■12/30 レコ大は永遠の噛ませ犬状態だった氷川きよし。 モロに演歌のための賞と思わしき「作曲家奨励賞」が創設されて竹川美子が受賞したり、 演歌復興の流れが戻りつつあるのかもしれません。つうかやっぱ阿子島事件の影響もあるのか。 歌唱賞に倖田姉=エイベックス、新人賞に絢香=ワーナー。 もはやこの賞に価値を感じていないと思わしきソニー・東芝・トイズから 選ばれることはないという状況からすれば、妥当な線だと思います。 まあ今年の場合、東芝はどんなに頑張ったとしてもノミネートできるような人がいないのですが。 で、あのBoAの酷い扱いは一体何だったんだろう。寒空の下であれは拷問だと思いました。 --- はい。明日が紅白本番ですよ。でも最後までネタを引っ張るよ! つうか、前に4年前まで遡ってはみたものの、演歌で4年は短すぎた。 流れがわからんと思ったので、15年見てみることにします。
おう。非常にわかりやすくなった。 紅組の場合、元々1〜2枠程度は、その年々の判断で決められる枠を持っていたものの、 演歌枠の拡大が流れ的に難しくなったことと、天童が「珍島」でスターダムにのし上がり固定枠参入、 さらに水森かおりがどう転んでも落とせないレベルで売れ続け、でも固定枠の人間を落とすわけにも行かず、 結局硬直化、みたいな状況。 今後、森昌子が本格復帰してきたら、香西、中村、伍代の「準レギュラー組」あたりが危ういですね。 白組は元々6人+吉幾三が固定枠を押さえ続け、あと数名と若手が残りの枠にローテーション的に 入っていたのですが、氷川きよしがそのローテーションのゆとり部分に割って入ってきた時点で やはりほぼ硬直化、といったところ。 吉幾三がパッタリと出なくなったのは、何か別の理由がありそうな気はしますが。 で、番組の方はいろいろと遺恨を煽って注目を集めようと目論んでいるようです。 どこのプロレス団体だ、という感じで。もう泣けてくる。 アッコvs進一 昌子巡り壮絶口ゲンカ OZMA「開チン宣言」にサブちゃんキレた では今年はここまで。明日新幹線に乗って三重に帰ります。アディオス・アミーゴ。 ■12/29 「ガンダム無双」は、馬鹿ゲー臭がものすごくて非常に惹かれるのですが、 でもやっぱり、本体にあの値段は出せない。 もうアマゾンでは20GBは在庫あり、60GBは新品は数日かけて在庫ははけたものの、 マーケットプレイス価格が新品価格を割り込んでますが。 --- ビートルズの「Love」、MySpaceとYouTubeでも販促してたんですね。 他にもOK GOのPVがすごい勢いでネット上のあちこちでシェアされた結果、 口コミで認知上がるわ売り上げも上がるわ、みたいな状況も発生しつつあり。 まあ、そういうことだ。使えるものはなんでも使え。商売だもの、当然じゃないか。 だから、JASRACとかがYouTubeに喧嘩売ってる意味がわからない。 結局「今まではっきりさせておらず、20世紀の基準でははっきりさせる必要もなかった分野が ぼんやりしてる間にすごい勢いで拡大してきたので、慌てて既得権益を基準にして できる限りてめえ寄りのところで線を引いて主張を開始している」ということで。 恐らく合理性のある説明なんてできないと思います。 で、問題はJASRACだけでなく、日本の各社のトップも概ね「既得権益を守る=全否定」な 姿勢なものですから、ぜんぜんそっちの利用が進まないこと。 うまく使えば利益につながるってことは、既に洋楽ではガンガン事例が積み上げられているのに。 音楽系DVDなんか、プロモーション次第ではまだまだ販売数に伸びしろはあると思うし、 もう少しビデオ有料配信の環境さえ整えれば、メディアをまたがず「PCで認知してそのまま購買」、 というシームレスな流れにも持ち込めると思うんですけど。 ようやっとLISMOは動画の販売を始たみたいですが、日本の場合、一部を除いて制作にもさして お金さしてかけてないわけだし、それこそ「プロモーション・ビデオ」の名前通りの本懐で行こう、 という判断はできんものなんでしょうか。 ちなみに、OK GOのPVはそのうちどっかの日本人のプロミュージシャンがマネすると思います。 ■12/27 チョー・ヨンピルもヨン様なことに今気付いた。 --- 紅白の曲順決まる 北島三郎が大トリで「まつり」を歌うのはこれで4回目。もう毎年それでいいんじゃないか。 川中美幸は天童よしみとか石川さゆりみたいにスケール感で歌う人じゃないから、ちょっとキツいかも。 >>第1部のバラエティーコーナー「みんなのうた45年!キッズショー」の進行をタレントのベッキー(22)、 >>第2部の「2006スーパーレビュー」の進行をグラビアアイドルのほしのあき(29)が担当する これで概ね「いつもどおりの紅白」ということがよくわかりました。多分それでいい。 番組の構成については、あんまり無理して何かしようと思わないほうがいいと思うよ。 社内で全部やろうとする製作体制と、結局おじさんが昔のセンスで決裁する責任権限に 大胆な改革がない限り変わりようがないし、看板番組であるがゆえにそれは困難。 だから、今年最大の変化はほしのあきにかかっているんだ。公共放送の限界に挑んでほしい。 自分が知っている限り今までのそっち方面の限界は、テレビ体操に出てきた巨乳のお姉さん。 体の線が出るレオタードだから。もうすんごいの。 ■12/25 JBだけは地球が死んでも生きていると思っていたんだ。 医学の英知を結集して、本物の「レプリカントJB」を作ってほしい。 --- オリコン訴訟問題、音楽配信メモで根性のまとめが上がっています。 オリコン訴訟問題の現状の詳細なまとめ オリコン訴訟問題について音楽業界関係者に取材しました やっぱ高額訴訟を個人にぶつけることで、裁判前に有利な状況で和解に持ち込むことが目的とすると、 インフォバーンが付いて真っ向から受けそうな状況の現在、オリコンの思惑通りに進んでいるとは 言い難いだろうし、かといってこのまま裁判に入ると、争点が争点だけにオリコンも自分の首を絞めかねない。 何とかきれいな落としどころに落ち着いてほしいものです。 1/9までに何かアクションがあるのかどうか。あってほしい。 --- ちなみにオジーの「暗闇でドッキリ!」という邦題は、映画「ピンクパンサー」シリーズの、 原題が曲名とほぼ同じ作品「A Shot In The Dark」の、公開当時の邦題から持ってきたもので、 決して担当の頭が不自由だったわけではないのです。むしろオジーの意図を汲んでいる。 でも、Carter USMの「爆発ロンドン日記」とか「電気じかけのカバー戦士」とかは 正直ちょっと不自由かもしれない。 ■12/24 いやさ、じゃあ演歌の新人を紅白に出したらよくなるかって、少なくとも視聴率はもっと落ちます。 でも長期的に見て、いくら演歌でも、今とほとんど同じメンツのままこの先10年続けたとして、 それに対して誰からも何も言われないはずがないでしょう。 総とっかえはせんでも、今のうちから先を考えてできることから少しずつでもやっていかないと、 ただでさえ演歌以外の突っ込み多いのに、その演歌でも厄介ごと抱えちまうよ、ということです。 --- 2006年 オリコン洋楽年間ヒットチャート発表 読んでてびびったのがこの一節。 >>これらヒットの影響で洋楽アーティストのアルバム・楽曲に、 >>日本語タイトルをつけるのが主流になってきたのも見逃せない マジすか。そんなことになってんすか。 例に挙げられていたのが、ダニエル・パウターの「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」ですが、 この邦題よく考えるとすげえ。シチュエーションと効能をタイトルに明記してあるということだよこれ。 お前小林製薬か。 こういうのが今後の主流になるということであれば、そのうちに原題とはまったく関係なく、 「切ない日のラブ・ソング」とか「癒しのクリスマス」とか、そういう邦題が付くことになる。 それはちょっとどうかと思う。 それならまだ「ビートに抱かれて」とか「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」とか 「まるっきりパラダイス」とか「シスコはロック・シティ」とか「暗闇でドッキリ!」の方がいい。 ■12/23 今日、家から出たのはコンビニに行った時だけだ。 街を歩いているカップルは全員、ノロウイルスで下痢してしまえばいいんだ。 --- 紅白いじり、その2。 今年は「のど自慢の予選でよく歌われた曲」が選定基準のひとつになっていますので、 それが、楽曲自体が今年のものでなくてもよい大義名分として大活躍しています。 したがいまして、特に演歌はある意味「選定基準が極めて曖昧」というか、 「いつもどおりの人を出す」ための言い訳として見事に機能しているわけですね。 以下の表参照。 「曲目」は今年歌う曲で「発表年」はその曲が発表された年。 「2006売上」は、紅白で歌う曲の売上ではなく、「今年発表して最も売れたシングルの売上」です。 並びは、まずここ4年間全出場の歌手を売上順、次に今年出場するけど 過去4年に一度でも空きのある、いわば「指定席」を持っていない人。 そして過去10年に一度でも出たことのある人が来て、最後に過去10年出ていないか出たことの ない人で、今年になって15000枚以上のヒット曲を出した人も並べてみました。 「2006売上」に何も入ってない人は、今年になって新曲を発表していない人です。
ということなんですよ。 まず、紅白に出ている歌手があからさまですね。きちんと現役感覚を持ってCDも売ってる人は きちんと今年の曲を選んで歌うわけです。五木ひろしなんて久々のベストテンヒットですし、 胸張って歌えます。 もう過去の栄光で食ってるだけの人たちはまあ、見ての通りです。 実は演歌、テイチクやキング、コロムビアあたりはかなりの頭数を投入していますし、 それなりにそこそこヒットさせている人もけっこうな数います。 ただ、過去に大ヒットを飛ばした「大スター」が完全に出場枠を占拠しているせいで、 その人たち以上に売れても紅白に出場することができない、という状況。 出場できても、水森かおりと氷川きよしなんて、出す曲出す曲全部オリコンのベストテンに 放り込んでくるほどの力がある、もはや演歌の最後の砦のはずなのに、概ね紅白の前半に さくっと歌って終わりという軽んじられよう。 業界一体になっていかなければいけない状況が続いているにもかかわらず、 過去の大スターがろくにヒットも出さないのにふんぞり返っているために。 紅白の問題は演歌があることにあるんじゃなく、その新陳代謝が ほとんど働いていないところにあるよ、というお話でした。 ■12/22 紅白いじり。 J-POP勢についてはまあ妥当だと思うのですよ。 aikoがアルバムのみ収録曲を歌うというのがびっくりですが、まあCMで使われてた曲だから、 ノンタイアップのシングル曲よりは一般浸透度はむしろ高いと考えてよいでしょう。 夏川りみはつくづく残念ですが、もはや「出させてやるんだから言うこと聞けよ」要員として、 言いなりのままあてがわれた曲を歌うしかありません。彼女と対になる白組要員は布施明ですね。 で、考察の必要があるのはやはり演歌勢。 まず出場歌手全体の中で演歌がどの程度を占めているのか。 位置付け微妙な布施明とべーやんは抜きました。 (演歌歌手の人数/出場歌手の全組数) 2003[紅:11/31 白:10/31] 2004[紅:10/30 白:09/28] 2005[紅:09/31 白:10/31] 2006[紅:11/27 白:09/27] ここ数年で演歌率は最高なわけですが、今年は無理しないということを NHK側もハナから言っていましたし、まあ妥当じゃないか、と思います。 で、次に出場歌手の入れ替わりっぷり。
これ、実につまらないということがわかりました。意外に出入りが少ないのね。 特に白組。山本譲二と北山たけしは同じ事務所の枠ですから一心同体とすると、 要するにここ4年、山川豊がいるかいないかの違いだけ。 女子の場合は、藤&長山という、本来微妙な位置付けの2人がバーニング枠でガチガチの 固定になっているせいで、彼女たちより格上は安泰、その下は激戦、という感じでしょうか。 では明日はCD売上で出場の妥当性を見てみることにします。 ええ、明日は暇ですから。家の掃除以外することがない。 所帯持ちで子供がいないとクリスマスが心底どうでもよくなってくるよ! Come on, join us! ■12/20 まだ紅白いじれてない。眠いんだもの。 とりあえずインフォバーン社の見解が出たので、実際に「できうる限りバックアップ」が 入れば、今後きちんと裁判を行っていくことはできそうですね。 つうことで、メディア企業 vs 個人、という構図が変わった訳ではないですが、 多少今までよりは軸足を真ん中寄りに置きつつウォッチ継続することにします。 --- で、紅白に並ぶ年末の風物詩と言えば、富士急ハイランドのカウントダウンなのですが、 昨年は西口プロレスで日和ったと思ってたら、今年は「なんちゃって紅白」。全然駄目だ。 もう富士急には期待しちゃいけないのか。寂しいな。 2004年のカウントダウン: 松方兄貴をゲストに迎え、抽選で兄貴に撃ち殺してもらえることもできた「仁義なきカウントダウン」。 2005年のカウントダウン: ふんどし姿の男達が巨大手筒花火を抱えて蠢く「男の火祭りカウントダウン」。ゲストは関連性不明の杉本彩。 逆に考えると、この2年間の振り切れたようなキチガイ沙汰は一体何だったのだろうか。 この2年間の元旦早朝は、初日の出暴走と合わせると、山梨県河口湖周辺に おけるボンクラ人口密度が局地的に跳ね上がる、奇跡の瞬間だったのに。 検問も厳しくなったし、もうあのミラクルは起きないんだね。 と思ったら。カウントダウン以外でキチガイ沙汰を発見。 おでん光のファンタジー 高さ25mのおでんツリー! 狂おしいほど魅力的だ。 公式サイトにも恥ずかしいらしく掲載すらされてないこの一大イベント。 昨年からカウントダウンの担当を外された奴が、己の馬鹿パワーを持て余してやったに違いない。 ああ。富士急ハイランド。やっぱり大好きだ。 ■12/19 明日の新・ガチンコファイトクラブ第2回は、現段階でまだ TBSのコントロールが利いているなら、挑戦者の勝ち。 理由:そっちの方が間違いなく視聴率取れるから。 紅白いじりはまた明日。とりあえず、夏川りみには心底がっかりしたよ。 --- さて、オリコンの反論きました。意外に早いです。 「音楽配信メモ」にも追加エントリー入っていますね。 これでようやく双方の論が出たのできちんと話できると思ったけど、 やっぱどこか全体像が見えないような気がしてイラつきます。 とりあえずWEBで丸付き数字使うのやめて。企業サイトでそれやると馬鹿に見えるよ。 で、やっぱり変だと思ったこと。オリコンの答えの(1)と(2)、微妙に矛盾してませんか。 元々、ウガヤさんのサイゾーでのコメントの中では「予約枚数を合算している」ことと、 「調査方法をほとんど明らかにしていない」こととはひとつの文脈の中で語られていて、 ニュアンスとして完全に2つに分けて言及できる質のものではないように読めます。 でもオリコンはここをぱっつり分けて見解を述べています。 で。 (2)の件って少なくとも自分は今回初めてオリコン側からの発信として聞いたことなのですが、 そうであれば、そもそもそれこそが(1)で言っている「開示」が十分なレベルにないことの 証明になるのではないか、と思うのですが。 それでも何をもって「十分」と捉えるか、それは確かに判断難しいし、 そここそが今後の争点になるのかな、とも思うわけですが。 もう一点。自分は1986年から毎年、年間チャート載ってる号は全部保存しています。 昔のはどこぞにしまい込んでしまって出てこなかったのですが、とりあえずちょっと探して 出てきた2001年の1/1-8日号と、今年の1/2-9日号をざーっとひととおり見てみました。 でもどこにも調査方法の明示ありません。年間チャートにも週間チャートにもまったく。 じゃあ「調査方法について昭和43年のランキング開始時以来明示しています。」というのはどのレベルの ことを言っているのか。市販の方には載せてないけど、業界向けの「オリジナル・コンフィデンス」とか 真大樹にはずっと載せてます、ということかな。でもちょっと何だか腑に落ちない。 身元を明らかにして、何万円も払ってくれる人にしか教えません、てことですから。 あと、「同様の発言を他のメディアでも行っており」と言うのであれば、 なんでその「予約はカウントしていない」ことを、このタイミングでこんなところで、ぼそっと言うだけなのか。 その発言を確認した段階できちんと明示して、きちんと反論すればいいことじゃないんでしょうか。 これだけの抗弁を書けるのであれば、今日にでもきちんと今以上のさらに明快な基準を明記すればいい。 それで少なくとも今後そういう「根も葉もないことを言う人」はいなくなるはずですが。 何でそれができないのだろうか。何か理由があるのだろうか。 やっぱね。不自然です。 ■12/18 マイケル延期! 「クリスマスパーティを3月に延期」って時点で、なんかすごいことになってるってのが伝わってくる。 届け、マイケルのソウル! 届け、ポジティブプロダクションの本当の気持ち! でも、「予定枚数終了」だったんじゃないの。ねえ。ねえ。 ともあれ、計算しなおし。 ●当初のクリスマスの予定。 40万円×200=8000万円 20万円×1400=2億8000万円 合計:3億6000万円 ●仕切りなおし 40万円×300=1億2000万円 15,000円×2700=4050万円 合計:1億6000万円 まあこれ、えらい差ですが、そこはきっと契約でうまくナシつけたのでしょうが、 それでもやっぱ歌うことは固辞した模様。マジで歌える状況ではないのかもしれん。 ここで20万円のと5万円のを買ってた人はどうなったのか、というのはきっと邪推だ。 でも、12月ってのはクリスマスだしボーナスだし、1年で大きなお金を一番動かしやすいタイミング。 それを臨時収入もないのに年度末で何かと物入りの多い3月、しかも相変わらず平日の設定。 この時点で何となくちょっと自爆っぽいスメルがそこはかとなく。頑張れ。 --- オリコンが自分たちに都合の悪い記事を書いたジャーナリストを潰すべく高額訴訟を起こす 音楽配信メモのエントリーから。 ソースは現状これだけですが、いろいろ浮かんできて困るねこれ。 んで、自分はオリコン自身のチャート操作はさしてないと思ってる。 そうでなきゃ、いろんなところのネタの根拠にしないですし。 というか、チャートを「故意に上げる」ためにレコード会社のやってることは「宣伝」ですから。 道義上どうであれ、与えられた販促費の中で扱える重要なタームとして「オリコンの順位」を 無視するわけにはいかないだろうし、これまでもずっと言ってきてますが、自分は曲だけでなくて フェイクやギミック含めたすべてのプロモーションの手法込みの総体がJ-POPという存在であると 考えています。当然そういう手段もその中に入ってきます。 それでも引っかかったのは以下。 1)そもそもの算出方法が不透明なのに、何を根拠にして5000万円の賠償と言っているのか。 2)会社の発行している雑誌の記事なのに、いきなり個人に対する訴訟。 3)完全に弁護士費用を出せないことを狙っての賠償金額の引き上げ。 つうかさ、この訴訟、考えてみるとオリコンにメリットないんだよね、ひとつも。 これ、企業メディア対企業メディアのバッティングに対して、何故か個人攻撃ですから、 オリコン自身についても「そういう物差し」で考えるべき、ということになります。 つまりこの訴訟は今後、100%オリコン側の依頼でオリコンスタイルに書いた文章でも、 何かあった場合は100%お前らのせいですよ、当方一切関知しないですよ、という、 オリコンに寄稿しているライター陣への宣言としても機能するものになってしまいます。 正味、出版社としてそんな自殺行為に等しいことを自発的にやるとはとても思えない。 また、いざ裁判で争うことになれば、当然その賠償金を出してきたその根拠として、 「記事内容に虚偽があるか、不当なイメージ操作があったか」が争点になります。 とすれば、当然これまで不透明なままずっとやってきたチャート算出方法について、 少なくとも記事が書かれたところまで遡って、何らかの開示が必要になります。 自分から仕掛けた裁判でそんなことになったら、この件に限っては何もなかったとしても、 これまでや今後の企業としてのありようを考えれば、これ開示しただけ自爆です。 でも黙ってたら勝てるわけもなく。どっちに行っても Way to どツボ。 いくら何でも企業丸ごとそんなにアホでもあるまい。 つまり、この請求は「オリコン」の名前で行われているものの、オリコンの本意ではなく、 他の企業か個人かからの依頼か何かによって行われている可能性もあるわけで。 しかも状況的には、「インフォバーン社に直接言っても意味がない」ことをよくご存知の方が、 本丸ではなく外堀から埋める形で手を入れようとしている、という可能性も考えられますね。 そして、実際に法廷に入れば先述のどツボWayですから、実際にはそうなる前に何らかの 効果を得て、あとは落としどころを探ろうという意図もありそうな気がします。 そんな感じで、とにかく異常に不自然な点が山盛りあるわけですよ、これ。 ここまで書いたらいっぱいいっぱいになった。 また仕切り直します。 ■12/17 土曜に「王様のブランチ」見てて気が付いたこと。 通常、雑誌のモデルがさらに一般化を狙う際、これまでの事務所の戦略は決まって「女優デビュー」 だったわけですが、蛯原&押切の二人のやり方って、つまりそのセオリーを敢えて外して 「モデルをモデルのままメジャーにする」という、これまでにあまりない戦略を取っているわけですよね。 これって今の結果見ている限り、非常にうまいなあ、と思うわけです。 まず「可愛い女子」を売る場合、昔は歌手デビューがセオリー。 ところが歌番組がなくなって顔を売る場が狭まってきたり、「アイドル」というフレーズが世間的に ネガティブワードになるにしたがい、そしてテレビドラマがトレンド発信の場として 認知されるに従い、徐々に女優が最もプライオリティの高い場になります。 さらにここ数年は、雑誌モデル⇒女優や歌手へのシフトも一般化してきたわけですが。 ただ、女優の場合はいきなりそこからスタートする人もいますし、別ルートの「グラビア経由」の場合、 最初の「格」は低いものの、這い上がってくる層は男子の支持を押さえてきていたりしますので、 モデル出身は入り込むのもなかなか大変だし、上がってきても何かと叩かれたり、 知名度が上がりきらないままだったり、いろいろと難しいわけで。 そういう状況の中で、ああいう知名度の上げ方を思い付いたというのは、 これまでにない領域の開拓としては非常によくできているなあ、と。 最近はさすがにドラマ出てますが、事務所が無理して取りに行ってるレベルの役ではありませんし、 既に「タレント」としてそういう無理をさせなくても全然問題ない「格」を既に獲得しています。 むしろ今主役が決まったら、けっこうなニュースになるし、それだけで視聴率の上積みが期待できるレベル。 でも、non-noとかのモデルやってる田中美保が、テレビへの進出のとっかかりとしてレギュラーになった バラエティに馴染めずばっくれて、以来CM以外でまともにテレビに出てない、という事例も併せて考えると、 エビちゃんが演技もアドリブもアレなために、仕方なくこういう方針を採ったとも考えられないわけでもなく。 ごめん、「ブスの瞳に」見てなかったら、演技がどんなもんかわからんの。 まあどちらにせよ、バーニング傘下のパール所属だからできる技である、ということは間違いないわけですが。 ■12/14 東芝EMIから東芝が撤退、英国EMIグループの完全子会社に 東芝EMIたんはかわいそうな子なんだよ! 一生懸命クイーンを売ってミリオンセラーにしたら、イギリスの本社から 「何でそんなものばかり売ってCOLDPLAYを売らないんだ!」と怒られた。 仕方がないからCOLDPLAY、F1中継のエンディングにタイアップを突っ込んだり、 期間限定廉価盤を急遽発売したりしてもやっぱり売れなくてまた叱られた。 本社から指示があったからCCCDにしてみたら、すごい勢いでネットで叩かれて、 でも立場が立場なのでごまかしごまかしでやっていたら、売上もむしろ下がるばかり。 国内では新人がぜんぜん育たずに、最近の頼みの綱はRADWIMPSだけで非常に心もとなく、 ベテランはと言うと期待の宇多田があれだし、あとはソニーから移籍してきたロートルばかり。 そのあれな宇多田でも、それでもアルバムの年間売上は社内では断トツの1位ぶっちぎり、 国内アーティストでは、彼女の他にオリコン年間50位に入っている人が誰もいないんだ。 シングルはもっと悲しいことに、年間41位で21万枚ちょっとののDJ OZMAが最高で、 その少し下にGLAYと氷室のコラボシングルがいるだけで他には影も形もないんだ。 ビートルズのも今年のはあんなアルバムだからみんな馬鹿にして買ってくれないし、 早くオリジナルアルバムのデジタルリマスターの紙ジャケ出してくれないかなって 待ってたんだけど、その前に本社が痺れを切らしたよ。 そんな感じの東芝EMIたん。これから頑張れ。 でもしばらくはVodafone初期のような、日本風土を無視した迷走が続くことでしょう。 そしてそのうちに孫が買収してYahooの傘下に無理やり収めちゃったり、 配信専用会社にしようとしてすごい叩かれてへこんだりしそうだね。 ■12/13 ちなみに、オレンジレンジの初回限定盤の在庫っぷりは福山以上。 でも福山はジャケの色がぜんぜん違うから目立つのですね。 つうかオレンジレンジはようやっと20万枚。彼らのCDを前まで買っていた 顧客はどこに流れているのだろうか。可処分所得の行方がわからない。 ただ、そこらの「流行りものに流れる浮遊層」のCD購買が着うたに流れたことが、 シングルはもちろんアルバムまで売れなくなった理由だというのはわかってきた。 携帯でシングル音源購入したからどうこうとかの配信本体の話よりもむしろ、 単純に「おかげでCD店に行くきっかけが減ったから」という意味で。 --- マイケル・ジャクソンの40万円クリスマス・パーティーに大激震! 残り一週間を切って、急転直下のALL「予定枚数終了」! マジかよ! これだけ価格の違う3種のチケットが完璧同時に売り切れ。 そりゃ当然普通じゃない、何らかのアレな感じなわけですよ。 ・諦めてサクラ導入を決定した ・タダ同然で近しい筋に流した ・どっかの組織に捌いてもらえることになった 以上のうちのいずれかと思われます。 これ、暇だったら当日新木場まで見学に行って、どういう層の人が 集まってくるのかこないのか、確認したいところですが。無理か。 どっかの大金持ちが「もう売り切れか。プラチナを10枚ほど欲しかったのだが」とか 今から事務所にTELしたら、いろんな意味でものすごいパニックになると思う。 ああ。お金持ちだったら。 ■12/12 とりあえずドラクエはビビった。 PS3が発売前の段階で\49,980に値引き決定したのって、これの影響? 超邪推。 でも何もきっかけがないなら、あそこまでの値下げを突然決めるのも不自然だし。 散々な下馬評でキモチが揺れていたときに突然こんな不幸が訪れて、 クタッキー、心折れちゃったんじゃないかなって想像すると少し楽しい。 --- 福山が22.5万枚というのは。えらく少なくないかい。 赤い限定盤の店頭でのダブ付きっぷりを見る限り、ユニヴァーサルとしても大誤算でしょうが。 このアルバム、最初は確か「オリジナルアルバム」としてアナウンスされたはず。 未発表曲もあるし、CMで使われたものの未発売だった曲もあるわけですし。 それが途中から何故か「シングル・コレクション」の位置付けになり、結局のところ 告知は多いものの、統制が取れないまま発売に至った、という感触があります。 正直最初から「シングル・コレクション」とか「ベスト」とか思い切り言い張った上で、 これだけの販促をかませば、多少なりとも上積みできたんじゃないかと思うのですが、 まあそこはそれ、会社の意向、本人の意向、いろいろあったんだろうね。お察しします。 ■12/11 昨日のカバーの。