足にピッタリとフィットする履き心地の良さです。
圧倒的ながらも嫌味の無い存在感と、足に吸い付くかのような履き心地は、この靴の特徴です。


8/10(水) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
当然ながらクールビズスタイルでしたので、甲高で丸みを帯びたこの靴はとてもマッチします。
U型のステッチも立ち気味ですし、全体的にワイルドな印象でして、カジュアル向きの靴だからです。
コロンとした可愛らしい雰囲気も感じられて、親しみやすさもあります。
濃い色の綿パン+シャツに合わせたのですが、明るい色ですので少々目立っていました。
しかしながら、焼け気味でエイジングが感じられる色合いですしマットな質感の革ですので、必要以上には主張せず適度なワンポイントになっていたように思います。
この靴をカジュアルスタイル合わせると、天候を気にする必要はありませんし、コーディネート的にも足元は安心です。


8/9(火) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、このところほぼ1週間に一回登場させている、ベルルッティのシュールムジュールをセレクトしました。
トゥシェイプが急激に効いたナローなシルエットは、自分の足とは思えないほどスタイリッシュです。
捨て寸はかなりありますが履き心地も良く、まさに既製靴ではありえないハンドメイドのシュール・ムジュールならではの仕上がりです。
濃い色同士の紺系のツイルのパンツ(+シャツ)に合わせましたが、瑞々しい光沢と目立つほど細身の靴ですので足元はアクセントになりました。
何度か履いて、土踏まず部分の伸びない芯部分も足形に沿って湾曲して沈み込むことで、トゥ部分により体重がかかり、逆にタイト感がやや増したような感触を覚えます。
タイト感のあるトゥ部分には元々余裕があるので問題ありませんし、ボールジョイント部分の密着感はより増しているので、履き心地は一層心地良くなってきました。
普通は、最初はタイト気味な靴を履き込むことでルーズになって馴染むのですが、最初から心地良かった履き心地がさらに良くなる、そんな嬉しい変化です。
椅子などに座って足が浮いていると、靴を履いているのを忘れてしまうほどの心地良さでした。
美しいシルエットと極上の革質も印象的ですが、今日は履き心地の良さの方に今さらながら感動してしまいました。


8/8(月) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、私にとって初めてのホールカットである、ベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
パリでもサイズ切れでして、欲しいと思ってから3度目の渡仏で入手できました。
(2度目の渡仏でUーチップ・ノルベジアンをこの靴の前に入手しました。)
ベルルッティの靴に多いオールソールリペアが何度も出来ないマッケイ製法には何となく抵抗がありました。
それで、マッケイ製法のタイプにはサイズがあったにもかかわらず、買うならノルベジアン製法の靴にしたいと考えていたのです。
ちなみに私の記憶では、ノルベジアン製法は3種類、グッドイヤー・ウェルト製法は1〜2種類しか、ベルルッティの既製靴にはラインナップにありません。
コバの張りもノルベジアン製法の靴としては小さいですし、履き心地もソフトです。
ノルベジアン製法ながらスクエアトゥから流れるような流麗なシルエットも健在ですし、惚れ惚れするような光沢が美しさに華を添えています。
ノルベジアン製法の頑丈さと、ベルルッティらしい美しさを両立した靴ではないでしょうか。
高価ではありますが、ベルルッティとしては比較的癖の無いデザインですし、ある程度の耐久性もあるので、初めて買うベルルッティの靴としてお勧めできます。

プレーントゥの様にも見えるので汎用性が高く、つなぎ目が無いことからドレッシーな雰囲気もあるので、この靴を履くとどことなくお洒落な足元になります。
ですので、この靴を買って以来、ホールカットにはまり、数足揃えてしまいました。


8/7(日) ウゴリーニのホールカット

今日は、私にとって初めてのハンドメイドのス・ミズーラであるウゴリーニのホールカットをセレクトしました。
エッジの立ったチゼルトゥに向けてシェイプの効いたラインと極端に低い甲は、既製靴ではありえないデザインです。
自分の足がこの靴にマッチしているとは思えないような細長いシルエットです。
当然ながら、捨て寸はかなりありますが、ヒールと土踏まずとボールジョイント部分で支えられており履き心地はとても良いです。
色合い的にも、アンティーク風にやや色褪せた仕上げになっていますし、コバ部分もハンドメイドとなっており、人間味溢れる靴でもあります。
明るいライトブラウンですし、デザイン的にも目立ちますが、ハンドメイドの温もりを感じるので、実際に履くと必要以上には目立ちません。
濃い色のパンツに合わせましたのでコントラストがはっきりしましたが、適度にアクセントになった程度です。
一番最初とのことで、この靴を10万円程度で入手できたのは、とても運が良かったとさえ思います(現在は、20万円程度からとのことです)。


8/6(土) ベルルッティのアンディ

今日は、暑かったので足入れ部分の大きなスリッポンタイプの靴にしようと考えて、アンディをセレクトしました。
オフホワイトのパンツにTシャツとラフな服装に合わせました。
ボトムズが明るい色の組み合わせでしたので、目立つ靴ではありますが必要以上には主張しない足元になっていたと思います。
とにかく、瑞々しく輝くベネティアレザーは、他との違いが明らかでして、眩いばかりに輝きます。
ライトブラウン主体に様々な色が混ぜ合わされた色付け(パティーヌ)も、この靴をより華やかな印象にしています。
また、スクエアトゥに向けて急激にトゥシェイプの効いたポインティなラインを、大きめなベロ部分が一層強調して、メリハリある魅惑的なシルエットになっています。
ある意味では癖のあるデザインですが、好きになるととことん好きにさせられる魅力に溢れた靴です。
私は、世界で最も美しいこの靴の魅力にはまってしまいました。


8/5(金) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、クールビズ・スタイルでしたが、敢えてスーツに合うパンチド・キャップトゥのチャーチルをセレクトしました。
淡いグレー系の綿パンに青いシャツとカジュアルな服装に合わせたのですが、足元をこの靴にするとビジネス向きに全体の雰囲気が変わるから不思議です。
個人的にスーツにだけ合わせてきたストレートチップ特有のトゥ・キャップがはっきりと目線に表れるので、全体の印象が引き締まって見えるように感じるからでしょうか。
必要以上にノングノーズのデザインではないことから、内羽根式のアイレットとレースもはっきりと見えることも、フォーマル度を高めているような気もします。
また、丸みを帯びたトゥから流れるようなシルエットも、とても目に優しいラインなので、どんなスタイルに合わせても親しみやすさを感じるのです。
明るいライトブラウンではありますが、トゥ部分が濃くなるなどアンティーク風の仕上げもされており、実際に履くと目立ちすぎることなく全体コーディネートにとても馴染みやすいです。
2回の経験から、オンタイム時のカジュアルスタイルに合わせる靴の選択肢の一つになりました(もちろん、スーツスタイルに最も似合う靴であることは確かです)。

スーツに合わせると横一列のパーフォレーションが入っていることでフォーマル度が薄くなりますが、カジュアルに合わせるとフォーマル度は適度に増します。
パンチド・キャップトゥですので、カジュアルスタイルに合わせても何とかバランスがとれていますが、プレーンな内羽根ストレートチップですと、カジュアルスタイルに合わせるのはさすがにややミスマッチかもしれません(いつか、試してみようとも思います)。


8/4(木) ベルルッティのアレッサンドロ・楔形ステッチ入り

今日は、久し振りに甲に楔形ステッチが入ったアレッサンドロをセレクトしました。
1枚革で造られたワンピース構造のホールカットなのですが、このステッチがあるだけで印象が異なります。
元々トゥに向けてシェイプの効いたシルエットが、一層急激に絞り込まれたように見えるのです。
また、明るいライトブラウンの革は、眩いばかりに瑞々しく輝いています。
濡れたようにさえ感じる光沢は、ベルルッティにだけ利用される門外不出のべネティアレザーの特徴です。
一方、アンティーク風のパティーヌ(色付け)と適度に残る履き皺の効果からか、程よいエイジングも感じられるので、実際に履くと意外な程まとまりやすい靴でもあります。
黒の綿パンに合わせたのでコントラストがはっきりして存在感はありましたが、必要以上には主張せず適度なアクセントになっていたように思います。
本来はシュール・ムジュール用のデザインだったとのことですが、日本では以前から既製靴として販売しており、パリでも時々扱うようになったようです。


8/3(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、シングルモンクのマッタUをセレクトしました。
前回の経験で、バックル部分がパンツの裾に隠れるとプレーントゥの様にも見えるので、カジュアルスタイルに合わせても違和感が少なかったからです。
やや裾幅が広めのゆったりしたパンツに合わせたので、今回もプレーントゥの様に見えました
色の組み合わせも、淡い色合いの綿パンに、靴と同じような茶系のシャツでしたので、上下で連絡し合ったコーディネートになりました。
明るい色の華やかな靴ですが、視線が分散されて、足元だけが主張することはなかったように思います。
本来スーツスタイルに合う靴ですが、モンクストラップがあまり見えない場合は、カジュアルスタイルに合わせても意外と違和感が少ないと、今回も感じました。
とはいえ、フォーマル度はそれ程高まることはありませんが、ロングノーズでナローなシルエットは他との違いは明らかでして、お洒落度を高めていたとは思います。


8/2(火) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、ベルルッティのシュール・ムジュールをセレクトしました。
このところ登場回数も多くなっていますが、年に1〜2回程度しか行けないフランス旅行を前に、ある程度履いておいて何か問題があったらパリまで持って行って相談しようとの思いがあるからです。
結論としては、現時点ではほぼ問題は無く、敢えて取り上げるとしたら左靴の履き皺の数が多いこと位です。
造り直しも含めて2年半かかって出来上がったこともあり、完成度は高いようです。
とにかく、自分の足とは思えないような、シャープで細長いラインがとても印象的です。
MNのステッチは履いていると実際はあまり見えませんが、シルエットの美しさは際立っていて、他の靴との違いは明らかです。
黒の綿パン+シャツのスタイルに合わせましたが、ボトムズが濃い色同士なので、相性は良かったです。
瑞々しい光沢と流麗なシルエットですので、足元主体のコーディネートにはなりましたが、必要以上には強調されていなかったように思います。
このようなシャープなシルエットですので、トゥ部分の捨て寸はかなりありますが、ボールジョイント部分からヒール部分にかけての密着感があるので、履いていてとても楽です。
特に、土踏まず部分にまで伸びたヒールの芯がピッタリと足にフィットしています。
このようなロングノーズのシルエットと履き心地の良さの両立は既製靴ではありえず、自らオーダーするシュール・ムジュールだからこそ実現しました。
高価ではありましたが、オーダーして本当に良かったと思います。


8/1(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、久し振りにタッセルモカシンをセレクトしました。
個人的に週はじめに履くことが多いのですが、クールビズ・スタイルになってからしばらく履き機会が無かったので、今回履いたわけです。
グレイー系の綿パンに淡いブルーのシャツと、カジュアルではありますがややビジネス向きの服装に合わせました。
色合い的には合っていたと思いますが、何となく足元はしっくりとはきませんでした。
個人的な思い入れもありますが、タッセル飾りとの相性もあり、ネクタイ着用のスタイルに似合う靴のような気がします。
履き心地は足にピッタリとフィットしていましたが、組み合わせ的には少々違和感がありました。
個人的には、カジュアルスタイルよりもビジネススタイルに合う靴との印象を持ちました。


7/31(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、紺のローファーをセレクトしました。
晴天ではない薄日の空模様でしたが、青みを存分に感じることが出来て、足元はとても清々しかったです。
屋内などでは黒にも見える程の深みのある紺色なのですが、日の当たる屋外でははっきりとした青なのです。
小粋で軽やかなスタイルに紺色が加わって、夏に相応しいと感じました。
洗練されたデザインのローファーなので、生成りのパンツに紺系のTシャツとラフな服装を、足元でお洒落度を高めてくれたような気がします。
夏になり、今後も履く機会が多そうです。


