フレンチの巨匠ボール・ボキューズの直弟子ジョエル・ブリュアン氏が東京ミッドタウンのOPENに合わせて表参道のお店から移転しました。 平日のランチに予約をして訪問。東京ミッドタウンがオープンして20日程度ですが、ランチタイムはどこも長蛇の列、もしくは予約で一杯のどちらかの状態。それでも2日前に電話して予約する事が出来ました。 お店は桜が見えるテラス(既にほぼ葉桜でしたが)に面したそれほど大きくない作り。 一人なのでカウンターに通されました。カウンターは奥行き方向が広いので一人には十分な広さでしたがちょっとシンプル過ぎでしょうか? 今はまだランチは1コースしか無いとの事で、¥7000のコース(メインを1皿に押さえた¥4000台のコースも選択できます) 突き出し、空豆のフリット 塩味が付けてあるのでそのまま頂きます。 前菜:色々なお肉のパテと、帆立とムール貝のスープ仕立てのいずれかを選びます。 帆立の、、の方を選択。帆立を白ワインで煮詰めてムール貝、オマール海老と共に。 クリームベースのソースは少し帆立の苦みも強調されていて、パンに付けて全て頂きます。 お水は自然発砲のBADOIT(バドワ)「フランスではみんなこれを飲んでいるんですよ、日本で出せるようになるなんて感激です。」と支配人さん。ちなみにお値段は¥700で希望小売価格¥420から考えると良心的でしょうか。 お魚のメイン。鮭とほうれん草をパイで包んで、バルサミコと生クリームのソースで。 パイも鮭も同じ食感でふわっと食べられます。 |
ワインはメインのお肉(豚)に合わせて しっかりとした赤でピリピリした物を、、とお願いして出てきたのがこれ ビオディナミワインなんだそうで、 Clos Fantine Faugeresグラスで¥1000 お味は正に注文通り。ネットで調べたら通販では¥2000位なのでこりゃ買っておいたら重宝しそうですね。 メインのお肉は豚を丸のままスモークして薄切りにして甘めのソースとジャガイモと茸の付け合わせで。 お肉は柔らかく、表面は少しパイ皮(?)が着いていました。 付け合わせまで含めてまあ、見たままです。 デザートはワゴンから好きなだけ。 お腹いっぱい気味だったので小さめに取り分けて貰いました。 ワゴンからの取り分けでもちょっとした飾り付け(生クリームとか、粉砂糖とか、、、)が有るかと思っていたのですが切っただけ(^^)でした。 最後にコーヒー(美味しい)と小菓子でおしまい。 サ10%で税込み¥10600 メニューの幅はこの後広がっていくでしょうし、ランチタイムで一回りしか予約を入れない方式で接客も行き届いていました。 お料理はスペシャリテを期待すると肩すかしかも知れませんね。 |
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元『ダ・クイ』の大迫シェフがのシェフ一人、サービス一人の小さなお店を銀座に開きました。 場所はJR有楽町の駅からプランタンを目指し、その裏ZOE銀座のもう1本裏の細い道沿いにあります。お店は2Fで黄色い看板は出ているのですが、1階は別のお店(喫茶店)になっていて見過ごしそうなロケーションです。(場所はこの後移ると言う話も、、、、) このお店、ネットで下調べをしておいたのですが、色々な人たちの感想が少し面白い事になっていて、、多く見かけるのが 『店員さんに気分を害した。』 一方で 『店員さんが面白かった』という意見も多かったり、料理に関しても『繊細』と言う人も多いし『味濃いめ』と言う人も多かったり、、なかなか意見が分かれている様です。 店員さんについてはほとんどが、料理の量を勝手に決められた、(当店は量が多いので皿数を少なくしろと言われた)という物が多くて。まあ、この手のトラブルは良くある気がしますね。 それよりは料理の評価が分かれている事が不思議で、 繊細としっかりした味、、、とずいぶんな評価のブレだなぁ、、と興味津々で訪問したのでした。 週末のディナーに予約をして訪問。