■03/30
アメリカの学者さんがこういうこと言うてます。 いや、正直これが正しいのかはわからないし、大喜びして この意見に思考停止して乗っかっちゃうのもちょっと違うと思う。 でも、議論が少しでもフェアな方向に行くきっかけになればいいな。 ■03/29 Keane / Somewhere Only We Know (Single) テキストとか店頭のポップでこいつらを評して「Ben Folds Fiveがどうたら」とか言ってた奴出て来い。処刑。 全然違うじゃねえか。ピアノがリードの3ピースだから、とか言ったら殴るぞ。 それは、スリーピースでヴォーカルがベースだからという理由で RushとThe ピーズが似てると言ってるようなもんだ。そんなもんなんだぞ。 すっかり真に受けて、そのスタイルでBen Folds Fiveは超えられないっしょ、とか思いつつ、 シングル"This Is The Last Time"をスルーして、しばらくしてからFierce Pandaのコンピ買って帰ったら その曲入ってたからついでに聴いてみたら、びっくりして椅子から転げ落ちた。 慌ててレコ屋捜索するももはやそのシングルはなく、次のシングル出たら全英チャート8位とかになってる。 馬鹿野郎。完全に乗り遅れたじゃないか。 その「次のシングル」がこれ。すごい。泣きメロの嵐。ロマンチシズム垂れ流し。切なさ炸裂。 かといってただ甘いわけでなく、どこか凛とした強さもある。出来すぎ。最強。 タイトル曲だけでなく、カップリング曲までものすごいことになってたり、 完全にソングライティングの神がとりついております。 とりあえずロータス・イーターズとか好きなへなちょこ文系野郎はマストだ。買え。 アルバムは5月。待つか。ユニバーサルだから大丈夫、だよな。 ■03/28 えー。心の準備ができておらず、面白いことのひとつも言えませんでした。 すいませんすいません。以上、私信。 フジロック、3日通し券しか売らないってのは何なんだろうか。 あれですか、そうやって全部見るのがフェス文化の本来あるべき姿とか言いたいのでしょうか。 勝手に思い入れ押し付けられてもなあ。見る見ないも含めての選択もアリなんじゃないんですか。 まあ、見る見ないは自由だけどね。ただ見なくても3日分金はよこせということですかね。 つうか、あんまり舐めすぎじゃないですか。まあ、暇な学生だけ相手にしといてくださいよ。 ただなあ、欧州ツアーの日取りから考えると、下手すりゃPixies来るんだよなあ。 ■03/26 27日は「俺夜」。あけっぱなの1時間ほどダラダラと相変わらずカバーばかり回してる予定。 20:00からです。暇なら来てね。 考えてみたら「甘い生活」とかそういうのでいいのか。つまらん。 3月頭、さんざっぱらああいうことを書いたのに、ボンブラのシングルコレクションを買ったのは俺だ。 主に「うれしい!楽しい!大好き!」のカバー目当て。でも買ったのはDVD付き初回盤。目当て嘘かよ俺。 当の「うれしい!楽しい!大好き!」は、ちょいとリズムためっぱなしで爽快感に欠けるが、 「コンガ」のリミックスが予想以上によくできてる。しかも「アイドル」としてでなく、「テクノ」として。 それに、コロムビアには頑張ってほしいんだ。昔のコロムビアはすごかったんだよ。 河合奈保子がいたぞ。今も覚えている。初めてアイドルを見て勃起したのが彼女だ。 そうなっちゃったそれをどうすべきか、その術を知るだいぶ前。いや、それは今回関係ない馬鹿。 クリエイションとファクトリーと4ADとOne Little Indian。 80年代後半から90年代頭まで日本盤は全部コロムビアだったんだ。 プライマルもニュー・オーダーもピクシーズもシュガーキューブスも全部コロムビアが教えてくれた。 クリエイションがソニー傘下に入ってしばらくして消滅し、ファクトリーが潰れ、 4ADもOne Little Indianもすっかり地味になった今では、V2レーベルを配給しつつ、 DIMMAKとかアルテミスとかの、やたら尖がってたりやたら渋かったりするあたりをサクっと押さえてます。 いかすぜコロムビア。 ■03/25 大塚愛の伸びが止まった。かなりもったいない。 ちょうどもうひと伸びいきそうなときに年度末が来てしまいました。 お客さんのお財布とは関係なく大型リリースラッシュが到来してますから、 さすがにこの時期、まだまだ馬の骨な彼女は1000円も出してもらえません。 んでさ、彼女のこれまでのシングル3枚。 「桃ノ花ビラ」→「(桜桃=)さくらんぼ」→「甘えんぼ」と、しりとりか連想ゲーム状態です。 この流れを続けていくのは「ポストaiko」としては必須だぞ。 「カブトムシ」とか「蝶々結び」とか、タイトルにも独自の言語センスを 持ってるaikoに対抗するにはこういう作戦しかないんだ。 とすると、4枚目のシングルのキーワードは「甘」。 よし、考えてみよう。「スウィートなんちゃら」とか、横文字で逃げるのは卑怯だから禁じ手。 …ダメです! 素で随分考えたのですが、「甘海老」と「甘酒」と「甘食」と「甘糟大尉」しか思いつきません。 仕方がない。もういい、これで。 大塚愛のニューシングル「甘糟大尉」 NOW ON SALE! 初回限定絵本付き。 5枚目は坂本龍一にアレンジでもしてもらいなさい。 ■03/24 ふと思い立ってヤフオクで検索かけてみました。 読み間違えた人がたくさん釣れました。 「お宝!」てあんた。まだ店頭に山盛り積まれてるっちゅうねん。 どう発想したら7,000円からスタートとか思いつけるのだろうか。 うっかり1円とかから始めた日には、こんな酷いいじめを受けたりしています。可哀想です。 自分が奇跡の入手を果たした推定少女の初回限定盤は元値以上。 売るつもりはないがちょっとホッとした。 ていうか、こら。そういうもの売っちゃダメだってば。 ■03/23 ガンズ・アンド・ローゼズのアルバム、裁判所が発売認める判決 お前訴えてる暇があったらアルバム出せ馬鹿。これはさすがにゲフィンの肩を持ちたくなるな。 演歌に出てくる女子並みに待って待ちわびて、それでも新譜出ないから仕方なく企画したらこんな目に。 酷いよ。岡千秋より酷いよ。 でも、裁判やってる間に日本ではしれっと先行発売済み。 「アルバム未収録『悪魔を憐れむ歌』収録!」という、世にも情けないこと書いてある帯付けて。 俺は夢見ている。 3拍子の曲が馬鹿売れして、センバツの入場行進で球児が困る日を。 またはたとえば月9の主題歌になぜかドリーム・シアターが抜擢されて国民的大ヒット、 入場行進曲にうっかり選ばれたはいいものの、イントロからすごい変拍子で球児一歩も進めず、とか。 平気で「大きな古時計」を行進曲に選んじゃったりする高野連だったらやってくれるはずだ。信じてる。 次の月9の主題歌は…、直太朗か。つまんないな。 森山直太朗 featuring ドリーム・シアター。こういうのを俺は聴きたいんだ。 ■03/22 あった! ダルメシアン柄ナナちゃんの画像。 な、ヤバかろう、これは。 ■03/21 なんかイラつく。 ミュージックマシーンBBSの反対意見読んでると。 まあ、自分が全面的に彼を支持します、っていうのがあるからだけど。 つうかさ、タクヤさんが音楽を斜めにしか捉えてないんだったら、俺なんかほとんど真横向いてるよ。 彼が毎日ああいうサイトを更新し続けてる時点で、「音楽」への気持ちは推測できると思うんだけどなあ。 いや、自分にもあるから。たまーにですが、ここで取り上げてるUKバンドのファンの方でしょうか、 「○○○を馬鹿にするんじゃねえ!」みたいなメールが来るわけですよ。 心底嫌いで本気で馬鹿にしたい人間が、いちいちネットの底やら昔の雑誌やら漁って そのバンドのデータをサルベージするかってことに気付いてほしいなあ、と思うわけです。 佐野元春にはCCCD出してほしくないのよ。 いつか、CDフォーマットがなくなった頃、完全に問題のないコピーコントロール技術ができたとして、 今のCCCDを受け入れたミュージシャンとそうでないミュージシャンと、それは明らかに分別される。 「音楽」をどう捉えていたか、どういう姿勢で取り組んでいたかを計る物差しの一つとして。 そして元春はたぶん今の日本の音楽の世界で、いちばんあっち側に分別されちゃいけない人間だと思うから。 とか書いてるうちに、当の元春は遂にCCCD回避! 子飼いミュージシャンには問答無用でCCCDを押し付ける割に、移籍してきた大御所には弱腰のエイベックス。 もはや統率が完全に崩れ、現状ミュージシャン側に意志さえあれば、回避し放題状態の東芝。 バンド系所属ミュージシャンを狙ってCCCDが進めていたものの、くるりの新譜で風穴の空いたビクター。 そして、いちばん強硬にレーベルゲート一本化を行っていたソニーがついに動いた。 ここからなんだよ。 レコード会社がこんなんなっちゃった今、答えはミュージシャンとリスナーの関係性の中にしかない。 そしてその関係性を昔から重視していた元春が、Appleのインタビューで、今回の回避で発信を行った。 これを「元春よくやった」で終わらせちゃいけないってことは、わかるはず。 タクヤさんを批判した人達も。元春が本当に言いたいことは何だ。察したら、声を上げてほしい。 その、自分達だけの楽しいサークルの中で話を終わらせないで。 ちんことかうんことかの馬鹿話の合間にヘラヘラ話題にしてる程度のうちが、 具体的に何かのプラスになってるとは思わないけど、それでも声を上げるのは止めないから。 ■03/20 頼むから酒入ってから緊急呼び出しとかやめれ。 今回の飲み会はすげえ楽しみにしてたのに。 そして深夜1時まで会社に幽閉。死ね死ね死んでしまえ。 昔、半ばネタで言ったことはあったのですが、このテーマ立てとか見てると、 モーニング娘。は、本気で制服向上委員会に近づいていってる気がするんだ。 生半可なこと言ってるとヘッズの方たちに怒られるかもしれないけど。でもそんな気が。 