☆工作物
機械 作業項目 写真1 写真2
写真3 写真4
溶接機の修理 2008.10.20
1)キャブレターの分解掃除
昭和63年(1988年)に購入した溶接機が動かなくなってしまいました。
エンジンがかからないのです。

20年前の機械、ここまでかも...?

という訳で「ダメもと」で分解です。
プラグの火花はOK。
となれば、キャブレターしかありません。
穴という小穴は、エアーで掃除。

この部品、如何いう役目をするのか分かりませんが目詰まり状態。

錆が穴にこびリ付いていました。

鉄道模型用で買ったの0.6mmのドリルが役に立ちました。
フロート・ケースも分解掃除したので、ゴムの「Oリング」も交換しました。
本来は、油用を使用するのですが水道用しかなかったので、水道用を使いました。
ガソリンが漏れたら、また交換します。

??ネジを取付けて完了です。
2)燃料チューブの交換

ゴムが割れているので。
3)キャブレター、エアクリーナの取付け
それではエンジン始動、動きますように...と
何と一発でかかりました。
そうです。
電気とガソリンが有れば、ガソリンエンジンは動きますよねエ〜。
4)溶接開始 如何した事か??
<事象>
30分位溶接していると、アークが弱くなりエンジンの回転数が落ちるのです。
取扱い説明書を見てみる事に。

何々、「ブラシが減っている」とアークが弱くなる。
またまたブラシですか。
KATOの電車のブラシで苦労したっけ。

20年前の機械です、先ずはブラシを探す事に。
Denyo本社に聞いてみようっと。
20年前の部品は無いかも...
で、今の溶接機はブラシレスです。「買い換えては如何でしょう」と言うんです。

とりあえず、サービス会社を紹介してもらいました。
Denyo専門のサービス協力会社に有りました。(1個500円で1000円也)
2008.10.21
5)発電機の分解
キャブレターの分解掃除が終わったと思ったら、今度は発電機の分解です。
ヤレヤレ(T_T)(*_*)。
「何だこりゃ」、空気取り入れ口のカバーにレジ袋が!!
かなり汚れています。最近のものではない様です。
この状態は何時から...数年前から?


先ずブラシの状態を確認する事に。
取外したブラシ・ホルダー
付いていたブラシ(15.4mm)
新品のブラシ(15.8mm)
新品との差は、20年も使ってたったの0.4mm
原因はブラシではなかった。

そうです。原因はあの「レジ袋」です。
<原因>
空気取り入れ口が「レジ袋」で塞がれ、エンジンがオーバーヒート状態&整流器(ダイオード)が加熱状態と判断。
ダイオード(三菱SR30MA−6)
此処まできたら、ダイオードの上下端子の短絡バーおよび圧着端子を磨く事にしました。
ブラシ、ダイオードの短絡バーを取付けて、配線完了です。
2008.10.21
6)異物吸い込み防止
アルミパイプの端材で異物吸い込み防止対策をする事にしました。

今後は、時々カバーを外して点検する事にします。
20年もった機械ですから、大事に使うことに。

ブラシは無駄になりましたが...
カバーを取付けて、すべて完了。

早速、溶接作業。
端子を磨いたせいか、アークの色が明るくなった気がします。(本当かいな?)

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