「無線と実験」第二十七巻第一号
昭和15年(1940年)1月1日
誠文堂新光社発行
「オシロスコープ」と「ブラウン管」の広告ページ

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
オシロスコープの広告

日本光音工業株式会社

東京市品川区北品川

Ko-on
純国産2吋ブラウン管オツシロスコープ

輝度高く輝点鮮鋭!
3吋の物と機構動作全く同一!然も容積1/3重量1/4!

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
オシロスコープの広告

土橋研究所

東京市目黒区上目黒

陰極線オシロスコープ
(可聴周波数特性測定装置付属)

D-106型 Cathode-Ray Oscillograph & Curve Tracer

◎本品は市販のオシロスコープには不可能である、
可聴周波数特性曲線の観察或は記録撮影が簡便迅速に
行ふ事が出来ます。

◎高さ=200mm 長さ=470mm 幅=195mm

◎詳細は「無線と実験」26巻9号所載記事参照

D-106 オシロスコープ

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
オシロスコープの広告

日本電子工業株式会社

大阪市西淀川区浦江町

至って簡明な
写真機の取付
撮影と観測操作

アマツ 陰極線オッシログラフ装置 携帯用

音・光・電気・圧力
凡ゆる振動現象の測定に
研究室にも、実験室にも、
工作現場にも広汎なるその応用

軽くて堅牢
「アマツ」B-100型
寸法 50x17x35cm
重量 11kg

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
オシロスコープの広告

東洋計器電機株式会社

東京市目黒区中目黒

陰極線オツシログラフ装置

TH-100型
TH-75型
TH-50型

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
ブラウン管の広告

理研真空工業株式会社

東京市日本橋区

理研真空のブラウン管

動作精優秀無比
輝度鮮明・蛍光膜強靱
各種用途型製作

無線と実験 第二十七号第一巻
昭和15年(1940年)1月号
ブラウン管の広告

無線枢機産業株式会社

東京市品川区南品川

モット

モット光電管 モットブラウン管は一流工場及研究所のみにて使用せらる
本社は光電管とブラウン管の専門工場なり
CATHODE-RAY-TUBES and ALLIED TYPES


昭和15年(1940年)のこの時期に国産のブラウン管を製造する企業があり、複数のオシロスコープを製造する企業があったことがわかります。ちょうどこの頃は日本で始めてとなるテレビの試験放送が開始される時期であり、オシロスコープの需要が急増していたものと推測されます。

「無線と実験」第二十六巻三号には
東京電気(現Toshiba)と松下無線(現National)のオシロスコープの広告が
掲載されています。次ページを是非ご覧ください。