H

Haircut 100 (1981-84)

-Members-
Nick Heyward--Vo (-83)
Graham Jones--G
Les Nemes--B
Blair Cunningham--Ds (-84)
Mark Fox--Percussion,Vo
Phil Smith--Sax

ファンカラティーナの代表的バンドとしてもアイドルとしてもぶいぶい言わせ、すごい邦題のシングルとか出したり
していましたが、問題はNick Hayward脱退後のバンドの行方。
AristaはNickの方を取って他のメンツはクビ、やっとこさPolydorに拾ってもらったと思ったら、
その頃流行りかけのブルーアイドソウルみたいな、変なブラスシンセと無駄にブリブリいうベースに
まみれた音にさせられてしまいました。

しかもVoは、1stでは後ろの方でこっそりパーカッションとコーラスをしていたMark Fox。
いきなりフロントマンに引っ張り出された気持ちってどんなもんだったんでしょう。
…まあ解散が順当なとこですね。

-Original Album-
'82   Pelican West  <Arista>  Prod. Bob Sergeant  (日本盤LP発売)  UK#2
'84   Paint And Paint  <Polydor>  (日本盤LP発売)

-Single-
'81   Favourite Shirts (Boy Meets Girl)  <Arista>  UK#4  (日本盤 7"発売『好き好きシャーツ』)
'82   Love Plus One  <Arista>  UK#3
'82   Fantastic Day  <Arista>  UK#9
'82   Nobody's Fool  <Arista>  UK#9
'83   Prime Time <Polydor>  UK#46
'83   So Tired <Polydor>
'84   Too Up Two Down <Polydor>

AFTER THE BAND?
Nick Heyward
今でもソロで地味に続けています。

Mark Fox, Les Nemes
Intimate Strangersというデュオのバックとして参加,'86年に"Charm"というアルバムを発表しています。

Mark Fox
その後も時々パーカッションニストとしてあちこちに顔を見せています。最近ではMy Life Story の "Golden Mile"に参加。

Les Nemes
その後Nick Heywardと邂逅。'94年の彼のソロアルバム"From Monday To Sunday"に全面的に参加しています。



Ham (1986-95, 2001)

-Members-
Ottar Proppe--Voices
Sigorjon Kjartansson--Vo, G
Bjorn Blondal--B
Hallur Ingolfsson--Ds

One Little IndianがSugarcubesで儲けてもういっちょ、と思ったのかアイスランドから連れてきたバンド。
頭使ってないふざけたバンド名かと思いきや、食物の方ではなく、旧約聖書のノアの息子のセムとハムからだそうで。
途端に重苦しくなって参りましたが、実際の音もなんだか宗教入っちゃった「ハードロック」風の音。
ヴォーカルも主にゴスにありがちな呻き系。というか、実際カトリック系の人たちらしいですけど。
とはいえ、猛烈にボトムのしっかりした音ですので、ライブ映えはしそうです。
アルバムではそんなゴリゴリのまんま、ABBAの「ヴーレ・ヴー」をカバーして無茶なことになってたりします。

結局世界発売されたのはファーストだけで、その後はアイスランド本国での活動に留まり、95年に解散した模様です。
しかし、世界的な認知とは別に、本国ではいわゆるひとつの「伝説のバンド」として認知もそこそこ高く、
2001年にはバンド活動期のドキュメンタリー映画も制作され、それに伴い一時再結成したり、
2003年にはその映画がDVDでも発売されちゃったりして。

もともと宗教が生活に根ざしたアイスランドですし、無理にそういう地元密着型の世界観の
バンドが世界進出しようとしてもあかんちゅうことですね。

あと、ファーストアルバムを買うなら日本盤で。中古屋で投げ売りされてますから。
自分の知る限り、史上最強に手抜きかついい加減なライナーノーツを読めます。
いや、これは心底びっくりするよ。こんなのありえないよ。

-Original Album-
'89   Buffalo Virgin  <One Little Indian> (日本盤CD発売)
'94   Lengi Lifi  <Smekkleysa>
'95   Daudur Hestur  <?>

-Single-
'87   Hold  <Bad Taste>

-Other-
'93   Saga rokksins 1988 - 1993  <Nordisk Musik>--Compilation Album

AFTER THE BAND?
Ottar Proppe
アイスランド国内で作曲家、ライター、テレビ番組のプロデューサーなどかなり多彩に活動中。

Bjorn Blondal
彼も作曲家、プロデューサーとして国内で活動中。



Happy Mondays (1985?-93, 99-?, 05-)

-Members-
Shaun Ryder--Vo
Bez--Bez
Mark Day--G
Paul Davis--Key
Paul Ryder--B
Gary Whelan--Ds

こうやってタイトルを並べてみるといかに彼らがろくでなしだったかわかろうというもの。
そんな街のぼんくら達の体内リズムが奇跡的に時代と同期した瞬間が、'89年から'91年あたりの彼らの音源に記録されております。
当時はStone Rosesと並び評されたものの、今となっては「ああ、いたねえ」程度で終わってしまいますが、
あの時代の空気をそのまま音にしたようなもんですから、しかたないことなんでしょう。

で、'99年に再結成して1枚シングルを出してみたものの、やっぱもうそういう時代じゃなかったみたいです。

そういえば'91年頃、マイブラと彼らの来日ジョイントライブが企画されて、うはうは言いながら
チケット取ったもののドタキャン食らったような覚えがあります。かなり落胆したのですが、
今考えたら、そんなアホみたいな組み合わせのライブ実現するわけねえだろと素直に思えます。
でももし来てたら、いろんな意味で伝説を目撃したことになったのになー。

-Original Album-
'87   Squirrel And G-Men Twenty Four Hour Party People Plastic Faces Carnt Smile <Factory>  Prod. Dave Young
'88   Bummed  <Factory>  Prod. Martin Hannett (日本盤CD発売『ならず者』)  UK#59
'90   Pills 'n' Thrills And Bellyaches  <Factory> Prod. Paul Oakenfold & Steve Osborne (日本盤CD発売)  UK#4
'92   Yes Please  <Factory> Prod. Chris Frantz & Tina Weymouth (日本盤CD発売)  UK#14

