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■5/20

「手っ取り早くそこそこキャッシュを稼げそうなジャンル」所属一覧。

会社 レーベル アイドル系 ヴィジュアル系 K-POP系
Sony Music Entertainment SONY MUSIC RECORDS 中川翔子
9nine
Tomato n' Pine
bump.y
the GazettE
Lc5


MBLAQ
Brown Eyed Girls
大国男児

Ki/oon Records --- シド ---
EPIC RECORD JAPAN ノースリーブス ViViD ---
Ariola Japan --- BUCK-TICK 2PM
avex group avex trax SUPER☆GIRLS
東京女子流
DiVA
大島麻衣
V6
タッキー&翼
Janne Da Arc





東方神起
SUPER JUNIOR
SHU-I
シン・スンフン


avex entertainment フレンチ・キス --- ---
rhythm zone Dream --- 2NE1
HPQ --- LUNA SEA
メガマソ
D
kannivalism
ナイトメア
---
Universal Universal Music SDN48 --- ---
Universal J ぱすぽ☆
吉川友
--- BIG BANG
超新星
Universal Sigma --- --- KARA
NAYUTAWAVE 恵比寿マスカッツ
D☆DATE
12012

少女時代

Far Eastern Tribe --- --- 4minute
BEAST
KING RECORDS KING RECORDS AKB48
板野友美
前田敦子

摩天楼オペラ
THE KIDDIE
NoGoD
Lynch.
---
STARCHILD ももいろクローバー --- ---
徳間ジャパン Perfume
バニラビーンズ

Plastic Tree
Alice Nine
ダウト
リュ・シウォン
RAIN(ピ)

PONY CANYON アイドリング!!!
渡り廊下走り隊
w-inds.
LM.C
SuG

SS501
チャン・グンソク

TOY'S FACTORY さくら学院 AYABIE ---
日本クラウン SKE48 PENICILLIN ---
EMI JAPAN --- ν[NEU] SHINee
Warner Music Japan --- Versailles FTIsland
GENEON --- heidi. ユンナ
テイチク 中野腐女シスターズ
関ジャニ∞
--- ---
Victor Entertainment SMAP --- ---
日本コロムビア Not yet --- ---
フォーライフ --- --- SM☆SH


ジャニーズ系レーベルと、アップフロント系レーベルはいちいち書いてもアレなので除外。
(ジャニ系レーベル以外所属のジャニタレ、アップフロントレーベル以外のハロプロは記載)
ヴィジュアル系については、90年代前後から活動を続け今やV系と言っていいのかどうか
わからんのは外しました。BUCK-TICK、LUNA SEA、Plastic Treeあたりは現状考えて、
入れても問題ないだろうと勝手に判断。あと、サイドプロジェクトやソロも外した。
もし抜けがあったらご容赦。

まあ、何となく見てもらえればいいんですが、ポイントをいくつか。

1.ソニーのアイドル勢の地味っぷり
かつてCBS SONY時代にアイドル総本山としてぶいぶい言わせていた時代はどこへやら、
アイドルグループの中でもセールス的にも個性的にもいまいち地味なのばっかり。
逆に過去の経験則が邪魔をしているのかもしれません。

2.エイベックスのヴィジュアル系がっつきっぷり
エイベックスは昨年にヴィジュアル系専門レーベルHPQを立ち上げましたが、
それ以前にavexに所属していたメガマソ、D、kannivalismを移籍させ、
再始動LUNA SEAと契約し、VAPからナイトメアを連れてきてと、
すごい勢いで固めつつあります。やるときはとことんやるわ。
まあ「ヴィジュアル系専門」つってもデーモン閣下もここ所属ですが。
それはちょっと意味が違う。

3.ユニバーサルのK-POP勢の各レーベルへの美しい配分っぷり
ユニバーサルはいくつか子レーベルを持っているのですが、連れてきた有望K-POP勢を
そのうち主要レーベル4つにきれいに配分。会社としておいしいところは独占しつつも、
レーベル間で競争原理を働かせて良い意味で落ち着かせないという魂胆です。
正直、かなりうまくやってるんじゃないかと思います。

4.キングのアニメ戦略の流用っぷり
キングはこれまで大きなアーティストを押さえられなかった分、声優やアニソンの限られた
コアファンを固める地道で独特の戦略で食いつないできたのですが、ここに来てその戦略が
完全に時代にマッチ。そこで得たファン固め戦略の経験値をアイドルやヴィジュアル系に
流用する形でプロモーションの幅を広げつつあります。
ただ問題は、ヴィジュアル系の方は取ってきたはいいもののいまいち他に比べて
大きく売れるバンドが出ないこと。やっぱ男子ヲタとは微妙にポイントが違うのか。


とりあえず、ここらへんのジャンルを押さえれば安泰というわけではないんだけど、
「ロック」系が非常に厚い分、こっちの方には身を振り切れていないビクターや、
組織としてどうも身軽な対応をし切れていないように見えるコロムビアあたり、
この先どうしていくのだろうか、とも思います。

というか正直なところ、これだけメジャーレーベルが残っていて、潰れる会社が
表立ってまだ出てきてないっていうのが逆にすげえなあ、と思うわけですが。
たとえ実際には既にチキンレースにも似た状況であったとしてもだ。


■5/18

ぱすぽ☆、2週目は600枚弱の売上で102位でした。1位から102位。何かむしろすごいわ。
公式サイトには「史上初の快挙!デビューシングルが初登場1位!」とか書いてありますが、
2週目は逆の意味でそれ以上の快挙を達成してしまったことになります。やりきれねえ。

でも今はいい感じのAKB48も、昔は初登場8位で翌週98位なんてこともあったわけで。
ぱすぽ☆もこれからもっと頑張ればいいんじゃないかと思います。
とりあえず、マス展開で追い込みかけるべきCD発売週に出られたテレビ番組が、
午前中に1本と深夜帯に2本だけだったという状況からまずは何とかしようぜ。

---

Mizca新作はゴールデンボンバー鬼龍院翔が初プロデュース

以前にもネタにしたことがありますが、ここまでの彼女の変遷おさらい。

2005-2006:SISTER Q
R&B系楽曲を歌う3人組ユニットのメンバーとしてデビュー。
1年半とちょっとで解散。いろいろあったんだろうな。

2007-2009:光岡昌美
自称・元引き籠りとしてメッセージソング系の楽曲でソロデビューしたものの、
そのうちエイベックスっぽいダンスポップになったり泣け歌系になったり、
だんだん焦点が定まり切らなくなってくる。

2010-現在:Mizca
pal@popプロデュースでテクノポップ系に転向。しかし状況は一向によくならず、
そのうちに初音ミク楽曲のカバーなど、微妙にネットの方におもねってくる。


そして今回のこれ。
人生丸ごとドサ回りといった感じの悲壮感漂う変遷ですが、ここに来てネットというか
ニコ動からのオプション的流れか、今度はゴールデンボンバーと絡めてまいりました。
長期的な展望とか考える余裕は一切なく、目の前のぶら下がれるものにぶら下がる。
何だか辛すぎて見ていられなくなってきた。もうそんなに頑張らなくてもいいよ。
休みたかったら休んでいいんだ…。


■5/16

5/13は、のあのわのライブに行ってきました。
元々このバンド、ダークサイドに属する曲とライトサイドに属する曲の振れ幅が
比較的大きかったのですが、今回の新曲でライトサイドの最長不倒距離を更新、
さらにその幅が大きくなったところでダークとライトの2部構成によるライブ。
ダークの方が圧倒的にバンドのダイナミズムとかがはっきりしてよかったんだけど、
それでも盛り上げとかノリとか考えたらライト側もそれなりに重要ではあります。

何か『深海』『BOLERO』期のミスチルを思い出した。
その後彼らは試行錯誤の末にその双方を自然に共存させることに成功したわけですが、
のあのわは一体どうなっていくのだろうか。間違いなく高い地力のあるバンドなので、
何とか落とし所を見つけつつ進んでいくのかな、とは思っているのですが。
というか、そういう今後の期待が持てる時点でこのバンドはよいバンド。

---

アーバンギャルドTheラブ人間もメジャーに行く時代。
つうかThe ラブ人間はちょっと青田買いも甚だしいだろうと思っている。
好きなんだけど、まだ駄目だろう。大丈夫かいな。

そんな中、着々とメジャー行きが決まっているのがヴィジュアル系各バンド。
ここ数年ずっとメジャーに行くバンドが途切れず続いている状態ですが、
最近一気に3バンドほどがこの7月のメジャーデビューを決定しています。
ただ、今回様子がちょっと違う。
これまでそっちジャンルには一切見向きもしていなかったはずのEMIとTOY'Sが
遂にこっちジャンルに参戦するという、地味な異常事態発生でございます。

07/06 ν[NEU]:EMI JAPAN
07/27 ダウト:徳間ジャパン
07/XX AYABIE:TOY'S FACTORY

EMIは、現所属では雅-MIYAVI-がどっちかと言えばそっち系ではあるのですが、
バンドの形で最近まで所属していたのは、その頃にはヴィジュアル系の
枠を脱しつつあったGLAYと黒夢くらいのもんで。
過去には数バンド所属していましたが、21世紀以降は概ねご無沙汰状態。
TOY'Sは唯一デビュー時のSOPHIAで経験がありますがもう遥か昔の出来事。

EMIは、今年の4月にK-POP男子グループのSHINeeをデビューさせてますし、
TOY'Sはアイドルグループさくら学院を擁しておりまして、既にいろいろ
手を出しているレーベルも含めて、正味のところもうどのレコード会社も
これまでのスタンスや哲学は気にしていられなくなり、どこも例外なく
「手っ取り早くそこそこキャッシュを稼げそうなジャンル」に群がる
末期状態となっております。
まあ、哲学じゃ腹は膨れないしな。

90年代のヴィジュアル系ブームの時は、初期にメジャー行きしたバンドがどれも
程よく売れたため、それ以降各社必死になって青田買いを始めたはいいものの、
徐々にセンスもスキルもさしてない、売りは「メンバーの寒いダジャレ」だけ、
みたいな半ば色物のバンドまでメジャーに行くようになってしまったあたりで
さすがに底を晒してしまい、それ以降はジャンルごと一気に冷え込みを始め、
ブームの終焉を迎えたわけですが。

今回も徐々に青田買いの様相を呈してきまして、一瞬ヤバげには見えますが、
以前よりバンドの層が厚いのか、今のところまだそれなりのスキルや個性の
あるバンドが上がってきているという印象ではあります。
つうか、現状若手で一番勢いがあるのが、ヴィジュアル系史上最凶の色物である
ゴールデンボンバーだったりしますので、もう20年前と単純に比較してたら
いけない状況だということなのかもしれません。

まあ、本来であればゴールデンボンバーはヴィジュアル系と認めてもいいのか、
というところから話をしなければいけないとは思うのですが、面倒なので略。


■5/15

ぱすぽ☆はイベントが全て終わった月曜から、デイリーチャートの50位以内にもいません。
ファンはちょっと現金すぎるだろうと一瞬思ったけれど、これ実際仕方がない事情があり。

今回のシングル、販促のために使った手段は、CDをその場で予約するとその枚数に応じて
握手会とか2ショットチェキ会とか好きなメンバーとお話会とかに参加するための券を
もらえるイベントを開催して、その予約分の売上を発売初日の売上に計上するという
パターンなわけですが、これの原型はシングル1枚だけユニバーサルに在籍していた
ももクロがメジャーデビューシングル発売の際に使った手。

ももクロもそれで初日だけデイリー1位取って、翌日には14位まで下がったりしてましたが、
そのときのスタッフがぱすぽ☆に関わっているということで、ももクロの時の仕掛けを
さらに強化、数カ月に渡ってガチガチに予約イベントを開催しまくり売上を積み上げ、
発売週に入っても手を抜くことなくイベントを開催し続け、数カ月分溜め込んだ
それを全放出した結果、遂に週間1位まで持っていったわけで。

スタッフもファンも初週のために命と全コストを賭けて突撃して、今は燃えカス。
ネットで観測したところ、一人で430枚購入した猛者もいらっしゃいました。
週間売上の1%を1人で叩き出す。尋常じゃねえ。
そんなんで、とても翌週の売上までケアできる状態じゃないもんですから。
何せ、ユニークユーザー数は限られていますし。

おニャン子勢が出てきた時も初週1位で翌週8位とかになって叩かれていたんですが、
そんなの比じゃない下がりっぷりになりそうです。

元祖「そういう売り方」のももクロは、キングに移籍してもその手口を概ね踏襲。
7/6のシングル2種同時発売については、6月から7月にかけて実施されるライブの
チケットを購入するともれなくCDも予約したことになる(チケット代にCD代も込み)、
という手段でもって全国ツアー5箇所全11公演。それだけで1万枚程積み上げます。
今のところ7/6はジャニもAKB関連もB'zも発売予定ないので、今のままで行けば
最低でもデイリーでは1-2位独占だと思います。そんな感じのビジネス。
俺も加担していますが、自分で先行予約突っ込んだ分は全落選、行けるのは
友達が取ってくれた1公演分だけだからCDもダブりはない。大丈夫だ。

ただ、それとは別に恐らく大手チェーンでシングルアルバムダブル予約特典とか
やると思うので、その特典の内容によっては転ぶかもしれない。それも人生。
以前のAKBも総選挙の時には、店の人に「ニューシングルください」と言ったら
当たり前のように「何枚いりますか?」と聞かれたという逸話もありますので、
ここらへん最近は誰しも一度は通る道ということで。
わかってる。自己正当化の詭弁だということはわかってる。

ちなみに7/6発売の他のシングルですごく気になったのがこれ
どんな曲なのかワクワクが止まらない。


■5/12

プラチナム、昨日はぱすぽ☆が1位取って大喜びしてたと思うんだけど、
今朝になったらあの件って、ちょっと上下激しすぎるよ…。

---

東方神起からの離脱組3名JYJの、6/7のさいたまスーパーアリーナ公演がドタバタしてる件ですが、
JYJ側が会場の予約が確定してない状態で勇み足で発表してしまった説と、スーパーアリーナ側が
一度アリーナ側が受諾した後にどこぞから横槍が入って急遽取り消した説とが錯綜しているので、
どっちがどれくらい悪いとかが全く言えなくて正直よくわかんないのですが、チケット発送時に
初めて会場が明らかになるという、とてつもなく恐ろしい状況であることには間違いなく。
しかもメッセージには「今回の公演の会場が多少劣悪で、不十分なものであっても」という、
もしこれがコントだったらすごいオチの前振りのようなフレーズまで織り込まれています。

というか、さいたまスーパーアリーナの代替会場なんてそうそう簡単に見つかるわけもなく、
下手したら有明あたりの空地とかになってもおかしくない事態で、しかもそうなったら
設営とかトイレとかがものすごい急場しのぎの、それこそ劣悪な環境になるわけで。
初期フジロックや富士スピードウェイのF1のような地獄絵図再びの可能性も。
ヤバい。ヤバいぞ。行く方は状況に応じて防寒と簡易トイレの準備を。
いやマジで。

---

東京女子流 / 鼓動の秘密(Album)

初期はよくある「頑張れ」系の歌を歌ったり、しかもそれが野球のモチーフが散りばめてあることで
無闇にターゲットの幅を狭めていたり、どこに持っていきたいのかよくわからなかったのですが、
昨年末あたりから、昨今のアイドルグループの中では最も「元気」感の薄い点を逆手に取る形で、
敢えてマイナー調の楽曲を並べて影のある独自の雰囲気を演出することに成功、かつその演出により
楽曲が実年齢以上に大人びて聴こえる分、昔のアイドルにあった「背伸び」感も感じられる仕掛けに。

頭3曲を完全にそういう路線で押し、さらに5曲目はガルネク鈴木大輔作曲の壮大すぎるバラード。
詞も含めて明らかに身の丈に合っていないのですが、それがもうたまらんくらいの背伸び感で。
もしかしたら若い層よりも昭和アイドルを知っている世代にこそアピールできるのではないか。
ここをガッチリ掴むことができれば、若者より圧倒的に金を持っているので、そりゃ強いぞ。

この路線でドカンと大ヒットさせるのは恐らく難しいとは思いますが、熱狂的でじゃぶじゃぶ
お金を突っ込める固定ファンを一定層確保したうえで、ビジネスとして回していく分には
十分な状況までは持っていけるんじゃないでしょうか。おめでとうございます。

一応彼女たちよりは売れているはずの、エイベックス束アイドルのもう片方SUPER☆GIRLSは、
最近はバラエティ番組のひな壇賑やかし要員として動員されていたり、去年のアルバムは
束アイドルのテンプレっぽい楽曲が並んでいるだけで、どういう方向性に行きたいのか
まるでわからなかったり、どうも掴み所がない。どうしたいのだろうか。


■5/10

Cody Simpsonを初めて聴いた。「feat. Flo Rida」というあたりからの予想通りの音。
ジャスティン・ビーバーのブレイク以降、各レーベルが「ボーイズ・ポップ」とでも
言うべきジャンルの次の鉱脈をかなりギラギラした感じで探っているようですが、
そういうの見てるとどの国もたいして変わらねえなあと思うね。

---

この前のモー娘のモデルチェンジの話の補足。
今後モーニング娘。の本体は、ローティーングループの方向に舵を切ってリブートするので、
古いファンは文句言う前にあっち行けっつって用意された受け皿がドリームモーニング娘。
という理解をしていますが、間違いないでしょうか。
ジェファーソン・スターシップとスターシップみたいなもんだ。嘘。ちょっと違う。

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MBLAQとぱすぽ☆で1位争いという、ライトリスナー勢を完全に置いてけぼりにしていた
今週のオリコンですが、V系バンドとか、若手声優とか、アニメのキャラソンとかだって、
1位にこそならないものの、チャートインしてる奴見ても普通の生活してる方にとっては
同じくらいわけわかんないですから、まあ許してやれよと。
チャート全般の数値が下がり、かつ嗜好が細分化されてるんだから。こうなるのも時代。
あと、ZOOの"Choo Choo Train"がJR東日本のスキー関連のCMソングでヒットしたとき、
俺関西に住んでいたから何で売れているのかさっぱりわからなかった記憶があります。
自分の知らないところで何かが起きているということで。そんなもんです。

しかし発売日に合わせて猛烈なイベント攻勢行った結果とはいえ、アイドル戦国時代、
AKBに続いて1位になるのがぱすぽ☆っていうのは、予想外過ぎてちょっとアレです。
でも、アイドリング!!!が1位っていうのも、ちょっと違うよなあ。
彼女たちは4位か5位止まりくらいでおおよそ満足してぼんやりニコニコしていて、
ガツガツするのは相撲の時だけ、というのが何だかいい塩梅のような気がします。

僕は中学の時に好きだった女の子に何となく似ているので谷澤恵里香が好きです。
決しておっぱいのせいではありません。


■5/8

金曜の晩、明石家さんまのコントライブを初めて観に行ったんだけど、3時間以上にわたり、
概ね最初から最後まで絶対テレビでは言えないことだけしかやってないような感じで、
あれだけテレビで好き勝手放題にやっているように見える彼でも、やっぱいろいろ
吐き出したいことはあるんだと思いました。
今年で16回目ということですが、過去1度も映像化されていない理由がわかった。

---

新生モー娘驚愕!もう新メンバー公募

ローティーン9期メンが参加しての初シングルは、目新しい点は新メンバーがいることだけで、
それまでのモー娘の流れと何ら変わらない楽曲だったわけですが、これがまったくもって
売上が伸びなかったため、スタッフとしては、その手の女の子を入れるだけでは駄目であり、
再度コンセプトから練り直す必要があり、そのためには今以上の形でメンバーの入れ替えを
実施しなければならない、と判断した結果ではないかと踏んでいるのですが。

高橋愛脱退後の新リーダーはボーン・トゥ・ビー・モーニング娘。のガキさんですが、
恐らく彼女もさほど間を置かず早々に卒業という形になるのでは、と思います。
彼女のイズムは間違いなく過去のモー娘から引き継がれたものである故、ゼロベースで
グループの有り様を再立ち上げするには、正直なところ邪魔になるだけでしょうから。

で、恐らく完全にローティーンでほぼ固めて何がしかの新演出でもって再売り出しと。
今回の10期メンのオーディションの条件が17歳以下で、9期メンのときと同じなので、
まあそういう方針で間違いないだろうと思います。
8期メンのときの条件は21歳未満、その前の2005年オーディションが22歳以下。
もうその時点で明らかにそれ以前と選抜の方針が変わっていますから。

9期メンの鞘師が新曲でセンターに抜擢されていますが、聞いた話によると、
彼女は相当なアイアン・ハートの持ち主らしく、そういうのがいるなら、
きっと新体制でも大丈夫じゃないかという気もしなくはない。

