掲示板ログ 2002年7月


[717] 山本富士子さん 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/07/02(Tue) 03:08
snafkinさん、はじめまして!
文学館に行った時に、友の会があるというのは何かで見て知っていたのですが、読書会の歴史がそんなにあったとは驚きました。
先生を直接知っている方のお話が聞けるなんて、貴重な機会ですね。
もう少し近くにいれば、是非行ってみたいですが…。
また、機会があれば参加してみたいですね。
その時は、よろしくお願いします!

徹子の部屋、見ました!
もしかしたら、井上靖の作品がチラッとでも見られないかな〜、などと思っていたけれど、残念ながら、それはなかったですね。
それにしても、非常に多くの映画やドラマに出演されているのですね。
若い頃の写真も出てきましたが、さすが、お美しかったです。
これで、井上靖の登場人物だったら、風さんの仰るようにクラッときていたかも知れませんね(笑)
こうなると、『いのち燃やして』も読んでみたいですね。

[718] 山本富士子さん、そして映画「猟銃」。 投稿者:伊豆 投稿日:2002/07/03(Wed) 04:21
>ばりばり蟹座さん
見てくださってありがとうございます。
さすがにもう寝ようと思っていたのですが、うれしくてこうして書きこみしています(何時や?爆)。
現在の山本富士子さんは70歳です。今に生きる「氷壁」の八代美那子、「憂愁平野」の納所亜紀だと僕は思っています(笑)。
山本さんは現在、舞台での活躍が100%でテレビは最近では「徹子の部屋」「NHK−BS2 シネマ・パラダイス(ゲスト出演)」ぐらいなのでなかなかお目にかかれないです。

山本さんが美那子を演じたのは26歳、彩子(「猟銃」)を演じたのは29歳、亜紀を演じたのは31歳の時です。しかし、今と違って「大人が大人らしい時代」なので老けてるとか時期尚早では決してなく、山本さんは見事に彼女らを演じきっておられます。

井上作品(全てカラー)は残念ながらビデオとかテレビ放映とかなかなかないので見るのは正直困難ですが、当時の山本さんの井上作品と同じ美貌に接するのなら、最近リバイバル上映され渋谷系の若者を中心に大ヒットした「黒い十人の女」(1961年。白黒です。「猟銃」ご出演の年と同じです)という作品がお薦めです。古い日本映画としては雑誌での特集など異例の大宣伝でビデオ化されたので置いてあるレンタル店は多いと思います。
「ばりばり蟹座さんも絶対クラッとくると思います(笑)。
いのち燃やして」も是非ご覧になってください。


>風さん
レスありがとうございます。
僕も川本三郎さんの本を良く読みます。大好きです。
僕にとって川本さんの映画に関する本は服で言うと「鏡を見なくて済む」本です。
「映画の昭和雑貨店」は続々…とたくさん出てますね。
買ってないのですが(爆)じっくり立ち読みしました。
素晴らしい内容でした。

山本さんは井上作品に適役です!
僕は映画「猟銃」見ました。ビデオがSHV(松竹ホームビデオ)から出ています。レンタルビデオ店にありダビングしました。確か廉価版もあったような…これは違ってたらごめんなさい。また廃盤だったらごめんなさい。1度問い合わせて見たらいかがでしょうか?
公開当時、大ヒットしました。
芥川也寸志作曲の哀愁を帯びた主題曲がたまらなく素敵です。
聞くだけで胸に込み上げてくるものがあります。
山本富士子さんの彩子もとても美しいです。
原作はお読みになったでしょうか?ここからちょっと原作&映画版のネタバレです(爆)。
様々な人間模様が繰り広げられた後、伊豆山中で猟銃を片手に孤独な穣介を名優・佐分利信さんがとても見事に演じておられます。
「私、知っておりましたの」みどりを演じた岡田茉莉子さんも巧いです。蒲郡(原作では熱海)での夫・穣介と彩子を見てしまったみどり!
他名場面・名セリフの数々。映画化は(もし皆さんご覧になったらいろいろお思いになるかもしれませんが)詰めの甘いところも正直ありますが僕としては及第点です。我が青春の映画の1本です。
是非、風さんに映画「猟銃」見て頂きたいです。

[719] 暑いですね。 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/09(Tue) 21:28
うだる様な暑さの大阪から帰って来ました。ちょうど大阪城がよく見える部屋に泊まっていたのですが、たまたま「淀どの日記」を読みさしで出かけましたので、大阪城を前に無念にうち震えていました。

