-Members-
Andrew Victor Wood (Tiny)--Vo, G
Richard James Green--G
Vanessa Best--B
Andy Peace--Ds
Matt Jones--Key
男と女とデブとハゲとヒゲの5人組。
Suedeが落ち着いちゃって,次の看板バンド発掘が急務となっていたNUDEレーベルに一瞬期待させて,
金かけさせておいて,なんだかわけのわからないアルバムを作ってとっとと解散した,ある意味極悪バンド。
アクしかないようなビジュアルはある意味衝撃的でしたが,音はそのビジュアルほど衝撃的ではなかったっす。
1曲が長すぎなんだもん。
-Original Album-
'99 Everything Picture <Nude> (日本盤CD発売) UK#23
-Single-
'97 Same Band <Fierece Panda>
'98 Best Wishes <Nude> UK#68
'98 Stay Young <Nude> UK#30
'98 I'll Show You Mine <Nude>
'99 Floodlit World <Nude> UK#39
AFTER THE BAND?
Tiny
既に新しいプロジェクトに向けて動きを始めているようですが,まだ作品発表等には至っていません。
-Members-
Kurt Ralske--Vo, All Instrument <ex-Crash>
JackDaley--B (91?-)
Julius Klepacz--Ds (91?-)
当時はまだ珍しかった宅録バリバリのサウンドでデビューした、元CrashのKurt Ralske1人プロジェクト。
ただ、その宅録っぷりがオリジナリティーだったのに、デビュー以後の他ミュージシャンとの交流で、
「他人とやる」ことの楽しさに再び目覚めてしまったがために、徐々にバンドサウンド化。
つまりはオリジナリティーの放棄でありまして、凡百のバンドに埋もれて消えてしまいました。
-Original Album-
'88 Ultra Vivid Scene <4AD> (日本盤CD発売)
'90 Joy 1967-1990 <4AD> Prod. Hugh Jones (日本盤CD発売) UK#58
'92 Rev <4AD> Prod. Kurt Ralske (日本盤CD発売)
-Single-
'88 She Screamed <4AD>
'88 Crash <4AD>
'89 Mercy Seat (Remix) <4AD>
'90 Staring At The Sun <4AD>
'90 Special One <4AD> Prod. Kurt Ralske
'93 Blood And Thunder <4AD>
AFTER THE BAND?
しばらく新人さんのプロデュース業に専念していたようですが、
'99年になってアンビエント系テクノユニットCatchers を始動させています。
プロデューサー業は平行して続行。Lida Husik、Charles Douglas、Daytonaといった人たちの作品を手がけています。
-Members-
John Foxx--Vo (-78)
Midge Ure--Vo, G (79-87)
Tony Fenelle--Vo, G (93-?)
Sam Blue--Vo (96?-)
Steve Shears--G (-77)
Robin Simon--G (77-78)
Vinny Burns--G (96?-?)
