ベネチアのそば、バドヴァにある3つ星リストランテ「Le Calandre」が新丸ビルのオープンに合わせて初の海外進出しました。料理界のモーツァルトと称されたマッシミリアーノシェフは28歳という若さで最年少3つ星を獲得したそうです。 新丸ビルのオープンから3日目に伺ったのですが、予約は丸ビルオープンの4/27でないと開始されないと言うことで予約は直前の2日前。ランチで一人である旨を告げると、カウンターで¥4500のコースのみならと予約できました。 (実際の所、新丸ビルのどの飲食店舗でも少し並べば予約なしでも問題なさそうでしたが、、) と言うわけで当日並んでいる人たちを横目に「予約してあるんですけど」と入店。カウンターではなくテーブル席が用意されていました。お店の端にあるソファー席はゆったりしていますが そこ以外はちょっと狭め。特に隣のテーブルとの間隔は25cm程度です。 このお店、東京店はカジュアルな展開と言うことで ナプキンもクロスも紙のシンプルな物です。 イタリアの辛口スプマンテ¥1575で喉を潤しつつ、 「軽い前菜”チケッティ”3種類」 トマトソースのミートボール 前菜なのでトマトソースは酸味が強めにしてあります。 鰯のマリネ(だったかな、、)シチリア風。鰯の上にはカラスミや乾燥(?)トマト、鰯の下には茄子のムースと凝った一品です。鰯がもう少し強めの酢で締めてあればかなり良かったかも。 ポレンタ(トウモロコシ粉を水などで溶いて固めた物)の間に白身魚のすり身を挟んだ物。 ポレンタは結構固く お隣の年配の女性はフォークで何とか食べようとボロボロになってしまって 「もう勘弁して欲しいわぁ。。」と嘆いていました。私は手でつまんで食べましたが。。 |
「スパゲッティアッラカルボナーラ”イルカランドリーノ”」 美味しいです、が、、カルボナーラ、、一定のレベルのお店だったらどこでも同じような味なのでは?? と言うことでこのお店の実力はパスタからは分かりませんでした。隠し味で八角が使われていてそのあたりがちょっとした工夫でしょうか。 ここで、中重の赤ワインをグラスで注文¥1890 グラスにしては高め。。。 ベネトの一本で La Monticchia の CAPODILISTA ボトルだと¥12000位の様です。 「滋味 若鶏腿肉のロースト ローズマリー風味のポテトを添えて」 ポテトをどけると 腿肉が出てきます。 料理の味自体は見たままだったのですが、(ソースはシェリー酒でした)その食感は特筆で、トロリとした腿肉の表面には粉が振ってありカリカリと言うよりサクサクの皮に仕上げてあります、付け合わせのポテトもほぼ同じ食感のサクサク。 これが3つ星の片鱗か?などと納得してしまいました。 新丸ビルのお店はどのお店も厨房がのぞき見できるようなのぞき窓が付いていて、、ちょっと見ていたら鶏は2人前程度で真空パックされた物を使用しているようでした。 一度そのまま湯煎して粉を振って揚げるのかなぁ?? 「甘酸っぱい林檎とヴァニラクリームのさくさくパイ仕上げ」。 これもレベル高めでした。 甘めのパイの間にヴァニラクリーム。これだけだと甘ったるいのですが、酸味の効いた林檎の果粒がたくさん入っていて、更に林檎のジュレが1層。それでもまだ甘い場合は(多分林檎の)酸っぱい泡ムースを合わせて食べます。 パン、コーヒー 以上で¥7965 お料理だけなら¥4500です。 お店は開店3日目とは思えないしっかりとしたサービスで、この日はお兄さんのラファエル氏も来日し接客の陣頭指揮を取っていました。 今回のお料理では「大きな感動」とまでは行かなかった物の、、またディナーでも利用してみたいと思いました。 おまけ、新丸ビルの1Fにはこのお店のフードショップがあります。プチフールをお土産に買って帰りました。(美味しい)
2006.6 ディナーで再訪。\8000のコースを頂きました。 前菜:卵のカルボナーラ風
卵の殻を利用した容器で、正にカルボナーラのソースにタマネギのピューレでアクセントを付けてパリパリのトッピングを添えて、、、前回同様、前菜のポイント高いです。 |
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イタリア料理人のプロの育成を目的とした『ict食文化企画』 の代表 長本和子さんが満を持して白金台のプラチナ通りに開いた 小さなお店。 白金台駅の一番出口を出て 外苑西通り(通称プラチナ通り)を10分弱 歩くと小さなお店が現れます。 事前にお店のホームページで外観を見ていたので迷いませんでしたが、大きな看板が有るわけでもなく、初めてだと戸惑うかもしれませんね。 店内はこぢんまりしていて、テーブルの間隔も比較的ゆったりしていてシンプルな内装です。2階は時間と曜日に制約が有るものの 貸し切りで利用できるようです 平日にランチを予約して訪問、予約自体は難しくないようですが、席は全て『予約済』のプレートが有りましたので予約するのが確実でしょう。 