しかし、モーニング娘。が全員スマイレージより年下とかになったら、
もうハロプロ内の序列とか完全にわけわかんなくなるね。


あと、ハロプロで思い出した。
ソロデビューした吉川友、アップフロントのレーベルじゃなくて、Universalなのね。
Universalは、K-POPグループを多数擁しているのですが、ももクロを放出して以降、
最近は吉川友のみならずLDHのHappinessや現在デイリー1位のぱすぽ☆等も押さえ、
なんか最近改めてアイドル勢にも力を入れ始めているようで。

ただ、彼女の場合、デビューに合わせて映画作ったのはいいものの、見た人の感想を
検索してみると、きちんと上映館まで足を運んだ人なのにすごくしょっぱい感じの
ものばかりで、大変に危険な香りがひしひしとしています。
というか、いくら本人が生登場の「映画+ライブ」という形にしたところで、
そもそもデビューに合わせて映画制作って企画自体ものすごく昭和っぽい。
Milky Wayの時は久住小春以上に可愛いと思っていたので頑張ってほしいのですが、
現状、どこをどう引っ繰り返しても好材料が出てこないんだ…。


■5/5

「ONE PIECE」のアパレル戦略、最近着ている層を見てるとヤバい方に向かってる気がする。
ハードロックカフェのTシャツやdj hondaのキャップ、ミキハウス全般と似たような道を
たどりそうな予感がミチミチにしてくるんだ。

---

ぱすぽ☆のメジャーデビューシングルがオリコンデイリー1位取ってて驚いた。
まだそんな地力ないと思ってた。でも、公式サイトのスケジュール見て納得。
デイリー初動のMAX値を上げるための最近流行りの手段である予約イベントを、
ゴールデンウイークを最大限に活用してすごい勢いで開催しまくった結果。
そしてパッケージも初回盤含めて全11種発売という怒涛の攻め。
今、秋葉原タワレコのアイドル新譜棚には全種を面出ししていて壮絶。
いや、お疲れさんです。

「ガールズロック」的な方針ということですが、その時点でBuonoとカブってるし、
その手の音は大方のグループアイドルも手持ち曲の中に1曲はあるタイプなので、
今後の方向性付けもいろいろと大変そうですが、YouTubeのライブ映像見た限り、
マスゲームっぽいフォーメーションとか結構凝ってるし、彼女たちもまた、
生できちんとライブ見たら印象変わったりするんじゃないかと思います。

正直インディーズのアルバムはジャケ写がありえないくらい不細工に写ってて
これはどうかと思ってたんだけど、新曲のPV見たら普通に可愛い子結構いるし、
何よりも曲がこれまでと比べものにならないメジャー感。いい曲です。

つうか、今のグループアイドルシーンは単純に見てて楽しい。
CDの売り方こそAKB以降のアレな感じにならざるをえない状況ですが、
各々が各々の個性を打ち出して差別化しようとしているところは、
非常に健全な努力ではないかと。

この間、ヴィジュアル系のイベント見たときに、「この手の音楽はもう
一過性のブームではなく、一つのジャンルとして定着したんだなあ」と
思ったのですが、最近のアイドル界隈もそんな感じになってくれると、
聴く方観る方としてはまた面白いんだけど。




■5/4

このご時世にものすごくチャレンジャブルな判断 in 錦糸町。



あと、新しいブログを作りました。
こんな感じで適当にレコード屋や元レコード屋の写真を撮ってアップするだけですが。
形になるまではできるだけデイリーでアップしていきますんで、よろしくです。

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5/3、1日だけだけどJAPAN JAMに行ってきました。
去年は富士スピードウェイ、今年は幕張。行くのは断然ラクだったんだけど、フェスならではの
特別感には欠けるのが残念。まあ、途中で豪雨降っていたし、屋内でよかったと考えるべきか。
というわけでロッキンオン系フェス恒例の渋谷社長の訓示からスタート。


Dragon Ash
オリジナル曲ほとんど無しのものすごい割り切った構成。
ゲストを次々呼び込んでゲストの持ち歌を演奏する形だったんだけど、宮本浩次のときは
まさかの「ガストロンジャー」。正直エレカシの元Ver.より断然かっこよくて笑った。
そしてゲストとして事前コールがなかったラッパ我リヤが「Deep Impact」。ヤバい。
単体でもBOOWYの「Dreamin」とかNirvanaの「Smells Like」とか。おもしれえ。
ただ、Nirvanaは彼らがやると演奏うますぎてカッチリしすぎてよくないな。


スガシカオ
いきなりアッパー系の曲を立て続けにやって盛り上げにかかる。
初っ端いきなり「挑戦者たち」の歌なのは、一見さんを呼び込もうという作戦か。
その後「ワシントン・ゴーゴー・ファンク」をやると宣言してことでその説明。
BPMを合わせて次々に曲をやる、クラブプレイの生バンド版のようなものだそうで。
ゲストは浜崎貴司。ファンクつながりとして納得感のあるブッキングですが、
「幸せであるように」やったので心に来た。この曲は特別だろ。
その後さらにFLYING KIDSの「炎」。和製ファンクの系図が見えた。
こういうジャンルやってると、やっぱ仲間意識ってあるんだろうなあ。
非常に気持よくスムーズに聴けました。


FACT
サマソニ以来。つうか現状の彼らは単体のライブのチケットをふらっと思い立って
取れるような状態じゃないので、こういう時に見ておかないと観られない。
特にゲストもなく、VJつっても特に凝ったことはしなかったので、多分これは
運営側の「すげえからいっぺん見とけ」的なショーケースなのだと思う。
実際すごいし。もうこの歳になるとあのノリをキャッチアップすることは
できないんだけど、10代だったらきっと夢中になっていると思う。
Vo.はイケメンだし、相変わらずドラムはツーバスでメタルだし。
というか、ドラムの彼はステージでは面白MC担当だし、肉付きいいし、
多分にLUNA SEAの真矢先生が思い出されます。
あと、物販の能面、2000円はちょっと高い。
そしてファンはその能面を後ろ頭に付けたままうろうろするのやめてほしい。
怖いから。


10-FEET
去年はトリでヤバいくらいに盛り上がった彼らですが、今年もヤバかった。
単体での定番曲連発や、難波呼び込んでのハイスタの曲連発も盛り上がったけど、
kj呼び込んで始めたのが「Fantasista」。それはない。もう爆発的に盛り上がる。
Dragon Ashのダンサー陣も飛び込んできて、ステージ上も滅茶苦茶。
いや、まさに祝祭という感じ。
あと、TAKUMAのMCはアゲるにしても何となくほっこりする瞬間があって、
すごくいいんだけど、今回の「今日お前らどんな顔で帰んのかな!」と
いうフレーズが何かすごく好きだ。


OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
3曲単体でやった後、高橋優を呼び込み、その後はほぼ交互にバンドの持ち歌と
高橋優の持ち歌を演奏する形で最後まで一つのバンドのようなセッション。
ここまでみっちりとしたコラボレーションは初めてだ。
ぶっちゃけこの日観た中で一番好きだ。
即効性のあるブチ上げ感はないけれど、エモーショナルにぐいぐい上がる感じ。
おっさんにはこれくらいが心地いい。
そして、これまでは「悪くはないな」くらいの印象だった高橋優の曲が
異常に染みてきた。彼が今音楽をやることの必然性をようやく理解した。

馬鹿でもわかる簡単すぎる歌詞の曲が跋扈するいまのJ-POP界で、
若いシンガーソングライターが生きていくためのひとつの手段。
「簡単な言葉の組み合わせの中にいかに意味を込められるか」を
どこまで突き詰められるのか。
そういう世の中を否定して突っ張って小難しくするのではなく、
世の中にしなやかにアジャストしながら、可能性を探り続ける。
彼の歌はそういう歌だ。
というわけで、彼のCD買っちゃったよ。


怒髪天
増子さんがMCで言った通りのものすごい年末感。「大晦日昭和歌謡ショー」的な
頭の悪いゴージャス感。1曲目「ロクでナシ」を演奏する前にネタ振りとして
越路吹雪の「ろくでなし」を延々フルで歌い切る底抜けの馬鹿馬鹿しさ。
そして相変わらず「カッコ悪いってことはなんてカッコいいんだろう」
的なステージングが素晴らしすぎる。これだけでいいくらい。
でも出てくるんだよ、譲二御大が。「みちのくひとり旅」熱唱だよ。
そして「GREAT NUMBER」をほぼ歌い切る。
あの歌詞を御大が歌うと説得力あるよ。リアル演歌ものすごいよ。
その後また単独で数曲定番曲やって、ラストに御大再登場で
「上を向いて歩こう」。そして最後に一本締め。
今年終わった。満足した。


ヒダカトオル
今回のステージで残念なステージがあったとすればこれ。
いや、決して演奏は悪くはなかったんだよ。でもね。

1.ヒダカトオルバンドによるビークル楽曲
2.MONOBRIGHT登場、1人のメンバーとして演奏
3.中村一義を呼び込んで「キャノンボール」
4.そのまま全員でビートルズカバー大会

という4つのパーツでの構成だったんだけど、面白いくらい
右肩下がりで会場のテンションが下がっていくんだよ。
いや、このメンツでビートルズは駄目だろう。
明らかに演者とオーディエンスの思い入れの差が大きすぎる。
ステージ上がすごく楽しそうでテンション高めにやってるので、
もうステージとフロアの乖離がものすごいことになってるんだ。
演奏は悪くない。企画と構成の失敗。

しかし最近のMONOBRIGHTの衣装やアー写のセンス、すごく有頂天ぽい。
あと、中村一義がもうあと少しで臨界点を超え、一時の岡村靖幸的
風体に達しそうにふくよかだったのが大変に気になりました。


以上、何にしてもフェスは面白いし、こういうここでしか
見られないものはやっぱり何か嬉しいもんです。
ただ今回、出演する側にいる女性陣が3日間合計でBIGMAMAのメンバーと
ゲストの松たか子の2名だけというのはちょっとどうかと思うんだ。
セッションとかジャムという形に馴染む女性バンドメンバーが
なかなかいないということなんでしょうか。
別に女の子見に来てるわけでもないし、見たくなったらフロア側で
可愛い子探すからいいんだけど、何かちょっと気にはなります。


■4/28

ココリコ遠藤“美人すぎるマネ”と半同棲

遠藤は今のまま、ダウンタウンについていけば当面は大丈夫だと思うんだけど。
千秋が心配だ。
千秋はイメチェン可能な最後のタイミングでイメチェンすることを放棄したので、
この先は妖怪みたいなキャラで芸能界を生き延びていくしかないと思うのだけど、
見るたびに、今までのままで行けそうな雰囲気で喋っていて大丈夫かと思う。

いや、彼女も当然自分の年齢はわかってるはずで、つまり今の彼女はハゲてきた
奴が自分のハゲを認めず、バーコード状態でごまかしているのに近いと思う。
本来なら今頃は最低でも、海原はるか師匠よろしくそれをネタにして
生きていくという選択をしていなければいけない時期のはずなんだけど。
もしかしたら、本人は既にそのつもりでやってるのかもしれないけど、
今のレベルでは笑えない。むしろ痛々しいので何とかしてほしい。

---

SMAPの新曲が配信限定になったのは流通事情云々の他に、CD売上数という形で具体的な
数値をあんまり出したくなかったからじゃないかなあ、と勘ぐったりもするわけですが。
でも着うたフルで525円という、配信楽曲としては史上最高値を更新いたしました。
100円は寄付金って言ってもそれ、その分価格に上乗せしただけじゃないか。
まあ、年賀はがきみたいなものと思えばいいのか。

ただ、今回の震災後に他にもかなりの数がリリースされた配信限定の音源。
発売までのフットワークの軽さや物理的な部分への依存しなさっぷりが目に付くわけで。
CD→配信への転換の動きがこれでさらに加速していくんじゃないか、という気もします。

自分はレコード・CD音源を散々集めたり、パッケージに対して常人以上の愛着を持っているため、
たとえば配信オンリーの音源が出た場合、CDでも出てくれんかのう、と思ったりするわけですが、
すげえいかしたエロ画像をネットで入手した際に「紙で手に入らんかのう」とは思わないわけで。
それは、片っ端からエロ本集めてお気に入りをスクラップするとかいう、みうらじゅん並みに
アルティメットな経験が思春期になく、「世のエロ画像の中から気に入ったものを入手する」
という行為がネット環境を手に入れて初めて自分のものになったからであり。

自分がそうなんだから、音楽を聴き始めた段階で普通に携帯配信があった世代であれば、
そもそも「CD欲しい」と思わなくてもぜんぜん普通と考えざるをえないわけで。
そりゃHMVも売店になるわ。
実際、最近の何となくの記憶をたどってみると、HMVに限らずタワレコでもレコファンでも
そうなんだけど、中学生・高校生がレジに並んでたのを見た記憶がほとんどないんだよ。
でもそれを「寂しい」とか思う時点でおっさん。まあ、実際おっさんだけど。


■4/26

本日、あべのキューズモールがオープンし、あべのHoopから移転した
「HMVスポット」なる新業態のショップもオープンいたしました。
キューズモール全体のフロアマップもオープンに合わせて公開されたので、
それ見てみたんだけど驚いた。そして失笑。何だこのおまけみたいな店。



左下のサーティワンがそこらにある普通の店のサイズと同等とすれば、
更にその半分程度の床面積ということで想像できるかと。どんだけだよ。
本当に売れ線のCDとDVDをちょっと置いたら終了じゃないか。
もう完全に発信・リコメンドの機能は切り捨てた。
こういう大型チェーン店のメリットってそれだと思うんだけど、
もうそれを完全放棄してしまいました。ただの売店ですわ。

タワーがHMV跡地に入った理由がわかったよ。これ勝てるもの。
行きずりのお客にヒット曲を売ることはこの店でもできるかもしれないけれど、
ちょっとマイナーなのも含めてまとめ買いする大口のお客や、店でお気に入りを
探したりする、長期にわたってお金を落とすお客はタワーの方に行くもの。

JALの運営がグダグダになった大きな要因のひとつが、直接金を生まない
からという理由でメンテナンスや管理部門の予算をガンガン削った結果
だという話を聞いたことがあります。

何か今のHMV、その直接利益にならないところを必死こいて
削りまくっている最中のような気がするんだよね…。


■4/25

週一分は今週はNEWSの方だけでよろしく。

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大国男児は「クリーミー系弟アイドル」として売るにはグループ名がマッチョすぎる。
つうか、「野獣系」も正直よくわからないのに「クリーミー系」って一体何なんだ。
エロ小説の隠語的に考えれば、間違いなくそれは精(以下自粛)

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日曜は川崎チッタに、新進系中心のV系バンドのイベントに行ってきました。
最近は、ライブ観て見直したとかこんなにすごかったのかとかが多くて、
今まで観てないジャンルとかもガンガン攻めていかないと駄目な気が
するわけですよ。そんなこんなで。
合計7バンド。1バンド曲数はあまり多くないんだけど、ショーケース的に
見られて初心者には非常にうってつけな感じのイベントでありがたい。


■FEST VAINQUEUR
■Administrator
この2バンドは気合いは伝わってきたものの、まだ場数が足りていない様子。
特にAdministratorは一生懸命段取りをこなそうとしている感じがしたので、
「ショー」として見せられるようになるにはまだこれからかな、と。
頑張れ。


■DASEIN
決して出来としては悪くない。でも既にファン層が一回りしていてリアルタイムで
全盛期の彼らを知っている層があまりいないのか、リアクションがいまいち。
そして、サポート勢。お前らもう少し何とかならなかったのか。
キラキラでヒラヒラでピチピチな、素敵にV系な衣装だったリッキーの両横にいる
ギターとベースはTシャツとかネルシャツとかジーンズとかスニーカーだもの。
サポートとはいえ、もう少しステージに協力してやってもいいんじゃないか。
というか、さらにその後ろ、PAの影にもうひとり、多分マニピュレータらしき人が
座っていたんだけど、ものすごく退屈そうに足を組んだりしながら佇んでるの。
そして時々スイッチ触るだけ。何だよお前。もう少し参加している自覚を持て。
というわけで、全体としてはどうにもこうにもな感じでした。


■イロクイ。
ここで会場の空気が一気に変わった。
それまでとは一線を画する、軽妙なフットワークを感じる演奏で気持ちいい。
そして何よりも、Vo.ゆーり君のMC・客いじり能力が天才的に優れている。
一昔前なら、Hey!Hey!Hey!に出演して翌日スターになれるレベル。
大声で煽ったりは一切しない。さくっと客をいじり自虐ネタを挟み、
確実に客席をあっためながら次の曲、みたいな。こりゃすげえや。
なんか「感動」と言うよりは「感心」したステージ。
新ライブハウス「渋谷WWW」をどう読むかのネタは、後年まで語り継ぎたい。


■DaizyStripper
言ってしまえば典型的にV系な音なんだけど、アベレージが頭一つ抜けている。
演奏もうまいし曲も悪くない。MCでアゲるポイントも的確でアツい。
全体としてハードめなんだけど、Voくんの指示で手を繋ぎ左右にモッシュし、
ヘドバンする女の子たちが本当に楽しそうで何だかほっこりしてくる。
ただ、全体のアベレージ高い分、図抜けた何かが足りていないというか、
このバンドならではという部分がやや見えにくかったのが残念。
でも、V系のイベントならよくある光景なんだろうけど、ロン毛の女の子達が
一斉にヘドバン始めたときのそこら中での髪の毛ぶるんぶるん具合は壮絶だ。


■heidi.
驚くくらいV系っぽくない雰囲気と楽曲。普通にきちんとしたギターバンド。
このまんまロッキンオン系のフェスに出しても何も違和感もないくらい。
この先売れてテレビの歌番組に出演したとして、「ヴィジュアル系」と
紹介されたのにキレて、爆笑問題殴って帰っても許されるレベル。
でも彼らはきっとキレない。非常に丁寧なMC、礼儀正しい物腰。
本当に誠実に演奏し、ファンに語りかける姿が非常に好ましい。
ここまでの3バンドの並びで「V系」つってもいろいろな形が
あるんだとわかって、何かすごく面白くなってきた。
あと、このバンドは物販のキャラグッズのヘイゾーが可愛い。


■vistlip
今日の最大の目的は正味このバンド。
このバンドは昨年7月にツアー移動中の自動車事故でマネージャーさんが亡くなり、
それ以来1年近く活動を休止していて、今回がファンクラブ限定の小さな会場での
ライブを除けば事故以来本当に久々の関東でのライブ。
ちょっとどういう状況になるか、観てみたいじゃないか。

幕前の段階で何だか異様な空気になってたんだけど、いきなり新曲から始まった途端、
イベントなのにワンマンライブ並みの勢いで盛り上がる。やっぱみんな待ってたんだ。
V系的なメロの曲、もっと普遍的なメロの曲、ガシガシのハードな曲と、曲ごとの
振れ幅は他のバンドに比べて圧倒的に大きいんだけど、ぜんぜん違和感感じない。
何をやってもこのバンドの音として鳴っている。正直、他のバンドと存在感が
一回り違うような気がした。
元々なのか、久々のライブ故の一時的確変なのか、休止期を経て完全に身に付けたもの
なのかはわからないけど、でもこれだけできるバンドが今のレベルで終わるはずないと
思う。でかくなってほしいなあ。


というわけで、やっぱ行ってよかった。いいバンド多い。面白い。
そして思うのは、バンギャの女子ってドルヲタ男子と相当マインド的に近いということ。
いかした異性に「ファン」という形で本気で熱くなれて、こういう複数出演する
イベントでは自分の目当て以外の出演者にも優しく接することができる子たち。
バンギャとドルヲタの出会いの場をセッティングしてカップル成立させる
ビジネスとかできるんじゃないだろうか。誰かやれよ。


■4/21

SWITCHの震災特集号買った。
内容はいつもと比べて明らかに異質なんだけど、ページのトーンや伝わってくる質感が
通常号とほとんど変わらない。ここまでブレがない編集方針というのもちょっとすごい。
まあ、アサヒ芸能の「被災デリヘル嬢告白『SMロウソクで停電耐えた』」 とかの
ブレなさも同じくらいすごいけど。

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東京女子流は、アマゾンでアルバム予約したものの発売延期の待ち状態なんだけど、
タイトル曲がかなりよくできていて、全体としてもかなり期待できそうな感じ。
ここ3曲、明るすぎないトーンの曲が続いてますが、正直なところその流れの方がいい。
だんだん独自の色が出てきた気がする。アイドルすぎないポップスとしての正統派。
現アイドル界では年齢アベレージ低めのこのグループがその路線というのも面白い。
つうかPVは金と手間をかけすぎ。
さすがエイベックス、持ち出すと決めたらとことんやるから怖いわ。



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The Human League / Credo (Album)

10年ぶりのニューアルバム。レーベルはテクノ系老舗のWall Of Sound。
えーと。全然変わっとらん。この進化著しい電子音楽界において、
奇跡的なまでに変わらない音色と、そこそこポップなメロ。