確かにボッサ系のカバーアルバムはえらく食傷気味なのですが、 今回の「Urban Tunes」の方の「粉雪」のカバーはけっこうツボです。 軽くネタとしてかませますので、忘年会のお供にどうぞ。 --- 結局モー娘。は新加入1人だけか。13人とかいたときに比べると随分寂しいな。 で、次の選考までは1年程度の間はあるだろうし、さらにその間にも数人は脱退でしょう。 つまり、カントリー娘とかココナッツ娘同様、徐々にメンバーが減っていって、最後には 「モーニング娘。=久住小春のソロユニット」とかになる。Aztec CameraとかThe Theのように。 結成20周年コンサートの広い舞台のセンターで叫ぶ。「私がモーニング娘。だ!」 ひとりで踊る。ひとりで「ザ☆ピース」。そして生涯モーニング娘。宣言とか。 超かっこいい。ついていく。 ■12/10 Big Eyeという、糞みたいなトリビュートアルバムを量産するレーベルがアメリカにあるのですが、 まさかフォーサイド・ドット・コムはそのビジネスモデルをパクったのではあるまいか。 これまでも例の通り「満腹トランス」とかヤンキートランス系のわけのわからんトランスカバーアルバムを 量産してきたのですが、ここに来てちゃんとしたトリビュートアルバムをすごい勢いで発売しています。 Tribute to Avril Lavigne -Master's Collection- RADIOHEAD Tribute -Masters Collection- Tribute to Sheryl Crow ものすごいしっかりしたメンツ。まあsacraとかI-luluとか、自社契約アーティストの参加はご愛嬌。 で、もうすぐエリック・クラプトンのも出るのですが、「レイラ」を大黒摩季がやったり、 「Cross Road」を木村充揮がやったりと、これまたそこそこのところ持ってきてます。 まあ、こうやってコネクション拡大して普通のレコード会社へ向かおうとしているっぽいのですが、 最近拡大しているもう一つのシリーズがこっち。 夏川純 / 姫TRANCE アニメPARTY 小阪由佳 / エロプリ★TRANCE -ゆかちん魔法をかけちゃうぞ- 浜田翔子 / コスプレ☆トランス 歌いましょーこ とにかく企画としては安いし飛び道具臭もものすごいわけですが、DVDで培った事務所とのコネクションと、 とりあえずトランス系のアレンジなら安く作れるこれまでのノウハウを結集すればさくっと作れますし、 DVDつき前提なのでそこそこ単価も高く持っていけます。 それに、アイドルとしてCDを出したいというアイドル本人や、多角化したい事務所側の気持ちまで込みで考えると、 関係者全員がそこそこハッピーになれる好企画とも言えます。 ただ、私はこれを買うべきかどうなのか、最近は毎日自問自答。 ■12/08 こういうネタをこのタイミングでやるということは、要するに 「そういう無茶を言えるメンツにしたから」だけのことですね。 というか、あの声優総とっかえは、テレ朝側の人間が局の最重要コンテンツである 「ドラえもん」を、思うままに扱いまくるための最大の障壁を取っ払うため、 と考えた方がよいと、そう思えてきましたよ。 まあ、昔のドラマのDVD化のときにえらく難儀していた時点ではっきりしていたことではありますが、 コンテンツ産業の将来における重要課題である、「コンテンツの多様化・インタラクティブ化」に とって最も重要なファクターは、技術でもリテラシーでもインターフェイスでもなく、 単純な話、「コンテンツ生産者側にいかに言うこと聞かせるか」だということで。 CCCD導入するときに一番先に一気に動けたのがエイベックスだったというのも、 まさにそういうことだったんだなあ、と今になって納得。 ■12/07 代アニが倒産か。 確かに、四大がマンガ学科とか作る時代に、非認可校選ばんよね、普通。 その四大選ぶのも正直どうかと思うが。 以前、代アニの校舎の近くのデザイナーさんところに通ってたことがあったのですが、 校舎前にたむろってる生徒の負のオーラがハンパなかったことを思い出しました。 いや、本気で恐かったの。 --- 浜崎のアルバム初動が40万枚行ってないっていうのは相当ヤバいな。 前のアルバムの初動66万枚、トータルで88万枚。 悲惨だった宇多田のこの間のアルバムでも、初週に50万は越してたわけで。 ただ、間違いなくこれまで以上に販促の予算はバッサリと削られてるというか、 よくあれだけの出稿量でこれだけ売れたもんだと逆に褒めたいくらいではあるのですが。 で、エイベックスはここで出費を抑えた分、12/20の倖田姉に突っ込むということでしょう。 つうか年末年始の大商いの指定席をついに彼女に取られてしまいました。 あとは浜崎も「いかにフェイドアウトまでの距離を伸ばすか」という方針への転換か、 もしくは悲惨になりすぎる前にとっとと結婚して露出絞って「伝説」化するか。 ただここに来てTOKIOの元気がいいので、これはエイベックス vs ジャニーズの綱引き。 そして2006年の現状、圧倒的に地力ではジャニが勝ってますから、 これ最終的にどう落とし込むのかは、けっこうみものです。 ちなみに年間シングルチャート、上位20曲中ジャニで9曲という結果になりそう。 ベスト5のうち4曲は恐らく亀梨くんと山ぴーで決まり。完全制圧。 「曲が売れても人が売れなきゃ長続きせず」「パッケージ売りたけりゃ配信するな」 という、ある意味2006年段階の真実を的確にえぐった結果ですね。 で、そこにはもう戻れないエイベックスは、倖田姉の今回のニューシングルが象徴的。 春に出た2枚目のベストアルバムの、「一番売れるのがベストアルバムなら、 もう全てをそこに向けちまえ」という異常な割り切り方ほどではないですが、 今回のシングルの「Cherry Girl」、アルバムの「Black Cherry」というタイトルから はっきりしているように、ここ最近のJ-POPでは珍しく「アルバムの先行シングル」という スタンスを明白に打ち出してきました。 前のバラードシングルからさらに「Won't Be Long」を挟んで短期間に怒涛の露出。 相変わらず技としてはベタですが、それなりにうまく組み合わせてきたような気はします。 つうことで、金だけじゃなくて知恵も使ってもらえてるわけで、 もう目に見えて完全に社内ヒエラルキーは逆転したということで、ひとつ。 ■12/05 今週のジャンプのおっぱい含有量はハンパないよ。 つうか小畑って「人間 with 非人間」という設定の話ばっかだね。 21世紀の藤子不二雄。 --- マイケル・ジャクソン・プレミアム・クリスマス・パーティーに激震が! 5万円のクリスマスチケット、12/5に緊急発売! そもそもの20万円の方の需要って、40万円のチケットが熱狂的なファンの間で 争奪戦になり、それに敗れた人が渋々買う、というところにしかないわけで、 40万円のが余っている時点で想像するのも恐ろしい状況は確定だったわけで。 んで、ランクが微妙にわかりにくいので、表にしてみました。
ゴールドのみの特典、「握手会」入りました。元々1400枚限定だったゴールド。 今の段階でそれを急遽突っ込める、しかも1時間に収まるという時点で実売数が想像できますね。 まあ無理やり差は付けてますが、もうこれは単に値崩れということで。 しかも値崩れしても5万円だからねえ。PS3が買えちゃうよ。 面白くウォッチしてはいますが、何だか悲壮感すら漂ってきました。 そして発売2日目。余ってる。 ■12/03 法事で週末潰れました。週一更新分勘弁。 田舎の野菜はマジうまい。 --- 玉置成実のシングル集買ってきた。 内容はテンパりまくりのカロリー過多なのわかってるから、心の準備をしてから聴く。 仕事や移動でくたびれている体には辛すぎ。もたれる。 しかし年末のこの時期に"Graduation"っていうタイトルですが、菊池桃子が高校3年の ほぼ同じタイミングで「卒業記念」のタイトルでシングル集出してたの思い出したよ。 やっぱ玉置も、この後にラ・ムー並みに度肝を抜くような展開が待っているのだろうか。 ただ、彼女は既に音がテンパっているので、これ以上度肝を抜くためには すごいデスメタルか、すごいスクリーモか、すごい演歌か、脱ぐかしかないね。 あと、APOGEEのアルバムも買ってきたよ。期待通りにキモい音。 すべからく微妙に地味なくせに変な存在感だけは異常。 わかりやすくはないですが、彼らも変態さん認定をしてもいいのかもしれません。 あからさまにセッションで曲を作っていくことが丸わかりなところも素敵。 クレジットを見るに、多分ギタリストかキーボードがメロディの種みたいなものを持ってきて、 それをネタにセッションしながら徐々に詰めていくパターンのようですね。 クドいくらいのキャッチーさが求められる現代日本では貴重です。大事にしよう。 しかしビクターの目利きというのはすごいなあといつも思う。 一定レベル以上かつオリジナリティを持つ新人をきちんきちんと見つけては、 ほとんど会社側での加工をしないでとりあえずデビューさせる。勇気あるぞ。 ただし、音楽としてきちんとしている奴らが多い結果、Dragon AshやくるりやUAみたく、 契約後に勝手にアーティスト側の自発的な異常成長や意識改革がなされない限り まったくもって売れないバンド多数というところが問題。大きな問題。 ■11/30 紅白出ました。 予想以上に普通。今井美樹と徳永英明が初っていうのは確かに意外だった。 事前リークと思われていた桜塚やっくんとCoccoはどうなったんだろう。 まあ確かにCoccoは休業前のメンタリティをそのまま持ち続けているとするなら、 生放送でどんなメッセージを繰り出してくるのかわかったもんじゃないしな。 というわけで答え合わせ。 1)北島事務所の2枠目の戦い。 北山たけしが牙城を守り切りました。 いくら北山が昨年ほどの勢いがなかったとはいえ、彼の今年のシングル 売上約6万枚に対し、ジョージは1万枚とちょっと。まあ仕方ねえべ。 2)VisionFactory、生き残りなるか。 守り切った! おめでとう! さすがに情けといったところでしょうか。 ある意味芸能界も義理の世界ではありますから。 3)アップフロントの枠の振り分けっぷり。 「GAM&モーニング娘。」と、発表の時点で抱き合わせ決定。 この2組の「人」としての知名度と「グループ」としての知名度の逆転現象はおもしろいな。 4)バーニングパワーはどこまで通用するか。 さすがに島谷は無理でした。去年の段階で相当苦しかったしな。 もう彼女ってシングル2万枚売る力すらないのね。さすがにちょっとな。 WaT、藤、長山は順当。でも、島谷の代わりに多分今年も藤原紀香が審査員席にいるはずだ。 5)ジャニーズ枠に変化はあるか。 さすがに無理だったかこれは。相変わらず今年も2枚で。 でも、今年はTOKIOは下手したらSMAP以上に一般訴求度高い曲持ってますから、 胸張って出られるよね。 6)夏川りみは「涙そうそう」を歌えるのか。 来た! 5回目! 打率10割。すごいよな。 ここでいきなりドラえもんの歌とか歌ったら、おもしろいけどたぶん暴動が起きます。 7)前川清は出るよな。 OK。確認終了。 あとはもっと紅白を面白く見るコツを。 ・多分キレキレのテンションになってるmihimaruのHIROKOを、親のような気持ちで見守ってみる。 ・1年ちょっと前まであんな芸名だったSEAMOがどんな心持ちで出てくるのか慮ってみる。 ・絶対審査員席に宮崎あおいがいるから、中島美嘉の歌唱時にカメラがいつさりげなく 宮崎に切り替えるか待つ。そしてどんな顔してるかを観察する。 ・こんな事態が本当に起きたら楽しいだろうなと想像して、今井美樹が出てきたときにドキドキしてみる。 いや、俺もいい加減なひとネタ考えてたんだけど、このネタが素晴らしすぎるので隠蔽。 そしてマイケルはまだたくさん余っている。 ■11/28 EZ GREE、1週間で10万人突破。というプレスリリース。 既存のGREE会員で携帯登録もした人も込みで、という微妙な数字。 GREE本体、今年頭の30万人突破以降、公式参加人数の プレスリリースがないんですけど、大丈夫でしょうか。 一方モバゲは既に200万人突破してます。 --- しつこくのだめネタ。 2枚組の次は3週連続キャラ別シリーズ3作&とどめは100曲入り。 これ、演奏そのものはもはやまったくのだめと関係ないわけですが、 そこらへんはキャラグッズ山盛り付属の限定盤でごまかします。 ていうか、クラシックで特典付き初回限定盤なんてこういう形でしかできません。 掴んだ権利は骨の髄までしゃぶりつくすぜ。 2枚組は2週目で順位上げて10万枚オーバー。このまま最終回まで行けば20万行きます。 で、キャラ別(@1500)が平均2万枚、100曲入りが限定盤(7800)で5000、 通常盤(4800)で5000程度でも出れば、これ10億を超える売り上げ。 J-POPなシングル単発企画にしていたら、相当に頑張って50万枚売ってようやく6億。 制作費も販促費も作家印税も相当持っていかれることまで考えれば、これすごいことです。 ソニーの企画担当は、こういうタイアップ手法関連でひとつ成功例があります。アニメですが。 元々20年近く前に「シティハンター」で実績のあった「主題歌差し替えまくりで後でコンピアルバム発売」作戦。 近年はソニーよりもBeingがコナンで使用していましたが、本家ソニーさらに加速。クール単位とかの 生半可なペースではなく、月次で差し替えていくことで主題歌大量生産、半年のシリーズで アルバム1枚出せる単位で動かすという、ある意味実用新案的な作戦で大成功し、 その手法を業界のスタンダードにまでしてしまったわけですが。 今回のこの手法、「本来売れないジャンルに付加価値つけて押し込もう」作戦もいけそうです。 来年、間違いなくソニー以外でもこのメソッドを応用してくることでしょう。そりゃやるさ。 数年前のCCCD騒動の頃、「いつまでバブル期の売り方引っ張ってるんだよ」と なかば呆れて見ていたわけですが、ようやくレコード会社がポストバブルの お作法を見つけ出してきているのかな、と思います。 いいか悪いかはわからんですが、こういうのはぶっちゃけ売れたもん勝ちですから。 