-Single-
'87   Forty Five EP  <Factory>
'87   Tart Tart  <Factory>
'88   Wrote For Luck  <Factory>
'89   Lazyitis  <Factory>
'89   W.F.L.  <Factory> (日本盤 5"発売)  UK#68
'89   Madchester Rave On EP  <Factory>  UK#19
'90   Step On  <Factory>  UK#5
'90   Kinky Afro  <Factory> (日本盤 5"発売)  UK#5
'91   Loose Fit  <Factory> (日本盤 5"発売)  UK#17
'91   Judge Fudge  <Factory> (日本盤 5"発売)  UK#24
'92   Stinkin Thinkin  <Factory>  UK#31
'92   Sunshine & Love  <Factory>  UK#62
'92   Stayin' Alive  <Factory>--Japan Only (日本盤 5"発売)
'99   The Boys Are Back In Town  <London>  UK#24

-Other-
'90   Hallelujah  <Elektra>--Compilation Mini Album for US
'91   Live  <Factory>--Live Album  UK#21
'95   Loads - The Best Of Happy Mondays  <Factory>--Best Album (日本盤CD発売)  UK#41
'96   Peel Sessions  <Strange Fruit>--Studio Live
'99   Greatest Hits  <London>--Best Album  UK#11

AFTER THE BAND?
Shaun Ryder
ソロ名義でアルバムを出すというニュースが'01年秋の初めにあり、そこから随分間がありましたが、
03年に「Amateur Night In The Big Top」名義でようやく発表されています。



Havana 3AM (1989-90?)

-Members-
Nigel Dixon--Vo, G
Gary Myrick--G
Paul Simonon--B    ex-The Clash
Travis Williams--Ds

The Clash解散後,絵を描いたりしてたベーシストPaulが結成したバンド。ラテン+50's+打ち込みという感じで,
ときどきThe Clashも感じさせないこともない,何とも言えん音なんですが,なぜかこのアルバム,録音は日本,
発売も日本が超先行で,海外でもアメリカI.R.S.発売で本国イギリスでは発売なし。
よっぽど本国では相手にされてなかったのでしょうか?

このアルバム発売後,Nigel Dixonが急逝,Paul Simononもバンドを去り,
最初で最後のアルバムになってしまいました。

-Original Album-
'90   Havana 3AM  <Portrait/TEICHIKU>  Prod. Havana 3AM (日本盤CD発売)

AFTER THE BAND?
Paul Simonon
彼の名前は,Beats Internationalの "Dub Be Good To Me"のベースラインのサンプルで
裁判騒ぎになったときに名前を聞いたくらいです。
Havana 3AMの名前は結局 Gary Myrickが引き継ぎ,Gary Myrick & Havana 3AM という名前で一時活動をしていたようです。



Haysi Fantayzee (1981-83)

-Members-
Kate Garner--Vo
Jeremy Healy--Vo
Paul Caplin--Arrangement & Programming

男女掛け合いの、歌でもなくラップでもないわめき声メインの実に軽いポップス。歌詞の内容はほぼ全編セックス。
もうファーストアルバム以降、音楽として発展しようのない方向性。あっさり解散したのもしかたねえです。

ただ、Kateは元々モデルだったりしたせいか、ファッションについては業界にも影響を与えておりまして、
べガー・ルックやドレッドヘアといった、その後ボーイ・ジョージが猿真似するスタイルを彼よりも早く取り入れていたのが彼らでした。
今となってはなんだかダサいんですが、まあそれはしゃあなかろう。

-Original Album-
'83   Battle Hymns For Children Singing  <Regard> Prod. Clive Langer & Aln Winstanley/Tony Visconti etc (日本盤LP発売『子供たちの軍歌』)  UK#53

-Single-
'82   John Wayne Is Big Leggy  <Regard> Prod. Tony Visconti (日本盤 7"発売『正義の味方ジョン・ウェイン』)  UK#11
'82   Holy Joe  <Regard>  UK#51
'83   Shiny Shiny  <Regard> Prod. Clive Langer & Aln Winstanley  UK#16
'83   Sister Friction  <Regard>  UK#62

AFTER THE BAND?
Kate Garner
解散直後、ソロでシングル "Love Me Like A Rocket"を発表。その後はプロの写真家として活動を開始し、今も第一線で活躍中。
公式サイトはこちら。 http://www.kategarner.com/

Jeremy Healy
しばらくはCM音楽等を作る仕事をしていましたが、徐々にDJの仕事がメインとなり、今も活動中です。
イビザの大きな箱でも回しているようですので、そこそこ名の知れたDJとなっているようです。
またBoy Georgeのソロ作品のプロデュースをしたり、リミックス仕事も多数こなしてます。

Paul Caplin
一時期、Marilynのマネージャーを務めていたそうです。



Heave (1994-?)

-Members-
David Nixon--Vo, G
Mew--Vo, Key
Simon Dye--G
Mark Shaw--B
Jon Edwards--Ds

Pop Groupとかを擁していたRadarレーベルが、10年ぶりくらいに復活したときに新たに契約を結んだバンド。
とはいえ、さほど無茶苦茶ではなく、グランジ的な音をメインにしつつ、でもWireとかの音の影響も多少あったりする、
いかにも当時のUKの状況を反映しつつちょっと違うよ、みたいな空気を体現したバンドではあるのですが、
確かに違うけど、きっちり収まっているというか、個性的というにはあまりにも小さくまとまりすぎました。

ときどき変なサイケデリックな音が出てきたりして、そこはおもしろいんだけど、
一般的に訴求できるような個性でもなく、結局アルバム1枚出して空中分解。
99年に1枚シングルを出しているようですが、その詳細やその後は不明っす。

こういう、メロディで訴求しないバンドは、どっか規格外じゃなきゃダメなんだけどなあ。

-Original Album-
'96   Scaramanga  <Radar> (日本盤CD発売)

-Single-
'95   Suna  <Radar>
'96   Pig Pretty  <Radar>
'99   Goodbye Charlie Brown  <Bright Star>

AFTER THE BAND?
情報ください。



Heavenly (1988-96)

-Members-
Amelia Fletcher--Vo, G
Peter Momtchiloff--G
Robert Pursey--B
Mathew Fletcher--Ds

Talulah Gosh解散後,Fletcher姉弟が立ち上げたバンド。

再びSarahレーベルの看板バンドとして「カワイイ系ギタポ」のお手本のような音を出していましたが,
96年,弟のMathewが自殺。解散を余儀なくされてしまいました。

-Original Album-
'91   Heavenly vs. Satan  <Sarah>--Mini Album  (日本盤CD発売)
'92   Le Jardin De Heavenly  <Sarah>--Mini Album
'94   The Decline And Fall Of Heavenly  <Sarah>--Mini Album
'96   Operation Heavenly  <Wiiija>  (日本盤CD発売)

-Single-
'90   I Fell In Love Last Night <Sarah>
'91   So Little Deserve <Sarah>
'91   Our Love Is Heavenly <Sarah>
'92   She Says  <K>
'93   P.U.N.K. Girl <Sarah>
'93   Atta Girl <Sarah>
'96   Space Manatee  <Wiiija>