7/29(木)〜30(土) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今回の東京出張には、オンオフ共に履けるUーチップのシャンボールドをセレクトしました。
クールビズスタイルに加えて、スーツスタイル、ラフなカジュアルと、3日間で3つの服装に合わせましたが、どのコーディネートにもそれなりにマッチした足元になっていたように思います。
ナローなラインを描くスタイリッシュなシルエットですが、Uーチップなので汎用性はとても高いのです
シャープで流麗なラインを描くエレガントなスタイルに加えて、明るいライトブラウンですので、どの服装に合わせてもとても華やかな印象になりました。
特に、2日目の午後にはお客様と会う予定があり久し振りにネクタイをしたスーツ姿でしたが、足元は明るい色合いでしたので気持ちだけはクールな足元になっていたと思います。
(実際は、熱帯気候ですので、蒸し暑くて汗だくでしたが・・・。ちなみに、ミニミニオフ会には、カジュアルスタイルに着替えてから出席しました。)
青系のスーツでしたので、明るい色合いが主張しながらもシャープなラインですので足元は引き締まりました。

3日連続の着用でも全くくたびれた様子もなく、剛性感のある履き心地は安心感がありました。
とにかく、この靴の汎用性の高さと耐久性を存分に体感した3日間でした。


7/27(水) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、予想に反して晴れたので、レザーソールの靴の中で、アレッサンドロをセレクトしました。
明るい色の足元にしようと考えて、ゴールドと呼ばれるこの靴にしました。
グレインレザー特有の凋みの効果で、明るい色合いのわりには光沢は控えめです。
トゥ部分は凋みも浅いので光沢もかなりあるので、一律では無いメリハリのある輝きでして、普通ではない特別な靴との印象をどことなく感じます。
また、エイジングを重ねたかのようなアンティーク風の雰囲気もあり、実際に履くと地味に感じる程です。
生成りのパンツとシャツの組み合わせでしたが、足元まで明るい色同士で相性が良かったです。
アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法なのですが、コバの張り具合もそれ程でもなく、履き心地もソフトで足に優しいです。
ベルルッティの靴はリペアが何度も出来ないとされるマッケイ製法の靴が多いですが、この靴ならそんなことはありません。
靴の数が揃ったこともあり登場回数も限定されるので、個人的にはマッケイ製法の靴でも気になりませんが、1足目のベルルッティの靴として登場回数が多いと想定される方にもお勧めできます。


7/26(火) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雨が降っていたので、迷わずゴルフをセレクトしました。
ラバーソールですので、雨でも安心なのです。
同じラバーソールでもやや細身のロジェにしようとも思いましたが、クールビズ・スタイルですので、甲高で丸みを帯びたこのゴルフの方がマッチすると考えました。
ベージュの綿パンに白のブロードのシャツと、カジュアルスタイルではありましたがややビジネス向きでしたので、足元を遊んでみたわけです。
明るいライトブラウンですが、長年履いて色も馴染んでいるので、必要以上に目立つことなく自然な足元でした。
ベージュのパンツとの相性もとても良かったです。
丸みを帯びてコロンとしたかわいらしいシルエットは履いているだけで楽しい気分になりますし、雨でも足元を心配する必要がないので、何となく気分が朗らかでした。
カジュアルスタイルには、このゴルフがあると天気に左右されること無く履けますし、とても便利です。


7/25(月) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、嵐の前の静けさで雨の心配の無い天気予報でしたので、レザーソールのベルルッティのシュール・ムジュールをセレクトしました。
数日間はレザーソールの靴を履けなくなると予想されることから、最も履きたい靴にしようと考えてこの靴にしました。
やはり、長年かけて完成した思い入れの強い靴でもあり、個人的に一番気になるこの靴を履いたわけです。
とにかく、トゥ部分の捨て寸がかなりあり、シャープかつロングノーズのシルエットが、いかにも普通の靴とは異なる印象です。
一方、足先に余裕がありながら、トゥ部分からヒールにかけての密着感もあることで、コンフォート感のある独特の履き心地でして、足を浮かして椅子に座っていると靴を履いているのを忘れてしまう程です。
このトゥ・シェイプの効いた細長いシルエットと、履き心地の良さは、シュール・ムジュールだからこそ実現しました。
さらには、革の色艶は、ベネティアン・レザーらしく瑞々しく輝いています。
特別に依頼したアッパーにある”MN”のステッチは、パンツの裾に隠れると見えず、歩くとチラリと見える程度でして、さりげない感じに仕上がっています。
実際に履いていると、ほとんど意識することはありません。
シルエットと革の質感で存在感たっぷりな靴ですが、さらに良く見ると”MN”との自らのオリジナリティを確かめられる、そんな遊び心もシュール・ムジュールだから可能でした。
今後とも、大切に履き続けて、さらに味のある靴に育てたいと思います。


7/24(日) ベルルッティのジョルダン

今日は、天気が良かったので、履き口の大きなスリッポンタイプのジョルダンをセレクトしました。
実際の効果はともかく、気分的にはこのスリッポンタイプを履くと、足元が涼しげに感じるのです。
鈍く輝くビット飾りに渋いバーガンディ色の革と、シックな印象な靴です。
ほんのりと淡いピンク調のグレーのパンツに、赤も混じったデザインのカットソーに合わせましたが、足元はコントラストがあり少々目立っていました。
ただし、深みのある色合いですので、派手には見えません。
さりげないお洒落な足元を演出してくれます。
特にカジュアルスタイルには汎用性の高い靴との印象を今回も感じました。


7/22(金)〜23(土) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今回の出張には、頑丈な造りで連続着用でも安心できるドゴールをセレクトしました。
休日にも履くので、Uーチップならオンオフ共に合わせられるとの思いもありました。
初日はクールビズですが白のブロードのシャツでしたのでビジネス風、2日目はグレーのポロシャツとラフな休日スタイルでしたが、どちらにも足元は対応できていたと思います。
とにかく、厚いソールとアッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ですし、大振りなボディにライトブラウンの革ですので、存在感たっぷりの靴です。
しかしながら、足入れ部分が2重になるなどルーツが軍人靴らしいクラシカルなスタイルですので、気品が感じられるのです。
さらには、トゥ部分のハンドメイドのスキンステッチにも人間味があり、見た目の印象よりはリラックスして履けます。
履き心地も、馴染んだ後ですのでソールの返りが良いことと、2重になったタン部分がクッションのような働きをして、足に密着しているかのような履き味です。
存在感タップリのボディと履き心地の良さを、両立しているのです。
価格は高いですが、その価値が十二分にある、まさにJ.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。

2日目の朝には雨も降りましたが、レザーながら厚みのあるソールなので全く水の浸入がありませんでした。
この靴を履いて、雨で水が浸入してきた経験はありません。


7/21(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、シャープなラインのUーチップであるシャンボールドをセレクトしました。
細身なスタイルですが、Uーチップですのでカジュアルスタイルにも合います。
やや濃い色の綿パンに、パステルカラーのシャツを合わせて、上下で明るい色にしました。
明るい色の靴ですのでかなり目立ちましたが、夏の陽光の下では回りの風景に合っていたように思います。
このハバナと呼ばれるライトブラウンは、やや人肌っぽい色気もあり、艶かしさも感じます。
とにかく、華やかな印象のUーチップです。

定番カラーではありませんが時々在庫があることもあり、フランス旅行で英国の在庫品を取り寄せてもらって入手しました。
約30%のエクストラチャージを払うことなく入手できたので、とても運が良かったです。


7/20(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、久し振りにシングルモンクストラップ付きのマッタUをセレクトしました。
クールビズ解禁以来、もしもの時用の上着を会社に置いて、普段は上着無しで半袖シャツ+パンツスタイルですので、スーツスタイルに合うこの靴は中々登場機会がなかったのです(上着無しではだらしないのですが、熱帯気候の日本の夏に汗だらだらでスーツを着ているのはもっと不快に見えます・・・)。
しかしながら、先週パンチド・キャップ・トゥのエドワードグリーンのチャーチルをカジュアルスタイルに合わせたところ、ややかしこまった雰囲気になったこともあって、今回試してみました。
結果としては、たまたまやや長めだったパンツの裾にモンクストラップ部分が隠れて、プレーントゥのように見える場面が多かったので、それ程フォーマル度が増すことはありませんでした。
しかしながら、プレーントゥ自体はカジュアルスタイルにも合うので、全体コーディネートの中で意外と違和感が少なかった様に思います。
ただし、このマッタUの持つ華麗な雰囲気そのものが、全体を引き締まったイメージにしてくれます
当然ながら、トゥ・シェイプの効いたラウンド・トゥから流麗なラインを描くシルエットはとてもエレガントでして、存在感タップリです。
明るいライトブラウンも、華やかさを一層強調しており、いやがおうでも足元は目立ちます。
ライトグレー系の綿パンにギンガムチェックのシャツと明るめの服装ではありましたが、まさに足元主体のコーディネートでした。
全体が見えるとクラシカルなスタイルのシングルモンクストラップ付きの靴ですので、間違い無くスーツスタイル向きではありますが、何とかカジュアルにも合わせることも可能かな・・・?とも感じました。


7/19(火) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、グレインレザーのUーチップをセレクトしました。
昨日同じベルルッティのグレインレザーの靴を履いた後に、何となくこの靴を履きたいとの思いを引きずっていたのです。
ミディアムブラウンをベースに様々な色が混じったパティーヌ(色付け)は、昨日のほぼ1色のパティーヌと比較すると、アンティーク風の味付けが強くなっています。
羽根部分が上部にありロングノーズでポインティなラインが強調された癖のあるデザインなのですが、グレインレザーの効果で強烈な個性が和らげられているような気がします。
このベルルッティ特有のメリハリあるシルエットには、個人的には魅せられているものの、正直初めて見た時には違和感すら覚えたほどです。
しかしながら、この靴はエイジングを自然に感じられることで、それほど肩に力を入れずに履けるのです。
しかも、ノルベジアン製法の靴としてはソフトでとても心地良い履き心地です。
私は気に入っていますが、ある意味では癖のあるベルルッティのUーチップを自然に履くことができる貴重な1足と思います。


7/18(月) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、グレインレザーのホールカットである、ベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
淡い色合い服装でしたので、ゴールドと呼ばれる明るい色のこの靴にしたわけです。
グレインレザーですので、スムースレザー程の光沢はありませんが、太陽光の下では十分に輝きます。
特に、凋みが浅いトゥ部分はスムースレザーと比べても遜色無い程です。
あまり色を加えないパティーヌ(色付け)にしたのですが、この凋みがあることでエイジングも感じることできますし、必要以上に目立たないさりげなさもあります。
派手な色でもこのグレインレザーならば、多少はその存在感を和らげる効果があるのです。
ベネティアン・ラマと呼ばれるグレインレザーが使われた靴ですが、ベルルッティらしいオリジナリティを存分に感じることができました。


7/17(日) オールデンのローファー・ライニング付き

今日は、暑かったので、履き口の大きなスリッポンタイプの靴にしようと考えて、オールデンのローファーをセレクトしました。
久し振りに履きましたが、コードヴァン特有の鈍く濡れたように輝く光沢が、とても印象的です。
しかも、エイジングを重ねることで独特の履き皺が適度に入り、自分だけのオリジナルな風合いの1足になりました。
グレー系の綿パンにポロシャツと、ラフな服装でしたが、この靴を履くことで足元が適度に主張して、全体コーディネートが引き締まったように思います。
ちなみに、ベルトもオールデン純正のコードヴァンベルトにしました。
ところで、J.M.ウェストンローファーの次に買った本格靴が、このオールデンのコードヴァンのローファーです。
(正確には、手放したJ.M.ウェストンのレザーソールのUーチップの次いで3足目)
毎週末に、J.M.ウェストンのローファーと交互に履いて、かなり酷使しました。
そして、かなり小傷も目立ってきたので、カーメルにレストレーションプログラムを依頼したのですが、ソールと接合するアッパー部分が裂けてしまったとのことで、新品との無料交換になりました。
ですので、最初に買ったオリジナルではありませんが、この靴を履くととても感慨深くなります。
黒ですので、暖かい気候になって、何となく登場機会が少なくなっていましたが、近いうちにまた履きたいとの思いを強くしました。


