<Bread>



パンの種類

パンの種類って、本当に多いですね。
時代と共に、好みも変わってきて
モチモチパンなんて言うのも出てきてる。
フワッとしたパンが良いって言う人もいれば
どっしりとしたパンが好みって言う人もいるし
モチモチした食感が好き!って言う人もいますね。
我が家は、好みがそれぞれ違っていて
ちょっと困ってしまうけれど
あんな食感、こんな食感。
いろいろと楽しみたいなって思ったりする
欲張りな私です。
でも、何よりも”美味しいのが一番!”

1.バターロール
もともとは、バターを塗りながら巻いて作ったので
バターロールと呼ばれるようになったようです。
焼きたてはフワフワと柔らかくて食べやすいですね。

2.フランスパン
強力粉に、サクッと軽く仕上がる薄力粉を混ぜて
霧をたっぷり吹いて焼くと、外側がパリッ。中がフワフワに
仕上がります。フランスパンの一番美味しいのは
焼き上がって一時間以内。

3.イギリスパン
イギリスパンの特徴は、弾力があって噛みごたえの
あるのが特徴。甘みが少ないので食事用のパンに
向いています。トーストにも、サンドイッチにもピッタリ。

4.クロワッサン
バターを生地に折り込んでつくる三日月型のパン。
サクサクっとした食感がたまらないですね。

5.デニッシュ
クロワッサン生地を基本として
フルーツやジャムを使って作った甘いパン。

6.ベーグル
もちもちっとした噛みごたえのあるベーグル。
もともとは、ユダヤのパンだったのがここ数年
アメリカで大流行したことから日本でも流行。
一度、パン生地を茹でてから焼くと言う特徴があります。

7.ピタパン
中近東が出身のピタパンは、オーブンに入れると
ぷくっと膨らんで半分に切ると、まるでポケットみたい。
好きなものを中に詰め込んでかぶりつきたいですね。

8.グリッシーニ
イタリアの気さくなお店では席に着くと頼まなくても
出てくるグリッシーニ。最近は、イタリア料理ブームも
あってか、日本のイタリア料理のお店でも出てくるように
なりました。カチカチの棒状のパンは
パンと言うより、どちらかというとスナック感覚。
ワインのつまみにも良いし、サラダやスープと一緒に
食べても美味しいです。

9.ブリオッシュ
卵とバターがたくさん入っているので
ゆるやかな生地で作ります。そのまま食べても美味しい
けれど、私はやっぱりブリオッシュサバランが一番好き。

10.アメリカンマフィン
パンと言うより、どちらかというとケーキみたいなパン。
プレーンは、ジャムやバターを付けて食べても美味しいです。

11.シュトレーン
クリスマスの時期には、最近パン屋さんの店先にも
並ぶようになりました。ドイツの伝統的なクリスマスのパン。
冷所に保存するだけで、一ヶ月以上過ぎても美味しく食べられる
このパンは、昔の人の知恵なのでしょうね。
食べるときは、出来るだけ薄く切って食べるのがコツです。

12.北欧パン
上にトッピングした生地がサクッと甘い北欧パン。
そのくせ中はフンワリと柔らかく、絶妙なコンビネーション。
甘すぎず、軽くいただけます。

13.ミルヒーブロート(ライ麦パン)
懐かしい味のする田舎風のパン。
少し硬めのパンですが、ライ麦の味わい深さには
とりこになってしまいそうです。

14.カルツォーネ
ピザのように薄く伸ばした生地にフィリングを乗せて
半円にたたんで焼いたもの。
ピザのサンドイッチバージョンみたいだなぁと言うのが
私の感想です。

15.フォカッチャ
こちらも、イタリアのパン。
型を使わずに、大きな丸形に成形して
表面にくぼみをあけて焼く味わい深いパン。
くぼみにオリーブを乗せたり、生地にハーブを混ぜ込んだり。

16.イングリッシュマフィン
イングリッシュブレックファーストには欠かせない
おなじみのパン。コーンミールをつけて焼きます。
フライパンや、ホットプレートで出来てしまう手軽さです。

17.スコーン
こちらも、イギリスのアフタヌーンティーに欠かせないと
言われているイギリスの伝統的なものです。
イギリスでは、クロテッドクリームと言うのをつけて
食べるようですが、日本では売っていないので
ジャムやメープルシロップ、蜂蜜などをつけて。

18.カザレッチオ
イタリアのパン。全粒粉が混ざっているので素朴な味わい。
外はカリッ。中はふんわりの食感を楽しめます。

19.パニーニ
イタリア語で、”小さなパン”と言う意味を持つパン。
サンドイッチなどにも適したパン。

(パンの美味しく食べるためのノウハウ)

1.保存方法

焼き上がってから出来るだけ早く冷凍庫に保存するのが一番!
ー18度〜ー25度の冷凍庫で凍結する。
バターロールで3〜4ヶ月、食パンなどは4〜5ヶ月保存できる。
解凍は、バターロールなどは、室温で20〜30分。食パンなどは
40分〜50分かかる。

2.作っておくと重宝するディップ&バター

1)明太子ディップ
クリームチーズ100gを室温に戻して柔らかく練っておく。
明太子1腹は、皮をとって身をほぐしてクリームチーズに混ぜる。

2)サワークリームバター
サワークリーム1/2カップは、よくかき混ぜて緩くし
小口切りにしたアサツキ3本分と塩、コショウを混ぜる。
好みで、ニンニクのすりおろしやチリパウダーを加えても良い。

3)風味バター4種
(成形して、冷蔵庫で冷やし固めたあと、切り分けて冷凍庫で保存できます。)

チャイブバター
常温に戻したバター100gにチャイブ4〜5本を細かく刻んで混ぜます。
スモークサーモンなどのサンドイッチに合います。

アンチョビーバター
常温に戻したバター100gにアンチョビーのフィレ2〜3枚を
細かく刻んで練り混ぜます。ポテトサラダのサンドイッチに
抜群の相性!

バジルバター
常温に戻したバター100gにバジルの葉3〜4枚を細かく刻んで混ぜます。
ハムや、肉類、サーモンなどのサンドイッチにも合います。

タイム&ローズマリー、ミントバター
ハーブそれぞれをみじん切りにして合わせて大さじ1にしておく。
常温に戻して柔らかくしたバター100gに混ぜる。
あつあつトーストや、魚のムニエル、卵料理にも使えます。

4)スィートなペースト

超簡単な蜂蜜バター
はちみち1に対してバター2の割合だけ気をつけて
ひたすら混ぜるだけ。トーストしたてのパンにつけて
食べるとグー。

レモンカード
市販のものも売られているけれど、家でも簡単に作れます。
無塩バター30gを湯煎にかけて溶かし、ボウルに卵3個と
グラニュー糖120gを入れてよく混ぜ、バターとレモン汁2個分を
入れて、さらに混ぜます。ボウルを湯を張ったお鍋に浮かべて
火にかけ、木べらで混ぜながら15分〜20分ほど、とろりとなるまで
煮詰めて、あら熱がとれたら保存瓶に詰めて、冷蔵庫で保存します。
(注意:強火にすると分離してしまいます。ボウルは、レモンの酸がある
ので、アルミ製でないものを使って下さいね。)

<参考文献>
「パンづくりノート」中沢久著 柴田書店¥3600
「手作りパンの本」オレンジページ¥500
「職人さんが教えるやさしいパンづくり」パッチワーク通信社¥980
「失敗知らずの手作りパン&人気のパンメニュー」集英社¥680