問6の答え

  残念ながら田中の生還は認められる。走者が打球に触れた時は確かにアウトである
 が、その場合は内野手が打球に触れる前か、内野を突破する前のフェア打球(つまり、
 当たり損ねとかバントだね)に、フェア領域で触れた時のみなのだ。

  例題の場合、ショートの浜名が一度打球に触れた上で走者に当たったのであるから、
 ボールインプレー、つまりアウトにはならないのである。但し、このケースで田中が故
 意に打球に触れたのであれば、もちろん守備妨害となりアウトだ。

  考え方としては、一度野手が打球に触れたため、打球の飛ぶ方向の予測がつかない
 から接球してもやむを得ないということだろう。故に、野手に触れる前の打球であれば、
 方向の予測を立てることは容易であるから、打球に接触したらアウトだ、というわけ。
 まあ、イレギュラーだったらわからないぞ、という人もいるだろうけど、それは屁理屈っ
 てものですよ、お客さん(^^;)。



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