7/16(土) ベルルッティのアンディ

今日は、休日で気分も良かったので、明るい色合いのベルルティのアンディをセレクトしました。
とにかく、眩いばかりに輝くべネティアレザーは、屋外ではかなり目立っていました。
実は、靴磨きをした直後でしたので、まさに濡れたような瑞々しい輝きが際立っていました。
さらには、ライトブラウン主体に様々な色合いが加わったパティーヌ(色付け)は、アンティーク風の風合いも感じられて、靴というよりも芸術品のような佇まいでもあります。
デザイン的にも、トゥシェイプの効いたポインティなラインは、大きめなベロ部分と流れる様につながり、魅惑的なシルエットを描いています。
単に目立つだけではなく、適度にエイジングも感じることができるので、実際には応用範囲が広く意外と合わせやすい靴でもあります。
カーキのパンツと紺主体のプリントTシャツとラフな服装に合わせましたが、足元が適度にアクセントになって、全体的には調和していたように思います。
いかにもベルルッティらしいオリジナリティー溢れる魅惑的な靴ではないでしょうか。


7/15(金) ウゴリーニのホールカット

今日は、私にとって初めてのハンドメイドのス・ミズーラであるウゴリーニのホールカットをセレクトしました。
とにかく、低い甲とトゥに向けて急激にトゥ・シェイプが効いたシルエットがとても印象的です。
当然ながらトゥ部分にはかなり捨て寸がかなりありますが、ボールジョイント部分からヒールにかけては十分に密着感があり、履き心地はとても良いです。
このデザインからは想像も出来ないような良い履き心地でして、既製靴ではあり得ず、ス・ミズーラだからこそ実現しました。
ハンドソーン・ウェルト方式ですので、クッションが効いて返りも良い、絶妙な履き味でもあります。
コバの出し縫いもハンドメイドでして、見た目にも人間味に溢れています。
明るいライトブラウンの革は、元々アンティーク仕上げがされているのですが、エイジングが進んで適度に色褪せした独特の風合いになっています。
明るい色合いではありますが、良い感じに日焼けしているので、実際に履くと意外と目立ちません。
シャープなラインを描く靴ですが、ハンドメイドの人間味を感じる部分がかなりあるので、履き心地だけでなく気分的にも馴染んでいます。


7/14(木) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、久し振りにエドワードグリーンのチャーチルをセレクトしました。
クールビズの服装がOKになって以来、ウィークデイもカジュアルスタイルだったこともあり、ビジネス向きのこの靴の出番が少なくなっていたので、履きたいとの思いが盛り上がったのです。
濃紺のツイルのパンツにシャツとカジュアル色の強い服装でしたが、この靴を履くことでよりビジネス向きのコーディネートに見えていたように思います。
明るいライトブラウンですので必然的に足元に目が向くのですが、オンタイム向きのパンチド・キャップトゥの存在を意識してしまうからでしょうか。
服装はカジュアルでも、足元の存在感で全体の印象をビジネス向きに見せてくれる、そんな感じです。
トゥ部分がやや濃いアンティーク仕上げの色合いと、やや丸みを帯びたシルエットなど、全体的に人間味に溢れた佇まいですので履いていてリラックスできる靴でもあります。
履き心地も、トゥ・キャップの履き皺部分が親指に当たり気味ですが、ほぼ馴染んできました。
この靴を履いていたからか、気持ちの良い1日でした。


7/13(水) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、曇り空でしたが雨が降らないとの天気予報でしたので、レザーソールのベルルッティのシュール・ムジュールをセレクトしました。
長時間履くのは初めてでしたが、とにかく足の一部になったような、靴を履いているのを意識させない、コンフォート感に溢れた履き心地でした。
デザインの都合からトゥ部分に余裕がありますが、ボールジョイント部分からヒールまでは、密着感すら感じました。
土踏まず部分まで伸びた固くて伸びない芯部分が、足全体を支えてくれている感触なのです。
また、歩いていても、トゥ部分に当たる部分が全く無く、とても心地良いのです。
スクエアトゥから伸びるロングノーズのシルエットは、とても自分の足とは思えないほどシャープなラインを描いており、とても目につきます。
逆に、自分の目線からは「MN」型のステッチが時々見えますが、全体的にはあまり目立ちません。
自分の足の一部のような履き心地の良さと、シャープでノングノーズの美しいシルエットが、両立したシュール・ムジュールらしい靴だと思います。


7/12(火) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのロジェをセレクトしました。
あまり強くない雨でしたが、当然ながら水の浸入が全くありませんでした。
それにしても、丸いラウンドトゥからやや細身なラインを描く、流れるようなシルエットが印象的なUーチップです。
U型のステッチと全体シルエットのバランスが良く、重ね縫いされているのでラインが途中で途切れることも無いので、洗練度も高いのです。
濃紺の綿パンとシャツに合わせましたが、自然な足元になりました。
ライトブラウンですが、長年履いてきた結果、やや濃い目でエイジングを感じる色合いになり、必要以上には目立ちません。
ベルルッティなどと比べると、必要以上にロングノーズではないので、意外と肩の力を抜いて履くことができます。
クラシックラインのJ.M.ウェストンの靴らしい、オーソドックスなスタイルを維持しながらも小洒落た雰囲気を漂わせている、そんな感じです。
スーツスタイルに合わせることが多いのですが、カジュアルスタイルに履いても、お洒落にまとまる応用範囲が広い靴です。


7/11(月) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、グレインレザーのアレッサンドロをセレクトしました。
週末に手入れをしたのですが、グレインレザーとは思えない程の光沢になり、週明けに履きたいとの気分になっていました。
リフレッシュするためにコロニルのマイルドクリーナーで全体の汚れなどを入念に落してから、ベルルッティの純正クリームを塗りこんでしばらく時間をおいて、水分をすこし補給しながらクロスで丁寧に磨き上げました。
極普通の手入れ方法ではありますが、クリーナーの汚れ落しにいつもよりも重点をおいたからか、これでも十分な光沢になりました。
特に、凋みの浅いトゥ部分の輝きはスムースレザーと比較しても遜色無いレベルです。
曇り空でしたが、ゴールドと呼ばれる明るい色合いでもあり、足元は少々目立っていました。
グレインレザーですのでソフトな印象ではありますが、瑞々しい光沢ですので、まさに足元主体のコーディネートでした。
手入れしだいでその表情が微妙に変わるのも、ベルルッティの靴の魅力です。


7/10(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、ほんの短時間外出しただけですので、脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプのローファーをセレクトしました。
淡い色のパンツと青系のTーシャツでしたので、上下で色のリンケージのあるコーディネートにしたわけです。
少々ラフな格好でしたが、カジュアルスタイルに似合うローファーでしたので、違和感はありませんでした。
ライトなデザインですし、曇り空ではありましたが屋外では青みが感じられて、夏らしい足元だったと思います。
青系ではありますが深みのある色合いですので、1足持っているとコーディネートの幅は広がりますし、便利な靴ではないでしょうか。


7/9(土) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、何となく、ベルルッティのグレインレザーのUーチップをセレクトしました。
休日ですので、スリッポンタイプにしようかなとも考えていたのですが、外に出てふと気がついたらこの靴を履いていた、そんな感じです。
スムースレザーよりもエイジングが感じられるからか、やわらかな印象もあり、少々疲れ気味でもあったので自然にこの靴を履いたのかもしれません。
茶系のパンツと紺のシャツにこの靴ですので、偶然とはいえ相性が良かったです。
グレインレザーは光沢が控えめですし、ミディアム・ブラウンは汎用性があり、コーディネートの幅が広いのです。
また、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ではありますが、ベルルッティらしいソフトな履き心地です。
革質も履き心地もソフトタッチですので、一日この靴を履いて、癒された気がします。


7/8(金) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、華やかなUーチップのシャンボールドをセレクトしました。
とにかく、アルディラと呼ばれる明るい色合いが、とても印象的です。
内面から輝いているような光沢は、まさに違いを感じさせられます。
また、スムースな質感がとても感じられる極上の革質ですので、陽光が当たる屋外では一層足元が引き立ちます。
しかも、シャープで流麗なデザインですので、存在感タップリです。
明るいグレー系のパンツとシャツに合わせましたが、やはり足元主体のコーディネートになりました。
夏ですので、少々目立つ華のある靴を履いても、風景に似合っていたように思います。
色合いも、徐々にではありますが変化して、馴染みつつあります。


7/7(木) J.M.ウェストンのゴルフ(ライトブラウン)

今日は、雨が降っていたので、ラバーソールのゴルフをセレクトしました。
濃紺の綿パン+シャツに合わせたので、甲高で丸みを帯びているデザインからかカジュアルスタイルに似合うこのゴルフにしたわけです。
ドレスアップにはなりませんが、ライトブラウンの明るい色合いからさりげないアクセントになり、小洒落た足元を演出してくれました。
また、どことなく可愛らしい印象でして、とても親近感がわく靴です。
帰宅時に雨は降っていませんでしたが、全体コーディネートに見事にマッチしていたように思います。
今回はアスファルト上中心でしたが、天候は気にする必要がありませんし頑丈ですので、どんなフィールドでも気にせずがんがん履くことができます。
とにかく、1足持っているととても便利な靴です。

今年の梅雨は、雨の日が比較的少ないからか、このゴルフの登場回数があまり多くありません。
久し振りに履いてとても良い感じでしたので、雨が降らなくてももっと履きたい、そんな気分になりました。


7/6(水) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、玄関先で目に止まったベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
何となく昨日の印象が残っていたこともあり、グレインレザーのベルルッティの靴にしたわけです。
グレインレザーですので、ベルルッティとしては光沢は控えめなのですが、ゴールドと呼ばれる明るい色合いが、目立っていたことも履いた理由です。
実際に履くと、凋みがあることで、エイジングを重ねたかのような質感ですので、必要以上に派手な感じはありません。
カーキの綿パンと淡い色のシャツに合わせましたが、足元も無難にまとまっていたように思います。
花が目立つ季節ですので、周囲の風景にも似合っているような気がします。
また、厚みのあるソールとアッパーにまでステッチの入った頑丈なノルベジアン製法ではありますが、ソフトなベルルッティ特有の履き心地が維持されています。
このベネティアン・ラマと呼ばれるグレインレザーが使われたベルルッティの靴も、スムースレザーとは異なるさりげない雰囲気があり、これはこれでオリジナリティを感じます。


7/5(火) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、グレインレザーのUーチップをセレクトしました。
とにかく、スクエアトゥから急激に絞り込まれたポインティなラストがとても印象的です。
実際、小さめな羽根が上部に位置しているので、かなりロングノーズなデザインです。
また、低い位置にあるU方のステッチも、この魅惑的なラインを強調しています。
靴というよりも、芸術品とでもいえそうな佇まいです。
しかしながら、グレインレザーですので、ベルルッティとしては控えめな光沢ですし、適度にエイジングを感じる質感でして、温かみも感じられます。
ですので、実際に履くと、意外と合わせやすい靴です。
青系のパンツとシャツに合わせましたが、必要以上に靴が目立つことなく自然にまとまりました。
他とは雰囲気が全く異なるいかにもベルルッティらしい靴を、さりげなく楽しめる靴と思います。


