内科・外科を扱う山梨県笛吹市の古屋医院です。

　睡眠時無呼吸症候群（Sleep Apnea Syndrome：SAS）とは、睡眠中に呼吸が止まり良好な睡眠が日常的に取れず、日中の強い傾眠、集中力の低下、起床時の爽快感の欠如、熟睡間の欠如、起床時の頭痛など生活に様々な影響が現れる病態です。

睡眠時無呼吸症候群の主な症状

• いびき
• 日中の傾眠
• 知性の低下
• 性格の変化
• 起床時の頭痛
• 幻覚、自閉症
• 呼吸困難（とくに労作時）
• 不眠症
• インポテンツ
  
  このような症状でお悩みの方、一度、簡単な検査をお勧め致します。
  

睡眠時無呼吸症候群の検査

検査には大別して簡易検査とPSG検査があります。

どの検査を行うかは症状や状況によっても異なりますので、まずは問診で気になる症状や普段の睡眠状況について、お伝え下さい。

スクリーニング

就寝時に手首に機械を装着し、指にセンサーを取り付けて一晩の酸素飽和度を記録します。
痛みもなく簡単に行える検査です。ご自宅での検査が可能です。
この検査で睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合は、より精密な検査を行います。

簡易検査

鼻に呼吸センサーを、指に体内の酸素濃度を調べるセンサーを取り付けて検査を行います。
ご自宅で検査ができます。さらに詳しく調べるために、より精密な検査を行う場合もあります。

精密検査

精密検査（PSG）は、睡眠状態をトータルに評価する検査です。
脳波や筋電図・眼球の動きなどを測定することで、睡眠の深さ（睡眠段階）、睡眠の分断や覚醒反応の有無、睡眠効率などを詳細に調べて、無呼吸状態との関連を見て行きます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療ですが、もっとも代表的で効果があると言われている治療方はCPAP療法と呼ばれるものです。CPAP療法とは、マスクを介して気道に陽圧をかける治療法です。




睡眠時無呼吸症候群をお持ちの方は、上気道が舌根沈下により閉塞してしまいます。そこでCPAP機器本体から、エアチューブ、鼻マスクを介して、気道に空気を流します。その空気の圧力（陽圧）によって気道が塞がらないようにする治療になります。

睡眠時無呼吸症候群と合併症

睡眠時無呼吸症候群を患っている方は、高血圧、肺高血圧症、虚血性心疾患、脳卒中、糖尿病などの病気を高率で合併します。

また、睡眠時無呼吸症候群を治療することで、これらの合併症を軽減したり、未然に防ぐことができます。

もし、ご自分が睡眠時無呼吸症候群ではないかと思われているのであれば、当院で検査することが可能です。

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