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好きぐるノーツ2004

アニメ■2004/12/09 「ハウルの動く城」 2004/監督:宮崎駿/原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/倍賞千恵子、木村拓哉
いろいろと賛否両論話題になっているようなので、特に宮崎作品好きというわけでもありませんが、90歳の老女とハンサムな魔法使いの恋のお話?というとこらへんがちょっとツボをくすぐられたのと、ひかわファンボードでイザークやノリコをイメージさせるなどの書き込みを見てたらこれは映画館でちゃんとこの目で見とかんと云う事で見てきたわけですが、有る程度覚悟はしてたけど久々に満員の映画館で映画を見てしまったよ。はは
で、アニメーションとしての絵や背景や動きなどはさすが宮崎ブランド作品で美しかったんですけど、お話として解らない部分が残されたままにされてしまった事と主人公ソフィーに感情移入することも出来なかったので見終わった時に消化不良の状態だったのが単純にあーおもしろかったとも云えない原因ではないかと思う。まぁハウルはとても魅力的なキャラではありましたし半ケツのシーンは気に入った。(えw
がんがんネタバレしてしまうと。。。冒頭のモブシーンが犬の名探偵ホームズを思い出させたし、ソフィーがハウルと空飛ぶというか歩くシーンは耳をすませばを、髪を切るところは天空のラピュタが、ハウルの城はまさに王蟲。そんな感じで今までのいろいろな宮崎作品が脳内を駆けめぐってしまってました。ソフィー役の倍賞千恵子さんは云う程悪くなかったと思う。ソフィーが魔法で老女にされた当初から次第に魔法が解けてゆく?様を歳相応に微妙に声の印象も映像に合わせて違えてたと思うし、ソフィーを見てるとどうも未来少年コナンのラナが頭をかすめてしょうがなかったけど、途中髪を切ってからはナウシカのイメージで見えてしまったし、顔のしわとか腰の曲がり方とか、微妙に変わってゆくのでソフィーの成長を表現してたりするんだろうが微妙だったな。寝てると元の姿だったり、最後まで髪の色だけは元に戻らなかったりその辺はそう言うもんだと解釈すべきなのか?まぁこの世界は戦争中なわけですがその辺の背景もさっぱり解らないのもそう言うもんですかね。魔法使いがでて魔法が存在している時点でそう言うもんなんだろう。
ソフィーがハウルと初めて出会うシーンはかなり恋の予感!て感じで良かったんですが、その後2人の交流が今ひとつどこから恋に変わっていってというのがはしょりすぎてる気がするのでエンディングへ向けての盛り上がりに欠けるのが残念です。それにカカシのカブがそこまでソフィーを慕うのにも無理を感じたし、でもカブは可愛かったですけどねぇ。そしてマルクルも可愛かったです。カルシファー役が我修院達也さんだとはエンドロール見るまで知らなくてちょっと驚いた。良い役どころでしたよね。三輪明宏さんはもののけ姫の時程違和感なくて良かった。ハウル役のキムタクは結構良かったですね。ハウルに合ってたと思う。キムタクだ!と云う印象を受けなかったのが良かった。ハウルのキャラがいろんな面を見せてくれるのでソコが一番の見所に成ってるなぁ。でも何故ハウルがこうなってしまったのか?というところが解りづらい。そんな事言い出すとソフィーがなんのためらいもなくハウルの城に居着いてしまうのもはじめ何でだーと不思議でしょうがなかった。城に来たとたん今までと性格違ってしまったようでソコもなんか不思議、それは魔法で年寄りに成ったから性格変わったてことでいいのか。要は初めからハウルはソフィーだと解ってて巻き込んだって事でいんだよねぇ?w ハウルが元の?黒髪の姿に戻ったことにも意味があるようですがいまひとつわかりづらい。個人的にはオレンジ髪が可愛くて好きだったけど。えw まぁそんな感じでいろいろと消化不良なわけですよ。ふ
ハウルの動く城公式サイト