7/4(月) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、雨模様の天気予報でしたが、朝方に家を出るときには雨が降っていなかったので、レザーソールのドゴールをセレクトしました。
厚みのあるソールなので、少々の雨なら水が浸入してくることもなく安心だからです。
日中、時折雨が降っていましたが、通勤途中では雨に遭遇することなく、運が良かったです。
それにしても、ヒールにある金属プレートのせいで、「カツカツカツ」と、アスファルト上では特に足音が響き渡ります。
守衛さんに、「足音が響きますね」と、声をかけられました。
長年履いてきたので、個人的には、この足音を聞くと、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールを履いているとの意識が感じられて、違和感はありません。
ただ、知らずに片方の靴の革を擦って傷が入ることが多いことには、少々困っています。
(気になって、ラバープレートに張り替える方もいるそうです。)
足音に加えて、ノルベジアン製法のアッパーにまで入ったステッチと大振りなボディは、とにかく存在感タップリです。
しかも、明るいライトブラウンですので、いやがおうでも目立ちます。
あえて、黒系のパンツに合わせて、コントラストを楽しみましたが、まさに足元主体のコーディネートでした。
しかしながら、丸みを帯びたラインと、トゥ部分に入った人間味あふれるスキンステッチの効果もあって、嫌味には見えません。
威風堂々とした圧倒的な存在感ながらも、実際に履くと全体コーディネートに馴染みやすい靴です。


7/3(日) ベルルッティのアンディ

今日は、昨日よりもさらに暑いとの天気予報でしたので、足元位は涼しくしようと考えて、スリッポンタイプのアンディをセレクトしました。
レースアップの靴よりも足入れ部分が大きいので、実際の効果はともかく、見た目的には涼しく感じるのです。
それにしても、トゥ・シェイプが急激に効いたポインティなラインは、とても魅惑的です。
加えて、大き目のベロ部分が、メリハリのあるセクシーなシルエットをさらに強調しています。
また、ライトブラウン主体に様々な色を微妙に組み合わせられたパティーヌ(色付け)も、さらにこの靴の美しさに花を添えています。
瑞々しく輝くこのベネティアンレザーと、ポインティーなラストが組み合わさると、芸術品と言っても良いような風格があります。
ベルルッティの靴としては初めて雑誌でアンディを見た時には、正直違和感がありましたが、今ではまさに魅せられてしまいました。
淡いパステルカラーのパンツと淡いベージュ系のカットソーに合わせたので自然な組み合わせでしたが、まさに足元主体のコーディネートだったように思います。
一見すると癖のある靴ですが、その分、好きになるととことん好きにさせる魅力に溢れた、ベルルッティの魅力を存分に堪能できる靴です。


7/2(土) ベルルッティのシュール・ムジュール

今日は、梅雨の合間で天気が良かったので、気分的にも晴れ晴れしていたので、ベルルッティのシュール・ムジュールをセレクトしました。
とにかく、細いスクエアトゥから流れる様なロングノーズのシルエットがとても美しいです。
既製のベルルッティよりも、よりナローでロングなシャープなラインが印象的です。
シームレスのヒールを実現するために踝で接合されたデザインも、後姿を美しくしています。
当然ながらトゥの捨て寸はかなりありますが、ボールジョイント部分から踵にかけては密着感があり、履き心地はとてもコンフォートです。
足裏へは吸い付くような感じなのですが、トゥに余裕があることで、タイトな感触は薄くとても楽なのです。
自分の足の形からは考えられないような流麗なラインと履き心地の良さは、シュール・ムジュールだからこそ両立できました。
また、瑞々しい光沢を放つ革質も、他との違いが明らかです。
さらには、MNのステッチは、パンツの裾に隠れると見えませんが、歩くと自分の目からは何気なく見えるので、さりげない存在感です。
実際に履くと、ロングノーズのシルエットと革質の良さの方が、MNステッチよりも目立ちます。
やや濃い茶系のホールカットですので、応用範囲は広く、今後はもっと登場回数を増やしたいと思います。


7/1(金) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、1枚革をヒールで接合されたホールカットと呼ばれるワンピース構造の、ベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
とにかく、何色も微妙にパティーヌ(色付け)されて眩いばかりに光り輝くベネティアンレザーは、惚れ惚れする程魅力的です。
羽根部分にステッチが無いので、レースアップの靴としては革の面積が広く、この質感を存分に堪能出来るのです。
スクエアなトゥから適度にシェイプの効いた流れるようなラインも、美しさに花を添えています。
靴ではありますが、芸術品とでも言えそうな風合いです。
とはいえ、アンティーク風な仕上げと、カーフとしては履き皺もしっかりと入っているので人間味も感じられ、実際に履くと意外と合わせやすい靴でもあります。
紺系の綿パンに茶系のシャツと夏スタイルに合わせて、足元は目立ってはいましたが、嫌味には見えず適度なアクセントになっていたと思います。
パンツの裾に隠れるとプレーントゥのようにも見えるので、デザイン的にも奇抜なところもありません。
ベルルッティとしては癖の少ないスタイルですし、耐久性に富み何度もリペアできるノルベジアン製法(ブレイク製法のタイプも有り)ですので、最初に買うベルルッティの靴としてもお勧めです。


6/30(木) J.M.ウェストンの外羽根式ストレートチップ・メダリオン

今日は、朝方は雨は降っていませんでしたが、午後にかけては雨の可能性もあるとの天気予報でしたが、レザーのダブルソールのストレートチップをセレクトしました。
外を見ると青空も一部出ていたので、レザーソールでも良いと判断して、多少の雨なら耐久性もあって安心できるJ.M.ウェストンのダブルソールのこの靴にしたわけです。
実際には、雨には遭遇しなかったので、運が良かったです。
オーソドックスなスタイルの外羽根式ストレートチップですので、あまり目立つことがありません。
10年近く履いてきて、色合いも落ち着いてきており、ライトブラウンではありますが、服装に馴染みやすいのです。
長年履いてきたような傷みはほとんどなく光沢も健在ですが、エイジングを重ねた佇まいは履き込んだ靴だけが持つ風格のような気がします。
メダリオンがついていることで、少々遊び心もありますし、ネクタイの無いスタイルにも自然な足元でした。
これからも、流行廃りに左右されることなく、リペアしつつ長年履き続けようと思います。


6/29(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、宴会の予定があったので、脱ぎ履きしやすいシングルモンクストラップ付きのマッタUをセレクトしました。
特に、靴を履く際にレースアップよりも手間がかからないので、楽なのです。
一緒にいた方を手際良くお送りできたので、この靴にした意味がありました。
とにかく、明るいライトブラウンの華やかさを存分に味わえる靴です。
甲上部を覆う上質な革の面積がレースアップの靴よりも大きいので、極上の革質をタップリと堪能できました。
この凹凸の少ないウルトラスムースな革は、何と言いますか内面からライトアップされたように輝きます。
既製靴としては比類無き存在感です。
また、デザイン的にも、ナローでシャープに流れるラインが華麗なスタイルを演出しています。
ロングノーズのシルエットですが、ラウンドトゥですのでソフトな印象も与えてくれて、実際に履くと意外と合わせやすい靴です。
グレー系のパンツと淡いギンガムチェックの軽装に合わせましたが、明るい色通しですので、足元がアクセントにはなりましたが必要以上には主張しませんでした。
花の多いこの季節には、回りの風景にもマッチしていたと思います。


6/28(火) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、玄関先で目に止まったベルルッティのUーチップをセレクトしました。
雨は降っていなかったものの、今にも降り出しそうな空模様でしたのでラバーソールの靴の方が無難だったかもしれませんが、レザーソールでも堅固な造りのノルベジアン製法の靴なので多少の雨なら大丈夫との思いもありました。
また、凋みのあるグレインレザーですので、染みにもなりにくいのです。
案の定、帰宅途中に雨に遭遇しましたが、水が浸入してくることは全く無く、何も問題がありませんでした。
それしても、スクエアなトゥに向けて急激にシェイプの効いたポインティなラストは、低い位置にあるU型のステッチの効果もあり、とにかく魅惑的に感じます。
羽根も上部にあるロングノーズのデザインなので、この美しいフォルムを存分に楽しむことができます。
一見すると奇抜にすら感じるデザインですが、好きになるととことんはまる麻薬的な魅力を持っていて、私は見事に魅せられてしまいました。
革質的には、ベネティアンラマと呼ばれるグレインレザーなので、ベルルッティとしては控えめな光沢で、エイジングを重ねたかのような風合いを演出しています。
黒系のパンツ+淡い色のシャツの軽装に合わせましたが、実際に履くと足元は意外とさりげなくまとまっていたように思います。
ある意味では癖があって近づきがたさすら感じさせられますが、グレインレザーのソフトな風合いのおかげで、比較的簡単にベルルッティらしさを味合うことができる靴ではないでしょうか。


6/27(月) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、久し振りに雨が降っていたので、躊躇することなくロジェをセレクトしました。
ラバーソールですし、革は普通のカーフですが耐久性があるので、雨でも安心なのです。
かなりの勢いの雨に遭遇しましたが、水が全く浸入することなく、足元は万全でした。
ウェルト靴ですので、雨で水が浸入してくる個体もあるとのことですが、私の持っているロジェとゴルフは幸運にもそのような個体はありません。
ナローなスタイルの洗練されたUーチップですのでスーツにも合いますが、ノーネクタイがOKになったのでカジュアル気味のスタイルに合わせました。
Uーチップ特有のソフトな印象ながらも、U型のステッチと全体ラインとのバランスが良く、お洒落度の高い靴です。
ネクタイを外したギンガムチェックのシャツ+パンツだったのですが、足元がこの靴でしたので、くだけすぎることなく適度に緊張感を与えて全体を引き締めていたように思います。
ここしばらくは、雨が降りやすいとの天気予報でしたので、この靴の出番も増えそうです。


6/26(日) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、天気も良く暑かったので、とにかく一番明るい色の靴にしようと考えて、ゴールドを呼ばれる色のアレッサンドロをセレクトしました。
白のパンツに青いカットソーを合わせた夏スタイルだったので、足元も軽やかな色にしたかったのです。
凋みのあるグレインレザーですので、ベルルッティとしては控えめな光沢ですが、手持ちの靴の中で比べてみるとこの靴が最も明るい色合いでした。
色はとにかく明るく、特に太陽光の下ではクッキリとアピールします。
全体的には控えめな光沢ながらもトゥ部分は凋みが浅いので光沢もやや強く、何と言いますかバランスがとれた輝きでして必要以上には目立ちません。
さらには、凋みに緑系の感じますので、落ちついた印象もあり、実際に履くとそれほど強くは主張しません。
燦燦と輝く陽光の下、風景にもマッチしていたように思います。


6/25(土) J.M.ウェストンのローファー(ライトブラウン)

今日は、天気の良い休日でしたので、足入れ部分の大きいスリッポンタイプにしようと考えて、久し振りにJ.M.ウェストンのライトブラウンのローファーをセレクトしました。
私にとっては、約15年前に初めて買った本格靴ですが、まだまだ革の輝きは健在でして、インナーが擦れ気味な部分があること以外は全く問題がありません。
当時は日本に直営店が無くシップスでのみ扱われていたのですが、銀座の旧店舗で、清水の舞台から飛び降りる気分で買ったことを今でも思い出します。
最初は、板の上に乗っているかのように固かったのが、履き込む内に足に馴染んで、まさに足の一部になったかのような心地良さになりました。
このローファーはトゥに伸びない芯が入っていないので、今ではJ.M.ウェストンの靴の中でも馴染みやすい靴であることを知っていますが、当時は最初数回の着用では本当に馴染むのか疑問に思えたほどです。
さらには、買った当初は毎週末に雨でも関係無く履いて酷使してきたのですが、経年変化もほとんど無く、耐久性の高さに驚きさえ覚えました。
当時は、他にめぼしい靴を持っていなかったこともありますが、小粋でライトなスタイルは、カジュアルスタイルには合わせるとお洒落にまとまるので他の靴を選択する気にはなれませんでした。
今日は茶系の薄い綿のソフトなスーツに合わせましたが、上質に輝くライトブラウンのお洒落なローファーですので、流れる様にまとまりました。
買った当時とは異なり、登場回数こそ減りましたが、スタイル的にも古さを全く感じません。
今でもそしてこれからも、リペアしつつ履き続けようと考えています。


