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番号5683  日向倉山(ヒナタグラヤマ) 1,430.6m  標高差 666m 

所在地  魚沼市(旧北魚沼郡湯之谷村、旧北魚沼郡入広瀬村)  2.5万図「奥只見湖」  三角点 三等三角点(点名 日向倉・ヒナタグラ) 

掲載資料 日本山名事典

緯度 370851 経度 1391107 国土地理院

登山口  登山道なし。奥只見シルバーライン 銀山平トンネル出口。

山行記録  藪山ネット

 2021.04.10

 駐車場所(1:00)→尾根分岐地点(1:20)→日向倉山山頂(1:00)→尾根分岐地点(0:10)→日向倉山山頂(0:05)→尾根分岐地点(0:30)→駐車場所

 シルバーラインは3月末に開通したが、銀山平へは4月7日に開通したので早速向かった。
 シルバーラインから銀山平に出るとすぐに橋があるが、その手前に駐車場があるのでここに駐車した。
 土曜日なのですでに多くの車が駐車していた。
 3割方がスキーかスノボであった。
 前日に降った新雪が10センチくらいで気温は3度であったが無風なので暖かく感じた。
 積雪1m20pくらいの雪面を山裾に沿ってコンクリートの建物に向けて進んだ。
 建物の裏側の尾根に取り付いたが、最初は急斜面であるがトレースに従って登った。
 天気予報では、午後快晴となる予定だったので日向倉山山頂や荒沢岳は、雲に覆われていた。
 標高400mくらい登ると尾根分岐地点に着いたが、赤崩山は後で登ることにして日向倉山に向かった。
 尾根には十分な雪があり、新雪があるが雪は緩んでいないので適当な場所を選んで登った。
 緩やかな尾根を標高1196mピーク、1277mピークとアップダウンを繰り返して登った。
 天候が良くなって山頂を見ながら登ると日向倉山山頂に着いた。
 日向倉山山頂は、細長い山頂で雪一色で覆われていた。
 未丈ガ岳とその奥に毛猛山が見えたが、越後駒ヶ岳と荒沢岳の山頂は雲で覆われていた。
 段々良くなる天候で展望を楽しみながら往路を尾根分岐地点まで戻った。
 ここから赤崩山へは尾根伝いに小さなピークをひとつ越えて登ると赤崩山山頂に着いた。
 赤崩山山頂も雪で覆われているピークなので、登って来た日向倉山から未丈ガ岳に続くパノラマと荒沢岳から越後駒ヶ岳に続く、展望が楽しめた。
 尾根分岐地点に戻って往路を下山した。
日向倉山 赤崩山
駐車場所 駐車場所から雪の壁を登る
山裾に沿って進む 小屋の裏の尾根に取り付く
尾根に向かって登る 尾根が近づく
尾根分岐地点・赤崩山への尾根を見る 尾根を日向倉山へは一度少し下る
標高1196ピーク 標高1277ピーク
日向倉山山頂に向かって登る 日向倉山山頂
日向倉山山から未丈ガ岳頂 日向倉山山頂から越後駒ヶ岳方面と登ってきた尾根
尾根分岐地点から赤崩山へ 赤崩山への登り
赤崩山山頂 赤崩山山頂から未丈ガ岳
赤崩山山頂から荒沢岳