ライブ■2004/10/18 BUMP OF CHICKEN 2004 TOUR "MY PEGASUS" at Diamond Hall
単独ライブをみるのはこれが初めてとなるバンプのライブ。2ヶ月前にイベントではステージをみているもののやはり箱のでかさの違いもあるしかなりの期待をしていたのか会場付くまでなんだか心臓がばくばくしていた。例えそれが会場5階まで階段で登らされたという事実があったにしても。苦笑 会場には開演時間めどに着いたので既に会場はお客ですし詰め状態だ、そして予想通りというのか皆さん若いです。私の回りにいたのは中学生ぐらいでしたか?内心自分がココにいていいのだろうか?と言う気持ちに成りそうに、そうしているうちにメンバーが出てきてステージが始まった。のっけからノリのいい早いナンバーが続く、私の体は早さに付いてけないぞーと悲鳴を上げる。聴いていた位置はホールの一番後ろだったんだけど、ちょっと音が割れて聞こえてたり上手く音が届いてこないのが悲しかった。演奏は上手くなったと聞いてはいたけどそこははやはりこんなものかなぁというのは本音だったりしました。音がいまひとつ体に響いてこなかったのはなんだろうか、それがものすごく残念だった。それでもVo.藤原の声と歌詞はしっかり届いてきた。演奏が上手いばかりがバンドの善し悪しでないのは当然なんだけど、やっぱり上手い方が聴いてる側としては良いのは確かで、アレンジも違うしCDと同じ演奏が出来ないのは解ってはいるんだが、そこはこれからに大いに期待したい感じです。中盤頃までMCもなく曲を続けていたので、喋らないバンドなのかしらん?と思ってしまったが、ローリングストーンズのライブに行った話とか、藤くんらしい話だなぁ〜と、素直な人て印象が強かった。それでも口数の少ないバンドではありますよね。その辺はなんかかっこいい。新譜「ユグドラシル」に入ってる乗車権はライブでやると映えるだろうなと思ってましたけど、ここまでかっこよく聞こえるとは思ってなくて感激でした。好きなギルドもやってくれたし、Ever lasting lieも生で聴くとじーんと来ましたね。今回ラッキーにも1枚チケット取れて見に行けてやっぱ良かったです。ライブ後にTシャツとリストバンド買いましたよ。ライブが良くなきゃグッズなんて買わないよ。それに真面目にアンケートも書いて出しときました。これも好きでなきゃやらないことだよ。まだまだ成長していくだろうこのバンド、今後が楽しみです。
-セットリスト-(たぶんこんな順だったかと、w)
01.
オンリー ロンリー グローリー
02.
天体観測
03.sailing day
04.
車輪の唄
05.
くだらない唄
06.
ノーヒットノーラン
07.
ギルド
08.
リトルブレイバー
09.Ever lasting lie
10.
乗車権
11.

12.
ダイヤモンド
13.
同じドアをくぐれたら
14.embrace
15.fire sign
-
アンコール-
16.とっておきの唄
17.ダンデライオン

映画■2004/09/23 「アイ,ロボット」 2004米/監督アレックス・プロヤス/出演ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン
SFだしアシモフだしで私としては見ておかなければ成らない作品て感じで見てきました。期待通りに普通に楽しくおもしろい作品でした。ウィル・スミスの(特にファンではないですが)肉体美が拝めたのも一興。wアシモフのロボット三原則をモチーフに、だいたいロボットモノはそうだが、そこから行き着く先は想像し得るわけで、結果そう言うことなんだが。ロボットサニーが以外と可愛いことが収穫でした。予告から受ける印象は悪かったので。あとウイル・スミス扮する刑事スプーナーの人造振りとローテク嗜好がポイントでしたかね。大雑把に危険を承知で言ってしまえばキャシャーン?と言えなくもないような。w 欲を言うならばもう少しウィル・スミスにはバカ振りを発揮して欲しかった気がします。それとサニーの今後の行く末が心配です。目的を失ったロボットには存在しうる意味があるのか?目的を自分で見つけ出すことが出来るのか?とっても心配。
アイ,ロボット公式サイト

映画■2004/09/15 「LIVE FOREVER」 2002英/監督ジョン・ダウワー /出演ノエル・ギャラガー、デーモン・アルバーン
UK音楽好きだし見ておきたい作品でした。ただオアシスvsブラーの頃にはそんなことはどうでもよかった感じではあったので詳細などあまりよく知らないままにそれでもリアルタイムを過ごしていたわけで。冒頭にローゼスのライヴの模様に心ときめく次第で。w とにかく当時の事が蘇ってきていろいろ感慨深く涙しそうになったりとか。ブリットポップと共に90年代を過ごした人には意味のある作品だと思う。そうでない人にはなんだかなぁて感じ?と言うより見る必要も無いだろうが。
LIVE FOREVER公式サイト