6/23(木)〜24(金) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今回の出張では、頑丈な造りで安心のあるドゴールをセレクトしました。
出張先の東京では、雨の可能性もある天気予報でしたが、レザーソールながら厚みがあるので、多少の雨なら安心とも考えました。
ちなみに、到着初日の午前中には、傘が必要無い程度の雨に遭遇しましたが、全く問題ありませんでした。
2日間深夜までフルタイム履き続けましたが、くたびれた様子も全く無く、足元を気にすることなくすごせました。
ごつい見かけの通り、少々重いのですが、振り子のような感覚で歩くことができて、全く疲れません。
タン部分が2重になってクッションのような働きをしていることと、厚いソールながら意外な程返りが良いので、ピッタリと吸い付くような履き心地なのです。
馴染むまでは少々大変ですが、数回履くと全く別の靴の様に履き心地が良くなるのです。
また、大振りで派手な外見ですが、元々軍人靴だったとのことで足入れ部分が2重になっているなどクラシカルな雰囲気もありますし、トゥ部分のハンドメイドのスキンステッチにも温かみを感じますので、実際に履くと全体コーディネートに合いやすい靴でもあります。
グレー系のスーツ(上着はほとんど着ませんでしたが・・・)に合わせましたが、存在感がありながらも適度にアクセントになって、マッチしていたように思います。
圧倒的な存在感と履き心地の良さを両立した、”これ以上は無い靴”と思います。


6/22(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、デビュー後5回目の登場となる、マッタUをセレクトしました。
部外対応があり、宴会で靴を脱ぎ履きする可能性もあったことから、レースアップではなくストラップ付きの靴にしようとの思いもありました。
やはり、座敷での宴会があり、スリッポンほどではありませんがレースアップよりは履く時間が短いので、スムーズに終了することができました。
それにしても、甲上部の面積が広いので、しなやかで凹凸の少ない極上の革質を存分に味わえる靴です。
光沢自体はそれほど強いわけではありませんが、明るい色合いですので、存在感はタップリです。
ラウンドトゥから流れる様にナローなラインがヒールまで続き、華麗な印象をさらに高めています。
あえて濃い色のスーツに合わせてコントラストを楽しみましたが、鞄とベルトをネクタイを同系色にしたので視線も分散されて、足元だけが目立つことはなく、意外とバランスはとれていたように思います。
とにかく華やかでエレガントな靴と思います。

昨日履いた旧8695ラストと比べると、この新7000ラストはほんの少しヒール部分に余裕を感じます。
とはいえ、旧8695ラストと新7000ラストの履き心地を実際に比較してどちらが良いのかについては、現段階では甲乙つけ難いというのが正直な感想です・・・。


6/21(火) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、デビュー以来3回目の着用になるシャンボールドをセレクトしました。
前回意外な程足に負担が無かったので、前回履いてから1週間立たずに登場となりました。
1足目のダークブラウンは、馴染むまで相当苦労したのですが、このライトブラウンは既に履き心地は良い感じです。
両方並べて見ても差は感じられませんが、微妙に違いがあるのかもしれません。
ほぼ同じにデビューした、新7000ラストのマッタUと比較しても、こちらの方が足にフィットしている様に感じる程です。
トゥから土踏まずまでがダブルソールで、土踏まずからヒールにかけてシングルソールになるスペードソールなので、剛性感ある履き心地と返りの良さが両立した絶妙の履き心地がデビューすぐに味わえたわけです。
明るいライトブラウンとナローでシャープなシルエットの華麗なUーチップの美しさよりも、その履き心地に感動した1日でした。


6/20(月) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、トゥ・キャップに一列のパーフォレーションが入った、パンチドキャップトゥと呼ばれるストレートチップをセレクトしました。
個人的に週はじめはスリッポンタイプの靴を履くことが多いのですが、式典に出席することになっていたので、レースアップのこの靴にしたわけです。
いかにも上質の革からは、瑞々しい光沢ながらトゥ部分が濃いアンティーク風の仕上げになっているからか、とても温かみを感じます。
明るいライトブラウンですので、少々目立ちはしますが、嫌味な感じは全くありません。
デザイン的にも、ナローなラウンド・トゥのシルエットなので、シャープなスタイルを維持しながらも、見た目に優しいのです。
やや濃い色のスーツに合わせましたが、必要以上に目立つことなく、適度に足元がアクセントになり、全体バランスがとれたコーディネートになっていたと思います。
まさに、さりげなく目立つ足元主体のコーディネートでした。
とにかく、ステッチなども一定ですし造りもしっかりしていますが、色合いとデザインなどにどことなく人間味を感じさせられ、何と言いますか履いていて安心できる靴です。
(オールデンの大味な造りに感じる人間味とは、感じ方が異なります。)
履き心地も沈み込みが進んで足に馴染みつつあります。


6/19(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、昨日に引き続いて晴れでしたので、スリッポンタイプの靴にしようと考えて、紺のローファーをセレクトしました。
深みのある紺なのですが、晴れの屋外では青みを存分に感じることができました。
デザイン的にも小粋で軽やかなフレンチティストに溢れ、とてもライトな雰囲気です。
この洗練されたデザインに青が加わり、実際に履くと他との違いが明らかでして、とにかくお洒落な足元になります。
白の綿パンに生成りのカットソー、クーラーの効いた室内ではデニムのジャケットを合わせたラフなスタイルでしたが、足元をこの靴にしたおかげで、全体コーディネートは引き締まりました。
暖かくなって、個人的に青系の靴を履く機会が多くなっています。


6/18(土) ベルルッティのアンディ

今日は、やや暑いとの天気予報でしたので足元を涼しくしたくなり、履き口の大きいスリッポンタイプの中から、ベルルッティの代表作の一つであるアンディをセレクトしました。
実際にはレースアップの靴とほとんど変わらないのかもしれませんが、スリッポンタイプにすると足元に暑さを感じなくなるから不思議です。
さて、このベルルッティだけに使われる門外不出とのベネチアレザーは、燦々と照りつける陽光の下で眩いばかりに瑞々しく輝いていました。
この光沢は、他のカーフでは味わえない程の色艶なのです。
とはいえ、明るいライトブラウン主体に様々な色合いが加わった独特のパティーヌ(色付け)の効果からか、アンティーク風に見えてエイジングを感じさせるので嫌味には感じません。
しかも、類稀なる伸縮性もあり、履いていて足にピタリとフィットします。
元々柔らかい履き味のマッケイ製法でもあり、このソフトタッチな履き心地の良さは癖になる程です。
シルエットも、トゥシェイプが効いたメリハリのあるポインティなラインでして、とても魅惑的です。
大きめなベロ部分とのバランスも良く、ベルルッティらしい艶やかさを存分に感じさせられます。
正直、最初は奇異にも感じた程の独特の外見ではありますが、私はこの靴の魅力にまさにとりつかれたかのような気がするほど、魅せられてしまいました。


6/17(金) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、シングルモンクのマッタUをセレクトしました。
昨日履いたシャンボールドは既存ラストの8695ですが、こちらは新7000ラストでして、ややロングノーズ気味に感じます。
どちらも、ラウンドトゥからナローなラインを描くシャープなシルエットですが、微妙な違いがあるのです。
横に並べて比較すると差はわかるのですが、実際に履くとそれほど大きな差には見えず、個人的にはあまり気にならない程度です。
今後、履き込むことによって、印象は変わるかもしれませんが・・・。
とにかく、甲上部を極上の1枚革が覆い、いかにも良い靴に見えます。
レースアップの靴よりも、上質感を贅沢に味わえるのです。
明るい色ですので、華やかさもあります。
青系のスーツに合わせたので、足元はかなり主張して、まさに足元主体のコーディネートになりました。
とはいえ、暖かい季節になってきて花が多くなっているからか、外の風景にも合っていたように思います。
この色は定番でないので、約30%のエクストラチャージを払ってパターンオーダーしたものですが、その価値はあります。


6/16(木) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、デビュー以来2回目の着用になるライトブラウンのシャンボールドをセレクトしました。
最初に買ったダークブラウンが固くてやや馴らしに苦労した経験から、長時間ではないものの先週末に一度履いておいたので、予想よりも楽でした。
1日履いても、足にダメージがほとんどないだけでなく、ジョンロブ・パリの靴の特徴である剛性感溢れる履き心地がとても気持ち良く感じることができたのです。
最初からこの履き心地の良さを味わえるとは、驚きでさえあります。
それにしても、微妙な色合いのライトブラウンの革は、太陽光の下で輝き存在感タップリでした。
シルエット的にも、甲部分のラインとU型ステッチのバランスの良く、ナローでシャープなラインが強調されて、とても洗練されて見えます。
とはいえ、トゥ部分のハンドメイドのスキンステッチの優しさから、目立つ印象を和らげてくれます。
グレー系のスーツと合わせたのですが同じ明るい色合いなので、相性が良かったです。
とにかく、好感度の高い靴と感じました。


6/15(水) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、社外対応のイベントがあったので、プレーンなスタイルの内羽根式ストレートチップをセレクトしました。
何も飾りが無いシンプルなスタイルのストレートチップは、フォーマル度がやや高まるので、気を引き締める意味もあってこの靴を履いたわけです。
この靴を履いたからかどうかはわかりませんが、全て問題無く遂行することができました。
ただ、実際に履くと、明るいライトブラウンに丸みを帯びたシルエットですので、かしこまった印象はそれ程強くはありません。
また、羽根部分の隙間がわずかにあるだけの絶妙の仕上がりなので、足にピタリと合った良い靴に見えます。
さらには、艶っぽい光沢の革と豊満なラインを描くデザインから、とても魅惑的な靴にすら感じます。
ですので、今回のようなイベント事から、普通のビジネスまで、合わせることができる応用範囲がとても広いのです。
とにかく、スーツスタイルにこの靴を合わせると、足元が万全です。

この靴は、かつてパリのマドレーヌ店でのみ扱われていた、プレステージクラブと呼ばれるビスポークの靴です。
CTスキャンのような機械で計測し、PC上で足型を再現して、木型が造られます。
人での計測による他のブランドの方法とは異なる、J.M.ウェストンの独自の計測方法です。
※現在、新規のサービス提供はしていません。


6/14(火) オールデンのウィングチップ

今日は、降水確率が0%でしたので、ウィスキーコードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
コードヴァンは雨に当たると痕が残ることもあり、梅雨入りを前にした貴重な晴れですので履いておこうと考えました(今年の梅雨は少雨とのニュースもありますが)。
合わせ革がヒール部分まで伸びたロングタイプのウィングチップですので、大振りで派手な外見です。
釣り込みの関係でウィスキーコードヴァンの靴独特の仕上がりとのことの、開き気味の羽根部分も存在感を強調しています。
しかも、濡れたような独特の鈍い光沢で輝くウィスキーコードヴァンは、この靴が只者ではないとの雰囲気を醸し出しています。
太陽光に当たると角度によって色彩が異なって見えるのも、カーフとの違いを存分に感じさせます。
靴に興味の無い方が、見ても他との違いは明らかだと思います。
とはいえ、ステッチが均一でなかったり革質が一定でなかったりと、オールデンらしい大味な造りも健在でして、目立つ靴ではありますが人間味に溢れて嫌味には見えません。
紺地にピンストライプ入りのスーツに合わせましたので、足元主体のコーディネートでかなり目立ってはいましたが、リラックスして履き続けることができました。
完全に馴染んだ状態ですのでインソールが大きく沈み込んで足型が刻みこまれており、足にピタリとフィットしています。
とにかく、この靴のように存在感がありながらも、オールデンの靴は履いていて安心できます。


6/13(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめなので、朝一番にあれこれ考えずに履くことのできるスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
個人的に足に合っているラストだからか、履いていると足の一部になったかのような感覚すらします。
この靴を履くと、週末の哀愁を忘れて、自然と仕事をする気分になるから不思議です。
スタイル的には、小さい甲から流れるようなシルエットに、カッチリと中心に収まるタッセル飾りがアクセントになった、スタイリッシュな靴です。
スリッポンタイプの靴としてはスーツとの相性も良く、汎用性も高いです。
青系のスーツに合わせたのですが、足元がやや主張して軽いワンポイントになりました。
また、上質な1枚革が贅沢に使われながらも土踏まずの密着感もあり、インソールのヒール部分は革が剥き出しになって滑りにくくしてあったり、7割ハンドメイドの7分仕立ての丁寧な仕事がされています。
いつもながら、良い靴を履いたとの気分になれた1日でした。