彼らは電子音楽を実験音楽から一般ポップのフィールドに引きずり降ろした
パイオニアなわけですが、その頃から何も変っていないという素晴らしさ。
後戻りもしないが進化する気もビタイチない清々しさ。
しかも世の中はその間に2回りくらいした挙句にぐしゃぐしゃになって、
今の音楽業界、そういう音もリアルタイムとしてアリな状況ですので、
全く古く聴こえないのがズルい。

たださすがにメロディセンスが枯渇してきたのか、過去のキャッチー過ぎて
クドいくらいのメロや、ハッタリの効きまくったイントロとかは影を潜め、
全体としては地味な作りなのが惜しい。
でもいいんだ。彼らはこのまま思い出したようにこういう音を出せばいい。
UKチャート最高位44位と、微妙ながらもまだそれなりに需要はあるし。
次の10年が経った頃、また時代が彼らにウェルカムであることを祈って。


■4/18

日曜は日比谷の後飲んで帰って寝たので、今日週一分はカバーだけ更新。

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神田沙也加、6年ぶり歌手復帰

とりあえず適当に絡めて「日本を元気付けたい」と言っておけば
何でもOKっぽくなる最近の風潮はそろそろ法で規制すべき。

しかし、改めて現在の双方の人智を超えた佇まいを思えば、
郷ひろみと松田聖子が結婚なんかできるはずがないと思う。
むしろ混ぜるな危険的な。

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日曜はザンジバルナイト、日比谷野音に行ってきました。

とりあえず、床がリノリウムか何かでやたら滑るということで、ももクロはブーツを脱いで裸足。
そして恒例の自己紹介を省き最小のMCにし、あとは突貫系の曲を並べてすごい勢いで踊り倒す。
5人体制になって初めての本格的ステージということもあってか、みんないつも以上に気合い
入っていたようだったんだけど、特に杏果(緑)の張り切りっぷりがハンパなく、
暴走してフォーメーションのミスも何度か。
それでも、ミスよりも勢いの方が遥かに勝ってるのがすげえ。

Quick Japanの大特集に続き、CDジャーナルでも特集を組まれるなど、発信する側の人間が
次々と彼女たちに転んでいる状況、Perfumeブレイク前夜にも似た様相を呈してきましたが、
現状足りないのはカエラ役。こういう異業種交流の中で名スポークスマン的役割を果たす
名の知れた人がもう少し出てきてくれないかと心の底から思う次第。

あと、れにちゃん(紫)が「かまってちゃんではみさこさん推し」と言って
ブログに2ショット載せてますが、他の3人は安易に推すと危険だからなあ。

他は、滑る床でいつも通りに暴れた結果、の子が面白いくらいきれいに転倒したり、
清水みっちゃんが一発目に「日本人なら誰でも知っている名曲を」という前振りと
共に「ぽぽぽぽーん」の歌を歌い出して観衆のハートをキャッチしまくったり、
楽器がワイヤードだったせいか、9mmの滝くんの面方向の自由度があまり高くなかったり、
俊美は息子引っ張り出してきてSoul Setのド名曲『イノセント・ラヴ』をかました後に
猪苗代湖ズの曲を演奏したり、いろいろ素敵だったわけですが、問題は斉藤和義。

「あの曲」を期待している場の空気を察してか「今日はやらないから」と最初に釘を
刺したものの、アグレッシブな曲を中心に並べてきて明らかに通常と異なるモード。
ところどころ「東京電力」とかのフレーズも聞こえる。
そして本編ラスト、スチャダラのBOSEをゲストに呼び込んで『いたいけな秋』を
始めるんだけど、この歌詞がまるで元曲と違う。
巨匠の死亡年齢を並べるくだりは、放射性物質の名前とその半減期の値に変えられている。
そこに明確な形で何かを否定したり行動を促すようなメッセージは何も無いのだけど、
苛立ちだけは、BOSEのフロウという歌以上に直接的な形ですごい勢いで伝わってくる。
結果として「あの曲」よりも格段にヤバいことになったところで本編終了。

で、アンコールですいっと出てくると、「さっきのはもうなしね」と言わんばかりに
実にあっけらかんと『歩いて帰ろう』を演奏して終了。
多分「あの曲」をアップした時点で、ここまでの流れを全部イメージしてたんだろうな。
100%肯定するものではないけれど、でも表現者としての凄みは痛いほど感じた。

つうかネット上の、彼の行動を100%受け入れて賛同するか全く評価せず全否定するのみか、
という議論は、本当に見ていて不毛に感じられる。あれも彼自身もそんなに単純なもの
じゃないと思うんだけどな。

まあとにかく、時期が時期だけになかなか見られないものを見られました。
だからこういう単発のイベントライブは面白いんだよ。


■4/13

投げ込みのピザ屋のチラシ見てふと思った。
最近のピザ屋タイアップ。

ピザーラ:ポケットモンスター
ドミノピザ:ワンピース
ピザハット:SKE48


ピザハットだけ、どこを狙いたいのかよくわからない。
ピザにリアルピザを配達する気なのだろうか。

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今週のオリコンのニュースで「miwaが4万枚を売り上げアルバム初登場チャート1位」と
いうのを聞いて「あれ、ユーミンのアルバムは延期になってたんだっけ」と思ったら、
普通にリリースされてた。普通に負けて2位だった。初動3.3万枚。マジか。
以下、ここ20年の彼女のアルバムの売上。最初の数値は初週、カッコ内は累積。

2011:*33,000(*********)「Road Show」
2009:*57,000(**109,000)「そしてもう一度夢見るだろう」
2006:*63,000(**125,000)「A GIRL IN SUMMER」
2004:*55,000(**115,000)「VIVA! 6×7」
2002:*93,000(**182,000)「Wings of Winter, Shades of Summer」
2001:112,000(**220,000)「acasia」
1999:139,000(**327,000)「Frozen Roses」
1997:251,000(**495,000)「スユアの波」
1997:403,000(**789,000)「Cowgirl Dreamin'」
1995:578,000(1,334,000)「KATHMANDU」
1994:814,220(2,164,000)「THE DANCING SUN」
1993:720,000(1,378,000)「U-miz」
1992:893,000(1,463,000)「TEARS AND REASONS」


10年前くらいからだいぶ苦心していたわけですが、今回さらにガクッときた感じ。
というか、ファン層のメインは世の中に普通に出ている人たちになりますから、
震災後のいろんなしがらみの中にいて、何となく買えずにいる、みたいな感じか。
でも、こういうところで一旦縁が切れると、この先もずっと切れたまんま
だったりすることが多いので、けっこうこの後も厳しいよこれ。
実際、何かあった際に一番最初に切られるのってこういうところだもんね。

つうか、反原発の歌手・アーティストはそれは主張としてありだと思うけど、
ついでに「電気がないのであれば生活レベルを下げればいい」的なことまで
言ってる歌手・タレントはどうかと思う。
日本国民が生活レベル下げたら、不要物として真っ先に切られるのは
まず自分たちであるということ、わかって言ってるとは思えないんだ。


■4/11

昨日サボった分、本日週一分も更新。

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堂本剛のソロ公式サイトがヤバいという話がネットに出ていますが、
彼の場合、ヤバいのは今に始まった話ではなく。以前は、これは
フリーメイソンの陰謀か、みたいなデザインのときもありました。

つうか今回の楽曲、久々に前作と同様「堂本剛」名義が続きました。

<剛くんのソロ名義の変遷>
 2002-2004:堂本剛
 2006-2007:ENDLICHERI☆ENDLICHERI
 2008:244ENDLI-x
 2009:剛紫
 2009-2011:堂本剛


こっちは商売上本名で行った方がよいと思うのでキープしてください。

剛くんは前からそんななので、もうあまり気にはならないのですが、
ゆずがここ数年あたり、歌詞のスピリチュアルっぷりが甚だしく、
何とか最後の一線は踏み越えないように工夫しているような気も
しますが、それでもちょっと心配になっています。

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昨日はももいろクローバーの中野サンプラザ公演、二部制の第二部だけ観たんだけど、
第一部の概要を聞くに付け、両方とも気合いで取るべきだったと思うことしきり。

人とアイドル話をする場合、おニャン子の過去からPerfume、AKB48に至るまで、話のきっかけとして
「推しメン誰よ」という質問が必ず出てきて、そこから話を膨らませるのが常套手段なわけですが、
これまでにももクロ好きな人に会ってももクロの話をする際、推しメンの話をしたことがない。
実際自分が振られても誰が一番好きかとか考えたことがない。
いや、確かに夏菜子は可愛いと思いますが、それとこれとは話が別であり。
彼女は顔的にも声質的にも、世が世なら正統派アイドル歌手として卒業ソングとか歌ってても
いいはずなんだけど、もし本当にそれやってたら「可愛いね、ふーん」で終わってると思うし。
悪ノリに満ちた楽曲と、なのにそれを完全に乗りこなすパフォーマンスがあればいい。

俺の周りのももクロ好きな人達もそういうパフォーマー集団としてのももクロこそを
面白がっている節があるので、推しメンの話はする必要がないわけで。
さすがに中野サンプラザ前には、思い思いの推しメンのハッピを着たアイドルと
してのももクロファンも多数いたのですが、そういうのはもう彼らに任せようと。

で、今回の二部制のライブ、第一部は聞く限りではパフォーマー集団としてのももクロを
前面に押し出す構成で、第二部は観た感覚では個々のアイドルとしてのパーソナルが
比較的強調されていた感じがして。
それは結果論で、長い時間をかけて脱退するあかりと他メンバーとのメッセージ交換が
あったからこそそう感じたのかもしれないし、それ以外の曲部分がパフォーマンスと
してダメだったかと言えば決してそんなことはないんだけど。
でも、自分の属性としては第一部も観なきゃ駄目だったのではないかと。

それでも、あかりがオフマイクで最後の言葉を残して奈落へ去っていき、いい感じに会場が
センチメンタルな雰囲気になっている中突如発表された「ももいろクローバーZ」への改名。
会場中唖然。絶対にしんみりしたまんまでは帰してくれないのだな。さすがだよ。

ということで、自分史上およそ四半世紀ぶりに「アイドル」と呼ばれる存在に熱を上げて
いるわけですが、それでも自分的にはいつも通りの判断基準「過剰こそが正義」という
線上にあり、面影ラッキーホールとかJonsiを激押ししていたのと感覚としてはあまり
変わっていないつもりなので、きっと大丈夫だと思います。たぶん。
だからみんなにもライブパフォーマンスとして普通に勧めたい。フリーライブとか今後も
各地でやると思うので、暇だったら是非行って、生であの凄まじい熱量を感じてほしい。
高確率で撃たれるはずだから。

自分的には今の上がった状態をできるだけ平行に保っていくつもりでいますが、
もし万が一「メンバー全員大好きだからハッピを5着揃えました!」みたいな
報告をここでするようになったら、ご指導ご鞭撻をお願いいたします。


■4/8

正直、原発のことは何とも言えない。
例えば今動いている日本中の原発を全部止めたとして日本がこの先やって
いけるかわからないし、かといって、動いている原発にまた今回のような
オペレーション上の致命的な問題が発生しないとも限らない。
いろいろ専門的なことも含めて話は聞くけれど、そもそもそれらの話を
踏まえて自分の中で最終的な結論を下すに足る、客観的に判断する
ための物差しを自分が持っていない。
だから斉藤和義の歌は、現状では「苛立ちの共有」という側面でのみアグリー。
0か100かでの判断はしない。というか、できないよ。



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統一地方選、東京都の広報キャラはAKB48なんだけど、川崎に行ったら神奈川県の
ポスターは谷村美月であることがわかり、じゃあ他の地域はどうだろうと思って
知事選クラスの選挙がある都道県の状況ををひと通り調べてみたんだけど、
北海道が大泉洋を起用してるのと、福岡県が五月女ケイ子のイラストを
使っている以外特に何もしていなくて、実におもしろくなかった。
予算上仕方がない。鳥取県にタレント起用しろと言う方が酷。
福井県が一般人モデルのポスター作っててほっこりしたけど。

で、せっかくなんで都知事選の掲示板あちこち見た限りで、
ポスター貼ってあるっぷりのランキングを作ってみた。

<必ず貼ってある>
01.渡辺美樹(ワタミ)
01.石原慎太郎(現職)
01.東国原英夫(宮崎)
01.小池あきら(共産党)

<たまに抜けている>
05.ドクター中松(イグノーベル賞)

<時々貼ってある>
06.杉田健(電磁波)
07.マック赤坂(30度!)

<ごく稀に、または局地的に貼ってある>
08.ふるかわ圭吾(攘夷)
09.谷山ゆうじろう(素敵政見放送)
10.姫路けんじ(平和党)

<見たことがない>
11.おがみおさむ(維新の会)


とりあえず、一番貼ってあったのは秋葉原で見た9枚というのが最高。
あと、政見放送でのテンパりっぷりが素敵すぎた谷山ゆうじろうは、
都心でもまず見ないのに、何故か調布の外れにだけガンガン貼って
あるのを見た。たぶんそこらへんに住んでるんじゃなかろうか。
だから、おがみおさむもきっとどこかには貼ってあると思うんだけど。

つうか、震災対応を公約に掲げている泡沫候補は、立候補するよりも
没収される供託金分をそのまま募金した方が世のためになると思った。


■4/3

いまいち興が乗らず何かダメな感じなので、今日は週一分だけ更新して寝ますが、
でも、3月発売予定だった新譜が全部新年度にずれ込んでいる現状を見るにつけ、
こういう、あからさまに年度末の収支合わせのためだけに出す予定だった商品を、
一度出すって言っちゃった以上中止するわけにもいかず、4月になってから出す
心持ちってどんなだろうと考えて、ちょっと切なくなったりするわけです。

あと、日本レコード協会のこれが大変に面白い。
特に「音楽用CD等の再販制度の弾力運用の状況について」の項は
突っ込みどころ満載過ぎてどうしようかと思うよ。


■4/1

相変わらずエイプリルフールネタを気合入れて作るような根性はからきしないので
今日もいつも通りですが、これは本当に発売すべきだと思う。俺もちろん買うよ。

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オリコンがいろいろとここんとこの特殊な事情で面白いのでいろいろ見ています。
このまま行くとホルモンが2週連続1位というわけのわからない事態になるよ。

あと、ふと気が付いて確認してみたんだけど、ミスチルのこの間のアルバム、
スポーツ紙では「ミリオン確実」みたいな煽り記事が出ておりましたが、
現状では77万枚。まったくもって届いておらず。
桑田佳祐のソロもあれだけ宣伝して40万枚行ってませんし、結局アルバムでも
ミリオンを期待できるのは嵐とAKBだけということになってしまいました。

それとあれだ、2-3月のアイドルグループのリリースが続くという話。
3/23予定のモー娘とかSUPER☆GIRLSとかが流れてしまったのですが、
とりあえず3/16発売分までを並べてみることにする。

・スマイレージ / ショートカット
 ⇒5位(20,000枚・5種)
・YGA / 恋愛ストライカー
 ⇒10位(12,000枚・2種)
・東京女子流 / Love like candy floss
 ⇒20位(7,000枚・4種)
・Happiness / Kiss Me
 ⇒22位(6,000枚・3種)
・アイドリング!!! / やらかいはぁと
 ⇒4位(43,000枚・3種)
・ももいろクローバー / ミライボウル/Chai Maxx
 ⇒3位(25,000枚・3種)
・9nine / SHINING☆STAR
 ⇒13位(8,000枚・3種)
・Tomato n' Pine / 旅立ちトランスファー
 ⇒66位(1,000枚・2種)
・恵比寿マスカッツ / スプリングホリデー/口ゲンカしないで♪
 ⇒28位(2,000枚・3種)

後半組はリリースまでは間に合ったものの、販促イベントが
ことごとく中止になっているので、その点苦しいといえば
苦しいのですが。

まあ、およそ現状の勢いとか露出とかに忠実な結果ですが、
ももクロだけ、さしてテレビに出る機会がないはずなのに
このくらいの数字を以前からキープしているのが恐ろしい。
明らかにこの並びでは特異値。
冷やかし的にライブ見て圧倒されてそのまま転ぶ俺みたい
なのがいっぱいいる、ということなのだろうか。

ももクロは4/17のザンジバルナイトにも出演するわけですが、
またこれ、初見の人が彼女たちを見てどう思うのか。
2月の俺みたいなのが大量に発生するかと思うとワクワクする。
というか、このメンツにさらにかまってちゃんと清水ミチコが
追加になっていますから、ももクロいなくても私は面白がって
出陣するタイプのライブです。頑張ります。


■3/29

4/6発売予定だったAKB48のアルバムの延期発売日決定。6/8
5/25発売予定のニューシングルのさらにその先。
他の延期CDが2-3週間程度のリスケで済ませてる中、規模が規模だけにこの押しっぷり。
それでも、他の3月分が全部後ろに倒れたり、そもそも一部工場が機能不全に陥って
いたりしてる中、無理無理に工場のスケジュール押さえたのかと思うと泣けてくる。
でもAKBに限らず、今回各社の製造物流関連の部署は頑張ったよ。お疲れだよ。
これからは、特に上場しているエイベックスとコロムビアは
株主総会まで経理が地獄を見る番です。頑張ってください。

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マキシマムザホルモン、オリコン週間チャート初登場1位。

何かえらいことになりましたが、でも8.1万枚というけっこうな売上を見る限り、
本来23日発売だったシングルでこれに追い付けそうなのはKARAとUVERくらい。
それも、KARAの前作が初動5,5000枚、UVERはタイアップ付いたときは初動で
10万越えるときもありますが、今回のシングルはノンタイアップなので、
ホルモンも素で相当いい勝負しそうな感じではありました。
もしかしたら何もなくても1位になってたかも。
まさか、23日にCD屋行ったらKARAが売ってなかったので代わりに
ホルモン買った、みたいな人種がこの世にいるとも思えないし。
いたらぜひ話をしてみたい。でもあんまり友達にはなりたくない。


■3/27

地震の後、徐々に具合が悪くなっていたPCが遂に完全に終了してしまい、
新しいPC買ってきて、接続やらデータ移行に手間取ってしまったため、
本日、週一分のカバー曲の方はなしで。

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サザンの『TSUNAMI』とかCharaの『大きな地震が来たって』とか、
湘南乃風の『Earthquake』は当面の間この世からなかったことに
しなければいけない状況なわけですが、今年の夏はそれだけでなく
「夏だ!恋だ!ビーチだ!」系の歌も流れとして自粛されそうな
気がしています。

ので、TUBEはバンドごと商売上がったりではないかと思うわけです。
さっきフジテレビの歌番組で、とりあえず海に関係なさげな歌を
歌っていたのですが、彼らの場合これからの自分たちの心配も
しなければいけないのではないでしょうか。

あと、ふと思ったんだけど、アメリカのタイフーンのことを考えると、
「カトリーナ&ザ・ウェイブス」って、ものすごいバンド名だな。

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営業が止まっていたタワレコ仙台パルコ店が3/30から営業再開。
あと、仙台の老舗レコ屋のJ&Bは3/21から、パラダイスも4/1から再開。
こういう店が再開することが街の状況を測る物差しみたいなもんですから、
バンバン再開してほしいと思いますが、HMV仙台LOFTはまだの模様。
3/23の段階でLOFT本体の一部は再開してるようなのですが。
また、新星堂はやってるのかやってないのかわからない。

とりあえず街が落ち着いたら仙台に遊びに行こうと思います。


東京はというと、メールでさっき教えてもらったのですが、
汐留WAVEが4/28で閉店ということで張り紙されていた模様。

これで新橋・汐留界隈で営業しているCD店は、TSUTAYA除いてチェーン系全滅、
単独店舗だったらもう東京堂くらいしか残っていないんじゃないかと思う。
銀座方面まで入れても山野楽器本店以外にいくつ営業しているのか。

銀座・新橋あたりの場合、CD需要が減少していることに加え、東からの買い物客が
最近になって秋葉原にヨドバシ&タワーができたり、錦糸町や豊洲にSCができたり、
船橋の買い物環境が充実しまくったことで、「東京(銀座)でないと買えない物」
以外の需要が相当に減っていると聞きます。

わざわざCD買いに新橋・汐留・銀座。行かないよなあ。


■3/22

3月23日に予定通り発売されるCD、コロムビアがけっこう頑張って出していた。
シングルの新譜は演歌勢3名とミッツ・マングローブのデビューシングル。
頑張って出したところでどこまで需要があるのかはわからない。

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カバーアルバムは新譜紹介ページとかを見てできるだけキャッチアップするように
してるんですが、インディーズから出たりするものもあってけっこう気付かないまま
世に出ているものも多かったりします。
で、3年前に出ていたのにぜんぜん気付かなかった奴があり、先日たまたま
発見して購入してみたところ、びっくりするくらい滅茶苦茶なのがありました。

JAPUNK ROCK / ミュンヘン・ソーセージ・オールスターズ

ドイツのバンドらしいんだけど、あまりに酷すぎて困ってしまった。
YouTubeに何曲か落ちているので、みんなも聴いてみよう。
俺のこの気持ちをみんなとシェアしたいんだ。




