掲示板ログ 2002年10月
[821] 台風到来 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/01(Tue) 18:07 |
私の住む関東では、昼前まで大したことがなかったのに、現在、すごいことになってきました。
「しろばんば」の台風の夜の描写は、まるで昨夜おぬい婆さんと台風を迎えたかのように、いきいきとして感じました。あのシーンは「しろばんば」でとても好きなところです。風の音や雨のすごさが、蔵の戸を開けた瞬間にすさまじく入って来るのが聞こえたようでした。そして、おぬい婆さんがおにぎりを作っている姿が浮かんできます。
湖の子さま。八重垣って、八重垣姫のことを思い出してしまいましたけど。なにかありましたのでしょうか、八重垣に。
それにしても、いつも楽しいお酒を飲みたいものですね。でも、絵的には飲んで夕涼みに琴ケ浜に出るというのは、とってもいい絵なのに。
[822] ころころころり。 投稿者:湖の子 投稿日:2002/10/02(Wed) 06:15 |
おはようございます。ニュースによりますと、yakko様宅を訪れた、おぬい婆さんとおにぎりは、北海道に再上陸したもようで、夜明けとともに消滅する見込みです。
八重垣姫って、歌舞伎がお好きですか。私は、ようやく寒天の美しさがわかるようになりましたところで、歌舞伎のよさがわかるようになるには、まだまだ時間が必要なようです。
八重垣は、私の好きな好きな酒(ヤエガキ酒造)と、思い出を「八雲立つ〜」にかけまして、大切にしまっておこう、というものでありました。まぎらわしくて、すみません。しかし、妻篭という点では、八重垣姫もさしあたって違いはなさそうですね。
[823] 月の光に父子の情を重ね合わせる 投稿者:スモールパイン 投稿日:2002/10/03(Thu) 00:46 |
湖の子さんとyakkoさんが自身の親子の存在が確かにそこにあったと感じた、と述べておられます。で、yakkoさんにはエッセー全集で確認せよとの仰せもありました。
少し時間がたちましたが、エッセー全集第二巻に井上氏が父親と子供の関係で甚く感動したと述べている箇所があります。「海軍主計大尉小泉信吉」を読んで、です。氏は、父親の子供に対する本当の愛情は、可愛くてたまらないので子とは一生別れたくないというものでなく、日常の子供の何気ない所作からこの子は確かに自分の子であり、自分はこの子の父親以外の何者でもないということを感じるところにあるのではないか、と述べておられます。私見ですが、これはきっと氏自身の父親との葛藤の体験が影響しているものと思われます。氏は父親の葬儀が終わった後の郷里の家の2階で死者となった父と生まれて始めての対話をした、と述べていることから、母子とは異なる父子の特殊性にある種の情感を持っていたのではないでしょうか。
これは井上作品を読む上での1つのテーマに成り得る要素だと思いました。皆さんのお考えお聞かせください。ではまた
[824] 台風 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/10/03(Thu) 01:00 |
今回の台風は、あっという間に来て、あっという間に行ってしまいましたね。
僕の周りは何事もありませんでしたが、みなさんは大丈夫でしたか?
あ、yakkoさんは夏草冬濤の郁子さんのイメージなんで、心配要らないかな?(失礼!)
>ふみぱぱさん
お久し振りです!
芹沢光治良、どこかで聞いた名前だと思ったら、沼津にある芹沢文学館の芹沢光治良さんでしたね。
井上靖の大先輩だったとは、知りませんでした。
井上靖文学館で貰った会報に『芹沢・井上文学館友の会』とあったんですが、そんな関係だったとは驚きました。
>湖の子さん
どうも、お久し振りです!
湖南は詳しくないとのことですが、どの辺りが湖の子さんの庭なんでしょうか?
