新居宿の集落を出ると松並木の道ガ続く。

12:56
元町一里塚を通過
 このあたりは元の白須賀宿だったらしいが1707年、地震と
 津波で壊滅し、その後この先の潮見坂の上に宿は移された。

ここを渡し舟で渡った。外海ではないので穏やかだ

新幹線、東海道線の南に見えるところ

2010年1月20日(水)

松並木の出口には「浪小僧」の像がある。「浪小僧」とは
このあたりの伝説に出てくる。

むかし、遠州灘の浜では地引網漁が行わ
れていました。魚がとれない日が続いた
ある日、真っ黒な小僧が網にかかりまし
た。漁師たちは気味悪がり小僧を殺そう
とすると、小僧は
「私は海の底に住む浪小僧です。今だけ
はお助けください。その代わり、ご恩返
しに、海が荒れたり、風が強くなったり
する時は、海の底で太鼓をたたいてお知
らせします。」
と言うので海にもどしてやりますた。
それ以来、天気の変わる時、波の音がす
るようになったと伝えられています。
       遠州七不思議より

本日はMさんが応援に来てくれた。弥次喜多道中現代版か?。 7時過ぎにホテルを出て駅に向かう。
電車で昨日の高塚駅まで電車で行く。駅から歩いて昨日の終了ポイントまで行き本日のスタート。

たけのこの道楽Topへ
14日目 (袋井 ⇒ 高塚)
16日目 (二川 ⇒ 赤坂)
総時間(休憩含む) 7時間52分
歩行時間 6時間36分
歩行距離(概算) 25.4Km
この区間の歩数 38,848歩
この日の総歩数 41,877歩
・本日は援軍Mさんと一緒だったので、楽しい旅が出来た
・浜名湖の景色は天気もよく気持ちがよかった。
・昼食はいつも困る。おにぎりを常に携行したほうが便利と思われる。次回への提言
・他の人の旅行記には白須賀のおばあちゃんが出てこないので、今日は運がよかったのかもしれない。
・3日間で78.3Km 約12万歩歩いた。何とか歩けるものだ。
・帰りは4時間の電車だったが、これから益々時間が掛かるようになる
本日の感想その他

「広重 二川(猿が馬場)」

白須賀宿を出ると二川まで国道沿いに単調な道が続く。

14:20
愛知県にはいる。
 (左の写真は愛知県側から静岡県側を見ている)

 静岡県に6日目に入り15日目で出る事になる。

しばらく歩いていると道端におばあさんが座っており、目が合ったので軽く挨拶すると、「中へ入っていけ」という.。最初は断ったが
熱心に言うので入ってみたら、手作りの草鞋が沢山ある。20年前から街道歩きをする人に、お守りとして渡していると言う。
この話が有名になって、新聞、テレビなどで紹介されたりして
いる。そういえば昨年テレビで見たことを、思い出した。

右に新幹線、東海道線を見ながら、新居宿へ向かって歩く。

新幹線ならば30秒ぐらいで通過するところを1時間位かかる。

東海道五十三次歩き旅(15日目)

白須賀宿の町並み

静かなところだった

新居宿手前の浜名橋という橋にはこの近辺の昔の風景画
モニュメントがある。

舞坂宿は昔の建物はほとんど残っていないが
脇本陣(修理復元されたもの)だけが残っている。

9:38〜9:53
中に入れるようになっていたので見学していく事にした。
中に入ると案内の人がひととおりの説明をしてくれた。
間口は狭いが奥行きは長い建物だ。

県境を越えてしばらく行くとバイパスからの道が合流し片道
2車線の道になり、トラックが多くなってくる。
しかもこんな道が約4Kmも続く。
通常は時速4Km程度の速さで歩いているが、5kmぐらいの
スピードにあげる。

今日は家へ帰るため、二川駅を16時ごろの目標にしているが
大丈夫だろうか?

次の区間へ
前の区間へ

「広重 新井(渡舟図)」

( 高塚〜二川 )

通り沿いのうちには二川宿ののれんが掛かっており、
花が生けてある。ほとんどの家がそうしているので、町をあげて
実施している様だ。

本日も坂があった。潮見坂といい振り返ると海が見えた。
この坂を上ると白須賀宿は近い.
広重の絵もこのあたりの景色だろうか。

8:59
同じような道を進んで行きJR舞坂駅に通じる交差点を
過ぎると松並木の道になる

きれいな道だが、時々車が来るのでうるさい。
 (歩くのは松並木の外側に歩道がある)

7:45
 高塚駅

7:51
 スタート

スタートするとすぐに、車が多い道は左に分かれて行き
比較的静かな道になった。但し歩道がないので車が来ると
歩きにくい。

15:29
  二川宿本陣資料館
  かなり立派な建物だ。立ち寄りたいとは思ったが、
  駅に向かう

スピードアップしたおかげで15時15分頃に二川宿にはいる

「広重 白須賀(汐見坂)」

潮見坂を上ったところにある「おんやど白須賀」という休憩所
歴史資料館がある。
ここで休憩とする
13:25〜13:46

頂いた草鞋をリュックにつけて
歩きだす。
(10Cmぐらいのかわいい草鞋)



このおばあちゃん94歳です

11:09
新居宿関所跡に着く。
博物館もあるがパスをする。このあたりは、整備中で工事を
していた。


少し早いが昼食にしようとするが、食べるところがない。この先
のコースはコンビニもないと思われる。
たまたま見つけたすし屋に入る。
11:20〜11:50

 スーパーで売っているお寿司にも及ばない代物だった。

但しここで食べなければ14時半頃にコンビニを見つけるまで
何もなかった。

10:55
浜名湖競艇場のあるJR新居町駅通過

江戸時代は舞坂宿から新居宿までは渡船であり、渡船場
の事を雁木と言った。
これは北雁木跡だが、舞坂宿を出たところに本雁木もある。

松並木を過ぎるとエックス型の交差点に出て、直進の細い道を
行くと、舞坂宿に入る。

道に沿って十二支のモニュメントがある。
これはねずみで子の刻は午後十一時から午前一時まで
と彫ってある。

これは道の北側にあるが、南側は東海道五十三次の宿場
のモニュメントがある。

8:26
坪井にある秋葉灯篭を通過
これも結構立派なつくりだ。

「広重 舞坂(今切真景)」

15:43
今日の終了地点、二川駅に到着

15:59  二川駅発  (掛川行き)
16:26  浜松着
16:37  浜松発    (熱海行き)
19:02  熱海着 
19:10  熱海発    (東京行き)
20:17  大船着