管理人さま、私はまだまだ甘かったです。沼津でさんぜんと輝いていた「風と雲と砦」を収録の「井上靖全集」は、都内某区の図書館にはありません。あんなにあの「井上靖全集」は、どこの図書館にもあった筈なのに・・・新しい全集が出たから切り替えたのでしょうか。でも、収録が分かりましたので、根気よく探してみますね♪

snafkinさま、はじめまして。私も文学館で「友の会」と「読書会」を知ったのですが、なかなか伺う機会がなく残念です。先生と「友の会」の皆様との交流は、文学館から出版されている「追憶の記」を読ませていただきました。皆様の暖かい先生への気持ちに触れたり、先生を近くに感じたりさせていただいてます。沼津や三島が遠いのは、ちょっと残念。そうそうお邪魔できないのですが、なにか情報がありましたら、教えて下さい。

ころすけさま、沼津ツアーは楽しかったです。「魚ぶん」と「浜作」に行けなかったのは無念・・・でも、実は帰ってから「夏草冬濤」読み返してしまいました。舞台がちょっと近づいて来たので、また感慨もひとしお。神社はあそこで降りてまっすぐ降りるんだったのね。さすがに三島から沼津まで歩いてみようという決断は出来ません・・・

伊豆さま、いつも映画のお話ありがとうございます。私は先生の作品で見た映画は「しろばんば」だけです。テレビで放映されていたのを見たのですが、確か白黒でした。映画を見たあとに湯ケ島に行ったので、結構ワクワク湯ケ島に行かせていただきました。あの長い小説を映画にするのも大変だったと思いますが、あらためてシナリオで読んでみたいですね。神田のシナリオ古本屋さんに置いてあるかしら?
私も井上先生の作品の女性は、山本富士子さんだと思います。現在、映画化することは女性のイメージが違うかもしれませんね。

では、みなさま。暑いですけど、お身体に気をつけて。

[720] Re[719]: 暑いですね。 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/07/10(Wed) 10:11
 ご無沙汰しております.ふみぱぱです.
今日から九州に出張ですが,台風の影響でどうなることやら.

> 管理人さま、私はまだまだ甘かったです。沼津でさんぜんと輝いていた「風と雲と砦」を収録の「井上靖全集」は、都内某区の図書館にはありません。あんなにあの「井上靖全集」は、どこの図書館にもあった筈なのに・・・新しい全集が出たから切り替えたのでしょうか。でも、収録が分かりましたので、根気よく探してみますね♪
>
yakkoさん,本をお探しのようですね.ここの全集は『井上靖小説全集』のようですね.
さて,『風と雲と砦』はネットの古書店で探すと高原書店に文庫の在庫があるようですよ.
 私は文庫を持っているのですが,まだ読んでいません.『戦国無頼』や『戦国城砦群』に似た感じの作品のようですね.

 私も今度休みの日に時間ができたら,湯ヶ島にでも行ってきたいと思っています(日帰り温泉にでも浸かってきましょうか).


[721] ふみぱぱさま、ありがとうございます。 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/10(Wed) 13:18
台風で、無事にフライト出来ましたでしょうか。九州は台風一過で蒸し暑いらしいですよ。
情報ありがとうございました。さっそくネットで検索してみます。出張、気をつけて行って来てくださいね。

[722] 熊本は暑かったです 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/07/12(Fri) 16:52
 yakkoさんのおっしゃる通り,11・12日の熊本は35度前後の猛暑でした.
 「からし蓮根」と「馬刺し」を食べてきました.おいしかったです.

 今回の台風では各地で大きな被害が出たようですが,皆さん,大丈夫だったでしょうか.


[723] おつかれさまでした。 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/13(Sat) 20:05
ふみパパさま、暑い熊本での出張ごくろうさまでした。東京も台風一過で青空の朝でしたが、毎日うだる様な暑さです。こちらでは、そろそろお盆ですので、道行く人の手にほおずきが多く見られます。
教えていただいた「高原書店」、アクセスしてみました。何故か検索ができないので、こっそり今度職場でアクセスしてみます。

何をするにしても、読みかけの「淀どの日記」が気になって仕方ない日々が続いていましたが、本日読み終わりました。茶々さまの目となって世の移りを見たり、ちょっと突き放して茶々さまを遠くから見てみたりしていました。でも、本当に面白く、続きが気になって毎日、睡魔の限界まで起きて読んでいたものです。
この頃の井上先生の作品は、一気読みしないと済まないストーリーの面白さがありますよね。後期のじっくり想いを馳せながら読む作品も好きですが、私はこの頃の作品が好きかもしれません。皆様は、いかがでしょうか。

