金色のコルダ PSP版


 『金色のコルダ』についての全体的な感想はPC版のページに、PS2版の追加要素についてはPS2版のページに書いたので、それぞれご覧ください。ここでは、PSP版の追加要素について語りたいと思います。
 PSP版には、PS2版での追加要素はもちろん、新たなおまけイベントやクラシック音楽クイズ、イベント回想機能、さらにはゲーム中の楽曲やBGMを聴くことができる音楽プレイヤー機能まで付いています。また、以前に選んだことのある選択肢がわかるようにもなりました。
 中でも嬉しかったのはイベント回想機能。「オールイベントコレクション機能」というだけあって、541個ものイベントを見ることができます。しかもあらゆる分岐を選択することができるので、イベント自体を一度見てさえいれば、自分が見ていないパターンも見ることができるのです。 イベントの数が膨大な上、主人公の能力値等によって細かく台詞が変わるこの作品では、非常にありがたい機能だと思いました。通ったイベントによって台詞が変わるエンディングだって、全てのパターンを見ることができちゃいますよ!
 新たなおまけイベントは30個。コンクール期間前の登場人物たちを描いたものや、主人公の演奏した楽曲について男性ライバルたちが語るものは、PS2版で加わったおまけイベントとも一味違って楽しめます。攻略対象キャラ(女性キャラ含む)ごとのイベントも2個ずつありました。 ひとつはゲーム中の恋愛・友情イベントのような雰囲気で、もうひとつは主人公と二人で出かける後日談。男性キャラについてはどちらも恋愛色強めなのに甘くなりすぎていない、コルダらしい素敵なイベントでした。
 音楽プレーヤー機能では、PC版やPS2版では聴くことのできなかった、ゲームのBGMや合奏も聴けるようになりました。コルダのBGM、特にキャラクターごとのテーマがとても気に入っているので、大喜びで聴いています。
 クラシック音楽クイズでは、正解数に応じてごほうびが貰えます。ごほうびの中には、イベント回想機能で見られるイベントが一つ増えるといったものも。そう、実はこのクイズ、イベント回想機能の救済としての役割も担っているのです。 あまりにも膨大なイベント回想機能。この救済がなければ、私は100%にするのを諦めていたことでしょう。あってくれて本当に良かった。
 このように、PSP版の追加要素はゲームをやりこみたくなるようなものばかりです。よって、コルダ初挑戦の方だけでなく、コルダというゲーム自体が好きならば、PC版やPS2版を持っている方でも楽しめると思います。 私もPSP版で久しぶりにプレイして、この作品の面白さを再確認しました。しばらく離れてたけど、やっぱりコルダ大好きだー!

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