そういえば、夏休みに琵琶湖を見た時はだいぶ水位が下がって、藻がだら〜ん浮かんでいたりして美しくない光景でした(湖面に緑が広がっていてびっくりしました)。
早くもとの姿に戻って欲しいですね。
[825] 台風 投稿者:三毛猫 投稿日:2002/10/03(Thu) 11:27 |
ばりばり蟹座さん、お元気そうですね。
今回の台風は迫力ありましたよ。大木も根から持ち上げられたし、小学校のトーテム・ポールは折れるし、ご近所の屋根のソーラーも飛ばされて、この小さな地域で停電は70箇所以上とか。「しろばんば」の台風なみでした。おぬいさんがおにぎり作ったのは正しいです>yakkoさん。だってご飯炊けなくて、コンビニでおにぎり買った人たちがたくさんですものね。まだ停電している所がずいぶんありそうです。
yakkoさんは、郁子でもあるし、かみきの蘭子でもあるんだな、だからやっぱり心配いらんかも(^^)ばりばり蟹座さん。
スモール・パインさん、考えといえるほどのものではありませんが、お聞きください。氏の内では、親子であっても生きている以上は、人には孤独から開放されることは無い、というようなことを持ち続けていらしたのではと、しばしば感じます。女性の産むという100%我が子の確かさを持ち得ない男として、父子の関係の確かさのかわりに「孤独」を持ち込まないわけにはいかないのでは。氏の小説には、死者との会話が多く登場しますが、血肉の関係の孤独から開放される手段なのか、などと思うこともあります。
湖の子さん、父と息子って会話がなくてもいいいんだね。いつも素敵な
お話、語り口が楽しみです。
[826] 蒼き狼と白き雌鹿 投稿者:湖の子 投稿日:2002/10/05(Sat) 00:41 |
かつて、紛れもなく自分自身の一部であった我子に対する母親の無際限な愛情、子を産む事を許されぬ父親の子に対する愛情につきましては、「蒼き狼」に描かれています。同様に子の母親に対する愛情も然るべく。
父母子の血の葛藤がこの作品の中枢の一部をなしている事から、氏はやはり、親子の愛情、特に父子の間にかよう曖昧な情に強い関心を持っておられたのではないか、と存じます。
また、氏が文壇へご登場なされた時、既にお子さんがいらした訳で、自伝的作品では、主に子から観た両親像を描いていらっしゃいますが、そこにはやはり、執筆当時の父親としての感覚も交えられているのではないでしょうか。
その父親の子に対する曖昧な情を、これ以外にない、と申しますほどによく表していらっしゃるのが、同作品P342の「皇后ボルテよ、余は汝が産み、汝が育てたる○○の死を悼む。汝の悲歎またそのまま余の悲歎たるべし。〜」と、その後だと存じます。父親とは、分身を創り出す事が許されぬ代わりに、子にとって曖昧で特別な存在で、その分、子の記憶に幾つもの墓標をたてる事ができる、一種、恵まれたものなのかもしれませんね。
ばりばり蟹座様、関西はあいかわらず水不足ですよー。なんだか、毎年ニュースで聞いてるような・・。恐らく琵琶湖の水も澱んでいる事かと。
よそ者の私には庭などと呼べる贅沢なものはありません。ただ「ごめんなすって」といいながら、湖西の辺りをぶらついていただけなんです。でも、釣りで行く事が多かったですから、むしろ湖の中のほうが庭だったかもしれませんね。
[827] あすなろ再燃 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/06(Sun) 16:40 |
管理人さま、三毛猫さま!!だから、どうしていつも私はお寺の郁子さんになってしまうのですか。台風にも、打ち震えていたというのに・・・とこれは嘘っぽいですね。ご心配ありがとうございました。お陰さまで、相変わらず元気にしてます。木部ちゃんを叱ってたりしてません、ってこれじゃあ郁子さんですね。
湖の子さま、父親の子に対する更なるご説明、ありがとうございました。井上先生の、ご両親に関するエッセイも今まで漠然と子の立場とでしか読んでいませんでしだか、そう考えて読んでみますと、また別の感慨が出てきそうです。
先生のご両親に対してのエッセイは、よくある作家の肉親に対してのべったりとした葛藤や感傷は感じませんね。淡々として両親を描きながら、その中に素直な両親への肉親の情を感じてしまいます。やはり、幼児期に離れて暮らしていらっしゃったからでしょうか。