ランチは\1800,\2400,\4000の3コースのみで、\4,000のコースをいただきました。 まずはスプマンテ。ランチでもグラスで2種類から選べました。引き脚のグラスはリーデルのグレープシリーズだと思います。 アンティパストミスト。左上より 時計廻りに グリーンピースの暖かいスープ、しっかりとした滋味溢れる味です。 トウモロコシの粉で作った煎餅。見た目より柔らかい食感。 白レバーのクロスティーニ。レバーはきめ細かくバルサミコは上質。 パプリカのマリネ しっとり柔らかく仕上がっています。 マグロの表面をグリルしてレモンで仕上げたもの。マグロは少し筋張っていましたが、味付けは好みです。 タコの吸盤のマリネとピスタチオのハム仕立て。タコは柔らかく、ハムもふんわり半ペースト状に仕上がっていました。 前菜から分かることは 非常に正確にオリーブオイルとビネガーを使いこなしていると言うことです。 |
パスタは各地方のいろいろな(手打ち)パスタが選べる所が売りになっているようです。メニューを選ぶ際にパスタの見本を持ってきてくれます。 選んだのは、猪のラグーのパッパルデッレ いかにも 猪のラグーだなあ と言った味。量はプリモのそれで50g位?少なめです。 このタイミングでグラスの赤ワインを追加。 自家製のパンは 美味しくて 散歩から帰ってきた猫のお腹の匂いがします。なんだそりゃ(^^) メインは甘鯛のポワレ 野菜たっぷり。 鯛の皮の使い方、しっかりとした味付け共に良い仕事です。野菜はもう少し固いゆで加減の方が好みでした。 ドルチェは別料金(と言っても\300)カッサータをシュー生地ではさんだ物です。こちらは普通ですね。エスプレッソでしめておしまい コース\4,000+ドルチェ\300+スプマンテ\1,300+グラス赤ワイン\900+サービス10%\650 合計\7,150 一つ一つの料理は丁寧に作られていてどれも美味しいのですが、驚きとか感動とまでは行かず、、、その割には安くないかなあと言うのが感想です。 全体の量は男性だったら少し物足りないと思います(ターゲットが奥様でしょうからそれで良いのでしょう)。 あ、全席禁煙です。アリガタイ(^^)あと ソムリエがかっこいいです。 ネットで調べるとお魚やジビエも珍しいレシピも有るらしいので、たまたま今回がポピュラーな食材だっただけかもしれません。 これだけ基本がしっかりしていて珍しい食材が出てくるのであれば印象がかなり変わると思います。 2007.2 の情報 |
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ナポリピッツァを日本に広めた功労者 サルバトーレクオモ のお店。 都内を中心にデリバリーとイートインの型式でナポリピザのお店をたくさん展開しているようですが、六本木ヒルズのこちらはリストランテ型式で前菜からメインまでコースで楽しめるお店です。 六本木ヒルズ、WESTWALKの5Fのお店は 他の店舗と同一フロアにあり、順番待ちの椅子が置いてあったりしてデパートのレストラン街??的な外観です。 ほぼ満席だったのですが少し遅い時間で丁度席が空いたタイミングで、ディナーコースを頂きました。 店内は比較的大きめのBGMにALL日本人の店員さんたちが大声で 「ボナセーラー」「ウノペルファボーレー」と片言のイタリア語を連呼していて、お客さんもそれに負けないくらい大声で騒いでいると言う状態で、よく言えば活気があり、悪く言えばうるさかったです。途中でハッピーバースデーと歌い出したり、、、 まあ、金曜日の21:00過ぎという時間帯も有るでしょう。 オープンキッチンを囲む形で小さめの2人テーブルがずらーっと並び、片側の座席はずーっと長いソファー、隣のテーブルとの間隔はかなりせまくテーブルの大きさも一人でもちょっと狭いくらいでした。 奥の方にはやや落ち着いたボックス席も有るようです。 客層はオヤジ+綺麗なお姉さん もしくは お姉さん×2 もしくは若いカップルといった感じです。 コースは¥7800のコースで 前菜からデザートまで全てアラカルトから選べるコースになっています。 パン:アンチョビが練り込んであるバターと、普通の(多分)バター、オリーブオイルがあってどれでも好きな物を付けて食べます。 |