この色は、パリでも定番でなく、30%エクストラチャージを払ってカラーオーダーして入手しました。
パリでも、黒とダークブラウンが定番です。


6/12(日) ジョンロブ・パリのシャンボールド(ライトブラウン)

今日は、今回のフランス旅行で入手したライトブラウンのシャンボールドをセレクトしました。
以前買ったダークブラウンがハードな履き味でして、馴らしに少々苦労したので、長時間履くことのない休日に一度履いておきたかったのです。
Uーチップは汎用性が高く、この靴の様にスタイリッシュなスタイルであっても、カジュアルに合わせられることも履いた理由です。
ずっと歩き続けたわけでもなく半日履いただけではありますが、想像とは異なり意外と履いていて楽でした。
仕事時などに長時間履くとどうだったかはわかりませんが、デビューとしては上々の履き心地でした。
それにしても、ハバナ(フランス語でアバナ)と呼ばれる色は、肌色のようにも感じる明るく微妙な色合いです。
ジョンロブ・パリらしい極上の革質ですので、すっきりとした色合いでして、清々しい印象でもあります。
やや目立つ色合いですが、今後エイジングを重ねて馴染んでくるのが楽しみです
明るい色合いに加えて、程よくトゥシェイプの効いたラウンドトゥから、シャープなラインが全体を結ぶスタイリッシュなシルエットも、足元を引き立てます。
白の綿パンと生成りのカットソーと、淡い色合いの服装に合わせましたが、明るい色どうしなのでうまくマッチしていました。
色のコーディネートから必要以上に足元が目立つことはありませんでしたが、主役はやはりこのシャンボールドだったように思います。
これから、履きこむのが楽しみになりました。


6/11(土) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、時折小雨がぱらつく空模様でしたので、ラバーソールの靴にしようと考えて、ヨットシューズセレクトしました。
海には行きませんでしたが、暖かくなってきたので、気分的にこの靴にしたわけです。
カテゴリー的にもデッキシューズですし、色合いも青みを存分に感じるので、暖かい季節にはマッチするのです。
車での移動中心でしたので、それほど雨には当たりませんでしたが、ラバーソール(ゴルフと異なり、深い刻みが入っています)ですので天気を気にすることなく安心できました。
濃い色のジーンズと淡いパステルカラーのカットソーに、生成りの綿ジャケットを合わせたライトな服装に足元も合っていたように思います。
意識していたわけではありませんが、先週末に引き続いての2週連続での登場になります。
夏が確実に近づいていることを、この靴を履きながら感じました。


6/10(金) ベルルッティのUーチップ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、ベルルッティのUーチップをセレクトしました。
ベネチアン・ラマと呼ばれるグレインレザーが特徴でして、ベルルッティとしては控えめな光沢です。
ただし、トゥ部分は革が伸びて凋みが浅いのでやや強く光り、メリハリのある輝きがとても印象的です。
また、凋みがあるだけで、光沢だけでなくアンティーク風なエイジングも感じられます。
ベルルッティらしい魅惑的なラインを描いてはいますが、このグレインレザー独特の質感からか必要以上には派手さを主張することはありません。
スクエアなトゥから急激にトゥ・シェイプの効いたポインティなラストと、低い位置にあるU型のステッチの相乗効果で、美しいシルエットには見えますが奇抜には見えないのです。
第一印象では、とっつきにくい靴の様にも思えるかもしれませんが、実際に履くと汎用性が高い靴です
濃い色のスーツに合わせましたが、自然にコーディネートにマッチしていたように思います。
ある意味では癖のあるポインティなベルルッティらしいラストを試すには、このベネティアン・ラマの靴も有力な候補になるのではないでしょうか。

この靴は、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法です。
頑丈な造りでして、帰宅途中に軽い雨に当たりましたが、びくともしませんでした(マッケイ製法では水が浸入してきたと思います)。
履き味もソフトですし、リペアも何度も可能とのことで、ベルルッティに多いマッケイ製法が気になる方には、お勧めです


6/9(木) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、トゥに一列のパーフォレーションが入っただけのシンプルなストレートチップのチャーチルをセレクトしました。
昨日、デビュー間もないマッタUを履いて足に馴染んでいたので、何となく3回目の着用になるこの靴を履きたいとの気分になっていたのです。
トゥ部分の履き皺が歩くと足先に当たりをやや感じますが、全体的にタイトフィットでほぼ馴染みつつあります。
最初から良い感じだったマッタUとは異なり、デビュー時には足にダメージがあるほどの状態だったことを考えると、驚異的な馴染み具合です。
インソールの沈み込みが結構あるようで、さらに履き込むことで足にピッタリとした履き心地になりそうです。
また、明るいライトブラウンなのですが、トゥ部分に濃いアンティーク風な味付けがされているからか、必要以上に派手には見えません。
シルエット的にもナローなラインを描いていながら、ラウンドトゥとのバランスがよく目にも優しいのです。
グレー系のスーツに合わせたので、存在感ある足元ではありましたが、妙にマッチしていました
とにかく、全体的に人間味に溢れる他のブランドでは味わえない魅力を持った靴です。


6/8(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、シングルモンクのマッタUをセレクトしました。
とにかく、明るい色合いとトゥシェイプが効いたナローなラインがとても印象的な華やかな靴です。
シューレースが無くモンクストラップが付いただけの極シンプルなスタイルの靴なのですが、極上の革が甲上部全体を贅沢に覆っているので、一目で違いを感じさせられるのです。
あえて、濃い色のスーツを合わせたので、足元はかなり目立ちました。
まさに、足元主体のコーディネートだったと思います。
エレガントの極みを存分に味わった1日でした。

今回で、3回目の着用となりますが、ストレスは全く感じませんでした。
今後履き込むにつれて緩めにならないか心配な程ですが、私の足に合っているとの思いを強くしました。


6/7(火) オールデンのウィングチップ

今日は、稀少なウィスキーコートヴァン(ライトブラウン)のウィングチップをセレクトしました。
この淡い色合いのコードヴァンは稀少とのことで、めったに売っているのを目にする機会はありません。
(ちなみに、この靴は、カーメルでAF21と呼ばれる特注品です。)
良く見ると色むらがあるなど大味な革なのですが、鈍い濡れたような光沢はバラツキある質感が全く気にならないほどの存在感なのです。
光の当たる角度によって、微妙に色合いが変わるのも、特に屋外では目立ちます。
また、合わせ革がヒールまで伸びたロングタイプのウィングチップですので、やや大振りに見えるフォルムも特徴的です。
ウィスキーコードヴァンの靴特有とのことですが、開き気味の羽根部分も、無骨な雰囲気でオールデンらしい魅力に溢れています。
お世辞にもスタイリッシュに見えない、スキを感じさせる造りも逆に人間味を感じさせてくれて、存在感タップリの靴だけに、逆に履いていてホッとします。
また、色合いも買った当初よりも馴染んでいますし造りも大味なので、意外とスーツにも合わせやすいです。
グレーのストライプのスーツに合わせましたが、色合い的にもマッチしていた様に思います。
ウィスキーコードヴァンの魅力を堪能した1日でした。


6/6(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめの個人的な習慣に従って、朝一番に足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
ライトブラウンのローテにして以来、ゴールデンウィークを除いて、週はじめはこの靴だけを履いていることになります。
偶然にも、ここ1ヶ月間は週はじめに雨が降っていないので、ラバーソールの靴を履く必要が無かったこともその理由ですが・・・。
とにかく、ほぼ習慣化しているので、この靴を履くと仕事モードに切り替わります。
個人的に足に合っているラストでもあり、足の一部になったかのような履き心地なので身体が覚えている感じなのです。
濃紺のスーツに合わせましたが、ベルトと鞄も同じ色合いにしましたので、それぞれがアクセントになって視線が分散されてメリハリのあるコーディネートだったと思います。
さらには、社外対応の宴会があったのですが、スムーズに脱ぎ履きすることができました。
レースアップの靴ですと、脱ぎ履きに時間がかかりますので宴会では気を使うのですが、スリッポンタイプはそんなシチュエーションにも便利です。
ビジネス時に履けるスリッポンタイプの靴は、とても重宝します。


6/5(日) ベルルッティのジョルダン

今日は、短時間出かけるだけの予定でしたので、履きやすいスリッポンタイプの中から、ジョルダンをセレクトしました。
(目的も無いまま車で流していて、結局、日帰り温泉に寄ってしまったのですが、脱ぎ履きは楽でした。)
黒系の服装だったのですが、深みのあるバーガンディですと、良い感じに足元もまとまるのです。
鈍い光沢のビット飾りともバーガンティはマッチしており、渋い雰囲気を演出してくれます。
バーガンディは、意外と合わせやすい色合いです。
また、細長いペンシル状のシルエットは、これまでのベルルッティのような魅惑的なラインではありませんが、先鋭的でシャープな印象を与えてくれます。
さらには、ハーフラバーソールですので、やや剛性感のある履き心地でして、これまでのソフトな履き心地ではありませんが、これはこれで良い感じです。
とにかく、カジュアルスタイルでこの靴を履いていると、足元は万全です。
このような斬新で他には無いティストを創り出すのも、ベルルッティらしさと思います。


6/4(土) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、朝方は晴れていましたが、雨が降るとの天気予報もあり、ラバーソールのよっとシューズをセレクトしました。
ゴルフに行ったのですが、車での移動ですので雨に濡れる心配はほとんどなかったのですが、暖かかったので気分的に夏らしいこの靴にしたわけです。
結果的には雨は降りませんでしたが、初夏の季節感には合っていたように思います。
グレーの綿パンと黒のジャケットにカラシ色のカットソーを差し色にした軽やかなコーディネートに、足元もマッチしていたと思います。
梅雨時でも何とか問題無いですし、暖かい季節には、履きたくなる靴です。

羽根部分にロゴが入っているのが、少々気になりますが、実際に履いているとパンツの裾に隠れてほとんど見えません。


6/3(金) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、J.M.ウェストンの最高峰ドゴールをセレクトしました。
雨が降る可能性もある天気予報でしたので、レザーソールながらある程度の雨でも安心なこの靴にしたわけです。
結果として、雨には当たらなかったので、運が良かったです。
とにかく、家を出て、”カツ、カツ”と響き渡るこの靴独特の足音を聞くと、否が応でも気分が盛り上がってきます。
大振りなボディとアッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法の派手さに加えて、このライトブラウンの革は明るく輝き存在感たっぷりでして、結構目立ちます。
長年の経験から、足音を聞いているだけで、圧倒的な存在感の足元が想像できるのです。
他の靴では感じられない迫力ある佇まいです。
しかしながら、トゥ部分にあるハンドメイドのスキンステッチには温かみがありますし、足入れ部分が2重になるなどクラシカルな風合いもあり、嫌味には見えません。
グレー系のスーツに合わせましたので、相性の良い組み合わせですが、やはり足元主体のコーディネートになりました。
個人的に、「これ以上は無い靴」と思います。


6/2(木) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(グレインレザー)

今日は、グレインレザーのアレッサンドロをセレクトしました。
降水確率は低かったですが、どんよりとした空模様でして雨が降るかもしれないと考えて、レザーソールながらある程度耐水性のあるノルベジアン製法のこの靴を履いたわけです。
結局、天気予報通り、雨は降りませんでした。
このベネティアン・ラマと呼ばれるグレインレザーは、スムースレザーに無いアンティーク感のある独特の風合いがあります。
やや凋みが浅いトゥ部分は光沢があり、全体的には輝きが抑え気味でして、メリハリのある質感です。
明るい色合いの靴ですが、凋みがあるだけでアンティーク風に感じられ、光沢もベルルッティとしては控えめですので、実際に履くと自然にまとまりやすい靴です。
あえて、濃い色のスーツに合わせて、コントラストを楽しみましたが、足元が適度なアクセントになって、意外と全体コーディネートに馴染んでいたように思います。
ワンピース構造のホールカットなのですが、プレーントゥの様にも見えて、スーツとも相性が悪くありません。
とにかく、とても汎用性の高い靴です。