確かにこのままセールスが伸び悩み続ければ、道はそれしかない。 しかし、このSKiのリンク先のページ見てて「外道と同じステージに立った」というのが。 なんとも。いろんな意味で。 とかなんとかしてたらいかりやが死んだ。また俺にとっての神がひとり逝ったよ。 ■03/17 ナナちゃんがトミフェブに。 いや、まだまだだ。俺はもっとすごいナナちゃんを知っている。 映画「101」が公開された時の、全身ダルメシアン柄のナナちゃん。 これは衝撃だった。何か悪い伝染病にかかったようにしか見えないんだよ。 ■03/16 この間、久々にHな夢を見た。加護亜衣と触り合いっこをして盛り上がっている夢。 現実生活ではどちらかといえば辻派なのだが、そんなこと言ってる場合じゃない。 そのうちに完全に別のところが物理的に盛り上がってきたので、 手近なところでいたしてしまえと思ったら、すぐそばにトイレがあった。 ここぞとばかりに勇んでドアを開けたら、俺の兄がうんこをしていた。 そこで目が覚めた。 しばし布団の上に正座し、自らを戒める。 アイドルとやらしいこととかうんことか。 僕はいったいいつになったら大人になれるのですか。 ■03/15 こいつら、デイリーチャート現在最高位16位。 しかも3/10発売でチャートインしたのは3/12,13の2日のみ。微妙だなあ。 ていうか、テレ東の深夜でこれだけまだ人が動くんだ。しかも今さらのこんな仕掛けで。 ちょっとやりきれない気持ち。 宇多田のシングル660円。 これ普通じゃないね。安くして買いやすくしたとか言い出すだろうけど、それ絶対後付けです。 新人の販促用に値段を下げるならともかく、宇多田クラスでそんなことわざとやるわけがない。 黙ってても他とは比べものにならんくらい枚数が出ることは確実なんだから、 東芝としてはむしろ何かいろいろ付けて単価吊り上げたかったはずです。 東芝が回してもらった新録の音源は映画用のこれ1曲のみだったから。理由は恐らくそれ一点でしょう。 他は全部海外盤用にプールされ、カップリングにライブ音源やリミックス音源を提供することも、 DVD付けることもお父ちゃんに拒絶され、泣く泣くこういう形でリリースせざるを得なかった線が濃厚。 発売が遅れたのも実はここらへんの調整に手間取ったからではないかと。 長期的な目で見れば、そっちの方が正解だと思います。 ん。それとも「ミリオン」という勲章をとりあえず取っておきたかったからか。 いや、今はそれより実を取るだろうよ、普通。 ■03/14 Yahooでもニュースになってましたが、Pet Shop Boysのニューシングル "Flamboyant"のPVは、 完全に「欽ちゃんの仮装大賞」傑作選と化しておりました。 初期の衝撃作「ビールの泡」(十数人の高校生が巨大ジョッキの中でシャンプーで頭洗うだけ) が入っていたら個人的には完璧だったのですが。 でも、何が悲しいってこの曲をこのPVで初めて聴いたこと。 これまでほぼ全曲発売した途端に買ってたけど、"PopArt"はUS盤出てないから買えてないんだよ。 いい曲だなあ。こん畜生。http://www.petshopboys.co.uk/news/PUP_Flamboyant.asp?id=3 <情報提供:mutebankさん@BBS> 大塚愛にエンジンがかかった。 「さくらんぼ」は、順位は時折上下するものの、実売数だけ見たら、ここ8週間連続してアップ。 1万枚弱の売り上げで初登場して、1か月後には一旦5000枚程度まで落としたのですが、 そこから持ち直し、毎週約2000枚ずつ上乗せし続けて、ついに20000枚台まで乗せてくるという、 「Jupiter」とか「桜」以上の伸ばしっぷり。今週のウイークリーでは新曲が出ているにもかかわらず、 一気に先週より8000枚近く伸ばして29000枚の週間売り上げ。 確かに考えてみれば、一応「アーティスト」な位置づけの人でああいうポップでキュートな曲と いうのは最近他になかった。需要の穴の開いたところにきれいに納まったか。 アイドルポップスだったら他にそういう曲なんぼでもあるんですが、 やっぱ普通の方にはハードル高いわな、アイドル買うの。 ジャケはほとんどアイドルだけど、そこにはやはり大きな壁が。 世の中のレッテルの怖さよ。 で、彼女はやっぱポストaikoの路線でいくのか。 3枚目のシングルの「甘えんぼ」はまた完全にaiko路線なのですが、 「さくらんぼ」はその路線から多少ずれたところに位置する曲だから、 果たしてこの後それで受け入れられていくのかは未知数。 それにaikoはメロディメーカーとして、曲調がどれだけ違ったとしても、 だいたいどの曲も一聴したら彼女の作品とわかる曲を書けるという、 常人離れしたソングライティング能力を標準装備していますので、 そうそう簡単にそのレベルに並ぶことはできませんし。 あと、ルックスのよさはどこまで通じるのか。男受けはすると思うが。つうかマジ可愛いと思います。 でも、「アーティスト」として生き残るためには同性の支持が必須だからな。 倉木とかと同じようなあたりのファン層にに落とし込むつもりだろうか。 aikoの場合、マニア受けはするんだけどな。国分太一とか。 ■03/13 熱出た。土曜に。サラリーマンの鑑だな俺。 この間のファンクラブもそうですが、あんまし世間の具合のよくないときに利益を確実に上げる時の鉄則は、 上客を確実に囲い込むこと。弊社を好きでいてくれる人にいかにたくさんお金を出してもらえるか。 自分も企業の人間なので、それくらいは基本としてわかってますし、どの企業でもやってることです。 でも、レコード会社は違うみたいなのね。これ。 CCCDで音楽好きを小馬鹿にして、輸入制限で格安な選択肢を封じ込める。 これ本気で上客を全員足蹴にして、これからは一見さんだけを相手にしますって宣言してるようなもんじゃん。 ただ、最近の東芝の状況見てると、日本のレコード会社や政治との係わり合いだけで もの言ってもまだ足りないこともようやくわかってきて。 東芝自体の契約アーティストは、今や意志さえあればほぼCCCDを回避できる状態になっていて。 でも、海外盤についてはビートルズ筆頭に、US輸入盤の選択すら封じられている現状。 完全に本社サイドの意思が働いているよね、これ。 そもそもUSとUK本国ではCCCDはごく少数、そのほかの地域では積極的に導入って時点で舐められてるし。 EMIの世界的CCCD導入の際の「アジアは著作権意識が低いから」っていう 主張の「アジア」の中に日本が入ってるっていうのを別にしても。 輸入制限が拡大されたとして、メジャーレーベルの盤が入ってこないのならそれでかまわないよ、もう。 買わないだけだ。不買運動くらいやってやるよ。 でもさ、一番気になっているのは、メジャーレーベルの思惑だけで政治が動き、結果として まったくその考えに組していない各国インディーズの盤が入ってこなくなることだ。 どうしたらいいんだろう。 「一切CDを買わない自分」を本気で考えなきゃいけないのだろうか。 ■03/10 Hysteric Blueが正式に解散ということで。(←ミュージックマシーン) で、このリンク先見て気になったのがファンクラブのこと。続けるつもりだったのかよ。 活動休止って、ソニーに契約切られて内部もモメまくりの実質解散状態でも。 どこであれファンクラブの事実上の目的が「上客の囲い込み」であることは 誰にとっても疑念の余地のないことだとは思いますが、じゃあ囲い込み続けたとして、 今回の件がなければ、本体の活動が一切ない状態でどうやって続けてくつもりだったのか。 そんな、ソロ活動の告知で延々引っ張れるようなタマじゃなかろうに。 まあ、事務所が「ビタミン出版」という、他の所属バンドが黒夢のベースだった方が やってるバンドくらいという、かなりの零細なので必死なのはわかりますけど。 んで、ソニーのページ見たら、契約切った時点か今回の件を受けてか、 凄い勢いでHysteric Blue関連のページを撤収しております。 でも、こっちはご主人不在のまま残ってた。荒らされてた。悲しいなあ。 ■03/08 キャンディーズのボックスセット13枚組25000円。6/30発売。 オリジナル全音源とライブ音源、DVD、フィギュアまで付いてて かなりガッチリした作りになっているんですが、気になる点がありまして。 ソニーは去年既にキャンデーズのボックスセット、出してるんですよ。6枚組で15000円のを。 ビジネスとしてはアリなのかもしれんけど、あんまりこういうことばっかしてるとヤバイよ本当に。 つうか、そこまでしてふんだくりたいか。 ■03/07 そういえばBMG系忘れてたんだよ。でももういいや。いまいちパッとしないし。 「レコード・コレクター」誌の3月号特集は「UKニュー・ウェイヴ」。 いや、今までもスタカンとかXTCとかコステロとかの特集はあったし、 例の再発とかトリビュート盤の流れもあるのでしょうが、でもものすごい違和感。 ついにそういう時代が来たということか。ていうか俺がそういうこと言っちゃいけないと思った。 ACIDMANのニューシングル、CCCDじゃなかった。 デビュー時は他に先駆けて凄い勢いでCCCD化されてたのですが。 もう本当に東芝は、本人が望まない限りはCCCDにしないようです。 さすがに宇多田がアレで矢井田がアレで、GLAYまでNOと言い出したら統率は取れまい。 エレカシとかアルフィーとか浜崎貴司とか、以前にはCCCDで出してたはずの 人たちも続々とCD-DA復帰。まあ、そりゃそうだろ、という気持ちもしますが、 じゃあ氣志團とかPe'zとか175Rは何を考えているのだろうか。 それともこの人たちは、東芝的には林明日香とか星井七瀬と同じような扱いということかな。 そしてPriere以下。 ■03/04 ひゃっほう! 午前様だぜ! 危うく残業代を全部タクシー代に持っていかれる地獄の回路にハマるところでした。 わいせつて、あんた。 せめて麻薬とかで捕まれ。 というわけで最終回。 ○徳間ジャパン 3/17に、堂島孝平、中川晃教という彼らなりの「メジャー級」アーティストの アルバムを並べてきています。必死です。涙が出てきそうです。 ○テイチク 森山良子とビギンが売れたんだけどね。でもね。 3月にね、メジャー級とかじゃなくて普通の人たちもほとんどリリースがないの。 いや、ある意味正解だとは思うんだけど。涙が出てきそうです。 ○フォーライフ 長渕とDOUBLEが夏ごろ頑張ったのでもう弾がありません。涙が出てきそうです。 ○メルダック 3/17、ブルーハーツの初期3枚のアルバムをアナログ化。以上。涙が出てきそうです。 ○ポリスター 何もありません。涙が出てきそうです。 …カジヒデキのミニアルバムが3/24か。…涙が出てきそうです。 ■03/03 今日はちゃんと今日のうちに帰ってこれたよ! だから明日は午前様確定だよ! とりあえず続けとこうか。 ○ワーナー 実は世間で盛り上がっているほど枚数の出ていない「桜」を持て余し、 とりあえずジャケットだけ差し替えてみたり、女王にする予定だった小柳ゆきが ついに4ケタしか売れなくなったり、かなり会社として必死度の高いワーナー。 KICK THE CAN CREWの活動休止→ソロ活動開始も言ってみればこれ、 VAPがオメガトライブを2分割した時のような「2つに分ければ売り上げ2倍」作戦を 狙っているとしか思えません。 いや、マジで弾がないんだ。コブクロのDVDとかしか。 洋楽は強いのですが、さすがに海の向こうに発売日指示するわけにもいかないし。大丈夫か。 ○ユニヴァーサル うっかりダンディ坂野を拾って大損こいたユニヴァーサルですが、 実は3年前に坂本ちゃんをCDデビューさせたり、2年前にさかなクンのCD出したり していたのも実はユニヴァーサルです。手癖の悪さは直りません。 3/3のドリカム、3/17のスピッツと直太朗でとりあえず固めております。 あとはチャゲアスや押尾のライブDVDとか、松たか子のライブアルバムとか、 あからさまに「対策」臭い、実に融通の利きそうな代物ばかりをだらだらとリリース予定。 ○キング もはや真っ当なミュージシャンはThe ピーズくらいなキングだから、もうストレートは投げません。 ひたすらアニヲタに寄生を図って生き残る。それがキング流。 まずは国府田マリ子のベストが3/3。でもまだ彼女は生身の人間。そんなにヤワじゃないぜ。 真骨頂は3/17、「シャーマン・キング」の声優の歌のマキシシングル+DVDを6種同時発売。 1セット1800円ですから、ファンは漏れなく1万円以上ふんだくられます。 これぞ鬼。 ○日本クラウン 他の会社のCDが混み合わないうちに、ガックンのベストでとりあえず いちばん大きな商いは済ませてしまっております。 あとは「日本一ヴィジュアル系に優しいレーベル」の面目躍如、 Laputaのアルバムをちゃんとこの時期に出してあげます。3/17。 さらに大博打一発。小野真弓CDデビュー3/17。 いくら何でもこの時期に出すのは可哀想だと思います。 ■03/02 市井が。 なんかいちばん考えていそうな顔してて、実はいちばん迷走しっぱなしですな。 まあ、楽器もまるで弾けないまま、シンガーソングライターになると言ってやめて、 なぜかバンド形態でデビューして、しかも詞すらてめえでまったく書いてなくて、 たいせープロデュースで、クオリティ低くて、というところまではUFAのせいだということにしておく。 でもさ、中出ししてしかも実家に転がり込んでくるようなダンナってなんだ。 もう完全に成り行きまかせの人生じゃないか。 今の状況を踏まえれば、キュービック・クロスとしてのデビュー曲のタイトル 「人生がもう始まってる」って、これものすごい皮肉だよ、聴き手に対しての。 たぶん数も残り少なくなったファンには決定的なダメージというか、衝撃でしょうね。 「結婚」という事実を抜きにしても。 これに勝る衝撃は、岡田有希子と、渡辺桂子のダンナくらいだな。 というわけで、レコード会社の年度末の続きが書けません。全部会社が悪いんだ。 ■03/01 昨日の続き。 ○ビクター 昨年度にちょろっと稼ぐつもりで出した「世界で一つだけの花」が、結局1年間まるまる売れ続け、 今年に入ってからでも下手な新曲より売れているわ、ライブのDVDは音楽DVDの売り上げ記録を 更新するわで、もうジャニー喜多川社長に足を向けて寝れないビクターはさすがに余裕。 ただし他の稼ぎ頭の腰が重いのが難点。Dragon Ashをなだめすかしてリミックス集出してもらったり、 さんざん売れた夏川りみの「涙そうそう」をCD-EXTRA付けてもう一回出してみたり、 ピンクレディーの実に中途半端なボックスセット出してみたり、年度末の必死度はかなり高め。 新譜らしい新譜を出すのは3/31のMad Capsule Market'sですが、果たしてどこまで売れるやら。 ○ポニーキャニオン 昨年度は藤木と上戸の「高校教師」コンビで大失敗したのですが、今年も上戸は健在です。 ニューアルバムは3/3。あとはFLAMEとかLeadとかのシングル出して、細々と食いつなごうとしています。 ほぼ唯一の所属バンド、GRAPEVINEもベストアルバムを出してきますが、まあそこそこ止まりですし。 いや、彼らなりの決め手があった。「冬のソナタ」がヒットしたのを見て放つ コンピレーションアルバム「サラン〜韓国TVドラマ主題歌集」。3/17。 だんだん商売がニッチな方ニッチな方に行っちゃってるような気がしますが、 気付かなかったことにしておく。 それでなくても最近はアイドルを中心とした昔の音源で何とかしてる感がありありですし。 最近のチェリーレッドみたいですね。 ・・・と思ってもうちょい調べたらマジであった。 3/17、チェッカーズのアルバムをリマスター再発一気出し。やるなあ。 ○トイズファクトリー ミスチルが嫌がらせのようにニューアルバムを4/7にセットしてきていますが、 まあ、この会社はどちらかといえば年度末でつじつま合わせる方ではないので、 あんまし慌てていない模様。バンプ・オブ・チキンのシングルが3/31に出る程度。普通。 ミスチルの他にも、ケツメイシのニューシングルが4/21、BACK DROP BOMBのミニアルバムが5/12と、 他の会社が枯れ果てている頃にサクサクと稼ぐ気でいるようです。ある意味正解。 ただし、1月のMy Little Loverのアルバムが底抜けに売れなかったので、 恐らく今年はちょっと焦っているのではないかと推察いたします。 ○コロムビア 前にも言いましたが、アルバム1枚きりしか出してないくせにいきなりシングル集出す Bon-Bon Blancoと、4種ジャケ違いというジャニーズ戦法を繰り出してきた河村隆一で 何とかする模様。あと、ピチカートのボックスセットという小技もプラス。 つうかBon-Bon Blanco、同時発売でPV集のDVDも出るのですが、シングル集のCDの方にも PV集DVDがおまけで付いてきます。その時点でまずいのではないかと思うのですが、 CDのおまけの方は未発表PV入り6曲入り。売り物のDVDの方は既発表のみ5曲入り。 えーと。ものすごく間違えたかものすごく舐めてるかどっちかですね。 ■02/29 さあ、今年もまとめてみましょう。レコード会社各社、鬼の年度末進行。 ○エイベックス 御大浜崎様におかれましては、もうメガセールスに期待せず、ファンの尻の毛むしることに専念される模様。 去年のバラードベストがものすごい勢いで転んだので方針転換なされました。 2/25に全シングルのPVをまとめたDVDボックス発売。9,310円。 同時発売でシングル曲のみのライブの模様を収録したやつ、5,510円。 ついでに3/31には一応シングル出してみてダメ押しの予定。 Every Little Thingはきっちりこのあたりの時期にオリジナルアルバム出してきます。3/10。 あとは思ったより売れなかった島谷ひとみのベスト、まだ潜在需要があると 勘違いしたのか、DVD付きで再リリース。 しかしこのベスト、デビュー曲も入れてやれよ。演歌だからって差別するなよ。3/17。 あとはdream3/10とか、moveのベストが3/24とか細かいところで小銭稼ぎの予定。 また、年度末は大物が集中するので、通常の場合、各社一押し新人は認知度等の兼ね合いから、 埋もれるのを避けるため、この時期は微妙に外してくるのが常なのですが、 そんなこと言ってる余裕もないのか、3/31に大塚愛。相変わらずの初回限定絵本付きでアルバムもリリース。 ただ、年度末の前哨戦だったはずのday after tomorrowが豪快に大コケしておりますので、早くも雲行きが。 ○東芝 とりあえず宇多田のベスト3/31で安泰の予定ですが、もはや新譜で攻める気がまるでありません。 いかに資本投下せずに上前をハネるか。全ての情熱をそこに注ぎ込んでいる模様。 鬼束のこれまでのシングル在庫を捨てずにリパッケージしたかのような、地球に優しいシングルボックス3/17。 THE ALFEEは30周年をいいことにやりたい放題。「大阪国際女子マラソンイメージソング・アルバム」3/10。 なんていうか、確かに長いことテーマソングやってるけどそういうまとめ方はどうよ。 新譜らしい新譜は結局GLAY程度か。3/24。 あと、さんざっぱらお世話になってるBOOWY様にはライブDVD&CDで最後にもう一回。 さらにさすが東芝、RADIOHEADの日本編集盤が3/24、QUEENの「メイド・イン・ヘヴン」リマスターが3/31と、 洋楽の方でもきっちりやることやってますね。 ○SONY とりあえず、ラルクの新譜で堅く押さえにかかっておりますが、 T.M.Revolutionとトミフェブが3/17、電気グルーヴのベストや尾崎豊トリビュート盤2種が3/24と、 相変わらず地道に点数を稼げそうなところをきっちり配置。 あと、やっぱり年度末はボックスセット。今年はすごいよ。