ところで、八重垣姫は歌舞伎では見たことはありません。文楽の「本朝二十四孝」で見ただけです。長野の土人形資料館で100体以上見て、八重垣姫とは一体?と思ったのですが、文楽を見て謎がとけました。最初、タイトルを見て「日本の親孝行の24個の話」だと思ってたら八重垣姫の話だったんですよ。あとで、大夫さんたちに大笑いされちゃいましたけど。
スモールパインさま、改めて父が子に対する想いに関するエッセイの調査に対して、お礼を申し上げます。そう、海軍主計大尉小泉信吉さんの文章を出していらっしゃいましたね。私は本当にあのエッセイも井上先生が書かれたエッセイで、好きなものの一つなのです。タイトルは忘れても内容は、心に残っています。また、いろいろ教えてください。・・・自分で調べろと怒られますね。
ところで、今「あすなろ物語」を再読して、あすなろ熱がまた上がってきました。情景の美しさもさることながら、若さの激しさと、やりきれないせつなさに心惹かれてしまいます。
何にでも影響されやすく、思わず「克己」と家に書いて貼ってしまいそうでした。
また、明日は月曜ですね。お仕事、学校とみなさん頑張りましょう。
[828] 秋の夜長といいますが 投稿者:スモールパイン 投稿日:2002/10/09(Wed) 23:12 |
読書の秋の季節と言われておりますが、それとは反比例した生活をしていますスモールパインです。今までの皆さんのやりとりにぴったりの講演会がございます。氏の息子さんの講演会でして、個人的に行きたいのですが平日の午後では無理でございます。どなたか興味のある方がいらっしゃいましたら是非聴講していただいて、そのときの模様や内容などをお聞かせくださいませ。以下に日大の告知を抜粋します。
<平成14年度日本大学文理学部人文科学研究所主催講演会>
演 題 :田舎育ちの貴族主義者 ―父・井上靖の人と文学―
講 師:井上修一先生(筑波大学教授)
日 時:平成14年10月15日(火)16時30分より
会 場:日本大学文理学部 百周年記念館
井上靖は明治40(1907)年,旭川で生まれ,伊豆湯ヶ島で育った。沼津中学,金沢四高,京大を出,大阪毎日新聞記者になって5年目の昭和15(1940)年に,長男修一は生まれた。戦後の昭和25年,芥川賞を受賞したとき父は43歳,子は10歳。父が『氷壁』『天平の甍』『敦煌』などの名作を次々に発表してベストセラー作家になった昭和30年代,子は高校から大学に進み,やがてドイツ文学者への道を歩む。これまで父について口を閉ざしがちだった子が,いま,父の13回忌を前にして,父としての,人間としての,そして作家としての井上靖について語る。ご来聴大歓迎!
問い合わせ先:日本大学文理学部人文科学研究所(E-mail:forum@chs.nihon-u.ac.jp)または
(03)3329-1151(代表) 日本大学文理学部まで
ということで場所は東京世田谷の日大文理学部となっております。
[829] あすなろ忌には 投稿者:匿名希望 投稿日:2002/10/11(Fri) 00:37 |
某頁では、あすなろ忌にむけ、着々と「はじめてのオフかい」という、
日本テレビのような企画が進行中です。
[830] 読書の秋とは言うものの… 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/10/11(Fri) 01:19 |
読書の秋ですね、みなさん今夜も井上靖作品に没頭していますか?
僕は残念ながら出来ずにいます。
昼間の空き時間なんかに短篇はぼちぼち読んでますが、長篇はちょっと…な最近です。
>スモールパインさん
情報、ありがとうございました!
しかし、平日の夕方とは残念ながら僕も無理そうです。
それより行ける人の方が少ないのでは…。
同じ日大なら三島でやってくれればよいのに、とか思ってしまいます。
そう言えば思い出したのですが、長泉の文学館では、このような企画をたまにしているんですよね。
公演に限らず舞台のツアーとか。
今は文学館のある『クレマチスの丘』のサイト
http://www.clematis-no-oka.co.jp/で文学館の企画も紹介しているようですね。
クレマチスの丘の『イベント情報』からいけます。
久し振りに行ってみたくなりました。
>匿名希望さん
某頁というと、例のあのサイトですね(笑)
これはちょっと、偵察に行かねばなりません!