従来のJ-POP手法は深夜アニメの方でやるのね。ほんましゃぶるわあ。 ■11/27 マイケル・ジャクソン定点観測、リンクうまくいってませんでした。 こちらのページの「詳細/お申し込み」ボタン押してください。今日も余ってるよ。 --- メールで情報いただきました。 「JOBA」、実は松下、2000年に既に発売していたという話。 つまり、せっかく「発明」したものの全く売れず、模倣した商品を安く出すという 深夜通販型のプロモーションにまんまとしてやられちまったってことですか。 でも、つまりこのコンセプトは通販で売られている値段なりの価値だったということでしょうに、 それを何で今年になってから79,800円で売ろうとしているのか。やっぱりわかんないです。 --- 前にネタにしたときはよくわかってなかったんですが、「携帯SNS」というジャンルは既に モバゲーTOWNが相当にシェアを伸ばしつつあるようで。当然この場合は3キャリア対応。 しかもこれ、招待したり広告踏むことでポイントがもらえて、それを貯めれば アプリやデコメールに使えるという、中高生には非常にありがたい仕組み。 大人はmixiに既に持って行かれ、子供はその「実利」でもってモバゲーに集まる。 EZ BREEはどこに入り込むつもりなのでしょうか。心配になってきました。 ■11/26 昨日のCDTVのチャットモンチー、オケじゃなくて生でやってなかった? --- 日本作詩大賞ちらっと見てたんだけど、星野哲郎の人としての機能してなさっぷりにビビった。 いくら巨匠だからって、あんな状態のおじいちゃんを公衆の面前に出しちゃダメだと思うよ。 --- マイケル・ジャクソン、余ってます。 こういう企画で瞬殺じゃないのは実際相当ヤバいと思いますが、 一体この後どうなってしまうのでしょうか。 NMEでもこの件がネタになってます。主に値段が。 NMEはニュースにコメントつけられる仕組みですが、イギリス人いいリアクションです。 --- Nationalの「JOBA」。 二流メーカー製作の通販ものを模倣するとは松下の節操のなさっぷり健在だなあ、と思いつつ。 通販で29,800円だったものを一流メーカーの付加価値でもって、どの程度の値段まで上げてくるかと思い、 ちらっとサイトを見たわけですよ。商品ラインナップが4ランクあった。 最高ランクだと定価で186,900円。 最低でオープン価格で実勢79,800円。 一瞬目を疑ったよ。 概ね庶民はロデオ・ボーイで満足だろ。 186,900円を出せる奴は別のもうちっとかっこいい別の運動器具選ぶだろ。 そもそも通販の世界ではロデオ・ボーイはIIまで出て既に旬をすぎ、 現在のヘビープッシュはサーフ・ボーイに移行中。 誰が買うんだ。テレビCMまでやってどうするんだよ。 CMの演出から見るに、真面目な独身OLさんの自分へのクリスマスのご褒美需要ですか。 でもそれならやっぱり通販でいいじゃん。 本気でどこを狙っているのか、気味悪いくらいまったくわからない。 と、ここまで書いて、ヨドバシの一覧の「発売開始日」が目に入る。2005年11月発売。 そして79,800円の廉価版は今年の6月に投入。 全部理解できた。この1年地味に必死だったんだね。 そしてそれでも店頭レベルの努力ではびくともしない在庫を何とかするために、 最後のチャンスのこの年末を狙って一生懸命CM打っているわけですね。合点。 でも多分無理だと思うな。 ■11/24 フジの今日明日のドラマスペシャル、凄まじい物量&ゲスト出演攻勢で番宣やっていましたが、 BGMにかかってたのって"The Long and Winding Road"の原曲だよね、カバーじゃなくて。 ビートルズ楽曲のこういう形での商用ってOKだったんだっけ。何かちょっと気になる。 --- Michael Jackson Premium Christmas Party ▼プラチナチケット (200名様限定/座席エリア有り): お1人様 \400,000 ▼ゴールドチケット (1400名様限定/スタンディング): お1人様 \200,000 新聞で見てぶったまげた。何これ。 しかもマイケル本人はパフォーマンスしないの。要するにすごい有料の握手&撮影会だな。 それも、握手&撮影はプラチナチケット購入者の方だけの特典ですし、じゃあ舞台はといえば、 こんな形で集められた人たちによる無闇に張り切ったパフォーマンスだったりするので、 どう考えてもこれだけの金を出して来る客層にマッチしたものになるとは思えません。 つまりゴールドの方は要するに「間近でマイケルが見られる」「同じ空気が吸える」だけの会。 それに200,000円払う猛者が21世紀の日本に1400人いるのかどうか。すげえ微妙な数だな。 全席売れれば上がりはしめて3億6千万円。 このうち相当な額が人件費つうかギャラのはずなので、これノるかソるかの大バクチ。 招聘は初夏のマイケル来日時も日本側の窓口に当たっていたポジティブ・プロダクション。 ブラック系の実績も相当あるし、いきなりばっくれるような会社ではないはずですが。 つうことで、明日25日の10:00が一般発売。 イープラスの独占販売なので、とりあえずここをチェックだ。 これ、どっかで同じようなイベント見たことあるなあ、と思ったらあれだ。 韓流の俳優とかのファン・ミーティング。秋元康プロデュースの東京ドームのとか。 でも金額のスケールが20倍以上だから。やっぱすげえよマイケル。 ■11/22 思い返してみると、モーニング娘。おとめ組・さくら組は、 シングル1枚ずつとすごく中途半端なツアーとその後の何もなさ。 あれどう考えても単にツアー会場のブッキングミス対策だよね。 今気づいたけど。 --- 紅白。今年はたぶん、自分のような見方をしている人にとってもつまらなくなりそうな予感。 なんか、今回もれ伝え聞く「改訂」は、後付けの言い訳のための準備のような感じだもの。 特に出場歌手の選考基準として登場した「のど自慢予選で歌われた回数」という数値。 これまで多々あった「何で今売れていない演歌歌手が出てるの」という批判をかわすには もってこいの値なわけですが、これまさに「言い訳」以外の何の機能も果たしておりません。 今日って話も聞いてたんだけど結局発表なかったので、とりあえず出場歌手発表時の見所を。 1)北島事務所の2枠目の戦い。 毎年2枠の北島事務所。当然何があってもサブちゃんは入りますので、残りの1枠が問題。 昨年はついに若手の北山たけしが下克上を果たしましたが、今年の彼は昨年ほどぱっとしない。 ここで「のど自慢予選で歌われた回数」が物を言い、ジョージが華麗に復活なるのか。 兄弟弟子対決が熱い! 2)VisionFactory、生き残りなるか。 ライジング時代の隆盛はどこへ。ここ2年はw-inds.のみ出場のVisionFactory。 今年も安室は大きな動きはなく、やはり稼ぎ頭のw-inds.以外に頼みの綱なし。 出場歌手数削減の波をもろに食らいそうな微妙なポジションの彼ら。 果たして生き残れるのか! 3)アップフロントの枠の振り分けっぷり。 モー娘。の衰退とともに年々枠を減らされているアップフロント。昨年はついに2枠。 去年はアリスとして使用したべーやん枠は今年も堅いとして、問題はハロプロ組。 昨年は無理くり混合ユニットで1枠に押し込まれていましたが、今年も何組選出されようと、 1枠に全員押し込まれる可能性が高いので、どんなやっつけユニット名義になるのかがポイント。 まずは何組選出されるかを観察して人口密度を想像しよう! 4)バーニングパワーはどこまで通用するか。 昨年も、誰もが目を疑ったデビュー直後で選出のWaT&完全に旬は終わったのに 何故かまだいる島谷ひとみと、存分にその力を発揮したバーニング。 今年もWaTはありえるとして、さすがに島谷は苦しいぞ。 しかし長山洋子&藤あや子の演歌綺麗どころ組が人質なので、 邪険に突っぱねることもできないぞ。さあ、どうするNHK! 5)ジャニーズ枠に変化はあるか。 SMAP辞退の年を除くとSMAP/TOKIOの2枠体制を10年以上堅持し続けているジャニ。 ただ、ここまでの露出を見るに、相当KAT-TUNを国民的スターにしたがっている様子。 SMAP落とすわけないし、TOKIOも今年は売れたし、外しようがないのですが、 中居の司会への献体と引き換えに、14年ぶりの3枠奪取の可能性も! 6)夏川りみは「涙そうそう」を歌えるのか。 出場4回にして「涙そうそう」歌唱4回と、10割の打率を誇る彼女。 概ね紅白は毎年、「地方情緒」的な演出が入りますし、今年も彼女に取って代わる 強力な沖縄ソングは出てきておりません。そういう意味でも彼女は強い。 今年の沖縄はCocco登場という話ですが、あの人が万人に受けるはずもなく。 ただ、いくらなんでももう彼女はねえだろうという下馬評も。 打席に立ちさえすれば10割維持は固いので、果たして出場できるのかどうか! 7)前川清は出るよな。 内山田洋逝去の恩赦によって今年も出場はほぼ間違いありません。よね? 念のため確認しよう! まあ他にもお笑い枠とか創価枠とか細かい部分でいろいろあるかもしれませんので、 とりあえず注目。 ■11/21 これ、今の受験生にはけっこうメジャーな単語本らしい。 別売りでCDもあるらしいけど、いきなりバスドラのダブルペダルとかから始まったら超かっこいいと思った。 --- のだめオーケストラのアルバムが初動で5.3万枚、オリコン7位。 通常、月9なんかだと主題歌シングルのタイアップでトップセラーを狙うはずのところを、 あえてJ-POPな主題歌を避けて完全にクラシック一色にする戦略。ソニー大成功ですね。 たとえばJ-POPな主題歌をシングルで売るとして、税抜き単価はせいぜい1200円。 で、今やシングルの場合、パッケージはどれだけ売れようが20〜30万がいいところ。 大部分はパッケージより利幅の薄い着うたなどの配信に持っていかれますから、 商いする側としてはあまり楽しくありません。 それが今回は2枚組3500円のアルバムでの勝負。 まず単価が高い。同じ枚数の売り上げならその時点で額としては3倍。 価格で二の足を踏む人がいてシングルほど数が出なくても、余裕で元が取れる計算です。 しかも、曲本体はクラシックですから、当然版権は期限切れで支払いは発生せず、 演奏者も主体は有志の寄せ集め&ワンショット企画なので、人件費も極めて安価。 原価がかかっていないということは、多少配信に流れたところで その価格でもきちんと一定以上の身入りが保証されているわけで。 しかもソニー配信本部のMoraでは、ドラマの進行に合わせて毎週1曲ずつ追加していく異例のタイアップ。 その週のドラマを見て曲をバラで買ってくれ、それがアルバムの販促としても作用する流れができてます。 いわばパッケージのシングルとアルバムの関係性を、配信ならではの形で再現しています。 というふうに考えると、「利益率」という意味では恐ろしく隙のない最強の企画。 プロデューサーはウハウハだと思います。 でもこのCD、実はかなり内容も素敵だと思っています。 2枚組のボリュームなのは、もちろん単価を上げるのが第一目的とはいえ、 同じ曲を奏者や編成の違いで聴き分けられるという、それはそれでアリな構成。 「のだめヴァージョン」が相当クセのある演奏なだけに、マジでおもしろいです。 冗談抜きでクラシックリスナー層の底上げが図られるかもしれません。 ただ、ドラマからのスピンアウト物であれば、「のだめオーケストラ」ではなく、 当然原作通りの「ライジング☆スターオーケストラ」名義で行きたいのが 企画者の心情だと思うのですが、今回はそれができなかったわけです。 それは、キングが去年「ライジング☆スターオーケストラ」名義でCDを既に出していて、 東芝のように廃盤にされることもなくしれっと出し続けているあたりから想像するに、 契約上のいろんな問題でこうなっちゃってるとしか。大人の事情ってやつですね。 そしてキングは、漁夫の利にさしてはしゃぐこともなく、微妙に小さなバナー出していっちょかみ中。 ■11/20 いじめ相談カード 全国配布へ キャラデザインがやなせたかしという時点で、何かとても大事な感覚が 著しくズレているということになぜ気が付かないのだろうか、文科省。 --- 正月に「お笑いウルトラクイズ」復活の模様。 なんかお笑いの何度目かのブームっぽい言われようの昨今ですが。 でも、いくら若手お笑いが出てこようとも、テレビに出るときはいつも束。 ようやく出世頭の数組が深夜にしょんぼり冠番組を持つ程度。 結局ナインティナイン以降、頭張れる奴って誰が出てきたんだ。 ロンブーやネプチューンは、ゴールデンまでは何とか行っているものの、 冠というよりは扱いやすい司会として適当に祭り上げられているだけだし。 「お笑いウルトラクイズ」も、結局メインは、ダチョウ、出川、松村あたりで確定でしょう。 20年近く前から変わらない。だっていないんだもの。こっちの枠にも若手が入ってこないんだ。 ていうか、こっちの場合は入ろうとしている若手すらいないのが現状。 せっかく彼らが「汚れ」「リアクション」という、テレビ芸人のもうひとつの 王道を切り拓いたにもかかわらず、誰もついてくる奴がいない。 正直もったいないと思う。 テレビ芸でも突き詰めていけば、ダチョウのような至宝の芸になる。 「リアクション芸」なんて概念すら、彼ら以前にはなかった。 自分たちの芸がひとつのジャンルになる世界。まだ未開拓な領域もあるはず。 そしてあからさまな後継者不足。なのに何で誰もやらないんだろうか。 結局考えると、結局若手はみんな、お笑い全般がテレビの主役になってから 物心付いた人たちだから、モテることを知ってるし、モテたいんだろうなあ。 実際にグラビアタレントとよろしくやってる奴もいますしね。 いやさ、全員ソレが目的じゃないのはわかってる。 桜塚やっくんとか、普通にしてたほうがむしろかっこいいし、でも今の チャンスを必死になってものにしようと努力していることはわかるんだ。 でも、あの手の番組の場合、トータルとして求められているベクトルが、 一生を芸で生きていくという方向とはまったくの真逆だから。 だから非常に見てて辛い。そういう意味でも笑えない。 