Billy Currie--Key
Chris Cross--B (-87)
Gary Williams--B (96?-)
Warren Cann--Ds (-84)
Mark Brzezicki--Ds (86-87)
Tony Holmes--Ds (96?-)
実はまだ活動継続中の、80年代のある意味「神」的存在のグループ。
John Foxxという孤高の天才がフロントに立ち、音楽的評価を得た第1期、
ビジネスの才とポップネスに秀でたMidge Ureがフロントで、ばかすかヒットを量産した第2期。
んで、ここでやめておきゃよかったんですが、オリジナルメンバーが続々と去っていき、Midge Ureもいなくなった中、
ひとり取り残された一番地味なオリジナルメンバー、ビリー・カーリーがグループの存続を宣言したあたりから様子が怪しくなりまして。
恐らく、大仰になってから全米でも成功を収めたシンプル・マインズ辺りに感化されたんでしょう、
突如「スタジアム・ロックをやるんだ」とか言い出して(確か当時のロッキン・オンで読んだ気がする)、
それ以前のどんなファンもついていくのが大変そうな、大味な音を出してくれました。
その後過ちに気付いたのか、微妙に80年代っぽく音を戻していきますが、離れたファンは戻ってきません。
ていうか、ビリー・カーリーだったらいいよ、やっぱ。
でもギリギリでも頑張ってるから、そっと応援だけはしていこう。そっとね。
-Original Album-
'77 Ultravox! <Island> (日本盤LP発売)
'77 Ha! Ha! Ha! <Island> (日本盤LP発売)
'78 Systems Of Romance <Island> (日本盤LP発売)
'80 Vienna <Chrysalis> (日本盤LP発売) UK#3
'81 Rage In Eden <Chrysalis> (日本盤LP発売『エデンの嵐』) UK#4
'82 Quartet <Chrysalis> (日本盤LP発売) UK#6
'84 Lament <Chrysalis> (日本盤LP発売) UK#8
'86 U-Vox <Chrysalis> (日本盤LP発売) UK#9
'93 Reveration <DSB>
'96 Ingenuity <Resurgence>
-Single-
'77 Dangerous Rhythm <Island>
'77 Young Savage <Island>
'77 Rockwrok <Island>
'78 Slow Motion <Island>
'78 Quiet Men <Island>
'80 Sleepwalk <Chrysalis> UK#29
'80 Passing Strangers <Chrysalis> UK#57
'81 Vienna <Chrysalis> (日本盤 7"発売) UK#2
'81 All Stood Still <Chrysalis> UK#8
'81 New Europeans <?>--Japan Only (日本盤 7"発売)
'81 The Thin Wall <Chrysalis> UK#14
'81 The Voice <Chrysalis> UK#16
'82 Reap The Wild Wind <Chrysalis> UK#12
'82 Hymn <Chrysalis> UK#11
'83 Visions In Blue <Chrysalis> UK#15
'83 We Came To Dance <Chrysalis> UK#18
'84 One Small Day <Chrysalis> UK#27
'84 Dancing With Tears In My Eyes <Chrysalis> UK#3
'84 Lament <Chrysalis> UK#22
'84 Heart Of The Country <Chrysalis>
'84 Love's Great Adventure <Chrysalis> UK#12
'86 Same Old Story <Chrysalis> UK#31
'86 All Fall Down <Chrysalis> UK#30
'87 All In One Day <Chrysalis>
'92 Vienna '92 <ZYX>
'93 I Am Alive <DSB>
'95 There Goes A Beautiful World <EMI>
-Other-
'80 Three Into One <Island>--Compilation
'81 New Europeans <?>--Compilation Album for Japan Only (日本盤LP発売『新欧州人』)
'82 Monument <Chrysalis>--Live Album UK#9
'84 The Collection <Chrysalis>--Single Compilation (日本盤LP発売) UK#2
'93 Slow Motion <Spectrum>--Best Album (w.John Foxx)
'93 Rare 1 <Chrysalis>--Compilation Album
'94 Rare 2 <Chrysalis>--Compilation Album
'95 Future Picture <?>--Live Album (日本盤CD発売)
'97 The Voice: The Best Of Ultravox <EMI>--Best Album
'97 Dancing With Tears In My Eyes <EMI>--Best Album
'98 Extended Ultravox <EMI>--Remix Compilation
'99 Island Years <Island>--Compilation
'00 Best Of The 80's <Disky>--Best Album
AFTER THE BAND?
