北の海

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作品情報

作品名 北の海
さくひんめい きたのうみ
初出紙 東京新聞、神戸新聞、中日新聞、西日本新聞、北海道新聞[1]
連載期間 1968年12月9日〜1969年11月17日[2]
連載回数 340回[2]

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
新潮文庫 - 北の海
新潮文庫 - 北の海(上・下)
中公文庫 - 北の海
井上靖全集 19 長篇12

ちょっと一言

おなまえ 日付 ちょっと一言
どばさん 2001.02.21

北の海は私が読んだ青春小説の中では最高傑作です。初めて読んだのは15年前ですが、それから20回は読んでいます。この小説と出会って、私は人生が変わりました。人生のもやもやが吹っ飛びます。切に映画化されることを望みます。

ひかりさん 2001.04.27

井上靖さんの本は7〜8冊読みました。この作家さんはすごく文章のうまい人だと思う。当たり前のことを言うようだけど、読んでて頭にその情景が浮かんでくるからです。「北の海」を1番最初に読みました。それからファンになりました。

宇部のひとさん 2001.11.02

北の海は高校一年の一学期に読みました。洪作の『夏草冬波』以後の姿のことが書かれていて、とても面白かったです。僕も柔道部にはいっているので共感するところがありました。

いしさん 20012.9.22

「北の海」は高校生の時に読み大好きになりました。大学受験も一時は金沢大学を考えましたが、結局地元の大学に進みました。今は北陸で働いています。年に何回は兼六園などに行って、金沢の街を楽しんでいますよ。

掲示板から

おなまえ 記事No.
日付
書き込みから
まえださん [93]
2000/05/09

洪作少年と同じく青春時代にスポーツに打ちこんだ者として共感するところが非常に多く、また自分の気持ちに素直に行動し、一途に柔道に打ちこむ洪作少年を羨ましくも感じたものでした。

藤瀬浩太郎さん [1009]
2003/06/01

ほーんとこの三部作大好きで、何度読み返してもあせることのない青春の輝きがまぶしいです。加えて人の出会いが人生のターニングポイントになることがうまく描かれているなと思います(「白ばんば」でのおぬい婆さん、「夏草冬涛」での金江や藤尾たち、「北の海」での柔道青年たち)・・まぁ自伝的要素も強いみたいなんで当然といえば当然なのかな?・・・でも続きが読みたかったなぁー。。

こころさん [1077]
2003/08/16

読んですがすがしくなりましたね。青春っていいなぁって!

それになぜか私のなかではこの三部作は夏にぴったりのイメージの作品なのです。

今の時代に『夏草冬濤』『北の海』みたいな学生同士のつながりってなくなってきているから、この時代っていいなぁ、って単純に思いました。

これといった大事件が次々起こるわけでもないのに、どうしてこんなに面白く又うまいこと書けるんだろう。やっぱり井上靖はすごい。

登場人物一人一人の描き方が実にうまい、「うまい事表現してるなぁ。」とクスクス笑わせられたり、登場人物の言葉にジーンときたり・・。

いい小説ってこういうものなんだなぁ、つくづく思いました。

関連サイト

野良犬少年!? 野良犬少年さんの、『しろばんば』『夏草冬濤』『北の海』のホームページです。いろんなページや企画があって楽しいです。三部作好きは、今すぐ行ってみよう!

参考

[1] 井上靖ノート

[2] 旭川市・井上靖記念館ホームページ

文庫本限定!井上靖館作品