補陀落渡海記

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作品情報

作品名 補陀落渡海記
さくひんめい ふだらくとかいき
初出誌 群像[1]
初出号数 1961年10月号[1]

収録状況

文庫/全集 文庫本名/副題
新潮文庫 - 楼蘭
旺文社文庫 - 天平の甍 他一編
講談社文芸文庫 - 補陀落渡海記
井上靖小説全集 18 朱い門・ローマの宿
井上靖全集 6 短篇6

掲示板

おなまえ 記事No.
日付
書き込みから
ほんのわさん [1522]
2007/01/07

永禄八年(1565年 室町時代)の話ですが、描かれている心理は現代人の(作家の)ものだろうことを意識しながら読み終えました。

私自分は日誉上人のタイプだと思います。

「どうせ・・・」という決心の仕方、必死になって救われることを願う気持ち・・・。

しかし想像するだけでも水死は怖い。

補陀落渡海というのは実際にあった風習です。

調べてみると事実を元に、氏がどこを描き、どこを描かなかったかわかり、作家の創作の秘密を垣間見ることができます。

参考

[1] 井上靖ノート

文庫本限定!井上靖館作品