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モフモフ式・上手くなるカラオケ教室
みなさん、こんにちは。
本日は「モフモフ・カラオケスクール」へようこそ。カラオケやってますか、カラオケ。
さて、カラオケで上手く歌うには、コツがあります。簡単なことで、誰でも驚くほど上手くなれます。
受講料はもちろん無料ですが、もしいくらかでも参考になったならメールでも下さい。それが、わたくしの一番の報酬でございます。
それでは、カラオケ四原則を紹介して行きましょう!
其の一 「最初の一曲がその日の調子を決定する」
カラオケボックスに入って、最初に歌う曲のキー(音の高さ)は大事である。はっきり言って、その一曲でその日のノドの調子が決定するといっても過言ではない。
自分に合ったキーと声質の歌手の歌をあらかじめ数曲決めておいて、どんな時も一曲目はその内のどれかを歌うことにすれば、その後の発声の安定がまるで違ってくる。
間違えても一曲目にはうろ覚えの新曲や、高すぎる曲・低すぎる曲を歌わないようにしよう。また、テンポがそこそこ速い方が歌いやすい(声を出しやすい)ことも覚えておこう。
歌いやすい曲を、ノドを慣らすことだけを考えて大きな声で歌うこと。はっきり言って、これだけでかなり声が出るようになる。簡単なことなので、カラオケの苦手な人にも試してみて欲しい。
其の二 「二曲目、三曲目で可能性を広げろ」
一曲目でノドをウォーミング・アップしたら、次の二曲目では少しキーが高めの歌を歌おう。
テンポが速い曲の方が、高い声を出しやすい。しかも新曲ではなくそこそこ歌い慣れた曲を選ぶこと。
これが、ノドの可能性を広げてくれる。高音域を開発してくれるのだ。高くて辛いところは、腹に力を込めて出し切ろう。この時にシャウトしたりしてノドを痛めないように気をつけること。
さらに三曲目では少し低めのゆっくりとした曲(バラードなど)で低音域を開発し、ノド慣らしの仕上げをする。これは同時に、声が高くなりすぎるのをおさえる効果もある。この時はなるべくノドを震わせるようにして、張りのある大きな声で歌おう。低くて辛いときもやはり腹に力を入れること。
この三曲を歌えば、あとは何を歌ってもO.K。歌えば歌うほどいい声になって行くはずである。
利用時間が短かったり人数が多いときには、そんなノンキなことを言ってられないかも知れないが、歌いたい曲の中で高めの曲、低めの曲を選んで歌ってみよう。
其の三 「声は、腹から出して喉で加工しろ」
本当にいい声を出すには、やはり練習が必要だ。しかし、ただ歌いまくればいいというものではない。その前に、人間の声の性質というものをしっかり理解しなくてはならないのだ。
一人の人間は、全く違った三種類の声を持っている。
一つは「話し声」。
日常に会話するときに出す声、ほぼ完全に喉から出している声である。
次に「合唱声」。
合唱などを歌うときに出る声。訓練しないとうまく出ない。これはほぼ完全に腹からの声である。
そして三つめが「歌声」。
これは、腹から出てノドで加工された声である。ロックでもポップスでも歌謡曲でも、いわゆる「歌手」の出す声がこれであり、従ってこれこそがカラオケを歌うときに出すべき正しい声である。
正しい「歌声」を出すにはどうすればいいのだろうか。
まずは、腹から声を出す練習をすることである。初めは「合唱声」でもいい、というよりこれが出来ないことには正しい「歌声」が出せない。
腹から声を出す練習のコツは、
1、腹に力を込める(高い声を出すときは特に強く)
2、姿勢をよくして(出来れば立って)歌う
3、ノドに負担がかからない声を出すことを心がける
4、歌手の真似をしたり小技を効かせたりせずに、バラードなど遅めの曲を素直に歌う、の4つである。
腹から声が出るようになれば、長い時間歌いまくっても喉が痛くならなくなる。
2人で8時間歌いっぱなしなんてことも、出来るようになる。
ただ、腹から声を出すだけだと、いまいち歌に面白味が出ない。谷村新司の歌とか、宇宙戦艦ヤマトの主題歌とかなら、この歌い方でいいのだが、ロックやポップスには向かない。
そこで、次にノドで声を加工することを練習する。
と言っても、具体的な練習方法は特にない。大事なのは選曲である。
自分の声域(楽に出せる高さ)と声質(太いか細いか)を見極めた上で、それに近い歌手を見つけることが大事だ。それがわかったら、とにかく歌いまくる。腹に力を入れて声を出し、それをノドに当てていく感じで歌う。
一番大事なのは「腹式呼吸をふまえた上で、ノドを適度に使うこと」である。
ノドだけでも、腹だけでもダメなのだ。
其の四 「自分の歌声をよく聴け」
歌っている途中に、自分が正しい音程で歌っているのかわからなくなることがないだろうか。本当はどんな声で歌っているのか、不安になることはないだろうか。
え、無い? そ、そんなことはないよな。本当はよくあるよな? な?
そう、普段私たちが自分の声だと思っているのは、頭蓋骨を伝わって鼓膜に届いている音であって、外部に聞こえている声と同一ではない。かと言って、カラオケのマイクを通して増幅され、エコーをかけられてスピーカーから響いてくる声も、あなたの本当の歌声ではない。
そこで、簡単に本当の自分の声を聞く方法を伝授しよう。
片方の手の指先を耳のふちに軽くあて、掌底(てのひらの一番下の部分)を口に近づける。ちょうど手のひらを携帯電話に見立てたような感じだ。
そのまま何か言ってみよう。手のひらに反射して、声がそのまま耳に入ってくるはずだ。
これはプロのミュージシャンも皆やっている方法である。 これで、いつでも自分の声を客観的に聴くことが出来る。わざわざカセットに録音したりしなくてもいいのである。
この方法を知っていれば、いつでも自分の声を客観的に聞くことが出来る。さらに、歌っているときにこれをやれば、音程の乱れや声の出かたなんかが簡単にチェックできる。お試しあれ。
とりあえずこの四つの鉄則を守って歌えば、必ずや今までより充実したカラオケ生活が楽しめること請け合いである。
それでは、またお会いしましょう。
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