

弘法大師がこの樹の下で修行されたという七五三掛桜は、かすみ桜という種です。丑の年にはひとりでにお注連(しめ)が掛るという言い伝えを持っています。
咲き始めは白色ですが、次第に桃色に変化するという、神秘的な魅力があります。映画「遠野物語」でも幻想的に演出する役割を見事に果たしています。




厳しく長く雪に覆われた冬を過ごさなければならない当地にとって、春の訪れは何にも代え難い悦びとなります。
注連寺の周辺に咲く花や草が、首をもたげ始めると春の到来です。季節の訪れを教えてくれる水芭蕉や座禅草など、心和ませてくれる小さな命が数限りなくあります。
四季のうつろいに豊かに感応する心の大切さを思い出させてくれます。