■3/20

ここの最後の項、わざわざ書き加えたの誰だよ。

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こういう言い方すると非常に語弊があるのかもしれませんが、今週来週のオリコンチャートが
非常に興味深いわけですよ。ほとんどのCDが発売延期となってしまい、かつそれ以前に
出したCDも追加オーダーがおぼつかない状況のものも多いという状況下。
流通上の問題だけでなく、原料調達が困難になっていたりプレス工場自体が機能不全に
陥ったところもあるようで、そうなってくると、事前にどのメーカーのどのCDがどの工場に
発注していたかによって追加オーダーがどの程度世に出てくるかが変わり、その分売り上げも
変わってくるという前代未聞の状況。そもそもこの状態でまともなチャートが成立するのか
という素朴な疑問すら湧いてくるわけで。

とりあえず3/23発売予定だった新譜で現状延期を発表していないのは、
先日のまとめ等から判断する限りでは、以下の3枚だけの模様。

 ・マキシマムザホルモン / グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011-2011
 ・CLASSIC×PUNK!!!(クラシック×パンク!!!)/ DOLCE OATI(ドルチェ・オアティ)
 ・トレモロイド/空中ループ / トレモロループ

状況によってはホルモンがオリコン初登場1位とかわけのわからないことになる可能性も。
あとCDTVとかの深夜ランキング番組が再来週の放送で、こんなないない尽くしの中で
どういう煽りで番組を成立させるのかとか、いろいろ観察してみようかと思います。


■3/18

一覧まとめシリーズ、とりあえずラスト。
各メジャーレーベルの今後のリリース延期方針の一覧。
とりあえず大きいレーベルは3月分だけ出してその後様子を見て、という方針の模様。
とはいえ、ただ後ろにずらしたら元々その「後ろ」のあたりにリリース予定していた
ものとバッティングするので、ここらへんすごくハンドリング難しそうです。

中には「3/30に延期」「4/6に延期」と、具体的に決めちゃってるところもありますが、
その頃に落ち着いているのかどうか、けっこう心配ではあるのですが。
とはいえ、4/6時点で落ち着いていなかったら、今年最大の商いになるであろう
AKB48に影響が出てきてしまい、キングレコードが会社ごと傾きかねないので、
何とかなっていてほしいところですが。


■エイベックス
3/23以降3月発売分のパッケージ商品の発売を延期。
新たな発売日は各アーティストのHP等で発表とのこと。
ガルネクは再延期ということになります。フルボッコ。

 <主なタイトル>
  ・03/23 安室奈美恵 / Checkmate!(アルバム)
  ・03/23 北乃きい / 心(アルバム)
  ・03/23 相対性理論 / 正しい相対性理論(アルバム)
  ・03/23 中村一義 / 最高宝(アルバム)
  ・03/30 THE BOOM / よっちゃばれ(アルバム)
  ・03/30 Acid Black Cherry / 少女の祈り III
  ・03/30 GIRL NEXT DOOR / Silent Scream(シングル)

■SONY MUSIC ENTERTAINMENT
3/23,30に発売予定の新譜パッケージ商品の発売を当面の間延期。
メジャーなリリースが相当数あります。決算が心配です。

 <主なタイトル>
  ・03/23 サンボマスター / 究極ベスト(アルバム)
  ・03/23 チャットモンチー / YOU MORE(アルバム)
  ・03/23 電気グルーヴ / 電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Due To Contract(アルバム)
  ・03/23 FLOW / FLOW ANIME BEST(アルバム)
  ・03/30 T.M.Revolution / CLOUD NINE(アルバム)
  ・03/30 miwa / guitarissimo(アルバム)
  ・03/23 UVERworld / MONDO PIECE(シングル)
  ・03/23 SEAMO / 約束(シングル)
  ・03/23 JUJU / さよならの代わりに / 願い(シングル)
  ・03/23 中川翔子 / 桜色(シングル)
  ・03/23 YUKI / ひみつ(シングル)

■ユニバーサル・ミュージック・ジャパン
3/23,25,30発売のパッケージ新譜商品全てを発売延期決定。
新たな発売日は、災害の復旧状況を吟味のうえで決定とのこと。

 <主なタイトル>
  ・03/23 BEAST / SHOCK(シングル)
  ・03/23 KARA / ジェットコースターラブ(シングル)
  ・03/23 SDN48 / 愛、チュセヨ(シングル)
  ・03/30 吉川友 / きっかけはYOU!(シングル)
  ・03/30 Juliet / サクラブ(シングル)

■EMI MUSIC JAPAN
3/23,30発売のパッケージ新譜商品全てを発売延期決定。
ただし、邦楽商品は3/16以降発売予定ほとんどなし。
不幸中の幸い。でも吉井和哉悲惨。

 <主なタイトル>
  ・3/30 吉井和哉 / The Apples

■ポニーキャニオン
「商品の発売日及び弊社所属アーティストのイベント、ライブ等の延期、中止の可能性があります。
詳しい実施有無につきましては、各アーティストの公式HP等にて随時最新情報を発表させて
いただいておりますのでそちらをご確認下さい」とのこと。
この物言いはレコード会社として判断するのではなく、各所制作チームに最終判断を丸投げしたということ?

 ・04/06 GOING UNDER GROUND / 稲川くん(アルバム)
 ・03/30 LM.C / SUPER DUPER GALAXY(シングル)

■WARNER MUSIC JAPAN
3/23発売分については一部を除いて4/6に延期決定。3/30発売分については延期未定。

 <主なタイトル>
  ・03/23 椿屋四重奏 / BEST MATERIALS(アルバム)
  ・03/30 クラムボン / クラムボン - ワーナー・ベスト(アルバム)

■TOY'S FACTORY
3/23,3/30,4/6に発売を予定していた商品、デジタル商品の発売を延期。
新たな発売日は改めて発表。

 <主なタイトル>
  ・03/23 さくら学院 / さくら学院 2010年度 〜message〜(アルバム)
  ・03/23 salyu × salyu / s(o)un(d)beams(アルバム)
  ・03/30 森友嵐士 / オレのバラッド(アルバム)
  ・04/06 OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / 夢の跡(ミニアルバム)

■日本コロムビア
03/30から4/13発売分までの商品が延期の対象になっています。
現状では一番長期的ビジョンでものを考えているっぽいです。

 <主なタイトル>
  ・03/30 クラムボン / clammbon-columbia best(アルバム)
  ・04/06 MO'SOME TONEBENDER / BEST OF WORST(アルバム)

■テイチク・エンタテインメント
現状、3/23,30発売分を延期未定に。少しずつ状況を見ながら追加していく作戦です。

 <主なタイトル>
  ・03/23 怒髪天 / D-N゚18 LIVE MASTERPIECE(アルバム)
  ・03/23 腐男塾・中野腐女シスターズ / 腐レンズ(アルバム)
  ・03/23 北山たけし / 男のなみだ雨(シングル)

■アップフロントワークス
年度末に押し込んだ比較的大型のリリースが綺麗に飛びました。
ただ、イナズマイレブンのコンピ盤と高山巌のシングルは延期予定なし。
よくわからない。

 <主なリリース>
  ・03/23 ℃-ute / 超 WONDERFUL!E(アルバム)
  ・03/23 モーニング娘。 / まじですかスカ!(シングル)

■YAMAHA MUSIC ENTERTAINMENT
該当期間内の発売は3/23予定だったcapsuleのみの模様。未定延期です。
そしてトップのアナウンスは恐ろしいくらいにあっさり最低限。

■徳間ジャパン
全体的なアナウンスは実に普通です。そして4/6発売予定だった水森かおりの
シングル「庄内平野 風の中」が未定延期になっていますが、この理由が微妙。
「東北地方を舞台としている事から、今般の諸事情を考慮した上での決定」と
いうことで。確かにちょっと考えちゃうよね。

■Victor Entertainment
3/23に発売を予定していたタイトルを3/30に延期。3/30発売予定分については
まだアナウンスなし。3/30の段階で落ち着いているとは思えないのだけど。
大丈夫かいな。

■キング・レコード
「発売予定商品についても延期の可能性があります」というレベル。
3月後半の発売商品がほとんどないので、これでいいのでしょう。
ただし、4/6にキング・レコード始まって以来最大級の商いである、
AKB48のアルバム発売がセットされていますので、ここまでには
何としても何とかしなければならないのですが。

■日本クラウン
該当時期に大きな商いはなさげ。
一応この先の念のため「発売予定商品につきましても延期等の可能性がございます」の
文言は入れてます。

■FOR LIFE ENTERTAINMENT
お見舞い文のみ。何故なら3/9のGLAYで年度末商いが終了しているので。
むしろこっちが心配になってくるよフォーライフ。

■ドリーミュージック
こちらもお見舞い文のみ。この期間中にはファンモンのDVDの発売予定が
ありましたが、これについては別途アナウンス出しています。

■VAP
DVDがメインなので、延期商品にもCD作品なし。告知ページの「sympathy.html」と
いうファイル名が何となくそういうのもちょっとアレじゃないかと思った。

■GIZA STUDIO
こちらも個別告知のみで会社としてのアナウンスなし。
そして右の愛内里菜の告知リンクがものすごくイライラする仕様。何とかならないのかこれ。

■YOSHIMOTO R&C
独特の方針でできる限り通常通りのリリースを継続。
3/23,30に各1枚ずつリリースはありますが、延期のアナウンスは出ていません。
まあ、流通を圧迫するような商品ではないので、いいのかな。

■POLYSTAR
お見舞い文すらない清清しさ。3/23に1枚リリースあって、自分も買うつもりの盤なんだけど、
出るのか出ないのか不安になる。Twitter見る限り予定通り出るみたいなんだけど。
どうなの。


一通りまとめた結論としては、日本メジャーレーベル多すぎ。

追記:
AKB48、延期決定してました。このタイミングで万一のことも考えて
判断しないと製造や流通が本気でまずかった、ということなんでしょうねえ。


■3/17

この間、安否やらメッセージの状況まとめましたが、今度はそういう形以外、
何か立ち上げたり、曲や詩を書いたり、演奏をアップしたりといった
物理的なアクションを起こしている人の一覧。

つっても概ねナタリーに載ってるその手の情報をピックしただけと
いう感じになってしまったけど。
こちらでそれ以外で確認できたのは、川嶋あい、T.M.Revolution、
ヒルクライム、向井秀徳、あとMUSICAのサイトくらいですが。
向井秀徳のがすげえ。このおっさんはやっぱ別格だわ。

■amazarashi
書き下ろしの詩とイラストを公式サイトに掲載。

■あらかじめ決められた恋人たちへ
3/20、新代田FEVERでチャリティワンマンライブ実施。
入場料は投げ銭方式、OPEN17:00、START18:00。

■泉谷しげる
公式ブログで3/19 14:00からUstreamで24時間番組「ユーストリーム生ライブ配信
お前ら募金しろ!『日本をすくえ』」の実施を発表。

■おとぎ話
公式サイトで、SoundCloudに新曲『Thank You』を無料公開したことを発表。

■GACKT
緊急義援金基金"SHOW YOUR HEART"を設立。

■川嶋あい
公式ブログで路上ライブの実施を示唆。

■菅野よう子
YouTubeに新曲『きみでいて ぶじでいて』を公開。

■クハラカズユキ・大木温之・延原達治・フラワーカンパニーズ・うつみようこ
3/20に新宿RED CLOTHでチャリティ企画ライブを実施。
出演:クハラカズユキ(一日店長)/一人ピーズ(大木温之)/延原達治(THE PRIVATES)/
フラワーカンパニーズ(アコースティック)/うつみようこ

■ゴールデンボンバー
ニコニコ動画にデモ音源『らふぃおら』を公開。

■蔡忠浩(bonobos)
SoundCloudで、オリジナル曲『PRAY for』『上を向いて歩こう』のカバーの2曲を公開。

■佐野元春
公式サイトのTOPに詩を掲載しています。3/13の自身の誕生日に寄せてということですが、
内容は今回の震災を認識してのものになっています。

■スキマスイッチ
YouTubeのオーガスタ公式チャンネルに『奏(かなで)』の動画を公開。
MUSICAの"HOPE FOR TOMORROW"に提供したものと同じものです。

■suzumoku
YouTubeで新曲『僕らは人間だ』を公開。

■スフィア
3/20 13:00からUstreamで特別番組「みえる Pl@net Sphere」を配信。
配信URLは、http://www.kampsite.jp/ http://www.ustream.tv/channel/kampsite

■S.L.A.C.K.(PSG),TAMU,PUNPEE(PSG),仙人掌
YouTubeに新曲『But This Is Way』を公開。

■曽我部恵一
公式ブログで新曲『春の嵐』を無料公開。

■T.M.Revolution
現在、3/30開催に向けてチャリティイベントのコーディネート中。
また、手数料無料の募金用口座の開設に向けて調整中

■TERU(GLAY)
Twitterからのリンクで未発表弾き語り音源を公開。昨日の18時過ぎのツイート参照。
有志によってYouTubeにもアップされています(追ってTERU本人もRTしているので実質公認)。

■照井利幸(PONTIACS)
公式ブログでインスト曲2曲を公開。

■トクマルシューゴ
主宰サイトTONOFONでインスト曲『Open a Bottle』を有料配信中。100円以上の任意の金額を設定可能。

■中川敬(with 伊丹英子)
「満月の夕」のセルフカバー音源を公式サイトで公開。

■中塚武
公式サイトで新曲『信じてる』を公開。YouTubeでも聴くことができます。

■中村一義
チャリティバッジをKIKAGAKUで販売中。1個500円。支払いはクレジットまたは銀行振込。

■七尾旅人
公式ブログにメッセージとともに新曲『帰り道』を公開。

■ヒルクライム
公式サイトに、3/19 10:00から新潟市万代シティでメンバーが参加しての募金活動を実施する旨を発表。

■まつきあゆむ
公式ブログで新曲『3月11日未明』を無料公開。

■ミト(クラムボン)
YouTubeに新曲『312』の動画を公開。

■向井秀徳
公式サイトで完全てめえ仕様の節回しの『ふるさと』の弾き語りを公開。

■RADWIMPS
応援メッセージ&義捐金受付サイト"糸色 -Itoshiki-"を立ち上げ。

■若旦那(湘南乃風)、MINMI他
プロジェクト中心メンバーとして特設プロジェクトサイト"LOVE FOR NIPPON"を立ち上げ。



■OTOTOY(音楽配信サイト)
112組のアーティストが参加したチャリティオムニバスアルバム『Play for Japan』を配信開始。
全6枚、各1000円。

■MUSICA
多数のミュージシャンの演奏やメッセージ動画を集めたページ"HOPE FOR TOMORROW"を立ち上げています。


この他にも、チャリティライブを実施していたり、サイトや事務所で募金を募っていたり、
いろんな人がいろいろやっているようです。せっかくなんで参加したりするといいと思う。


■3/14

バンド・アーティストの安否情報、後編。
昨晩調子おかしくなりかかっていたPCが本日本格的にヤバくなってきたので、
ネットブックでこちょこちょやってたんだけど、SONY所属のアーティストの
サイトは特にTOPが糞重いのが多くてぜんぜん開かず、氏ねと思ったよ。


■スピッツ
公式サイト内NEWSにメンバー・事務所スタッフとも無事である旨記述あり。

■Dragon Ash
公式サイトで3/12の桐生公演、3/13の新潟公演がそれぞれ4/12,4/13に延期されることを発表。
迅速に代替日が決まったことより、メンバーが無事であることは推測できます。

■ACIDMAN
公式サイト内DIARYに全員無事である旨が記載されています。
ツアーのため福岡に移動中だったとのこと。
3/19の仙台公演は延期を決定。

■BUMP OF CHICKEN
公式サイトにメンバー全員無事である旨記述あり。

■ASIAN KUNG-FU GENERATION
公式サイト内日記にメンバー・スタッフとも都内でリハ中で無事である旨記載。
また、情報欄によるとツアーは3/18-27の4ヶ所5公演の延期を決定。

■ストレイテナー
シンペイのTwitterに「僕は無事に帰宅できています 伊藤も一緒にいます OJも家に帰りました」
「ホリエは広島 ひなっちは大阪 それぞれ無事の確認は取れております」との報告あり。

■凛として時雨
公式サイト内DIARYにメンバー、スタッフとも無事である旨記述あり。

■9mm Parabellum Bullet
公式ブログに卓郎から「9mmチームはみんな無事です」との記述あり。

■細美武士
公式サイト内BLOGにメッセージを掲載中。

■銀杏BOYZ
峯田の公式ブログに、メンバー、スタッフも無事との記述あり。
峯田は山形の実家とも電話連絡が取れたとのこと。

■サカナクション
公式ブログにメンバー全員無事との記述あり。
12日のNHK「トップランナー」放映は延期、14日のラジオ番組出演も延期または中止。

■マキシマムザホルモン
公式サイトで安城での3/12の公演中止に至る判断の詳細な説明があり、
メンバーは無事であることが推測可能。

■the pillows
公式Twitterで「こちらは皆無事です」との報告あり。
また公式サイトでは3月の下旬に予定していた東北3ヶ所のライブの中止を告知。

■GRAPEVINE
公式Twitterで、メンバーはツアーのため松山滞在中で無事であった旨を報告。

■THE BAWDIES
公式Twitterで「bawdiesチームは皆無事です!」との報告あり。
公式ブログではメンバーのメッセージを掲載。

■NICO Touches the Walls
公式サイトに3月19日のスタジオ公録の中止の記述あり。
また、光村龍哉がブログで「僕は無事です」と報告。
以上よりメンバー全員も無事と推測できます。

■Galileo Galilei
尾崎兄がTwitterでメンバーは拠点である札幌にいることに言及。

■ねごと
公式Twitterで全員無事であると報告あり。

■Plastic Tree
公式ブログにメンバー4人連名でのメッセージを掲載。無事です。
また、3/14に予定されていた赤坂でのライブは4/4に延期、
3月末までのHPのSHOPでの収益を日本赤十字に寄付することも発表。

■GACKT
公式ブログで発信中。
また、自身の呼びかけでチャリティ基金サイト「SHOW YOUR HEART」を立ち上げ。」

■ナイトメア
公式サイトで3/11に予定されていた新木場でのライブが3/31に延期されることを発表。
迅速に代替日が決まったことより、メンバーが無事であることは推測できます。
恐らくメンバーは新木場でリハ中だったでしょう。
また、Ni〜yaはGACKTの呼びかけで立ち上がった基金に賛同しています。

■the GazettE
公式サイトで3/15,16の横浜でのライブが延期される旨を発表している。
メンバーが協議に参加しているということから、無事であることが推測されます。
延期の日程決定はこれからということ。

■清春
Twitterで情報発信中。無事です。
清春黒夢SADSの各公式サイトには所属事務所代表からのメッセージあり。

■西川貴教
Twitterですごい勢いで情報発信中。
現在、3/30の開催に向けてチャリティイベントを企画中。

■小田和正
公式サイト内Message Boardにメッセージを掲載。
地震が発生したのはツアーのリハ中だったとのこと。
3/26からのツアーの開催については現在協議中とのこと。

■矢沢永吉
公式サイトにメッセージを掲載。

■泉谷しげる
公式ブログにて、相変わらずの勢いで発信中。
また、GACKTの「SHOW YOUR HEART」にも賛同。
今回もチャリティカツアゲが発動するのでしょうか。

■佐野元春
公式サイトのTOPにメッセージと詩を掲載。
3/12,13に東京で開催予定のライブは中止。

■GLAY
TERUの公式Twitterに「GLAY全員、大丈夫。」との報告あり。
彼はTwitterで積極的に情報発信、RT依頼を受けているほか、
公式サイトに災害用伝言板&災害情報リンクを設置している。

■氣志團
綾小路翔の公式Twitterに「氣志團メンバー全員の無事を確認」と報告あり。
彼は自身発生時には上海に滞在中。予定を繰り上げて13日に帰国。
RT依頼を受けたり、大事なことからくだらないことまで、
すごい勢いでツイート中。

■椎名林檎
公式サイトにメッセージが掲載されています。

■ゆず
公式サイトのTOPに2人連名のメッセージを掲載中。

■KREVA
公式サイトのTOPにメッセージを掲載中。

■EXILE
公式サイトにメンバー各々からのメッセージが掲載されています。
被害等はなさげです。

■DREAMS COME TRUE
公式ブログに2人連名でのメッセージが掲載されています。

■宇多田ヒカル
Twitterで情報発信中。英語で在日外国人向けの情報を積極的に出しています。

■浜崎あゆみ
Twitterで情報発信中。
ニュース用の別アカウントでは英語での情報も発信中。

■中島美嘉
公式サイト内BBSに無事である旨のメッセージが投稿されています。

■湘南乃風
公式サイト内ブログでメンバー4人がそれぞれ震災について言及。

■西野カナ 公式ブログで本人が発信。
3/16の名古屋でのライブは中止が決定。

■JUJU
Twitterで無事な旨発信あり。
公式サイトでは3/23に予定されていたビルボード東京でのライブは中止が決定の告知。

■AAA
公式サイト内NEWSにメンバー全員からのメッセージを掲載。
3/12に伊勢原で予定されていたライブは中止。

■加藤ミリヤ
公式ブログにて「私は大丈夫です。」との記述あり。
公式サイトでは3/13に開催予定だったイベントの中止を告知。

■AI
公式ブログにメッセージを掲載中。

■YUI
公式サイト内DIARYにメッセージを掲載。

■及川光博
公式サイトにメッセージ掲載。
3/16に予定されていた浦安でのライブは中止が決定。

■倉木麻衣
公式ブログに無事である旨の記述あり。
■w-inds. 慶太龍一涼平がそれぞれTwitterで発信中。
3/14に予定されていた10周年記念武道館公演は延期決定。これは辛い。


