昭和20年代前半まで存在した
松下無線株式会社のオッシロスコープ CT-75 が昭和29年(1954年)発行の「オシログラフの理論と取扱」に引用されたことは、戦後かなり後まで存在したことを示す証ではないでしょうか。
国産初のオシロスコープは松下製か東芝製か?
ここまでの調査から推定される事は、昭和14年(1939年)には、現 松下電器産業と現 東芝の製造によるオシロスコープが存在していたことになります。しかし、この二社のどちらかが国産初のオシロスコープを製造したのか?あるいは現在未知の第三の企業が存在するのかは今のところ不明です。
オッシロスコープ CT-75 の取扱説明書を入手
継続的な関係資料の調査整理の段階で、松下無線株式会社のオッシロスコープ CT-75 の取扱説明書が出てきました。今となっては、このCT-75 の存在を更に明確にする物として貴重な資料です。是非、次ページもご覧ください。
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