[831] 企画紹介、ありがとうございました 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/11(Fri) 18:29 |
ばりばり蟹座さん、クレマチスの丘の企画のご紹介ありがとうございました。私も思わず行きたくなってしまいました。読書感想文も、知っていましたら何枚でも書いたのに・・・って、それは無理ですが。
今は短編中心なのですか?私は紀行文が主になっています。また、いい作品がありましたら教えてください。
[832] そろそろギャフンと・・・ 投稿者:野良犬少年 投稿日:2002/10/12(Sat) 00:48 |
どーもどーも。御無沙汰しとります。いや、そんなに元気でもありませんぜ(笑)。ここんとこ郁子、じゃなくてyakkoさんにやられっぱなしです(笑)。この週末は充電して気力を充実させて、近いうちにギャフンといわせてやろうかと思ってます(笑)。いや、返り討ちにあうやろな・・・
この前青春18切符の話が出てた時にひさびさに投稿しようと思ったんですけど、なんかタイミング逃してしまった、というか、文章がやたらとハテンションだったのでやめときました(笑)。掲示板はしょっちゅうチェックしてますので、また機会があれば現れたいと思ってます。皆様よろしくお願いします。「クレマチスの丘」謎ですよね。
[833] 『あした来る人』が明日来ます? 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/10/14(Mon) 10:25 |
皆さんご存知かもしれませんが,テレビ欄を見ていたら,15日にNHK衛星放送(BS11?)で『あした来る人』という映画の放送予定がありました.
ビデオ予約忘れないようにと思っています(が,よく忘れてしまいます).
昭和30年(なんと私の生まれる前でした)制作のようで,当時の時代背景がとても楽しみです!?
[834] 素通りするところでした。 投稿者:湖の子 投稿日:2002/10/14(Mon) 21:32 |
ふみぱぱ様、本当にありがとうございました。明日15時40分からですね。
「あした来る人」は好きな作品の一つですので、楽しみです。いや、本当に嬉しいです。教えていただきまして、ありがとうございました。
[835] ショックー 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/17(Thu) 00:45 |
ふみパパさま。会社でこっそり録画して(うちにはBSないので)今日見たら、砂の嵐でした・・・
[836] この調子で… 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/10/17(Thu) 01:23 |
ふみぱぱさん、情報ありがとうございました!
過去にあったBSでの井上作品の映画放送はことごとく取り損なっていたんですが、おかげで今回はバッチリ録れました。
これで、当時の風景なんかが分かりますね。
週末にでも見ようかな♪
この調子で、他の作品もBSでやってくれると嬉しいですね。
>yakkoさん
砂の嵐とは…。
う〜ん何がいけなかったんでしょうか…。
僕の方は無事に録れたので、どうしても見たくなって暴れ出す前に言ってくださいな。
[837] 井上氏にそのような意図はなかったとは思いますが勝手に連想 投稿者:黒砂 真墨 投稿日:2002/10/17(Thu) 01:44 |
連日、北朝鮮拉致!の文字がマスコミに流れぬ日はありません。
全く思いもかけず、長い年月にわたり、見知らぬ異国で特殊な体験をなさった方々。
そうした後では、故郷もかつてと同じ眼で見ることはできず、
またご自身もかつてと同じではいられないでしょう。
なんとなく、「おろしや国酔夢譚」を思い出します。
長年にわたり、故国とは全く異なる風習、思想、生活を知って、それから
故国へやっとの思いで帰ってきた。
短編でも、普通の漁民が正に拉致されて、蒙古皇帝に会う話もありましたね。
夢物語のような、現実を見てきて。
拉致被害者の方々の言葉を、貴重なものとして聞きたいと思いますが、
ものすごい、言葉にできない思いがその胸にずしりとあるであろうと、思いますと、
井上作品の登場人物達の、かわいた孤独を連想してしまいます。
久しぶりなのに長々と書き込み、失礼いたしました。
[838] あらあら 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/10/17(Thu) 18:02 |
yakkoさん,録画失敗しちゃったんですね.
私はとりあえず録画はできましたが,まだ見ていません.
確認のためちょっとだけ見たのですが,山村聡と三国連太郎の若いこと.
しかし,小説の始まりの部分がずいぶんはしょってあるような感じですね.
