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 雪は止んだが、12月の北京はとても寒い。雪景色の中、頣和園を奥へと進んで行った。しかし、ここも敷地がとても広い。違う旅行会社の日本人観光客とすれ違った。この寒い日に観光に来ているのは、日本人だけみたいだ。ガイドブックにも載っていた、楽寿殿と石舫の間を結ぶ全長728mの屋根付き廊下、長廊が目の前に現れた。これは雨や雪の日でも、傘なしで濡れる心配もなく回りの風景を楽しめるように造ったのだとか。廊下の内側と外側にそれぞれ絵が描かれている。その総数は14000枚もあって、同じ絵は1枚もないという懲りようらしい。軍費を流用して造っただけあり、とても贅沢な造りだ。しかしよく、まぁ、700mからの廊下を造ったもんだと思う。この長い廊下を渡りきるとこれもここ頣和園の見所、石の船、清晏舫が見えてきた。この石の船は皇帝と王朝のシンボルであり、船は皇帝、水は庶民を表している。石の船(皇帝)は水(庶民)が動いても動かない、庶民の動きにはまったく左右されないという、皇帝の権力の強大さを象徴していて、同時に沈まない石の船は、王朝の長期間にわたる安泰を祈念しているらしい。近くにはお土産売り場や、遊覧船乗り場があった。春~秋にはこの広い湖を遊覧船が走るようだ。ここで記念写真を撮ってから来た道を戻ったのだが、途中、頣和園の資料館に入った。小さな造りではあったが、西太后の生写真や、日本軍が占領していた当時の写真がありとても興味深かった。しかし残念なことに、こういうところには必ず監視員がいて写真は撮れない。それでも歴史追想という意味では充分な観光ではあった。この後は、“帝自らが五穀豊穣を祈願した祈りの場所” とされる天壇公園に行くことになっている。

   

    728mある、長い廊下!           廊下から見た仏香閣!

   

  敷地内にあった中華レストラン!           お土産屋!

   

      石の船 清晏舫!               中国人の門番!

   

       遊覧船乗り場!                  遊覧船!

ワンポイントレッスン

 超市(チャオシー)スーパーマーケット

 便利店(ビエンリーディエン)コンビニエンスストア

 修理一下(シウリーイーシア)修理してください

 一点都不好使(イーディエンドウブーハオシー)

 まったく動きません





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