でも、「淀どの日記」を読んで、益々今後の「利家とまつ」が楽しみになって来ました。

[724] 台風一過 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/07/17(Wed) 00:44
>伊豆さん
近所の書店で『いのち燃やして』を探してみましたが、見あたりませんでした。
やはり、それなりの規模の店に行かないと、置いてないのかな?
欲を言えば、立ち読みできると嬉しいですが(笑)

>yakkoさん
井上靖の全集を揃えているところは、さすがは沼津の図書館といってところでしょうか。
全集は、同じ市内に市立図書館が幾つか有る場合は、その中の一つの図書館が所蔵していると、他の図書館では購入しなかったりする時もあるようですね。
もしかして、某区の図書館もそうなのでしょうか。

>ふみぱぱさん
幸い、僕の周辺では台風の被害はありませんでした。
6号の時はずぶ濡れになってしまいましたが、7号の時は寝ている間に過ぎ去ってしまったぐらいです(笑)

[725] はじめまして。 投稿者:おおねこ 投稿日:2002/07/17(Wed) 01:29
私も井上靖ファンです。このページを知って嬉しいです。
ゴールデンウィークを利用して伊豆の井上靖文学館へ
行って来ましたが、入り口の横に立ってる銅像は井上靖ではないことにびっくりしました。
私は有名な作品よりもマイナーな作品が好きです。
私の好きな作品は河口です。
まだこのホームページを全部はまわってないので
作品館へよって今後の参考にさせていただきます。

[726] こんなにすごい人だったとは(作品数に驚き) 投稿者: 投稿日:2002/07/17(Wed) 19:06
私は詩が好きで、「高天原」とかはもう、絶句するほど私にとっては、井上靖の真実として心に響くのですが、それが、まさかここまで多面的に、文庫本になって出版されていたことに、職業として文学を全うされた、井上靖氏の正確な生き様を感じます。


[727] クレマチスの丘 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/07/18(Thu) 01:05
>おおねこさん
はじめまして!
実は僕も、初めて井上靖文学館に行った時、てっきり井上靖だと思っていた銅像が違う人でびっくりしました(笑)
あそこの文学館は、一階の資料もすごいですが、二階にある資料室(コーナー?)には井上靖関係の書籍が充実していて良いですよね。
このページが、ご参考になれば嬉しいです。

>郷さん
はじめまして!
文庫に未収録の作品も幾つかありますが、それでも大部分の作品を文庫で読めるというのは、それだけ井上靖が優れた作家であったからかも知れませんね。
ただ、その文庫が、どんどん絶版になっていくというのは限りですが…。
では、これからもよろしくお願いしますね。

[728] きっかけは! 投稿者:うらん 投稿日:2002/07/18(Thu) 07:04
20代にして、”お金”の苦労をいやというほど
知りました(><)!
でも、自分で勝手に諦めて、愚痴で終わる人生だけは
歩みたくないですもんね!!
私の、ポジテイブなきっかけです。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/bany-z/


[729] 無題 投稿者:アーリー 投稿日:2002/07/18(Thu) 19:38
今晩は、今日19日の「レディース4」に山本富士子が出てましたよ。
多分、皆さんは仕事で忙しいでしょうが、プゥ太郎である私は見ましたけど、彼女を始めて見ましたが若い頃、綺麗ですね。 井上さんの映画作品に出て当然な彼女ですね。 
 うらんさん、始めまして、"お金"は若いうちに苦労する方がいいですよ。 ただし、自分で返せる金額でなければいけませんよ。
 私も今から、店でも開こうかと思っていますが、なかなか開業するというのは、難しいものです。

[730] 熱射病寸前 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/20(Sat) 21:11
ふみパパさまから教えていただいた「高原書店」に、どうせなら直接行ってみよう、と町田まで行って来ました。
でも、折り紙付きの方向音痴で駅から1時間以上かかってしまいました。確か4分の筈なのに・・・この暑さの中、まだ頭がガンガンしています。
でもお目当ての「風と雲と砦」はありませんでした。やっぱりネットを通さないとダメなのかしら。「井上靖展」のパンフは手に入れて来ましたけど。それと「道・ローマの宿」の文庫です。明日から鹿児島なので旅のお供で読ませていただきます。