超メジャーな人なのに昨日今日に載っていないのは、
概ね何の発信もない人と考えてください。
いや、うっかり忘れてる人もきっといると思うけど。

メッセージを発するのは義務ではないので、それを責めるつもりはないけど、
Twitterの公式アカウントを持っていて、かつ地震の前日まで毎日のように
楽しげにツイートしていたにもかかわらず、発生以降多数のファンから
呼びかけがあるにもかかわらず押し黙ったままという人もいたりして、
それはちょっとどうかと思ったりもする。
そういう状況にきちんと自分の判断で対応できない人は、即時性のある
ツールを使うのには根本的に向いてないと思うんだけどなあ。


■3/13

石巻と気仙沼はすごく好きな町だ。
石巻は旧北上川の中洲がいい感じで、小一時間そこで日向ぼっこしたことがある。
飽きるまでぼんやりしてから、川沿いの小さな店で海鮮料理を食べたんだ。
気仙沼は、珍味がたくさん揃った魚市場を冷やかした後、南気仙沼駅の汽車を待つ間、
宮脇書店に併設された小さなカフェで休憩、すごく穏やかな時間を過ごせたんだ。
また街に他所者を迎えてくれるだけの余裕ができたらまた行こう。
みんなも行こう。いいところだよ。

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で、今日は週一分の更新飛ばしていろんなバンド・アーティストの安否情報を拾ってみました。
載っていないのは拾えていなかったり、そもそも安否情報を発信していなかったり。
まあ、頼りのないのはいい知らせ、ということで。
拾えるものでまだ載せられていないのはまた明日拾ってみます。
とりあえず今日はアイドル系・V系を多めに拾っています。


■Monkey Magik
メイナードからTwitterで"we are ok now...Don't worry."との発信あり。

■GReeeeN
HIDEのブログに「我々は無事に、怪我もなくおります。」との記述あり。
その後、地元ならではの情報発信を行っています。

■Hi-Fi Camp
公式ブログに「Hi-Fi CAMP全員怪我無く無事です!!」との記述あり。

■Mr.Children
3/12、13の大阪城ホールでのライブ予定が中止に。
公式サイトに発表はないが、メンバーの安否に問題はなさげ。

■小林武史
公式ブログにて、震災時にはFM802にいたことを報告。

■GAKU-MC
公式ブログにて無事であること、12日に予定されていた三宿WEBでのライブ中止を告知。

■ナオト・インティライミ
公式ブログにて無事であることを報告。「山篭り中」?だったとか。

■lego big morl
公式ブログツイッターにて震災への言及あり。メンバーは大丈夫そう。

■My Little Lover、レミオロメン、Salyu、ケン・マスイ
以上、他の烏龍舎所属アーティストも烏龍舎公式Twitterより「全員無事」の旨発信あり。

■斉藤和義
公式サイトにてスタジオ作業中で無事との報告あり。

■サザンオールスターズ
公式サイトで全員無事な旨報告あり。

■ポルノグラフィティ
公式サイトのInformationにて「全員ケガなどもなく、無事です」との旨報告あり。

■WEAVER
スタッフの公式Twitterで3人とも無事、自宅待機中との報告あり。

■CASCADE
公式サイトにて3人とも無事である旨の報告あり。
3/13に予定していたイベントの中止についてはメンバー3人各々から謝罪コメントあり。

■Skoop On Somebody
公演のため、カナダ滞在中で無事な旨、公式サイトで報告あり。

■高橋優
スタッフのTwitterより無事である旨報告あり。

■BEGIN
公式サイトにて全員無事である旨の報告あり。

■flumpool
公式サイト内ブログにて、全員無事である旨報告あり。

■FLOW
公式サイト内ブログにて、全員無事である旨報告あり。

■MONOBRIGHT
公式Twitterでファンのリプライの形で全員の無事を報告。
公式サイト内NEWSにて、お見舞いのメッセージを掲載中。

■ONE OK ROCK
公式サイトにて全員無事である旨の報告あり。

■いきものがかり
水野良樹のTwitterで3人とも無事である旨報告あり。

■UVERworld
スタッフのTwitterで「こちら、みな大丈夫です」との発信あり。

■くるり
3/12に京都・磔磔でライブ実施。
公式BBSによるとアコースティックセットに変更したとのこと。

■FUNKY MONKEY BABYS
公式ブログで3人とも無事であることを報告。
東北新幹線乗車中に被災し、11時間車内に缶詰めだった模様。

■Base Ball Bear
小出祐介のTwitterに「無事メンバー全員帰宅出来ました」との報告。
ツアーのリハ中に地震があったとのこと。

■チャットモンチー
福岡章子高橋久美子はTwitterで所在確認依頼をすごい勢いで拡散中。
そのさなかの2人の会話で橋本も無事であることが確認できる。

■PUFFY
公式Twitterで2人とも無事であることを報告。

■SCANDAL
公式ブログにてメンバー全員無事である旨の記述あり。

■AKB48
公式サイトでの一括しての安否情報はなし。劇場は3/15まで休館決定。
前田敦子公式ブログで「メンバー・スタッフとも無事」の旨報告あり。

■SKE48
全員無事であることを公式サイトで報告。3/12,13の握手会等のイベントは中止。
公式サイトでのきめ細かな発信や配慮が好感度高い。

■Perfume
全員無事であることを公式サイトで報告。

■ももいろクローバー
スタッフのTwitterでメンバー・スタッフとも無事である旨報告。
公式ブログはサーバが仙台にあったため現在閲覧不能。
3/12,13に予定されていたイベントは中止。

■9nine
公式サイト、公式Twitterでは3/12,13に予定されていたシングル発売
記念イベントの中止は告知されていますが、メンバーの安否情報は、
メンバー個人Twitter含めて発信がなく、ファンクラブサイトでは
ファンからその点に突っ込みが入っています。

■モーニング娘。
道重さゆみの公式ブログにて全員無事である旨報告あり。リハーサル中だった模様。

■℃-ute
公式ブログで全員無事との報告あり。

■berryz工房
公式サイトに3/12に予定されていた仙台でのライブ中止の
連絡があったものの、メンバーの安否情報はなし。
Twitterで「全員無事」とのツイートがあったものの、それを発信した
アカウントは公式のものでないという情報もあり、現在も情報錯綜中。
12日のライブは2回まわしのため、前日入りの可能性が高く、要確認。

■スマイレージ
当日はオフだった模様。メンバー各々が個人公式ブログから無事を報告。
和田彩花 前田憂佳 福田花音 小川紗季

■真野恵里菜
公式ブログで無事であることを報告。

■アイドリング!!!
「イマつぶ」でメンバー各々が無事を報告。
3/12,13に予定されていたメンバー個別握手会は中止。

■東京女子流
公式Twitterでメンバーが無事であることを報告。
USTREAM配信中に地震があったということ。
12日に予定されていたイベント等も中止の旨告知あり。
この公式Twitterアカウントは恐ろしくマメです。

■SUPER☆GiRLS
公式Twitterでメンバーが無事であることを報告。
神奈川県内で撮影中に震災があり、近所のイトーヨーカドーに避難したとのこと。
3/12のコンサートも中止に。

■ぱすぽ☆
スタッフのTwitterで全員無事であることを確認。
こういうときでも「クルー」という呼称を忘れないところが素敵。
3/12にららぽーと柏の葉で開催予定だったイベントは中止。

■Tomato n' Pine
公式Twitterで3人とも無事であることを報告。
3/12,13に予定していたメジャーデビュー曲発売イベントは中止。

■さくら学院
公式サイトにて全員無事である旨報告あり。
現在、メンバーの手書きメッセージを逐次掲載中の模様。

■X JAPAN
LUNA SEAの公式TwitterでSUGIZOが「全員無事」と報告。

■JanneDaArc
Kiyoのブログにて全員無事との報告あり。

■SOPHIA
都啓一のTwitterにて「SOPHIAメンバー全員無事確認しました!」との報告あり。
その後彼はものすごい勢いで情報を発信。

■BUCK-TICK
今井寿のブログで震災についての記述あり。明確な記述はないですが、メンバーは大丈夫そう。
3/12,13の大阪でのライブは延期。

■BREAKERZ
スタッフのブログで全員無事との記述あり。

■PENICILLIN
千聖のブログで全員無事の旨、記述あり。

■雅-MIYAVI-
Twitterで無事を報告。すごい勢いで情報発信中。

■LUNA SEA
公式TwitterでSUGIZOが「全員無事」との報告。
またTwitterでは、3/13の日本武道館での河村隆一ソロ公演の5/3への延期決定も告知。

■シド
明希のブログに「シドのメンバーは何の心配もいりません。大丈夫です。」との記述あり。
ゆうやのブログから、メンバーは地震発生時羽田空港にいた模様。
公式サイトには札幌でのライブ延期の告知。

■ムック
公式ブログで全員無事である旨を報告。
メンバーのYUKKEはTwitterですごい勢いで情報発信。

■ギルガメッシュ
ヨーロッパツアー中のため地震の被害はなし。
メンバーの左迅が公式ブログでメッセージを発信。

■Alice Nine
スタッフのTwitterで全員無事との報告あり。
また、ヒロト沙我はブログでメッセージを発信。

■Kra
メンバーの景夕結良靖乃がそれぞれ個々人のブログで発信あり。

■SuG
スタッフブログでチーム全員無事との報告あり。
3/13-14にかけてのイベントは中止に。

■ViViD
シンのブログでメンバー全員無事である旨報告あり。
公式サイトでは3/14の横浜でのライブは延期決定の報告。

■MERRY
結生のTwitterにて全員無事とのコメントあり。

■12012
バンドの公式Twitterで全員無事である旨の発信あり。

■LM.C
バンドの公式Twitterで「All of us are safe.」の発信あり。

■Versailles
MASASHIの公式ブログで「メンバーもみんな大丈夫ですよ。」との報告あり。

■陰陽座
瞬火の公式ブログで全員無事である旨の報告あり。


とりあえず今日はここまで。


■3/10

GIRL NEXT DOOR 作品タイトル及び発売日変更のお知らせ

>>3月16日に発売を予定しておりましたGIRL NEXT DOORのシングル「Twitter 〜silent scream〜」ですが、
>>作品タイトル名について、ソーシャル・ネットワーキング・サービスTwitterとの混同を避けるため、
>>作品タイトル及び発売日を変更いたします。


混同も何も、歌詞がハナから完全にそれを意識してたじゃないか。
何を言ってるんだお前は。
それに、純粋に「混同を避けるため」みたいな緩い理由だけで、発売まで1週間切って
印刷からプレスからおよそ済んでいるものを破棄してまで変更することは現実問題と
して考えられない。

ネットのあちこちで起きた「これは酷い」的突っ込みについては、そういうネガティブ
なのも含めて、どんな形であっても口コミに乗れば認知は上がるぜ的な効果を狙って
いたと考えた方が自然なので、それが要因ということもないでしょう。

とすると、ディレクターあたりが「"Twitter"はそもそもが一般動詞なんだから
普通に使っても全然OK!」的アバウトな判断のみでGOを出したはいいものの、
案の定エイベックスの政治力では如何ともし難いアメリカ本社あたりから
本家Twitterのガイドラインに照らした形でそれなりの突っ込みが入った、
と考えるのが自然かと思うのですが、どうでしょう。

つうか、Twitterの公式ガイドライン読んでみたらこれ、
「注意:基本的に商品への弊社商標の表記は認めていません。」
面白いくらいダメです。ものすごく論外です。

これで変更や告知にかかる追加コストだけでなく、年度末の決算の
辻褄合わせの段取りが素敵に狂ったはずなので、たぶん制作だけで
なく経理部も現在大変に愉快な状況になっているかと思います。
頑張れエイベックス。

まあ正味のところ、若者のくせに広瀬香美未満のヒネりのなさで
何とかしようと考えること自体が、そもそもダメだと思うよ。


追記。
上の文章、夜の21時過ぎに書いたんだけど、Twitterの商標利用のガイドラインの
ページにリンク張ろうとして今さっき見てみたら、書いたときには生きていた
ページが撤収してた。
ヘルプ全体すっ飛んでるみたいなんだけど、この件は関係しているのだろうか。


■3/8

IMALUの最近の露出は初出演映画「ランウェイ☆ビート」のプロモーションでは、
というご意見を複数の方よりいただきました。ありがとうございます。それだ。
ということは、「歌は一応ベストテン入り⇒初出演映画は一応主演」だった
SAYAKAを更にスケールダウンした形でトレースしている感じですね。
この流れで行けば、近々でローマ字芸名を本名に戻します。

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栗山千明のアルバムの参加メンツがすげえ。

1.「ルーレットでくちづけを」 Produced by 9mm Parabellum Bullet
作詞:菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)
作曲:滝 善充(9mm Parabellum Bullet)
編曲:9mm Parabellum Bullet

2.「コールドフィンガーガール」 Produced by 浅井健一
作詞・作曲:浅井健一 
編曲:PONTIACS

3.「おいしい季節」 Produced by 椎名林檎
作詞・作曲・編曲:椎名林檎

4.「ミライノ・ヒカリ」
作詞・作曲:氏原ワタル(DOES)

5.「決定的三分間」 Produced by 椎名林檎
作詞・作曲・編曲:椎名林檎

6.「口にしたLOVE」 Produced by Chris Cester & Mark Wilson
作詞:いしわたり淳治 
作曲・編曲:Chris Cester & Mark Wilson

7.「深海」 Produced by 星野英彦(BUCK-TICK)
作詞:櫻井敦司(BUCK-TICK) 
作曲・編曲:星野英彦(BUCK-TICK)

8.「可能性ガール」 Produced by 布袋寅泰
作詞:いしわたり淳治 
作曲・編曲:布袋寅泰

9.「五穀豊穣ROCK」 Produced by 佐藤タイジ(Theatre Brook)
作詞・作曲・編曲:佐藤タイジ(Theatre Brook)

10.「Ladies&Gentlemen」Produced by Stephan Jenkins(Third Eye Blind)
作詞:いしわたり淳治 
作曲・編曲:Stephan Jenkins & Kryz Reid(Third Eye Blind)

11.「New Moon Day」 Produced by ヒダカトオル
作詞・作曲・編曲:ヒダカトオル

これつまり、小泉今日子の"BEAT POP"とか内田有紀の"愛のバカ"で
使用された企画のフォーマットが久々に復活したということで。
いつの時代もこういうこと企画する人はいるわけですよ。

"愛のバカ"は、傑作とまでは言えないまでもなかなかの良作だと思うし、
ブックオフでは概ね105円なので、もし見つけたら買えばいいと思うよ。
俺は発売当時、定価で買ったけどな。
定価で買ったCDが105円コーナーにあると何となく悲しいものです。
こういう音楽の聴き方してると、どうしても猛烈に105円率が
高くなるので辛いです。


■3/6

GO!FES、去年的なメンツ中心の1日目から先に完売です。
こうなると逆に去年あそこまで叩かれていたのは何だったって話ですが。
今年も行ってまいりますが、去年のようなゆとりに満ちた和やかな
ご飯タイムは迎えられないかと思うと少し悲しい。

---

何かまた最近テレビにIMALUがよく出ているような気がするのですが、
今回は何きっかけの出演なのかがよくわからない。
昨年3枚CDでシングル出して悲惨なことになり、その後2曲配信限定で
出しているんですが、それも7月でふっつりと途絶えているため、
別に何かリリースがあるわけでもなく。
忘れられないようにするためでしょうか。

あとICONIQはどうしたのかと思い出し、情報を探ってみたのですが、
去年9月に化粧品のCMソング収録のミニアルバムをようよう1万枚
売って以降リリースは一切なし。
公式サイトに新曲の一部が1月からアップされていますが、
現状でリリースされる予定もなく、何ともシオシオです。

GIRL NEXT DOORは3月にシングル出しますがタイトルが"Twitter"。
何かおもねる方向を大幅に間違えているような気がするのですが、
去年初頭、リリースの薄い時期を狙って出して一応チャート1位に
なったアルバム以降、シングルは概ね12000枚程度の商いとなり、
この先もあまり期待できそうになく、溺れる者は藁をも掴む的な。
ものすごく本当に「藁」っぽいですけど。

あとエイベックスでは北乃きいもヤバい。
デビュー曲が地味ながらも長く売れ、合計で36000枚を売り上げた
ものの、8月、2枚目のシングルの予約イベント開催直前という
素敵なタイミングで「フライデー」に撮られた結果、その効果が
面白いくらいに出た結果、売上は半分以下に。
3/2にそろそろほとぼりがさめたと判断したか、3枚目をリリース
してきましたが、デイリー初登場9位、それ以降ずるずると下降、
土曜のチャートでは27位。多分1万枚難しいので、2枚目並みか
それ以下の売上になることがほぼ確定。

エイベックスがエイベックス商法フォーマットで売り出した人で、
倖田姉以降一番形になったのは結局のところAAAだったという、
何とも言えない状況。

というか、宇野ちゃんはavex audition 2002で合格したまま
3年寝かされてようやくAAAでデビューできた人なのですが、
そのオーディションで合格したメンバーでいち早くデビュー
できたのはSweetSの5人であったわけで、今となってはむしろ
ラッキーだったとしか。

倖田來未もavex dream 2000の準グランプリで、準じゃない
グランプリの3人はdreamとしてデビューしたはいいものの、
あんなことになってしまったわけですから、世の中って
本当に難しいってことで。
で、平家みちよは今何してるんだ。


■3/3

桑田の新譜、結局週間の初動は27万枚強。
累積で50万枚行かないペース。
アルバムの年間チャートも4月のAKBが取ったりするんだろうか。
それはちょっと面白くないので、みんな頑張ってほしい。

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セブン&アイ、タワーレコードの筆頭株主に

HMVを子会社化したローソンとの流通代理戦争のような感じにも見えますが、
タワレコの方が店舗運営に対して希望を持っているように見えるのに対し、
HMVはその店舗網ではなく、通販の方だけにしか期待をされておらず、
渋谷店復活の話も、単にブランド維持のためのフラッグシップ的存在が
必要というだけの話だろうし、各々の捉え方は微妙に違うようなので、
今後の戦略は単純比較はできんだろうと思ってますが。

つうか年度末を前にしてHMV、更に2店舗閉店決定。

3/21 HMVくずはモール
3/27 HMVモザイクモール港北


また、東名阪それぞれでもいろいろ動きがありまして。

■東京
池袋店が旧クラシック売場に全ジャンル押し込む形で2/8にリニューアル。
元のスペースの1/4程度という、新宿ルミネエスト並みの大縮小です。
これでHMV、「大規模店」「旗艦店」と呼べる店舗がなくなりました。

■名古屋
栄のNOVAの3・4階にファッションセンターしまむらが6月出店
いう報道が出ていたのですが、今そこに入っているのはHMV栄。
今のところ正式な発表がないので移転なのか完全撤収なのか、
はっきりとしたことはわからない状況ではあるのですが、
今のままではないことがほぼ確定です。

■大阪
大阪市内に唯一残っている店舗が近鉄阿倍野橋駅近くのあべのHOOP店。
近隣には新星堂くらいしかなく、安泰かと思いきや、駅の東地区で
再開発が行われた結果誕生する超大規模ショッピングモールに
タワレコが入るのではないか、という情報があちこちから。
少なくともタワレコが阿倍野地区のバイト募集をかけていたので、
この地区に出店することは間違いなく。やばい。風前の灯。

でも通販の方も「ポイント10倍」とか言っても、数年前にポイント制度を
改悪した結果、基礎ポイントがそれ以前の1/5になっているのであんまり
嬉しくないというか、タワーが時々やるポイント3倍の方がいいわけで。
急いでブランディングを再度固めていかないと本気でヤバいよHMV。


■2/27

大島優子は10年後、テレ東の温泉番組に出ていそうなタイプ。

---

今回の桑田佳祐のソロアルバムのプロモーションがものすごい。
さすがにこのご時世なので、TVスポットこそあまり見ませんが、
紅白がある意味すごいプロモーションになっていたわけですし、
シングルにこそならなくてもCM等での収録曲の露出も大量、
雑誌やテレビもPRという形ではなく、特集組んでみたりやら
何やらで総量としてのボリュームがとんでもないことに
なっています。

