勝手にドラム講座−その4−

さあ。いよいよいよ何年ぶりかの更新にて練習編に入ろうと思います(^ー^)ノ
今回は、前回までに話した事といくつか重複すると思いますし、長めになります。
ひとつづつ練習して行けば、そしてきちんと今まで僕が書いた事を理解してくれれば
なにかしら、叩けるようになるはず!、、、と思います(笑)

まずは叩けるようになりましょう!

さてさて、みなさん簡単な8ビート位は叩けるようになりましたか?
え?
全然わからん???
いやいや。そうかなぁ?
と、とにかくそんな事無い事を祈りつつ、おさらいみたいになりますが
”ドラムが叩けるようになる”練習からまずは始めたいと思います。


まず、叩きたいリズムを認識して、あとはひとつづつ、、、

前回、耳コピについて書きましたがこのドラム講座ではそこからが始まりになります。
コピーしたい曲があったとして、そこからが練習のはじまりという考え方です。
今回は、僕が適当に作った曲(?)を叩けるようになる練習といった形でやります。

このサンプルを聞いてみてください、、、→サンプル

ドラムの音を聞いてみると、まずリズムが8ビートである事がわかりますよね?
そして、集中してドラムの音だけを聞いてみるとドラムの音はこうだというのがわかると思います。

いっぺんにハイハット、スネア、バスドラの音を聞き取るのは、馴れないと大変でしょう。
なので、一つ一つの音を個別に集中して聞き取ってコピーしていきます。
ギターやキーボードに比べたら、はっきり言って簡単です。数少ない音色の
種類、タイミング、リズムパターン、アクセントさえ掴んでしまえばいいのですから。

上のサンプルでは、ハイハットとスネアとバスドラ、、あと最後にシンバルという、たった
4つの音色しか使ってません。考えてみただけでコピーするのは簡単でしょう?

さて、わかりやすい様に先ほどのサンプルでハイハットの音を強調してみました。→ハイハット
わかると思いますが、今度はスネアの音を強調してみます。→スネア
しつこい様ですが^^、今度はバスドラの音を強調してみます。→バスドラ

どうでしょう?ひとつひとつの音は耳コピできましたよね?
そうしたら、今度は伴奏に合わせて叩いてみましょう♪右手(利き腕)がハイハット
左手(利き腕の逆)がスネア、右足(利き足?)がバスドラになります。

すんなり叩けない様でしたら、ハイハットとスネアだけ、スネアとバスドラだけ、などと
出来る範囲で一つずつ叩いてみてください。じっくりやれば必ず叩けるようになるはずです。

サンプル2もこの要領でひとつづつ耳コピ&練習してみてください。2-伴奏
ちょっと難しいですが、スピードが遅いのでコピーさえ出来ればなんとなくそのうち出来るように
なるようになります。細かいコピーが出来なかったら、とりあえずおおざっぱでもいいしね^^


次はサンプル3を聞いてみてください、、、サンプル3-3-伴奏

いままでの8ビートとはちょっと違いますよね?これは、俗に言う”ハネたリズム”つまり3連符が基調と
なっているリズムです。つまり、以前説明した、4/4拍子でこんな音符を感じるリズムです。
これも、とにかくひとつずつ耳コピ&練習でとりあえず頑張ってコピーしてください^^;

サンプル4-4-伴奏
サンプル3をブルース臭いパターンに変えてみました。
ベース等に合わせて、ツックツック♪というノリを頭に浮かべて叩くと良いです。

サンプル5-5-伴奏
このドラムパターンは、ノリはシャッフルなのですがギターの音(ギターには聞こえないと思いますが)
に影響されてハイハットをギターに併せて刻んでいます。本当はもうちょい頭にアクセントを
持ってこようかと思ったんだけど、、、まぁ、、なんとなくコピーしてみてください^^

サンプル6-6-伴奏
3/4、6/8拍子、3連符のパターンです。
1,2,3,1,2,3,,,,とカウントを数えていくわけですが、ここで、「い・っち、に・ぃ、さ・ん、、」
とカウントしてくれると、かなり理想的です^^

サンプル7-7-伴奏
4/4拍子、ハーフタイムシャッフル。初心者にはちょっとこのノリを
きちんと出すのは難しいかもしれません。まぁ、こういうのもあるって事で頭の隅に
置いて置いてください。こういったリズムは音符数が多く、難曲もたくさんあるし
完全に身につけるようになるには大変だと思います。
ちなみに、ハーフタイムっていうのはスネアのアクセントを入れるのが半分のパターンです。