だから結局ここんとこずっと、ベテラン以外で信じられるお笑いはブサイクな女子。 光浦靖子は「中学のクラスに必ず一人はいる、頭はいいけどブスで性格が悪い奴」 というキャラを勝手に発掘してきて、そのまま長年独断場を続けている。 まあ需要もひとりで足りる程度だし、すげえ面白いかって言ったら「?」なんだけど、 あの揺るぎなさは孤高の存在として認めざるを得ないのです。 あと、森三中の大島。旦那の目の前で肉じゅばん着てガチで相撲を取る嫁。 そうそう見られる絵じゃないし、そもそもできることじゃないと思う。 ある意味男女含めて若手最強の汚れは彼女たちですから。 森三中のネタを初めて見たとき、衝撃と共に頭に浮かんだのは漫☆画太郎の暴力女キャラ。 だから「ブスの瞳に恋してる」の秋田書店コミカライズは極めて正しいと思うのです。 しかし、モナはNEWS23からこれっつうのは、ある意味お笑いを凌駕した汚れっぷりだ。 ある意味公開恥辱プレイになること確定なので、そっちの趣味の方も大集合だ。 あと、汚れ女キャラといえば最近は堀越のり。 彼女はいつからあんなになっちゃったんですか。 ■11/19 こまごま。 Re:物売るっていうレベルじゃねぇぞ! (YouTube) PS3発売のニュースで一躍有名になった彼の声をサンプリングした、ムネオハウス的一品。 めちゃくちゃよくできてて感動した。「ねえぞ」の声が裏返ってるところの扱い方が素敵すぎ。 しかし、AAにまでなってしまった彼は、これからどのように人生を歩んでいくのでしょうか。 --- 北朝鮮でロックフェスティバル開催。 誰が出演するんだろう。つうか出演交渉が誰に来るんだろう。ドキドキするね。 韓国系にはもちろん声かかって、日本からはBoAとかの日本だけど韓国な人とか、 左翼というかソウルフラワー的な志向性の人たちも行くかもしんないね。 あとはDef Techとかかなあ。 --- メールいただきましたその1 藤原紀香は普段は肉食わないということをバラエティで言っていたそうです。理由は太るから。 ええ、覚えていますとも。親和女子大時代、関西ローカルでアシスタントしていたときの 「針で刺せば破裂しそうな」感じの彼女を。紳助にすごい勢いでいじられていました。 そのときにはまさかああなるとは思っていませんでした。バーニングパワー恐るべし。 --- メールいただきましたその2 ベルファーレは、地主に契約期間の延長を断られた結果の閉店だそうです。 異常に現実的かつのっぴきならない理由だったわけですね。 まあ近所に東京ミッドタウンもオープンしますし、六本木のベルファーレ近辺の通りはもう CoreだらVanillaだら、完全にクラブ供給過多になっていますし、地主としてはサイト運営にすら まともに金かけられない箱よりは、もっといいテナント見つけられるってことなんだろうな。 でもつまりはエイベックス的には本意じゃないわけだから、別の場所を物色中の可能性あり。 どこだろうなあ。芝浦ゴールドみたいに、無理やりそのためだけにそこに大勢行くような 求心力はもうないから都心しかないだろうし、でもダサいところは当然ダメだし。 というわけで、港区・渋谷区で空きフロアを持っている地主さん注意。 しかし裏をかいて絶賛過剰増床中の秋葉原あたりも臭いかも。今ならアリだよね。 ■11/16 最近、猿岩石の有吉を「最近あまり見なくなった芸人」としてテレビに登場するのを やたらに見る機会が多いのですが、これは局にクレームを入れた方がいいでしょうか。 --- ふと思ったんだけど、親父ギャグって本人だけが悪いわけでもないんじゃないか。 年代を考えた場合、40〜50代のあたりだとすると、あの駄洒落の感覚って、 要するに当時の笑いの主流だった小松の親分とかあのねのねのあれで、 それを「おもしろいもの」として見てきた結果が今になって出てきていると思うんだ。 時代が変わっても若いときに刷り込まれたものまで変えられるわけがないもの。 そういう意味では自分ら30代っていうのは、そこらへんも原体験の一部にありつつも、 ドリフがあり漫才がありひょうきん族がありなので、「型」という意味ではコアは弱い。 そこで、今の子はどうなのかと考えると、一朝一夕に真似できないような作り込んだ 「芸」以外には「あるある系」と「人いじり系」が残るのかな、と思いまして。 前者は適当に飲み会とかでやっていただいたらいいとして、後者の場合。 紳助やさんまのように本人を前にしてのライブなものから、ロンブーがモニター見ながら 笑って何か言って終了のような一方通行のものまで、いくつかの型に分かれます。 んで、紳助やさんま型のあれを笑いを取るレベルで行うのは、高いスキルと経験値が必要なため、 それを会得していない人間があれをそのままやろうとすると、とても悲惨なことになります。 中でも大事なのは、相手が「笑われることを許容できる人かどうか」の見極め。 たとえば紳助、先週の「行列ができる法律相談所」で、笹野高志という異様に渋い役者を 引っ張ってきていじっていましたが、要するに「いじり甲斐がある人」と見込んで連れて きたわけであり、きちんとそういう事前の仕込みはやっているわけです。 だから芸になる。 素人がロクに見極めも仕込みもせずにやろうとすると、それ単なるいじめになります。 冗談抜きで、世のいじめの発端はけっこうな割合でそれなんじゃないかって思うのですよ。 本当はいじる側にこそスキルが要求される立場にもかかわらず、 「いじられ」っぽい奴に振って期待に沿わなかった結果、みたいな。 とはいえ、じゃあ芸人が事前に「いじるのには高いスキルと事前の仕込みが必要です」なんて 言うのは、手品のネタばらしみたいなもんだから言うはずもなく、求めることもできないし。 つうかそもそもテレビに遠因があるとしても、そこに責任おっかぶせようとするのは 気が触れてるとしか思えませんが。原因と責任はぜんぜん別だよ馬鹿。 まあ、世間的にはいじめ旋風吹き荒れる中、絶妙のタイミングでこんな発表もあったり。 中高一貫校の最悪なところは、いじめのターゲットにされた場合に耐えられる 時限を超えてしまう点ですが、そういう意味で究極の形が完成します。 つうか、第三者的な位置づけで駆け込み寺のような機関を作るしかないと思うのですが。 相変わらずすごい勢いで話逸れていって逸れっぱなしで終わります。失礼。 ■11/15 これはいくらなんでも闇の力働きすぎ。 名倉と満里奈とかの時の違和感は、口に出したり文字にしてれば収まったけど、 今回のこの組み合わせの居心地の悪さは、なんか五感に訴えてくるんだよ。 何となくでっかい鼻くそがある感じがするんだけど会議中だから掘れないとか、 金玉袋がすごくかゆいんだけど会議中だからかけないとか、そういう感覚に近い。 あと、藤原紀香って毎日肉食ってそうな気がするよ。 世界でいちばん肉食っていそうなイメージの人はアーミテージ元国務副長官。 両手に骨付きの肉持って交互にかぶりついている絵ばかり想像してしまう。 --- ベルファーレ閉店 マハラジャやジュリアナと組んで「ディスコ」の全国発信を行った結果として急成長したエイベックスが、 その象徴だったジュリアナの閉店後に、その回路をまんま自社経営の形で継続するための施策として オープンしたのがベルファーレだったわけですが。 「ベルファーレのヘビーローテーションや発信=東京の流行」的なハッタリかまして「自社製品」を 全国の地方在住者にアピールする、看板と言うか舞台装置としての意味が薄れたということかな。 そもそもジュリアナは末期ともなると完全に音楽やカルチャーよりも「風俗」的な捉え方でしか メディアに乗らなくなってしまい、それをコントロールできないまま自滅に近い形で幕を 閉じたわけですが、ベルファーレってなんだかんだ言いつつ、それを反面教師として、 ギリギリのところで「風俗」的なところに突っ込むのは拒んでいたような気がします。 ただ、逆にそれが後期になるとエイベックス所属アーティストのイベントの場としてしか ほとんど名前を聞かなくなったように、弱さにもつながってたんかなあ、とも思ったり。 で、結局「ディスコ」的な場でまだ営業してるのってあとどの程度だろう。 六本木にKing & Queenがあるけど、これも2003年の回顧型の再オープンだし。 一時、クラブがガッと出てきたときに、名前はクラブなんだけど中身はほぼディスコ、 みたいなのもいっぱいできたから、非常にわかりにくくはあるんだけど、 所謂パーティーやイベントの一時的なもの除いたらほぼ絶滅したんちゃうかと。 チケットやトークンでまずいフードと交換するようなとこ。ないだろうなあ。 元々大都市圏以外はそうだったわけですが、これで完全にユーロビートやトランスは、 ダンスミュージックの役目を終え、ドライブミュージックの機能のみが残ったということで。 でも、だからこそ「SUPER EUROBEAT」シリーズはまだ続くのです。現在Vol.172。化け物。 ■11/12 今日も「中出し」って書けるかなあって思ったけど特になかった。残念だ。 でも、毎年この時期にこの手のニュースが多いんだ。いや本当に。 絶対にクリスマスを前にしたこの時期、少子化を食い止めようとする闇の力が働いている。 あと、もしまた何かの弾みでIZAMが再浮上して人気者になるようなことがあれば、 やっぱりひなのはどこかに閉じ込めておいた方が人の世のためになるという結論に。 --- ヤフオクのPS3の出品が5000超。海外買出し部隊分まで考えると、完璧1割以上は転売目的ですね。 さすがに現在定価割れはほとんどないですが、60GBで80,000円前後、20GBで60,000円強が相場。 いまいち報われない価格だと思うのですが、どうでしょうか。 なんかTommy Februaryのセカンドアルバム初回限定盤のときの悲惨な状況を思い出しました。 ファーストの初回限定盤は数も少なくDVD付きも珍しくアーティストとしても旬で、えらい高値が付きましたが、 セカンドはDVDなんざ当たり前の世の中だわ旬は過ぎたわCCCDだわで、そもそも店頭の新品ですら 余りまくっている状態でヤフオクに転売ヤーばかりが殺到。あれは涙なくしては見れなかった。 ちなみにCD初回限定盤で差額儲けようっていうのは、最近はリスク高すぎるのでやめた方がいいです。 ここ最近もっとも速攻で店頭から姿を消した初回盤、mihimaruのサードも ほぼ定価並みの値付けにしていても軒並み入札なし状態です。 どうしても今からやるのであれば、いろいろ音楽誌を熟読して、これから出てきそうなのを見繕って、 インディーズ盤を入手するのが利率的には一番よさそうです。 ただ、インディーズといってもメジャー流通になるともうNGなので気をつけよう。 あと、ネオ・ヴィジュアル系はFOOL'S MATEとかがあるからそこらの情報は一番入手しやすいのですが、 ファン層が中高生なのでお金持ってないから値は上がらないと思います。気をつけよう。 ■11/09 これまでがどうであろうと、これからどうなろうと。 吉岡美穂に中出しできたという時点でIZAMは人生の勝ち組。 そういう考え方があってもいい。刹那に生きるのも人の道。 ちなみに「元祖」刹那の勝ち組、175Rさんは東芝のプロモーションのランク下げられたっぽい。 9ヶ月振りのニューシングルなのに、宣伝してもらった形跡が恐ろしいほど見当たりません。 結果、今週初動で33位。 去年のクリスマスシングルがそこそこ宣伝してもらったのに 25位止まりのあたりで愛想尽かされたのでしょうか。 でもやっぱり勝ち組なんだよ。 --- 秦基博さん。新人さん。 ブレイク候補の筆頭ですので、お友達に「この人きっと来るよ!」と言っても大丈夫。 後から「いい耳してるんだね♪」と絶賛されたりモテモテになりたい人は彼を押そう。 何せ親方がオーガスタの一押しですから、外れの可能性極めて低いのですよ。 既にスガシカオがあちこちの出演時に完全パワープッシュ。 極めて菊池桃子メソッドに近い形でプロモ進行中。 史上最多FM42局でパワープレイ中という金のかけ方も実に「らしい」です。 スキマスイッチの初期プロモにもちょっと近い気がするな。 で、ちょっとだけ前に同じくオーガスタからデビューの長澤くんは、 きっとスキマスイッチとほぼ同時期にデビューしていい感じに 放置されっぱなしの野狐禅みたくなるのでしょう。頑張れ。 ■11/08 ブンブンサテライツができちゃった結婚。 彼らはストイックなイメージがあるだけに、なんだか少し微笑ましい。 世の中のお母さんというお母さんは全員もれなく中出しされているという当然の 真実にふと気づいたとき、僕は自分が少し大人になったような気がしたんだよ。 --- ソフトバンクが日本版MySpaceのサービス開始。 mixiとの決定的な違いは動画等のマルチメディアコンテンツを自由にアップできたり、 スキン等でマイページのカスタマイズが容易に可能という点にあるわけですが、 その分著作権絡みのトラブルとか問題点も非常に多いわけで。 それに対して決定的な打開策は未だないのですが、それでもやるぜソフトバンク。 ていうか、KDDIのGREEとの提携で荒れるんじゃねえの?ということを 申しましたが、提供側にとってはそんなことどうでもいいのかもしれないね。 Yahoo!がPC・携帯ともに掲示板がどういう状況であろうと「やってるんすけどねえ」と いえるレベルで適当に最低限を制御している以外は概ね絶賛放置中なことを考えると、 その中身はどうでもよくて、重要なのは「私はこんな機能を持ってますぜ!やっほーい!」 と叫べることのみなのではないかと。コンテンツホルダーであること。それだけ。 で、Yahoo掲示板、誹謗中傷の発言の類を「発言全体の中での割合」で考えると、 2ちゃんねるをはるかにしのいでネット上のチャンプのはずなのですが、 ついぞマスコミに叩かれたり、企業や佐賀県が注目してるとか聞いたことがない。 それって、マスコミの2ちゃんねる憎し的な物言いとかと合わせて考えると、 それは多分2ちゃんねるには、誹謗中傷だけでなく、ある程度の割合で 「真実」が紛れ込んでいるひとつの状況証拠、ということになるのでしょう。 逆に言えば、2ちゃんねるがスケープゴートとして存在している間は放置上等。 