映画■2004/08/26 「マッハ!!!!!!!!」 2003タイ/監督ブラッチャヤー・ピンゲーオ/出演トニー・ジャー、ペットターイ・ウォンカムラオ
前に映画館で予告見た時はおもしろそうだなぁ〜と思ってはいたんだが、いつ公開とか記憶になかったし回りで見たと言う人も居なかったのですっかり失念してて、昨日いきなり思いだしたようにいつやるんだと?検索したら明日で最終になってて本日あわてて見てきた次第です。おもしろかったです。楽しかったです。人間業とは思えんなぁ〜と感嘆しきりで見てました。ストーリーはと言えば全く単純なもので、村の仏像の首が盗まれたので村の若者ティンが取り返しに首都バンコクへ犯人を追ってきて、不本意ながら賭試合にでてチャンピオンを秒殺でやっつけてしまうから伝説のティンなんて呼ばれてさぁ大変てな感じなわけですよ?w 公約で?CG、スタントマン、ワイヤー、早回しは使いませんとしてたわけですが、主役のティン(トニー・ジャー)の神業かと思うアクションシーンは驚きの連続ででした。前半町中を追いかけられながらのアクションシーンでのガラス板の間を回転してすり抜けるとか、車を飛び越えるとか、車の下をすり抜けるとか、もうもう連続技の押収でこれでもかというくらいおもしろく見せてくれました。タイの3輪自動車トゥクトゥクのチェイスシーンも楽しかったし、後半はアクションも更にすさまじくあれでは怪我するどころではなくて死ぬんじゃないのか???と心配してしまうほどでちょっと恐かったですわ。それにしても主役のトニー・ジャーの身体能力の素晴らしい事ったらありませんでした。ムエタイの動きの美しさも良かった。ジャッキー・チェン、ジェット・リーに引き続き、またひとりヒーロー誕生て感じですか。エンディングでNGメイキングシーンが流れて、トニー・ジャーの笑顔が意外に可愛かったのも印象的でした。
マッハ!!!!!!!!公式サイト

CD■2004/08/25 BUMP OF CHICKEN「ユグドラシル
ユグドラシル前作「jupiter」から2年半、ついに発売されたニューアルバム。CDを聴く前から心が高ぶっている様なことはここのところほとんど無い出来事だった。そして曲が静かに始まった。「乗車権」の曲調にまずやられ、次の「ギルド」で涙が出た。確かにどの曲も、どの歌詞もバンプに間違いないものばかりでした。とはいっても以前のバンプと違う感じは受けたし、それを成長したと言うのかどうかよくわからないけれど。初期のポップな感じだけを求めていると違ってしまったと思うのかも知れないなとも思った。この「ユグドラシル」は今後のバンプを左右するようなアルバムになるだろうという気がしたのは大袈裟だろうか?曲並びはオープニング、エンディングを配置し、"そしてその身をどうするんだ?"の「オンリーロンリーグローリー」で始まり、「ロストマン」の"再会を祈りながら"で終わるというのは上手いなと思った。シングルになってる「オンリーロンリーグローリー」や「sailing day」の勢いのある曲と対照的に「レム」や「太陽」という静かではあるが怖さを感じる曲、そして孤独がつきまとういつもながらの歌詞、ひととおり聴いてみてアルバム全体のイメージは地味な印象を受けた。シングル購入していて既に聞き尽くしている曲が4曲入ってることも関係するのか、アルバムとしてのまとまりに欠けているようにも感じた。まだ4週目ほどしか聴いてないのでまだまだ何とも言えないと言うのが正直なところ、たぶん今後歌詞を噛みしめるように聴き、曲が体にしみ込んでくる頃にはひとつのものとしてアルバムを感じているのかも知れない。そして当分ヘビーローテーション状態でしょう。はいっきり言って買ってきて聴いてすぐに感想書けるような状態ではないってことです。重くて大切にしたい代物です。(また後で追記修正するかも知れません)
BUMP OF CHICKEN 直撃インタビュー 前編/yahoo!
BUMP OF CHICKEN 直撃インタビュー 後編/yahoo!
BUMP OF CHICKEN インタビュー/BARKS
BUMP OF CHICKEN インタビュー/Excite