AFTER THE BAND?
残った3人は2人のメンバーを加え,新バンド Marine Reserch として再出発。



Heaven 17 (B.E.F.) (1981-)  ■Alive■

-Members-
Glenn Gregory--Vo, Programming
Ian Craig Marsh--Programming, Key
Martyn Ware--Programming, Key

元々はHuman Leagueの音作り担当だった2人が、その名義をフィル・オーキーにくれてやって、とっとと飛び出して作ったユニット。
B.E.F.(British Electric Foundation)名義では実験作、Heaven 17ではポップス、みたいな住み分けをして
2つの名義を操りながら活動してまいりました。

最初の頃は、エレポップ+ファンクみたいな音が珍しいこともあってヒットを連発していたのですが、
元々コテコテのエレポップ野郎ですので、その音の「黒さ」というかグルーヴ感は中途半端なことこの上なし。
そのうちに本物の黒い人達が音作りにシンセを大々的に導入し始めるともはや商品価値ゼロとなり、
凄い勢いで相手にされなくなっていきます。
そして、'93年のベスト発売でみんなが「あー終わったなこいつら」と思っていたのですが、
'96年、普通のエレポップになって復活を遂げてしまいます。しかもそれまでやったことのなかったライブ活動まで開始。
なんとかバンドとしてやっていこうと涙ぐましい努力を続けています。

とはいえ、こいつら別にこれやらないと食っていけないわけではなく、Martyn WareはErasureやMalc Almondのプロデュース、
Ian Craig MarshはRight Said Fredなんかのプログラミング、Glenn GregoryはABCのプロデュースとか、けっこういろいろと
小銭稼ぎは行っております。やっぱ一度自分のユニットで飯食っちゃうと、やりたくなるんでしょうね。

-Original Album-
'81   Penthouse And Pavement  <Virgin> (日本盤LP発売)
'82   Music Of Quality And Distinction - Volume 1  <Virgin>  as B.E.F.
'83   The Luxury Gap  <Virgin> (日本盤LP発売)
'84   How Men Are  <Virgin> (日本盤LP発売)
'86   Pleasure One  <Virgin> (日本盤LP発売)
'88   Teddy Bear, Duke And Psycho  <Virgin> (日本盤CD発売)
'91   Music Of Quality And Distinction - Volume 2  <Virgin>  as B.E.F.
'96   Bigger Than America  <WEA>

-Single-
'81   (We Don't Need This) Fascist Groove Thang  <Virgin>
'81   Play To Win  <Virgin>
'81   Penthouse And Pavement  <Virgin>
'81   Anyone Who Had a Heart  as B.E.F. Featuring Sandie Shaw  <Virgin>
'82   Height Of The Fighting (He-La-Hu)  <Virgin>
'82   Let Me Go  <Virgin>
'83   Temptation  <Virgin>
'83   Come Live With Me  <Virgin>
'83   Crushed By The Wheels Of Industry  <Virgin>
'84   Sunset Now  <Virgin>
'84   This Is Mine  <Virgin>
'85   And That's No Lie  <Virgin>
'86   Contenders  <Virgin>
'87   Trouble  <Virgin>
'87   Foolish Thing To Do  <Virgin>
'88   The Ballad Of Go Go Brown  <Virgin>
'88   Train Of Love In Motion  <Virgin>
'91   Family Affair  as B.E.F. Featuring Lalah Hathaway  <Virgin>
'91   I Don't Know Why I Love You (But I Love You)  as B.E.F. Featuring Green Gartside  <Virgin>
'92   Temptation (Remix)  <Virgin>
'93   (We Don't Need This) Fascist Groove Thang (Remix)  <Virgin>
'93   Penthouse And Pavement (Remix)  <Virgin>
'96   Designing Heaven  <WEA>
'97   We Blame Love  <WEA>

-Other-
'86   Endless  <Virgin>--Compilation Album CD, Cassette Only
'93   Higher And Higher - The Best Of Heaven 17  <Virgin>
'95   The Remix Collection  <Virgin>
'98   Retox/Detox  <Eagle>--Compilation Album
'99   Live At Last  <?>--Live Album
'99   How Live Is  <Almafame>--Live Album



Heavy Stereo (1995-1999)

-Members-
Gem--Vo, G
Pete Downing--G
Nez--B
Nick Jones--Ds

Creation一押しとか何とかで,こってこての60年代サウンドをぶちかましてました。1stアルバムの後,
なんやゴタゴタしてたみたいですが,いつのまにやらCreationにクビを切られて行方不明に。

3年の潜伏期間の後,The Jamのトリビュート盤にて生存が確認されましたが,その直後
フロントマンのGemがOASISに加入するために脱退,バンドは自動的に解散いたしましたとさ。

-Original Album-
'96   Deja Voodoo  <Creation> (日本盤CD発売)

-Single-
'95   Sleep Freak  <Creation>  UK#46
'95   Smiler  <Creation>  UK#46
'96   Chinese Burn  <Creation>  UK#45
'96   Mouse In A Hole  <Creation>  UK#53
'96   Mouse In A Hole Live EP  <Creation>

-Other-
'95   Sleep Freak  <Creation/Sony>--Single Compilation Mini Album for Japan

AFTER THE BAND?
Gem
フロントマンの意地を捨て,Oasisにギタリストとして加入。



Hefner  (1996-2002)

-Members-
Darren Hayman--Vo, G
John Morrison--B
Anthony Harding--Ds etc

ロンドン出身なのにいかにもスコットランドなヘタレギターサウンドを奏でていたバンド。
つうか実際ファーストアルバムの録音はグラスゴーだし、プロデューサーもベルセバを手がけた
Tony Dooganですから、ほぼ本物と言っても差し支えなし。
サードアルバムあたりから急に機械仕掛けな音になり、リミックス音源とかも出たりして、
それでも奇跡的なまでにフニャフニャだったところまで、90年代前後のパステルズみたいです。

決してドカンと売れることはなく、ただ好きな人はめちゃめちゃ好きという、ある意味
インディーズバンドとしては幸せな状態。いなくなり方も非常にあっさりしていて、
実に彼ららしかったです。

-Original Album-
'98   Breaking God's Heart  <Too Pure> (日本盤CD発売)
・The Sweetness Lies Within
・The Sad Witch
・A Hymn For The Postal Service
・Love Will Destroy Us In The End
・The Librarian
・God Is On My Side
・Another Better Friend
・Love Inside The Stud Farm
・Tactile
・Eloping
・(Japan Only) Destroyed Cowboy Falls


