世界の壁画彫刻の旅 2

     ギョレメ屋外博物館
ボロブドゥール寺院
コパン遺跡


                          ロロ・ジョングラン寺院(インドネシア)


 ブランバナン遺跡群の中で一番スケールが大きいヒンドゥー教の寺院です。
 5月27日(2006年)のジャワ島地震で、震源地に近いジョクジャカルタ近郊では多くの死傷者がでるという痛ましい大惨事になりました。そのさい、世界遺産でもあるこの遺跡が被害にあったということで、ここの壁画を紹介します。
 「ロロ・ジョングラン」とは「細身の処女」を意味し、この土地の伝説の美女の名前に由来するといいます。寺院の建設は9世紀半ば、マタラム王朝のヒンドゥー教徒ポカタン王と仏教徒の王妃によって建てられたといわれ、1549年にも地震により大きな被害を受けています。
                                                                        (1979.4訪問)

 高さ47メートルのシヴァ大聖堂、北側に23メートルヴィシュヌ聖堂、南側にブラファー聖堂、


  【シバ大聖堂に安置されている像】

主神シヴァ・マハデヴァ
一面三眼四臂の像
アガスティヤ像(南)
ガネーシャ像(西) ドゥルーガ女神像(北)


  シヴァとブラフマー聖堂の基部には、ラーマーヤナ物語に基づく48まいの彫刻がある。
 二十数年前に撮影した物なので、彫刻の順番と物語のどの部分をあらわしているかの説明はできませんのであしからず。