ライブ■2004/08/18 「TREASURE 052-rainbow surprise-」 at レインボーホール
ASIAN KUNG-FU GENERATION/
レミオロメン/ACIDMAN/BUMP OF CHICKEN
久し振りのレインボーホール、というよりライブ自体がものすごく久し振りでした。会場まで行くのも記憶が曖昧、イベントで4つのバンドがでると言うこともあって開演時間が6時半と通常コンサートより早いので仕事終わって駆けつけてぎりぎりかという案配で事実そういうこととなった。チケットを購入する際、すでに気が付いた時には発売されてたのでアリーナ後方スタンディングか、スタンド席かの選択。やっぱ雰囲気としてはアリーナで参戦したいじゃないですか?しかしレインボーホールでのアリーナスタンディングと言うのは初体験でした。思いっきり詰め込んだって感じなのでしょうか?それだけ集客力のあるバンドと言うことですよね。ZIP-FMでは8800人入ったといってました。実際会場で見てるとアリーナ、スタンド席とも満員状態。位置がアリーナ後方ということもあってステージがちっちゃく見えまーす。夏のイベントってことだしこの辺は雰囲気重視と言うことで、周りを見る限りでは女の子が多かったように思う。おかげで背がそれほど気にならずなんとか見れた。客層はそりゃ若かったですよ。正気に戻って回り見渡してると、ここにいていいのか?と言う気にならないでもなかったが、そんなこと気にしてちゃ始まらないので、というかライブ始まったらそんなことは関係ない。
演奏一番手は予想外でアジカンでした。昼にZIP-FMで一番に演奏しますと言ってたらしいですが、開演時間に間に合ってよかったと思うことしきり、アジカンの曲は勢いあってノリが良いので初っぱなからヒートアップ、音もでかくて、体にガンガン感じてよかった。vo.後藤君は背が低いとは思ってたが、実際も低かった。頭の先しか見えませんよ?しかし声の迫力はありましたね。生アジカン初体験ですよ。アルバムからの曲やってくれたんで、知ってるのばっかだったし、ループループもやりました。なるほど、こういう曲だったのかぁ〜と初めてサビ以外を聴いた。本当にまさにライブバンドだなぁと実感。11月には名古屋でも2Daysライブやるそうで、前回ツアーは気付くの遅くてチケ取れなかったから、今度はチケ取り参戦しようかと思っとります。
2番手はレミオロメン。かろうじてバンド名をかするくらいに知ってるか?でしかなく、楽曲は全くどんな方向なのかすらも知りませんでした。3ピースバンドだからか、アジカンの次だったからか、スケールが小さく感じた。やりたい感じは何となくわかるんだが、今ひとつ曲が届いてこない感じを受けた。が、周りの客は結構ファンの人たちもいるようでそれなりに存在あるバンドなのか?と思わせました。
3番手はACIDMAN。こちらはバンド名もなにもかも全く知らないバンドでした。こちらも3ピースバンドでいろんな感じのジャンルをミックスさせたような印象が、ノリやすい楽曲に思ったが、特に深く印象はなかった。
ここまで来るとバンドごとの合間のセッティング時間が長く感じ、足がすでに棒状態。残るはトリのバンドのみ。
そして最終バンプ登場。生バンプ初体験、ちょっと感動。イメージ通りでステージに現れて、演奏が始まる。やはりバンプ目当ての客が一番多いのは当然か、今までより確実に客席からの声が大きく、ノリが激しい。アルエ、ラフメーカーと演奏。楽曲からするとアジカンの方がライブ向きかもと思わないでもなったが。vo.藤原に詩人を感じた、曲の歌詞が声がちゃんと届いてくる。途中、藤君がぼそっと「楽しい」と漏らす。今月発売アルバム収録のfire signを演奏、初めて聴いたがすごく良い曲、歌詞に思えた。これはニューアルバムが楽しみである。藤君はかなりテンションがあがっていたのだろうか?「予定より1曲多くやるよ、関係者に怒られるな」と言いながら予定にはなかったダイヤモンド演奏。そしてアンコールで登場、ラストはガラスのブルースでしめた。ライブで聴いて一緒に歌って拳を振ってこそのガラスのブルースだなと激しく感じた。良かった、良かったです。今度のツアーは幸運にもチケットゲットできました。今度はもう少し近くでバンドが見られると思うし、熱いステージになりそうで今からとても楽しみです。すでに2dasの2回公演はソールドアウトらしく、それだけ人気があるバンドになってしまっている彼らの行く方向をこの先も当分見つめて行きたいと思うステージだった。アルエ、ラフメイカー、ロストマン、Ever lasting lie、天体観測、ダイヤモンド、fire sign、ガラスのブルースの順だったかと。

