金色のコルダ PS2版


 『金色のコルダ』についての全体的な感想はPC版のページに書いたので、そちらをご覧ください。ここでは、PS2版の追加要素について語りたいと思います。
 PS2版で追加されたのは、恋愛エンディングのムービーとおまけイベント、スチルです。本編自体はPC版ほとんどそのままの移植でした。 そのため、プレイしていてPC版との大きな違いを感じることはありませんが、エンディングと想い出機能はびっくりするほど充実しています。 特に、PC版ではあまりにあっさりしていたエンディングにスチルやムービーが加わり、かなりドラマチックなものになりました。 突然楽譜を貰い、唐突に主人公が演奏しだす感のあった「愛のあいさつ」についてもゲーム中でだいぶ説明されており、わかりやすくなりました。 想い出機能は種類も増えているし、スチルに説明がつくなど、細かなところでも良くなっています。
 ムービーは男性キャラごとに2種類ずつあります。ひとつは恋愛EDを迎えると見られ、もうひとつは珠玉EDを迎えると見られます。 前者はPC版をプレイした人なら「おおっ!」となって、それなりにときめくと思うのですが、 PS2版で初めてプレイした人にとってはなんてことのないものだと思います。あまり印象に残らないのではないでしょうか。 後者の珠玉ムービーは、織り込み方がとても素敵です。「珠玉の時間」スチルに繋がる演出なのですが、ここの流れがとにかく良いのです。 PC版ではあまり直接的な言葉はもらえませんでしたが、このムービーではどのキャラもなかなかストレートに想いを表現してくれますよ。
 おまけイベントはエンディング後の設定のものばかりなので、どれも非常に甘いです。PC版はなんだったんだろうかと思うくらいラブラブです(笑)。 しかもフルボイス。長さもそれなりで種類も結構あるため、コルダに萌えを感じているなら間違いなく楽しめます。
 以上のことから、これから『金色のコルダ』に挑戦しようと思っている方は、迷わずPS2版を選ぶべきだと思います。 PC版を買ってしまうと悔しい思いをするかと。 また、PC版をプレイした人でも、コルダが好きでお気に入りのキャラクターがいるのであれば、PS2版も購入して損はないでしょう。 ゲームそのものは楽しめたけれど、特にキャラクターに思い入れはないという人は、PS2版まで購入する必要はありません。 追加要素はPC版で不足していた糖度を補っているものの、それ以外の部分はそう変化していないので。ちなみに、私は買ってよかったと思っております。 後悔はございません。もうどうしようもなくコルダが好きです。ハハハハハ。

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