'99   The Fidelity Wars  <Too Pure> (日本盤CD発売)
・The Hymn for the Cigarettes
・May God Protect Your Home
・The Hymn For The Alcohol (new version)
・I Took Her Love For Granted
・Every Little Gesture
・The Weight Of The Stars
・I Stole A Bride
・We Were Meant To Be
・Fat Kelly's Teeth
・Don't Flake Out On Me
・I Love Only You


'00   We Love The City  <Too Pure> (日本盤CD発売)
・We Love The City
・The Greedy Ugly People
・Good Fruit
・Painting And Kissing
・Hold Me Closer
・Don't Go
・The Greater London Radio
・As Soon As You're Ready
・She Can't Sleep No More
・The Cure For Evil
・The Day That Thatcher Dies
・Your Head To Your Toes


'01   Dead Media  <Too Pure> (日本盤CD発売)
・Dead Media
・Trouble Kid
・Junk
・When The Angels Play Their Drum Machines
・Union Chapel Day
・China Crisis (new recording)
・Alan Bean
・Peppermint Taste
・The Mangle
・The King Of Summer
・The Nights Are Long
・Treacle
・Half A Life
・Waking Up to You
・Home

-Single-
'97   The Devotion Chamber  <Sticky>--Cassette Only
(UK Cassette)
・God Protect Your Home
・The Sweetness Lies Within
・I Stole The Bride
・You've Been Prayed For

'97   A Better Friend / Christian Girls  <Boogie Wonderland>
(UK 7")
・A Better Friend
・Christian Girls

'98   Lee Remick / School Girl's Knees  <Boogie Wonderland>
(UK 7")
・Lee Remick
・School Girl's Knees

'98   The Hefner Soul EP  <Too Pure>
(UK 10")
・Flowers
・A Hymn For Coffee
・Broodmare
・The Girl From The Coast
・More Christian Girls

'98   Pull Yourself Together  <Too Pure>
(UK 7")
・Pull Yourself Together
・Christ
(UK CD 5")
・Pull Yourself Together
・Christ
・Smoking Girlfriend
・Wicker Girl

'98   Love Will Destroy Us In The End  <Too Pure>
(UK 7")
・Love Will Destroy Us In The End
・Destroyed Cowboy Falls
(UK CD 5")
・Love Will Destroy Us In The End
・Destroyed Cowboy Falls
・Blind Girl With Halo
・Goethe's Letter To Vic Chesnutt

'98   The Sweetness Lies Within  <Too Pure>
(UK 7")
・The Sweetness Lies Within
・Hello Kitten
(UK CD 5")
・The Sweetness Lies Within
・Hello Kitten
・Normal Molly
・A Hymn For Berlin

'99   The Hefner Heart EP  <Acuarela>
(UK CD 5")
・Mary Lee
・The Hymn For The Things We Didn't Do
・Karen
・The Heart Of Portland Oregon
・The Hymn For Thomas Courtney Warner

'99   The Hymn For The Alcohol  <Sticky>
(UK 7")
・The Hymn For The Alcohol
・My Art College Days Are Over

'99   The Hymn For The Cigarettes  <Too Pure>
(UK 7")
・The Hymn For The Cigarettes
・Grandmother Dies
(UK CD 5")
・The Hymn For The Cigarettes
・Grandmother Dies
・Lisa And Me
・You Need A Mess Of Help To Stand Alone

'99   I Took Her Love For Granted  <Too Pure>
(UK 7")
・I Took Her Love For Granted
・To Hide A Little Thought
(UK CD 5")
・I Took Her Love For Granted
・A Belly Full Of Babies
・To Hide A Little Thought

'00   Revelations EP  <Too Pure>
(UK CD 5")
・Nobody Knows (The Trouble I See)
・Dragnet For Jesus
・He Got Better Things For You
・Turkle Dove

'00   Christian Girls  <Too Pure>
(UK 7")
・Christian Girls
・We Don't Care What They Say About Us
(UK CD 5")
・Christian Girls
・We Don't Care What They Say About Us
・The Fear

'00   Good Fruit  <Too Pure>
(UK 7")
・Good Fruit (Remix By Piano Magic)
・Good Fruit (Remix By Wisdom of Harry)
(UK CD 5"-1)
・Good Fruit
・Jubilee
・Blackhorse Road
(UK CD 5"-2)
・Good Fruit
・I Will Make Her Love Me
・Seafaring

'00   The Greedy Ugly People  <Too Pure>
(UK CD5"-1)
・The Greedy Ugly People
・Milkmaids
・Kate Cleaver's House
(UK CD5"-2)
・The Greedy Ugly People
・Everything Is Falling Apart
・Don't Give Up On Us Babe

'01   Alan Bean  <Too Pure>
(UK 7")
・Alan Bean (Remix By Rothko)
・Alan Bean (Remix By Munit)
(UK CD 5"-1)
・Alan Bean
・Horror Show
・A Better Man
(UK CD 5"-2)
・Alan Bean
・Just Take Care
・Charlie Girl

'01   Trouble Kid  <Too Pure>
(UK 7")
・Trouble Kid (Battersea Mix By Darren Hayman),
・Trouble Kid (Maproom Mix By Appliance)

'02   The Hefner Brain  <Too Pure>
(UK 10"/CD 5")
・When The Angels Play Their Drum Machines (Mothership Mix)
・Dark Hearted Discos
・The Baggage Reclaim Song
・Can't Help Losing You
・All I'll Ever Need

-Other-
'00   Boxing Hefner  <Too Pure>--Single Compilation
・Christian Girls
・Lee Remick
・Pull Yourself Together
・Blind Girl With Halo
・Hello Kitten
・Destroyed Cowboy Falls
・A Hymn For The Coffee
・Mary Lee
・The Hymn For The Things We Didn't Do
・To Hide A Little Thought
・The Science Fiction
・Twisting Mary's Arm

'02   Snare, Kick, Hats, Ride  <?>--Live Album
(UK 7")


'06   The Best Of Hefner  <Too Pure>--Best Album
・A Better Friend (Original Single Version)
・Christian Girls (Original Single Version)
・Pull Yourself Together (Didgeridoo Version)
・The Sweetness Lies Within
・The Sad Witch
・Hello Kitten
・Lee Remick
・A Hymn For The Cigarettes
・A Hymn For The Alcohol
・I Took Her Love For Granted
・Don't Flake Out On Me
・I Love Only You
・Good Fruit
・The Greedy Ugly People
・Painting And Kissing
・The Greater London Radio
・The Day That Thatcher Dies
・Alan Bean
・When The Angels Play Their Drum Machines
・Home

AFTER THE BAND?
Darren Hayman
ソロでの活動へ。



The High (1990-92?)