TMネットワークの20枚組24000円。 いやさ、「コンプリート」と銘打つのはわかるがベスト盤まで全種入れてどうするよ。 そしてレベッカのボックスのときにくじけた反省か、さすがの豪腕ソニーも 今回の音源はレーベルゲートにはしていません。 想定ターゲットは30代あたりだからね。箱代とか紙ジャケとか原価もかかってるし、 危ない橋は渡りたくないのでしょう。 一応グループとしてゼティマでは、モーニング娘。がベスト盤でお茶を濁します。 まあ確かに今の状況、オリジナルアルバムをこの時期に当てるのはリスク高すぎだよな。 ■02/28 今日初めてスーパーカーのニューアルバムの現物見たんだけど、 何ですかあのジャケットは。一番ヤバイときのガロみたいじゃないですか。 今日も仕事だったり、最近はほとんど帰って寝るだけ状態。 そんな中、少しずつプレステ2で「戦国無双」をやってたりするわけです。 足軽が「やー!」とか「とぅ!」とか言いながら斬りつけてくるのを 返り討ちにしてあげているのですが、中に変な種類の足軽がおりまして、 斬り付けてくるときに発する声が、どう聞いても「So Good!」にしか聞こえないの。 完璧にジェームス・ブラウンのイントネーションで。 時折その種類が大量発生したときには、後ろから前から「So Good!」「So Good!」。 鬱陶しいったらありゃしない。 長篠で、川中島で、本能寺で。斬っても斬っても次々に湧いて出てくるジェームス・ブラウン。 悪夢です。 ■02/26 こんなおいしいネタがあるというのに。 ヒネったりオチを付けたりする心のゆとりがないのです。 しかし中国はそういう業界の真ん中にいる人ですらそれかい。 日本と中国を混ぜたらちょうどくらいだと思ったよ。 ■02/25 でさ、AV女優って言い方、DVDが主流の昨今ではやはり呼び方が変わるのだろうか。 AD女優。それはどうだ。コードさばいたりロケ弁発注したり椅子3個くらい並べて仮眠したりしそうだ。 こんなBBSを見つけたよ。 試験問題がすごいというか何というか。 あと、こんなCDも見つけた。激しく欲しいです。 老舗でありながらBon-Bon Blancoと出がらしの河村隆一だけで年度末を乗り切ろうという、 コロムビアレコードのアンビバレンツな心境を表しているかのような企画ですね。 ■02/24 最近のアダルトビデオの姉ちゃんは総じてすごいね。マジでかわいい。 普通の女優やらタレントやら込みでランキングしても、上位に食い込みそうなのが何人もいる。 昔、自分が大学入って一人暮らし始めたのをいいことに、レンタルで借りまくってた頃は、 まだかなりの割合で、「美少女なんちゃら」とかいうタイトルのくせに ふざけた顔つきしてるのがいたんですが。 でも、結果としてそういう姉ちゃんたちに性教育を施されてしまった身としては、 今やマジかわいい姉ちゃんの裸見ても、「おお、きれいだねえ」くらいの 感想しか持てないことがしばしばなのに、微妙にストライクゾーン外した ある意味「コクのある」顔の姉ちゃんには、むしろ無闇に劣情をそそったりするわけで。 刷り込みとはそれほど恐ろしい習性でありまして。 で、何が言いたいのかというと、最近やけに玉置成実が気になると思ったら、 自分にとっては彼女のツラ構えを見たときの気持ちが、「コクのある」AV女優に対して 抱いていた気持ちにかなり近いということが、最近の俺マインド内調査で判明したということでして。 ようやく高校生という小娘にこういうたとえもどうかと思いますが、まあそれはそこということで。 ああ、誤解されるのかなあ、俺。 リアルの知り合いの皆さん、こんな僕でも優しく見守ってください。 ■02/22 おもしろいけど、それは反則だ。 つうか、あんな音を出しててもやはりウェールズ人です。偏見ですね。 ルックJTBのCMでかかってるラテン系松田聖子がやたら気になる。 あと、VWとiPodの共同キャンペーンCMでポリフォニック・スプリー使ってるのには感心した。 いつもApple関連は、ほんま絶妙なところから曲を拾ってくるなあ。 トルネード竜巻/ブレイド (single) メジャー第一弾シングル。やっちゃいました。 バンド史上もっともわかりやすいAメロに、バンド史上もっともわかりにくいサビ。 サビ直前、いかにも「次サビですよー」という持っていき方をしといて、 いきなり直後にキチガイのような変拍子がおっ始まるもんだから、 カーラジオとかで聴いてたら事故ります、これ。 しかしそんな無茶苦茶な譜割の上に乗っかる歌メロが、ギリギリでJ-POPとして機能しているという、 相変わらずの綱渡りっぷり。 あとはかなりの曲者と思わしきバンマスの曽我が、どういう内容でビクターと契約しているのかだ。 頼むからアルバムCDDAで出してくれ。 ■02/21 受賞会見のとき、綿矢が膝小僧を隠して恥ずかしがる姿には、俺も確かに萌えた。 でもとにかく朝日系メディアは酷い。 ニュースステーションでは、金原がものの数秒で終わったところを 綿矢は登場から押し黙るところまで長尺で映すわ、アエラはピンで表紙だわ。 しかもこの見出しだしこの写真だぞ。あんまり金原が可哀想だ。そのうちリストカット始めるぞ。 CCCDは概ねなかったことにしている幸せな音楽メディア。 輸入権については何か言うのだろうか。 言わないんだろうな。つうかそもそも今の日本には「音楽メディア」なんかないし。 鎖国になってもどうせ東芝とつるんで「これがロックの未来だ!」とか おめでたいこと言い続けるんだよ。 さあ、お金溜まるなあ。どうしようか。その分貯金してマンションでも買おうか。 そして昔の音楽しか知らないクソ親父になるっていうのは。 ■02/20 そうか。そういうことがあったのか。 これまるで名指しされてるみたいだな。 Amazonも安心していられない。個人輸入代行も安心していられない。 日本盤未発売の音源すら入ってこなくなる可能性もあるよね。 鎖国だよ。これ。 今いったいいつなんだよ。 そんな状態で、会社が売りたい音だけ自由に売れる世界で 育った子供達が10年後、どんな音楽を作るのかな。 いや、これっぽっちも聴きたいとは思わないけどね。 市場ごとシュリンクしてますます売り上げが落ちたとき、 そこまでたどりついたとき、彼らは何て言い出すんだろうか。 次は誰を悪者にするんだろうか。 つうかさ、本気でおかしいよこれ。狂ってるよ。 なんでよりによってレコード会社に、 自由に音楽を聴く権利奪われるんだよ。 楽観論者でいたいんですよ。だって想像できないもの。 でもさ、どうなの。 ■02/18 これ見ろ。意外にそこそこかわいいじゃないか平原綾香。 "Jupiter"のジャケがあんまりアレだったから当然「ディーバ」と呼ばれるような 人たちがみんな揃ってあんな感じなのと同じ種類だと思っていたが実は。 つまりこれは作戦か。テレビに露出したときの口コミまで視野に入れての。 普段ごっつ悪い奴がちょっといいことしたらなんか無闇にいい人っぽく見えるのと、 同じような錯覚を利用したのか。そうだ。そうに決まっている。そして俺を陥れて(以下略) だから最近そんな気持ちなんですよ、マジで。 ■02/17 Vo Vo Tauが売れ始めた。ついに来た。ボボタウ。カタカナで書くとインパクト大。 この人たちの何が注目ポイントかというと、所属レコード会社。 プラティアです。女子十二楽坊の。 そして現在のところプラティアに所属しているのはその2組のみ。 10月、アルバム出した頃は、なんで十二楽坊の儲けを突っ込んでもらえないんだろう、 なんて可哀想なんだ、と思っていたのですが、1/21のシングルリリースに 合わせてやっと大量露出開始。ようやくチャートを上ってまいりました。 つうか、金よりもパワーの問題だったんだろうな。小さい会社だし。 だからこそ、年末まで十二楽坊で押して、ようやく一息 ついたところでそろそろとボボタウ押しを始めたと。 でも、3月には十二楽坊の新しいの出ちゃうからまた放置。 ■02/16 改めて新聞記事になるとインパクトでかいなあ。 http://www.asahi.com/business/update/0216/038.html まあ、それでも、個人で聴く分にはさほど問題ないし、 これを輸入盤全体に広げたとしても、痛手をこうむるのは むしろ業界の方だろ、っていう気持ちは変わらないけど。 でも、よく考えてみたら俺らもう輸入制限食らってるじゃん。 なんで割安のはずのUS盤がこれっぽっちも入ってこずにEU盤のCCCDしか店頭にないんだ。 あれだけ騒ぎになったはずのビートルズの"Let It Be...Naked"、 結局非CCCD輸入盤は初期入荷だけで、今並んでるのはほとんどCCCDばっか。 何よこれ。世の中のほかのメーカーのほぼ全てが国際自由競争の波に晒され、 それでも何とか構造改革して生き抜こうとしてるのに。 65カ国が保護法制を持っているのは、大量に入ってきた場合、流通価格に大きな影響が出るから。 お前らただでさえ再販の価格統制で十二分に守られてるんだからいらないじゃん、そんな制度。 さして企業努力もせんまま「売り上げが減るから守ってくれ」って。 何甘えたこと言ってんだ、民間企業のくせに。 まずは人件費や販促費過多のコスト構造から見直すのが筋じゃないか。 そんなに安い盤入ってくるの嫌ならアジアで売らなきゃいいじゃん。 どこの企業も外に出て行くときは、そういう内外価格差のリスク背負ってるの知らないのか。 もういいよ。レコード屋なくなったら寂しいなあ、とか思っていたけど。 別にお前らが「売りたい」音なんて、こんなことならこの世から消えたってかまわないよ。 最近仕事で無闇にへろへろなのでこんなモードです。 明日はVo Vo Tauの話。もう前もって言っておかないとダメだ、俺。 ■02/15 スタイルシートかましてみたり。 CHEMISTRY、シングル完全限定では飽き足らず、アルバムに相当派手に出荷制限をかけている模様。 