衛星放送で井上靖原作シリーズでも始まるのかと期待しましたが,違うようですね.
残念.
[839] ふみばばさんへ業務連絡 投稿者:匿名希望 投稿日:2002/10/18(Fri) 00:27 |
リンクも貼ってある某頁(yakkoさんが、●子然として差配している)では、
来年の「あすなろ忌」にあわせて、沼津・湯が島フィールドワークをするということです。
ふみばばさん、いらっしゃいませんか?。天城湯ヶ島町内某国民宿舎宿泊なのですが、女性部屋が、空いているようです。
詳細は、某頁「はじめてのおフ会」をご覧ください。
さて、ここで問題です。上記●に入る文字は、何でしょう。
[840] Re:[839] ふみばばさんへ業務連絡 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/10/18(Fri) 12:38 |
呼ばれて飛び出て,じゃじゃじゃじゃ〜ん(って,分からないか).
ふみぱぱです.
> ふみばばさん、いらっしゃいませんか?。天城湯ヶ島町内某国民宿舎宿泊なのですが、女性部屋が、空いているようです。
若くてきれいな(そうに違いない)yakkoさんと相部屋ですか.
嬉しいですね.
(ふみ婆ではなくて,お父さんなのですが).
> 詳細は、某頁「はじめてのおフ会」をご覧ください。
>
どうもスケジュールがハードのようなので,参加は無理そうですね.
温泉のみの参加(もちろん女湯)ではだめですか!?
[841] みなさん、うらやましすぎます。 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/19(Sat) 09:38 |
みなさんの「あした来る人」の録画を観る期待への書き込みを読んで、肩を震わせているこの頃です。・・・管理人さまが見終わった頃、丁寧にお願いに伺います。よろしくお願いします。
ふみパパさま、思いっきり持ち上げてくださって(重かったでしょ?)ありがとうございました。そうですか、スケジュールがキツいですかぁ、残念ですね。でも、もしかしたら「あすなろ忌」の方でバッタリお会いできるかも。ところで、「女風呂」だなんて仰っていては、ふみちゃんに怒られますよ。
黒砂さま。黒砂さまの書き込みを読んで「うーん」と唸ってました。さすがに「おろしあ国・・」と言えば黒砂さま。すぐ連想してしまうとは・・・
確かに、井上先生にそのような意図はなかったでしょうが、重ねて考えてしまうこともできますね。漂流の為、その国に行って見聞しただけでも与える影響は大なのに、拉致されて思想や言動も強制される環境が与えるものを考えることは、非常に重いものだと、改めて唸ってしまいました。
[842] 知ってましたか? 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/10/21(Mon) 12:20 |
野良犬少年さんの掲示板,オフ会で盛り上がっていますね.
スケジュールが少し変更になったようなので,おじさんでも参加できるかもしれませんね.
ところで,皆さんは知っているでしょうか.
先日,沼津市立図書館で,藤沢全著『若き日の井上靖研究』(三省堂)を借りて読んだのですが,その中で,金枝(金井)の貴重な証言がありました.
なんと,洪作(井上靖)のファーストキスの相手は,お寺の郁子(幸子)さんということです.
これは本人が告白したことのようです.
(でも,洪作のことだから,遊び半分のような気がしますね).
どうします,yakkoさん!?
井上靖ファンの常識でしたら,悪しからず.
[843] ファースト、キッス! 投稿者:三毛猫 投稿日:2002/10/22(Tue) 09:51 |
知らなかったですよん。>ふみばばさん。
でも夏草冬濤とかで、郁子か蘭子かっていう予感はかなり感じましたよね。
両方とも年上でしたっけ?
洪作(氏)の柔道のきっかけも郁子の影響大きかったのかねぇ、、。
けっこう早稲だったんだ!おじいちゃんになってからのお写真はほんとうに好好爺って感じだけど、ファースト、キスの頃はいかがかな!