映画■2004/08/12 「スパイダーマン2」 2004米/監督サム・ライミ/出演トビー・マグワイア
が良かったので2も映画館で見とかなければと思いつつものびのびになってて、ようやく根性入れて見てきました。今回も前作に劣らずピーター役のトビー・マグワイア君が可愛すぎる。そして苦悩しまくってます。MJへの想いはあまりにも一途で純粋で、どう見てもやっぱりMJは可愛くも美しくも見えないんですけど、それだけにピーターの惚れっぷりが涙を誘います。まさに甘酸っぱい青春炸裂〜見てるこっちが困ってしまう。それにしてもピーターは迂闊すぎるヒーローなのでそんなことでいいのか?と思ってしまうんですが、まぁそんなへなちょこぶりが愛おしくも思えてしまうから不思議です。今回の敵さんはDr.オクトパス。何故にそんなモノ(人工アーム)を付ける必要が?と思わなくもありませんでしたが、まぁ敵なので派手でなくてはいけませんし、真の悪でもなかったわけで、アレを沈めて終わらせるで本当に大丈夫なのか?核融合なんて私は詳しくないのでさっぱりわかりませんが。蜘蛛の糸で摩天楼を飛んでくシーンは爽快です。高所恐怖症の私はちょっぴり恐い気もしますが。。そう言えば、作中で答えてましたね、スパイダーマンのスーツは自分で作ったと。前作で私が激しく疑問に思った回答をありがとう。で、そのスーツ1着しか無いんですよね?汗くさそうだ。爆 いやもう、マグワイア君のあの笑顔見るだけで見るかいある作品だと思うわけですよ。へなちょこヒーローばんざーい。いかにもなフリがあったので3も楽しみです。最終決着ぽいですよね。
スパイダーマン2公式サイト

映画■2004/05/20 「ゴッド・ディーバ」 2004仏/監督エンキ・ビラル/出演リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング
エンキ・ビラル作品と言うことで私にとってはある種必須科目てことで見てきました。以前に「ティコ・ムーン」を見た時にえらく印象深かったのでエンキ・ビラルの名前を見たら見ておかないわけにはいかない。SF作品と言うだけの予備知識で挑んだわけですが…まさかああいう事になっていようとは、ちょっと予想外でした。いかにもヨーロピアーンな作品ですので、アメリカーンな作品好きには…どうでしょうと思わずにはいられないが、私は好きでした。
2095年のニューヨークには人間とミュータントとエイリアンが混在していた。セントラルパークには謎の異空間が出現し中に入った者は死亡する。そして上空にも突如現れたピラミッド、その中では神ホルスが死刑を申告され7日の猶予を与えられて青い涙を流す過去の記憶を持たないがジョンの事だけは信じているジルを探しに人に乗り移ろうとニューヨークの街にホルスは舞い降りた。そして起こる謎の連続殺人事件。ユージェニックス社の医療独占体制のなか人々は肉体と臓器をバージョンアップさせていかなければ生きられない状態となっていた。反体制として捕らえられ刑を受けたニコポルが入った冷凍冬眠コンテナが墜落、そしてニコポルが目覚めた時、目の前には神ホルスがいた。墜落の時、ニコポルの右足が切断されてしまったのだが、神ホルスはいともたやすくレールで彼の右足を作るのであった。しかしそこはレールなので重いのである。ニコポルに選択の余地はなく神ホルスを受け入れることに、その後二重人格ニコポルの苦悩が始まる。ホルスの誘導によりジルと出会うニコポル…この先二人の運命は…。
と言うような話なのだが。いろいろとネタとしてはおもしろいモノが満載されている。見ていてるとつい「ブレードランナー」「未来世紀ブラジル」「フィフス・エレメント」「イノセンス」などの作品をだぶらせてしまう。エンキ・ビラル作品「ティコ・ムーン」のパンプレットには彼のフレンチコミック(BD)が載っているのだが、ゴッド・ディーバの原作、1980年「不死者たちの市」・1986年「罠の女」・1992年「冷たい赤道」の「ニコポル三部作」である。原点がエンキ・ビラルなのである。映画ではやはり映像が、背景が、色合いが凄く凄く美しい、これだけでも見る価値あるのではと。ただ実写キャラとCGキャラが共存しているのが予想外で、凄いとは思うのだがどうもなじみにくく、できるなら実写キャラにCG重ねる程度の方が…と思わないでもなかったのだが、見ているウチにそれはそれで変なキャラなどおもしろかった。神々がCGなのはこれは納得でした。不遜な神ホルスが…なんだか可愛く見えてしまった。ジルが信じるジョンが果たして何者なのか…時の旅人?ジルを導く役目を負っている。そして神ホルスがジルを欲する意図とは…分身か!そんなホルスに振り回されるニコポル…反体制のヒーローなのでユージェニックス社に追跡される。それに連続殺人事件を追っている警察は犯人がわかるのか?そして恋に落ちるジルとニコポル?そしてホルスは?といろいろ入り組んでおりますが、絡み切れてない感じも否めませんでした。美しいジルが生まれたてで感情を知らない状態からニコポルと接して感情が出てくるようになる変化が見所だと思う。そしていろいろ解釈できるんだろうがこの作品は再生のラブストーリーでは無いだろうか。見て自分が納得できればいいのよ。
ゴッド・ディーバ公式サイト

