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カバー
村沢朝子
角川書店 角川文庫
初版発行 1959年4月30日
解説 野村尚吾
頁数 105
収録作品数 3
<愛>をテーマにした好短編三つを収める。「結婚記念日」は、結婚後五年の貧しい勤め人の夫婦、「石庭」は龍安寺の石庭を訪れた新婚の夫婦、「恋と死の波と」は、海岸に自殺をしに来て結びつき、生きる気持ちをとりもどす男女を描くが、著者の短編技巧の冴えは、三つの異なった愛をおのおの鮮やかに捉え、<愛>の微妙、複雑な生態を見事に浮彫にしている。
備考
2008年4月に改版→121頁に変更
角川文庫1812(旧版)
ISBN4-04-121613-3(旧版)
角川文庫い5-8(改版)
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 結婚記念日 1951年 有    
2 石庭 1950年 有 有 有
3 死と恋と波と 1950年 有 有  

ちょっと一言

おなまえ 日付 ちょっと一言
ポーさん 2000.08.07

以前古本屋で「愛」を見つけ当時付き合ってた恋人と一緒に読んだ記憶があります。恋愛小説は苦手ですが、この作品だけは読後感が清々しく、とても印象に残っています。愛について深く考えさせられる本です。紛失してしまったので、また手に入れたいと思います。

掲示板から

おなまえ 記事No.
日付
書き込みから
スモールパインさん [992]
2003/05/18

戦後の夫婦の情愛などを描いた小作3つです。靖さんはもしかしたら夫婦物を描かせたら天下一じゃないのかな、なんて思いました。

洪作さん [998]
2003/05/23

「愛」は、よく読み返します。

確かに、夫婦間の感情の機微が見事に描かれていますよね。

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