「無線と実験」第二十六巻第三号
昭和14年(1939年)3月1日
誠文堂新光社発行

昭和14年3月1日(1939年3月1日)発行の「無線と実験」三月号
書名の下にある「無線報国」の文字がこの当時の時局を物語っています。定価は金八拾五銭。

表紙 国産精密測定器謳歌時代 (直読式試験発振器・口絵参照)

口絵 (1)低廉型電気蓄音機と豪華蓄音機 (2)無線通信士になるまで(1)
   (3)無線通信士になるまで(2) (4)相談所用測定器とオツシロスコープ

巻頭言 テレビの試験放送開始に先立ちて………日本放送協会 周知課 苫米地 貢

トランス・レス新型真空管とトランス・レス受信機の回路

一般家庭用として適当な
高忠実度電気蓄音機に就いて………日本高周波機 海老沢栄一

短波垂直アンテナ用
給電方式の再検討………逓信省 高瀬芳卿

短波単一側波帯通信方式………L.M.生

無線通信士資格検定試験に出題された
無線問題の検討………日本無線 武居一博

実際上の問題を主とした
全波受信機の設計………欧留植武

スーパー製作講座(3)
標準型5球式スーパーの組立………三田無線 茨木 悟

強力増幅器の設計法(7)………百枝志郎

大ホール用特殊電気蓄音機に就いて………日本ポリドール 入谷 隆

最格安電気蓄音機の作り方 ……高等ラジオ技術 大井脩三、近藤長一

今月の製作・電池式3球式受信機………(兵庫) 秋定良章

サービスマンの研究資料
有名既成受信機解剖記(1)………T.O生

無線と計算(連続講座) 逓信省官吏練習所………谷村 功

聖戦従軍記
電鍵は征く ………読売・特派員 住吉正元

TELEVISION受信機の作り方………読売・通信部 川野義雄

ラジオとテレビの海外発明ニュース………田辺輝雄

信号強度の自動制限に関する一提案………Q.S.T.生

電信15ワット・電話4ワットの
短波送信機の製作………H.K.生

10ワット 56-28メガ・サイクル
水晶制御電話送信機の設計………丸子 仁

短波2球再生受信機の選択度に就いて………佐々木 晃

電気通信術講座(2)
合調語による 通信術教室………無線電信講習所 北城孫人

私設無線電信無線電話規則の改正………R.K.生

□実験用無線施設異動
□アマチュア局の近況
□DX CORNER………SYOKEN生、あきら生、JUNE

読者のページ・銃後の無線界を守る人々へ………東京 Y.N.生

最近のラジオ発明ニュース ………田辺輝雄

アンテナは語る(60)………春潮生、ヘンリー生

□電子オーガンの電気通信分野に於ける新用途
□表皮作用式”光電話”送・受信機
□航空の安全性を増す新無線高度計

New Merchandise………春潮生、ヘンリー生

Service Bench………大井脩三

質疑応答欄………百枝志郎

余白録
□新型送信管2種の紹介 □高等ラジオ技術講習会ニュース □何故に私はラジオを聴かぬ □全国無線人の薦むる書 □外国新製品紹介・無音遮断スイッチ □通信型受信機の普及品

編集後記