この先は例の妖しげなH・Pで書いたほうがばりばり蟹座さんに叱られないで済みそうです。あちら、おもしろい盛り上がりですよ!!。
>黒砂真墨さん、こんにちは。
私も「おろしや国酔夢譚」や三浦綾子の「海嶺」が思われました。
小説であっても、望郷の念に思いを馳せると心の痛みはどれほどかと想像を絶するばかりでした。あの時代の人たちも強かった・・しかし私と同年齢の拉致被害者の方たちの強さに、言葉も無く涙ばかりが出てしまいました。
それではこれから野良犬さんとこ覗いてこよう!
[844] ショックでしたよ。 投稿者:yakko 投稿日:2002/10/22(Tue) 22:40 |
ふみパパさま。その話は、スモールパインさまから耳打ちされまして、暫く寝付いてしまいました。・・・というのは冗談ですけど。
受け売りですが、
伊豆文学紀行//www1.sphere.ne.jp/shizuoka/IzuFes/index1.html
で、郁子(幸子)さん談があります。インタビュー当時のお写真もありますが、「あー、お寺のゆきちゃん(あすなろ風)」と呟いてしまうような、感じでしたよ。
先日、下北沢の古本屋さんで「憂愁平野」と司馬さんとの対談集の「西域をゆく」を購入してきました。結構、文庫の古本が並んでいまして感激してしまいました。管理人さまの好きな「遠い海」もありましたし。週末、友人の子守で遠くまで行きますので、ゆっくり読みながら行こうと楽しみにしています。
三毛猫さま。相変わらずお元気そうですね!そうですね、井上先生のイメージは私の中では既に大文豪の頃しか思い浮かびませんが、お寺にいた頃はどんな少年だったのでしょうか。以前、そのお寺に伺い、先生を始め金井さんや藤井さん、岐部さんたちの文学碑を前にしたときの気持ちは、感無量。あそこには、絶対に一人の文学碑なんて作りたくなかったのでしょうね。キラキラしたみんながまだそこにいる、そんな気持ちが湧き上がりました。
[845] 「あした来る人」 投稿者:伊豆 投稿日:2002/10/22(Tue) 23:42 |
遅れ馳せながら、先日NHK衛星第2で放映された映画「あした来る人」
(昭和30年 日活)を皆さん注目してくださってうれしいです。
僕はすでに録画したのであまり気に止めてませんでした(汗)。
手元にビデオがないのでなんですが、確か僕もNHKBS−2で録画したと思います。
これで2回目の放映でしょうか(曖昧、笑)。
今回はちらっとだけ見たのですが、モノクロでも画像はとてもきれいでしたね。
この頃の日本映画は白黒が主流でした。カラー作品は数えるほど。
ロケも結構多く行われていて、当時の伊豆や東京の街の様子もわかります。
大貫克平を演じたのは現在放映中のNHK朝ドラ「まんてん」に出演されている
三橋達也さんです。
「あした来る人」、原作を読んでいる時から思っていたのですが
新聞に連載されていた昭和29年にすでに時代を先取りしていて
さすが井上先生!です。
それは・・・
1.芦屋育ちのお嬢様、八千代が実家の援助で裕福な生活をしている。
最近やっと言葉ができましたが‘コマダム’のはしり。
この頃は今と比べ「大人の時代」だったし、映画では演じた月丘夢路さんが
とても美しく華やかで「マダム」と言っても過言ではないです。
2.この頃の日本はまだ海外旅行が自由化されておらず(昭和39年から)
一般の人々が海外へ行くのは至難の技だった時代に克平はカラコルムへ
海外登山に出かける。映画でも出発シーンがあり、ロケした当時の羽田空港の
様子も知ることができます。
3.杏子が「ブティック経営」というのも昭和20年代当時としてはめちゃくちゃおしゃれ。でもさすがにブティックという言葉は一般的でなく、原作や映画でも確か洋装店と言っていたと思います。
今回の放映をご覧になった皆さん、是非感想を聞かせてください。
[846] 鬼が笑ってもかまわない 投稿者:mori_suguru 投稿日:2002/10/24(Thu) 00:06 |
某頁には、天城湯ヶ島町から直々に書き込みがありました。
さぁ、来年1月26日には、みんなで、天城湯ヶ島町へ。
天城湯ヶ島町です。HP「こだま君」へのご投稿ありがとうございます。
早速ですが、「あすなろ忌」についての詳細日程を下記にてお知らせいたします。