飢餓感煽ったり、品薄にすることで「売れている」感を演出しようという姑息な手ですね。 本当に惨めなやりかたしかできなくなってるなあ。 地方都市うろついてると、郊外のジャスコに客取られて寂れた商店街とかがあるわけですよ。 商店街じゅうに「大規模店舗進出反対! 地元商店街を守れ!」とかいうのぼりが立ってた町もある。 で、何年か前に見た、寂れた商店街にあったそんなのぼりの立ってたあるおもちゃ屋。 店先の一番目立つはずの場所に、黄ばんで箱の潰れたベビー用品とか もう3年も前のヒーロー戦隊ものの人形とか置いてあるわけ。 じゃあ、この店はジャスコが出店しなけりゃ以前のように儲かるようになるのかと。 絶対そんなわけねえよ。 それまでの既得権益を当然のものと考え、世の中の変化についていく気もなく、 自分でできる限りの自助努力もせず、売り上げが落ちれば他人のせいにし、 文句だけは一人前に言う。 実は意外に多いんですよ、そういう店。 店主がおじいちゃんとかだから、意識変革しようにもなかなかできないのでしょう。 今のレコード会社もそんなおもちゃ屋とまったく一緒だなあ、と思うわけです。 で、取締役がおじいちゃんとかだから、意識変革しようにもなかなかできないのでしょう。 この場合、現場の若い人間がやりきれんでしょうけど。 もう10年も前ですが就職活動してたとき、結局今働いてるところと、小さなレコード会社と、 2個内定もらってたんですね。で、いろいろ考えて今いるところにしました。 仕事だし、辛いこともきっとあるだろう。でも音楽を仕事にして それで辛くなったら、俺どこにも行くところなくなるなあ、と思って。 今思うとその選択は大正解だったね。本当に。 いや、今は今でめちゃめちゃ辛いですが。 ■02/13 佐野元春の"Visitors"20周年アニヴァーサリー・エディションのプロモサイト。 >>つまり12インチ・シングルとは、このインストゥルメンタルが示すように、 >>A面曲とは異なったテイクやミックス、さらにはオリジナルのエディットが施された楽曲を >>収録したものであり、単にサイズが大きくて、回転数が早いシングル(少しだけ音が良い)という、 >>物理的な側面からだけではとらえることのできない作品形態を意味している。 こういう意味づけをしたうえでなら、元春は先駆者と言ってもいいのですが、 文章の歯切れがイマイチ悪いのは、物理的な側面でとらえると「12インチシングル」を 日本で一番最初に出したのは、さだまさしだという確固たる事実があるからで。 「親父の一番長い日」。 "Tonight"の4年も前に。しかもオリコン1位。 だから、あえて意味づけをしたくなる気持ちもわからんではないけど。 でも、さだまさし、公式サイトは http://www.sada.co.jp。 すげえよ、こんなドメイン押さえてるんだもの。 実は本当に先見の明があるのかもしれない。時代の先端を行く男、それがさだ。 ■02/12 昨日の続き。CDの適正価格の話も絡めつつ。 輸入権云々の問題ってのは、結局「日本のCD高すぎ」というところ、 そして日本のレコード会社がそれでも値段を下げられないところに起因しているのは間違いなく。 そもそも日本のCDの値段って、中学生とかのときから値段ほとんど変わってないっすよね。 中学生くらいのとき、レコード1枚邦楽で2800円、洋楽で2500円あたりが相場だったでしょ。 で、CDが普及してからはほとんどの盤で邦楽3000円、洋楽2500円のあたりです。 一時ソニーが頑張って邦楽2800円、洋楽2300円という値付けをしてたけど、いつの間にかうやむや。 シングルについては「マキシシングル」という錬金術を発見して、ものによってはシングルレコード時代の 倍の値を付けやがってますが、それは既に消費者に見透かされてセールスがたがた。 なんかのついでに撮ったような画像のDVD付けて数百円上乗せして小銭を稼ぐという惨めな努力中。 でも80年代後半、1年で一番売れたシングルで40〜50万枚、一番売れたアルバムで70万枚程度という時代。 確かにこのときにもレコード会社の再編はあった。それでもまだ生き残った会社は多々あり、 レンタルも公式に認めるだけの度量もあった。 そこから察するに、当時のレコードの利益率はかなり高かったんだろうと思うわけです。 15年以上前、今とさほど変わらん値段で売ってたわけですから。 でも、CDに移行し、ある意味ガジェット的に大量販売する、というスタイルになってからは、 タイアップやらCMスポットやらで「非原価」に属するコストが膨らむばかり。 当然利益率は圧縮されますが、それでも200万枚売っとけば余裕で回収できて お釣りが来るからまあいいや、みたいなノリでやってたはずです。 それが今や、200万枚の時と同じお金をかけて30万枚しか売れない。赤字。 だからレコード会社の立場からすれば「何が高すぎだ! 値上げしないだけありがたく思え!」 っていうのが本音に近い部分だと思うわけです。 でもどれだけ頑張っても200万程度しか出ない、しかもシングルなら1000円そこそこの商品で ゴールデンタイムにばんばんCM打ってたってのが、そもそも狂った状況だったわけで。 自動車。単価は1000倍以上。それでも大ヒットすりゃ十万単位の数が出ます。 食品。ロットがまるで違う。単価は100円そこそこでも、大ヒットしたら億単位で売れます。 単純計算で、動いている金の総量が2ケタ以上違います。 どう考えてもCDは、著しくバランスを欠いたコスト構造だったわけですよね。 今となってはそんなやり方が維持できるわけがない。普通に考えれば。 でも、レコード会社は戻れないんです。 高コスト構造になってから10年以上がたち、当時のスタイルで販促をしようにも人材が不足。 エイベックスなんて会社設立が88年。創業以来、他のやり方を誰も知らないしね。 たぶん今頃、他のレコード会社から元営業の人が引き抜かれていると思いますが。 さらに、無理に販促だけ当時のスタイルに戻したところで、テレビに完全に依存したマーケットや 顧客、商品をこの10年でそのときの自分達の都合のいいように作り上げちゃってるから、 今や売り方だけ変えようとしても、受け入れてもらえる余地がないわけです。 結局、今や収支トントンのギリギリのラインで食いつないでいる現状。 これで値下げしろったって無理な話で。 しかたなく基礎体力のないところはでかいところに吸収され、それでも根本的な解決はできず、 糸口も見つからないから、ネット共有に噛み付いてみたり、輸入盤禁止を画策してみたり、 「自助努力」以外の方向で頑張るわけです。で、全部裏目裏目になると。 ここまでダラダラ書いてきて、改めて今のレコード会社って本当に救いがないなあ、と思いました。 明日はどっちだ。 ■02/11 音楽サイト界隈ではいろいろと議論してるみたいなんだけど、 レコード輸入権についてはそれほど危機感持ってないんすよ、実は。 少なくとも意識的に音楽聴いててネット環境持ってる人にとっては 導入されたところで別に誰も痛くも痒くもないはずだから。 いくら販売用の輸入を止めたところで、別にCD自体が日本の法や国際条約に 反するものでない以上、個人使用のための個人輸入を止めることはできないんだから。 もう日本のどのCDショップより品揃えのいいネットショップがぼこぼこあるわけで。 試聴もできるし、ぜんぜん余裕っす。 万が一、そのときに現在の形のネット通販が駄目、ということになったとしても、 今の段階で日本のマーケットやネットショップでも流通しないようなコアなDVDを 「個人輸入代行」するサイトが既にあったりするわけで。そういうところが業務拡張すりゃOK。 つうかそんなことになったらビジネスチャンスだぜ。 俺も会社辞めて携帯電話から申し込めるCDの個人輸入代行業始めちゃうよ。 これを止めようと思っても、今度は世間の全ての輸入代行に関わる問題になるから、 たかがレコード業界が吠えたところで動くもんじゃないし。 結局輸入盤を禁止にすれば、それはマーケットに流れ込んできていたはずの 金を外部に流出させ、単に国内市場全体をシュリンクさせる効果しかない。 影響が大きければ外資系のCDショップも縮小を余儀なくされ、それはつまり 同時に国内盤も大量に捌いてくれていた拠点を失うことになる。 そもそもそんなことになったら、輸入盤を中心にいろんなジャンルを買っていた ヘビーユーザー層が、もうCDショップに行かなくなるから単純に顧客・売り上げが減る。 レコード会社というか、業界全体にとっていいことがこれっぽっちもないんですよ。 だから、アジアからの逆輸入ストップの段階で止めとくんじゃないかなあ、と。思ってます。 まあ、それ自体だいぶ前からあることになぜ今、というところで、非常にせせこましい 金勘定でしかないこと丸わかりですから、情けなくて涙出てきそうになるわけですが。 でも、最近だいぶお馬鹿さんなことばっかやってるから、もしかしたら最後までやっちゃうかもね。 もう再販制度維持が限界に来てるから、なくなっても価格競争が起こらないように 先手を打つつもりだったするんだろうか。本当にその一点しか見えてないのかもね。 ■02/09 さあ、年度末に向かって各社そろそろ怪しげな動きが活発化。 今年特に怪しいのは東芝EMI。 なぜか3/31に再発されるクイーンの「メイド・イン・ヘヴン」や 鬼束のまるで在庫処分セールのようなシングルボックスセットもアレな感じでなかなかですが、 やはりいきなり発表された宇多田のベスト盤でしょう。 元々シングルが3/10に予定されていたのですが、そっちはベスト盤発売の発表直後に4/21に延期。 宇多田側からシングルの年度またがりで延期を打診された東芝が半泣きになり、 代わりに今期中にベストを出させてもらうことにしたか。 シングルの実入りだけではとても数字の辻褄が合わないことに気付いた東芝が、 土下座してベスト盤を出してもらうことにして、その分、シングルの稼ぎは 来年に回すことにしたか。 どっちにしろ必死。すごい必死。 |