とはいえ、これまで桑田のソロはサザンに比べると
一回りセールスが低かったわけで。

○サザン
'90 Southern All Stars:1,185,000
'92 世に万葉の花が咲くなり:1,791,000
'96 Young Love:2,494,000
'98 さくら:968,000
'05 Killer Street:1,130,000

○桑田ソロ
'88 Keisuke Kuwata:651,000
'94 孤独の太陽:968,000
'02 ROCK AND ROLL HERO:639,000

サザン亡き今、意地でもソロをサザンの代替になるレベルまで
持っていかねば、というスタッフの気迫が感じられます。
ぶっちゃけビクター今ちょっとヤバいしね。

で、現状。
CDが売れなくなった昨今とはいえ、デイリー初動で10万枚ちょい、
どうも今のままだと週間初動で30万枚までいかないペースで、
これはちょっといけない感じです。
どうするんだろうかとは思いますが、でもポップスの市場で、
50代半ばの人に社運を賭けねばならない状況というのも、
それはもう末期的症状と言ってもいいくらいで。
ちょっと無理なんじゃないか。

つうか、別に歌詞と写真以外変わった内容があるわけでもないのに
ブックレット水増しして厚くした程度で1枚もののCDの定価が
3,300円とか、微妙にセコい真似はしない方がいいと思う。
CD屋で値段見て、「あれ?もう1種限定盤出てたっけ?」って思ったもの。
これはちょっと酷いよ。


■2/26

昨夜は渋谷AXでももクロ×かまってちゃんのライブ。
こういう食い合せの悪いジョイントは大好物なのですが
今回、ももクロに完全にやられてしまいました。
ひとことで言えば「衝撃」。

1曲目「Chai Maxx」。最初のポージングが逆光の中シルエットで浮かび上がる。
もうその時点で絵面として反則。
振付も歌詞も元ネタがドリフという、およそアイドルにあるまじき楽曲なのですが、
それが一度ステージに乗ってしまうとそのすべてがプラスに作用するという
恐ろしい現象を目の当たりにするわけですよ。何なんだこいつらは。

2曲目「ココ★ナツ」。この曲はサビが狂っている。
「盛り上がる」という目的一点に絞り込んだ結果、サビの歌詞は極限までミニマム化され
大変に酷いことになり、それに伴う振付も、冷静に観察したら馬鹿にしか見えない。
でも、あの空気の中で見てしまうと狙い通りにとてつもなくアガるんだよ。
ものすごい勢いで。

もうこの時点で明らかにとんでもないものを観ていることに気付く。
これは俺がこれまでに見たことのない種類の何かだ。
可愛い女の子はそれ以上可愛く見せようとしなくても十分に可愛いわけで、
だったら意識的に可愛く見せようとしていた分の個々人のリソースを別の
ところに回そうという発想で、更にそれをひとつのベクトルに集中させて
突き詰めたらこんな大変なことになった。そんな感じだろうか。

すさまじい運動量のまま、前半MC一切入れずに7曲30分ノンストップという
とんでもない構成だったため、6曲目・7曲目でMCに入らずに曲開始の
スタンバイに入った時には会場中から驚きのざわめきが上がる。
彼女たちも肩で息をしている。それでも次の瞬間曲が始まり、彼女たちがぱっと
踊り始めた時のその場の空気。あの瞬間、彼女たちは完全に会場中を従えていた。
あんな空気、バンドのライブでも滅多に感じられないよ。
ライブ終了後、ファンの子達の会話を横で聞いてたんですが、7曲目の時点で
「むしろこっちの方が緩んでしまった」みたいなことを言っていた。
ももクロ完全勝利。完全制圧。

最後の「走れ!」ではもう何かこみ上げてきて泣きそうになる。
いい曲だけど、楽曲単体で即涙腺に来るようなものではないのに。
自分のこれまでの経験で言えば、野田秀樹の夢の遊民社の「半神」を見ていて、
台詞の意味が難解すぎて全く何を言ってるのかわからないのにもかかわらず、
クライマックスシーンで涙が溢れて止まらなかった、あのときに近い。
メッセージとかイデオロギーとか、「意味」の一切関係ないところでの完全に
ピュアなエネルギーの放出。それに巻き込まれ、心を打たれたとしか思えない。


アイドルのライブは「祝祭の空間」であると誰かが言っていた。
彼女たち自身もMCでこれは「お祭り」であると言っていた。
まさにそういうことで。
日本のお祭りもいろいろあって、のんびりと楽しく踊ったりするものもあれば、
なかば人生かけてテンション上げて山車に特攻するような祭りもあるわけで。
ももクロのこれは、むしろ後者のお祭りに近い。
彼女たちは言ってみれば、その特攻祭りを司るシャーマン的な存在であり、
自ら「入って」いって、全身全霊で祭事にあたらない限り場は成り立たない。
だからこそあんな磁場が生まれ、我々はそこに思う存分乗っかれる。
そして、本気で「入れ」なくなってしまった早見あかりは、周囲の思いに
関わらず、その時点であの場から去らざるを得ないのだ、ということが
ようやく感覚で理解できた。

とりあえず、何かいろいろと謝ります。ごめん。
ももクロ、めちゃくちゃすごいです。
非常ににわかで申し訳ないのですが、4/10の中野サンプラザの先行、
申し込みを突っ込まさせていただきました。


かまってちゃんは見慣れてしまうと、いつも通りのライブ。
いつも通りマイペースすぎるの子と、時折の子以上に凶悪になるMONOと、
あまり喋らないけど口を開くと意外に重要な突っ込みだったりするちばぎんと、
一生懸命MCに参加しようと口を挟むんだけど、だいたいの場合最後まで
喋らせてもらえないみさこ。
一点大きな違いがあるとすれば、ももクロの「かなこおー」のコールの
イントネーションで「のこおー」のコールが起きていたことくらいか。
非常に機嫌もよさげで、彼らにしてはつつがなく終了したライブですが、
それでもアンコールラスト「夕方のピアノ」の「死ねよ佐藤」の合唱で
大盛り上がりという絵は、やっぱり狂気以外の何者でもない。

「Chai Maxx」Music Video (web ver.)

「ココ☆ナツ」@Tokyo Idol Festival 2010

「走れ!」@Tokyo Idol Festival 2010




■2/23

アゲハスプリングスのことを調べる流れで蔦谷好位置のWikipedia見てみたら、
彼が中村達也と2人でユニットを組んでいることを知って仰天する。
そうか、そっちとも交流があるんだ。
蔦谷好位置は西野カナに楽曲提供しているGIORGIO 13ともユニット組んでるし、
関ジャニや綾瀬はるか等にも楽曲提供してるから、つまりここを経由すれば、
ベタベタのテレビタレントや泣け歌歌手からFRICTIONのRECKやジョン・ゾーン、
そこを更に経由すれば灰野敬二とかメルツバウとかJOJO広重あたりまでもが
一本のラインで結ばれることになる。

友達の友達をたどっていくと6人目くらいまでには世界中の誰とでもつながる、
という説が以前ありましたが、音楽業界も例外ではないと深く思った次第。
せっかくだからRECKに西野カナの曲を書いてほしい。世の中微妙に変わるぞ。

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紅白効果による確変がほぼ完全に収束したようなのでまとめ。
昨年の確変狙い出場者は以前に言ったとおり、植村花菜と
クミコだったわけですが。
以下、歌唱曲シングルと収録アルバムの最新の売上枚数。

植村花菜
 ・トイレの神様:117,000枚
 ・わたしのかけらたち:116,000枚
 ・花菜 -My Favorite Things-:22,000枚

クミコ
 ・INORI〜祈り〜:12,000枚
 ・ニューベスト INORI〜祈り〜:1,500枚

植村花菜の「トイレの神様」は年末の段階で41,000枚程度でしたから、
紅白後の上乗せは7万枚強。週間チャート2週連続1位を取りましたが、
その時の売上は2週分足しても3万枚強しかなく、オリコン史上で
最も売上の低い1位の記録をワンツーで大幅に更新。

恐らく、半年以上に及んだ壮大なプロモーションの結果としては、
失敗の方に分類した方がよさげな感じではないでしょうか。
キングの担当チームは、隣のAKB担当が大盛り上がりしている中、
大変恐縮ではありますが、きちんと総括をしていただいた上で、
その反省を明日につなげていっていただければと存じます。

しかし、クミコの方は更にどうしようもない。
シングルの紅白後の上乗せは7,000枚程度で終了。
全くと言っていいほど世の中は動きませんでした。
人気上昇を当て込んだっぽい、1/26に発売したベスト盤に至っては
約1,500枚しか売れていないという、壊滅的な状況となっています。
つうか、平和とか反戦とかいう綺麗なお題目だけで、キャッチーさや
わかりやすいフレーズのない楽曲が普段CD買わない層にまで届くと
思っていた方が悪いので、これは自己責任です。エイベックス。

でも正直なところ、紅白後のプロモーションも、植村花菜に
比べると随分と控えめだった印象がありますので、担当は
ハナから無理めなことを理解していたのかもしれません。

結局、去年の紅白でいちばん得をしたのは、いきものがかりと
AKB48だったという結論になるのでしょうか。さもありなん。


■2/21

昨晩は飲んで帰って速攻寝た。
本日全部更新しております。

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ソニー、YUIのプロモーション上の成功は、高橋瞳での
失敗事例の上に成立しているのかもしれない。

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2/9ってそういえばアイドル勢がこぞってシングルを出す、
ある意味現状での人気ランキングが見える週だったんだ。
結果。

・スマイレージ / ショートカット
 ⇒5位(20,000枚・5種)
・YGA / 恋愛ストライカー
 ⇒10位(12,000枚・2種)
・東京女子流 / Love like candy floss
 ⇒20位(7,000枚・4種)
・Happiness / Kiss Me
 ⇒22位(6,000枚・3種)

YGAのベストテン入りにはたまげた。とはいえ、要するにAKB48の卑劣商法を
遥かに越えるこの地獄キャンペーンによるものと容易に想像できるわけですが。


3月は期末で各社必死モードですので、手っ取り早く現金収入が
期待できるアイドルグループ勢は概ねこの時期には出動。

03月09日:ももクロ、トマパイ、9nine
03月16日:アイドリング!!!、恵比寿マスカッツ
03月23日:さくら学院、SUPER☆GiRLS、モーニング娘

ただ、YGAのような状況もあり、枚数だけで人気度は測れないわけで。
どれだけ強烈なキャンペーンやっているのかもきちんと確認した上で、
どのグループがどの程度売れているのかの推測を行う必要があります。
本当にここらへんのグループは、ユニークユーザー数割り出して、
正確な順序を付けたくて仕方ないんだけど。


■2/17

ももクロの新曲「ミライボウル」が、なかば強制的にアゲさせられる
滅茶苦茶な構成の曲で痺れる。来週これを生で観るのか。恐ろしい。
スタッフ、楽曲に関しては一貫してしっかりしてるんだけどなあ。



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Twitterで教えてもらったのですが、今年はWAVEがヤバいっぽい。
この2月に、一気に7店舗閉店。全28店舗のうち7つだからデカいよ。

2/10 WAVE大宮宮原ステラタウン店(ステラタウン 1階)
2/13 WAVE三郷店(イトーヨーカドー三郷店 2階)
2/20 WAVEイオン大日店(イオン大日ショッピングセンター 3階)
2/25 WAVE沼津店(沼津駅ビルアントレ 2階)
2/28 WAVE船橋店(西武百貨店船橋店 8階)
2/28 WAVE東戸塚店(オーロラシティオーロラモールアネックス館 6階)
2/28 WAVE松本店(松本パルコ 5階)

独特の品揃えで異彩を放った頃は遠い昔、ショッピングセンター内に
ひっそりと街のレコード屋的に佇むごく普通のCD店になって早幾年、
ついに年貢の納め時が近づいてきたのか。

というか、尖っていた頃のWAVEをよく知る身としては、地方のSCに
入っているWAVEのあまりにも普通のCDショップ然とした佇まいを
見ると、とてつもなくやるせない気持ちになります。

各店舗のページを見てみると、盛岡南店ではサブちゃんの弟子、
北山たけしが握手会やっていたりするし、秋田店の紹介文の
「キッズ・演歌・クラシックなど幅広い商品を取り揃え」あたりの
下りとか読むにつけ、90年代半ばの、生半可な気持ちで店内に
入ると刺されそうな空気すら漂っていたクアトロパルコ店の
ことを思い出して、涙がこぼれそうになるね。


■2/15

ねごとの3/2発売予定の新曲「カロン」が大変に素晴らしい。
デビューミニアルバムは非常にちんまりした出来で、秋にライブ見た時も
「1年後くらいにもう一度見てみるのもよいかも」と書いたのですが、
いきなり覚醒したかのような猛烈なスケール感です。

彼女達はGalileo Galileiと同様、高校生限定コンテスト「閃光ライオット」の
出身なのですが、この2バンド、非常に対照的な育てられ方をされています。
Galileo Galileiがライブ数はそこそこ、シングルを出し、真っ当に曲ごとに
大きめのタイアップを付けてもらってという、主にメディア牽引型で着々と
歩を進めているのに比べると、彼女達は今回のLISMOが初タイアップ、
主催ライブをひたすら繰り返し、とにかく現場の場数を踏ませるという
非常に泥臭い方針。

しかもその対バン相手も滅茶苦茶。
自分が見た秋のも、キノコホテル、東京カランコロン、竹内電気、おとぎ話という、
どうかしてる組み合わせだったのですが、今回のレコ発全国ツアーは会場ごとに
異なるバンドと以下のような感じで対バン。

札幌:シュリスペイロフ
東京:栗コーダーカルテット
名古屋:mudy on the 昨晩
大阪:Qomolangma Tomato
福岡:rega

もうバンドの熱量も方向性もてんでバラバラ。これは酷い。
2/18の渋谷のイベントは、DE DE MOUSEとUNCHAINという、
これもまた上記とはてんで違う方向性で。

過去には、神聖かまってちゃん、モーモールルギャバン、SISTER JET、
OKAMOTO'S、黒猫チェルシー、plenty、赤犬とかともやっている。
これでどうなるもんかと思っていたら、それなりに結果を出してきた。
これは素直に凄いと思う。

Galileo Galileiは、フロントの尾崎兄が非常に頑固な気質そうなこともあり、
今の音のまま少しずつ質を上げていく方向性しか見えてこないのに比べると、
ねごとはこの後どのようにもなっていきそうな気がして、見ている分には
圧倒的にこっちの方が面白い。

「閃光ライオット」はソニーが付いているので、リリースは系列のレーベル
からということになるのですが、Galileo GalileiはSONY、ねごとはKi/oonと
所属が異なっています。
この2レーベル、昨年12月のV系バンドドーム対決ではKi/oonのシドが圧勝、
SONYのthe GazettEが惨敗という結果に終わったわけですが、この2組は
これからどうなっていくのか。

どちらにしろ、こういう成長の過程でファンを少しずつ掴んでいくのが
正直なところ、真っ当だと思うんですよ。
確かにユニバーサルが選択した、既に韓国で完全に出来上がっているK-POP勢を
連れてきて、育成コスト回収のリスクを最低限に抑えた形でビジネスをするという
方針もひとつの手だとは思うんだけど、多分そういうやり方を続けようとしても、
プロモーションの手を少しでも緩めた途端に急降下みたいなことになりかねないし、
韓国の場合、現在のKARAのような別のリスクもようようにして発生するわけで。

おいしい話はなかなかないということで。地道にやろうよ。
その「地道」の部分だって見ている方にとっては十分に面白いし。




■2/13

今週のカバー曲、先週に引き続きゲーム"THE IDOLM@STER"関連のCDに
収録された楽曲をピックアップしていますが、何か選曲がすごいのよ。
先週分(2007年発売分)まではまだ普通っちゃ普通だったんだけど、
今週の2008年以降分がちょっとキてる。

発売時にはブレイクの欠片もなかったJUJUを引っ張ってきていたり、
ZABADAKの名曲を掘り起こしてきたり、ゲーム"ROOMANIA"のために
結成されたものの、そのままゲームを離れてからも独特の楽曲を
制作し続けていたユニット、セラニポージの、そのゲーム外の
楽曲を持ってきたり。
さらに一部の評価は高かったものの、結局売れないまま表舞台から
去った女性シンガーソングライターの熊谷幸子、須賀響子両名の
楽曲起用に至ってはもうどうかしてる。

こういう企画ものの場合、黙っていてもある程度の数は売れるし、
逆に何をしてもある程度以上は売れないことがわかってますから、
企画者の遊びというか自由な裁量がその分広がるわけで、そこで
こういう「隠れた名曲」を少しでも世に伝えるべく引っ張り出して
くるというのは、これは愛だなあと思います。

つうか、出てから3年経って言うのもアレですが。
でも、さっき気付いたから。

試しに見てみたところ、須賀響子の音源にすごい値段ついてました。
そろそろ、90年代に売れなかったけどいい曲出していたソロの
シンガーソングライターあたりのCD再発をお願いしたい。
いや、配信でもいいから。

---

で、土曜は生トマパイを目撃すべく、このイベントへ。
東京女子流も気になってはいたのですが、彼女たちはまだ11歳とか12歳で、
それを本気で追いかけている自分と同世代の人達をあんまり目の当たりに
したくないというか、さすがにそれをまるっと受け入れるだけの度量が
自分にはまだないため、第2部のみの参加といたしました。


■Red Pepper Girls
韓国人の双子の姉妹だそうですが。日本語は流暢で非常に親しみやすい
トークもできる。のですが、豹柄茶髪の謂わば「ビッチ」系の風体。
トマパイ目当てが大半のそれ系男子には明らかにアンマッチです。
それでもきちんとコール&レスポンスに応じる男子の優しさが心に染みる。

ダンスしたり楽器も弾いたり短い時間でいろいろとトライしていたものの、
どれもこなすのにいっぱいいっぱいという感じが嫌でも伝わってきて、
見ていて非常にハラハラする。
「韓国」というアバウトなキーワード以外に何の売りもない感じで、
一体どこに向かっているのかさっぱりわからないユニットでした。


■Chococoro
ある意味一番衝撃的だったステージ。
今回が初めてのステージということだったのですが、このご時世のアイドル
ユニットが自前でステージもこなさずにこういうFM局主催のイベントで
初舞台という時点で何かおかしいわけですが。

で、5人出てきて歌い踊るわけですが、他の4人がツインテールとかで
そこそこアイドル然とした雰囲気を醸し出している中、センターの子が
一人だけキャバ嬢的空気をまき散らしながら、圧倒的にやる気がない。
歌もソロパートないし、踊りもずば抜けてグダグダ。
センターなのに。

で、その曲が終わった後「新メンバーを紹介します!」と言うことで、
新メンバーを1名呼び込んだのですが、その途端入れ替わるように
そのセンター女子、小走りで袖に引っ込んでしまう。会場騒然。
これは何? メンバーチェンジが今眼の前で行われたということか?

謎が謎を呼ぶまま、2曲目開始。やる気のない奴がいなくなったため、
1曲目よりも複雑なフォーメーションで動く、やや派手な感じの曲。
うん、よくわかんないけどでもこっちの方がいいな、と思った瞬間、
「もう一人新メンバーを紹介します!」という呼び込みとともに
もう一人入ってきて、その分また一人袖にはける。え?