席数は少な目なので(20席位?)予約は必須の様でした。店内は黄色を基調としていて、大きめのBGMがかかりワイワイと料理を楽しむといった印象です。テーブルは小さめで席の間隔も狭めです。奥まったところに6人程度?の別テーブルもある様ですので、希望する場合は予約の際にお願いしておくのが良いでしょう。 階段(もしくはエレベーター)を上がって、ドアを開けると坊主頭の噂の(笑)店員さんが元気に出迎えてくれます。メニューはアラカルトのみ(事前予約すればコースも可との情報もあり?)それほど種類は多くないですが、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ 各5種類程度から選べます。(参考 当日のメニュー内容) 店員さんは 『そーですねぇ お一人様だと 前菜、パスタのどちらか1品とメインで2品になると思いますよ。うちはパスタが多いので、、』 女性2人のお客さんには前菜、パスタ×2、メインで4皿にした方が良いですねと事前調査通りのアドバイスがありました。 ここで『前菜も食べたいんですけど、、』とか言うと 『いやいや うちは量が多いので無理だと思いますよ』とかなって初めての人はびっくりしちゃうのだな、、などと思いつつ、まずはオススメ通りパスタとメインで注文しました。飲み物はスプマンテと赤をグラスで(それぞれの種類は1種類だけでした) まずは泡物をグラスで頂きながら¥900 パスタ『仏・モンサンミッシェル産ムール貝、フレッシュトマトソースのスパゲティ』¥1800(写真上) ムール貝は小粒ながら味は(そこそこ)しっかりしてフレッシュトマトのソースに旨味がしっかり移っていました。基本を押さえていて、(正直うなるほどでは有りませんが)美味しいです。パスタに最適とされるモンサンミッシェルのムール貝はこれでもかとたっぷり入っていました。 問題の量ですが・・・普通です。 いわゆるプリモの位置づけの少量のパスタの印象からすれば多いと言うことになりますが、パスタメインで食べるようなお店であれば普通盛りです。具体的には乾麺で100gだそうです。上の写真で確認してください。 なるほどこれで『ウチは量が多いから前菜はやめた方が良い』と言われて、『私はたくさん食べるので。。』と食い下がっても絶対食べられないからやめておけと言われたらムッとするかも知れませんね。 グラスのスプマンテが終わったタイミングで 『シロ?』(白ワイン?)と聞かれましたが(ため口か(^^))ビールを注文¥800。トマトのソースとあったのでイメージが 違ったのですがムール貝ですから「シロ」も有りでしたね。 ビールはイタリアンにしては珍しく地ビール。香りの強いタイプで肉料理に合わせるには良いと思いました。 |
そんな訳で、事前情報を活用し、『このパスタの量だったら全然平気なので、前菜も追加します』と言って 『鴨のフォアグラと苺のソテー、キャラメルソース』¥1800を追加。 これは、注文して正解。これを頼まなかったらお店の印象はずいぶんと違ったと思いますし、その後の料理を理解できなかったかも、、といった一品でした。 鴨のフォアグラは普通のフォアグラより少しさっぱりしていて、これに焦がしたキャラメルの甘さと苦さ、大粒の黒こしょうの辛さ、苺の甘酸っさの組み合わせが抜群、正に繊細な組み合わせです。ただし、素材そのものはしっかりした味の物が組み合わせてあるのですね。 ※ 鴨のフォアグラと言っても 野生のマガモを家畜化したアヒルの事を指すらしいです。 ↑ サラダではありません、 『牛ロースの炙り焼き苦み野菜とバルサミコのソース』¥3000 野菜をよけるとかなりしっかりとした噛み応えのロースが出てきます。 メインも少量では有りませんが大盛り!と言うほどでもありません。野菜は香り、苦みの強い物、肉の味付けは塩は控えめながら焦がしと多めの黒こしょうで苦みと辛みを強調。バルサミコでさっぱり仕上げています。 