■02/08
昨日のカウントダウンTV。河口恭吾の直後にあの曲ではないとはいえ、 徳永英明を持ってきたのは明らかに故意だな。そちも悪よのう。 そのカウントダウンTVを見てて思ったこと一覧。 ・トルネード竜巻はやっぱりこういう無茶な曲をメジャー第一弾に持ってきたか。最高だ。 ・平川地一丁目の弟が早くも変声期を迎えた模様! どうする! どうなる! ・だんだんFLOWとORANGE RANGEのやってることがカブってきた。 ・安倍麻美の顔はやっぱり怖い。 ・直太朗の顔はやっぱり貧乏臭い。 ・モーニング娘。の衣装、全員が足を出したのは何年ぶりだろうか。 ・結局ZONEはまたSecret Base頼みか。 ・だんだんマジで玉置成実が可愛く見えてきた。まずいな。まずいよな。 ・堂本剛はいったいその髪型で何をしたいのだろうか。 ・ラルクの新曲は、数年前のラルクの真似バンドがやってそうな曲だな。 ・やっぱりGLAYの基礎にあるのは「フォーク」だな。今回の曲で確定だ。 そのままランク王国に突入したらオープニングが星井七瀬だった。 えらく普通の曲じゃん。そしてこんな中途半端なタイアップ。もう駄目だな。 ■02/07 仕事で新潟行ってました。すげえ雪。寒くて死ぬかと思った。 それでも女子高生はミニスカ生足。ある意味プロ根性だよね。本気ですごいと思う。 この間たまたま見た掲示板で、女子が河口恭吾の「桜」について語ってた。 「パクリって言われてるけど、いい曲なんだからそんなことどうだっていいじゃん!」 パクリだからといって闇雲に糾弾するつもりもないけれど、 そういう思考停止のしかたはどうかと思いました。 ■02/04 CDの適正価格のことを考えていたらどんどん道がそれていって、 変なところで別の妄想がまとまったので、とりあえずそれをぶちまけてみる。 エイベックスが大変なのは、実は経理上の部分に大きな理由がある説。 大手レコード会社でも、東証一部上場してるのはエイベックスくらいなわけですが (コロムビアも実は上場してますが規模が違うのでとりあえず除外)、 そもそも出版社とかレコード会社とか権利ビジネスを収益のメインとしている会社は 基本的にどれだけ会社がでかくなっても上場なんかしません。 ソニーミュージックエンターテインメントもしてないし、集英社も小学館もしてません。 理由は簡単で、東証一部企業には厳格な経理情報の開示が求められるから。 権利ビジネスなんて要するに金になる権利を生む人間を抱き込んでなんぼの世界。 当然裏からいろいろと手を回しては有名どころを引っ張ってきたり、 酒飲ませたりお姉ちゃんのいるお店に連れてったりして作家に恩売ってるわけです。 ところが東証一部ともなると経理も厳しくなりまして、接待費用なんてそう簡単に落とせなくなります。 下手に開示すりゃなんじゃこりゃってことになり、最悪株主代表訴訟なんてことにもなりかねません。 よく考えてみたらアメリカの場合、何億ドルで新たなレーベルと契約、というニュースが 普通に入ってくるのに、日本の場合、誰かがレーベル移籍したところで契約金がいくらだとか まったく表沙汰にならない。 そりゃもう、おおっぴらにできない金の流れなんかがいろいろあるのは間違いなく、 でも上場してないからおおっぴらにする義務もなく済んでるわけです。 で、エイベックスが大変なのは、そこ。 元々洋楽の大きなレーベルとのコネクションが脆弱だというウイークポイントに加え、 上場しちゃったから、おおっぴらにビッグネームを金積んで引っ張り込むことができないわけで。 アーティスト一覧見ても、古い名前は要するにURCレーベルの権利を買ってきただけで、 現役で動いてる人なんてほとんどいやしない。 だから話題をマッチポンプ方式で作り出しては新人を促成栽培してみたり、 浜崎を多大な投資でもって延命させなきゃいけなかったり。 たぶん偉い人のプライドというか、虚栄心でもってうっかり上場して、 結局のところ名だけで実を取れずに現場がしんどい思いしてるってのが実情でしょう。 いろいろと大変です。 ■02/02 トミフェブのセカンドアルバムが2月6日に出る。 あのファーストアルバム時の初回盤フィーバーから2年。 この2年、あまりにもいろんなことが変わりすぎました。 もはや初回DVD付き仕様は当たり前になり、そして今回彼女のアルバムもCCCD。 その変化に全く気付かず、初回盤をドカ買いしてオークションに回して 大損こく人間が続々と出現するに1000点。 えーと。なんですかこれは。 女子十二楽坊と比較してる場合じゃないだろ。 「1年数カ月にわたって歌と踊りとレスリングのトレーニングを受けて来日。」 もうこのあたりで我々の住んでいる世界とは別次元だ。空間が歪んでるよ。 握手会の代わりにマウントポジション会とかやったら人は集まるだろうけど。 もしエイベックスが本気でCCCDアンチ派を転ばせたかったらそれしかない。 多分俺も転ぶ。 ■02/01 「今年はクイーンがキますよ!」 絶対どこかで誰かが言っている。 で、考えてみたらシングルの2003年のベストって言ってなかった。 ベタで恐縮ですが、OUTKASTの "Hey Ya!"ということでよろしく。 アメリカでは9週連続1位とか、えらいことになってる曲ですけど。 元々OUTKASTって、ヒップホップみたいな顔をしてロクでもないことやらかす馬鹿野郎ということで有名ですが。 2枚組の新譜も相変わらず、フランス料理店に入ったつもりでいたら、付き出しにもずく出てきちゃった、 みたいな無茶苦茶さ加減ですが、そのもずくがやたら美味いからまあいいやっちゅう感じで。 で、"Hey Ya!"はその中でも最強に馬鹿っつうか、頭のカウントから最後のフェイドアウトまで、 鳴ってる全ての音がひたすらキャッチーな方向へ突撃してるという、奇跡のような曲だから。 多分、ここまで売れてるということは、恐らく曲単体としては、アメリカ人にとっては「マカレナ」と 同じように捉えられてるんだろうなあ、と薄々は勘付きつつも、でも楽しいからそれでもいいや。 ■01/29 ひゃあ。オリコンデイリーチャートでQUEENが1位だ。今は何年だ。 こういう場合の定石、主題歌をシングルで切ってベスト盤も、のパターンではなく、 昨今の傾向に合わせてアルバム一本に絞ったのが功を奏したね! キムタクもパック飛ばしまくって話題づくりに一役買ったし。 ていうか、車のCMでいまいち画面にマッチしてないのに 無理くり「キラー・クイーン」使ってるのあるじゃん。 あれもこれとつながってるんだろうか、電通のあたりで。 ■01/28 いろいろ事情があってそうなったのは知ってるけどさ。 でも、"I Was Born To Love You"がQUEENだって言われると激しく拒絶したくなるよな。 そう思わないか。初めて "MR. BAD GUY"のジャケを見たとき悶絶した同志よ。 で、俺はこの20代女性がとてもうらやましい。 今後、彼女は飲み会のたびに差し歯を外しては、「キムタクに折られたんだよ、これ!」と言う確率100%。 一生使える宴会芸を手に入れたんだ。いいなあ。 ■01/27 ZARD、はじめて普通のライブ公演。 これを指して「止まっていた時計が今動き出した」と言っているのなら、 そりゃえらく硬派じゃねえか。ていうかまるで喧嘩腰だ。 で、2003年でいちばん凄かったカバー曲は、Rough Tradeの25周年記念カバー集に 入ってた、Belle & SebastianのYoung Marble Giantsのカバー "Final Day"。 ベルセバの音としてもYoung Marble Giantsのカバーとしても意表突きすぎ。 なのに、どっかで納得できる部分もあったりする絶妙の出来。 リイシューは、もうダントツでWild Swansの"Incandescent"。 リイシューっつっても正式な既発表曲は2曲のみですが。 これ聴いてるとつくづくこいつら馬鹿だと思うね。 もうちょっと解散せずに我慢してスタジオ録音して、1枚だけでも スタジオアルバム残しておいたら、80年代稀に見る名盤になってたのに。 それが20年たった今、こんなひっそりこっそり発売されて終わりか。まったくもう。 ■01/26 昨日の続き。後半。 Postal Service / Give Up そういえば1年半ほど前まではエレクトロニカ嫌いを公言していたんだなあ、俺。 よい歌メロとちょっと昔っぽい音色が入るとこんなに好きになるのか、俺。 もはや90年代さえリバイバルの対象になってしまった昨今、 次に来るのはFrazier ChorusとかLove Corporationみたいな音かと思うのだけど、 実際には「リバイバル」と言わないままそういう世の中が来てしまっているのではないかと。 そんなことも思いつつ。 トルネード竜巻 / Analog Man Fill In The blank 力技と職人技がかなり強引に同居したまんま、普通にポップスとして成立してる。 もう完全に図抜けてませんか、こいつら。 やはりメジャーも放っておかなかったのですが、ビクターだったからもうアルバム聴けません。残念。 Death Cab For Cutie / Transatlanticism あのね。すごい傑作だと思ってるんよ、これ。自分の趣味とか全部抜きにしても。 雑誌でやってるような2003年のベストアルバムみたいなのと唯一カブるかな、と思ってた。 でもカブんなかった。何で? 発売元が東芝とかじゃなくてトイズだったからか? Corner / 走るナマケモノ ハスキング・ビーの磯部のソロプロジェクト。泣ける泣ける。 ときどき無性に日本語の歌ものが聴きたくなることがあるんだけど、 今年の後半はほぼこれで用が済んでました。 Burnside Project / The Networks, The Circuits, The Streams, The Hermonies 正直なところ、Radioheadの新譜のどこがいいのかわかんなくて。 