本物の学力を伸ばす、SSAジュニアフォーラム 昭和町教室

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体験学習/Q&A

体験学習

一日の生活イメージ

小学生は算数・国語・英語を、中学生は数学・英語・国語・入試対策を、それぞれ各1回ずつ無料体験できます。実際に勉強してみることで、「自分の力で学習を進 めていける力を身につける」というSSAのねらいも実感していただけると思います。
興味・関心のある方はお気軽にお問い合わせください。



入塾Q&A

この塾の指導方針を知りたいとお母さんが見えました。そのときのお母さんと私の対話です。

Q:子どもの成績を上げるにはどうすればよいのでしょうか
A:まず、本人のやる気を引き出すことです。次に、正しい学び方を身につけることです。そうすれば、良い結果がでますから、それがまた、本人のやる気につながります。
   (正しい学び方→良い結果がでる→やる気)

Q:では、本人のやる気を引き出すにはどうすればよいですか。
A:やる気を引き出すことを動機付けといいますね。その方法には、大きく分けて二つあります。一つは、外発的動機付けです。本人に、テストの点数が上がったら何かを買ってあげるとか、お小遣いを上げるといったように本人に賞罰を用いて、外部から働きかける方法です。
もう一つは、内発的動機づけで、本人の趣味や、達成心、有能感に働きかける方法です。外発的動機付けは、短期的には効果がありますが、長期的にはあまり効果がない方法で、いわば副作用がありますね。

:そこのところをもう少し、説明してください。
:はい、人間の脳の簡単な仕組みについてお話します。人間の脳は大きく、3つの  層から成り立っています。外側から新皮質系・大脳辺縁系・脳幹脊髄系の3つです。
ある学者は、この脳の働きを知・情・意と結び付けています。新皮質系は知の脳、大脳辺縁系は感情の脳、脳幹脊髄系は意思の脳というわけです。
ここでは、この中の新皮質系と、辺縁系の働きについて述べてみます。
新皮質系は、記号(文字や言葉・数字)を中心とした知的な働きを司ります。
大脳辺縁系は、感情や情緒を司ります。
子どもに「勉強しなさい」といいますと、新皮質は「勉強しよう」というシグナルを送ります。ところが、勉強について不快な経験がありますと、大脳辺縁系か ら「いやだやめておこう」というシグナルが、脳幹へ送られ、この部分でうまく結合できず、脳や体がうまく働かないことになります。
外発的動機付けは、新皮質に働きかけるやり方ですが、同時に感情や情緒にマイナスの働きかけをしていることが多いのです。内発的動機付けは、この両方にプラスの働きかけができるので有効なのです。

:少し解りました。つまり、外部から賞罰や競争によって強制すると、不快感が残って、そのときは良くても、潜在意識に勉強を嫌いにする要因を積もらせることになるのですね。
:そうです。中学では良くても、高校のとき、大学のとき、あるいは社会人になって強制されなくなると、もうまったく勉強しないということになるのです。今までと違ってこれからの社会ではそれでは困ることになります。

Q:では、この塾では、動機付けはどういうふうに行っているのですか。
A:内発的動機付けを基本とした学習システムになっています。競争させた り、むやみに急がせたりすることをやめ、本人が優しいところはスイスイ、難しいところはジックリと自己ペースでの学習を行い、その中から、学習に対する興 味・達成心・有能感を得ながら、成長していくようになっています。

Q:次に正しく学ぶ方法について教えてください。
A:まず、心の持ち方と姿勢が大切です。今の子どもたちは、何でも教えられて育っているため、自ら学ぼうとする心に欠けている場合が多いようです。
この塾では、定期的に学ぶことの意識についての通信を読んだり、話をしたりして学ぶ意義を伝えます。また、毎日の授業自体が、自主性を引き出すスタイルをとっているために、この教室に入ると、次第に学ぶ精神が育ってきます。
次に姿勢ですが、当塾では、学習中の姿勢を厳しくいっています。脊髄をまっすぐさせることは、頭と体を正しく機能させる基本です。
次に呼吸を正しく調えさせますと、脳に規則正しいエネルギー補給が行われ、脳が活性化します。この状態で、学習しますと、アルファ波状態(脳波がアルファ 波の状態が最も学習に適した状態)になります。人間の脳波がアルファ波状態になったとき、記憶も思考も最高の状態になります。
この教室を見学された他塾の先生たちが、子供や生徒たちが静かに勉強をしているのを見て、「不思議な感じがする」といわれるのは、子どもや生徒がアルファ波状態で勉強しているからなのです。