映画■2004/04/29 「キル・ビル vol.2」 2004米/監督クエンティン・タランティーノ/出演ユマ・サーマン
vol.1を見たので見ないわけにはいかなかったvol.2見て参りました。まさに普通な映画に仕上がってたと感じるのは何故でしょう?それはvol.1の壊れ方が印象深すぎたからでしょうか?謎 サブタイトル?にラブストーリーと付いてるだけあってラブストーリーでした。ものすごく人騒がせ的な屈折しすぎな…苦 あれですかな。殺し屋の恋愛ってあんな感じなんだろうかと思うと納得もできるか?爆 唐突に始まるカンフー修行といい、地味に楽しませて(笑わせて)くれる箇所もありましたが、やはり最後の花がオチでしょうな。その花の可愛いこと。自分の子供が生きてることは知らなかったと思うのだが…あんな素直に受け入れられるモノなのだろうか?謎 何となくわかる部分もあるのだが…。ラストの「ありがとう…」と言いながら泣き笑いのシーンをわかるとこの作品がわかるんだろうなと言う感じがした。それにしても主人公は強いんだか弱いんだか…でも不屈の執念を持ってすれば成せないことは無いんだと思うことが大切ですな。そして自分の願いを叶えることを自分の手で勝ち取ったわけだ。めでたしめでたし。
キル・ビル公式サイト