中でどんな情報や誹謗があったところで、同じような内容は2ちゃんにも アップされているわけだし、そうすれば結果叩かれるのは2ちゃんだけだし。 自社のネガティブ要因にはなりません。楽勝。 2ちゃんねるがすごいのは実はそういう、ネット上の「悪」と呼ばれる事象の 相当な割合について、スケープゴートとして受け止めちゃうところだと思う。 他社が、本来「企業活動」としてはよろしくない状況、モラルハザード上等状態とか 放置とかやりたい放題だとしても、その前に立って全部受け止めてまったく動じない、 強力なセーフティネットとして常に機能している。 さらに、イリーガルだったり倫理欠如のサイトはあっという間に誰かが発見し、 自然発生的にして極めて強力な実力行使で駆逐するという「警察機能」付き。 明日2ちゃんねるがなくなったとしたら、難民流出とかよりもそれらの「社会的」な 機能が失われるということの方が、ネット全体としては影響でかいと思います。 ちょい逸れた。 で、Yahoo掲示板ならではの特徴としては、芸能人のスキャンダルが報じられるたびに、 2ちゃんねる以上にプリミティブかつ殺伐とした祭りが開催される点が挙げられますが、 最近の自分はその見物くらいしか行ったことがありませんですよ。 結論。au GREEもMySpace日本版も、内容にはあんまし期待するな。 MySpaceは英語版のように、音楽その他アーティストがプロモに積極的に 使い出したら、けっこうおもしろくなるかもしらんわけですけど。 ただ、日本ではソフトバンクという既存勢力にぶら下がる形になったわけで、 恐らく、当面は現状の英語版のように自由な状況にはならんのかなあ、と。 アーティストの皆さんもいろんなグループに既に所属してるわけで。 そこはそれ、ビジネスですから。 ■11/07 学園祭特集って、ミスコンの記事だけじゃねえか。 フェミニスト団体は毎日新聞を糾弾すべし!すべし! --- FLOWの新曲がえらくキャッチーすぎて違和感がある。 もう「贈る言葉」の頃のイメージなんざ微塵もねえですな。パンクじゃなかったのか。 つうか、そのデビュー曲がいかにも話題作りでヒット狙いのそれであり、多少なりとも売れてしまった時点で、 それ以降は、概ね傀儡バンドとして機能していかざるを得ない運命にあるわけなのですが。 元々ソニーは昔から、レベッカやPearlの例で明らかではありますが、昔からそれまでの ファンを置いてけぼりにするようなイメチェンを行うことが会社のアイデンティティ。 ある場合はインディーズからメジャーに引っ張り上げる際に。 ある場合はデビューさせて売れなかったとき、しれっとまったく新しいイメージを。 ゴリゴリのハードサウンドだったのが、メジャーデビュー時点で去勢完了のHigh And Mighty Color。 「ロックシンガー」だったはずなのに、いつの間にかゴスロリになってる北出菜奈。 「ロックシンガー」だったはずなのに、最近著しくオーガニックで爽やかな高橋瞳。 微妙なコンセプト修正が多すぎてもう何だかわけがわからなくなっている星村麻衣。 ただ、オリコン1位は獲れてもヴィジュアル系流れの非常に狭い訴求範囲に留まっていたラルクを、 薬物絡みの活動休止期間を好機と捉え、復活時に楽曲ともども「本格派」の演出をかけまくった結果、 大ブレイクに持っていくなど、うまくいく事例もありますので、これだけはなかなかやめられん。 でもさすがにそろそろそのメソッド、限界じゃねえの。 ■11/05 ブライアン・ウィルソンのフィギュア。 --- もうTBSの世界バレーを見ていると泣けてくる。 フジから放映権を金積んでぶんどってきたわけですが、ノウハウは局ではなくフジの仕切り一切をやっていた イベント会社に全部積み上がっていて、まんま同じ会社使ってリピートしているっぽい感じなわけで。 山ぴーが徹平くんになっただけ。タイ人がウエンツ(カメラ位置的に)。 かつ、生放送ではなく、試合開始が18:00で放映開始が19:00という俺様タイムシフト編集放送のせいで、 絶妙に気持ち悪いところでCMがやけにたくさん入ったり、放映内での試合開始タイミングが微妙にグズグズで、 生放送でもないのに放映時間延長で大事なドラマが後ろに押したり、杉山・菅山・木村のアップばかりだったり、 小山が決めた後に限ってカメラが彼女ではなくコートサイドの監督に切り替わったりと、 TBS社内権限のディレクションの部分ばっかり嫌な感じに気になるよ。 そして時折会場に現れる巨大寄せ書き日章旗に、誰かうっかりバボちゃんを書いてしまってることを俺は見逃さない。 でもそれを誰が責められよう。 あと、小林麻耶はもうすぐ過労死すると思う。 ■11/02 「親が娘の性を商品化していることに対して、自覚が足りないのではないか」 ちょっと普通に考えれば、娘が単独でダンスレッスンして衣装用意してテレビ局まで来るなんて ありえないことくらいわかりそうなもんだが。むしろ自覚して張り切って商品化してますがな。 こういう意見の人たちはもう少し、自分の思想と違う世界が意外に広いということを知るべきだと思う。 --- オリコン撤収! よくこのタイミングで決断したなあ。と純粋に思います。 産まれるまでが大層な難産でしたし、えらくでっかいことを言って参入しただけに、 経営陣としてはついプライドで引っ張ってしまいがちなところをぐっとこらえました。 でも、オリコンは完全に「曲」単位の、PC版着うたフルみたいな形式でしたので、 売る側にとっては客単価は安いし、ユーザーにとっては割高だし。いいことねえです。 iTunesには追いつけず、さらにNapsterがタワーと組んで出てきて。この時点で観念したのでしょう。 WMA・ATRAC3のダブルトップページ方式にせざるをえなかったことも予想外。 要するにサイトとしての運営費が単純に2倍、他所より台所事情は深刻でしょう。 だから、前にも言ったけど先日スタートしたHMVは大変に危険なわけですね。 意地でもWMA・ATRAC3ダブルトップページ体制にはしないと思います。 どれだけそれによって利便性が下がっているとしても。本末転倒だが。 でも、実はMoraも、MusicDropがLabelGateに吸収されてMora Winになり、 それによって実質ダブルトップページになっているわけですが、ここはソニー、 まさかWMA方式に力を入れるはずないので、MoraWinはいきなり大変に日陰チック。 ということで、早くも再編成がスタート。OCNもいずれHMVにサービス特化していくような気がします。 つうか、10か月の間「音楽配信一覧」放置していたうちに、大手は参加レコード会社が(ソニー以外) ほぼ横並びとなり、その大手に入れなかったところは青息吐息、という感じになっておりまして。 MaxMUSEなんか、ランキングがとても悲しいことになっています。 撤収しにくそうなgooやExciteのポータル系サービスも随分としんどそう。 でも、そもそもiTS、Mora、LISMO、Napster以外にきちんとプロモーションしたサービスってあるのだろうか。 こういうサービスって存在認知から地道に始めなければいけないものなので、少なくとも離陸期のうちは、 サービス本体の運用費と同等かそれ以上にプロモーションにお金かけないと成り立たないはずなんですが。 ポータル系の場合、サービスそのものがポータル自体に集客するための販促と考えればまあ納得できますが、 でもオリコンはそうでもなさげだったのに、プレスリリースと自社媒体以外での露出、見たことなかったわけで。 さもありなん。 そして自分は今日もナップスターで適当に聴き散らかして、気に入ったものは適当にダウンロードし、 さらに気に入ったらRに焼いてiTunesに突っ込んでiPodに転送。面倒だが意外に楽しい。 ■10/31 そろそろ紅白の季節ですね。ワクワクしてきました。 --- EZ GREE。 mixiを抜くことはもう不可能でしょうが、生き残っていくためにもこれがラストチャンスかも。 でも、これは相当リスクあるよ。 自分もそっち気味の仕事をしてるわけですが、絶対に携帯メインではコミュニティはやりません。 メリットとリスクを天秤にかけて、どう考えてもリスクの方が圧倒的という判断しかできないので。 すべての元凶は、携帯の視認性の悪さという物理的な原因から発生します。 それはコミュニケーション上、「話の流れが見にくい」とか「元発言までたどったり 過去レス参照せずに次の話をしがち」といった、PCにはない状況を生み出します。 そしてそれが、「誤解を生みやすい」「こじれたらこじれっぱなし」「言い逃げ上等」 等のコミュニティ的には大変に不快なあれやこれやの根源になるわけですね。 具体例がYahooにありますね。あれです。あの状況。 そしてそうなると、例のごとく「悪貨が良貨を駆逐する」流れに突入。 さらに、恐らく顧客獲得戦略上、mixiに入れない高校生を積極的に取りにいくだろう、 と考えるとこれ、相乗効果で相当に悲惨な状況が簡単に目に浮かんでしまうわけです。 しかも「個人情報を既にいただいているので招待制ではなく登録制」ということですから、 誰でも入ってこれます。招待制のSNSの場合、通常の流れで入ってきた人ならば、 招待した人の存在が精神的なアンカーになるかと思いますが、それもない。 個人情報持ってるからこうするってことは、そこらじゅうでギラギラしたりギスギス したりしたときにKDDIは、片っ端から説教電話でもかけまくるつもりでしょうか。 双方のメリットを睨んだ戦略が、結果としてとてつもなくネガティブな状況を 生み出さないとよいのですが、これ相当ドキドキします。怖いですマジで。 つうかそもそも今流行っているのはSNSじゃなくてmixiなんだよ。 「mixi」はよく知ってるし入ってる。でも「SNS」って言われても何のことか 知らないという人の方がヘタしたら多いんじゃないか、という今のこの世の中で、 そもそも大丈夫なのか、という説も。 ■10/29 もう本当に最近まとまったことを考えられないし、 調べたりするパワーが確保できん。半分はパールのせいです。 --- 「やわらか戦車」のこの程度のことが記事になったり、食玩出たり。 まあ権利屋が頑張るのはわかるんだけど、ここまで露骨にやらかすのは、 気持ち悪いというか、さすがにみんないろんなことに気付くと思うんだけど。 --- 長澤まさみがPVで何て言っているのかを気にする向きがありますが、 その真実を追究したところで何の意味があるのか。何かいいことがあるのか。 ここは慌てず騒がず、「ものすごくエロいことを口走っている」という 脳内仮定で一人で勝手に盛り上がって悶えたりするのが本物の漢。 --- HMVもOCN+Moraという体制で配信始めましたね。 TOWER+ナップスターへの対抗という形なのでしょうが、大慌てなのが丸わかりですこれ。 特に「ユーザーへのガイダンス」の部分があまりにも不親切すぎというか何もないに等しい状態。 コンピュータのことは詳しく知らないけど、普通に店頭でデザイン重視でプレーヤー選んで、 それに附属していたソフトでCD取り込んで聴いてます、今は主にMDの代わりみたいな使い方です、 という人がここに来て、WMVかATRAC3か、自分のプレーヤーはどっちなのかすぐにわかるよ! という割合がどれくらいのもんか、直感でダウンロードするところまでたどり着けるか、ということです。 また、トップで紹介してる曲、WMVのみだったりATRAC3のみだったり両方だったりが全部混在。 間違いなく「騙される」方も少なからず出てくることになります。 同じような状況でスタートし、間もなく「トップページを完全に分割する」という 苦渋の選択を迫られたオリコンの轍を思い切り踏んづけながらのスタート。 そして当然これ、従来のOCN+Moraの仕組みまんまなので、アルバムとして紹介されてても 1曲単位でしかダウンロードできず、全部落としたら結局割高じゃん!みたいなのも散見。 サイトのレスポンスの悪さも元々のHMV通販サイトと全く同じ。 このタイミングでこういうのは非常にマズいと思うのですが、どうでしょうか。 ■10/27 再告知。よろしくどうぞ。 romantics presents HOW LOW? SIDE:C #2 2006/10/28(sat) @池尻大橋ROCKER ROOM open/start 22:00〜 charge1,500yen(w1D) タチザキ/ナガサワ/O.D.A./福田タケシ/セキネケイ/安田理央/mirairecord/N.S.Z.T./川崎ぶら --- 今日も概ねノーテーマの続き。 きちんとまとまったことを考えてねえだけです。すまん。 --- 歴代の仮面ライダー役の役者が概ね、放映終了後にそのイメージから脱出できずにもがいている中、 オダギリジョーの軽やかっぷりというか、当初のイメージからの逸脱っぷりは凄まじいな。 まあ、元祖初代ライダー藤岡弘、の、常軌を逸した突出っぷりには誰も勝てませんが。 スカイライダーの村上弘明はいいとこまで行ったように見えたけど、太秦で動きを完全に止めたね。 江戸時代に行ったきり戻ってくる気配がない。 --- 中谷美紀「初恋はシャア」 電車男やしょこたん以降、どうやら売る側も、そこらへんの層がこれまで把握していた数値上には出てこない 「経済的」サイレント・マジョリティとして、馬鹿にできないことに気づいたかのようなアクションが 目立ち始めていますが、彼女は映画「電車男」で何がしかのメリットを感じたと推測。 利用できるものは利用しよう。 --- 世界史ぶっちぎり事件は、現役高3生のリカバリをするかしないかだけが問題ではなく、 リカバリしない場合の「履修しないままの既卒生をどこまで遡及するか」が、重要なポイント。 今の高3生が「履修しないと卒業させない」というのであれば、履修しないまま高校を出て 今に至る人間は「そもそも卒業の要件を満たしていない」と捉えないとダブルスタンダード。 でもそれを厳格にやると、世間の成人の相当数が「実は中卒」になってしまうという恐ろしさ。 文科省自身その構成上、他の企業以上に身内や内定者や家族に相当な影響が及びますので、 そこについては役所の常として、きっと突っ込まれるまで黙っていると思います。 ここで、世界史ちゃんとやってた高校の出身で切羽詰った浪人生が訴訟起こしたりすると、 いい感じに世の中がこじれて面白いと思うので、誰か頑張ってくれないものでしょうか。 