アーリーさま、私は山本富士子さんの番組は見ることは出来ませんでした。残念です。今日、以前のシナリオや関係パンフも探したのですが、目にすることが出来ず、二重に残念。

みなさま暑いですが、どうぞお体に気をつけて。

[731] 無題 投稿者:アーリー 投稿日:2002/07/20(Sat) 22:24
Yakkoさん、今晩は「高原書店」であれば、新大久保にある店が書籍いっぱいありますよ。 3年前によくお世話になりました。 Book-offにもよくいきました。 絶版本も売ってました。(総武線沿いに高原書房はあります。)


[732] Re[730]: 熱射病寸前 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/07/22(Mon) 13:00
 yakkoさんの行動力には恐れ入りました.
 なんだか私のせいで熱射病寸前まで本屋を探させてしまったようで,恐縮です?
 「高原書店」は徳島に倉庫を持っていて,そちらにかなり在庫があるようです.ネットではそちらのものを購入できると思います.
 商品の値段はそこそこですが,送料が安いので自分はたまに利用します(何冊でも送料一律なので,まとめて発注します).

 それにしても暑いですね.
このところ出張が多くバテ気味です.

 昨日,『群舞』という作品を読みましたが,自分にはあんまりおもしろくありませんでした(読み通すのがつらく,ちょっと残念でした).


[733] 帰京しました 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/23(Tue) 20:21
 アーリーさま。高原書店は新大久保にもあるのですか。書籍もいろいろ見てみたいので、今度町田に続いてのぞきに行ってみます。また、なにかおもしろそうなのに出会えるかもしれませんね。

 ふみパパさま。私もネットで注文したいのですが、なんか少しもパソコンをバージョンアップしていないので検索すらできないのです。でも、職場で検索してみたら、本当にいろいろな在庫があるみたいですね。

 今日、鹿児島から帰って来ました。旅館内のにわとりを追いかけまわしたりしながら、高原書店で購入した「夜の声」と「道・ローマの宿」をゆっくり読んでいました。夏休み第一弾。「夜の声」は、井上先生らしい作品状況なのですが、また全然違う作品で。「夜の声」は私が今まで読んだ作品(少ないのですが)とは、異色なのです。どこかで自作解題があったら読んでみたいと思いました。
 「群舞」は、私はまだ読んでいません。あとで管理人さまのデーターでチエックしてみようかな。
                    鹿児島より暑い東京にて。

[734] 無題 投稿者:アーリー 投稿日:2002/07/26(Fri) 20:09
yakkoさん。今晩は、鹿児島に旅行ですか? どのあたりにいらっしゃつたのでしょうか。 東京より涼しく感じたのては。
 私の生れ故郷なんですよ。 都会の人には田舎ておもうのでは。 しかし、都会の行った人は必ずといってもいいぐらいまた田舎に戻りたいと思うのは、なぜでしょうね。

[735] はじめまして、まずはご挨拶を 投稿者:スモールパイン 投稿日:2002/07/27(Sat) 00:36
みなさんはじめまして、初めて投稿します。私は井上靖氏の自伝小説のファンです。いわゆる3部作(しろばんば・夏草冬濤・北の海)を大学生のときに読みまして、いつか3部作に登場する場所や井上氏ゆかりの地を訪ねてみたいと思っていました。今回夏に休みを取って2泊3日の予定で天城湯ヶ島から沼津を旅行しようと思いWEBでいろいろ調べていくうちのこのHPにたどり着きました。すると管理人さんの並々ならぬ情熱や皆さんの井上氏にたいする思いが伝わってきまして驚きです。私もちょくちょく参加させていただこうと思いまして書き込みました。またきますのでよろしくお願いします。それでは

[736] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2002/07/28(Sun) 04:13
アーリーさん、都会に住んでいて田舎を思う人とはまさしく井上先生のようですね。実際にどこに住んでいたかは知りませんが、実際の生活をはなれた、特に自然や美術作品のなにげない登場に、都会でのただ忙しく毎日を送るだけでない何か(いわゆる心のオアシスでしょうか?)を持つことの大切さをしばしば考えさせられます。
ところで先生はどこで執筆活動していたんでしょうか。どなたか知ってますか?
スモールパインさん、こんにちは。僕も3部作から井上作品を好きにな
りました。ふみぱぱさんは現在沼津に住んでおられるのでいろいろ伺ってみたらいかがでしょう。
yakkoさん、まだ「風と、、、」探しているみたいですね。僕は「夜の声」がそれにあたるようです。こういうのがあったほうが、見つけたときの喜びが違うものです。お互い気長にがんばりましょう。