いや、すげえテンション高いし思慮深い音だとは思うけど、 「難しいことを難しくやってどうすんの」という気持ちがどうしても拭い去れん。 ポピュラーミュージックとしてその位置でレコード売っていこうとするなら、やっぱ ポピュラリティーと折り合いつけながらやってほしいなあ、というのが正直なところ。 その「ポップスとの折り合いの付けっぷり」が異常にかっこよかったのがこいつら。 ほぼ完全にやりたい放題のくせに、ちょっとしたところが微妙にキャッチーで、 その部分こそが曲のキモとしてちゃんと機能してる。かっこいい。 ■01/25 さて、そろそろと思い出したように2003年のベスト10とかやってみたり。 去年2002年のベスト10とか言い出したのが2月の後半だったから一応進歩。 とりあえず前半5枚。相変わらずなんですが、選んでみたら ほとんどがファーストアルバムという、処女大好き状態。 The Motion City Soundtrack / I Am The Movie レーベルはメロコア総本山のエピタフ。プロデューサーはエモ番長エド・ローズ。 なのにどっちにもなってない。その時点で合格点。 いかにもエモっぽい、もしくはメロコアぽい曲もあるんだけど、 全曲凄い勢いでアナログシンセをねじ込んでいくせいで、てんで違うものの出来上がり。 そもそもレンタルズ以降アナログシンセを使ったバンドで、シングル曲を立たせるためにとか、 アルバム曲のアクセントとかのリリーフ的な使い方でなく、全曲闇雲に弾きまくってるのってほとんどない。 もうええっちゅうくらいピロピロ言わせてるのに、全体としてコテコテになってない。 実は異常なほどバランス感覚とアレンジのセンスに長けたバンドではないかと。 The Rapture / Echoes アンダーグランド馬鹿。80年代をもぞもぞと無駄に過ごし、 今は地下室の薄暗いところで残り少ない若さを浪費する僕らのテーマソング。 メレンゲ / 少女プラシーボ 変な仕組みのせいでGOING UNDER GROUNDの新譜を聴くことができなかった、その穴を埋めた音。 昔のスピッツにあって今にない数少ないポイントである、「所在なげな空気」が 全編バリバリに漂っているから、もう。 Bon-Bon Blanco / Beat Goes On 自分がアイドル歌謡に求めているのはミクスチャーなんて言葉じゃ生ぬるいカオスであり。 ここ数年ハロプロの音楽に求めていたのはそれであり。 でも2003年ともなると、モーニング娘。は自分達のB級フォロワーが 歌うような曲をてめえでやるようになったし、松浦亜弥は落ち着いちゃったし。 で、2003年、本気でカオスだったのは自分の聴いた限り彼女達だけ。 ただし、2004年第一弾シングルが、ONE PIECEの主題歌ということで完全に日和った作りなので、 こいつらもここまでなんだろうか、という気も。 The Stills / Logic Will Break Your Heart 年末ギリで飛び込んできた2003年のノスタルジー大賞。New OrderとThe Cureのせいで 「歌うベース」が鳴ると無条件でキャンキャン言いながらよだれを垂らしちゃうお馬鹿さんは全員集合。 ただしよく聴くと「歌うベース」っぽいフレーズが実はギターで鳴らされてたりするという罠も待ってます。 どこを切ってもエコバニがこんにちはのM-10、New Orderっつうか"Bizarre Love Triangle"の オマージュとしては完璧なM-3など、ある意味非の打ち所のない品揃えです。 つうか若いもんが何でこんな音鳴らしているんだか。実は歳食ってるのだろうか、こいつら。 ■01/24 今日、高田馬場で掘ってたら、店内で平原綾香がかかって今も頭の中でぐるぐる回ってる。 曲は100年近く生き続けてるグッドメロなわけですから悪かろうはずがなく。 組曲の一番おいしいところを歌メロとしてなぞらせるというアイデアもアリ。 ただ、詞だけは勘弁してほしいのですよ。 あまねくこの世の音楽にできるだけ寛容でいようと日々鍛錬を欠かしていないので、 「夢をあきらめないで」「辛くても信じればいつか叶う」系も余裕でOKです。 でも、"Jupiter"のような「ありのままの自分でいよう」系だけはダメ。許せない。 なぜなら、てめえに実害が及ぶから。 別にそこらのくじけそうなお兄ちゃんお姉ちゃんが、「いつか叶うんだよね!」って いきなりポジティブになったところで、さして痛い思いをするわけではありませんが、 「自分は今の自分のままでいいんだ!」と思う若い連中が今後増えると困るんだ。 きっとみんなも仕事がやりにくくてしょうがなくなるぞ。 「そういう方針は自分の哲学にマッチしないんです」 「俺、自分の納得した仕事しかする気ありませんから」 「これを直せっていうことは、私自身を裏切ることになります」 ほら。簀巻きにして東京湾に浮かべたくなる。 いや、心のきれいないい子が素直に生きたところで全然いいんですけど、 「私、ありのままの自分が好きなんです!」とか言う奴に限って性根が腐っているという悲しい現実。 だから適当にヒット飛ばしてそういう人間の後押しをしないでください。頼むから。 ■01/22 ニューウェイヴトリビュート。尾崎豊トリビュート。 なんかこれ、レーベルゲートにとっては「キラーコンテンツ」という位置づけじゃないかと思うんよ。 CCCDに抗ってる人って、20代後半から30代半ばが多いっていうのがだいたい実感としてあるし、 ちょうどそこらの時代にジャストフィット。双方に岡村投入というのもそこを強化してるっぽい。 踏み絵ですね、これは。我慢できずに踏んじゃう人、けっこういるんだろうなあ。 ちなみに自分、人生初ライブは尾崎の「回帰線」ツアーです。14歳のとき。 パンフレットも、まだ感熱紙になる前のカラー印刷なチケット半券も残ってます。 高値買取してくれる方募集中。ただし半券の裏のハンコは「四日市市民ホール」。 ていうことは俺、モロにぶつけられてるわけだなあ。馬鹿野郎。 ああそうさ。「卒業」口ずさみながら夜中に校舎のガラス割ったよ。 でも、「壊して回る」ほど大規模にやる勇気がなかったところと、 勇気がなかったのが悔しくて、代わりの反抗としてプールに忍び込み、 腰洗い槽にうんこして帰ってきちゃったところが尾崎との大きな違い。 ■01/21 会社の同僚からメールが来て。これ、「自称タレント」つうのが痛いなあ、と。 んで、試しに本名でぐぐってみた。ヒット数0。 名前が読みにくいしタレント活動するなら平仮名かと思い「さとみ」で再チャレンジ。 結果。 おもしろがった同僚、凄い勢いでサーチかけまくり。 かつて所属していたプロダクションも発見。 そこからまた出てくる出てくるいろんな過去。 総合すると、高校在学時くらいにプレアイドルとして活動するも当然芽が出ず、 流れでほとんど本名のままセーラーメイトDXとかに出る羽目になり、 そこまで行っちゃうともうトモロヲが言うところの「蛸壺のふぐり」状態。 で、こうなったと。 というわけで、少なくとも一応は本当に「タレント」だったようなので、 警察の人はもうちょっと優しくしてあげてください。 ■01/20 今日こそは、ブライアン・メイとかWARPレーベルの配信サービスとかのネタもあるし、 がっつり書こうかと思ったのだが、体調不良とドカ仕事でテンションが全然上がらない。 仕方がないのでまたぬるいネタでお茶を濁そう。 OASISからアラン・ホワイト脱退。 そういえばアラン・ホワイトもボーンヘッドの後釜だし、 OASISのオリジナルメンバーってもうバカ兄弟だけなんだね。 ボーンヘッドもクビになる直前は酷い言われようだったし、今回もクビっぽいし、 やっぱ深刻なバンド内いじめとかがあったのかもしれない。 「ああ!スティックが1本ない!」 「ああ!椅子に画鋲が!」 「ああ!スネアに穴が!」 「ああ!シンバルに蜂蜜が!」 「ああ!バスドラの中に子猫が!」 次は誰を連れてくるのだろうか。これで名の知れた人間が入るようなら、 ひそかに提唱していたOASIS=読売巨人軍説はガチ。 ■01/18 今更ながらふと気がついたんだけど、 真島昌利って、考えてみたらハイロウズになってからソロ出してないね。 やっと自分の中で、ブルーハーツとの違いがニュアンスで理解できた。 土日、びっちり仕事してて余裕がないです。 あかんよ。これじゃあかんよ。 ■01/17 1がつ17にち なんでひさもとがこうかんどタレントの1ばんになるかかんがえたんだ。 もちろん、どこかのげいのうぶ長だからっていうりゆうもあると思うよ。 でも1ばんのりゆうは、3人とうひょうできるから、すきなタレントがいる人も、 みんな3人めくらいになったら「きらいじゃないし」とか「きょねん1ばんだったから」 くらいの気もちでとうひょうするんじゃないかと思うんだよ。 どこかの人いがい、だれも1ばんでとうひょうしていなくても、なぜか1ばんになるんだ。 ふしぎだね、アルジャーノン。 ■01/16 元ちとせはあんまりパブリックイメージから外れたそういう真似をしないこと。 東京都、小中生の夜中連れ歩き禁止へ 歌舞伎町。 不良にからまれていた家出少女を助けたフリーターの青年。 「家で家族が心配しているよ」優しく諭し、駅まで見送ろうと連れ立って歩き出す。 その瞬間。 「現行犯!現行犯!」の叫びとともにビルの角から現れる警官の集団。 路地から飛び出てきて道路に横付けされる車両。 あっという間に青年を羽交い絞めにし、車両の奥へ引きずり込む。 「確保!確保!」の声と同時にあっという間に消える警官と、走り出す車両。 呆然とたたずむ少女。ただテールランプが遠く光って・・・。 (BGM:中島みゆき「世情」 警官の登場以降はスローモーション希望) あー。ニューウェイブのトリビュート盤CCCDだよ。 岡村のBurning Down The House、言われてみりゃめちゃくちゃハマるよな。 Spangle Call Lilli Lineがプリファブっつうのはものすげえ納得。 