 2016.04.03 青木さんの記録

 登山口(1:30)→P1196付近(1:40)→日向倉山(1:30)→1376ピーク(1:30)→未丈ヶ岳(1:00)→1376ピーク(1:00)→日向倉山付近(1:10)→P1196付近(0:30)→登山口
 シルバーラインが開通したとの情報があり、日向倉山までは、行ったことがあるがその先の、未丈ヶ岳には、このコースを使っていった事が無いので、挑戦です。
(先夜発、車中泊での挑戦です。)
 相棒は、未丈ヶ岳に行った事が無いとの事なので、シルバーラインの夏コースの出口の泣沢トンネルのチェックをしたが、?☆★※@記憶と違う。
 現在は、シル< br>バーラインのトンネルに直接つけられたシャッターから出入りする様になっている壁には、未丈ヶ岳の文字がある。
 試にシャッターを開けると、外側は材木で、雪囲いがしてあり、2m程の雪でした。
 以前の記憶だと、シルバーライン本体から別の車1台程が通れる程のトンネルを10m程進んだ先にシャッターが有ってそこを出た覚えがある。
 記憶違いか?それとも出入り口が変わったのかは不明です。
 トンネルの途中から、銀山平に抜けた。
 橋を渡ると、お土産屋らしい建物と、駐車場が、以前はあったハズだがそれも、今回も今年は無い。
 仕方ないので、トンネル出口付近に駐車しました。
 ここも小雪です。例年なら雪の壁が有るのだが、それが無い。
 登山ルートは、トンネル手前を50m程上流に進んだ、水道施設と思われる、コンクリート造りの建物がある尾根を登ります。
 1時間半ほどで、赤崩山から日向倉山に続く稜線に到着です。目標の未丈ヶ岳から権現、桧などが良く見えます。
 また、シルバーラインの開通を待っていたと思われる方々の登ってる姿も見えます。
 稜線到着後、ほぼ残雪のコースをまた、1時間半ほど掛けて日向倉山着です。
 尾瀬の燧ケ岳が良く見えます。
 未丈ヶ岳までは、ここでようやくコースの半分です。
 進むべきコースが良く見えます。ほぼ残雪で、問題無いようです。
 日向倉山から未丈ヶ岳に向けて進みます。
 途中から振り返ると日向倉山には、沢山の方が到着のようです。
 歓声もかすかに聞こえる気がします。が、こちらに向かって 来る気配が、無い。
 ようやく途中の1376ピークです。
 奥只見丸山スキー場方面の稜線に、オレンジのテントらしき物がみえる。
 目を凝らすと人が動いてる気配もする。
 その先のスキー場のリフトは、動いてるようだが、お客さんは、あまり居ないようです。
 未丈方面には藪らしき物が見える。
 進んでみるとここに少し、藪が出ていました。
 かなり手ごわい藪ですが、距離が短いので救われました。
 ようやく頂上付近です。
 少し藪っぽい所が有ります。そこを過ぎて少し進むと、山頂です。
 山頂には、雪が無く、三角点山頂の案内は、出てました。
 途中で、我々を抜いた関東からのペアは既に到着していました。
 今日の未丈ヶ岳は我々とこのペアの4名だけです。
 大多数の方の本日の目標 は、日向倉山までだったようです。
 山頂からは、回りの全ての山々が、見えます。
 燧ケ岳、日光白根、平ヶ岳、荒沢、中、駒、八海、米山、権現、弥彦、角田、うっすらと佐渡、守門、粟、浅草、桧、毛猛などが丸見えです。
 しばらく眺望を楽しんだ後、ほぼ往路通りに帰りましたが、日向倉山は、途中から巻いて、一寸だけ時間短縮を図りました。
 天候に恵まれて非常に良い山行でした。
登山口付近 P1196付近
日向倉山から未丈ヶ岳 1376ピークから日向倉山
1376ピークから未丈ヶ岳 未丈ヶ岳手前から山頂
未丈ヶ岳山頂


 2010.04.25 山道さんの記録 赤崩山〜日向倉山



 2009.04.04 青木さんの記録

 石包橋(1:20)→P1044(1:30)→赤崩山(1:45)→日向倉山(1:20)→赤崩山直前降り口(0:30)→トンネル出口
 初めて日向倉山を目指しました。
 R352の石包橋から登りました。この付近で、積雪2m弱位です。石包橋の手前まで、除雪してありました。
 かろうじて空いている路肩に駐車しました。
 駒ケ岳を目指す人が、多くいましたが、日向倉山方面は、我々のみでした。
 石包橋を渡り最初のなだらかそうな尾根に取り付きました。
 この1週間で降った雪が20pほどあり、カンジキを付けても20pほど潜ります。
 思っていたほど、雪は、締まっていません。暖冬の影響でしょうか。40分ほどで、ワイヤーを設置した跡と思われる構造物がありました。
 そこを過ぎてP1044に到着です。この日は、曇りでしたが、ガス、風が無く、中、駒、荒沢、が良く見えました。
 P1044にてようやく未丈が見えました。セッピを避けつつ赤崩山に進みます。
 赤崩山の手前に、下降点を示すテープがありました。我々も帰りは、この尾根を下ることにして、先の赤崩山へ進みます。
 ようやく一つ目の目標の赤崩山到着です。先に日向倉山が、よく見えます。先が長そうなので、小休止後出発です。
 赤崩山山頂出発後、少し進むと、昨日麓から日向倉山へ往復したと思われる跡に合流しました。
 スノーシューと、スキーの2人のようです。しばらく進むとブナの木の上に熊の棚跡がありました。初めて見ました。
 日向倉山への傾斜がきつくなりはじめた所から、ピンクのテープが現れ始めました。
 3/20の皆川さんのマーキングテープ?又、この付近から尾瀬の燧ケ岳の双耳峰が見え始めました。
 ようやく日向倉山山頂でした。
 未丈までのルートがハッキリと見えます。いずれは、このルートでも行って見たいものです。
 未丈の奥に、守門・浅草らしき真っ白な山が確認出来ます。奥只見湖も遥か下に見えます。
 相変わらず曇りですが、風が弱いので、寒さはそれほどでもありません。昼ご飯をすませ、来たルートを戻りました。
 下りは、赤崩山手前の昨日の人のルートを使いました。
 麓までほぼ一直線です。かなりの傾斜です。ほぼ尾根沿いに降りて、最後に右の沢方面に降ります。
 水道の施設らしき物がありました。そこから、200m程で、シルバーラインのトンネル出口です。
 最初からこのルートを使えば、時間短縮出来たと思います。
 ここから15分ほど掛けてアスファルトを歩いて、石包橋の車まで戻りました。