[737] 無題 投稿者:アーリー 投稿日:2002/07/28(Sun) 11:53
yakkoさん、もしかして、新大久保にある「高原書店」に行きましたか?
行ってもないかも、店ごと町田に移ったようですね。ごめんなさい。
 1年前にはネットでも、店紹介していたし、ネットで本を注文して、買ったこともあったのに、時代の変化でしょうかね。
  本当にごめんなさい! アーリーより

[738] 旅行決定でございます 投稿者:スモールパイン 投稿日:2002/07/28(Sun) 14:29
こんにちはスモールパインです。新参者ですのでまずは掲示板過去ログを2000年から一通り拝見しました。いや?すごいですね、みなさん。やっぱり井上氏ゆかりの地を巡っている方が沢山いるんですね。それだけ井上氏の作品には巡行していたいと抱かせる魅力があるんですね。題名のとおり再来週いくことに決まりました。宿も取りました。で、今予行演習もかねて地図を片手に「しろばんば」を読み直しているところです。まだ途中ですが、馬飛ばしの場所はここか、とか、祖父の持越の棚場はここか、でも地図だと持越川の方だなとか、結構新鮮です。来週までに、「夏草冬濤」も」読み終えないといけないので結構な夏の宿題です。最後に、皆さんの興味の参考になるかは知れませんが、
昭和の森文学・自然に親しむ会が昭和の森にて9月22日(日)「文学 井上靖について(講師 勝呂先生)」というイベントを行うそうです。「しろばんば」読み終えましたらまたきます。それでは

[739] 三部作ツアー、楽しんでくださいね 投稿者:yakko 投稿日:2002/07/28(Sun) 19:40
 スモールパインさま。はじめまして。三部作ツアー、是非楽しんで来てください。私も初めて湯ケ島に行ったときには、同行者たちから呆れられるくらい、「しろばんば」片手に湯ケ島を一人駆けめぐったものです。場所が分かれば、別のおもしろさもありますので、この夏もう一度三部作を手にして下さい。また忙しくなりますね。是非、金沢にも行ってみてください。

 アーリーさま。鹿児島最高でしたよ。ご出身地だったのですね。妙見温泉で旅館のにわとりとたわむれたり、霧島やえびの高原を見ながらの露天風呂でのんびりしたり、と大満喫でした。宿の人も親切でしたけど、西鹿児島で路面電車に乗っていても、おばあちゃんから親切にしてもらったり、いい人がたくさんでした。勿論、名物はさつま芋からかるかん、かっぽ酒にさつま揚げ、白熊に焼酎と食べたり飲んだり、楽しい旅でしたよ。ご飯は全てお釜で炊いていたので、朝や夜は懐かしい薪で炊く臭いが漂ってました。都会から久々に行くと、こういうものが琴線にかかるのでしょうね。そう言えば、にわとりの声で目覚めるなんて、何年ぶりでしょうか。そんな満ち足りた気分で読む井上先生の作品は、のびやかな気分でした。
あっ、高原書店は町田に行きましたので、どうぞご安心を。方向音痴なので駅から4分が1時間近くかかりましたけど。

 ころすけさま。と、いうわけで鹿児島で「夜の声」を読んでいました。お互いに本、とりかえっこできたらいいのにですね。「夜の声」は、前にも書いたのですが、設定もキャスティングも舞台もどれをとっても井上先生の世界なのですが、なにかいままでの作品とは方向性が違う作品でした。ちよっと不思議な作品でした。社会へのメッセージ性が高い風刺作品としては「四角な船」がありますが、それもまだ読んでいませんので、同じ風刺性のあるものとして、読んでみようかと思っているところです。この作品は好きな作品として上げている方が多いみたいですね。

 鹿児島で「夜の声」と併せて「道・ローマの宿」も読んでいました。昨日、文学館で「壺」の読書会がありましたよね。読んだ後でしたので参加したかったのですが、伺えず残念でした。もし、行かれた方いらっしゃったら、どんな感じだったか教えていただけたら幸いです。

[740] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2002/07/31(Wed) 07:00
四角な船はかなり異質な作品といえますが、読んでいけばやはり井上作品だなあと思うはずです。登場人物も個性的な人たちばかりで楽しいです。(なぜかは読んでいけばわかります) 個人的に棟梁が好きです。恋愛ものではないけど、ある種のロマンがあって個人的に好きな作品の一つです。ぜひ読んでみてください。