モーサムがGang Of Fourってそりゃ凄いだろう。 ROVOのポップグループは、それ元曲超えたりしないか。 というわけで、いろいろ想像して楽しむことにします。 もう揺らがない。ちょっとほっとしたよ。 別にレーベルゲートが2になったつっても、音質は関係ないから。 不具合が出る可能性を故意に入れ込んでるくせに 補償を一切受付けないという姿勢が気に食わないんだ。 客を全員泥棒扱いして不便を押し付けて 平気な顔してるのが嫌なんだ。 単純な話、向こうがこっちを完璧なめてかかってんのに 普通にしてられるかってだけなんよ。そんだけ。 ■01/15 河口恭吾は凄い。何が凄いってキャッチコピーが。 「もうひとつの桜」 二番煎じ上等。ビバ2匹目。大肯定。ていうかそれ以外何もなし。 ぴんとこないって奴は「桜」の部分を別の曲名に入れ替えてみやがれ。 「もうひとつの世界に一つだけの花」 「もうひとつのだんご3兄弟」 「もうひとつのChoo Choo TRAIN」 「もうひとつのミニモニ。ジャンケンぴょん!」 「もうひとつの日本ブレイク工業「社歌」」 「もうひとつのメシ喰うな!」 「もうひとつのホタテのロックンロール」 「もうひとつのキラリ☆セーラードリーム!」 「もうひとつのチェキッ娘音頭」 「もうひとつの君は人のために死ねるか」 最後の方は、それはそれで聴きたいというのを並べてみました。 最近「凄い」以外形容詞使ってないような気がする。 どんどん頭が悪くなっていく。アルジャーノン。ぼくは。 ■01/13 月9なんて見られるような環境じゃないが、「プライド」はどうなんだろう。 なんか正統派っぽいけど、そこは野島伸司。見た人に聞いてみたところ、 第1話からさっそくひとり死んだようです。期待を裏切りません。 俺の予想。最終回、坂口憲ニの出演は遺影のみ。 ■01/12 小倉優子がCDデビュー。1年半ほど前にも全く同じこと書いたような気がしますが。 だって本人が今回がデビューだって言ってるんだからしかたないだろう。 こうなっていてもデビュー。それが世の中。 やっぱ林原めぐみの旦那は、毎晩彼女にリクエストするのだろうか。 今夜は綾波でとか、今夜はらんまでとか、今夜はリナ=インヴァースでとか、今夜はバカボンでとか。 すごいなあ。声優の旦那。 ■01/11 トルネード竜巻、メジャーデビューはスピードスターから。 つうことはアルバムはCCCDかよ。こん畜生。 スピードスターは新人取ってくるときの目利きがいいだけにキツイんすよ。 映画『半落ち』は凄いなあ。 寺尾聡と吉岡秀隆。日本を代表する貧乏フェイス新旧代表の競演。 さらに主題歌は、今や日本の貧乏フェイス界を力強くリードする直太朗。 さあ、貧相な気持ちになりたいきみは映画館に急げ。 公式サイトで他のキャスト見てたら、嶋田久作と斉藤洋介が並んでて軽くダウナーな気持ちになる。 ここに杉本哲太が並んでいたら、自分としては嬉しくない意味で完璧だったんだけど。 ついでに嶋田久作で検索してみたらこんなものが。そうか、こんな愉快なことをやっていたのか、彼は。 でも見なくていい。この彼の写真だけでお腹一杯になった。 ■01/09 プライマル・スクリーム、日本のファンの投票による日本限定裏ベスト発売。 本国では"Dirty Hits"が屁ほども売れず、その分を補填しようとまたもや日本頼み。 ライブ・アルバムもそうだし、異常に来日するし。これって本当に必死なんじゃあ。 Casa Brutusの最新号で、宇多田が折り目のきちんとついたブルージーンズをはいているんだ。 それはファッションとしてありなのか。それともこれは15年ほど前の自分の、 「俺がもし有名人になったら三本線のジャージを流行らせて、陰で笑ってやる」 という妄想と同じ原理なのでしょうか。 もっとも自分の場合、有名人にならないうちにいつの間にか三本線ジャージが本当に ファッションとしてありになっているのを目の当たりにして、途方に暮れたわけですが。 そして妄想は「ジャージ。但しゼッケン付き。」にグレードアップして現在に至る。 ■01/07 ZONEの新メンバーTOMOKAは元チュエル'sという話はガチですか。 菓子に10種のおまけCDを付けて10人をオーディション、 コンビニで適当に買われた結果で選ばれた3人でデビューという、 あまりにもあんまりな、常軌を逸した企画物ユニット。 公式サイトまだ残ってました。これ、多分デビューしたときに 立ち上げて、結局ロクに更新されないまま放置中っぽいな。 んでここでフルネーム拾って、軽く「西村朝香」でぐぐってみたんですけど、 瞬時に状況証拠が発見されました! 隊長! ■01/06 『エースをねらえ』のテレビドラマ化。 『高校教師』も『あずみ』も豪快なフルスイングの末に三振。「トマソン」の異名を欲しいままにし、 結局こういう大映ライクな、しかもテレ朝の企画にしか乗っかれなくなった上戸彩なわけですが、 でも気になるのは彼女じゃない。お蝶婦人をやる松本莉緒=松本恵だ。 おまえ『ガラスの仮面』で姫川亜弓やってただろう。 引退して太ってやせて、数年間波乱万丈の人生を送った末に改名して復帰し、 でも前と寸分の狂いなく全く同じポジションに収まるという、ある意味奇跡の人。 あと、宗像コーチは、昨年クリスマスの「笑っていいとも特大版」でのココリコ田中が あまりにも似すぎだったので、ドラマのキャスティング担当の人は悔しくて眠れない日々だと思います。 ■01/05 なんじゃこれ。 ブリは「結婚するまで処女」とか言って後で「やっぱヤっちゃいました」と告白したり、 セールスや知名度にまるで似合わない小物感が漂っていて好きだったのですが、 やはりポップスター、やっぱりよくわからんことをやらかします。 ハッパかなんかでトんでいたときに思いついてやっちまって、 シラフになってから気がついた、というあたりでしょうか。 それともこれがマイケルを筆頭とする、ポップアイコン奇行の旅への入口になるのか。 それでも相手が幼なじみというところにやはり小物感が。さすがブリ。 昨日夜中、だらだらとNEW YEAR ROCK FESTIVALの放送を 見てたんだけど、あれ年々酷くなってるね内容。 自分は「ロック」という言葉を普通に用いる人たちに全くシンパシーを 感じないので、客観的にしか見れないっていうのはありますが。 内田裕也はじめ、「ロックンロール=反体制」だった「よき時代」の人たちが 当時のノスタルジーを共有する同窓会、という目で見ればまだ見られるんだけど、 わかんないのは中途半端に若いのが出てくるところ。 白竜がニューミュージックに毛が生えたような歌を歌い、 若いバンドが「自衛隊が戦場に行く〜」みたいなことを必死に歌い、 その次にジョニー大倉が嬉々としてプレスリーの曲を歌う。 さらにはジョー山中の息子が出てきてエミネムをカラオケでコピったりしてるの。 もう苦笑しか出てこない。どこにも共通項なんかないじゃん。 もしあるとすれば、それはもうあの頃の思い出にすがりつきたい人、まだ信じてる人が 慰めあう、という集団オナニー的な部分しかないでしょうに。 もしくは家族親戚の寄り合いみたいな会で金を取ってやろうという悪意か。 そのせんずりや悪意こそが「ロック」だというのであれば否定はせんがね。 ■01/04 今日の日曜洋画劇場『猿の惑星』って、気持ちはわからんでもないが、 それはちょっとチョイスを間違えてませんかい。 あるだろうよ、他にももうちょいふさわしいのが。 でさ。紅白の最後の採点のゴタゴタは何だったのでしょうか。 視聴者投票はもうやめた方がいいね。特に無検閲で投票結果を出すと、 今回みたいに目も当てられない差が出てどうしようもないことになるよ。 そもそも、地上デジタルへの移行を押し進めるお題目のひとつに、「双方向性」というか、 「視聴者が気軽に参加する番組」を作ることができる、という点があるわけですが、 今回の紅白は、制作者にとってはそんな仕組みなんかただの「融通の利かない代物」 でしかないことをはっきりさせただけの企画でしたね。 次回以降は形だけ投票に参加させ、リアルタイムで結果は出さずに、締め切りから 発表まで時間をとって、制作者の「調整」を入れてからの発表になることは間違いなく。 それだったら最初から「やらせ」でいいのに。「双方向性」の意味まったくなし。 というか、放送各局の偉い人の方針と、NHK含め現場の番組制作者のやりかたとが 今やものすごい乖離をしている、ということでしょう。 結局双方向性のメリットを本質的に受けられるのはテレビ通販くらいか。 そんなもんに何百億も金突っ込んでるのが面白いと思いました。 まあ、明確なビジネスとしてのニーズもないのにインフラから始めるとロクなことにならない、 というのは、キャプテンシステムの頃からわかってたことのはずなんですがねえ。 ■01/03 紅白はぼんやり酒飲んでうたた寝してたらほとんど見ないまま終わっちゃったよ。 学芸会が始まったと思ってチャンネル変えたら曙が倒れてたし。すごく倒れてたね。 紅白前、サブちゃんこんなこと言ってるのね。 昔から紅白、始まる時に枕詞のように「今年の世相を写した」云々って言ってるんだけどさ。 そのコンセプトだったらむしろ一発屋がバンバン出てくる方が自然なんだけどな。 つうか「3分の2は知らない」って、それは単に世の中のことを知らないだけだから。 プロが人前でそんなこと言っちゃ恥ずかしいから。 多分、残りの3分の1よりは、テツ&トモの方が老若男女含めて知名度高いぜ。 で、サブちゃん2003年どれくらいランクインしたのか。 少なくとも最新曲で鳥羽一郎とのデュエット曲は初登場73位。 演歌は初動で決まるものではないんだけど、少なくとも今年20万枚売ってる人間に、 過去の遺産で食ってる人間がそういうこと言う権利はないと思うんだけどなあ。 加護辻は卒業しても2人してああいうキャラでずっとやらされるのだろうか。 そうなると一番立ち位置的に近いライバルはマナカナですね。 |