-Members-
John Matthews--Vo
Andy Couzens--G  ex) The Stone Roses
Simon Davies--B
Chris goodwin--Ds

Stone Rosesの、レコードデビュー前にいた初期メンバーが在籍していたバンド。
なんかそれだけでメジャーデビューして、デビュー曲ではちょっと期待させて、
それ以後はとことんがっかりさせて、いなくなったようなバンド。
アコースティックな雰囲気のある初期Rosesという感じでしょうか。

-Original Album-
'91   Somewhere Soon <London> (日本盤CD発売)  UK#59

-Single-
'90   Box Set Go <London>  UK#76
'91   Up And Down <London>  UK#53
'91   Take Your Time <London>  UK#56
'91   Box Set Go  (Re-Release) <London>  UK#28
'91   More... <London>  UK#67
'92   Better Left Untold <London>
'92   Sweet Liberty <London>

AFTER THE BAND?
情報ください。



The High Fidelity  (1996-01?)

-Members-
Sean Dickson--Vo, G, Synthesizer, Omnichord, Loops ex) Soup Dragons
Adrian Barry--B
Ross McFarlane--Ds

The Soup DragonsがPrimal Screamの後を追い続けるのに疲れて解散した後、
フロントのSean Dicksonが改めて結成したバンド。
最初の方は打ち込みやオルガンとギターがほどよく相まった、実に気持ちのよいポップスでありました。
業界での評価もそこそこ高く、そのまま行けば再度の黄金期突入か、とも思ったのですが。

が、そのうちに、シングル曲等では音色効果のひとつとして使うに留まっていたスズキの
ヴィンテージ電子楽器オムニコードが徐々に彼らの全てに侵食を始めます。ハマっちゃったんですね。
B面楽曲ではそういうのももちろんアリなんですが、ついにはそれでアルバム1枚こさえてしまうに至り、
Soup Dragonsからずっとついてきたファンまで振り落としてしまいます。

当然、そういう流れになるとバンドとしての体裁も危ういものになるでしょうし、
結局それ以降、新しい音源は出ていません。

-Original Album-
'00   Demonstration  <Plastique Recordings>
        ・Omnichord Intro
        ・Luv Dup
        ・I Thank U
        ・Odyssey Of A Psychonaut
        ・Unsorry
        ・Lazy.B
        ・National Anthem
        ・Change Is Gonna Come?
        ・Bollywood Bubblegum Experiment
        ・2 Up / 2 Down
        ・Greeneye Monster
        ・Cola-Coca
        ・Patch Granville
        ・Never Bollocks The Mind

'01   The Omnichord Album  <Plastique Recordings>
        ・Scream If You Want To Go Faster
        ・Electromale
        ・Omnichord 4 A.M.
        ・Plastiquetronica
        ・Orgasmatron
        ・Pig Might Fly
        ・Ice-Cream
        ・Commercial Suicide
        ・Paradice Syndrome
        ・Hi-Fi
        ・Nothing Left To Fight

-Single-
'96   Addicted To A T.V.  <Plastique Recordings>
       (UK 7")
        ・Addicted To A T.V.
        ・Pelvic Rock

'97   Addicted To A T.V. EP  <Plastique Recordings>
       (UK CD 5")
        ・Addicted To A T.V.
        ・She Loves You Not
        ・Pelvic Rock
        ・Omnichord 4 A.M.

'98   Come Again (Part 1 to 5)  <Plastique Recordings>
       (UK CD 5")
        ・Come Again (Part 1+2:Melody & Freak Out)
        ・Come Again (Part 3:Abstract Observation)
        ・Come Again (Part 4:F.C.Kahuna Mix At Orinoco)
        ・Come Again (Part 5:The Omnichord Lullabay)

'98   Luv Dup  <Plastique Recordings>
       (UK CD 5"-1)
        ・Luv Dup
        ・Lazy
        ・Fake 03 (The Omnichord Is A Thing Of Beauty)
       (UK CD 5"-2)
        ・Luv Dup
        ・Luv Dup (Mission Control Mellotron Mix)
        ・Lazy B.

'99   2 Up / 2 Down  <Plastique Recordings>
       (UK 7")
        ・2 Up / 2 Down
        ・Sugar Free
       (UK CD 5")
        ・2 Up / 2 Down
        ・Sugar Free
        ・Nothing Left To Fight (Omnichord Lullaby #2)

'00   I Thank U  <Plastique Recordings>
       (UK 7")
        ・I Thank U
        ・Corporate Instrumental (The Omnichord Lullabay 3)
       (UK CD 5"-1)
        ・I Thank U
        ・Berry Berry Bong Bong
        ・I Thank U (Mission Control Remix)
       (UK CD 5"-2)
        ・I Thank U
        ・Corporate Instrumental (The Omnichord Lullabay 3)
        ・I Thank U (Jengaheads Remix)

'00   Unsorry 6 Track EP  <Plastique Recordings>
       (UK CD 5")
        ・Unsorry
        ・Sometimes The Kids Are Not Alright
        ・Unsorry (Version 2)
        ・Smokin' Cheeba Cheeba
        ・Sugar Dub
        ・Sick Of It All

'01   Scream If You Want To Go Faster  <Plastique Recordings>
       (UK CD 5")
        ・Scream If You Want To Go Faster
        ・Based On A True Story
        ・The Planty Cannon Trilogy

-Other-
'02   Demonstration  <Freedom In Exile>--曲目差し替え再発売
        ・Luv Dup
        ・I Thank U
        ・Scream If You Want To Go Faster
        ・Unsorry
        ・Lazy.B
        ・National Anthem
        ・Bollywood Bubblegum Experiment
        ・Addicted To A T.V.
        ・Change Is Gonna Come?
        ・Sometimes The Kids Are Not Alright
        ・Odyssey Of A Psychonaut
        ・Cola-Coca

AFTER THE BAND?
Sean Dickson
"HiFiSean"名義でグラスゴーを拠点にクラブDJをやっている模様。



Hipsway (1985-89)

-Members-
Graham Skinner--Vo
Pim Jones--G
Jon McElhone--B  ex) Altered Images
Harry Travers--Ds

アマチュア時代はネオアコ+シンセといった風情の朴訥とした音を出していたそうなんですが、
メジャー契約で突如豹変。
とち狂ったようにメジャー感あふれる甘いポップスでちょろヒット。
しかしマネージメントのごたごたで3年間音を出さずにいたら、やっぱりきれいに世の中から忘れられてました。

