ルール千一夜データベース bP


問1.走者に影響がないのにボークなの?

   横浜の攻撃。俊足・石井琢が一塁にいる。プレートを踏んでいたヤクルトの石井一久投手は、
  何を思ったか二塁へ送球した。これを見た主審は石井投手にボークを宣告した。
   納得しないのはスワローズである。「二塁に送球しても一塁走者には影響はない。なのに
  ボークという判定はおかしいのではないか」と抗議した。この抗議は認められるだろうか?

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問2.インフィールドフライ−その1

   福岡ダイエーは、無死一、二塁のチャンスを迎えた。ここでバッターはトップの柴原。王監督は
  送りバントを命じた。近鉄のピッチャー佐野は、バントしづらいインハイへ速球を投げた。柴原は
  バントし損ね、ポップフライを打ち上げてしまった。しかし、この打球はピッチャーとファースト、
  セカンドの中間に落ちた。この間に走者はそれぞれ進塁し、打者走者の柴原も一塁へ駆け込ん
  だ。無死満塁となってしまったわけだが、ここで近鉄・佐々木監督が抗議を行なった。「無死一、
  二塁で内野フライが上がったのだからインフィールドフライだ。柴原はアウトで、走者は帰塁させ
  ろ」というわけだ。佐々木監督の抗議は妥当なのだろうか?

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問3.ワンバウンドで死球?

   中日・門倉の投じたフォークボールがすっぽ抜け、ワンバウンドになった挙げ句、打者・緒方
  の右足の腿に命中した。審判はデッドボールを宣告したが、中日・星野監督の「投球はワンバ
  ウンドした時点でボールのはずだ。従って死球ではなく、ボールだ」という猛抗議を受け、判定
  を翻してボールとした。ここで広島・達川監督が抗議、「ワンバウンドだが死球は死球だ」と詰め
  寄った。どちらの言い分が正しいのだろうか?

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問4.ボークの投球を打ったら?

   西武の攻撃中。二死走者一塁に松井。千葉ロッテの先発・藪田は松井の足を気にし過ぎて、
  セットポジションの時、グラブを完全に胸元で停止させずに、打者・大友に投球してしまった。
  明らかにボークだ。
   ところが、この投球はすーっと真ん中への棒球となり、大友は思わずバットを出した。結果、
  打球はライトスタンドに舞い上がり、2ランホーマーとなった。千葉ロッテ・山本監督はベンチを
  飛び出し、「ボークの時点でボールデッドだ。だからホームランは取り消しで一塁走者が二進し
  た状態でリプレイのはず」と抗議した。山本監督の抗議は正当なのか?

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問5.外野手の故意落球?

   巨人がチャンスを迎えた。一死で走者一、二塁。ここで5番・高橋が平凡な中飛を打ち上げた。
  ふたりの走者が、ハーフウェイでセンター方向を眺めていたので、阪神のセンター・曽我部は
  打球をグラブに当てて、わざと落球した。すぐにそのボールを拾うと、セカンドの送球した。
  これで一塁走者の清原がフォースアウトとなり、全力疾走していなかった高橋も、セカンド和田
  からの転送球でアウト、ダブルプレーとなってしまった。
   納得行かないのが長嶋監督だ。「センター曽我部のプレイは明らかに故意落球であり、併殺は
  認められない」と抗議した。この抗議は正しいだろうか?

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問6.野手の弾いた打球に走者が当たった?

   福岡ダイエー−日本ハム戦。日本ハムの攻撃中、走者二塁で、打者・西浦の打球は、ショート
  浜名の正面に転がった。ところが、このゴロを浜名が大きく弾いてしまい、しかもその打球が走者
  の田中幸雄の命中してしまった。ぶつかったボールは、右中間方向へ飛んでしまい、セカンドの
  湯上谷が追いついた時、走者の田中は一挙にホームインしてしまう。
   慌てて王監督は飛び出し「打球が走者に当たったのだから守備妨害で田中はアウトだ」と抗議
  した。王監督の主張は正しいだろうか?

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問7.ホームスチールの走者が投球に当たった

   オリックス−西武戦。オリックスの攻撃、二死三塁で、三塁ランナーはイチロー、打者は藤井。
  振れていない藤井は簡単に2ストライクを奪われたそこで仰木監督は、イチローにホームスチール
  を指示した。西武の先発・石井のモーションを巧く盗んだイチローは絶妙のスタートを切った。
  ところが、本塁上で石井の投げたストレートに接触してしまう。しかも運悪くコースはストライク。
  仰木監督は「ストライクのコール前だから当然得点。しかもイチローは故意に触球したのではない
  のだからルール違反でもない」と判断したが、主審はどう判定しただろうか?

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問8.センターが弾いた飛球をライトが捕球

   広島−ヤクルト戦。広島の攻撃、一死三塁で、走者は瀬戸。打者・野村はヤクルト・田畑の投ずる
  シュートを打ち返し左中間へ高々とフライを打ち上げた。犠牲フライには十分の飛距離だ。
  三塁走者・瀬戸はレフト・高橋智を睨みながら、捕球と同時にスタートを切る気配である。打球に追   いついた高橋は両手を広げて捕球体勢に入ったが、照明灯の光を目に入れたのか、打球の行方
  を見失ってしまった。高橋が慌てていると、なんと打球は高橋の頭に命中し、大きく弾んだ。
  が、バックアップに走っていたセンターの真中が、そのボールをノーバウンドで捕球した。
   しかし、三塁走者の瀬戸も、サードコーチャーも、高橋智がボールを頭に当てたのを捕球したと
  勘違いしていたので、高橋にボールが命中した瞬間にスタートを切っていたのである。
   カープベンチは、「瀬戸が勘違いしたのは無理からぬところで、この得点は認められるはず」と踏   んだが、結果はどうだったろうか?

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問9.打球がピッチャープレートに直撃後、ファールエリアへ

   日本ハム−福岡ダイエー戦。ファイターズの2番・小笠原は、ホークス先発・永井のストレートを
  素直に打ち返した。打球は、驚いたことにピッチャーズ・プレートの右端ににノーバウンドで直撃し
  跳ね返るとそのまま一塁−本塁間のラインを越えてファールゾーンへ飛んで行った。ホークス内
  野陣は動けもしなかった。小笠原は一塁を駆け抜け、「ヒットだ」と主張したが、じれは正しいか?

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問10.折れたバットがボールに当たった

   阪神−中日戦。矢野は、宣の速球にバットを折られ、打球はショート福留の正面へ飛んだ。
  ところが、転がった打球に折れたバットが当たってしまい、ショートの福留は後ろへ逸らしてしま
  った。中日側は「守備妨害で打者アウト」を主張し、矢野は「インプレー」だと言うが・・・。

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