John Foxx
ソロ活動へ。'02年までにLouis Gordonとの共作名義含め、7枚のアルバムを発表。
Midge Ure
ソロ活動へ。'00年の作品が最新ですが、Ultravox在籍当時に出したものも含め、これまでに5枚のアルバムを発表。
-Members-
Andy Yorke--Vo, G
Jason Moulster--B, G
Nigel Powell--Ds, G, Key
1stアルバムでは、どっちかといったら「歌心重視」の、決してメロディを邪魔しないアレンジの曲を並べていました。
そういう意味ではすごくいいアルバムだったのに、英・日ともに評論家は、Andyの兄である
Tom Yorke=Radioheadと無闇に比べたがり、「彼らの歌には兄にあるような痛みがない」とか
得意げにすっとこどっこいな論旨を繰り広げ、まともに音楽を評価するつもりがないみたいでした。
で、2年後、「これでいいんだろ」と言わんばかりの、そこかしこにRadiohead的な静と動を強調したアレンジと、
ほとんど物真似にも近いファルセットを駆使したアルバムをこさえ、それであっさり解散しました。
後から考えれば、2枚目のアルバムタイトルをつけた時点で解散は決めていたと思うし、たぶんAndyは、
少なくとも当分は音楽に戻ってこないと思います。メディアが潰したバンドの代表格ですわな。
-Original Album-
'98 Almost Here <Virgin> Prod. Nigel Powell (日本盤CD発売) UK#21
'00 Sorry Thank You <Shifty Disco> Prod. Nigel Powell
-Single-
'97 Stone EP <Virgin> Prod. Nigel Powell
'98 Higher Than Reason <Virgin> Prod. Nigel Powell UK#38
'98 Solved <Virgin> Prod. Nigel Powell UK#39
'98 Settle Down/Dune Sea <Virgin> Prod. Nigel Powell UK#46
'00 Agony <Shifty Disco> Prod. Nigel Powell
'00 Landslide <Shifty Disco> Prod. Nigel Powell
AFTER THE BAND?
Andy Yorke
東ヨーロッパについて専門的に学びたいということで大学へ。うん、もしかしたらそっちのほうが幸せかもしれない。
Nigel Powell
'03年、Dustballというバンドのメンバーに合流し、Dive Diveというバンド名に改名して活動開始。
-Members-
Andy Berenyi--Vo, G
Tim Ashton--B
Micarl C--Ds
全員が長髪ブーツ革パンの暑苦しい3人組。顔はけっこう美形なのに。
多少ニューウェイブ的な線の細さはあるものの、見た目に違わずハードでシンプルな音を身上としておりまして、
正味の話、けっこうかっこいいっす。時々ゴシックっぽいキーボードが入ったりもするけど。
こういう音はだいたいどの時期でもそこそこの需要はあるはずなのですが、歴史上ほんの一瞬だけあった
「マラカス振ってるかノイズ出してないとダメなとき」にたまたまデビューが重なってしまったことが運のつき。
「多少の線の細さ」のせいで、ケラング誌的ないわゆる「ハードロック」の仲間には入れてもらえず、
そのまま野垂れ死に、という感じでいなくなってしまいました。
ここまで絶妙にタイミングを間違えてしまうのも、ねえ。
-Original Album-
'89 What Is It? <EastWest> (日本盤CD発売)
-Single-
'89 Get Outta The Way <?>
'89 Firebomb Telecom <?>
'90 What Else EP <EastWest>
-Other-
'90 Down Under Neath What <EastWest>--Live Mini Album (日本盤CD発売)
AFTER THE BAND?