-Original Album-
'86   Hipsway <Mercury>  Prod. Gary Langan, Paul Staveley O'Duffy (日本盤LP発売)  UK#42
'89   Scratch The Surface <Mercury>

-Single-
'85   Broken Years <Mercury>  UK#72
'85   Ask The Lord <Mercury>  UK#72
'86   Honey Thief <Mercury>  UK#17
'86   Ask The Lord (Re-RElease)  <Mercury>  UK#50
'86   Long White Car <Mercury>  UK#55
'89   Young Love <Mercury>  UK#66

AFTER THE BAND?
Graham Skinner, Pim Jones
新バンドWitnessを結成。

Jon McElhone
Texasに加入。



Holy Barbarians (1995-96)

-Members-
Ian Astbury--Vo  ex) The Cult
Patrick Suggs--G
Matt Garrett--B
Scott Garrett--Ds  ex) The Cult

-Original Album-
'96   Cream  <Beggars Banquet> (日本盤CD発売)

-Single-
'96   Space Junkie  <Beggars Banquet>

AFTER THE BAND?
Ian Astbury
'99年にThe Cult再結成。また平行してソロ活動も。'00年にアルバム"Spirit/Light/Speed"
とシングル"High Time Amplifier"をBeggars Banquetから発表しています。
The CultのScottは、他の元メンバーにガンズにも参加していたMatt Sorumという
超大物がいたために、再結成組からははじき出されてしまいました。



The Hormones (1996-98)

-Members-
Marc Carroll--Vo, G  ex) Puppy Love Bomb
Jez Housden--B
Pat Walters--Ds

曲のアベレージはいちいち高く、でも図抜けた曲がなく全部85点止まりなところまで、ブレイクしきれないギターポップのお手本のような音。
けれん味がなさすぎて「悪くないなあ、この曲も」ってぼんやり聴いてる間にアルバム全部終わっちゃった、みたいな感じで。

しかもこいつらせっかくV2という、当時やたら勢いのあったレーベルと契約したにもかかわらず、
アルバム出した途端に契約切られて日本盤すら出ない始末。

それでも愛聴者は少なからずおりまして、V2盤が廃盤になってから1年後に日本のインディーズからアナログで限定再発され、
さらに2002年には渋谷ハンズにへばりつくレコ屋「ROCK SHOP」のレーベル exellent.から
シングルB面含めてほぼ全曲集状態の2枚組で再発されております。

前身のPuppy Love Bombはリリースしたシングル2枚がBooのMartin Carrプロデュースということで
買ったはいいものの、てんで面白くないや、ということで押入れの奥に長らく放置。
改めて聴き比べると、Martin Carrのミスプロデュースっぷりがあんまりで可哀想になりました。

-Original Album-
'98   Where Old Ghosts Meet  <V2>

-Single-
'96   9/96 EP  <Trade2/Island>
'97   This Is The Sound  <V2>
'98   Stay Ahead  <V2>
'98   Don't Let Them Get You Down  <V2>
'98   Mr. Wilson  <V2>

AFTER THE BAND?
Marc Carroll
ソロ活動へ。一旦アイルランドへ戻り、地元のレーベルからシングル2枚出した後、
改めてUKで2003年までにアルバム1枚シングル4枚リリース。アルバムはこれもexellent.から日本盤発売。
また日本ではNorthern Brightとのスプリットの形で企画盤シングルも出ております。



The Housemartins (1984-88)

-Members-
Paul Heaton--Vo, G
Stan Cullimore--G
Ted Key--B (-85)
Norman Cook--B (85-)
Hugh Whitaker--Ds (-87)
Dave Hemmingway--Ds (87-)

いかにも地方出身のあんちゃんが,政治的な歌詞こそありましたが、
基本的にはいかにも人なつっこいポップスを演っていました。

政治的な歌詞があったり,R&B的なアプローチがあったり,普通のギターポップとはちょっと違う部分が
ありましたが,結局解散後にやってることを考えれば,そのちょっと違う部分がでっかかったわけですね。
というか,わかりやすすぎですね。

-Original Album-
'86   London 0 Hull 4 <Go! Discs> (日本盤LP,CD発売)  UK#3
'87   The People Who Grinned Themselves To Death <Go! Discs> (日本盤CD発売『ハウスマーティンズ II』)  UK#9

-Single-
'85   Flag Day <Go! Discs>
'86   Sheep <Go! Discs>  UK#54
'86   Happy Hour <Go! Discs>  UK#3
'86   Think For A Minute <Go! Discs>  UK#18
'86   Caravan Of Love <Go! Discs>  UK#1
'87   Five Get Over Excited <Go! Discs>  UK#11
'87   Me And The Farmer <Go! Discs>  UK#15
'87   Build <Go! Discs>  UK#15
'88   There Is Always Something There To Remind Me <Go! Discs>  UK#35

-Other-
'88   Now That's What I Call Quite Good <Go! Discs>--Best Album  UK#8

AFTER THE BAND?
Norman Cook
Beats International, Freak Power等のプロジェクトを経て,Fatboy Slimを立ち上げ。今や押しも押されぬ国民的スター。

Paul Heaton, Dave Hemmingway
新バンド Beautiful Southを結成。こちらも別の次元で国民的スターに。

Stan Cullimore
童話作家として活動中です。英国ではかなり有名な作家になっているとか。
<情報提供:ふなさん>



The House Of Love (1987-93, 03-)  ■Reunion■

-Members-
Guy Chadwick--Vo, G
Terry Bickers--G (-91)
Chris Groothuizen--B
Pete Evans--Ds
Andrea Heukamp--G (-87)

エラが気になるガイ・チャドウィック率いる真面目一徹バンド。
泣き泣きのメロと陰のあるVoで一時期一世を風靡し、この頃のCreationを支えていました。
メジャー移籍後も初めのうちは大張り切りで、さまざまなフォーマットのシングルを出したりしてリスナーを
困らせていましたが、そのうちなんか自ら尻すぼみになっていって、勝手に自然消滅したようです。
メジャー1作目は傑作だったのに(特に1曲目から2曲目のつなぎの瞬間)。

03年に、GuyとTerryがジョイントでアコースティックライブを行ったことがきっかけで再結成しております。

-Original Album-
'88   The House Of Love <Creation>  Prod. The House Of Love  (日本盤CD発売)
'90   The House Of Love <Fontana>  Prod. The House Of Love with Stephen Hague   (日本盤CD発売『シャイン・オン』)  UK#8
'92   Babe Rainbow <Fontana> Prod. Warne Livesey  (日本盤CD発売)  UK#34
'93   Audience With The Mind <Fontana>  Prod. The House Of Love   (日本盤CD発売)  UK#38