その原告くんの風貌がそれなりにヤバい感じだったりすると、もう世論真っ二つですよ。 ああ。もう誰か訴えろよ。 ■10/26 ノーテーマで思いついたことを適当に書き殴る回。 --- 安藤裕子の「君は1000%」のカバーが最強。やっぱこの娘は次元が違う。 --- 1989年頃の俺のイメージ。学研「Momoco」はAVで言ったら宇宙企画。 --- 次にタモリが「いいとも」を休むのは、赤塚不二夫が死んだ時。 --- で、「タモリ倶楽部」でやってた「鉄道麻雀」は、商品化すればそこそこ出ると思う。 少なくとも全国の高校・大学の鉄道研究会部室には常備。 ただし、ローカルルールの適用甚だしく、全国大会開催は不可能。 --- 夜中の通販番組でクドいくらいやってるエイベックスの4枚組60曲入り8,800円。 頼まれたら中古屋回ってシングル全部100円以下で調達できるね。 でも、面倒だから断るね。 --- ソンイルの「\0」攻撃は、この末尾の注釈の嵐がポイント。 とはいえ、DoCoMoも試算したら利用状況によっては割高になったり、 auも景気いいようで実はBREW戦略がグダグダになって必死だったり、 フリーメアド業界が異常に張り切っている割に零細が多いのでプロモーション的には 結局まるでダメだったり、いろいろと状況が面白いのでしばらく静観。 --- 小諸の小6生の事件は、これ逮捕はねえだろうよ、まあ少なくとも未成年者誘拐とかでは 起訴されねえだろう、いいとこ青少年保護条例違反だろうなあ、と思っていたのですが 記事内の「無職」「箱根の別荘」で脳内方針大転換。 おまえなんかちんこもげろ。 ■10/25 今日店頭でまじまじと見たんだけど、SMAPの「ありがとう」のジャケは心底酷いな。 考えてみたらここ数作全部酷い。何がどうなったらこれにOKが出るんだろうか。 --- 緊急発表。浜崎あゆみの11/29発売のミニアルバムが突如フルアルバムに。 (@ミュージックマシーン 10/24) 実はハナからフルアルバム準備していて、「変更」のプレスリリースをわざと出すことで、 ニュースになることによる認知の拡大を狙った、という線もあるっぽいのですが、 でも、親方の状況見ると冗談抜きでヤバいというか、切羽詰っているような気もするわけで。 こちらが親方の第1四半期の業績。(PDF) 昨年度は第1四半期がベコベコに凹んでいたものの、第2四半期で安室のアルバムの予想以上のヒットと、 倖田姉の1枚目のベストの馬鹿売れっぷりに救われていましたが、今年度はぶっちゃけ何もない。 アルバムなんて今期に入って一番売れたのが20万枚のMEGARYUという状態。 第2四半期の数値はまだこの形で閲覧できる状態ではありませんが、 この「△」の嵐をうっちゃり返すような大儲けはなく。 つうことで、第2四半期業績の社内向けの見込み速報が出た時点でお偉いさん緊急召集。 速攻でこの作戦の決行を決定、というのも案外ありえるんじゃないかと。 執行役員会は「単価上げれ!単価上げれ!」の大合唱。全会一致。 そして、このフルアルバムリリースのニュースを先行させておいてから業績数値を 出すことで、株主の皆様方には「でも大丈夫だから!これ出るし!」みたいな 安心材料として大活用。そんな流れ。でも本当に安心かは誰も知らない。 これが当たってるなら、多分次の4月にはまた組織変更。 ■10/24 告知。今度の土曜日に回します。 romantics presents HOW LOW? SIDE:C #2 2006/10/28(sat) @池尻大橋ROCKER ROOM open/start 22:00〜 charge1,500yen(w1D) タチザキ/ナガサワ/O.D.A./福田タケシ/セキネケイ/安田理央/mirairecord/N.S.Z.T./川崎ぶら まだ何も決めてませんが、ゆったり飲めるところなんで緩めで行く予定。 ただしメンツが豪力ばかりなので、真面目にやるつもりはありません。 お暇な方はぜひ。 --- 出す奴がずっとそこそこ売れていたロッド・スチュワートの懐メロ集シリーズ。 ついに新作は初登場全米1位だよ。すげえ。 彼って、日本で言えば誰に近いだろう。沢田研二かな。 「沢田研二が歌うGS名曲選」。通販でしか売れなさそうだ。 つうか、これこそウォルマートのドカ売り戦略に乗っかった結果でしょう。 歌い手の知名度、曲の知名度。前面に出しやすく、宣伝の煽り等も書きやすい。 過去のシリーズ盤で実績もあるので、店側も「外れのない」盤としてプッシュしやすいし。 というわけで、全米各地のドカ売り店にすごい勢いでドカ陳列された結果、 CD売り場に寄った客が、「何となく気になる」とか「前のも1枚買ったから」的な 理由とかで、本来目当てのCDと一緒に2枚目・3枚目として購入。 そんな、「何となく買った」の集大成としての1位。 久本雅美が好感度タレントランキング1位になるのと同じ理屈です。 あれ、「3人まで」投票可能、というのがものすごいポイントなので。 まあ彼女の場合、組織票もあるけどな。 ■10/22 バッチギ最高。 久々に「スター」らしい映画スターが誕生するのかもしれません。いろんな意味で。 体調よろしくないので今日はもうダメだ。 ■10/20 訂正。 「環八」⇒「環七」。 で、恐らくこのまま進めてしまうと、役所事業の定説として、「駅前のほんの100mくらいだけは ぶっとい道が走ってて建物もガンガン建つけど、その両端から先は数十年たっても今のまんま」 みたいな、泣こうにも泣けないほど不恰好な街になります。 あの都市計画から行くと間違いなくそうなります。本当に勘弁してほしい。 --- 訂正。 KAT-TUNのシングル発売日、結局12/7でした。残念。 11月中のセッティングは無理だったか。つうかまさか水曜外してくるとは。 EXILE側にデイリーチャート1日分だけ配慮っちゅうことかな。 --- 「のだめ」はこういう商売にしたわけですね。 「ベスト100」での凄まじい価格破壊以降、一般向けクラシックはなかなかそれまでの値段では 出せんようになったわけですが、こういう形で行けばまだ2枚組3675円の値付けで見込みが立つ。 実際今見たAmazonランキングで44位。これは見事だ。 コンサートもやるみたいですね。 でも、かつてこういうのが出ていて、発売当初は別に限定とか何も言われていなかったはずなのに、 なぜかすごい速攻で廃盤になったわけですが、要するにそのタイミングで既にドラマ化の話が持ち込まれていて、 その企画の中にタイアップでソニーからCD等の展開があったから、ということではないかと予想。 ソニーはクラシック非常に弱いのですが、ドラマ出演と絡めて新たにオーケストラを立ち上げるという、 よく考えたらけっこうアクロバティックな形で解決。やります。 ちなみに廃盤になった方は東芝。東芝はここんとこ本当についてないと思う。 しかしユーズドの値段がえらいことになってるな。80年代の激レア盤でもここ数年こんな値段見ないよ。 でもって、キングから出てるこっちはセーフなのね。わけわからなくなってきた。何でだ。 ■10/19 下北沢の再開発に都がGOを出した模様。 出てくる話を読む限りではアレだな、ダム工事と同じだわ。 なんかテレビでは「防災上必要」みたいなことを強調してたみたいですが。 ・商業上の理由であれば、この開発は下北沢の商業地としての独自性を 大きく損なうわけで、長期的に見ればどう考えてもマイナス。 ・防災上の理由であれば、小田急地下化後の跡地を道路に転用することで、 井の頭通り辺りから環八までショートカットとして活用できるので、 最低限の緊急車両経路は確保可能であり、街並みを壊してまで 新しい道路を引く意味がわからない。 この時期にこの計画でなければいけない理由が、考える限り見当たらないです。 下北沢は商業のコアに大手資本がほとんど入っていないにもかかわらず、 街トータルで相当の稼ぎが上がる街として、日本でも相当にレアな存在なわけですが、 上記の理由に「例外」があるとすれば、ここに大資本が参入することでそこに儲けが 集中してくるんじゃん、みたいな考え方が源にあるとしか思えないわけですよ。 個人商店がいくら盛り上がり淘汰されようと、ひとつひとつの売り上げは端数以下ですから、 役所の数値には大きく関わってこないけど、大手流通企業が入ってきて売り上げが集中すれば、 それは如実に統計化され、見た目上はあからさまに再開発によって街が発展する ように見えますし、そういう計算で計画立てられます。そのからくりというか。 そもそも、都市計画のあの地図を役所の人間が直々に引けるはずもなく、 当然その段階でどっかの民間が入ってます。 その時点でもう規定路線だし、その「民間」にとっては、あとはいかに道路作るか、 いかにコンクリで山ほど建物建てるか、いかに個々の店に散らばっているお金を てめえのところにかき集めてくるか、というところにしか「視点」はないでしょうよ。 いや、でもそれは純粋に民間企業としてなら、間違った考え方じゃない。 問題は民間を入れて計画を動かした段階で自治体として規定路線になるというこの状況。 ものの5分で渋谷・新宿に出られる場所が、何で今のような形の商業集積地になっているのか、 別に街の好き嫌い一切抜きにしても、ちょっとでも考えたらわかることなのに。 もし単に交通のクロスポイントで集積しやすい場所ってだけで、あれだけの人が集まるのだとしたら、 明大前も大岡山も今頃東京名所だ。何が違うかくらい、ちょっと街を歩けばわかることなのに。 それすらしないで「ミニ都心」を作ろうと躍起になってる。 もうさ、その時点で役所ご担当の皆様がどういう状態で、どういうメリットを享受しているのか、 なんとなくわかるってもんですけどね。そういう意味でダム工事と一緒っちゅうことです。 寂れた地域を活性化させるために機能性・効率性を優先した結果 画一的になってしまったよ、というのならまだ理解できる。 でもここ違うもの。どっかの縮小コピペみたいな街になるのだけは勘弁してほしい。 Save The 下北沢のサイト、こちらです。 この計画のおかしな点を実に冷静に挙げていますので、ぜひ読んでみてください。 ■10/18 これ、「丼」じゃねえよ。 --- 前に星泉のシングルがドラマ開始月の10月のうちに出ちゃうわ、という話をしましたが、 ビッグネームばかりの今クールのドラマ主題歌、けっこうな割合で10月中にリリースされますのね。 昨日の表をリサイクル。
確かにもともと有名な場合、黙ってても固定ファン層の力である程度初動で売れますし、 徐々に曲が浸透していけばロングセラー狙えますからむしろ理に適ってるかも。 あれだ、「世界で一つだけの花」的な流れ狙い。 で、なんかKAT-TUNの発売が揉めてるとか決まってないとかニュースに出ていましたが、 結局11/29あたりで落ち着きそうというか、ハナから落ち着いていそうな匂いがすごくします。 そもそも既に5人で歌ってる曲ですから、今回の件実際関係ないもの。あるわけがない。 上位に行きそうな人たちの今後のシングル発売予定。 ・10/25 ORANGE RANGE「SAYONARA」 星泉「セーラー服と機関銃」 大塚愛「恋愛写真」 RIP SLYME「ブロウ」 ・11/1 CHEMISTRY「遠影」 BoA「Winter Love」 WaT「Ready Go!」 ・11/8 BENNIE K「Joy Trip」 モーニング娘。「歩いてる」 m-flo loves BONNIE PINK「Love Song」 ・11/15 Mr.Children「しるし」 UVERworld「君の好きなうた」 長渕剛「太陽の船」 FLAME「離したくはない」 ・11/22 宇多田ヒカル「ぼくはくま」 BUMP OF CHICKEN「涙のふるさと」 EXILE&倖田來未「WON'T BE LONG」 スキマスイッチ「アカツキの詩」 ・11/29 ASIAN KUNG-FU GENERATION「或る街の群青」 ゆずおだ「クリスマスの約束」 ・12/6 EXILE「Everything」 REIRA starring YUNA ITO「Truth」 CHEMISTRY「未定」 m-flo loves DOPING PANDA,倖田來未,RAM RIDER,mink「Amazing Nuts!」 AcQuA-E.P.「Re:dear…/LEMURIA」 12/13以降はまだほとんど発表されていませんが、ドラマのこと考えるとそこまで引っ張れない。 かつ「揉めている」手前、そんなにすぐには出すのもアレですし。 さらに当然1位押さえにきますから、一強がいる15日と激戦の22日は外してくるでしょう。 とするともう11/29しかないです。 正直最近は何でもアリですから、こういう形のプロモーションもあってよいのでは、と思いますが。 ■10/17 「くり〜むナントカ」に出てきた長渕を見ながら、今の日本で真に オルタナティブな存在は長渕とTHE ALFEEしかいないと思った。 --- なんか今クールのドラマ主題歌はビッグネームが並んでます。 ここしばらくはずっと若手のショーケース的な位置付けの曲も かなりの割合であったのですが、今回は皆無。知った名前ばっか。