前菜:金目鯛のカルパッチョ ベリーリーフを添えて。都内で生の金目鯛とは珍しい!そこそこ脂も乗っていて、前菜が来た時点で素材にお金をかけている事が期待できました。味付けはバルサミコとジェノベーゼソースでかなり強め。脂ののり具合からキンメの甘みも出ていたと思うのですが ソースでマスクされてしまってよくわかりませんでした。。。 ピッツァ:カプレーゼ。 (写真左)コースの一部なので20cm程度のスモールサイズでした(良かった)。ナポリ風もちもちの生地に程良い焦げ目、具(バジル、モッツアレラ(普通のコク)、ミニトマト(そこそこ甘い))は全てフレッシュの冷たい物を後載せにしてあります。普段ピッツァを食べないので、イタリア料理店で食べるピッツァなんてローマで食べて以来。日本で食べたのは、、、10年以上前だったりして。 パスタ:ジャガイモの冷たいニョッキに少し小さめのトマト(さっきのピッツァよりもうちょっと甘い)タラバガニの身を白バルサミコ(かな???)とオリーブオイルで仕上げてあります。 ニョッキの食感はそこそこ。ソースは私にはちょっとしょっぱく後半きつくなってしまいました。 メイン:子羊の濃厚トマトソース。子羊にトマトソースでどう合わせるのかな? と思っていたら 小切りにされた子羊肉にスパイシーナトマトソースがかかっていました。メキシカン(^^)?更にジェノベーゼソースと謎のスパイスもふりかけてあり 酒のつまみ的なお味。 子羊は柔らかく、旨味も有るようでした(ソースにマスクされ気味でわかりにくかったのですが、、)。小さな野菜や、生ハムの皮を揚げた物も添えられています。 メインに合わせてグラスワインを注文。 赤で選べるのは3種類。写真付きで用意されていたのでいつも同じかもしれません オーストラリアのメルロー¥900 イタリアのメルロー¥1200 イタリアトスカーナのメルロー+Sg¥1800 フェラガモが作った”イルボッロ” 好みの物がグラスであったので迷わずこれを注文。ボトルでも\10500だったのでかなり良心価格だと思います。 デザート:カッサータ 素材が良く スタッフもフレンドリーで 値段も安いのですがお店の雰囲気、味の好み 共に合わない感じでした コペルト \ 500 コース \7800 グラスビール \ 850 グラスワイン \1800 サービス10% \1095 合計 \12045 ディナーなら安いかな、、 (2006.5の情報) |
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ミラノの2つ星リストランテ初の海外出店”サドレル”。 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通りゲートタワー3Fにある グラナダグループのお店。 エレベーターで3Fに上がるといきなり受付が現れます。ここで南イタリア料理中心でよりカジュアルなレスタジかサドレルかを聞かれて入店します。 真っ赤なソファーのウエイティングスペースでしばらく待ってモダンな店内に案内されます。椅子や家具は上質な物で席の間隔も広く快適。 訪問したのは1年以上前でメモを取っていなかったので正直詳細を忘れてしまっているのですが思い出しつつ書いてみます。。 ランチで利用。アミューズ 。 サツマイモチップ(かなぁ)、パルミジャーノのチップス(かなぁ?)網状に仕上げる手の込み様。パスタのフリット風(かなぁ)、1cm角のマグロに球体のソースをワンスプーン(ミニ)で、鶏とパンのクロスティーに風(かなぁ?) |
最初のパンとオリーブオイル。ヒトキレ??と思っていたら後から別のパンも出てきました。 アンチパスト。 リコッタチーズとピーマンのムース(だったかなぁ)香草を添えて。コクの有るふわふわのムース。ピーマンの苦みと香草が相性ぴったり。 見事なまでに細く仕上げられたグリッシーニ、筒状のフォカッチャ、葡萄のパンなど。 高知産(だったかな?)フルーツトマトとブリのカルパッチョ(写真左)、生オリーブと、カイワレを添えて ルッコラのソースで。 このフルーツトマトが「バルサミコに漬けてあるのか?」 と言うくらい強い味で甘酸っぱい お店の人曰く当時シェフのお気に入りだったそうだ。 パスタ ラビオリ、空豆とパンチェッタペコリーノ(かなぁ)チーズで メイン(写真上) ブルターニュ産オマールエビ、シャコにさくさくのトーストの衣で、本マグロのたたき風バジルのソースとサフランのソースと赤ピーマンのソース。 チーズ 自由に選べるんだけどおなかいっぱいだったのでちょっとにしたら別料金だった。¥1500? ドルチェ バナナのキャラメリーゼ、パイナップルとパッションフルーツの種など コーヒーと小菓子。お水¥1000? 合計10000円ちょっと イタリア人スタッフのサービスはそつが無く、お茶目な仕草もばっちり決まっていた スタッフの対応は比較的カジュアルで 昼間は明るい店内で心地良いランチが楽しめた。 (2005.5現在の情報) |
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住宅地の中にひっそりと現れる水色の看板。 地下に降りる形の店内はこぢんまりとしていて、平日のランチでの利用で空席も目立つので特に予約は必要は有りませんでした。 \7980のランチコースを注文。飲み物は スプマンテ\1200 とグラスワイン\600(安い、、)。
「前菜5品盛り合わせ Antipasto
Misto」 |
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