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番号1921 飯豊山(イイデサン)別名 飯出山(イイデサン) 四季山(シキサン) 2,105.2m

所在地 喜多方市(旧耶麻郡山都町) 2.5万図「飯豊山」 三角点 一等三角点(点名 飯豊山・イイデサン) 標高差 1,600m

掲載資料 2万5千地形図、新潟の山50、越後の山旅、新潟県観光便覧、日本百名山、越後百山、コンサイス山名辞典、日本山名事典、日本の山1,003山、会津百名山、山形県の山

緯度 375118 経度 1394225 国土地理院

登山口 登山道あり。東赤谷口。大石口。胎内口。実川口。弥平四郎口。川入口。大日杉小屋口。飯豊鉱泉口(丸森尾根コース、梶川峰コース、石転び雪渓コース、ダイクラ尾根コース)。

山行記録  藪山ネット

 2010.07.29〜30 酔いどれ山ガラスさんの記録 大日杉小屋〜飯豊本山



 2001.08.09〜12
 小白布沢登山口(3:00)→地蔵岳(2:20)→切合小屋(2:00)→飯豊山(1:30)→御西岳(1:00)→大日岳(1:15)→御西岳(1:00)→飯豊山(1:30)→切合小屋(2:00)→地蔵岳(2:00)→御沢
 民宿から車で林道を小白布沢登山口へ送ってもらう。林道は工事中であまり整備されていない。大日杉方面への工事中の橋の手前で、左へ道が別かれて小白布沢へ入ると急カーブがあり手前に駐車スペースがある。林道はここから100mくらい奧に入っていて終点には、6〜7台が駐車できる。
 最初は、小さな沢をいくつも横切るように登る。道はプラスチックの土留め等で整備されている。尾根に登ると大きなブナが現れ付近の山を見ながら登ると主尾根に着く。御沢から登るより40〜50分は短縮できた。
 御沢からの登山道に合流すると登ってきた登山道へは「工事中につき通行止め」の看板が立っていた。合流点は旧横峰小屋から50mくらい登った地点である。
 合流点から三国岳へは地蔵岳へ登らずにトラバース道がついている。このため地蔵岳付近の道は、通行者がなく一時未整備の状態が続いたが、現在は整備しているとのことであった。
 御沢から地蔵岳の間の登山道は、長年使用されて溝状になっていて歩きにくい道である。
 トラバース道は、一度登ってから水平にトラバースしており、水場に向かって付いていて、道のすぐ脇においしい清水があった。清水から5分くらいで主登山道に合流する。
 剣が峰は、両側が谷の岩場で慎重に登る。三国小屋で弥平四郎口からの道と合流する。ここからは高山植物も多くなってくる。
 上り下りを繰り返して七森を過ぎると種蒔山の登りとなり雪渓も見えてくるが今年は暑い日が続いたためか雪渓が小さい。種蒔山付近からマツムシソウを筆頭に高山植物のオンパレードが続く。飯豊が初めての4名がイイデリンドウを見つけて歓声を上げる。今年は、花の色が鮮やかに感じる。
 今回の山行は、切合小屋をベースに大日岳を往復するお花見、写真撮影をメーンに計画したので、早速、切合小屋でくつろぐ。10名で分担して荷揚げした食料、果物、酒、ビール等を毎食時ごとに小分けする。小屋にも高価なビールがあるが、荷揚げした酒類は豊富で2日間は十分持ちそうである。
 当日は、パックツアー客の団体が二階を占領しており過密度が高く、夜から雨となったがいびきで雨の音が消されていた。
 翌日の夜明けには雨もあがり当日のメインコースとなる大日岳、本山等をバックに写真撮影したのち出発する。草履塚手前の雪渓も少なく、チングルマソウも花と毛になった状態のものが半分半分となっていた。
 草履塚から御秘所への下る場所で、猿の軍団が岩場に群れて奇声を上げていた。
 飯豊本山神社で参拝、神主さんは15日まで居るとのことであった。山頂付近には、イイデリンドウが多く咲いていたが、登山者は少ない。
 御西小屋から大日岳へは、ニッコウキスゲやマイヅルソウが咲いていたが本山付近より花は少ない。
 大日岳から西大日岳へは、少し藪がある程度との登山者の情報であった。
 大日岳から登ってきたコースを見ながら、切合小屋まで引き返す予定であったが御西小屋を過ぎると雨となった。
 最終日は、朝から本格的な雨の中を三国岳、御沢へと下って、「いいでの湯」で入浴して帰る。入浴料は500円で飯豊鉱泉のような赤い湯と透明な湯の浴槽があった。




 2000.8.18〜20
 大日杉小屋(3:00)→地蔵岳(2:20)→切合小屋(2:00)→飯豊山(1:30)→切合小屋(2:00)→地蔵岳(2:00)→大日杉小屋

 夜に車で出発して大日杉小屋へ行く。21時30分着。駐車場は20台位。大日杉小屋は平成11年に新築され発電設備のあるりっぱな山小屋であった。テントを持参したが小屋が空いていたので小屋泊りとした。宿泊客は他に1名いたが、我々2名で1階を貸切りの状態だったので管理費1500円以上の価値はあった。

 登山道は、ブナ林の中を地蔵岳手前まで急登が続く。鎖のあるザンゲ坂を登ると10分くらいで長之助清水で最初の休み場所にちょうど良い。この水場からすぐに御田に着く。ここには大きな杉の木と杉に抱かれた石碑がある。大きな尾根に出ると両側の山並みも見えてくる。最初に登りきったところが滝切合でだまし地蔵とお呼ばれている。ここからは低潅木となり地蔵岳に着く。山頂に三角点があり、飯豊の山並みが見渡せる。

 地蔵岳からは、緩登となるが数回アップダウンがあり、高山植物も豊富になってくる。最初の下り坂にある雪渓は枯れていた。1523mのピークまでの中間に目洗清水があり、ハクサンコザクラが満開であった。下山時にこの付近で猿の群れに出会った。1523mのピークを過ぎると花崗岩とダケカンバの林となり、山容が一変し御坪に着く。ここから少し行くと雪渓を利用する切合小屋への直登コースがあるが、雪渓がクサっており沢登りの状況だったので尾根の通常コースを登った。主縦走路の尾根の手前に2箇所の雪渓があったが、特に危険もなく渡れた。主縦走路に出るまでに出会った登山者は、登りで追い越した1名と下山の3名だけの静かなコースであった。

 切合小屋泊まりとしたので午後からゆっくり時間を過ごす。管理費は2500円であるが食事を頼む登山者もいる(6500円位?)。翌日、日の出前に山頂へ向かう。チングルマ、マツムシソウ、トリカブトが花盛りであった。本山小屋も昨年新築したので綺麗な小屋であった。神社の神主さんは上旬に降りたとのことであった。天候も良く山頂からは360度の展望を楽しむ。火山で登山規制に入った磐梯山の鋭鋒が目だって見えた。

 帰路に「ホテル フォレストいいで」で入浴する。昨年できた施設で入浴料300円と格安であった。



 2000.10.06 山道さんの記録 門内岳−飯豊本山

 1999.08.14 吉田さんの記録 飯豊本山

 1998.08.18 吉田さんの記録 飯豊本山

 1997.08.14 吉田さんの記録 飯豊本山

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