そのまま3曲目をやって、何のエクスキューズもないまま終了。
全く意味がわからない。会場中誰もわかっていない。

家に帰ってから公式HP見たら7人組ということになっていたので、
はけたメンバーが脱退したわけではない、ということがその時点で
ようやく理解できたのですが、じゃあ何で7人でやらなかったのか。
全員の練習が間に合わなかったのか、ステージの都合だったのか、
誰も何も教えてくれない。本当に、何がしたかったのだろうか。
わからない。


■Tomato n' Pine
で、目当てのトマパイですが。
ぼんやりと「Pineって略したらパイナップルじゃなくて"松"だよなあ。
『トマトと松』って、それユニット名としてはどうなんだろう」とか
考えながら待っているうちに非常にカジュアルな衣装で出てくる。
左の長女、メンバーチェンジしたのか?と思うくらいアー写と雰囲気が
違ったのですが、帰って調べたらチェンジしたわけではなさげ。
メジャーデビューにあたり、メイクの方向性を大幅に変えてきた模様。

で、歌も踊りも並の並。ただし楽曲の質だけはやはり素晴らしく。
披露されたメジャーデビュー曲も素晴らしい出来。
ラスト曲が"POP SONG 2 U"だったのですが、普通には終わらず、
合間にリミックスヴァージョンのオケを挟んでくるという展開。
あんな太いビートがアイドルイベントで鳴るの初めて聴いた。

曲もいいし可愛いし、売れるといいなあ、とは本当に思うんだけど、
小池唯の可愛さは圧倒的に女子受けしないタイプの可愛さなので、
正直なところブレイクは難しいかもしれないなあ、と思った。


■Love
EXILEの事務所のLove。
正直こういう男だらけのアイドルイベントに出てきてどうするんだろうと
思ったけれど、普通に歌がうまいのでそれだけで安心して観ていられる。
片方、ステファニーが「いつもは女の子の方が多いから、こんな男の人
だらけなのは初めて!」みたいな感じではしゃいでいる様子でしたが、
もう片方のミサキは元PARADISE GO!! GO!!だから、かつてはこの日の
ような男子だらけの野太い声援の中で活動してたわけで、これ実際
心中はどう思っていたのだろうか。

でも2人ともヴォーカルグループとしてきちんと成立するレベルの歌で、
更に特にステファニーのトーク能力が非常に高く、実にきれいに
ステージを回していく。もう少しテレビとか衆目に当たる場を
与えられればもうちょっと売れるんじゃないかと思うくらい。
全体として非常に気持ちよく観られて、ものすごく好感度上がった。


で、結局思ったのは、Perfumeの同性に受け入れられる可愛さの
女子が3人揃っている点やダンス及びトークの総合能力の高さの
アベレージがいかにハンパないかということ。
彼女たちの場合、歌を気にする必要がない分、他に注力できると
いうメリットはあるのですが、それでもあのレベルはやっぱ
すごいんだなあ、と。

あと、東京女子流のアルバムのタイトル『鼓動の秘密』って、
何かすげえな。CDは買おう。でも当面現場には行かない。


■2/10

オリコンのアルバムデイリー、Alice Nineが1位で黒夢トリビュートが2位という、
V系お祭り状態ですげえと思ったら、販売数がフラゲ日で4000枚ちょっとという、
史上稀に見る低さ。というか、以前に週間売上23000枚でVocaloidのCDが1位に
なった時のデイリー初日でも5000枚越えてましたから、このまま行くと
史上最低の週間チャートになるのではないかと。

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宝島社が最近おかしい。
以前、倖田來未のライブDVDを出版流通で出していたのが宝島社ですが、
最近のその手のラインナップがいささか妙なことになっております。

・Your Song レミオロメン 10th Anniversary Special CD BOX
・LEGEND OF ROCK SUPER BEST DVD
・レディオヘッド スペシャルライブ DVD BOX

倖田來未以前にもマドンナのライブDVDをこういう形で出していますが、
海外のこういうのって、どうやって権利取り回してるんでしょうかね。
イギリスの場合、BBCのスタジオライブが本契約してるレーベルとは
別のところからCD出たりしてるんで、そういう関係なんでしょうか。
それでもコンビニのエロ本の横にレディオヘッドが置いてあるのは、
なかなかに不思議な風景ではあります。

そして他にもこんなものが。

・あしたのジョー2 スペシャルセレクションDVD BOX どん底からの再起編
・あしたのジョー2 スペシャルセレクションDVD BOX 死闘への回帰編

実写映画はアニメで言えば「2」ではなく「1」の方のストーリーの
範囲ですからこれは便乗もいいところなんですが、きっと「1」の
方はそういうこともあり、版権を押さえられなかったんだろうな。
だからって「2」だけ出していい理由にはならないけどな。
しかも収録話がものすごく中途半端だし。

・スッキリ美顔ローラー

これを出版流通に乗せて売るというのが、本当によくわからない。
でも、書店の陳列見ると宝島社だけでなく、他にも2社ほど同じことしてる。

ディアゴスティーニのやり口が一般化して以降、書籍以外のものをメインにして
売る手口が増加、ファッション小物だったり、コスメ系だったり、漫画単行本の
初回限定版のふろくだったり、出版社も最近では生き残るためにはなりふり
かまっていられなくなっているということはよくわかった。

自分がガキの頃からあった、食品流通で玩具を売るのと同じ発想なので、
今後この手の出版流通販売法は「ビッグワンガム商法」と呼ぶべき。


■2/7

マイコミ新書『グループアイドル進化論』で本文内に引用をしてもらいました。
引用箇所はこちらの4/7、AKBの件。
見にくくてごめんね、うちブログじゃないから。タグ手打ちだから。
献本していただいて読んだのですが、このタイトルに惹かれるような人達には
既知の内容は多いものの、著者が非常に現場に強い方々ということもあり、
現場志向の方しか知りえないネタを楽しみながら、それでも過去からの
アイドルの流れを俯瞰して再確認するには最適な書ではないかと。

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ケータイ刑事が4年ぶりに映画化されて2/5から公開されている!
シリーズ初作の主役は宮崎あおい、2作目は堀北真希主演という由緒正しい
シリーズ作品でありながら、少なくとも宮崎あおいの経歴的にはなかった
ことにしようとしている臭い、不憫な作品なのですが。
でも宮崎あおいの気持ちはよくわかる。

今回の映画はBSで放映されたTVシリーズここ3作の主役、大政絢、岡本あずさ、
岡本杏理の3人連名で主役になっているわけですが、大政絢はこのまま順調に
ビッグになっていったらきっと将来黒歴史化するだろうと想像されます。

で、今回の映画のポイントはモーニング娘。が出演していること。
というか今回ケータイ刑事が解決するのは「モーニング娘。失踪事件」と
いうことのようでして、恐らく最初と最後だけ出てくるだけっぽいけど。

図らずも現在AKB48のドキュメンタリー映画が劇場公開中なわけですが、
そちらの方が全国120館以上という規模で公開されているのに比べると、
ケータイ刑事は全国で18館、東京と大阪では各1館、しかも東京の
1館は143席というミニシアター系の箱。

いくら主役ではないとは言え、ちょっと切ない感じです。
つうか、メンバーは当時から総取っかえされていても、企画のノリと
その安っぽさは結局「モーニング刑事」の頃と何も変わっていない
ような気がします。

とはいえ、AKB48の映画も客の入りも喜ばしい状態ではないと聞きますし、
過去に公開されたその手の映画、「CHECKERS IN TAN TAN たぬき」にしろ
「おニャン子 ザ・ムービー 危機イッパツ!」にしろ、映画館まで
連れてこれる熱狂的ファンの数はそんなもん、ということですかね。
まあ、今は公開後のパッケージ市場がデカいので、そこで双方とも
もう少し頑張っていただければよいかと。


■2/2

GO!FESのメンツがより一層謎めいてきましたが、2日間で属性ごとにほぼパッツリ分けてあるのね。
去年のメンツはフェスとしては異例のメンツではあったものの、その後BEAT CONNECTIONとか
オンタマとか、方向性のカブるイベントが出てきたものですから、こういうふうに差別化して
みるのも仕方ないと言えば仕方ないのですが、現状どうにもどっちつかずな感じです。

せっかくなら敢えてグシャグシャに混ぜて、ファンモンのファンにthe HIATUS観せて何かに
覚醒させてみたり、エレカシのファンに倉木麻衣って思ってたよりも可愛いじゃねえかと、
思わせたりとかしたら非常に意味のある現場になるのではと思ったのですが、
それじゃチケット売れなくなるか。
でもこれなら俺はむしろ、1日目の方を観に行きたいわ。
そしてSHAKALABBITSの「自分らは何でこっちなのか」という困惑の表情を眺めるんだ。

で、当初の「3日間やる」という話はどこにいったのだろうか。

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玉置成実、限界ヌーディーな新作PV&「月刊NEO」にも挑戦

SONYからユニバーサルに移籍、ここぞという時のガンダムドーピングができなくなり、
今や行き詰まり感バリバリの玉置成実ですが、ここに来てエロとK-POP絡みという、
ユニバーサルぽくはあるけど、ここに来てそれかという、何とも言えない方向に。
もう単体の歌手としてどう持っていったらいいのか、スタッフも誰もまるで
わかってないことが丸出しです。
正直なところ、もうCD出すのやめて現在の主戦場であるミュージカル方面に
専念した方が彼女にとっては幸せなんじゃないかと思ったりしなくもない。

元々が10代半ばの頃のPVの時点で何とも言えない妙なエロさのあった子なので、
20代になり、遂にそれをあからさまに武器として振り回すようになったかと思うと
感慨もひとしおです。よくも悪くも大人になった。

ちなみに彼女の"Get Wild"のカバーは、調子こいてJ-POPイベントとかでかけると、
サビのところで必ずフロア中からブーイングを食らうので気をつけた方がいいよ。






■1/30

海浜幕張の三井アウトレットモールに2/27までの期間限定で
オープンしているHMVのアウトレットに行ってみました。



閉店した店舗の什器をまんま持ってきて、在庫品を適当に
放り込んでみました、という感じの実に殺風景なお店。

このページ下部のお知らせを見る限り、開店当初は本気で
店内の全てが巨大なワゴンセール状態になっていた模様で、
客に怒られてようよう改善するという、もうハナから
モチベーション低い感じで泣けてきます。

並べて見やすくなったとはいえ、余剰在庫品を捌くことが
目的のお店なので、メジャーな商品はハナからほとんどと
言っていいほどありません。

 ・AKB48のPV集の初回盤
 ・コブクロのライブDVD初回盤
 ・ヱヴァ破の初回盤DVD
 ・つるの剛士のアルバム初回盤
 ・HYのアルバム初回盤
 ・サザンのシングルの初回盤
 ・ドリカムの去年のシングル

ここらへんが店内にあった精一杯のメジャーどころですが、
もうこれ、この間横浜で見たのとほとんど同じ景色ですわ。
つまり発売当初に頑張ってたくさん仕入れたものの、
予想より売れずにダブついていた商品。

そんな商品構成ですから、店内物色している間、結構な数の
お客さんが入店するものの、ぐるりと回って何も買わずに
出ていく人の多いこと多いこと。もういたたまれない。

つうか、店の外にBUMP OF CHICKENのポスター、店の中に
ミスチルのタペストリー、BGMはいきものがかりって、
それあからさまにハッタリなのでやめた方がいいと思うよ。

それでも何だかんだ言いつつもけっこう長居して物色して、
カバーのオムニバスCDとか2500円分購入してお帰り。
俺は楽しいんだよ、こういうの。


■1/26

山瀬まみが25周年記念ベストを出す
およそシングルA面中心のあまり面白くない構成ですが、
誰が買うのか全くわからないところ含めて何だか凄い。
ちなみに、「ロック化計画」時にリリースされたアルバム
『親指姫』の1曲目"ゴォ!"は、作詞:サエキけんぞう、
作曲:奥田民生、編曲:三柴江戸蔵という滅茶苦茶な
布陣で大変な名曲になってます。これは入れるべき。

音源をYouTubeで探してみたら、テレビ出演時のが出てきたんだけど、
島田紳助と和田アキ子とデーモン小暮閣下という、今となっては
何だかものすごいとしか言えないスリーショットで笑った。



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何となく新譜情報を見ていたら、期末に向けて発売される新譜に
妙に高額商品が目立ったので、適当にピックアップしてみた。
これはすごいことになっているわ。
高額商品と、1タイトルのアルバムなのに付属DVDが異なるとかで
複数種発売で、2枚買いしたらヘビーなことになるのも含めて。

02/23 桑田佳祐 / MUSICMAN(DVD&BOOK付):\4,500
02/23 シド / dead stock(DVD付2種):各\3,800
03/02 倖田來未 / Dejavu(CD+2DVD):\4,500
03/02 冨田恵一 / beautiful songs to remember (3CD+DVD):\7,350
03/02 alan / JAPAN PREMIUM BEST & MORE(2CD+DVD):\6,300
03/02 moumoon / 15 Doors(DVD付2種):各\3,990
03/09 L'Arc〜en〜Ciel / TWENITY BOX(3CD+DVD):\12,000
03/09 EXILE / 願いの塔(2CD+DVD):\5,900
03/09 GLAY / rare collectives Vol.3(2CD+DVD):\4,700
03/09 GLAY / rare collectives Vol.4(2CD+DVD):\4,700
03/09 2PM / ALL ABOUT 2PM(5CD;DVD):\19,800
03/09 今井美樹 / Miki's Affections(2CD+DVD):\5,250
03/09 石井竜也 / MOON & EARTH(CD+DVD・オブジェ付):\19,800
03/09 石井竜也 / MOON & EARTH(CD+DVD・Tシャツ付):\6,800
03/09 中村一義 / COMPLETE BOX SET(仮)(10CD+DVD):\19,800
03/16 LUNA SEA / LUNA SEA(PREMIUM BOX):\10,000
03/16 INORAN / Teardrop(CD+DVD+写真集):\5,500
03/16 SS501 / シングルボックス1(5CD+カード):\6,300
03/16 SS501 / シングルボックス2(4CD+2DVD):\6,300
03/16 GIRL NEXT DOOR / Destination(DVD付2種):各\3,990
03/21 Various / NIAGARA CD BOOK I(12CD):\26,250
03/23 北乃きい / タイトル未定(初回生産限定):\4,900
03/30 acid android / BOX SET(仮)(4CD+DVD):\13,650
03/30 D’espairsRay / タイトル未定(CD+DVD):\4,500


V系出身者やK-POP等、コアなファンが強い人たちが中心ですね。
枚数が出なくなってしまっているので、今付いている既存のファンに
たくさんお金を出してもらう作戦全開、行くところまで行った感あり。
まあ、今のご時世では仕方ないんですが。


■1/24

つうことで、レコード店は今年に入っても閉店止まらず。
一時は東京多摩地区と神奈川県にけっこうな店舗を誇っていたTAHARAは、
通販も含めて1/30に完全撤収決定し、基本ブックファーストに併設して
いた阪急系のサウンドファーストも東京地区からは既に完全撤収完了し、
関西でも去年あたりからすごい勢いで縮小傾向
徐々に中堅のチェーンですら消えてなくなろうとしています。
何か今年は去年以上に恐ろしいことになりそうな気がする。

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2010年、曲単位で考えたら以下の3曲推し。

あかり from HERE / クラムボン feat. THA BLUE HERB

限定シングルは2009年だけど、一瞬で完売。アルバムは2010年。
素手の殴り合いのような緊張感に満ちた異色コラボレーション。
とかくいいメロディかいい歌詞かで引っ張る人の多い日本で、
こういうアプローチをしてくること自体が素晴らしいし、
きちんとこういう曲をこしらえてくるこの2組も本当に
素晴らしい。




Tomato 'n Pine / POP SONG 2 U

ナチュラル・ボーン・ティーンアイドル顔の小池唯と他2名。
そして数少ない楽曲は圧倒的にポップ&キャッチー&高品質。
今年夏過ぎになってようやく活動に本腰入れたと思ったら、 テレビ&ラジオ&CMタイアップ、3月にはメジャーデビュー。
順調には見えるのですが、その順調っぷりが相変わらず
大変に小粒なので、非常に心配ではあるのですが。
夏の3曲入りシングルで一番聴いたのがこの曲。
泣けるくらいポップ。




SKE48 / 1!2!3!4! ヨロシク!

70年代ディスコ+女声ユニゾンという組み合わせがいかにアガるか、
それを発見したのは1999年のダンス☆マンによる"LOVEマシーン"。
そこから10年余。ここまでこの「ジャンル」はこなれた。
ぶっちゃけ70年代ディスコサウンドはダサいわけで、それを
下敷きにする場合も「敢えてそのダサさを前面に出す」形が
これまでの普通だったところを、実にスマートに仕上げてる。
いや、それでも適度にダサいんだけど。
そのアゲに加え、クドいほどアイドル的なセリフの入りと、
いい具合の「合いの手」満載の鉄壁のアイドルソング。
サビ前の「Tell me!」と、後半「1!2!3!4!」の後に入る
「いーあるさんすー」がめちゃくちゃ気持ちいい。




■1/21

大島優子もユニットデビュー。
要するにAKBとしての顔はやはり前田に任せたということなのか。
そして所属は日本コロムビア。さすがにチームドラゴンの
単発だけではちょっと厳しかったのか。

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2010年、洋楽の5枚。

Jonsi / Go

2010年の自分の音楽的なエポックはもう間違い無く彼。
一聴して「何じゃこのアルバム」、サマソニで「何じゃこのライブ」。
そして単独来日公演でさらにすごい完成度のものを見せられて。
本当に「生きていてよかった」と心底思える瞬間。

他人が何を好んで聴こうが別に構わないし、ここで紹介するくらいで
個人的にはあまり介入する気もないというのが基本スタンスですが、
このアルバムだけは今年やたらと他人に勧めたような気がします。
それくらい「絶対的によい」と思ったアルバム。






Perfume Genius / Learning

ポピュラー音楽聴いていてよかったと心底思える音楽。
ジャズやクラシックみたいに技術ありきの音楽ばかり
聴いていたとしたら、きっとわかんないもんこの音。
歌も演奏もスカスカのヨレヨレ。録音も最悪。
なのにこんなに染みる。
時々、何となくJonsiとの共通項も感じる。
レイヤーは全く違うけど、音の座標軸は結構近いような。

そして、売れたり注目されたりした後にはこんな音は絶対
2度と出せないことがわかる、ものすごく儚い音だという
ことも、このアルバムを特別なものにしていると思った。






Two Door Cinema Club / Tourist History

いや、Vampire Weekendも2ndもよかった。
ああいう、飄々としながら一風変わった音を出すバンドは
基本大好きなのですが、その範疇の中ではこっちの勝ち。

このバンドの「その次」たる所以はギター。
ドラムレスという編成だけにきちんとバンドとしての評価がされて
いないような気もするんだけど、この創意工夫に満ちたリフだけで
ご飯3杯くらい食べられるレベル。

ただ、デビュー時のアー写では小太り気味の不細工に見えた
フロントの彼が、サマソニで見たら意外に良い男でガッカリ。
それでも「フロントが不細工なバンドに外れなし」の指針は
変えることなく今後も頑張りたいと思います。





Nothern Portrait / Criminal Art Lovers

21世紀も10年経とうというこの時期に現れたThe Smiths馬鹿。
「ポストThe Smiths」と呼ぶには年月が経ちすぎているし、そもそも
GeneとかのこれまでにポストThe Smithsと呼ばれたバンド群はまだ
「ポスト」と呼ばれた位置から飛躍しようという意思が見えたけど、
これまでの音源聴く限りこいつら全く飛躍する意思なし。馬鹿。

ただ、その音世界のみならず、ジャケットデザインやEPを重要視
する姿勢まで、ものすごい勢いでトレースしつつ、本家レベルの
楽曲を連発する筋金入りっぷりには、正直頭が下がります。

関根勤の大滝秀治の物真似のような、そっくりだけど
物真似にしか出しえない味も感じてしまうのです。
つうか、好き。







Orchestral Manoeuvres In The Dark / History Of Modern

これは入れちゃ駄目かなと思いつつ、でも大好きなんだよ。
80年代リバイバル組の多くが新譜を作らずに過去のヒット曲集的な
ライブで客を呼んで一稼ぎしようとしている中、ガチガチの新譜、
しかも枯れる意思も一切無く、きちんと全盛期の流れに置ける音。

テリー・ギリアムの映画『バロン』を思い出したんだ。
「ほら吹き男爵の冒険」を下敷きにしつつ、でも全員年食って
当時誇った特技のキレも随分落ちた中、それでもその特技で
世界に挑もうとしたあの映画。

OMDも年を食い、当時は実験的だったはずのサンプリング等は、
最早、実験でも何でもない当たり前の手法になってしまった。
それでも当時のやり方のまんま、全盛期の自分に無謀に挑み、
結果、勝てはしなくても引き分けレベルには持っていった。
これがすごくなくて何なんだという。





土日はちょっと出かけます。
元気があれば更新。なければ寝る。


■1/19

ももクロの件、あちこち転載していただきました。
いろいろな意見があって非常に面白がらせていただきましたが、
特に現場にしげく足を運んでいるファンとお見受けする人の中に
「自分はこういうふうに事務所のせいだと断定できないから
気持ちの持っていきようがない」みたいなリアクションが
多かったような。

多分それは情報量の差なんだろうなと。
今回自分は馬鹿みたいに図式を単純化して物を言ってみたわけですが、
現場に足を運べば運ぶほど情報量や様々な思いは増えていきますから、
その分単純化しにくくなり、複雑な思いを抱いてしまうのかな、と。
多分、それこそが本当なんだと思う。そんな簡単なことじゃないよね。

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5人組アイドル KARA分裂か 4人が専属解約通知

当初リーダーのギュリだけがハブになっておりましたが、何があったか
速攻でク・ハラが前言を撤回、現在は2:3の状況になっております。
東方神起と同じ状態だね。
過去の韓国グループの前例を見る限り、これでよほど双方にメリットの
ある状況が生まれない限りは、今の5人のまま活動継続する可能性は
なくなっちゃったと思います。

彼女たちの所属事務所はDSP mediaですが、かつてここに所属して
日本でもデビューしていた男子グループSS501は、どうも昨年に
グループとしての契約が切れたところで各メンバーが散り散りに
別事務所とソロ契約をしたため、グループとしての活動は最早
絶望的状況になっていたりします。

