フード自体も外した方が作業しやすい。 タペットカバーは中央右にありオイルフィラーキャップが付いている。 プーリ(オルタネーター側)はこちら。 |
まず画像中央前後にあるプラグコードを外す。 スパークプラグのターミナルはネジ式で長く延長されている。 プラグレンチはディープソケットレンチか純正車載工具を使う。 スパークプラグはかなり奥まったところにある。 奥側は入り組んでいて外しにくい。 プラグレンチで軽くゆるめたら、手で回して慎重に外す。 ファンケースの隙間に落とさないように注意する。 スパークプラグの焼け具合もチェックし、ついでに清掃しておく。 本車はNGKのBP5HSを使っている。 |
タペットカバーは13mmのソケットで外す。 奥側はオイルフィラーキャップを取った方が外しやすい。 ガスケットリングが付いていることを確認する。 前後のナットを外したら、タペットカバーを軽く持ち上げる。 ガスケットリングが浮き上がるので、忘れずに外す。 エアクリーナへつながっているブローバイホースを外す。 タペットカバーを外したところ。 塵が付かないように待避させる。 一列にバルブ(スプリング)が並んでいる。 |
プーリは19mmのレンチで回す。 ファンベルトの上側が右に行くよう時計周りにプーリーを回す。 回すと前後どちらかの2組のバルブが動き、もう1組は静止している。 クリアランス調整は、静止している2個のバルブに対して行う。 クランクシャフト側を見てタイミングマークが一致するようにする。 タイミングマークは矢印と切れ目があるが、切れ目のほうが合わせやすい。 外(排気)側は、0.25mmのゲージを使う。 11mmのレンチでロックナットを緩める。 ソケットレンチより、メガネレンチの方が扱いやすい。 ゲージをバルブとロッカーアームの間に通す。 通らなかったら、ペンチ等でアジャスタスクリューを緩める。 ゲージが動かなくなるよう、アジャスタスクリューを軽く締める。 ロックナットを締める。 ゲージはきつめだが外せることを確認する。 外せなかったら、ロックナットを緩め、アジャスタスクリューをわずかに緩める。 内(吸気)側は、0.20mmのゲージを使う。 内側も同様に調整する。 この後、プーリを回し、もう1組の調整を同様にする。 調整終了後、逆の手順でタペットカバーを取り付ける。 ガスケットはオイル漏れや劣化があれば交換する。 その後スパークプラグ、プラグケーブルを装着する。 元どおりになっていることを確認し、エンジンを始動してみる。 特に異音が出ていなければ作業終了。 |