 2009.03.20 皆川さんの記録

 日向倉山の山頂100m程下まで 登山者4名
 5時15分小千谷原信前集合、6時過ぎシルバーラインに入り銀山平に向かう。
 トンネル出口では他に車は無く、雪は昨年より又少ない。2m無いと思われる。
 残念ながら雪には変わらず、土砂降りの雨で久々に雨具を着る。
 雪壁を登る必要も無く、道脇でスノーシューをつけて歩き始めると2人乗りの車が止まり「元気だねー、駒に以降と思ったけどやめました」と言いながら去っていった。
 コンクリートの機械室も殆ど出ている。雨で雪が緩み、とっつきの急登も全く問題なし。
 雨はひどく、これだと赤崩で雪洞かと話しながら歩く。
 ただ、土砂降りの中で雪洞は掘った事は無いので、屋根はどうなんだろう、ツェルトでも広げなきゃダメ?と変なことを考えていた。
 一部20pほど潜る所もあるが、スノーシューを履いて5pから10pほど潜るだけで、足元も良く滑落は心配なさそう。ただ、東側の雪庇には注意必要。
 雪質からして人の後をトレースするより勝手に歩いたほうが楽である。
 急登を終えた付近の西側は地面の出ているところがあり、マンサクも咲いていた。
 時に雪のかぶったクラックがあり足をとられる。
 1時間ほどで稜線。張り出した雪庇も無く稜線に乗れる。
 稜線に出る頃から小降りになり、予定通り日向倉に向かうことにする。テープの必要もなさそうである。
 雪が少なく、地形の凹凸がそのまま出ているのでアップダウンが大きい。
 例年なら雪で埋まってトラバースする所に大きくカールができている。とんでもない小雪の気がする。
 薄日が差し込み明暗がはっきりしてきたと思ったが、段々ガスが出始め、1200を過ぎたころから、マーキングテープを付ける。視程は20〜30m程か。
 稜線はクラックが入り、木の根元を辿る。
 H君から声がかかり、ピーク100m程下の雪庇にベースを掘る事にする。
 穴を掘り始めたらえらく硬い、ピークのクラスとした雪面ならわかるが、スコップで突っついても1〜2cm傷がつくだけ。思い切り突っ込まないと削れない。
 ピッケルでと思いやってみるがラインを入れるのがやっと。根気良く突っつくしかない。
 やはり、暖気のせいで雪が締まったのか?
 もう、ピークへの思いは全く無く、雪に変わり、風も出てきているので早く居場所をとの思いだけ。
 岩棚の地蔵さんよろしく各自(1箇所は2人でひとつ)小さな穴を掘る。温度計が良く見えず、気温は−3〜−4℃くらい。
 ツェルトで穴ふさげばいいのだが、帰ったから乾かすのを考えると広げる気になれない。
 乾いたものに着替えるが、なんせ狭くてやっとである。宴会ではなく夫々が乾杯。味噌汁を作り配る。
 やはり、暖かいものはうまい、ビールはやめてウィスキー。甘くてうまい。配って残った鍋に赤飯と梅干のおにぎりを入れて味噌雑炊にする。梅干と高野豆腐と油揚げが絶妙にうまい。
 無線でJIに呼ばれるが長く話す余裕も無く。H君からお湯をもらいコーヒーで締め。いつもより早く店じまい。
 だれもピークとは言い出さず下山。木々にまだ子供の霧氷ができ始めていた。
 クラックに注意しながら早々に下る。ここんとこ体調も悪く前のように走れない、困ったもんだ。
 再び、小雨の中を下る。
 稜線から下るとさらに雪が緩み、木々の回りが穴になっている。走ると胸まで落ちる。
 車に戻るとトンネル東斜面で雪崩防止柵の下でボーダーが遊んでいる。「気をつけたほうがいいぞ」と一言だけ行って帰る。
 もう少し気温が下がってくれればと思った一日であった。