-Single-
'87   Shine On <Creation>
'87   Real Animal <Creation>
'88   Christine <Creation>  Prod. The House Of Love
'88   Destroy The Heart <Creation>  Prod. The House Of Love & Pat Collier
'89   Never <Fontana>  Prod. The House Of Love with Stephen Hague  UK#41
'89   I Don't Know Why I Love You <Fontana>  Prod. The House Of Love with Stephen Hague  UK#41
'90   Shine On <Fontana>  Prod. The House Of Love with Stephen Hague  UK#20
'90   Beatles And The Stones <Fontana>  UK#36
'92   Girl With The Loneliest Eyes <Fontana>  Prod. Warne Livesey  UK#58
'92   Feel <Fontana>  Prod. Warne Livesey  UK#45
'92   You Don't Understand <Fontana>  Prod. Warne Livesey  UK#46
'92   Crush Me <Fontana>  Prod. Warne Livesey  UK#67

-Other-
'89   The House Of Love <Creation>---B Side of Singles   (日本盤CD発売『アーリー・マテリアルズ』)
'90   Spy In The House Of Love <Fontana>---B Side of Singles   (日本盤CD発売)  UK#49
'98   Best Of The House Of Love <Fontana>---Best Album
'00   John Peel Sessions 1988-1989 <Starnge fruit>--Studio Live
'01   1986-88 - The Creation Recordings  <PLR>--Compilation Album

AFTER THE BAND?
Terry Vickars
途中脱退後、Levitationを結成。

Guy Chadwick
'98年になってからソロで再デビュー。



Hubert Kah (1982-90?, 95-) ■Reunion■

非常にジャーマニーなかっちりしたエレポップを作っていた本来ならば比較的こじんまりしたグループ。
ドイツ国内では元々人気者だった のですが、何があったかいきなり世界に打って出て、
結果世界的には単なる一発屋として認知されています。

そもそも世界デビューしちゃったのが間違いだったんだよな。その前からドイツでは人気だったし、
いなくなったと思っていてもドイツでは(前ほどではないに しても)売れてたし。
再結成もちゃんとメジャーからだし。これからはぼちぼちやっていってほしいもんです。

-Album-
'82   Ich Komme <Polydor>
'83   Neue Deutsche Schlagermusik <Polydor>
'84   Goldene Zeiten <Blow Up>
'86   Ten Songs <Blow UP> (日本盤LP/CD発売)
'89   Sound Of My Heart <Blow Up> (日本盤CD発売)
'96   Hubert Kah <Polydor>
'98   Love Chain (...Maria) <Polydor>

-Single-
'82   Einmal Nur Mit Erika... <Polydor>
'82   Rosemarie <Polydor>
'82   Sternenhimmel <Polydor>
'84   Engel 07 <Blow Up> (日本盤7",12"発売)
'84   Wenn Der Mond Die Sonne Berahrt <Blow Up>
'85   Goldene Zeiten <Blow Up>
'86   Limousine <Blow Up> (日本盤12"発売)
'86   Something I Should Know <Blow Up> (日本盤12"発売)
'87   Military Drums <Blow Up>
'89   Welcome, Machine Gun <Blow Up> (日本盤 3"発売)
'89   So Many People <Blow Up>
'95   C'est La Vie <Polydor>
'97   Sailing <Polydor>

-Other-
'85   Angel 07 <Sony>--Mini Album (Japanese Release Only)
'90   Best Of Hubert Kah-Dance Hits <Curb>
'98   Best Of Hubert Kah <Polydor>



Hue And Cry (1986-1993?)

-Members-
Patrick Kane--Vo
Gregory Kane--Key

ブルーアイドソウル組の中でもとびっきり中途半端な兄弟2人組。
「ブームの勢い」にまんまと乗って,"Labour Of Love"を実に中途半端にヒットさせました。

スコットランド出身なのですが,とてもそうとは思えない大味さがポイントでしょうか。
後半は非常に腰の据わった音になってきてはいたんですけど。

-Original Album-
'87   Seduced And Abandoned  <Circa> (日本盤CD発売『裏切りの街角』)  UK#22
'88   Remote  <Circa> (日本盤CD発売『アンダー・ネオン』)  UK#10
'91   Stars Crash Down  <Circa> (日本盤CD発売)  UK#10
'92   Truth And Love  <Fidelity>  UK#33

-Single-
'86   I Refuse  <Circa>
'87   Labour Of Love  <Circa>  UK#6
'87   Strength To Strength  <Circa>  UK#46
'88   I Refuse  <Circa>  UK#47
'88   Ordinary Angel  <Curca>  UK#42
'89   Looking For Linda  <Circa>  UK#15
'89   Violently EP  <Circa>  UK#21
'89   Sweet Invisibility  <Circa>  UK#55
'90   My Salt Heart  <Circa>  UK#47
'91   Long Term Lovers Of Pain EP  <Circa>  UK#48
'92   Profoundly Yours  <Fidelity>  UK#74
'93   Labour Of Love '93 <Circa>  UK#25

-Other-
'89   Bitter Suite  <Circa>--Live Album (日本盤CD発売)
'95   The Best Of Hue And Cry  <Circa>--Best Album  UK#27

AFTER THE BAND?
Patrick Kane
ジャーナリストに転身。また元MarillionのFishのソロアルバムにも参加しています。



The Human League (1977-96?) ■Alive■

-Members-
Philip Oakey--Vo, Key
Ian Marsh--Key (-80)
Martin Ware--Key (-80)
Adrian Wright--Visual Effect (-?)
Ian Burden--Key (80-87)
Susan Sulley--Vo (80-)
Joanne Catheral--Vo (80-)
Jo Callis--Key (81-82)
Jim Russell--Key (?-87)

初期の実験くんユニットから狂騒のエレポップ馬鹿へ。
メンバーチェンジとともにここまでわかりやすく変わったグループも珍しいっすね。
いったんいなくなったかと思わせて、5年ぶりに復活したときのあまりにもの変わらなさに涙した方も多いでしょう。

そして21世紀、また復活。ついにインディーズに落ちてしまいましたが、出てきた音は、変わらないどころか
むしろ80年代初期的な音に戻りつつある感じで。ある意味凄い覚悟です。かっこいい。