今回も事務所側は努めて落ち着いた文章を書こうとしつつも
言葉の端々からブチ切れっぷりがひしひしと伝わってくる
素敵な声明文をだしておりますが、正味の話、SS501が
グループのメリットを全部捨ててでも逃げ出したかった、
そんな事務所なわけで、どっちがどれだけ正しいかなんて、
正味わかったもんじゃありません。

んで、韓国の最大手SM Entertainmentについては、2009年8月のコピペを再掲。

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882 名前:読者の声[sage] 投稿日:2009/07/31(金) 23:55:57 ID:T545pMRS

韓国最大手の芸能プロ SMエンタテインメントが生んだアイドルグループ
96年デビュー (4年*8ヶ月) 01年解散 H.O.T (一部メンバーの移籍で解散)
97年デビュー (5年*1ヶ月) 02年解散 S.E.S (一部メンバーの移籍で解散)
98年デビュー (5年*1ヶ月) 03年移籍 神話(グループごと移籍成功/エイベでなくコロムビアから再進出)
99年デビュー (5年*0ヶ月) 04年移籍 Fly To the Sky (グループごと移籍に成功)
04年デビュー (5年*6ヶ月) 09年解散 東方神起
04年デビュー (5年*0ヶ月) **在籍中 TRAX
05年デビュー (4年*3ヶ月) **在籍中 天上智喜 (すでに一部メンバーがSMから離れたとの情報も)
05年デビュー (3年*7ヶ月) **在籍中 スーパージュニア
07年デビュー (1年11ヶ月) **在籍中 少女時代
08年デビュー (1年*2ヶ月) **在籍中 シャイニー

SMエンタはメンバー全員の契約更新に成功したことがないから解散は必然
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※O.D.A.注:
 ・TRAXは、2006年にメンバー1名脱退、その後2007年から実質活動休止中。
 ・天上智喜は、2009年3月以降日本国内での活動の形跡なし。

東方神起は何とか残った2人で活動再開しますが、5人時代のファン曰く
「歌の核も踊りの核もいない。モモレンジャーとミドレンジャー2人で
ゴレンジャー名乗ってるようなもん」ということでございました。
何か腑に落ちた。

つうか韓国の人たちは雇う方も雇われる方ももっと落ち着いて
長期的なメリット考えて身を処したほうがいいと思った。
がっつきすぎ。

洋楽の5枚は明日かあさって。多分。


■1/17

明日までに洋楽5枚分書こうと思ったけど、だんだん腹が立ってきたので。

ももクロの早見あかりの脱退の話、別に過度の思い入れがあるわけじゃないけど、
彼女の脱退を綴ったブログを読んでいるうちに何だか泣きそうになってきたんだ。

15歳。まだ子供だよ。今は周りの大人たちから指示されるままに、
それを一生懸命にできる限りこなすことしかまだできないだろう。
それでも彼女は彼女なりに考え、頑張って活動してきたはず。

そんな彼女に「自分必要あるのかな」と思わせてしまう、脱退を決意
させてしまう、そんなスタッフって一体それは何なんだよって話だ。

今回のこのブログ、これは周りの大人が彼女に対して今後の活動における
ポジティブなビジョンを提示することはおろか、最低限の動機付けすら
まともに行ってませんでしたと公表されているようなもんじゃないか。
そしてそれを公にすることが恥であることにも気付かない。馬鹿じゃねえの。
高城れにの件もそうだけど、どう考えてもここの事務所はおかしいよ。

音楽が全てハッピーなものとは決して思わないけど、でもアイドルポップスは
根本の部分できちんとハッピーなものでなくちゃいけない。それは絶対に。
悲しい気持ちで無理くり笑顔作って歌い踊る女の子を誰が応援したいんだよ。
欲しいのは一生懸命でポジティブなヴァイブスなんだよ。共鳴したいんだよ。
そんなことすらわからない事務所がこの手のアイドルを手掛けてきたのかよ。
もうやめちまえよ。

でも、彼女は悪くない。残ったメンバーも悪くない。
2月の神聖かまってちゃんとのジョイント、物見遊山な気持ちでヘラヘラ
眺めようと思ってたけど、きちんと一生懸命に頑張るであろう彼女たちを
もうちょっと真剣に応援しようと思った。


■1/16

金曜土曜と痛飲し、今日は下北沢に芝居を見に行ってたら週一分やってる暇なくなった。
遊んでくれる人がいるのはいいことだ。最近つとに思います。みんなありがとう。

---

ももクロから早見あかり脱退。
本当に事務所がこれから何をやりたいのかやらせたいのか含め、悪い意味で得体が知れない。

---

で、2010年の10枚を選んでみました。
邦洋5枚ずつになったので、まずは邦楽の5枚を。


amazarashi / 爆弾の作り方

結局このバンド、2010年だけで3枚ミニアルバムを出したのですが、
中でも一番言葉が具体的で、痛いくらいのこの2枚目を。
BUMPの影響は受けてるだろうなと思いつつ、出てくるメロは
更にドメスティックな、ニューミュージックとかフォークとかに
近いところも何となく琴線に触れる。

彼らは一切顔出し無し、素性もバックグラウンドも全く不明という
状態なわけですが、それでいいと思う。発せられている言葉が全て。
逆にロッキオンとかのロングインタビューで生い立ちとか語られたら
あっと言う間に興醒めしてしまう、そういうタイプの言葉だと思う。

で、新曲が何故か今クールの深夜ドラマの主題歌に決まって、
何となくレーベル側も本気で売る気になっているわけですが、
この言葉の数々がもっと多くの人に知られてほしいと思う反面、
本人が血迷って出張ってくるようなことがなければと思う。
プロモーションは完全に人任せにして本人はそのまま
隠遁生活を継続してほしい。






神聖かまってちゃん / 友だちを殺してまで。

すごく迷ったんだけど、やっぱ入れる。この音は特殊だから。
このバンドは、の子以外の3人の恐ろしいほどに楽曲に対して客観的に
見ている視点が非常に不気味なんですが、でもの子が曲によっては
過剰とも思えるほどヴォーカルにエフェクトをかけているのもあれ、
自分の楽曲に対して客観性を持たせるための必然だと思っていて。
つまり、バンド全員誰も楽曲に対して主体的に接していない、
非常に気持ち悪い状態が継続している異常なバンド。

でも、だからこそ恐ろしく微妙なバランスの上に成り立っている
楽曲が時に凄まじく美しく聴こえたりするのかな、とも思ったり。
そう思って聴くとやっぱりこのバンドはすごく面白い。

逆に言えば過剰に彼らに対して思い入れることは極めて危険な
行為だとも思う。その思い入れには誰も責任取らないから。




group_inou / _(アンダーバー)

好き勝手やり続けた結果、ヒップホップでもエレクトロでもない、
何だかわけのわからない独特の音楽になってしまった異形ユニット。
相変わらず歌詞は意味わかんないし、メロもトラックもちっとも
新しくないし、でもこうやって聴くと過去の何にも似ていない。
彼らにとっては自分らの音が音楽としてかっこよく聴こえるかとか
もうどうでもよくて、本当にやりたいことやってる間に誰も入った
ことのない隙間に入り込んだような、そんな感じ。
そしてそれってパンク発生の構造に何となく近いよね、という。






ふくろうず / ごめんね

毎年必ず1枚は入ってくる、どこがいいのか説明にしくいんだけど、
とにかくやたら聴いた1枚。声とメロと奇をてらわないアレンジと、
そこから生まれる得も言われぬ空気感。
その空気感は、益子樹さんのええ仕事のおかげとは思うんですが、
ライブを観てみてもその空気感は全然失われていなかったので、
やっぱバンドのケミストリーがきちんと働いているんだろうな。

で、代官山ユニットの彼女たちのライブの時、元取引先の方と会って、
聞いたら彼はヴォーカルの内田と古くからの知り合いで、カラオケにも
一緒に行っていたとか言うじゃないか。紹介してもらおうか。
いやマジで。




のあのわ / Magical Circus

ヴォーカルやメロディは概ね甘口なのに、アルバム全編を通して
聴くととても重厚な聴後感が残るという不思議な構造のアルバム。
以前紹介したときには昼メロ的に大仰な音楽を目指してほしい、
みたいなことを書きましたが、まさかこっちの本格的なバンドと
してのガチな方向に振れてくるとは予想していなかった。
かつ、びっくりするほどの完成度。セカンドアルバムでここまで
出来上がってしまってこの先どうするんだよ、というレベル。
とにかくミュージシャンとしての才能が溢れまくり。

ビクターは彼女たちにセコいタイアップをちまちま付けるのやめて、
1回本気で根性入れて投資したほうがいいんじゃないかと思う。
元々キャッチーなメロは書けるし、大化けするかもしれないよ。
というか、してほしいし、馬鹿売れしてもぶれないくらいの
音楽的なボトムの強さはあるバンドだと思います。

公式PV2曲が、アルバム内でも特に「太い」のを敢えて選んで
きてるあたり、担当さんはきっとわかってるんだけどなあ。






■1/13

引き続きHMV。店頭で無料配布する冊子が遂に「冊子」ですらなくなっていた。
全盛期には確か平綴64Pくらいのボリュームで刊行されていたはずだったのが、
いつの間にやら針綴じの32Pになり、16Pになり、遂にこの12-1月合併号は
B2版の紙をパンフレットみたいに折り畳んでB5版サイズにしただけ。
もうここまで醜態晒すなら、刊行やめちまえと言いたくなるような、
実に粗末な造り。泣ける。



そしてTwitterで頂いたHMV情報。

HMV OUTLET MAKUHARI

HMV初のアウトレット、1/15から2/27までの期間限定出店ということですが。
一瞬、新たな業態による新展開か、頑張るのかHMV、とも思ったのですが、
アウトレットと銘打つからには定価で新譜売る目的であろうはずもなく、
これ単純に大量閉店してダブ付いた在庫を捌くための店ちゃうかと。

HMVのサイトの店舗情報見てもプレスリリース見てもこの情報は一切無く、
比較的こっそりと始めてこっそりと終わりたいという気持ちがひしひしと
伝わってまいります。

期間限定ということもあり、恐らく装飾もそれなり、什器も使い回しであることは
おおよそ予想できます。どれだけ貧乏臭くなるものか、一度見てこようと思います。


■1/11

昨年〈ミスド〉CMで話題を呼んだ女子グループ、HappinessがCDデビュー

LDHの社名は"Love, Dream, Happiness"の頭文字でありまして。
Loveは自社でデビューさせ、Dreamは事務所もエイベックスなのを
引き取ってきて再デビューさせ、そして最後に残ったHappinessが
ようよう今回デビューというわけですが。
Loveはプロモーション頑張っても頑張ってもいまいち煮え切らないまま、
Dreamは正統派アイドルグループからキレイ系ユニットにモデルチェンジ
したもののまるで駄目、Happinessも本来なら去年の6月にデビューする
はずだったのが、何故か発売中止になってそのまましばらく消息不明。
ようやく今回改めてデビューが決まったという感じで。

しかしHappiness、去年まではかわいい系アイドルユニットだったのが、
今回の公式サイトのアー写見る限り、K-POPアイドルグループにも似た、
綺麗目な感じでのデビューに変更した模様。まあ、ユニバーサルだしね。

で、昨年6月に予定されていたデビューシングルの初回限定盤付属グッズ
だったはずのヘアアクセ3点セットは、綺麗目にモデルチェンジした結果、
コンセプトに合わなくなって撤収、でもそのまま破棄するのはアレなので、
イベント企画のプレゼントとして流用。このご時世、無駄は出しません。
何か、その「もったいない」精神には涙が出そうになるけど。

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で、昨日はHMV横浜VIVRE店の閉店を看取ってまいりました。
横山剣のイベントが終わった後、21:00頃に入店したのですが、その頃には
予想以上に閑散とした感じになっていて、何ともやるせない感じでして。
しかも店内商品もセールで大部分は捌けてしまい、空の什器がフロアの
あちこちに置かれているために、寂しさはつのるばかり。







ただ、入ってくるお客さんはかなりの確率でそのまま店内に滞留し、
閉店時間の22:00には100人程度は残っていた感じでしょうか。
横浜VIVRE店、駅側から建物に入ると地下1階だけど、裏口から入ると
地上階という構造のため、閉店時の出口は裏口のみになるのですが、
そこに最後まで残っていたのは50人程度。

シャッターが閉まる前に店員さんが出てきて挨拶し、店員の友人集団が
2人ほど店員を胴上げして終了、完全閉店という流れでございました。





いい場所ではあるので、すぐに他の何かお店が入るとは思いますが、
渋谷と同様、ファーストファッション系が入るような気がして
なりません。

ちなみに渋谷はHMV時代と比較してこんな感じになっております。






■1/9

ZARD、20周年記念ライブなどアニバーサリー企画続々

いろいろ商売しなくちゃやっていけないという事情はわかってるつもりですが、
それでも生前あれだけ基本的に顔出しなしという方針でやってきておいて、
こういう状況になってから「写真集4冊同時発売」っていうのは、
ちょっと本人にもファンにもあんまりじゃないかと思う。

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高橋愛、秋ツアーでモーニング娘。&ハロプロを卒業

第9期メンバーが揃いも揃って萌え属性強めのローティーンという状況から、
改めてグループとしての方向性を変更しようという意図が見えたわけですが、
さっそく最年長リーダーをさっくりと卒業させてきました。
あとは、ボーン・トゥ・ビー・モーニング娘、ガキさんの
これからが激しく気になるのです。どうする、どうなる。

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Twitterで教えてもらいました。
今週の週刊文春(1/13号)、巻頭巻末合計12PというボリュームでAKB48が全員登場。
巻頭だけざっと見て、さすがに裁判沙汰の主役、篠田麻里子はいないかと思ったら、
巻末の方にしっかりといた。同じサムデイ所属の松井咲子もいる。完全に和解した。

一応、文章部分にこれまで彼女達のスキャンダルを報じてきたこと云々をほのめかし、
「今年も"ガチンコ"で彼女たちを追いかけ続けます!」とか何とか書いたうえで、
別項で紅白関連の記事で微妙に彼女達を揶揄するような記事を載せていますが、
正味のところ記者側の愚痴レベルの実に大したことのない内容ばかりでして。
今後もこのレベルまではあっても致命的なスキャンダル記事はないでしょう。
今までの立場を理解してもらいつつそこらへんで線を引いてもらって、
でも実質的には軍門に下ったという感じでございます。

これでAKB48、主要メディアを完全制覇しました。
東スポアサヒ芸能まで押さえているんだから、念を入れるにもほどがある。
残りはBUBKAとかサイゾーとかの木っ端メディアくらいですから、
長年時間と労力をかけた甲斐がありました。もう怖いもんなし。

ここから先、気になるのはそれらのメディアが、他のアイドルグループに
何かアレなことがあったときに、それをどのように報じるのかという点。
それによってまたいろんな力関係が見えてくるんじゃないかと。


■1/6

AKB48、“紅白効果”で女性グループ最多4作同時TOP10入り

これは紅白効果というよりも、毎年この時期にはよくある、
大金を手にした小中学生がこぞって買いに走ったパターン。
ただ、今週は1位の「トイレの神様」でも11,000枚という、
断トツで史上最低売上枚数での1位獲得という週なので、
枚数的にはあんまりアレなんですけど。

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KARAの韓国リリースアイテム6作が日本盤で再発

日本盤発売と言っても、BOXセットもベスト盤も出ているし、
ちょっと大きなCD店に行けば韓国からの輸入盤も安値で
売られていたブツばかりなわけで。
追加収録曲もないし、特典は対訳とステッカーのみ。
日本でのシングルデビュー以降のあれやこれやによって、
どこまで新たなファン層を獲得できたかを測定できる
アイテムということになるね。

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12/17付着うたチャート。

順位 1w前 2w前 3w前 曲名 歌手 CD
1 1 2 1 この夜を止めてよ JUJU 11(10)
2 1 2 - A winter fairy is melting a snowman 木村カエラ 4(4)
3 - - - 真冬のオリオン INFINITY 16 welcomez MINMI&西野カナ -
4 2 1 2 流星 コブクロ 6(3)
5 - - - Only Holy Story LGYankees×LGMonkees×Noa -
6 6 17 50 ポーカー・フェイス
(LLG VS GLG ラジオ・ミックス)
レディー・ガガ -
7 4 5 4 ジャンピン KARA 22(5)
8 40 59 - Can't Wait 'Til Christmas 宇多田ヒカル -
9 3 3 3 君って 西野カナ 29(3)
10 - - - Only holy 加藤ミリヤ -
11 9 8 8 ミスター KARA 40(5)
12 10 4 7 トイレの神様 植村花菜 13(12)
13 - - - まだ僕はサンタに会ったことがない 遊助 -
14 13 23 18 Gee 少女時代 21(2)
15 97 - - 春夏秋冬 ヒルクライム -(6)
16 14 19 13 Beginner AKB48 15(1)
17 8 11 37 I Wish For You EXILE 34(2)
18 5 21 14 On Your Mark 〜ヒカリのキセキ〜 三代目J Soul Brothers 14(3)
19 12 - - チャンスの順番 AKB48 1(1)
20 17 13 6 ベイビー・アイラブユー TEE 130(22)

この時期はクリスマス前ということで、その手の曲がいくつか入ってます。
宇多田と上地のはともかく、加藤ミリヤとLGYankeesのタイトルまでの
被りっぷりが、ここらへんの層の語彙の限界を物語っているようです。
概ね「聖なる夜に聖なる君に」的歌詞がすごく容易に思い浮かぶので
敢えて歌詞検索はいたしません。


■1/4

今年もよろしくお願いします。
とりあえず、浜崎あゆみよりも矢口真里よりも石井めぐるの結婚に心揺らいでいます。
あと、滝沢乃南の続報がどっちの方向にも出てこないので気になって仕方ありません。

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今年の紅白は、一言で言ってしまうと「非常に平板」。
まず舞台美術が大変に面白くない。今回ほぼ全面がスクリーン状になっていて、
様々な意匠を映し出せるようにはなっていたものの、完全にそれに頼った結果、
舞台にほとんど動きがない。
これまでは状況に応じてセットを大掛かりに動かして目線を変えたり、
エキストラを大量動員して間を完全に埋めたりしていたのに、人件費を
ケチッたのかそういうこともせず結果として時折非常に舞台が
スッカスカに見えて何となく萎えたりするわけです。

構成にしても、一番舞台が派手に見えたのがナチュラルボーン大人数のAKB、
それが頭から3番目で視覚的にはピークというのはいかにもバランス悪いし、
合間合間に挟まる企画も、舞台装置もさして変わらないまま、単に正式な
歌唱曲でない歌を歌うだけで、流れの中でメリハリとして機能してない。
というか、賑やかし要員としてのAKBの重要度は眼を見張るものがあった。
伍代夏子と細川たかしのラインでは彼女達なしでは成立しなかった。

その他、川中美幸の時は彼女よりもむしろ振付師がオーラを放ちまくっていたり、
AKBの人文字の「RED」は「赤」であって「紅」ではないのではないかと思ったり、
HYはやっぱり仲宗根の歌唱曲で何で白組だったのかさっぱりわからなかったり、
クミコの曲はこうやって聴くと意外に楽曲として華がないことがわかったり、
ラルクのTETSUYAの衣装は何かあっちの方向に張り切ってるなあと思ったり、
森進一はもう全盛期のパンキッシュな絶唱は望めないことがよくわかったり、
Perfumeのとんがり帽子は中世の罪人が晒し者になるときのそれに見えたり、
TOKIOの山口くんが5弦ベースだった意味がまったくもってわからなかったり、
福山のとき、日テレのおかげで認知の高い曲を歌唱したのに、香川ばっかり
目立って日テレの流れで参加した宮本笑里は一瞬映って終了だったり、
小林幸子のそれはもう去年あたりから衣装でも何でもなくなっていたり、
植村花菜のアレンジはちょっと大仰すぎて逆効果じゃないかと思ったり、
桑田佳祐の「アルバムよろしくお願いします」発言は、販促になるので
NHK的には「カチンカチン」発言よりもまずいんじゃないかと思ったり、
まあそんな感じで。

あと、今回はメドレー形式の歌手が計8組いたわけですが、意外に過去曲に
頼る人がいないのに驚いた。特に郷ひろみが今年発売の2曲+去年の曲のみで
まとめて、過去ヒット曲に依存しなかったところには現役の意地を感じたし、
トリなので当然「一つだけの花」は来ると思っていたSMAPが「triangle」
までしか遡らなかったり、加山雄三ですら今年の曲をヤマに持ってきたり、
何とか固定的なイメージを付けまいと踏ん張っているようで。
逆に和田アキ子だけは今年の曲はものの10秒で撤収してあとは70年代の
ヒットメドレーにしてきたというのは、当然そうなるとは思っていたけど、
他が他だけにちょっと惨めさが漂っていたような。

とか言ってももう紅白大好きなので、散々面白く見たわけなんですが、
で、見終わった後当然流れで「行く年来る年」まで見るのですが、
年が明けてからのノリが年々少しずつはしゃぎ気味になってきて
いるような気がしてちょっと戸惑っている。

   

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