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 お土産を置きに1度ホテルへ戻りすぐに出かけようかと思ったが、疲れていたのでそのままベッドに横になりTVを見ていた。この時期のイギりスはサマータイムで夜10:00頃まで明るいし、今夜はサタディ・ナイト、夜は長かった。TVのニュースでは、今日バッキンガム宮殿で行われた、エリザベス女王のパレードの様子が流れていた。チャンネルを変えてみると音楽番組などもやっていて、ポール・マッカートニィーがインタビューに答えている。びっくりしたのは日本のアニメ、ピカチューが放送されていたことだ。そういえばロンドンのおもちゃ屋で、ピカチューのぬいぐるみを売っていた。どうやら、イギリスの子供たちに人気らしい。

 夜8:00過ぎにホテルを出て、再びマシュー・ストリートへ向かった。途中、お腹が空いていたのでケンタッキーフライドチキンで腹ごしらえをすることにした。注文して会計のとき店員が、「○×◆◎・・・・」 何を言っているのか分からない。オレがキョトンとしているとまた、「◎□▲×・・・・」。店員がメニューの値段(3ポンド45ペンス)を指差して、やっと何を言っているのか分かった。ようするに、「(お支払いは、)3ポンド45ペンスになります。」 と言っていたのだ。これが噂に聞いていたリバプール訛りだった。簡単な英語でも、本当に何を言っているのか分からない。「お前、本当に英語を喋ってんのかい?」 という感じだ。帰国してからイギリス出身の外国人に、「リバプール訛りは聞き取れたかい?」 と聞かれて、「全然、聞き取れなかった!」 と答えると、「オレだって分からないよ!」 と言っていた。けっしてオレのヒアリングが悪いというわけでもないみたいだ。

 マシュー・ストリートを入って行くとパブやライブ・ハウスが賑わっていて、外にいても中のライブ演奏が聞こえてきた。さすがにビートルズ通りということもあり、LENNONS BAR というのもある。左側にあのキャバーン・クラブを見て、その先右側にキャバーン・パブというのが見えた。そこからレッド・ツェッペリンのロックン・ロール≠ェライブで演奏されているのが聞こえてきたので、吸い込まれるように地下のキャバーン・パブへの階段を降りて行った。中に入るとディスコ状態で、熱気ムンムンだった。店内にはビートルズの写真やポスター、ギターなどが飾ってある。しばらくライブを楽しんだあと少し涼もうと入り口のところに行くと、日本人らしき女性2人組がいたので、「日本人の方ですかぁ?」 と聞くと 「ハイ、そうです!」 と彼女たち。ライブの音が大きくてついつい大声になってしまう。曲はディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーター≠ノ変わっていた。当たり前かも知れないが、どこの国でもヒット曲、みんなが聴きたい曲、バンドが演奏したい曲は同じみたいだ。入口に近い階段の静かなところに行って、話を聞いてみると、2人は北海道出身のSさんとKさんで、Sさんは旦那さんがスイス人のため20年前からスイスに住んでいるということだった。まさかリバプールで日本人に会えるとは思ってもいなかったのでお互いに感激し、ビールで乾杯をした。彼女たちもロックとビートルズが大好き人間で、Sさんにとっては2度目のリバプール来訪らしい。お互い話が弾みビールのピッチがあがる。3杯目のビールを空けたころライブが終わり、オレたち3人は向かいにあるキャバーン・クラブに場所を移すことにした。

   

   LENNONNS BAR !         ジョンの銅像!

   

 この銅像はジョンのアルバム、“ロックン・ロール” のジャケット(右)を、
 真似して造られたみたいだ!


   

     キャバーン・パブ店内にはビートルズの写真がたくさん! 

   

  迫力があり、いいライブだった!     彼はキャバーン・クラブのDJだった! 




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