都 市 遺 跡
【エフェソス】
(トルコ)
1976年4月訪問
イズミールから76キロのところにあるエフェスともいう
都市遺跡
。
『旧約聖書』にもエペソの名で登場。
前16〜11世紀にギリシャ人の植民地として開かれるが、
前7世紀キンメリア人に町も神殿も破壊される、リディア王クロエソスが再建するが、ペルシャのキュロス大王により征服される。
アレキサンダー大王のヘレニズム時代にはアナトリア奥地とエーゲ海を結ぶ海港都市として全盛期を迎える。ローマ時代には、属州アジアの首都となる。
劇場前の通りは、昔は海まで続いていたため海岸通(アルカディン通り)りといわれる、この道はクレオパトラも歩いたことがあるという。
ヘレニズム時代に作られた円形大劇場、2万4千人を収容でき、音響効果が素晴らしい。
海岸通りから来て、劇場の前を右に曲がると図書館方向、大理石道路になる。
大理石通り(Marble street)、道の向こうが劇場方。
娼館への案内図。男の足と女の顔を刻んで案内している。
1世紀頃のしきりのない公衆トイレ。男たちが集団で座っているところを想像すると面白い。
大理石通りにあるセリシウス(ケルスス)図書館の30年前の姿
です、現在はだいぶ再建されています
、12万冊の図書が備えられていました。
視覚効果(遠近効果)を計算に入れて建物を大きく見せているそうです。
なんと、この図書館から道路を隔てた向こう側に売春宿がありました。
左の写真左上に白く見える道路が大理石通り。
道が見えなくなったところの左に上の図書館がある。
この写真を撮っている丘の下に、図書館前から伸びるクレティア通りがあります。
左の写真は、丘の家にある壁画。
クレティア(クレテス)通り
2世紀、ローマ皇帝ハドリアヌスに捧げられたコリント式のハドリアヌス神殿。アーチの中央の胸像は運命の女神ティケ。奥にある像はメデゥーサ。
上は図書館の正面にあるクレティア通り通り
トラヤヌスの泉
勝利の女神ニケ
小音楽堂オデオン、1400人収容
ウシの装飾のある台座
ヘラクレスの門
メミウスの記念碑
ヴァリウスの浴場、前2世紀に浴場として建設されるが。のちの時代では体育館として使用。
【ペルゲ遺跡】
(トルコ)
アンタルヤ近郊を流れるアクス河畔にある
アクロポリスに、
紀元前10世紀頃ギリシャから移住してきたトーリア人によって造られた都市。 ペルゲが最も栄えるのは紀元前2世紀のローマ帝国時代(パンフィリアの首都として)。
聖パウロが初めてキリスト教を布教した土地。
ヘレニズムゲート、紀元前3世紀に造られた大手門
野外劇場、上にヘレニズムゲートが見える
AD3世紀、収容13000〜15000
競技場、紀元前2世紀、234×34mのU字型、
13000〜15000人収容
競技場の裏側
ヘレニズムゲートから、列柱道路方面
ヘレニズムゲート裏側、ローマ時代に壁補強
シティーゲート
列柱道路、メインストリート
バドリアヌスの泉
愛の泉
、その上は上流階級の人々が住むアゴラ