しっかりした味の素材を計算された手法で味付けしていて、繊細かつ力強い味付けになっています。 鴨のフォアグラで香りと苦みの計算された調理が理解できていたのでメインの狙いも伝わってきました。 メインのタイミングでグラスの赤を貰いました。銘柄不明ながらいかにもイタリアといったSg主体の品種でしょう。グラスでももう一種類くらい重い赤とか選べるとうれしいですね。ボトルのワインもリーズナブルなようなので (普通)2人以上で行けばそちらを選べば良いのでしょうが。 途中店員さんとも何度か話をしましたが、『実際 自分もコンクライ食べちゃいますよ!』とか、『金曜の夜なんでガッツリ行っちゃいましょう』とか、、なるほどいかにもトラットリア的なノリの応対で最初から分かっていて一緒に楽しめれば良いようですね。 更にドルチェを追加して、 『有機栽培 苺のミルフィーユ クッチーナオオサコ風』¥1000 『今日の中ではこれが一番ボリュームが有るかも知れないですね』と運ばれてきたのは。 タワー、、、、〆の1品にしてはでかかった。写真のお皿はパスタなどと同じサイズです。 お店は 少々お調子者の(失礼、、)サービスがいる トラットリアで実は繊細な味付けが隠された料理があって、そのメニューを見抜ければ満足&リピーターになっちゃう といった所でしょうか。 シェフと2人で切り盛りしていますので特に時間的(サーブのタイミング)にきめ細かなサービスは出来ていません、時にはシェフ自ら料理を運びます。その分値段を抑えていると思います。 このポイントを押さえておけばきっと楽しい時間が過ごせると思いました。 コーヒー¥400 席料¥300 で合計¥10800(普通は料理をシェアするので飲み物込みでももう少しリーズナブルだと思います。 2007.1 の情報 |
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大通りから1本入った小道に白を基調にしたお店はあります。 平日、月曜日のランチを前日に予約をして訪問しました。12:00の時点で一番のりだったのですが、程なく予約のお客を中心に席はだいたい埋まっていた様子 です。 この日に関して言えば予約しなくても問題なかった気もします。 テーブルや席の間隔はそれほど広くない物の、席を離して案内していくので窮屈では有りませんでした。 事前予約でお任せコース¥5000を注文。 アミューズ: モッツァレラのムースにトマトとブラッドオレンジのピューレ。モッツアレラのムースはそのままの状態よりモッツァレラチーズの風味が強調され口の中に広がります。 他のお客さんの前菜などにも使われていたので定番の品なのでしょう。トマトのピューレの力強い野菜の風味とブラッドオレンジのさわやかさ、浮かべてあるオリーブオイルも味の強い物でしっかり主張していていきなり やるじゃん!と期待させる一品なのでした。 イベリコ豚の生ハムは厚めにスライスされ、水なすは まるで果物の様なみずみずしさ、トマトも味の濃い物です。食べ崩していくと中に生蛸が隠れていてバジルソースで全体をまとめています。こちらもなかなか美味。 |
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最初に目の前に
用意されているお皿を指して「このお皿は3Dである文字が浮かぶようにデザインされています」となぞなぞが始まります。(私にはわからず、お皿は下げられてしまっ
たので正解発表は無しです(^^)) |
