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 北京3大観光のひとつ、故宮博物院をまわっている。とにかくここは敷地が広い。そして万里の長城と同じく歩いているだけで、「中国四千年の歴史」 を肌で感じることの出来るところである。この故宮には歴代の皇帝たちが約500年も住んでいたという。入り口を入り、太和門(たいわもん)〜太和殿(たいわでん)〜中和殿(ちゅうわでん)〜保和殿(ほわでん)と続くのだが、とにかくスケールが違う。そして乾清門(けんせいもん)を抜けて、乾清宮(けんせいぐう)〜坤寧宮(こんねいぐう)と続き、坤寧門(こんねいもん)を抜けて裏庭の御花園を通り、やっと裏門になる神武門にたどり着く。もちろんこれは、ほぼ真ん中に配置されている主要の建物だけであり、その両サイドには数え切れないほどの建物が点在している。ひとつひとつ見ていたら1日では無理であろうと思う。

    

乾清門(けんせいもん)!中国の宮殿の   乾清宮(けんせいぐう)!明代から清代
理想は「三朝五門」といって、3つのエリ   まで皇帝が居住した場所で、寝室兼、
アと5つの門があること!故宮にも5つ    執務室として使われていた!
の門がありそのうちの1つ!
   

坤寧門(こんねいもん)を抜けたところにあった木々!右は推秀山(たいしゅうざん)!
中国を代表する名意志、太湖石を積み上げた築山!上には御影亭という、皇帝の
お茶飲み場がある!

 

 裏庭を抜け、「これで終わりかな?」 と思っていたらガイドの曲さんが、「今日はここ、故宮博物院に有名人が来ているので、今からみんなに会わせてあげる。」 という。北京でも有名人らしい。誰かと思い曲さんの後について建物に入っていくと、そこに座っていたのはなんとあの、ラストエンペラー(愛新覚羅薄儀)の弟(愛新覚羅薄傑)の甥にあたる、愛新覚羅義明という人だった。とうとう生きてる歴史?に会ってしまった。彼は74〜5歳で、書道の有名な先生。ボランティアで週に1度ここ故宮博物院に来て彼の書を販売、そのお金はすべて2008年の北京オリンピックを迎えるにあたって、故宮博物院の修復費に充てられるという。今日がちょうどその日で、我々はラッキーだったわけだ。(帰国してその話を、一昨年北京旅行をした後輩に話したところ、「オレも会いました!」 とか言っていたので、案外毎日のように来ているのかも知れない。) 書の方は色紙だと1枚5000円、書道紙だと1文字5000円。自分の好きな言葉を書いてもらえて(愛新覚羅の印付き)、一緒に並んで記念写真を撮ってもらえるらしい。ちょうどツアーメンバーの中に書道好きな2人組のオバチャンがいて、感激しながら書いてもらっていた。オレも、「愛新覚羅の色紙が5000円なら!」 と思い購入しようと思ったのだが、なんせ書道なんか興味がないもんだから急に言われたって言葉が浮かばない。まさか、「麻婆豆腐」 と書いてもらうわけにもいかないし・・・・。そうこうしているうちに時間になってしまい結局買わずじまい、今となっては後悔している。それでも彼自身の写真は撮っても良いらしく、しっかりデジカメで愛新覚羅義明の写真は撮ってきた。この後神武門(裏門)から出てバスまで向かったのだが、ここにも物売りがたくさんいた。けっこうしつこく買うまでずう〜っとついてきそうだったので、みんなで物売りに向かって曲さんに教わった言葉、「不要!」(ブーヤォ!いらない、の意味) と叫びながら走ってバスに逃げ込んだ。

 

   

   

ラストエンペラー愛新覚羅薄儀の弟、愛新覚羅薄傑の甥っ子に
あたる愛新覚羅義明と書!


   

    壁新聞が貼ってあった!              神武門(裏口)!

 次は、「ここに来なければ北京に来たとは言えない!」 と言われている天安門広場へ行く。北京で一番訪れたかった場所だ。

 ワンポイントレッスン

 有没有日語的菜単?

 (ヨウメイヨウリーユーダツァイダン)

 日本語のメニューはありますか?

 対不起 没有 但是 有英文的 

 (ドイブチーメイヨウダンシーヨウインウェンダ)

 すみません ありません 英語のメニューならあります

 清等一下 我去看看 

 (チンドゥンイーシアウォーチューカンカン)

 少々お待ち下さい 見てきます





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