直線上に配置

         

                     天壇公園

               皇帝自らが五穀豊穣を祈願した祈りの場所

 

明と清、2代の皇帝が天からの天命を受け、五穀豊穣を祈願した祈りの場所である。入り口を入ると圜丘(かんきゅう)、皇穹宇(こうきゅうう)、祈年殿(きねんでん)が一直線上に並んでいる。一番目立つのは祈年殿だが、北部に地壇(現地壇公園)が完成してからは儀式の場はここから地壇に移り、重要性を失っていった。だがこの祈年殿は、釘を1本も使わず建てられ、今なお明代様式を伝える建物として象徴的な存在となっている。最も重要な意味をもつのは今は地壇しか残っていない圜丘である。

   

 北京市内を走る、二連結のバス!        ケンタッキー イン 北京!

   

  天壇公園入り口(裏側、東門)!           毛沢東の手巻き腕時計!

 バスは市内を40分ほど走り、天壇公園に到着した。この天壇公園も世界遺産の1つだ。バスを降り入り口(裏側、天壇東門)に向かって歩き出すと、ここにも物売りがいた。「ロレックスだよ!ロレックス!」 と、中国訛りの日本語で腕時計を売っているようだ。偽物のロレックスには興味はナイが、毛沢東の写真が入っている面白い腕時計があったので思わず買ってしまった。言い値の150元(約2250円)を、130元(約1950円)に値切って。この話には続きがあって、帰国してからこの時計をしていたら1日も持たずに、止まってしまった。「こんなに早く電池が切れてしまって、北京で不良品を掴まされたか!」 と思い近くの時計屋へ行き、電池交換を頼むと、しばらくして時計屋が、「お客さん、電池切れじゃないです。この時計は手動式、手巻きですよ。」 と言われ、「今、この時代に手巻き時計か!」 と感激してしまった。入り口から入って行くと、すぐに祈年殿が見えてきた。天気もだいぶ回復していたので、外国人観光客に混じって中国人観光客の姿もちらほら見える。これだけの建物を1本使わずに建てたというから凄いものだ。建てられたのは明代1420年で、竣工当時は1番上の屋根は青、2番目は黄、3番目は緑でそれぞれ、天、皇帝、庶民を表していた。1751年、頂を金色にし、3つの屋根を青瓦に統一、今の祈年殿となった。祈年殿内部には太い柱があるのだが、中心部近くの4本の柱は赤地に金色で花が描かれており、春夏秋冬を、それを取り巻く12本の柱は1年12ヶ月を象徴しているらしい。

   

  釘1本使われていない、祈年殿!              祈年門!

   

      天壇公園資料館!            遊びに来ていた中国人親子!

  ワンポイントレッスン

 包一天多少銭?(バオイーティエンドゥオシャオチエン)

 1日貸切でおいくらですか

 到上海多少銭?(ダオシャンハイドゥオシャオチエン)

 上海までいくらですか

 我吃好了(ウォーチーハオラ)ごちそうさまでした





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