Кιηοκο(FIAT126 タペット調整)

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FIAT126elxのタペット(バルブクリアランス)調整手順

      1. エンジンフードを開ける
      2. スパークプラグを外す
      3. タペットカバーを外す
      4. バルブクリアランスを調整する

     

    1 エンジンフードを開ける

    エンジンが冷えている状態で行う。
    タペットカバー、プーリ、スパークプラグの位置など確認しておく。

    フード自体も外した方が作業しやすい。

    タペットカバーは中央右にありオイルフィラーキャップが付いている。

    プーリ(オルタネーター側)はこちら。

     

    2 スパークプラグを外す

    スパークプラグを外さないとクランクを手で回せない。
    またこのときスパークプラグの点検もしておく。

    まず画像中央前後にあるプラグコードを外す。

    スパークプラグのターミナルはネジ式で長く延長されている。

    プラグレンチはディープソケットレンチか純正車載工具を使う。

    スパークプラグはかなり奥まったところにある。
    奥側は入り組んでいて外しにくい。

    プラグレンチで軽くゆるめたら、手で回して慎重に外す。
    ファンケースの隙間に落とさないように注意する。

    スパークプラグの焼け具合もチェックし、ついでに清掃しておく。
    本車はNGKのBP5HSを使っている。

     

    3 タペットカバーを外す

    冬場はオイルがガスケットに固着してタペットカバーが外れないことがある。
    その場合は、一旦組み直してエンジンを掛けて、やや暖めてから外す。

    タペットカバーは13mmのソケットで外す。
    奥側はオイルフィラーキャップを取った方が外しやすい。

    ガスケットリングが付いていることを確認する。

    前後のナットを外したら、タペットカバーを軽く持ち上げる。
    ガスケットリングが浮き上がるので、忘れずに外す。

    エアクリーナへつながっているブローバイホースを外す。

    タペットカバーを外したところ。
    塵が付かないように待避させる。
    一列にバルブ(スプリング)が並んでいる。

     

    4 バルブクリアランスを調整する

    外(排気)側は0.25mm、内(吸気)側は0.20mmに調整する。
    (※126エンジンは594cc,652ccともこの数値で、110エンジンとは異なる)

    プーリは19mmのレンチで回す。

    ファンベルトの上側が右に行くよう時計周りにプーリーを回す。
    回すと前後どちらかの2組のバルブが動き、もう1組は静止している。
    クリアランス調整は、静止している2個のバルブに対して行う。

    クランクシャフト側を見てタイミングマークが一致するようにする。
    タイミングマークは矢印と切れ目があるが、切れ目のほうが合わせやすい。

    外(排気)側は、0.25mmのゲージを使う。

    11mmのレンチでロックナットを緩める。
    ソケットレンチより、メガネレンチの方が扱いやすい。

    ゲージをバルブとロッカーアームの間に通す。
    通らなかったら、ペンチ等でアジャスタスクリューを緩める。

    ゲージが動かなくなるよう、アジャスタスクリューを軽く締める。

    ロックナットを締める。
    ゲージはきつめだが外せることを確認する。
    外せなかったら、ロックナットを緩め、アジャスタスクリューをわずかに緩める。

    内(吸気)側は、0.20mmのゲージを使う。

    内側も同様に調整する。


    この後、プーリを回し、もう1組の調整を同様にする。
    調整終了後、逆の手順でタペットカバーを取り付ける。
    ガスケットはオイル漏れや劣化があれば交換する。
    その後スパークプラグ、プラグケーブルを装着する。
    元どおりになっていることを確認し、エンジンを始動してみる。
    特に異音が出ていなければ作業終了。
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