TOP>塩釜JC国際協力事業>2000年度学校給食事業
場所ーカガチ村 バグマティ県、ヌワコット地区、オカルパウワ村
(周辺11村の開発委員会)
ネパール王国 首都カトマンドゥ市中心部より北西へ約15qカカニの丘
に向かう途中に位置する。車で約30分そこから徒歩40分山道を下った所
にある谷間の農村にある唯一の学校である。
学校紹介ー1961創立 38年前
5年制(小学5年、5クラス)の公立の学校
生徒233名 男子203名、女子30名、
先生5名 政府派遣の先生3名
村で雇っている先生1名
ライオンズ クラブ カトマンドゥ【スクンダ】の派遣の先生1名
内容ー塩釜JCのネパールでの窓口であるカトマンドゥJC並びにライオンズクラブ所属のウッタム・カエスタ君の話によると、今回の援助対象となるカガチ村は何度かネパールの新聞にも紹介された事もある周辺の村と比べてもかなり遅れている村であり、特に村の就学児童数1,600人に対し小学校に在籍している子供の数は233人、実際登校している子供100人前後、村の識字率 約10%未満という子供に対する教育の不足が大きな問題となっています。そこでなんとか1人でも多くの子供達に字の読み書きや算数といった基本的な教育を受ける機会を設けようと学校への援助を考えました。
一般的に海外への援助というとハード的な物を造るといった報告のしやすさを第一に考えがちですが今回は2000年、ミレニアムという節目の年でありソフト的な新しい試みに挑戦しようと学校給食を提供する事になりました。この事業は給食を食べてしまえば当然予算がつきてしまい無くなってしまうわけですが、月2回半年間の間に子供達の学校へ通う習慣、子供の親への学校に対する関心を持ってもらい、1人でも多くの子供への基本的な教育を受ける機会、習慣づけができればこれからのこの村の発展の為に無くてはならない事だと考えました。
第 1回目 2000年 8月13日 (日曜日)
第 2回目 8月27日 (日曜日)
第 3回目 9月10日 (日曜日)
第 4回目 9月24日 (日曜日)
第 5回目 10月 8日 (日曜日)
第 6回目 10月22日 (日曜日)
第 7回目 11月 5日 (日曜日)
第 8回目 11月19日 (日曜日)
第 9回目 12月24日 (日曜日)
第10回目 2001年 1月 7日 (日曜日)
第11回目 1月21日 (日曜日)
第12回目 2月 4日 (日曜日)
予算ー¥80.000
1回の給食 一人の子供に対し 卵、パンまたはビスケット、果物、 ミルクなど
1人33円×1回あたりの予定出席者150名+運賃、車代や人件費等1,700円
=6,650×12回=79.800円 予備費200円となります。
ネパール王国
カトマンドゥ青年会議所
ライオンズ クラブ カトマンドゥ 【スクンダ】
地球市民としての意識の向上と地域の活性化を図った。
活動内容ー*ネパールでの事業を紹介、チャリティ募金開催
「しおがま市民まつり」・「史都多賀城花と緑のふれあいまつり」
の塩釜JCのブースにおいて
*2000年9月29日河北新報、学校給食記事の記載により仙台市松陵小学校では
「自分たちも協力しよう」と募金活動を始めた。
又、他の市民から「給食に役立てて」と寄付が寄せられた。
関連記事
2000年 9月29日河北新報
2000年12月 5日マイタウン河北
2000年12月26日河北新報
今回の事業の特徴としてこの村への窓口としてライオンズ
クラブ カトマンドゥ 【スクンダ】という団体が中心に援助、開発、教育といった活動をしている。この村はカトマンドゥ青年会議所では活動エリア外の地域であり首都カトマンドゥ市よりさほど遠くない地域にこのような遅れている村があると知りネパールでの窓口となっているウッタム・カエスタ君の強い要望で実現した。
食べてしまえば無くなる学校給食だがこれからの国際協力事業のあり方を模索する一つではないだろうか?
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