-Original Album-
'79   Reproduction <Virgin> (日本盤LP発売『人類零年』)
'80   Travelogue <Virgin> (日本盤LP発売『幻の果てに』)  UK#16
'81   Dare! <Virgin> (日本盤LP発売『ラヴ・アクション』)  UK#1
'84   Hysteria <Virgin> (日本盤LP発売)  UK#3
'86   Crash <Virgin> (日本盤LP発売)  UK#7
'90   Romantic? <Virgin> (日本盤CD発売)  UK#24
'95   Octpus <East West> (日本盤CD発売)  UK#6
'01   Secrets <Papillon> (日本盤CD発売)

-Single-
'78   Being Boiled <Fast Product>
'79   The Dignity Of Labour <Fast Product>
'79   I Don't Depend On You <Virgin>
'80   Holiday '80 EP <Virgin> (日本盤 12"発売)  UK#56
'80   Empire State Human <Virgin>  UK#62
'80   Boys And Girls <Virgin>  UK#48
'81   The Sound Of The Crowd <Virgin>  UK#12
'81   Love Action <Virgin> (日本盤 7"発売)  UK#3
'81   Open Your Heart <Virgin>  UK#6
'81   Don't You Want Me? <Virgin> (日本盤 7"発売『愛の残り火』)  UK#1
'82   Being Boiled (Re-Release)  <Virgin>  UK#6
'82   Mirror Man <Virgin>  UK#2
'83   (Keep Feeling) Fascination <Virgin> (日本盤 7"発売)  UK#2
'84   The Lebanon <Virgin>  UK#11
'84   Life On Your Own <Virgin>  UK#16
'84   Louise <Virgin>  UK#13
'86   Human <Virgin>  UK#8
'86   I Need Your Loving <Virgin>  UK#72
'88   Love Is All That Matters <Virgin>  UK#41
'90   Heart Like A Wheel <Virgin> (日本盤 3"発売)  UK#29
'90   Soundtrack To A Generation <Virgin>
'94   Tell Me When <East West>  UK#6
'95   One Man In My Heart <East West>  UK#13
'95   Filling Up With Heaven <East West>  UK#36
'95   Don't You Want Me? (Remix) <Virgin>  UK#16
'96   Stay With Me Tonight <East West>  UK#40

-Other-
'83   Fascination! <A&M>--Compilation Mini Album (North America Only)
'88   Greatest Hits <Virgin>--Best Album (日本盤CD発売)  UK#3
'98   The Best Of <Virgin>--Best Album

AFTER THE BAND?
Ian Marsh, Martin Ware
Heaven17を結成。BEFと平行しながらこちらも派手に活動していましたが,
現在は「姥捨て山レーベル」クレオパトラに籍を置き,細々と活動中。



Hurrah!(1982-91?)

-Members-
Paul Handyside--Vo, G
David Hughes--G
David Porthouse--B
Damian Mahoney--Ds (-86)
Steve Price--Ds (86-89)
Adirian Evans--Ds (89-91)

ギターポップファンには、Kitchenware所属ということもあり、活動していた当時からそこそこ知名度もあるはずなのに、
なぜか今に至るまで恐ろしく地味なまんまの人たち。

ファーストシングルが地味に出来がよく、地味に話題になったものの、何故か1stアルバムまで4年もかかり、
それでもそのアルバムでこっそりと評判を上げ、地味にメジャー昇格を果たしても、やっぱり売れ行きが地味で
またKitchenwareに戻ってきちまったりして。

スコットランドばかりが注目されていた時期に、のこのことイングランドから現れてしまったことにも、
地味扱いの原因の一端はありそうですが、ツラも普通、格好は革ジャンとか黒基調、
曲も数曲マジで泣きそうになる曲もあるものの、アルバム1枚通して聴くとやっぱり「ああ、いいけど地味だったなあ」
という感想が出てきてしまいそうな感じですので、まあしかたないか。

結局地味なまんま'91年に、あまりにもやり切れないタイトルのシングルを発表して活動休止いたしました。

-Original Album-
'87   Tell God I'm Here <Kitchenware>  UK#71
'89   The Beautiful <Arista>

-Single-
'83   The Sun Shines Here <Kitchenware>
'83   Hip Hip <Kitchenware>
'84   Who'd Have Thought <Kitchenware>
'85   Gloria <Kitchenware>
'86   If Love Could Kill <Kitchenware>
'87   How Many Rivers? <Kitchenware>
'87   Sweet Sanity <Kitchenware>
'88   Sweet Sanity <Arista>
'89   Big Sky <Arista>
'91   That Dream's Over Now <Kitchenware>

-Other-
'86   Boxed <Kitchenware>--Single Compilation
'93   The Sound Of Philadelphia <Creation>--Compilation

AFTER THE BAND?
Paul Handyside
現在は、Bronze というバンドで活動中。アメリカのBus Stopレーベルからシングルを2枚発表しております。
<情報提供:Spaceheadさん>

David Hughes
Candy Coloured Clownsというバンドを結成して活動中。
こちらもBus Stopレーベルからシングルを1枚発表しております。



Hurricane #1 (1996-99)

-Members-
Alex Lowe--Vo, G
Andy Bell--G, Key  ex)Ride
Will Pepper--B  ex)Thee Hypnotics
Gareth Farmer--Ds

Ride解散後,Andy Bellがけっこう急ぎめに作ったバンド。

悪くはないんですけど,いまいち「これや!」といえるような個性に欠けていて,同じような音を出すバンドが
他にデビューしまくっていた中に埋没気味。ヴォーカルが元ボクサー,という程度では話題作りもままならず。
Creationのプロモーションのかいもあり,そこそこは売れたのですが,そこそこどまりでした。

-Original Album-
'97   Hurricane #1 <Creation>  Prod. Stephen Harris & Andy Bell  (日本盤CD発売)  UK#11
'99   Only The Storngest Will Survive <Creation> (日本盤CD発売)  UK#55

-Single-
'97   Step Into My World <Creation>  Prod. Stephen Harris & Andy Bell (日本盤 5"発売)  UK#29
'97   Just Another Illusion <Creation>  Prod. Stephen Harris & Andy Bell  UK#35
'97   Chain Reaction <Creation>  Prod. Stephen Harris & Andy Bell  UK#30
'97   Step Into My World EP <Creation>  Prod. Stephen Harris & Andy Bell  UK#19
'98   Only The Storngest Will Survive <Creation> (日本盤 5"発売)  UK#19
'98   Rising Sign <Creation> (日本盤 5"発売)  UK#47
'99   The Greatest High <Creation>  UK#43
'99   Remote Control <Creation>

AFTER THE BAND?
Andy Bell
一般人の予想を大きく裏切り,Oasisのベーシストに転身。

Alex Lowe
'01年にソロアルバム発表。


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