日向倉山から荒沢岳、駒ヶ岳 日向倉山から魚沼市
日向倉が見える 日向倉山、直下やはりガスがかかる
日向倉山稜線1/3程、いつもならできないカール 日向倉山稜線から未丈ヶ岳
日向倉山での雪洞


 2006.04.15 皆川さんの記録
 銀山平の上り口は壁がなだらかで取り付きやすい。積雪4メートルくらい?
 雪は凍っていない、少しもぐる程度。
 先行パーティが2つ。東京スキー部隊が湖畔をあるいて直接日向倉の南尾根に向かった。
 もうひとつは、100mほどわれわれの先を歩いている。
 8:15スタート、相変わらずYさんは飛ばす、Hさんが付いてこれない。50〜60の男一人、女3人のパーティを追い越す。
 100mほど登ってYさんに「早すぎるよ、Hさん来るまで待っててよ、俺は半袖なんで寒いからゆっくり歩いてるよ」と言って先行する。それでも1100主稜線まで45分でついてしまった。いかにYさんが飛ばしたかわかる。
 風が強く10〜15m、帰りには最大20m弱は吹いていた。
 待っていても寒いので、手振りで穴ほってると米さんに伝えて先に進む。
 北斜面が少しクラストしている。
 稜線は雪が少ない気がするが、南側には厚く、雪稜の幅が広い。取り付きの急登で稜線が出ているところがあった。
 45分ほどで、日向倉直下の急登に差し掛かったが後ろに誰も見えないので、ここでやめてもいいように、また風も強いので鞍部にベースキャンプ用に穴を掘ることにする。
 20分ほどでYさんたちが付いた。ここでやめるような話なので、そのまま穴を掘り、Hさんが中に入り、穴を仕上げて、Yさんをさがすとピーク直下まで行っていた。
 Hさんに断り、空身でピークに向かう。荷物が無いと早い、13分でピーク着
 東京のスキーヤーは東側雪庇に、風の中穴も掘らず張り付いていた。
 南稜線は一時スキー脱いだが、一本のぼりでよかったとのこと。
 風が強いので穴の中まで風が巻いてくる、一時間ほど味噌鍋食べてすごし、退散
 くだりは穴から1時間5分であった。
日向倉山に向けて 日向赤崩から荒沢岳
日向赤崩直下 日向倉山山頂直下
日向倉山から未丈ヶ岳


 2000.4.上旬 皆川さんの記録
 登山口(0:50)→主稜線(1:20)→日向倉山山頂(1:00)→登山口
 先週に引き続き銀山平に入る。トンネル出口は相変わらず5〜6mの積雪、銀山平の積雪も4〜4.5m程度と思われる。除雪は伝之助小屋までで1車線のみである。駒に向かうにも車はトンネル出口に駐車するしかない。
 スノーシューを履きトンネルから右に向かい2つ目の尾根に取り付く。先週の赤崩山の後1mは降ったという雪も半分以下に下がり雪面は固くクラストして殆ど潜らない。アイゼンが利くのでスノーシューがありがたい。
 相変わらずコンクリートの機械室は雪の中で殆ど見えない。雪庇に乗らないようなるべく北西側を進む。日向倉の山頂がとなりの尾根の上に光って見える。50分足らずで主稜線にでる。一服して市町村境界を東に向う。雪庇が大きいところは10m近くある落ちても困るのでブナ林に沿って北側斜面をトラバース気味に進む、ブナ林の幹が殆ど雪にもぐり枝しか見えない。今日は天気が良いのでテープや旗はつけないで進む。ピッケルを出し慎重に進み3人で頂上ピストン、頂上では360度の申し分無い展望が待っていた。
 トンネル出口の沢で今日もカモシカが送ってくれた。
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