夏草冬濤

[作品情報] [収録状況] [感想紹介] [関連情報]

作品情報

作品名 夏草冬濤
さくひんめい なつぐさふゆなみ
初出紙 産経新聞[2]
連載期間 1964年9月27日〜1965年9月13日[2]
連載回数 350回[2]

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
新潮文庫 - 夏草冬濤
新潮文庫 - 夏草冬濤(上・下)
井上靖小説全集 26 夏草冬濤
井上靖全集 16 長篇9

掲示板から

おなまえ 記事No.
日付
書き込みから
ふみぱぱさん [842]
2002/10/21

先日,沼津市立図書館で,藤沢全著『若き日の井上靖研究』(三省堂)を借りて読んだのですが,その中で,金枝(金井)の貴重な証言がありました.

なんと,洪作(井上靖)のファーストキスの相手は,お寺の郁子(幸子)さんということです.

これは本人が告白したことのようです.

(でも,洪作のことだから,遊び半分のような気がしますね).

三毛猫さん [843]
2002/10/22

知らなかったですよん。>ふみばばさん。

でも夏草冬濤とかで、郁子か蘭子かっていう予感はかなり感じましたよね。

両方とも年上でしたっけ?

洪作(氏)の柔道のきっかけも郁子の影響大きかったのかねぇ、、。

けっこう早稲だったんだ!おじいちゃんになってからのお写真はほんとうに好好爺って感じだけど、ファースト、キスの頃はいかがかな!

yakkoさん [844]
2002/10/22

受け売りですが、
伊豆文学紀行
http://www1.sphere.ne.jp/shizuoka/IzuFes/index1.html
で、郁子(幸子)さん談があります。インタビュー当時のお写真もありますが、「あー、お寺のゆきちゃん(あすなろ風)」と呟いてしまうような、感じでしたよ。

藤瀬浩太郎さん [1009]
2003/06/01

ほーんとこの三部作大好きで、何度読み返してもあせることのない青春の輝きがまぶしいです。加えて人の出会いが人生のターニングポイントになることがうまく描かれているなと思います(「白ばんば」でのおぬい婆さん、「夏草冬涛」での金江や藤尾たち、「北の海」での柔道青年たち)・・まぁ自伝的要素も強いみたいなんで当然といえば当然なのかな?・・・でも続きが読みたかったなぁー。。

こころさん [1077]
2003/08/16

読んですがすがしくなりましたね。青春っていいなぁって!

それになぜか私のなかではこの三部作は夏にぴったりのイメージの作品なのです。

今の時代に『夏草冬濤』『北の海』みたいな学生同士のつながりってなくなってきているから、この時代っていいなぁ、って単純に思いました。

これといった大事件が次々起こるわけでもないのに、どうしてこんなに面白く又うまいこと書けるんだろう。やっぱり井上靖はすごい。

登場人物一人一人の描き方が実にうまい、「うまい事表現してるなぁ。」とクスクス笑わせられたり、登場人物の言葉にジーンときたり・・。

いい小説ってこういうものなんだなぁ、つくづく思いました。

指月紀美子さん [1290]
2004/09/21

初めて読んだのがちょうど主人公たちと同じ年代の高校生の時だったので、本当に彼らと青春を共にしたような気持ちがしています。女子高だったこともあり、「金枝くん」は憧れの先輩、という感じでしたね。これほど爽やかに率直に衒いなく、誰が読んでも気持ちよく自己の青春を語れる作家は、やはり貴重な存在だと思います。

関連サイト

野良犬少年!? 野良犬少年さんの、『しろばんば』『夏草冬濤』『北の海』のホームページです。いろんなページや企画があって楽しいです。三部作好きは、今すぐ行ってみよう!

参考

[2] 旭川市・井上靖記念館ホームページ

文庫本限定!井上靖館作品