前菜: フォアグラのブディーノ・モスカートダスティーのゼリーを添えて(写真左下)。 フォアグラのムースのこってり味にモスカートダスティの甘さと酸味を合わせてカリカリのパンやポテトチップも盛り込むことでふわふわ、プルプル、カリカリの食感を一気に頂 きます。 パスタ: うどと白魚のスパゲッティ パスタはAOペペロンチーノ。辛くはないですが味はしっかりと付けてあります。白魚はフリットでうどのしゃきしゃき感とフリットカリカリを楽しむのが狙い でしょうか。白魚の身がしっかりしているのでフリットはカリカリまではいってなくてちょっとふかふかでしたが、スパゲッティを絡めた後にフォークの先でうどと白魚を刺して一気に食べ ます。 グラスワイン、赤で頼むと トスカーナ2種と シチリア1種類を持ってきてくれ 、結局シチリアの物にしました(\1800) Tancrediタンクレディ(たしか2002) 。 酒屋で\3500くらい お店でも¥6000くらいのワインのグラスとしてはちょっと高いでしょうか?、、(ランチだし) 魚料理: 黒魚の香草蒸し リゾットを添えて テーブルの脇に調理台が用意され、ル・クルーゼの鍋とメインの魚(クロウオ)と香草が運ばれて来ました。鍋の中には熱した平石が敷かれ、その上に香草を乗せ(軽くジュワ音)黒魚を重ねてお湯を廻し入れ蓋をして蒸し上げ ます。 蒸し上がった頃にガラス容器にイタリア米の野菜のリゾットが運ばれ、黒魚と盛りつけソースをかけてできあがりdす。 シンプルな調理法ですが淡泊な黒魚の旨味を逃さず、かすかな香草の香り がすがすがしい一品です。 それにしても盛りつけた量の10倍は有ったであろう残りのリゾットは捨てちゃうんでしょうねぇ。 肉料理: イベリコ豚のロースト 季節の野菜サラダと共に イベリコ豚は8cmくらいの小さい物ですが、独特の甘みともっちりとした食感が抜群。 ソースはさっぱり系で”しそ”の葉が刻んであります。 付け合わせの野菜は別のカップ状のグラス容器で カップの底にはカポナータ、その上にフレッシュサラダ(と花びら)で提供されます。カポナータは甘みもしっかり出ていました。 お店を出てからデジカメで撮っておいたメニューを見て気がついたのですが、メニューによるとここで「果物の冷たいスープ」が有るはずだったのですが、出て 来ませんでしたねぇ。ただしお店のHPにあるメニューにはスープが無いメニューが載っているので本当に無いのかもしれませんが。。 デザート: ワゴンにずらりと並んだデザートは チョコレートケーキ・モンブラン・マンゴーのなんたら。。・パンナコッタ・ベリーのショートケーキ・フルーツポンチ・ティラミス・クレームブリュレ・苺のタルト など、など、、 苺のタルトをお願いしたら「何種類でもどうぞ」と言われたのでもう一品追加し ました。 コーヒー、小菓子:プチフールの花束。 インパクト十分。ディナーだったら これをゆっくり食べてまったりするのでしょうか。お土産に箱に入れて持ち帰りにしてもらいました。 サービスはさすが「ひらまつ」のソレで かなり身近にたくさんのスタッフがいるのに圧迫感の様な物を感じさせず居心地の良い物 でした。ここはまた来たいと思いました。 ランチB \8500、水(ガス入り)\1000、グラスワイン \1800、サービス料 \1460、計 \12760 (2006.3現在の情報) |
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丸ビルの高層階、有名シェフ 山田広巳氏のお店、青山の本店の他 たくさん店舗があるようです。 新丸ビルができてから半年後ぐらい に予約なしでおじゃましました。11時の開店と同時 にお店に到着。「12時からは予約が入っていますので、パスタのコース(時間が短い)なら窓際があいていますが?」と聞かれて何も考えずにじゃあそれでとお願いしてしまい パスタのみのコースにしてしまいました。 景色などどうでも良かったのでフルコースにするべきでした、、、 窓からの景色は近くには高い建物もなく夜は綺麗なんだろうな、、と思われました。 ランチはAからDまでの4コース。Dコースがメイン有りだ だったのですが、前記の通り一時間のタイムリミットでしたのでCコース\3500を注文しました。 |
アンチパスト、牛テールのにこごり(写真左)。 (2003.3現在の情報) |
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