前クールのバッチギ沢尻とか今クールの「星泉」のような一発企画はまだいけるものの、 若手が主題歌きっかけでメジャーになる例が今やほとんど見受けられなくなってしまい、 つうか期待した奴らみなコケて、ショーケースとしての機能を期待するのはもはや難しい状態。 それで従来の単純な「セールス」狙いに回帰した、ということでいいのかな。 でも、番宣見てる限りでは、何となく「曲がドラマ枠を欲している」というより、 話題作りとしてドラマの方が曲を欲しているようなノリもあるような気もして。 たとえば「14才の母」の場合、プロデューサーの村瀬健が昨年の「火垂るの墓」 ドラマ版の担当で、主題歌がBankBandだったところからの流れで、今回ミスチルを 引っ張ってきたことはほぼ間違いなく。 月9の「のだめ」の、クラシック業界の物語とはいえ、いわゆるJ-POPな主題歌を 設定していない、ということがかなり象徴的なのではないか、とも思います。 小田和正やチャゲ飛鳥の時代のことを考えるとこれ、とんでもないことじゃないか。 「月9」も「ドラマタイアップ」も、時を経て相当変わってきているのだなあ、ということで。 ■10/15 赤西くんの件、情報ありがとうございます。 でも、相手が相手なんであんましネタにはできんでしょうという話。 気になる人はあれこれググってみてください。けっこうあちこちでやってますんで。 ただ、記者会見の映像見ていて、「女性関係が…」とリポーターに振られたときの彼の顔と、 「結婚するとか…」と続いて振られたときの破顔一笑のコントラストは確かに気になるわけですが。 --- 洋の東西問わず、とりあえず80年代以降のカバー曲には食い付くことにしている私ですが、 先日紹介したフォーサイドのトランスカバー群に困惑し、さらに今回こんなものが出ることになり、 もうどうしていいのか本気でわからなくなっています。もう泣きそうです。 萌トリビュート 二次的に私へのいじめになりますので、関係者はぜひやめていただきたい。 ちなみに私はギャンブルと風俗とネットゲーとエロゲーはやりません。 手を付けたら最後、ハマってエラいことになることが目に見えているからです。 ■10/13 なんかようやくソニーのウォークマンがこなれてきたような気がする。 --- これでKT-TUNになるな。読めない。 AAAの後藤がほぼ同時期に抜け表明して、こっちの場合は表向きこうでも、 BUBKA 9月号11ページ絡みの結果という話もありまして、赤西くんについても 下衆の勘繰りをしたくなりますが。 でも、デビュー後のKAT-TUNは、ジュニア時代から亀梨くん並みに人気の高かった赤西くんは さほど前に出ず、むしろ怖い顔の田中を前面に押し出して売ってきた感はありますので、 こっちについては相当前から織り込み済みの状況とも考えられます。 ただ、怖い顔の田中は最近ヒゲ生やしたりしてちょっと怖すぎなので、何とかしてほしい。 あとananの「好きな男」の生ポラプレゼントのメンツがきれいに ジャニ以外のほぼ全員だったのはすがすがしいな。 それとこの特集のたびに思うのだが、選ばれた男を適当に組み合わせてやる「対談」風記事の、 変な外国語を直訳したようなものすごい不自然さは何とかならないのか。 亀田兄弟の記事なんかもう何だかすごいことになっていたよ。 兄弟とは思えないよそよそしさだった。 ■10/12 これの結論としては「押尾先生はここんとこ貧乳好き」ということでよろしいでしょうか。 --- 新垣のポッキーCMはすごいなあ。彼女以外まったく何もない。 のに何だあの存在感は。制作者はしてやったりだろうな。 ていうか、新垣あんなに可愛かったか。 --- そういえばこの間の鈴鹿がとりあえず今年でF1最後だったんですね。 鈴鹿にF1が来た当時、自分は高校生。住んでいる場所も高校も、サーキットから 十数キロ程度、当時の根性を持ってすれば、余裕で自転車で行ける距離。 つうか実際、自転車こいで八耐観に行ったりしていたものでした。 で、そんな1987年のある日、校内を巡ったある署名用紙。誰が言い出したか、 「F1のチケットは高すぎるから、高校生でも買える値段に値下げしてもらうための署名」でした。 そこで「お馬鹿ですか! 世界中からいくら出してでも観たい人間が集まってくるですよ! ちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこ(以下同文)」 概ねそんな感じのことを有志で書いて回したところ、署名はパッタリと止まりましたとさ。 そんな思い出。 ■10/10 HM/HRカラオケメイド喫茶「りっちー★ぶらっく萌」 何かすべてがものすごく間違っているような気がするよ。 --- 昨日分アップしてやれやれと思ってテレビ付けた途端に主題歌付きの番宣に遭遇。 世の中ってそんなもの。ということにしといてくださいお願いします。 で、昨日の書いてアップした後に思ったんだけど。 「アイドル歌手」全盛の頃は、それが真実かどうかは置いておいても、レコードセールスと それに伴うTVの歌番組出演という形で、「人気度」を具体的に示すことができて、 いわばそれが世間への「保証」のような働きをしていたわけですけど。 今は歌もアレだし、映画の観客動員やテレビの視聴率を絶対的な指針にするのは リスク大きすぎてできないし、かといって無理に露出だけ上げてもものすごく胡散臭く、 見るからにマッチポンプになったりするので、スタッフも大変だなあと思いました。 そして、沢尻と長澤にすごい勢いでまくられた結果、ほんの1年ほど前には同世代集団では 出世頭だったはずの鉄板少女は、この役をあてがわれた時点で第一線争いからは 恐らく脱落決定。どう考えてもこれは王道じゃないよ。鉄板かついでるんだもの。 でも自分的には今の彼女のそういうところがいい。 他にも。 金融グラビアアイドル組の中では図抜けてイケてない感がありありの佐藤 "会長"寛子。 現在はようやくTBSの昼ドラの3番目くらいの役にありついている状態なのですが、 そんな「世渡りのうまくなさ」っぷりにむしろグッと来るのです。 俺はそういうのに弱い。自分でもわかってるんだ。 高校のときも、クラスでいちばんの美少女とかよりも、教室の前の方で固まっている 地味グループの中の「あいつ実はけっこうかわいいじゃん」みたいな子がむしろ好きだった。 彼女は元気だろうか。 甘酸っぱい気持ちになってきたので、想い出を抱いて眠ることにします。 ■10/09 昨日は遅くまで遊んでました。恐縮。 --- いくらなんでもゴールデンにドラマの再放送っつうのはどうかと思う。 --- 昨日は渋谷に行って "時をかける少女"を観ていたわけですが。 で、渋谷の駅で降りて思ったのが異常な長澤まさみっぷり。 そこらじゅうでドラマ「セーラー服と機関銃」のプロモーションが。 ここまで事前に集中的にやるのって、ドラマでは随分珍しいというか初めてじゃないのか。 放映開始の1か月以上前からの番宣、パイロット版のDVDの無料貸し出し。 放映前の段階でDVD-BOXの発売まで決まっているというのも異常。 あと、通常ドラマ主題歌のCDは放映開始1ヵ月半後くらいの発売が常なのですが、 「星泉」名義の主題歌は、珍しくドラマ開始から2週間足らずの10/25に発売。 当然、これも事前のプロモーション込みでの設定なことは間違いないわけですが、 意外に曲そのものは番宣でもほとんど聴こえてまいりません。 これ、彼女の歌唱力が意外にアレなせい、なんですか。 諸々のプロモは「TBS必死だな」で終了でもよいと思うのですが、TBSに限らず最近の長澤は、 その露出があからさまに常軌を逸しているので、事務所その他関係者がこぞって本格的に 投資してみたら、結果として無闇なことになっちゃった、というところでしょうか。 沢尻も同じくらいえらいことになっていますので、これ関係者が競争か賭けかしてるんじゃないかと。 ■10/07 パールを買ってきました。今やってます。こんにちは。36歳です。 --- ポケモン買ったフロアに並んでたガシャポンの中にあったのがこれだ。 日本の小学生男子のこの嗜好だけは、21世紀になっても変わらない。変わりようがない。 --- 今週オリコン7位のkannivalism。 ちょっと前、夜中のヴィジュアル系番組見てて、見た目も音も他と比べていちばん「普通っぽい」 感じのバンドだと思っていたのですが、メジャー移籍先はエイベックス。いたく納得。 完全にポストJanne Da Arc要員としての雇用でございます。 というかこのバンド、コテコテのヴィジュアル系バンドとして短期間活動して一旦解散して、 今のような比較的普通のバンド然としたルックスで再結成したという経歴。 過去の「伝説」によってきちんとヴィジュアル系のコアファンを押さえつつ、「今」のスタイルで 新しいファンも掴みやすいという、売る方にとっては非常にありがたい存在です。 主題歌とかのタイアップでテレビに出て一般人が引かないあたりにいてくれますから。 エイベックス、そこらへんのバランス感覚はさすがです。 ■10/05 明日はマシーンミーティングに行きます。 いらっしゃる方はうすらハゲのニヤニヤしたメガネが来たらよろしくお願いします。 --- ダイヤモンドにするか、パールにするか、本気で悩んでいます。36歳です。 この歳になると、子供のために買ってやるんだ的風情を漂わせれば、 購入には何の精神的障壁もないから楽でいいです。 何か明らかに間違えていることはできるだけ気づかないようにしています。 ---- ナップスターは現在、7日間フリーの特権フル活用。餓鬼のようにダウンロード中。 今もすごい勢いで落ちてきています。これでうっかりアラカルト課金されたら本気で死亡。 で、目ぼしいものはRにバックアップしたその手で今度はiTunesに放り込めばOK。 でも安いやつなら対応携帯プレーヤー買ってもよいかと思う自分もここにいる。 とりあえずハードディスクの増設は必須になりそうです。 定額制というのは全てに上回って素晴らしいものよ、というのが今の気持ちですが、 今は明らかに浮かれていますので、気持ちが落ち着いてから再度。 ---- 15歳の女流プロ棋士誕生。 愛菓とかいって萌えっぽい名前しやがってどうせ実際にはアレなんだろう、クソがっ! と思いながら怖いもの見たさで検索したところ、これだ。大いに裏切られた。いい意味で。 将棋連盟は責任を持って、林葉コースに進まないようにきちんと育ててください。 おいちゃんは当面、3年後を楽しみにしています。 ---- 自社規格のはずのBlu-Rayでソニーが面白いことをやっている間に HD-DVD陣営はソフトエロスな感じで攻めにきましたよ。 負担増分拠出は当然360&HD-DVDを売りたいMSなわけですが、 やり口とターゲットがあからさま過ぎて嫌んなっちゃう。 でも、三次元とCG双方同時に萌えられるハイブリッドな性能を 持つ方々が世の中にはどれくらいいるのだろうかと、ふと。 ■10/03 メールにて情報。そうでした。静岡にはすみやという強力地元資本がありましたね。 北陸の山蓄、香川のタマル。やっぱそこらへんがガッチリ基盤を固めていると 大手はどうしても「薄くなる」と。そういうことなのかな。 --- ナップスターについてはいじってみないと何とも。 とりあえずこれからアプリ落とします。 --- 今週の週刊アスキーの山崎浩一さんのコラム。彼の書き口はすごく好きなんだけど、今週のは >>予想を上回るスピードでその日が来てしまった米タワーレコードの倒産。 >>あちらでは、いよいよパッケージ時代の終わりの始まりさえ終わってしまう段階に近づいているようだ。 という前提の時点で自論とブレちゃったせいで、いまいち楽しく読めませんでした。 タワーの件については、やっぱ「パッケージ vs 配信」という二項対立だけでは説明できねえ、 というのが相変わらずの自分の心持ち。(8/23付の文参照) アメリカでもパッケージの売り上げ総額は、2005年で前年比6%ほど減ってはいるものの、音楽DVDも4%減。 低速ADSLが主流のアメリカで、売上にここまで影響を及ぼすほど動画ファイル交換が行われているとは 考えにくいので、CDの6%減も直ちにファイル交換のせいと結論付けるのは早計じゃないかと。 単純な「減」で考えても、大手チェーンが一つ潰れるほどでもないですし。 (資料・PDF。2ページ目の下部参照) やっぱアマゾンとかの通販や、ウォルマートとか他店舗に持っていかれた結果じゃねえの、という話。 こちら、全米の音楽販売業者ランキング。ベスト3はいずれも大手量販店ですね。 (ウォルマート:大型スーパー、ベストバイ:家電量販店、ターゲット:安売り型百貨店) で、先日表にしてみたタワー&HMVのSC型重視の出店路線も、言ってみれば 日本版ウォルマート型戦略を採るイオングループに乗っかっているわけで。 ただ、アメリカのウォルマートはヘタすりゃ売れ線の数百タイトルくらいしか置かず、 それをひたすらドカ売りしているわけで、日本の現状は、再販制で「値段」を売りにできない事情とか、 ある意味異常とも言える細分化を果たしている日本人の嗜好に合わせた展開ではあるんですけど。 逆に言うと、Amazonのロングテール戦略っていうのは、主要タイトル限定ドカ売り店が 山ほどあるからこそ大きな意味があるわけで、日本にとってアメリカ型のロングテール戦略は、 概念としてはアリでも、詳細までそのまんま持ってきてもけっこうハマらないところが 多いんじゃないか、と思ったり思わなかったり。 なんかガンガン話が逸れていっていますが、面倒なので修正せずに逸れっぱなし。 DVDとか豪華ブックレットとかを付けて売る初回限定盤ですが、そもそもの出自は 日本の場合はチャート対策としての「売上の初動を上げるため」の手段であり、 アメリカの場合は「安売りによる値崩れ防止のための付加価値」だったわけで。 それが今やすっかりアメリカでも日本でも「対配信」という同じ目的のための 手段になっているのが趣深いなあ、と思いました。 おわり。 ■10/01 また週末姫路に行っていました。もうそろそろ限界だ。 週1分更新できねえ。許して。たぶんそろそろ落ち着くから。 帰りの新幹線でザ・カスタネッツを聴いていたら涙が出てきたよ。 ちなみに彼らはまだまだ現役バリバリです。 --- DSカーリング。 これはあからさまにDSにしかできないジャンルだ。すげえ。買おう。 つうかこの「みんなの」っていうタイトルはソニーへの嫌がらせですね。 --- いとこの子供の腐女子幹部候補中学生、続報。 1) THE KING OF GAMESのマリオ20周年Tシャツを着ていたら、ニヤニヤしながら 近寄ってきて「マニアだね」と言いやがった。叱り付けた。 2) いきなり「『ああっ女神さまっ』の最終回って知ってる?」と聞いてきたので、 「アフタヌーン買ってた時にやってたから読んでたけど、途中で買うのやめたから知らねえ」 と正直に答えたところ、「何で!?」と本気で憤られる。 どうやら関西のド深夜にやってるアニメを録画して欠かさず見ているっぽい。 だいぶヤバいと思った。 でもよく考えたらまだ連載中だから、最終回知ってるわけねえよ。 あと、なんか俺は同類と思われているっぽい。違うぞ。たぶん。 |