「無線と実験」第二十六巻第五号
昭和14年(1939年)5月1日
誠文堂新光社発行

昭和14年(1939年)5月1日発行の「無線と実験」三月号
書名の下にある「無線報国」の文字がこの当時の時局を物語っています。定価は金八拾五銭。

表紙 躍進日本! 帯状新長時間レコードの演奏機構 (詳細は口絵参照)

口絵 (1)16粍トーキー再生増幅器と長時間演奏用増幅器 (2)アメリカでの現状は?G.E.のテレビ
(3)アメリカでの現状は?G.E.のテレビ (4)2kW水晶制御短波電信送信機

巻頭言 “純音の定期放送”を提唱す

ラジオ・ゾンデとはどんなこと?
無線応用高層気象観測の話………東大航空研究所 小澤国治

第10回・ラジオ技術者検定試験の
実地試験問題と“合格に秘訣”………高等ラジオ技術 大井脩三

将来の国際電話が進む道
短波単一側波帯通信方式………L.M.生

増幅器設計の“鍵”
各種電力増幅器の再検討………読売・電送課 住吉正元

強力増幅器の設計法(9)………百枝志郎
(出力30W程度の多用途高忠実度増幅器の設計)

新時代を劃しつつある
16ミリ・トーキー再生用増幅器………映写技術協会 帰山教正

スーパー製作講座(4)
8球式全波スーパーの製作………三田無線 茨木 悟

サービスマンの研究資料
有名既成受信機解剖記(3)………T.O生

今月の製作・新しいレフレックス
2B7使用の3球式受信機………大阪 T.O.生

非常時予備用・単球式受信機の試作………台湾 T.K.生

理論と実際を比較した
真空管電圧計の試作記………小田川生

多用途真空管試験器の構造……富士商会 佐藤 俊

3インチ管使用・新機構になる
オッシロスコープに就いて………松下無線 久野古夫

放送楽屋話(スタジオ放送)………東京中央放送局 現業課

“油虫夜話”体験は確信を興へる………あぶらむし生

アマチュア用テレビ受信機(3)………小池荘介

ラジオとテレビの海外発明ニュース ………田辺輝雄

最も近代的な回路を持つ
短波スーパー・ヘットの機構解説………逓信省 高瀬芳卿

短波送信機の中枢
水晶発振回路のいろいろ………田辺輝雄

日本及満州国所在
短波長無線実験局名録………日本アマチュア無線連盟編

□実験用無線施設異動
□アマチュア局の近況
□DX CORNER………SYOKEN生、JUNE

最近のラジオ発明ニュース ………田辺輝雄

Current Topics

アンテナは語る(62)………春潮生、ヘンリー生

□最新のファクスィミリ日刊新聞紙
□最新のマイク それは Cardioid ike
□39年型高級受信機の興味ある二大特徴・トリプル・コーン高声器と逆相帰還法

New Merchandise………春潮生、ヘンリー生

Service Bench………大井生

質疑応答欄………百枝志郎

余白録
□今年度に於けるアナウンサー採用試験問題 □高等ラジオ技術講習会ニュース □投稿規定

編集後記