6/1(水) オールデンのUーチップ・サドル風

今日は、晴天との天気予報でしたので、コードヴァンの靴にしようと考えて、Uーチップのサドルシューズをセレクトしました。
この靴は、カーメルのAF−1と呼ばれる特注品でして、ウィスキーコードヴァンを主体にしてサドル部分などにマホガニーコードヴァンが当てられており、稀少な2つのコードヴァンが贅沢に使われています。
私の持っている他のウィスキーコードヴァンよりは、やや乾いた質感ではありますが、明るく輝く色合いはとても印象に残ります。
歩くとちらりと見えるサドル部分のマホガニーコードヴァンも、さりげなく全体を引き締めており、アクセントになっています。
さらには、無骨なスタイルの多いオールデンの靴としては、細身のアバディーンラストなので、とてもスタイリッシュでもあります。
何と言いますか、良い意味でオールデンらしくないビューティフルな印象なのです。
明るいグレー系のスーツに合わせたのですが、相性は良かったです。
季節的にも風景に合いますし、気分的にも明るくなりました。


5/31(火) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、デビュー以来2回目の着用になるマッタUをセレクトしました。
とにかく、明るい色合いなので、華やかな印象の強い靴です。
モンクストラップ付きの靴の特徴でもある、甲上部まで覆われている極上の革質の効果もあり、存在感タップリなのです。
さらには、程よくトゥ・シェイプの効いたシャープなラインも、目を引きつける美しさです。
シンプルなスタイルのシングルモンクなのですが、革質とデザインの相乗効果で、とてもエレガントです。
明るい色合いのスーツに合わせましたが、まさに足元主体のコーディネートになったように思います。
今後さらに履き込むことで、色も馴染んでくるのが楽しみです。

硬い履き味のジョンロブ・パリの靴ではありますが、2回目とは思えないほど快適でした。
今後馴染むにつれて、踵が抜けてこないか心配になった程です。
もしかしたら、旧8695ラストよりも、この7000ラストの方が私の足に合っているのかもしれません(今後、どう馴染んでいくかは、わかりませんが・・・)。


5/30(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめなので、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
雨の心配が全く無い晴天の中、レザーソールの靴ですので通気が良いような気がして、足元も清々しかったです。
しかも、明るいライトブラウンですので、燦燦と降り注ぐ太陽の下、周囲の風景にも合っていたように思います。
信号待ちで小さめの甲にあるタッセル飾りを眺めていたら、ふとこの季節に咲く花も想像してしまいました・・・。
このようなことは初めてなのですが、何と言いますか、華のある靴のようにも感じたのです。
靴自体の持つ佇まいに加えて、明るい色が似合う季節なので、好印象だったのかもしれません。
青系のストライプのスーツに合わせましたが、エイジングで色がこなれているので、足元が目立ちすぎることなく自然なコーディネートになっていたと思います。
この靴を履くと、ライトブラウンのサイドエラスティックなどのスリッポンタイプの靴を、もう1足欲しくなります。


5/29(日) ジョンロブ・パリのバロス

今日は、久し振りに、私が唯一所有しているカジュアル用のジョンロブ・パリの靴であるバロスをセレクトしました。
ほぼ完全に丸みを帯びたトゥから流れるロングノーズのシルエットのUーチップですので、デッキシューズのようにも見えます。
U型のステッチもほぼ靴の外周に沿っており、革が立ち気味の縫い込みで面が遮断されていて、まさにカジュアルスタイルのUーチップです。
しかしながら、丁寧な3重のモカステッチなどの丁寧な造り、2重になったクラシカルな足入れ部分、上質に輝く革質と、いかにも違いを感じさせる靴です。
カジュアルな靴ながらも、エレガントな雰囲気が漂っています。
ジーンズとカットソーに合わせましたが、足元が上品なので、玄関先で気が変わってジャケットを羽織ってしまいました。
この靴を履くたびに、カジュアル用のジョンロブ・パリの靴をさらに欲しくなります。


5/26(木)〜28(土) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今回の東京出張には、オン・オフ共に使えるベルルッティのアレッサンドロをセレクトしました。
ワンピース構造でカジュアル向きに見えるホールカットなのですが、パンツの裾に隠れるとプレーントゥのようにも見えるのでスーツにも合わせられるのです。
また、革にステッチが無い(ヒールのみ)のでドレッシーな雰囲気でもあります。
金曜日までのウィークデイは紺のスーツに合わせました。
瑞々しい光沢ですので派手さはありますが、何色ものパティーヌ(色付け)でアンティーク風の味付けがされていて目に優しいので、必要以上には目立ちません。
紺と茶ですので存在感は感じられて程よいアクセントにはなり、足元主体のコーディネートになりました。
また、土曜日はオフでしたので、綿パンと明るい茶系の綿ジャケットに合わせました。
ジャケットの色合いとの相性が良く、目線が分散されて、自然な足元だったと思います。
ということで、オン・オフ共にお洒落な足元を演出してくれました。
ベルルッティにしては癖の無いデザインですので、応用範囲が広いことを今回も実感しました。
しかも、これまでも何度か連続着用してもそうだったように、ノルベジアン製法なので耐久性もあり、3日連続履いても全く問題はありませんでした。


5/25(水) J.M.ウェストンの外羽根式ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、昨日馴らし中の靴を履いた足を休めるために、ピタリと足に馴染んで、履いていて楽なストレートチップをセレクトしました。
シングルソールですのでソフトな履き味ですし、トゥにもやや余裕があるので、馴染んだ靴の中でもコンフォート感に溢れているのです。
昨日、特に大きなダメージがあった訳ではありませんが、1日履いて気分的に足が楽になった気がします。
また、ライトブラウンではありますが、良い具合に焼けてエイジングが進んでいて、目にも優しいです。
雨で汚れたトゥ・キャップの色付けリペアをしてもらったこともあるのですが、当初は感じた違和感も無くなっています。
ですので、外羽根式でシングルソールのプレーンなストレートチップでもあり、当然のようにスーツに合います。
青系のストライプのスーツと合わせましたが、明るい色合いにもかかわらず目立つことなく自然に全体コーディネートに融合していたと思います。
長年履いている内に、新品では決して得られない良い感じになりました。


5/24(火) エドワードグリーンのチャーチル

今日は、デビュー時に踵を少々傷めたこともあって、しばらく履いていなかったエドワードグリーンのチャーチルをセレクトしました。
何となく間が空いてしまいましたが、デビュー時からは考えられない程、馴らしが進んでいて我ながら驚きました。
デビュー時の状態とは逆になり、踵は調度良い感じに食いつきが良くなっていたのです。
逆に、体重が前部にかかり気味になり、つま先にやや当たりを感じました。
返りが良くなって、沈み込みがやや進んだようです。
この調子ですと、あと数回で足に馴染みそうな気がします。
それにしても、デビュー時にも感じましたが、アンティーク風の味付けからか、履いていてリラックスできます。
また、新しい82ラストの適度にナローなラウンドトゥの効果からか、スタイリッシュな中に人間味も感じるのです。
艶っぽく輝く明るいライトブラウンなのですが、全体的な雰囲気から意外なほど派手な感じはしないのです。
濃紺のスーツとも、適度にアクセントになってマッチしていたように思います。
次に、履く機会が楽しみになりました。


5/23(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめですので、例によってスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
夕方には雨が降る可能性もある天気予報でしたのでラバーソールの靴にする選択肢もありました。
しかしながら、J.M.ウェストンのレザーソールの靴は雨に対してもある程度の耐久性はあるので、足入れが楽なスリッポンタイプであることの方を優先したわけです。
結果として、雨には遭遇しなかったので、この靴にして正解でした。
とにかく、小さめで程よくシェイプに効いた甲に両端か突き出た小さな三角状のステッチがさりげなく配置されていて、とても洗練されたデザインに見えます。
ですので、スリッポンタイプではありますが、ドレッシーに感じるほどです。
グレー系のスーツと合わせましたが、色合い的にもマッチして、暖かい季節に相応しいコーディネートだったと思います。
この靴を履いて、また1週間が始まった気分になりました。


5/22(日) ウゴリーニのホールカット

今日は、私にとって初めてのハンドメイドのス・ミズーラ(ビスポーク)であるウゴリーニのホールカットをセレクトしました。
この靴を履くといつも思うのですが、自分の足に合わせて造られたとは思えないほど、カッコよく感じます。
急激にトゥシェイプの効いたラインが低めの甲とあいまって、スタイリッシュなデザインを演出しています。
明るいライトブラウンですが、程よくアンティーク加工されているので、目立っても嫌味な感じはしません。
コバの出し縫いまでハンドメイドですので、必ずしも完全に均一なステッチではありませんが、逆に人間的な温もりを感じます。
明るい青の綿パンに生成りのジャケットと軽快な服装に合わせましたが、足元も軽やかなコーディネートの一部を担っていたと思います。
しかも、見た目とは想像もつかない程履き心地も良いです。
トゥに余裕があり、面ではなく線で足をサポートしている感じなのですが、履いていて楽なのです。
デザインと履き心地のバランスがとれた、まさにス・ミズーラらしい靴ではないでしょうか。


5/21(土) J.M.ウェストンのヨットシューズ

今日は、晴天の休日でしたので、ヨットシューズをセレクトしました。
特に目的があったわけではありませんが、無性に海辺をドライブする気分になったので、足元もこの靴にしたわけです。
デザイン的にも海をイメージさせられますし、青みを感じる靴ですので、暖かいシーズンにピッタリの靴と思います。
青のパンツと生成りのジャケットと明るめの服装にも、当然ながらマッチしていました。
また、トゥに伸びない芯が入っているので、ラバーソールながらもJ.M.ウェストンの靴としては硬いとは言えない極普通の履き心地です。
ビブラムソールのような刻みの深いラバーソールですので、寒い時期にも履きますが、やはりこれからのシーズンは登場回数が多くなりそうな予感がします。


5/20(金) J.M.ウェストンのプレステージクラブ・ストレートチップ(ライトブラウン)

今日は、社内の某イベントがあったので、内羽根式のストレートチップをセレクトしました。
全く遊びの無いプレーンなスタイルのストレートチップですので、ややかしこまった場面にも使えます。
明るい色ですしやや丸みを帯びたシルエットではありますが、初夏を感じさせる気候だったこともあって違和感をそれ程は感じませんでした。
(当然ながら、黒でシェイプの効いたタイプの方が、向いているとは思います。)
特に、濡れたように艶っぽく輝く光沢は、華やかな式典に微力ながら華を添えていたような気がしたほどです。
さらには、見た目だけでなく、足にピッタリと合った履き心地でもあり、足元は万全との思いがあり、余計なことに気を使わずに済みました。
この靴を履いたからかどうかはわかりませんが、全てうまく進んだ1日でした。


5/19(木) ベルルッティのアレッサンドロ・楔型ステッチ入り

今日は、甲に楔型ステッチが入ったアレッサンドロをセレクトしました。
実は、昨日プレーンなアレッサンドロを履いていた時に、久しく楔型ステッチ入りのタイプを登場させていないとふと思い浮かんで、次に履こうと決めていました。
本来は、シュール・ムジュール用のデザインだったとのことですが、この楔型ステッチが入ることで、かなり印象が変わります。
アレッサンドロは、ベルルッティとしては癖の少ないプレーンなシルエットのはずなのですが、トゥに向けてのシェイプがかなり強調されて見えるのです。
ですので、ベルルッティらしいポインティなラストがより強調されて、メリハリのあるラインに感じます。
ステッチだけを濃くして、ベースをライトブラウン中心に微妙なアンティーク風にしたパティーヌ(色付け)も、この靴の美しさに華を添えています。
とにかく、ベルルッティらしい他の靴では味わえない魅力に溢れた靴と思います。

この靴は、マッケイ製法の靴です。
グッドイヤーウェルト製法と比較すると、オールソール・リペアが何度もできないなど耐久性に劣るとされていますが、靴の数が揃って登場回数が限られているので、個人的には気になりません。


