☆真空管アンプ
次に作りたくなるのが、オール真空管
(初段を3極管にする)

初段:12AX7
ドライバ段:12AU7
終段:定評のあるEL34
問題は、ドライバ段の定電流回路。
前段直結にするため
カソード電位が約100Vになる。
100Vに耐える定電流ダイオードは、存在しない。

           ↓
とりあえず抵抗による、俄か定電流回路を採用。
/当初回路図/
  初段FETで製作
周波数特性を取り次第、12AX7に変更。
2006.8<5台目>
EL34_3段差動PP完成:
  初段FET→12AX7
まずい!!不評をかっている普通のPPの音に、また高域特性もいまいち!!
抵抗による俄か定電流が原因か??
/改造1回路図/
  初段12AX7をSRPP化
高域特性が大幅に改善された。
流石SRPPの威力を発揮してくれました。
/改造2回路図/
  ドライバ段を5極管(6AU6)で定電流化

  最終的にUL接続に変更
完全な定電流化になった事で、滑らかで包容力のある見事な音が復活。
さすが定評のある「EL34」大変満足。
/周波数特性/



初段FET:NFB=0dbの裸特性
−1db=10Hz〜40KHz
            
SRPP:NFB=0dbの裸特性
−1db= 8Hz〜70KHzに大幅改善
/出力・ダンピングファクタ等/ 最終的にUL接続としNFB量は、NFB=10dbにセットしました。
半固定VRで「NFBが自由自在」此れは便利です。
/ロードライン/ 2007.02.04
アレレ設計ミスが発覚しました。
@ドライバ段(12AU7)の負荷抵抗をUp(33K→50K)
A12AU7のカソード電圧を70V程度に下げる
2007.02.24
対策完了
回路は正直です。
インチキは、バレます駄目ですねエ〜^^;。
A初段SRPPの抵抗管のプレート供給電圧を100V程度に下げて、バイアス=−4Vを確保。
/矩形波特性/ 「3極管接続」と「UL接続」を測定 リンギングは、UL接続の方がキツメに出ています。
/EL34_3段差動PP部品表/
  (初段FET)
調整作業 差動SRPPは調整が非常に難しいと、ぺるけさんも仰っておられますが、上管カソード〜下管プレート間の抵抗(半固定)の調整に難儀しました。

[事象]
@正弦波の上下が相似にならない。
A正弦波が潰れた波形になる。
などです。

周波数特性は良い結果になりましたが、不安定要因を残しておくのは如何なものかと。

初段のSRPPを今後如何しましょうか??
<<EL34差動PPの終わりに>>










「情熱の真空管」設計マニュアルの
@SRPP回路
A5極管による定電流回路
B終段におけるクロス中和回路
木村 哲さんの回路を引用させていただきました。

<2007.08.05>
「チョット重く」感じていたので、3極管接続からUL接続に変更しました。
[屋根裏廊下のラック]

[屋根裏作業部屋]
☆EL34_3段差動PP(初段SRPP)
       +(ドライバ段5極管定電流)