Q:学び方を身につけることと、知識を得ることとは、どう違うのでしょうか。
A:知識をたくさん持っているからといって、新しい事態・新しい問題に対 しする解決能力が身についたことにはなりません。ですから、暗記主義の勉強では、ちょっと手をゆるめると、すぐに成績が下がります。それに対して、学び方 が身についた子ども・生徒は、その学び方を使って自ら新しい知識を獲得し利用しますから、新しい事態や新しい問題にも対応できるようになります。
「知識」を魚、「学び取る力」を魚のとり方とします。1000匹の魚を取ってやるより、1匹の魚のとり方を身につけさせたほうが真の教育だ と思いませんか。「知識を教える」のではなく、「知識の獲得の仕方を教える」という意味が解ってもらえると思います。
受験のことを取り上げてみます。受験の時期には、子ども・生徒が、かなり長時間家庭で学習を行いますが、正しく一人で学べる子になっていれば、受験の成功につながっていきます。
当塾では、きちんと学び方を身につけながら、同時に知識を獲得していくシステムを作り出したのです。

Q:「やる気」のことと「学び方」については大体解りましたが、ここの塾では「個別指導による自主学習能力の育成」ということを指導目標として掲げておられますが、このことについて少し詳しく説明してください。
A:父母の方が、なぜ、お子さんを塾にやるかといいますと、こちらから見るといくつかあると思います
@「学校の授業がわかってほしい」
A「進学に成功してほしい」
B「人間として生きていく力として、真の学力をつけてほしい」
大体そんなところではないかと思うのです。今、教育する側では、学校・ 塾を問わす同じような問題意識を持っています。ところが、一般の父母のほうからは、自分の子どもしか見ていませんから、こういう問題が見えず、とにかく、 目の前の成績(点数)が上がればよいと思いがちで、そのため子どもを熱心に引っ張ってくれる、いわゆる特訓進学塾などのつめ込み教育(形を変えた過保護教 育)が、教育専門家の批評をあびながらも巾をきかしているのです。
この点については、父母への皆さん方に理解を深めていただきたいと思います。
教育と訳されているeducationの本来の意味は「引き出すこと」であり、本来持っている学習する本人のさまざまな学習能力を引き出し、その可能性を広げていくことなのです。そのため、当塾では、あくまでも「自主学習能力の育成」を指導目標としているわけです。

:我々父母から見ると、あまり学習の専門的なことは解りませんから、とにかく懇切丁寧に教えてくれる塾や、強引にでも子どもを引き上げてくれる塾がありがたいのですが。
:皆さんは、「指示待ち族」という言われる自主性のない若者が増えているのをご存知ですね。彼らは、教えすぎる教育・管理される教育の申し子なのです。お子さんをそんな若者に育てたいとは思わないでしょう。
今後は、さらにコンピューターが普及し、機械的処理の可能な仕事はどんどん減っていき、自主性・創造性・人間性の豊かな人が求められる社会になっていきます。今からその能力の基礎的な部分を培っていく必要があるわけです。
具体的な話をします。あらゆる教科で、読解力が大事なことは解ると思うのですが、たとえば「読む訓練」をきちんとしますと、読解力が身につきます。たいて いの教育専門家の方も読書の大切さを話されていますが、読む訓練をきちんとして読書ができるようになると、たいていの知識は読むことで得ることができるよ うになります。これが自主学習能力の一つです。
こういうことを積み重ねて、学力が上がり結果として成績が上がれば本物ですから、そんなに上がり下がりすることはなくなるわけですね。

Q:解りました、といいたいところですが、まだ疑問が残ります。いろいろ質問したいのですが、どうすればよいのでしょうか。
A:いつでも都合の良いときに来塾して、どんどん質問してください。 事前に時間を電話しておいていただくとありがたいです。

:ハイ、解りました。ではまた、そのときはよろしくお願いします。