5/18(水) ベルルッティのアレッサンドロ・ノルベジアン(スムースレザー)

今日は、ベルルッティのホールカットをセレクトしました。
愛称であるアレッサンドロといえばホールカットを思い浮かぶほど、靴好きに知られた存在です。
私も、この靴を買って以来、1枚革で造られるワンピース構造のホールカットが好きになりました。
ステッチが無いからかどことなくドレッシーな風合いながら、デザイン的には極シンプルなので親しみやすさも兼ね備えています。
ですので、カジュアルからスーツまで幅広く合わせられて、しかも履いているとお洒落に見えます。
特に、このアレッサンドロは、ベルルッティの特徴である眩いばかりに輝く光沢と、茶系中心に何色ものパティーヌ(色付け)がされたアンティーク風の風合いで、惚れ惚れするほどですして、芸術品といっても良いような佇まいです。
また、ポインティなラストではありますが、プレーントゥにも見える癖の少ないデザインですので、気軽に履くこともできます。
さらには、アッパーにまでステッチの入ったノルベジアン製法ですので、ベルルッティに靴に多いマッケイ製法のタイプよりも、耐久性もあります。
ある意味では癖の多いベルルッティの靴の中では、気軽に楽しめる靴と思います。


5/17(火) オールデンのウィングチップ

今日は、降水確率が0%でしたので、コードヴァンのウィングチップをセレクトしました。
とにかく、ウィスキーと呼ばれるライトブラウンの稀少なコードヴァンが特徴です。
濃い色のコードヴァンよりもさらに濡れたような質感の輝きでして、カーフとの違いが明らかです。
明るい色だからか光が当たる角度によって微妙に濃淡ができるのも、より瑞々しさが感じられます。
また、トゥの合わせ革がヒールまで伸びたロングと呼ばれるウィングチップでして、迫力あるデザインでもあります。
ですので、存在感タップリの靴です。
ただ、長年履いてきた結果として、やや色がこなれてきたので、買った当初よりはまとまりやすくなりました。
グレー系のスーツと合わせたのですが、意外と自然な足元になりました。
太陽光の下この靴を履くと、気持ちもすっきりと爽やかな気分になりました。

この靴はカーメルのサイトから購入したのですが、AF21と呼ばれる特注品です。
日本でも定番品は無いなどウィスキーコードヴァンはとても稀少ですので、偶然見つけて欲しくなったらその場で即買わないと、次にいつ入手できるかはわかりません。


5/16(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめに履く靴として個人的な習慣になっているスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
長年の積み重ねで、この靴を履くと自然にウィークデイがスタートした気分になります。
とにかく、小さめの甲とバンプ付け根両側から小さく突き出たデザイン処理のバランスが良く、シャープに見えます。
スリッポンタイプですが、適度に緊張感が漂っているような印象です。
タッセル飾りもほぼ中央付近にピタリと収まり、全体的にカッチリとした風合いです。
ですので、スーツとの相性も良いです。
紺系のスーツと合わせたのですが、鞄とベルトも同じ色にしたので、それぞれが連絡しあって程よいアクセントになっていたと思います。
また、7割以上ハンドメイドの7分仕立てとのことで、ヒール部分をライニング無しのむき出しにして抜けにくくしていたり、1枚革ながらも土踏まず部分のサポートをしっかりするなど、丁寧な仕事が施されています。
履き心地も、私の足に合っているのか、まさにピッタリでして足の一部になったかのようです。
脱ぎ履きの多い日本の宴会の席などでも使いやすく、とても汎用性の高い靴です。
フランスでは、ドゴール・トリプルソールウィングチップについで高価なプライスとなっていますが、その価値は十分にあると思います(現在は日本では扱いがありませんが、以前シップスで扱われていた頃は98,000円だった記憶があります)。


5/15(日) J.M.ウェストンのローファー(紺)

今日は、紺のローファーをセレクトしました。
青い綿パンを履いたので、靴も同系色の青系にしたいと考えたのです。
深みのある紺ですので、あまり目立つことはありませんが、夕方近くになって曇り空が晴れてきて、青みを存分に感じることができました。
室内などでは黒っぽく見えて、明るい陽光の下では青がわかる、2通りの使い方ができるのです。
何となく淡い色合いの服装が多くなってきますが、青系の靴は合わせやすい色です。
黒ほど極端ではないけどやや濃い、そんな絶妙な色合いでして、全体コーディネートを引き締めてくれるような印象です。
デザイン的にも丸みを帯びたローファーらしいオーソドックスなシルエットですし、甲の大きさと全体バランスも良くとても軽快に見えます。
これからの季節、登場回数が多くなるのは必然です。


5/14(土) ベルルッティのアンディ

今日は、天気が良かったので、明るい色の靴にしようと考えて、ベルルッティのアンディをセレクトしました。
とにかく、ベルルッティだけに使われるベネティアンレザーが鮮やかかつヴィヴィッドに輝き、晴天の陽光にさえわたりました。
ライトブラウンをベースにしていくつかの色が加味されたパティーヌ(色付け)ですので、アンティーク風な風合いもあります。
ですので、単純に目立つだけでなく、アンティーク感からくる人間味もあり、実際に履くと合わせやすいのです。
また、スクエアトゥに向けて急激にシェイプの効いたポインティなラインと、大きなベロ部分のバランスも絶妙でして、いかにもセクシーなシルエットです。
メリハリのあるフォルムと絶妙な色合いのパティーヌの効果で、とにかく美しい靴と思います。
青系パンツのボトムズに、ライトグレーのカットソーと生成りのジャケットと軽い色主体の服装でしたので、足元も適度なアクセントになりつつ全体にとけこんでいたと思います。
癖のある靴ですが、その分好きになるととことん好きになってしまう魔力を持っていて、自分はまさにこの靴の虜になっています。
ベルルッティらしさを存分に堪能した1日でした。


5/13(金) J.M.ウェストンのロジェ(ライトブラウン)

今日は、朝から小雨が降っていたので、当然のようにロジェをセレクトしました。
ラバーソールなので、雨でも安心なのです。
弱い雨でしたし日中は雨が上がりましたので、レザーソールの靴でも問題無かったかもしれません。
とはいえ、どんよりとした空模様にもかかわらず天気を気にしないで済んだのは、この靴履いていたおかげです。
それにしても、ややナローなラウンドシルエットでして、とてもスタイリッシュなUーチップです。
明るいライトブラウンですが、ややエイジングも進んでいるので、スーツと合わせても主張しすぎることはありません。
青いスーツに合わせましたが、適度にアクセントになり、洗練された足元だったと思います。
雨の多い日本の気候では、個人的に必用不可欠な靴です。


5/12(木) J.M.ウェストンのストレートチップ・メダリオン(ライトブラウン)

今日は、トゥ・キャップにメダリオン付きのストレートチップをセレクトしました。
外羽根式のオーソドックスなスタイルなのですが、ピンキングとメダリオンの視覚的効果で遊び心を感じます。
明るい色合いですので気持ちも清々しくなり、この靴を履いていると発想が豊かになるような気がするから不思議です。
この靴を履いていたからかどうかはわかりませんが、少々たてこんでいた案件を全て首尾良くこなすことができました。
また、長年履いてきた結果、良い感じにエイジングが進んでおり、色合いの割に目立ちすぎることはありません。
最近、濃い色のスーツにライトブラウンを合わせることが多く今日もそうだったのですが、意外と自然な感じだったと思います。
ライトブラウンは暖かくなりつつある季節にも、似合っているのではないでしょうか。


5/11(水) ジョンロブ・パリのマッタU

今日は、年末年始のフランス旅行で買ったアルディラと呼ばれるライトブラウンのマッタUをセレクトしました。
(ちなみに、この色は定番カラーではないので、約3割のエクストラチャージ追加してカラーオーダーしたものです。)
買って以来5ヶ月後のデビューとなりますが、色のローテの都合ですのでしょうがありません。
第一印象は、とにかく艶やかで瑞々しい光沢が眩しいほどに感じられる靴です。
レースアップではないので1枚革で甲上部まで覆われており、極上の革質を存分に堪能できました。
さらには、トゥシェイプが効いたラウンドトゥからナローなラインがとても洗練された印象です
とにかく、質感といいデザイン性といい、他とは一味異なる華やかな雰囲気タップリなのです。
本来はクラシカルなシングルモンク付きの靴なのですが、エレガンスを感じさせられます。
明るめの色のスーツと合わせましたが、やはり足元はかなり目立ち、まさにアクセントになりました。
今後履きこんでエイジングを重ねることで、色合いも落ち着いて自然と全体コーディネートに馴染んでくる予感はあります。

私にとって初めての新7000ラストですが、デビューとしては足に優しかったです。
試着段階では、いつも当たり気味なことが多い小指側面はあまり問題無かったものの、やや踵が抜け気味かなと感じていたのですが、夕方頃には返りも良くなり踵の食いつきも良くなってきました。
新品の靴にしては足にダメージはほとんどなく、現段階では8695ラスト以上に私の足に合っているとさえ感じました(試着段階では、8695ラストの方が足に合っていると感じていました)。
今後履き込むことで、この7000ラストと8695ラストとどちらが私の足に合うのか結論が出るのが、個人的にも興味深いです。


5/10(火) J.M.ウェストンのドゴール(ライトブラウン)

今日は、久し振りにライトブラウンのドゴールをセレクトしました。
とにかく、威風堂々とした迫力あるフォルムです。
大振りなボディと厚みのあるソールに加えて、ノルベジアン製法独特のアッパーにまで入ったステッチが少々目立つので、存在感タップリなのです。
しかも、明るい色合いのライトブラウンの革ですので、いやがおうでも目に止まります。
とはいえ、丸みを帯びたどことなく親しみやすいデザインですし、トゥに入ったスキンステッチなどハンドメイドの温かみも感じますので、実際に履くと意外な程リラックスできます。
また、元々軍人用の靴だったとのことで、履き口が2重になっているなどクラシカルな雰囲気もあり、スーツにも合います。
青系のスーツに合わせましたので、まさに足元主体のコーディネートになりましたが、嫌味には見えなかったと思います。
さらには、返りが良いことと、2重になったタン部分がクッションのような効果にもなって、足にピッタリと吸い付くかのような履き心地でもあります。
ゴツい外見からは想像もつかない履き心地の良さも、このドゴールの特徴なのです。
とにかく、圧倒的な存在感と、履き心地の良さを両立した、まさにJ.M.ウェストンの最高峰の名に相応しい靴と思います。


5/9(月) J.M.ウェストンのタッセルモカシン(ライトブラウン)

今日は、週はじめなので、足入れしやすいスリッポンタイプのタッセルモカシンをセレクトしました。
連休明け初日でもあり、正直玄関先ではやや気が重かったのですが、レースアップの靴よりも楽に履けるのであれこれ考えずに済みました。
個人的に足に合っているラストですので、歩く始めると足の一部になったかの感触でして、長年の経験からか自然に仕事モードに頭が切り替わります。
そういうこともあって、週はじめに履く靴として個人的に定着しているのです。
とにかく、馴らしに苦労することの多いJ.M.ウェストンの靴ですが、この靴は履きはじめから足にほぼ足に馴染んでいた程です。
ヒールに縫い合わせのある1枚革で造られているのですが、土踏まず部分の密着感はスリッポンタイプとは思えないほどです。
7割ハンドメイドの7分仕立てとのことで、このような丁寧な仕上がりになっているのでしょうか。
また、デザイン的には甲がやや小さめなドレッシーなタイプですので、スーツにも合います。
濃い色のスーツに合わせて、やや目立つコントラストを楽しみました。
普遍的なデザインですので、自然に全体コーディネートにとけこんでいたように思います。

この靴は、以前シップスでは扱いがありましたが、現在では日本のショップでは扱いがありませんので、パリなどで買ってくる靴としてお勧めです。
(ちなみに、パリでは、このライトブラウンはカラーオーダーのみの対応となります。)