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 寺院観光で最初に向かったのは、タイ語で「暁の寺」という意味の、ワット・アルンだった。この寺が建てられた当時はワット・チェーン(夜明けの寺)と名づけられ、ワット・アルンとなったのはラマ4世の時代。その名のとおり、明け方、メナム(川)に映る暁の寺はとても美しい。バンコクのトンブリ地区にある。また読んだことはないのだが、三島由紀夫の、「暁の寺」のモデルになったところとしても有名だ。

   

     船上から見た暁の寺!          夜明けに見るとこんな感じ!

 バンコクはチャオプラヤー川によって東西に分かれているが、ワット・アルンは西側、つまり川の向こう側で渡し船に乗って行く。この渡し舟がなんとも情緒があった。乗ってしまえばほんの5分ほどで対岸に着いてしまうのだが、タイの人たちには重要な交通機関だ。対岸に着いて驚いたのは、渡し舟の乗り降り口にも大きく、国王ラマ9世の写真が飾ってあったこと。このあと日を追って分かったのだが、タイではいたるところに国王の写真が飾ってあった。暁の寺に着くと、観光地らしく順路に従って進んでいく。1767年、ビルマによってアユタヤ王朝が滅ぼされたあと、タークシンがここに王朝を移したのだが、この大仏塔が素晴らしかった。75mもの高さがあるこの大仏塔は、レンガを積み重ね、漆喰を塗り、金箔を載せているんだとか。そしてこの大仏塔をいろいろな神々が支えている。途中まで上ると見晴らしの良い回廊があり、チャオプラヤー川を見ながら1周できるようになっていて、各所には仏像が安置してある。順路の最後のほうは、観光地お決まりのお土産店が立ち並び、民族衣装の女性たちが記念撮影に応じていた。オレも彼女たちと記念写真に納まろうとするとチップが必要だという。彼女たちは、これを仕事として民族衣装を着込んでいるのだから、当たり前といえば当たり前か?ポケットにあった紙幣を1枚づつ渡すと彼女たちは大喜び。まだタイ紙幣に慣れないオレは、100バーツ紙幣(約300円)を渡していた。お土産屋で、Tシャツ1枚が200円程で売られていたので、ちょっと多く渡し過ぎたのかもしれない?

   

    渡し船の看板!             渡し船に乗って!

   

渡し船の乗り降り口にも国王   暁の寺!途中まで上ると回廊
ラマ9世の写真が!        があり1周出来た!

   

    敷地内には、いたるところに仏像が安置してある!

    

これは、“歩く仏像”だそうだ!右は暁の寺院をバックに記念撮影!
民族衣装の彼女たちと写真を撮るのにもチップが必要だった!

   

         敷地内にあったお土産屋!Tシャツは1枚200円だった!

 暁の寺を見終わり、再び渡し舟に乗り東側に戻った。次はクルンテ−プ地区にある、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)に向かった。   




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