作品名 | 四角な船 |
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さくひんめい | しかくなふね |
初出紙 | 読売新聞[2] |
連載期間 | 1970年9月16日〜1971年5月16日[2] |
連載回数 | 239回[2] |
文庫/全集 | 巻 | 文庫本名/副題 |
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新潮文庫 | - | 四角な船 |
井上靖小説全集 | 31 | 四角な船 |
井上靖全集 | 20 | 長篇13 |
おなまえ | 記事No. 日付 |
書き込みから |
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ころすけさん | [740] 2002/07/31 |
四角な船はかなり異質な作品といえますが、読んでいけばやはり井上作品だなあと思うはずです。登場人物も個性的な人たちばかりで楽しいです。(なぜかは読んでいけばわかります) 個人的に棟梁が好きです。恋愛ものではないけど、ある種のロマンがあって個人的に好きな作品の一つです。ぜひ読んでみてください。 |
スモールパインさん | [774] 2002/08/25 |
「四角な船」読み終えました。読み終えた後の読後感はなんとも心地いいものでした。造船所のおやじには人間的な温かみを感じまして私も作中で一番好きな人物です。でもこの作品は一応社会派小説とされていますが小生とてもそうとは思われず、これは大人が読むべき寓話ではないかと思います、30年前の作品なのにその意図するものは,逆により現在にあてはまるのではと考えます。この作品は新規に読んだ本の中でも久々に面白い本でありました。 |
ぺさん | [1274] 2006/11/24 |
他の井上作品とはかなり違った作風にただ圧倒されました。 丸子が甍と接触するのはたった1回、しかもかなり短い時間だけで、後は本人は出てこないという展開には大変驚かされました。 しかもそれでいて登場人部物の心の中には常に甍という人物が存在していて、少なからず甍に会った人は彼に心酔してしまうという描写は、実際に甍を登場させる以上に彼の不思議な魅力を物語っていたように思いました。 |
silkroadさん | [1493] 2002/08/25 |
「四角な船」はなんとも言えない幸せな気分にさせていただきました。宗教的でありロマンであり童話であり甚だ現実的であり・・・人間の幸福について考えさせてくれます。 |
[2] 旭川市・井上靖記念館ホームページ