問8の答え

   得点になる。非常に面白いケースだが、ルール上では、走者は野手がフライに触
  れた瞬間
にスタートを切って良いのだ。例題では、結局フライを捕ったのはセンター
  の真中であるが、その前にレフトの高橋智がボールに触れている。従って、高橋の頭
  にボールが当たった時点でスタートを切った瀬戸の走塁は正当と認められるのであ
  る。

   この場合、もし野手が完全に捕球してからでないと走者は離類塁出来ないとしたら
  どうなると思われるだろうか? 非常に器用な外野手がいて、フライを捕球はせずに
  グラブや手に当てながらどんどん前進してきたらどうだろう。つまり、捕球位置から
  ボールをお手玉しながら内野まで歩いて来てしまえば、どんな深い飛球を打っても
  無意味になってしまう、というわけである。

   漫画チックでほとんど有り得ないケースだとは思うが、不可能とも言い切れず、やれ
  る選手が出てしまえば収拾がつかなくなるだろう。



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