情報ください。
-Members-
Feagal Sharkey--Vo
John(Sean) O'Neill--G
Damian O'Neill--G
Michael Bradley--B
Billy Doherty--Ds
派手ではないけどいいバンド。パンク的なところを維持しつつも多彩な音楽性を持ち、ポップなメロディを書けるし。
しかしO'Neill兄弟は先天的な「地味」及び「不幸」体質を持ちあわせているのか、
ベスト10ヒットを出した途端にSireに首を切られたり、解散後にソロデビューしたFeargal Sharkeyだけ
(当時だけにしろ)大ヒットしたり、O'Neill兄弟がこの後に組んだThat Petrol Emotionが相変わらず
地味で不幸だったり。悲惨です。
-Original Album-
'79 Family Entertainment <Sire> UK#13
'80 Hypnotised <Sire> UK#6
'81 Positive Touch <Ardeck/EMI> UK#17
'83 The Sin Of Pride <Ardeck/EMI> UK#43
-Single-
'78 Teenage Kicks <Good Viberations> UK#31
'79 Get Over You <Sire> UK#57
'79 Jimmy Jimmy <Sire> UK#16
'79 Here Comes The Summer <Sire> UK#34
'79 You Got My Number (Why Don't You Use It?) <Sire> UK#32
'80 My Perfect Cousin <Sire> UK#9
'80 Wednesday Week <Sire> UK#11
'81 It's Going To Happen! <Ardeck/EMI> UK#18
'81 Julie Ocean <Ardeck/EMI > UK#41
'82 Beautiful Friend <Ardeck/EMI>
'83 The Love Parade <Ardeck/EMI>
'83 Chain Of Love <Ardeck/EMI>
-Other-
'93 The Very Best Of The Undertones <Ryko> UK#45
AFTER THE BAND?
Feargal Sharkey
Yazoo解散後のVince Clarkeとともに、The Assemblyを結成。
しかしシングル1枚で解散し、ソロ活動へ。
Sean O'Neill, Damian O'Neill
That Petrol Emotionを結成。
-Members-
Graham Kemp--Vo, G
Fergus Lawrie--Vo, G
Elaine Graham--B
Ian Graham--Ds
マシュー・スウィートはラムちゃん好きが行き過ぎて刺青まで彫ってしまったアンポンタンですが、
こいつらは彼と同じくらいラムちゃんと日本サブカルが大好きで、それが高じてうっかりこんな名前を付けてしまったバンド。
しかもその大好きな気持ちも高橋留美子にはこれっぽっちも届かず、「うる星やつら」の版権が効いている日本とアメリカでは
そのままバンド名を使うことさえ許されず、「Yatsura」名義での活動を余儀なくされたかわいそうなやつらです。
日本でも最初のうちこそその名前が面白がられましたが、日本デビュー盤から1年もしたら既に飽きられ、
コアなギターポップファンくらいしかついていかなくなりました。
デビューから一貫してローファイなギターポップをガキガキと演っていたわけで、確かに本気でそういう音が
めちゃめちゃ好きでもない限り、多少なりとも飽きちゃう音ではあるんですが。
さすがに8年もやったら自分らでも飽きたようで解散いたしました。
Cheレーベルからドロップした後に自分らで立ち上げたレーベルの名前、「Oni」っていうんですが、
これって「鬼」だよね。つくづく最後まで懲りない連中ではあります。
-Original Album-
'95 All Hail Urusei Yatsura <Hipster>--Mini Album
'96 We Are Urusei Yatsura <Che> (日本盤CD発売『僕等は奴ら』)
'98 Slain By Urusei Yatsura <Che> (日本盤CD発売『やつらが斬る』)
'00 Everybody Loves Urusei Yatsura <Oni>
-Single-
'95 Siamese <Che>
'95 Kernel <Love Train>
'95 Plastic Ashtray <Che>
'96 Stunray EP (Kewpies Like Watermelon) <Che>
'96 Phasers On Stun <Che>
'97 Strategic Hamlets <Che>
'97 Fake Fur <Che>
'97 Hello Tiger <Che>
'98 Slain By Elf <Che>
'99 Yon Kyoku Iri EP <Beggars Banquet>
'00 Louche 33 <Oni>
'01 Eastern Youth <Oni>
-Other-
'97 Pulpo! <Primary>--Single Compilation for US Only
AFTER THE BAND?
Fergus Lawrie, Elaine Graham, Ian Graham
そのバンド名で、あっちの意味で完全に行くところまで行ってしまったことが
よくわかる新バンド Projekt A-ko を結成して活動中。
http://www.projektako.co.uk/
<情報提供:hide_thさん>