この事業は「文学のふるさと天城湯ヶ島町実行委員会」の推進事業として今年度で第12回を迎えます。
@日にち 平成15年1月26日(日)
A会 場 熊野山墓所・天城温泉会館「劇場ホール」
Bスケジュール
*井上家 墓参(熊野山墓所にて) 10:00〜
*読書感想文コンクール表彰式
(天城温泉会館「劇場ホール」にて) 11:00〜12:15
*町民劇団「しろばんば」上演
(天城温泉会館「劇場ホール」にて) 13:30〜16:00
となっております。墓参へのご参列もできますので、その際は当日10時までに熊野山墓所へお越しください。
なお、コンクール表彰式・劇団上演もご覧いただけますので、天城温泉会館へご来場ください。脚本から配役・スタッフまで全て町民で結成しています「町民劇団」の公演も現在練習中です。
ご不明な点がございましたら、教育委員会 0558−85−2609へご連絡ください。皆様のお越しをお待ちしております。
[847] 追記 投稿者:mori_suguru 投稿日:2002/10/24(Thu) 00:30 |
来年は、井上靖氏の
13回忌にあたるはずです
[848] 我は湖の子?さすらいの?・・・しみじみと 投稿者:湖の子 投稿日:2002/10/24(Thu) 23:05 |
お久し振りです。最近、仕事の事で不満爆発の悩死寸前の湖の子です。
ま、それは人口が一人減るぐらいで別にどうでもいいことなのですが、映画「あした来る人」、ひとつの作品を見る眼と申しますよりは、あの時代を細かに想像すら出来ない私どもの世代の、好奇の眼で観賞しました。
だいたいセットだったと思うのですが、伊豆様の仰る通り、風俗、習慣、あの頃の人たちが持っていた雰囲気等、まことに興味深いものでありましたし、得るところの多いものでありました。
他の映画作品も是非、見てみたいものです。皆様、NHKにリクエストしましょう!
ところでyakko様、お寺の郁子であり、また蘭子でもいらしゃるのですね。もちろん別の人物なのですけども、二人に共通しているもの、それは刺激でしょう。刺激は魅力となり得りますね。一生大切になさってくださいね。
mori様、野良犬少年様、たまにあちらのHPも拝見しております。皆様の情熱の深さ、それは「おフ会」の内容の深さに直接、反映される事でしょうね。ご成功をお祈り申し上げます。
いらいらを紛らわす為にいささか深酒をしております。打ち間違えをバックスペースするのも面倒であります。頭も目もぐるぐるしておりまして、きっとつまらぬ事を書いているんだと思いますが、心篤い皆様方、お許しください。
一寸寝転びます。
[849] もみじがーあるがねー 投稿者:湖の子 投稿日:2002/10/24(Thu) 23:45 |
も・み・じ・はえーえーてー。いーろーが優しいがねー。やっとかめー!ほいっ!---
moriさまに捧ぐ。あの歌、楽しいですね。
この間、昼休みに大手前公園でやっていた植木市を見に行きまして、そこで観た枝垂れ紅葉の美しさに虜にされてしまいました。茜という銘種も大変美しいです。そういえば、坂本の里坊のほうは、どうなんでしょうかね。五分燃え、ってところなんでしょうか。
下記のアドレスから様々な紅葉を紹介していらっしゃる方のhpへ移ることができます。御用とお約束のない方は、ぜひ御覧くださいね。お茶濁しながら。
だめだ、寝ます。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~tjta/main.htm
[850] 寒なって参りましたが 投稿者:黒砂 真墨 投稿日:2002/10/28(Mon) 00:30 |
こちらの掲示板はいつもにぎやかですね。オフ会も行われるようで、すてきです。
私が卒論のテーマにして苦しんでたころは、井上靖ファンはひどくマイノリティな感じがしていたのですが。
好きな人けっこうおるやん、と知ったのは、このページのおかげです。
yakkoさま、三毛猫さま
私のぼんやり考えたことに頷いていただいてありがとうございます。
発想トんでるかなあ、と思っていたのですが、安心しました。
[851] よろしければ覗いてみてください 投稿者:三毛猫 投稿日:2002/10/28(Mon) 20:27 |