アニメ■2004/03/12 「イノセンス」 2004/監督:押井守/原作:士郎正宗/大塚明夫、山寺宏一、田中敦子
見てきました。前評判いろいろ、公開されたので感想もいろいろとWebでは公開されておるようですが(賛否両論?)なるたけ前情報は仕入れない方向で基本情報のみを取り入れて「イノセンス」自体だけで判断できる状態にして見てきました。押井守監督ファンではないので以前の作品は見てないし、当然「攻殻機動隊」も見てません。
舞台は未来、既に人間はサイボーグ化されることも日常?になっていて、なおかつ電脳接続できる状態でもある。公安九課に配属されている主人公バトーが相棒トグサ(以前の相棒は少佐、しかし現在行方不明…)と共にガイノイドが起こした殺人事件を解決してゆくと言うお話。主人公がおっさんという時点で花がありません。個人的にはおっさん好きだから全然OK。バトーは全身?サイボーグ化されてるので…強い、そして無口無表情。この無表情を補うためにバトーの愛犬としてガブリエルが配置されている。トグサは生身?の人間で妻子持ち…この辺バトーと対比的。サイボーグだろうと生身の人間であろうと電脳化はされているようで、簡単に解釈すればパソコンや携帯電話でネットしているのを自分の脳味噌直結でネットに繋がってると言う感覚か。この辺とても危険を感じる。ハッカーされたらいちころぢゃんか!と思ってたら案の定…。リアルとネットの境界線のようなもの?がイノセンスではものすごく曖昧で危険性を感じる。映画マトリックスではリアルとマトリックスの世界は見事に描き分けられていたので見る側は簡単に区別ができたのだが、イノセンスはその区別するのがいきなりだとかなり難しい。コンビニでのバトー暴走シーンは何事かと思った。ま、それを踏まえて…キム邸でのことも段階的ではあったのでもの凄くわかりにくいけれどそれなりに配慮はされていると思う。
キャラ達の小難しい無駄口の数々…引用をいろいろ取り混ぜての押井節?とでも言うのでしょうか?イノセンスだけではなくて押井作品に見られる傾向らしいのですが?イノセンスだけに限ると確かに見てる側にしては引用元を知らなかったりでちと退屈、しかし話している内容を大雑把につかみ取れればそれで問題無いと思うし、未来の電脳社会ではこう言う会話が日常的と考えることもできる。普段ネットのBBSなどでコピペ引用しながら会話してる感じでは無かろうか?と推測。映画の中でトグサが「仕事の話をしようぜ」は見る側も同感だ。w
映像はどうだと言わんばかりに美しかったです。でも美しすぎて目が痛かったのもまた事実で、CGのギラギラした感じはちょっとと言う気がしないでもなかった。もう少しキャラと同じマットな感じが安心するのかどうなのか?苦笑 それとガイノイド、アンドロイドに使われている球体間接人形というのかな?ある種独特の雰囲気を醸し出していた。そして事件解決の少女確保時での少女の叫びはあまりにもリアルだった。あまりにも無機質感漂う映画の中で生身の人間の叫びを初めて聞いた瞬間シーンに思えてならなかった。(トグサはぶつぶつ言ってはいたけれど)そしてそれに対するバトーの対比だ。
少佐は最後まで謎のままでしたが…攻殻機動隊を知ってる人には全然謎では無いのだろうけれど…ここで知らないという事での利点が!コレはある意味凄いことだと思った。少佐のイメージを自分個人の好きなイメージで脳内にて補えばいいという。この作品、話のテンポやスピード感とか今時の作品にしてはとろくさい感じを受けました。言い換えれば重厚な雰囲気に仕上がってる?おっさんが主役だしな。その割に自分の脳味噌内で説明不足な部分を見ながらにして補う作業をしないといけない感じなので脳味噌フル回転で見てた気がするので…とろくさいのは正解だったのか?と思わないでもない。
バトーの語らない口、動かない表情…そこからどれだけ多くのことを感じ取ることができるかで(妄想とも言うが…)謎のままの少佐を感じ取ることもできる。そしてバトーの切ない想いを感じてしまうと…ラスト愛犬ガブリエルを抱きかかえる無表情のバトーを見ていると泣けてくるのであった。
イノセンス公式サイト

映画■2004/02/20 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 2003米/監督ピーター・ジャクソン/出演イライジャ・ウッド
前作「二つの塔」を見てないのでまさか見るとは思ってなかったけど誘われたので見てきました。「
旅の仲間」を見たときも誘われたんだよな。ひとりだったら見に行ってなかっただろう三部作だったと思います。しかし3時間半近くもある大作ながら時間の長さを感じさせない見応えはさすがだと思った。それに前作を見てなくても十分楽しめましたし、はじめから話の筋はおおよそ分かり切ってるからね。
フロドとサムとゴラムの一行の三角関係。ここはまさにサムの踏ん張りが無かったら話自体が終わらないと言う。サムばんざーい!!でございました。指輪をサムに託した方がいいんぢゃないのか?と思わずにいられない。指輪の力とゴラムのせいでおかしくなっているんだろうと思うんだけど、フロドしっかりしろーーっ情けないぞ。^^; 一方、カンダルフとアラゴルン。ゴンドール親父が情けなすぎて…あれはどうなの?おかげで敵が街に攻め入ってくるわで。カンダルフは戦ってるはいいんだが、魔法はどうした?相変わらず魔法を使わない魔法使いだ。思ったんですが、カンダルフは鎧を着てるわけではなくそのままで杖と剣で接近戦だから自分に防御の魔法かけてるので他へ魔法を使えないということか!爆 援軍のローハンがやってくるが、来るのが遅くないか。エオウェンの女剣士振りはかっこよかったです。いい役どころでした。そして援軍を引き連れて王様アラゴルン登場。やっぱり一番美味しい登場の仕方だよねぇ〜船から飛び降りたシーンでそらもうハートがっちり捕まれましたよ。レゴラスは象の曲芸振りサービスしてくれました。いやーツッコミどころ満載で楽しかったです。w
ロード・オブ・ザ・リング公式サイト