次は16ビートのサンプルです。16ビートってぇのは、要するに8ビートの音符が2倍になった
と考えてくれればオッケーです。特に叩き方において8ビートとの区別は難しい曲もあります。
16ビートというより、ハーフタイムの8ビートと言える場合 そして、音符が多くなるという事はそれだけ
難易度が高まります。いきなりコピーするのは難しいと思うので、とりあえずは参考程度に聞き流してください^^

サンプル8-8-伴奏
こういった16ビートは、ほとんどの場合ハイハットを両手で交互に叩いて、
スネアを利き腕で叩きます。拍の頭と真ん中にアクセントがついているので、フィルインを
入れる時も、なるべくそのノリを崩さないように叩くように気を付けましょう。

サンプル9-9-伴奏
これは、右手でハイハットを刻んで左手でスネアを叩くというプレイなのです。
まず、いきなりコピーするのは難しいと思います。ある程度、体がばらばらに動くような練習を
しないと思うように叩くことは出来ないと思います。
この曲のハイハットを”半分になった形”にすれば、少し簡単になりますし、その方が曲に合っている
場合もあります。そのうち試してみてください^^

サンプル10-10-伴奏
ツッツッタ、ツツツカツンタン^^;、、っていうリズムとツクツクツクツクツクツクツクツク、、、
っていうサンプル8の様なリズムを同時にイメージして叩いて貰えると、、、
ここで右手は8ビートのサンプル2と同じようなアクセントで叩けばオッケーです。サンプル8の様に
叩けて、それが曲に合ってると思うならそれでも良いのですが^^;
厳密に言うと、間奏と終奏(?)はサンプル9の様なノリをイメージしてくれた方がいいです。。

サンプル11-11-伴奏
サンプル曲として、リズムのノリをうまく出せたかちょっと不安ですが、16ビートのリズムに
シャッフルのノリが加わった形の曲です。ベース音とそれ以外の楽器、ヴォーカルのリズムが
ハネている様な曲で、たまに出てきます。また、ドラムが意図的にこういった叩き方をする
場合もあります。この曲もたとえば、こんな風なドラムに変える事もできますし。



ロックやポップスといった曲は、ほぼ上であげたリズムが基本となって作られています。
しかし、上であげたリズムとドラムのプレイが必ずしも一致するとは限りません。
もっともっと、単純な叩き方に変えたほうが良い場合もあるし、逆にもっと細かくバスドラや
ハイハット、スネア等を入れた方がカッコイイ場合もあります。

大切なのは、その曲のリズム(グルーヴとも言う^^)を感じる事なのです!

ともかく、上に載せたサンプルは、かなりリズムの基本を押さえた叩き方なので完璧に叩けるように
なって貰えるとグーです♪曲の出来、不出来についてはちょっとどうかと思うけど^^;

さて、
いままで説明した事をちょっとまとめてみます。まず練習をするにあたってはやりたいと思う
曲をコピーします。その曲がどんなリズムで構成された曲か、そして実際にどんな叩き方で
プレイされているのかをひとつひとつの音を拾ってコピーします。
そして、出来る所からひとつひとつの音、若しくはそれらを組み合わせてコピーした音と手足の
動きが重なるようにしていけば、すこしずつ叩けるようになるはずです!

難しいプレイやリズムの場合は、すべての音をコピーするのは大変ですし、また、その音と重なる
手足の動きをするのは、ある程度コピーに馴れ、叩けるようにならないと難しいです。
そういった曲の場合はハイハットやバスドラ、場合によってはスネアの音符を少し減らして
なんとなく、曲に合った雰囲気にしましょう。その曲にあったリズムでさえあれば、音符を
減らしても、さほど違和感は無いものです^^

補足:8ビートのサンプルがあまりにも少ないので、、かなり適当ですが^^;

サンプル12-ベースはちょっと違いますがよくあるベンチャーズスタイルです。

サンプル13-ヘビメタや、早い曲等で使われるパターンです。
へビメタだと、もっとドラムがストレートな感じになるんですけどね。ホントは。


個々のサンプルで、ドラムの音だけ、ハイハットの音、バスドラの音だけ等
欲しい人はメールください。リクエストの部分の音を送ります♪


続いて、練習編(基礎練習)です


(第1回)ドラムをやるぞ!
(第2回)アクセントについて
(第3回)耳コピについて
(第6回)リクエスト編

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