喜びの魂をもって

神を認め、全き心と喜びの魂をもってその神に仕えよ。 

『歴代誌上』28章9節

「喜びの魂」をもって

 人生のおまけのような趣味的な信仰をもっている人がいます。信仰はもっと真剣なもの、人生と生活のすべてを賭けるものなのです。

 しかし、だからといって信仰は辛い、難しい、たいへんだと考えてもなりません。信仰に必要なこと、「全き心」と共に「喜びの魂」なのです。

信仰を一番のたのしみにしたい

 八木重吉の詩集の中にこんな詩をみつけました。

  信ずること
  キリストの名を呼ぶこと
  人をゆるし 出来るかぎり愛すること
  それを私の一番の仕事としたい

  やさしさ
  謙虚な心
  すなほな信仰
  それは浅くても尊い

  イエスの名を呼ぶこと
  イエスの像を心に描くこと
  イエスについて人に述べること
  出来るかぎり人をゆるし人にやさしくし
  素直ほな瞳をもちつづけること
  そういうことを趣味したい
  ・・・・(中略)

  イエスを信じること
  それを一番のたのしみにしたい
  ひとりでに力が出てくる位たのしみたい

信仰を一番のたのしみにしたい

 過ぎ行くこの世にあって、信仰は私の生涯をかけての仕事だと言えること、辛い毎日の中にあって信仰は私の趣味だ、楽しみの源泉だと言えること、そんな素朴で、大らかな思いをもって、信仰と共に生きることが、それが「全き心」と共に「喜びの魂」をもって神様に仕えるということに通じていくのではないでしょうか。私たちも信仰の生活をもっと楽しみとしたいものです。

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